| 【発明の名称】 |
照明用ランプキャップ |
| 【発明者】 |
【氏名】鈴木 利喜
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| 【要約】 |
【課題】ランプキャップの取付性や強度を向上させ、照明時に色むらの発生を防止する。
【解決手段】ランプ2の外周面を覆うため、一端を閉じ他端を開口端3とする略有底筒状で着色されたランプキャップ1において、内側面に凹凸を設け、ランプ1に装着したとき、前記凸部であるリブ5がランプ2の表面へ密接し、凹部が前記開口端3へ連通する通気間隙6となる。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】 ランプ外周面を覆うため一端を閉じ他端を開口端とする、略有底筒状で着色されたランプキャップにおいて、内側面に凹凸を設け、ランプに装着したとき、前記凸部がランプ表面へ密接し、凹部が前記開口端へ連通する通気間隙となる、ことを特徴とするランプキャップ。 【請求項2】 前記凸部が、複数のリブであることを特徴とする請求項1に記載のランプキャップ。
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【発明の詳細な説明】【0001】 【発明の属する技術分野】この発明は、照明用ランプの発光をカラー化するのに用いられるランプキャップに関する。 【0002】 【従来の技術】実開昭57−82005号には、ランプを長時間点灯させると、ランプとランプキャップの間の空気膨張によりランプキャップが外れてしまい、取付安定性を損なうので、これを向上するため、着色したランプキャップの先端に空気抜き用小孔を有する構造が示されている。また、実開昭59−74605号には、ランプキャップの開口端から長手方向にランプの略中央部まで達する切欠部を形成した構造が示されている。 【0003】 【発明が解決しようとする課題】ところで上記の従来例のうち、切欠部を形成したランプキャップのある場合は、このランプキャップの内径がランプの外形と略同じなので、前記切欠部を広げて装着するためランプキャップ自身が破損し易くなり、その結果、強度上の問題がある。 【0004】さらに、これらのランプキャップを装着してランプを使用した場合に、小孔部や切欠部が比較的見え易い位置に有るから、小孔部や切欠部からランプ自体の光が洩れて、ランプキャップを透過した着色光に色むらが発生し、照明装置としての機能を損なうことがある。そこで、本願発明の目的はこれらの問題点を解決することにある。 【0005】 【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため本願発明は、ランプ外周面を覆うため一端を閉じ他端を開口端とする、略有底筒状で着色されたランプキャップにおいて、内側面に凹凸を設け、ランプに装着したとき、前記凸部がランプ表面へ密接し、凹部が前記開口端へ連通する通気間隙となることを特徴とする。 【0006】第2の発明は、第1の発明において、前記凸部が、複数のリブであることを特徴とする。 【0007】 【発明の効果】ランプを長時間点灯すると、ランプとランプキャップの間でランプの発熱により膨張した空気は、ランプキャップの凸部とランプ間に形成された通気間隙を通り、ランプキャップ開口端から外部へ逃げる。従って、ランプキャップは空気の熱膨張により外れず、取付安定性が向上する。 【0008】また、ランプはランプキャップの凸部で接触しているため、これらの間の摩擦は小さく装着が容易であり、装着状態では凸部の摩擦により組立ライン上で落下しない程度にできるため取付性及び取扱性が良好になる。 【0009】また、ランプキャップの篏挿を凸部の変形によりおこなうため、従来例のようにランプキャップの切欠部を拡開するといった無理な応力を局部的に集中させない。そこで、ランプキャップが装着時に破損することもなく、必要な強度を得られる。 【0010】さらに、これらのランプキャップが装着されたランプを点灯した場合に、ランプの照明する側にランプキャップの開口部がない。そこで、従来例のように小孔部や切欠部からランプの光が漏れ、ランプキャップを透過する着色光に色むらが発生することがない。ゆえに照明装置としての機能を十分に発揮できる。 【0011】 【発明の実施の形態】図面に基づいて照明用ランプキャップに適用された本願発明の一実施例を説明する。図1はランプキャップを装着したランプ装置全体の正面図、図2はランプキャップを図3の2−2線に沿って断面にした図1と同様の図、図3は図2の3−3線相当断面図である。 【0012】図1に示すように、ランプキャップ1はランプ2の外周部を覆うように着色乃至半透明の有底略筒状をしている。このようなランプキャップ1は、例えばシリコンゴム等の適宜材料を用いて成形できる。従って、ランプキャップ1は、弾性に富む材料を用い肉厚も薄くしてあるため変形し易い。 【0013】さらに、このランプキャップ1は、一端のみが開口端3を形成しており、ランプキャップ1の頂部側となる他端側は閉じている。 【0014】また、このランプキャップ1の内周面4には、開口端3から他端側へ向かって直線状に延びランプ2の略半分の高さ程度に達する、リブ5が一体に形成してある。 【0015】リブ5は、ランプキャップ1の内周面4の周方向へ所定間隔で複数設けられ、それぞれはランプキャップ1の側面へ密接する方向へ突出している。隣り合うリブ5とリブ5の間に形成される凹部は通気間隙6をなし、一端は開口端3へ通じ、他端はランプ2と内周面4の各頂部間に形成された空間7へ通じている。 【0016】ランプ2はソケット8に取付けられており、その上にランプキャップ1が篏挿してある。このとき、ランプキャップ1が十分に差し込まれた状態で、ランプキャップ1の底部である開口端3とソケット8の間には僅かな隙間9が生ずるようになっている。