| 【発明の名称】 |
埋め込み型照明器具 |
| 【発明者】 |
【氏名】奥田 滋
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| 【要約】 |
【課題】天井面を構成する天井材の薄さや厚さにも対応して施工可能で、該器具の輸送時などの生じる強い振動に対しては、取付バネの係止状態が保持可能な埋め込み型照明器具を提供する。
【解決手段】天井面11の埋め込み孔に挿入され、下部に設けられた外鍔部21を埋め込み孔の周りの取付下面に当接させて取付けられる器具本体1と、器具本体1の側面に設けられた取付部23に下端部を固定し、且つ、その上端部を外方へ弾性的に突出するように設けられ、外方へ広がる力により器具本体1を相対的に押し上げる取付バネ2と、取付バネ2の接近する部位で取付バネ2を係止しつつ、取付バネ2を器具本体1に近接させた位置に維持するとともに、この係止状態で取付バネ2より外方へ突出し、器具本体1の埋め込み孔への挿入時に、埋め込み孔の周面に当接して取付バネ2を係止状態から解除する取付バネ係止バネ8とからなる。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】 取付面に設けた埋め込み孔に挿入され、下部に設けられた外鍔部を前記埋め込み孔の周りの取付下面に当接させて取付けられる器具本体と、前記器具本体の外周下部に下端近傍で固定され、上端部を外方へ弾性的に突出するように設けられる複数の取付バネとを備えた埋め込み型照明器具において、前記取付バネの接近する部位に、取付バネを係止しつつ取付バネを器具本体に近接させた位置に維持するととともに、この係止状態で前記取付バネより外方へ突出し、前記埋め込み孔への挿入時に、前記埋め込み孔の周面に当接して前記取付バネを係止状態から解除する、取付バネ係止バネを設けたことを特徴とする埋め込み型照明器具。 【請求項2】 前記取付バネ係止バネは、前記取付バネの下部に係合することを特徴とする請求項1記載の埋め込み型照明器具。 【請求項3】 前記取付バネには離脱用凹部が設けられ、前記取付バネ係止バネには、この離脱用凹部と相対する位置に離脱用凸部が設けられ、前記離脱用凹部に前記離脱用凸部を係合することにより、前記取付バネの接近する部位に、前記取付バネを係止しつつ前記取付バネを前記器具本体に近接させた位置に維持することを特徴とする請求項1または請求項2に記載の埋め込み型照明器具。 【請求項4】 前記離脱用凹部は、前記取付バネの係止状態において、前記器具本体側に曲率をもって曲げるように構成したことを特徴とする請求項3記載の埋め込み型照明器具。 【請求項5】 前記取付バネ係止バネは、2つの弾性片を有するものであることを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれかに記載の埋め込み型照明器具。 【請求項6】 前記2つの弾性片の先端部の各々を連結部で連結したことを特徴とする請求項5記載の埋め込み型照明器具。 【請求項7】 前記取付バネは、略長方形状の切り欠き部を設け、前記取付バネ係止バネを前記切り欠き部に挿入することにより、前記取付バネの接近する部位に、前記取付バネを係止しつつ前記取付バネを前記器具本体に近接させた位置に維持することを特徴とする請求項1または請求項2に記載の埋め込み型照明器具。
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【発明の詳細な説明】【0001】 【発明の属する利用分野】本発明は埋め込み型照明器具に関する。 【0002】 【従来の技術】本発明に係る従来例の模式的な側面図を図13に示す。 【0003】この埋め込み型照明器具は、取付面(例えば天井面)11に設けた埋め込み孔に挿入され、下部に設けられた外鍔部21を埋め込み孔の周りの取付下面に当接させて取付けられる器具本体1と、可撓性を有する2つの取付バネ2、2とを備えてなる。この取付バネ2は、取付バネ2の下端部が器具本体1の外周下部に固定され、取付バネ2の上端部が器具本体1の側面に設けた係止用溝22に上方側から係止することにより、上端部と下端部との間に湾曲部が器具本体1の外方へ向かって形成される。