| 【発明の名称】 |
昇降装置 |
| 【発明者】 |
【氏名】竹内 博
【氏名】高松 祐史
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| 【要約】 |
【課題】予め電気機器を下降させる高さを設定することによって、作業者が電気機器の下降時に注視する必要がなく、容易に電気機器を保守、点検しやすい高さに下降させることができる昇降装置を提供する。
【解決手段】電気機器を昇降自在に吊持する昇降装置において、前記電気機器の下降高さを予め設定する前設定回路部と、前記電気機器の昇降を前記前設定回路部の設定によって制御する制御回路部と、同制御回路部によって前記電気機器を昇降させる駆動回路部とを有し、前記前設定回路部には、前記電気機器の下降高さを設定するための、選択回路と粗調整設定回路と微調整設定回路とで構成される設定モードが具備され、同設定モードの選択と設定によって、前記電気機器を設定の下降高さにでき、かつ前記電気機器を下降高さより下降させないように制御手段を設けたことを特徴とする。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】電気機器を昇降自在に吊持する昇降装置において、前記電気機器の下降高さを予め設定する前設定回路部と、前記電気機器の昇降を前記前設定回路部の設定によって制御する制御回路部と、同制御回路部によって前記電気機器を昇降させる駆動回路部とを有し、前記前設定回路部には、前記電気機器の下降高さを設定するための、選択回路と粗調整設定回路と微調整設定回路とで構成される設定モードが具備され、同設定モードの選択と設定によって、前記電気機器を設定の下降高さにでき、かつ前記電気機器を下降高さより下降させないように制御手段を設けたことを特徴とする昇降装置。 【請求項2】電気機器が照明器具である請求項1記載の昇降装置。
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【発明の詳細な説明】【0001】 【発明の属する技術分野】本発明は、体育館等の高天井である場所に昇降可能に設置される電気機器で、特に照明器具の下降高さを予め設定できる機能を有する昇降装置に関するものである。 【0002】 【従来の技術】従来の昇降装置としては、実用新案登録番号第2588026号や特開平7−272527号公報がある。実用新案登録番号2588026号では、記憶部と、昇降灯具本体の昇降長を測定する昇降長センサーと、操作スイッチとを設け、操作スイッチによって任意の位置で昇降灯具本体を停止させ、昇降長を測定する昇降長センサーと記憶部によって、この停止位置を記憶させる。記憶後は通常状態へ自動的に戻り、以降、その設定した下限位置を越えて下降しないようになる昇降装置が記述されている。 【0003】そして、特開平7−272527号公報では、下降位置を設定するモードが選択された場合に照明器具等の電気機器が下降されると、その下降開始から停止までの下降時間をタイマーにより計時させて下降設定時間として設定し、前記電気機器が下降されたときに、その下降を前記下降設定時間の経過時に停止せしめる制御手段を有する昇降装置が記述されている。 【0004】 【発明が解決しようとする課題】しかしながら実用新案登録番号第2588026号の昇降装置では、昇降灯具本体の停止位置を記憶させる作業において、昇降灯具本体の下降時に作業者が注視して、任意の停止位置に停止させなければならない。また、特開平7−272527号公報においては、下降開始から停止までの下降時間をタイマーにより計時させて下降設定時間として、前記電気機器が下降されたときに、その下降を前記下降設定時間の経過時に停止せしめているため、下降高さ設定をする際には、やはり作業者が注視しなければならない。 【0005】本発明は、昇降装置における上記問題点を解消するためになされたものであり、予め電気機器を下降させる高さを設定することによって、作業者が電気機器の下降時に注視する必要がなく、容易に電気機器を保守、点検しやすい高さに下降させることができる昇降装置を提供するものである。 【0006】 【課題を解決するための手段】上記問題点を解決するため、請求項1記載の発明は、電気機器を昇降自在に吊持する昇降装置において、前記電気機器の下降高さを予め設定する前設定回路部と、前記電気機器の昇降を前記前設定回路部の設定によって制御する制御回路部と、同制御回路部によって前記電気機器を昇降させる駆動回路部とを有し、前記前設定回路部には、前記電気機器の下降高さを設定するための、選択回路と粗調整設定回路と微調整設定回路とで構成される設定モードが具備され、同設定モードの選択と設定によって、前記電気機器を設定の下降高さにでき、かつ前記電気機器を下降高さより下降させないように制御手段を設けたことを特徴とする昇降装置であり、請求項2記載の発明は、電気機器が照明器具である請求項1記載の昇降装置である。 