なお、ソケット8は、適当な支持部材10へ取付けられるが、ランプ2はその方面から突出している。隙間9について説明すると、ランプ2の発熱量や空間7の大きさにより膨張する空気の量が違い、その熱膨張した空気を排出するのに十分な隙間が形成されるようにランプキャップ1ごとに適宜設計される。 【0017】次に、本実施例の作用を説明する。開口端3をランプ2の頂部に合わせてランプ2の周囲のランプキャップ1を押し込めると、ランプキャップ1のリブ5が変形して、ランプ2の表面へ密接した状態でランプ2へ被さる。このとき、ランプキャップ1はリブ5でランプ2の側面に接触するため、これらの間の摩擦は小さく、装着も容易であり、かつ、ランプキャップ1を組立ライン上でランプ2に装着するときに、落下しない程度に固定できるから、取付性及び取扱性が良好になる。 【0018】また、従来例のように切欠部を広げて装着するといったような、無理な応力をランプキャップ1加える必要がなく、リブ5を変形させるだけで済むため、ランプキャップ1へ局部的に大応力がかからず、装着時に破損することもない。しかも、リブ5を複数一体に形成することによりランプキャップ1に対して十分な強度を得られ、従来程度の強度で足りる場合には、ランプキャップ1全体をより薄く軽量化できる。 【0019】さらに、これらのランプキャップ1を装着したランプ2をを点灯した場合に、ランプ2の照明する側にランプキャップ1の開口部がないので、従来例のように小孔部や切欠部からランプ2の光が漏れ、ランプキャップ1を透過する着色光に色むらが発生することもなく、着色照明装置としての機能を十分にできる。このとき、ランプ2の底部は、図1又は図2に示された取付位置10乃至それよりもランプ2の頂部側に配設される。従って、通常の照明側の位置からランプキャップ1が装着されたランプ2を見た場合に、色むらが発生する角度の位置から見ることはなく、隙間9の存在は問題になることはない。 【0020】そのうえ、ランプ2を長時間点灯すると、ランプ2とランプキャップ1の空間7で熱により膨張した空気は、通気間隙6を通り、開口端3に形成された隙間9から外部へ排出される。従って、ランプキャップ1は空気の熱膨張により外れず、取付安定性が向上する。 【0021】図4は第2実施例に係る図2と同様の断面図であり、図5はそのランプキャップ底面図である。この例では、ランプキャップ1が十分に差し込まれた状態で、ランプキャップ1の底部である開口端3とソケット8の間には隙間は生じないようになっている。またリブ5の下端部にランプキャップ1の内外を通じ、かつリブ5と同じ幅で僅かな高さの切欠11が設けられており、この切欠11は開口端3を横断してランプキャップ1の外側表面に達して開放され、外気と通気空間6と連通路をなしている。 【0022】このようにすると、ランプキャップ1内部の空気を通気間隙6から切欠11を通って外部へスムーズに逃がすことができるとともに、ランプ2から洩れる光は、ランプキャップ1の外周に点状に形成され隙間9と比べれば著しく開口面積が少ないので、切欠11からだけとなるので、極僅かでありかつ場所がソケット8近傍となるから色むらを生じない程度の実用上問題がないものとなる。しかも、切欠11、拡大幅部12を設ける位置は、リブ5の下端部であり、この部分は本来肉厚のある部分であるから強度的な問題も生じない。なお、前実施例との共通機能部は共通符号を用いて説明してある。 【0023】図6は、第3実施例に係り、前実施例の切欠11のうち外部側を拡大幅部12としたものであり、この拡大幅部12はリブ5を形成していない一般部の端面13に形成される。図7はそのランプキャップ底面図である。この実施例でも第2の実施例と同様に、ランプ2の光を実用上問題ない程度まで切欠11から外部へ洩らしにくくし、かつ強度的な問題も生じない。しかも、拡大幅部12を設けたことによりランプキャップ1内部の空気を、より多く通気間隙6から切欠11を通って、外部へスムーズに逃がすことができる。 【0024】図8は、第4実施例に係り、リブ5の切欠11に臨む底部を面取り若しくはアールを付して内方へ開口を拡大する斜面又は曲面状の拡大部14としたものであり、図9はそのランプキャップ底面図である。この実施例によると、第2、第3実施例よりも拡大部14の存在によりさらに外部への空気のスムーズな流れを期待できる。 【0025】なお、本願発明は上記実施例に限定されず、種々に変形可能であり、例えば、ランプキャップ1の形状は略筒状に限定されるものではなく、ランプ2の形状、ランプキャップ1自身のデザイン等の理由で適宜な形状にできる。 【0026】また、凸部として、リブ5ではなく、点状にランプキャップ1の内方に突出する複数の突起でもよい。さらに、リブ5の接触面積を増大させるため、ランプ2の周方向におけるリブ5の接触幅を通気間隙6の幅よりも大きくするように設定してもよい。
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| 【出願人】 |
【識別番号】000222934 【氏名又は名称】東洋電装株式会社
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| 【出願日】 |
平成11年8月27日(1999.8.27) |
| 【代理人】 |
【識別番号】100089509 【弁理士】 【氏名又は名称】小松 清光
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| 【公開番号】 |
特開2001−67922(P2001−67922A) |
| 【公開日】 |
平成13年3月16日(2001.3.16) |
| 【出願番号】 |
特願平11−242310 |
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