前記湾曲部は、天井面11に設けた埋め込み孔に入れる際に、埋め込み孔の周面に当接して器具本体1の内方に向かって押圧され、これにより、取付バネ2の上端部が上方に押し上げられ、取付バネ2が係止用溝22から外れる。係止用溝22から外れたあとは、前記湾曲部を形成していた取付バネ2が元の直線状に戻り、天井面11の裏面を押圧する。この押圧力によって器具本体1を天井面11に取り付けることができる。図13中、3は光源に電力を供給するための安定器、12は本体フレームを示す。特開平8−124419号公報などにも同様のものが開示されている。 【0004】 【発明が解決しようとする課題】しかし、上記従来例に示す様な照明器具では、以下に示す様な第1の問題点が生じてしまう。 【0005】図13に示す様な薄い天井面11に施工する場合、図13に示すように、器具本体1を斜めの姿勢にして埋め込み孔に挿入しようとすると、天井面11を斜めにしたときに天井面11に近くなる側に形成された前記湾曲部は、埋め込み孔の周面に当接しない場合が生じてしまい、その為、取付バネ2の上端部が係止用溝22から外れなくなってしまい、該器具の天井面11への取付けが不完全になってしまう。 【0006】また、以下に示す様な第2の問題点が生じてしまう。天井面11の厚さが厚くなると、天井面11に設けた埋め込み孔の周面によって取付バネ2が器具本体1側に押圧されることになり、例えば取付バネ2が垂直状に近い状態になり、前記周面から下方向に滑り易くなってしまう。その為、照明器具が自身の重量によって下方側にずれる恐れが大きくなってしまう。 【0007】また、以下に示す様な第3の問題点が生じてしまう。取付バネ2の上端部と下端部との間に外方へ向かって形成された前記湾曲部は、外鍔部21よりも上側(取付け方向側)にあるため、例えば、該器具輸送時などに生じる強い振動などにより、該湾曲部に圧力がかかることがあり、その圧力により取付バネ2が器具本体1側に押圧されてしまい、該器具の施工前に取付バネ2の係止状態が解除されてしまう。 【0008】本発明は前記記全ての問題点に鑑みてなされたもので、その目的とするところは、天井面(特に、埋め込み孔の周面)を構成する天井材の薄さや厚さにも対応して施工可能で、該器具の輸送時などの生じる強い振動に対しては、取付バネの係止状態が保持可能な埋め込み型照明器具を提供することである。 【0009】 【課題を解決するための手段】前記問題点を解決するために、請求項1記載の発明によれば、取付面に設けた埋め込み孔に挿入され、下部に設けられた外鍔部を埋め込み孔の周りの取付下面に当接させて取付けられる器具本体と、器具本体の外周下部に下端近傍で固定され、上端部を外方へ弾性的に突出するように設けられる複数の取付バネとを備えた埋め込み型照明器具において、取付バネの接近する部位に、取付バネを係止しつつ取付バネを器具本体に近接させた位置に維持するととともに、この係止状態で取付バネより外方へ突出し、埋め込み孔への挿入時に、埋め込み孔の周面に当接して取付バネを係止状態から解除する、取付バネ係止バネを設けたことを特徴とする。 【0010】請求項2記載の発明によれば、請求項1記載の埋め込み型照明器具において、取付バネ係止バネは取付バネの下部に係合することを特徴とする。 【0011】請求項3記載の発明によれば、請求項1または請求項2に記載の埋め込み型照明器具において、取付バネには離脱用凹部が設けられ、取付バネ係止バネには、この離脱用凹部と相対する位置に離脱用凸部が設けられ、離脱用凹部に離脱用凸部を係合することにより、取付バネの接近する部位に、取付バネを係止しつつ取付バネを器具本体に近接させた位置に維持することを特徴とする。 【0012】請求項4記載の発明によれば、請求項3記載の埋め込み型照明器具において、離脱用凹部は、取付バネの係止状態で、器具本体側に曲率をもって曲げるように構成したことを特徴とする。 【0013】請求項5記載の発明によれば、請求項1乃至請求項3のいずれかに記載の埋め込み型照明器具において、取付バネ係止バネは2つの弾性片を有するものであることを特徴とする。 