【0007】請求項1および請求項2記載の発明によれば、容易に電気機器の下降高さの設定と下降高さを記憶させることができ、作業者が電気機器の下降時に注視する必要がなくなる。さらに天井の高さがわかっていれば、下降高さを、天井の高さから、床から電気機器下面までの高さを差し引いた高さで設定すれば、電気機器の保守、点検は容易に行える。 【0008】 【発明の実施の形態】次に実施の形態について説明する。図1は本発明に係る一実施例の回路ブロック図である。前設定回路部1は、電気機器を上昇、停止、下降するためのスイッチ2と、各回路毎に下降高さを設定できる個別回路と全回路を同一下降高さに設定できる全体回路とを選択できる選択回路3と、選択した回路の下降高さを1m単位で下げる設定を行う粗調整設定回路4と、選択した回路の下降高さを0.1m単位で下げる設定を行う微調整設定回路5とで、構成されている。また設定モードは、選択回路3と粗調整設定回路4と微調整設定回路5とで構成され、粗調整設定回路4と微調整設定回路5との合計の高さが、下降高さになる。 【0009】そして制御回路部6は、前記設定モードにより設定された下降高さのデータが伝送され、前記データの演算処理を行うCPU7と、演算処理結果を自動停止位置として記憶させる記憶部8と、CPU7の演算処理結果を駆動回路部9のモーター10に伝える昇降操作部11とで、構成されている。 【0010】そして、記憶部8にEEPROMを用いた場合には、電源オフ後も、バックアップ用のバッテリーがなくてもデータが保持されるようになっている。モータ10は電源周波数によりその速度が変化するが、CPU7が電源周波数を検知して周波数の違いによる電動昇降装置の下降又は上昇速度の差異をなくしている。また、CPU7が寿命になって、設定モードからの操作ができなくなったときには、昇降操作部11内の強制スイッチを使用すれば、照明器具の上昇、停止、下降が行えるようになる。 【0011】次に、図2に電気機器の下降高さ設定のフローチャート図を示す。まず、前設定モードにて下降高さの設定を行う。すると、下降自動停止位置が決定され、電気機器を下降するためのスイッチ2を押せば、下降自動停止位置に電気機器が停止するので、下降位置の確認を行う。OKであれば、電気機器を上昇させて、終了となる。NGであれば、さらに、前設定モードにて下降高さの設定を行う。 【0012】図3は下降高さを行う設定操作手順のフローチャート図である。まず、個別か全体かの回路のモード選択を行う。それから粗調整設定回路と微調整設定回路によって下降高さの設定を行う。例えば、個別回路NO.1を13.5m下降させたければ、個別回路と回路NO.1の選択を行い、粗調整設定回路にて13回の入力と、微調整設定回路にて5回の入力を行った後に設定スイッチを押す。 【0013】そして、設定した回路NOの下降スイッチを押せば、設定した下降高さが制御回路部6のCPU7に伝送され、所定の回路NOの下降用出力リレーを動作させ、昇降装置の下降側に電圧が印加されて下降が開始され、設定された高さまで下降すると下降用出力リレーがOFFされて自動停止する。その自動停止した下降高さが作業しやすい高さであれば設定は終了し、設定していた回路NOの上昇スイッチを押して照明器具を上昇させる。 【0014】自動停止した下降高さが希望の位置よりもずれている場合には、下降高さ設定の再調整が必要となるが、粗調整設定回路4または微調整設定回路5によって、初期の設定高さに対して、加算(下降)、減算(上昇)設定を行うことができる。下降高さ設定後は、下降スイッチを押すことにより、押した回路の照明器具が下降し始め、設定した下降高さで自動停止する。また、図4は昇降装置本体の外観斜視図であり、12が昇降装置本体、13が照明器具である。 【0015】 【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、容易に電気機器の下降高さの設定と下降高さを記憶させることができ、作業者が電気機器の下降時に注視する必要がなくなり、電気機器の保守、点検が容易に行えるようになる。
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| 【出願人】 |
【識別番号】000000192 【氏名又は名称】岩崎電気株式会社
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| 【出願日】 |
平成11年7月30日(1999.7.30) |
| 【代理人】 |
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| 【公開番号】 |
特開2001−43727(P2001−43727A) |
| 【公開日】 |
平成13年2月16日(2001.2.16) |
| 【出願番号】 |
特願平11−216932 |
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