【0014】請求項6記載の発明によれば、請求項5記載の埋め込み型照明器具において、2つの弾性片の先端部の各々を連結部で連結したことを特徴とする。 【0015】請求項7記載の発明によれば、請求項1または請求項2に記載の埋め込み型照明器具において、取付バネは、略長方形状の切り欠き部を設け、取付バネ係止バネを切り欠き部に挿入することにより、取付バネの接近する部位に、取付バネを係止しつつ取付バネを器具本体に近接させた位置に維持することを特徴とする。 【0016】 【実施の形態】(実施の形態1)本発明に係る第1の実施の形態の模式的な側面図を図1に、本実施の形態に用いる取付バネ2の斜視図を図2に示す。 【0017】図13に示した従来例と異なる点は、器具本体1の取付構造であり、その他の従来例と同一構成には同一符号を付すことにより説明を省略する。 【0018】器具本体1の取付構造は、器具本体1の側面に設けられた取付部23に取付バネ2を固定するための固定部9と、固定部9の下端に連接して設けられ、且つ、その上端部を外方へ弾性的に突出するように設けられ、外方へ広がる力により器具本体1を相対的に押し上げる取付バネ2と、取付バネ2の接近する部位で取付バネ2を係止しつつ、取付バネ2を器具本体1に近接させた位置に維持するとともに、この係止状態で取付バネ2より外方へ突出し、器具本体1の埋め込み孔への挿入時に、埋め込み孔の周面に当接して取付バネ2を係止状態から解除する取付バネ係止バネ8とからなる。また、取付バネ2は、その略中央部近傍に離脱用凹部7が設けられている。この離脱用凹部7と相対する位置であって取付バネ係止バネ8の略端部には離脱用凸部6が設けられている。そして、離脱用凹部7に離脱用凸部6を係合することにより、取付バネ2は器具本体1の側面近傍で係止状態になる。 【0019】以上のように、取付バネ2の係止状態において、取付バネ係止バネ8が、器具本体1の外鍔部21近傍にて取付バネ2より外方へ突出しているので、天井面11を構成する天井材が薄い場合に、図1にも示すように器具本体1を埋め込み孔へと斜めに挿入されても、図3に示すように、天井面11に設けた埋め込み孔の周面に取付バネ係止バネ8が確実に当接するので、図2に示すように、取付バネ2の係止状態が確実に解除することができる。 【0020】また、天井面11を構成する天井材が厚い場合には、上述のように、取付バネ2が垂直状に近い状態になってしまうので、取付バネ2による器具本体1の押し上げ力が低下するが、取付バネ係止バネ8が、天井面11に設けた埋め込み孔の周面を押すために、器具本体1の取付保持力を補うことができる。(図4参照)また、取付バネ2の係止状態において、取付バネ係止バネ8が、器具本体1の外鍔部21近傍にて取付バネ2より外方へ突出し、取付バネ係止バネ8より外鍔部21の周縁の方が突出しているので、例えば該器具輸送時などに生じる強い振動などが生じても、取付バネ2の係止機構に圧力がかかりにくく、該器具の施工前に取付バネ2の係止状態が解除されてしまう、という不都合を低減できる。(図3参照) (実施の形態2)本発明に係る第2の実施の形態の斜視図を図5に示す。 【0021】図2に示した第1の実施の形態と異なる点は、取付バネ係止バネ8の2つの弾性片の先端部の各々を連結部13で連結したことであり、その他の第1の実施の形態と同一構成には同一符号を付すことにより説明を省略する。 【0022】以上のように構成することにより、一方の該弾性片が係止解除の動作を始めると同時に、連結部13を介して他方の該弾性片も連動するので、より確実に、取付バネ2の係止状態が解除できる。 【0023】(実施の形態3)本発明に係る第3の実施の形態の斜視図を図6に示す。 【0024】図2に示した第1の実施の形態と異なる点は、取付バネ2に設けた離脱用凹部7の形状を、取付バネ2の係止状態において、器具本体1側に曲率をもって曲げるように構成したことであり、その他の第1の実施の形態と同一構成には同一符号を付すことにより説明を省略する。 【0025】以上のように構成することにより、器具本体1の取り外しを行う場合、図7に示すように、天井面11に設けた埋め込み孔の周面の縁部に離脱用凹部7が食い込むことを防止できるので、スムーズな器具本体1の取り外し作業が実現できる。なお、本実施の形態に示したような構成を有していない場合には、図8に示すように、天井面11に設けた埋め込み孔の周面の縁部に離脱用凹部7が食い込んでしまい、器具本体1の取り外し作業が困難になったり、天井面11の破損が生じたりしてしまう。 【0026】(実施の形態4)本発明に係る第4の実施の形態の斜視図を図9に示す。 【0027】図2に示した第1の実施の形態と異なる点は、取付バネ2の下方に略長方形状の切り欠き部14を設け、固定部9に一端が連結した取付バネ係止バネ8を構成する、略上方へ向って曲折した弾性片15を、該切り欠き部14に挿入することにより、取付バネ2の係止状態となるように構成したことであり、その他の第1の実施の形態と同一構成には同一符号を付すことにより説明を省略する。 【0028】なお、図9では、弾性片15は略上方へ向って曲折するように構成したが、図10に示すように、弾性片15は略下方に向って曲折するように構成しても構わない。 【0029】(実施の形態5)本発明に係る第5の実施の形態の斜視図を図11に示す。 【0030】図2に示した第1の実施の形態と異なる点は、図2に示す構成では、取付バネ係止バネ8を固定部9の上端部から下方へ向って曲折するように構成したが、本実施の形態では、取付バネ係止バネ8の一端を固定部9に連結し、略上方へ向って曲折するように構成したことであり、その他の第1の実施の形態と同一構成には同一符号を付すことにより説明を省略する。 【0031】(実施の形態6)本発明に係る第6の実施の形態の斜視図を図12に示す。 【0032】図11に示した第5の実施の形態と異なる点は、取付バネ係止バネ8の2つの弾性片の先端部の各々を連結部17で連結したことであり、その他の第5の実施の形態と同一構成には同一符号を付すことにより説明を省略する。 【0033】以上のように構成することにより、一方の該弾性片が係止解除の動作を始めると同時に、連結部17を介して他方の該弾性片も連動するので、より確実に、取付バネ2の係止状態が解除できる。 【0034】なお、本発明に係る実施の形態は前述のものに限らず、本発明の作用効果を奏するものであれば、前記各実施の形態を適宜組み合わせてたものであっても良い。 【0035】 【発明の効果】請求項1乃至3、請求項5、請求項7に記載の発明によれば、天井面(特に、埋め込み孔の周面)を構成する天井材の薄さや厚さにも対応して施工可能で、該器具の輸送時などの生じる強い振動に対しては、取付バネの係止状態が保持可能な埋め込み型照明器具を提供できる。 【0036】請求項4記載の発明によれば、請求項3記載の発明の効果に加えて、器具本体の取り外しを行う場合、天井面に設けた埋め込み孔の周面の縁部に離脱用凹部が食い込むことを防止できるので、スムーズな器具本体の取り外し作業が実現可能な埋め込み型照明器具を提供できる。 【0037】請求項6記載の発明によれば、請求項5記載の発明の効果に加えて、一方の該弾性片が係止解除の動作を始めると同時に、連結部を介して他方の該弾性片も連動するので、より確実に、取付バネの係止状態が解除可能な埋め込み型照明器具を提供できる。
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| 【出願人】 |
【識別番号】000005832 【氏名又は名称】松下電工株式会社
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| 【出願日】 |
平成11年7月27日(1999.7.27) |
| 【代理人】 |
【識別番号】100111556 【弁理士】 【氏名又は名称】安藤 淳二 (外1名)
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| 【公開番号】 |
特開2001−43725(P2001−43725A) |
| 【公開日】 |
平成13年2月16日(2001.2.16) |
| 【出願番号】 |
特願平11−212897 |
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