| 【発明の名称】 |
埋め込み型照明器具 |
| 【発明者】 |
【氏名】奥田 滋
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| 【要約】 |
【課題】器具全体の平衡を保つことが可能で、部品点数を低減することが可能で、器具の取り付け作業性が向上可能で、器具の施工後も、天井材の振動などによって上下方向等に回動することのない埋め込み型照明器具を提供する。
【解決手段】天井面に設けた埋め込み孔に埋め込み取付けられ、透光開口の周縁に天井面に当接する外鍔部54を有すると共に、内面が反射面に形成された器具本体52と、器具本体52の内部に装備した放電灯と、器具本体52の外部に装備した、放電灯に電力供給を行う点灯装置51とを備え、点灯装置51は、器具本体52を埋め込み孔へ埋め込む、重心が上方の取付操作位置(A近傍)と、埋め込み孔に取付ける、重心が下方の設置位置(B近傍)との間を移動可能に設けられ、取付けた状態を維持して固定する。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】 取付面に設けた埋め込み孔に埋め込み取付けられ、透光開口の周縁に取付面に当接する外鍔部を有すると共に、内面が反射面に形成された器具本体と、前記器具本体の内部に装備した放電灯と、前記器具本体の外部に装備した、前記放電灯に電力供給を行う点灯装置とを備えた埋め込み型照明器具であって、前記点灯装置は、前記器具本体を前記埋め込み孔へ埋め込む、重心が上方の取付操作位置と、前記埋め込み孔に取付ける、重心が下方の設置位置との間を移動可能に設けられ、取付けた状態を維持して固定することを特徴とする埋め込み型照明器具。 【請求項2】 前記点灯装置は、前記器具本体の外側に上下回動可能に突設された支持板に設けられ、前記設置位置では、前記支持板と前記点灯装置との少なくとも一方が、前記取付面の裏面に当接することを特徴とする請求項1記載の埋め込み型照明器具。 【請求項3】 前記支持板は、前記器具本体の上部に、その一端が回動自在に取付けられたことを特徴とする請求項2記載の埋め込み型照明器具。 【請求項4】 前記支持板は、前記器具本体の下部に、その他端が回動自在に取付けられたことを特徴とする請求項2または請求項3に記載の埋め込み型照明器具。 【請求項5】 前記点灯装置は、その一端が支持棒に連結され、前記支持棒を押し上げることにより、その他端を前記設置位置へと移動することを特徴とする請求項1乃至請求項4のいずれかに記載の埋め込み型照明器具。 【請求項6】 前記支持棒に螺旋ネジを設けたことを特徴とする請求項5記載の埋め込み型照明器具。 【請求項7】 前記点灯装置は、その一端が弾性バネに連結され、前記弾性バネの弾性により、その他端を前記設置位置へと移動することを特徴とする請求項1乃至請求項5のいずれかに記載の埋め込み型照明器具。 【請求項8】 前記点灯装置は、その一端が形状記憶合金性のバネに連結され、前記バネの弾性により、その他端を前記設置位置へと移動することを特徴とする請求項1乃至請求項5のいずれかに記載の埋め込み型照明器具。 【請求項9】 前記支持部に螺旋ネジを設けたことを特徴とする請求項8記載の埋め込み型照明器具。 【請求項10】 前記点灯装置は貫通孔を設け、その貫通孔に貫通した前記点灯装置を支持する支持部を設け、その支持部に沿って前記点灯装置を前記設置位置へと移動することを特徴とする請求項1記載の埋め込み型照明器具。 【請求項11】 前記放電灯は、使用状態で前記器具本体の透光開口面にその中心軸が略平行になるように設けられると共に、着脱状態でその中心軸が斜め中央下方に向くよう、この放電灯を装着するソケットを首振り可能に設け、前記ソケットに装着した前記放電灯を使用状態に移動させることにより、前記点灯装置を前記設置位置へと移動することを特徴とする請求項1記載の埋め込み型照明器具。 【請求項12】 前記点灯装置が前記設置位置へと移動後は、前記取付操作位置へと逆行移動することを防止する、逆行防止装置を設けたことを特徴とする請求項1乃至請求項11のいずれかに記載の埋め込み型照明器具。
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【発明の詳細な説明】【0001】 【発明の属する利用分野】本発明は埋め込み型照明器具に関する。 【0002】 【従来の技術】図11は、従来の埋め込み型照明器具(第1の従来例)を示すもので、この埋め込み型照明器具は、器具本体52と、係止金具53と、点灯装置51とを備えて構成されている。 【0003】器具本体52は、下方に透光開口を有した略碗状の形状を有し、透光開口の周端に外鍔部54が設けられている。また、器具本体52の側壁には、係止金具53が外方に突出して中心軸に略平行な方向に可動に設けられている。そして、器具本体52は、天井に設けられる埋込孔の周端近傍に下方から外鍔部54を当接させて、外鍔部54と係止金具53とで天井板を挟持することによって、透光開口を下方に向けて、天井に埋込取付されるようにされている。また、器具本体52は、その内部に光源(不図示)が収容されるようにされている。器具本体52の透光開口と反対側には、平板状のボックス支持部材55が、外鍔部54と略平行に、器具本体52から側方に少なくとも点灯装置51の長手方向の長さ以上突出して設けられている。そして、ボックス支持部材55の下面には、発熱部品を有して構成された点灯装置51が、その長手方向をボックス支持部材55の突出された方向に合わせて取り付けられている。 【0004】図12は、別の従来の埋め込み型照明器具(第2の従来例)を示すもので、器具本体62と、ボックス支持部材67と、係止金具63と、点灯装置61とを備えて構成されている。 【0005】器具本体62は、下方に透光開口を有して略碗状に形成され、透光開口の周端に外鍔部66が設けられている。また、器具本体62の側壁には係止金具63が外方に突出して上下方向に移動自在であって任意の位置で固定自在に設けられている。また、器具本体62の内部には、下方に透光開口を有した略碗状をなし上部側方に挿通孔が設けられた反射板が、その挿通孔を点灯装置61の方向に向けると共に開口側を透光開口に向けて収容されている。また、該挿通孔にはランプソケット(図示しない)が、その口金接続部を該反射板の挿通孔に向けるように設けられている。そして、ランプソケットには、放電灯(ここでは片口金蛍光灯)65が反射板の挿通孔を挿通して反射板の内側に突出するように装着されている。ボックス支持部材67は、器具本体62の上部から器具本体62の側方であって斜め下方に、少なくとも点灯装置61の長手方向の長さ以上延出される板状に設けられる。ボックス支持部材67が設けられる斜め下方の角度については、図12に示すように、天井裏上方の壁面に当たらず、点灯装置61が天井19の裏面に当たらないように位置させるようにすればよい。その為に、器具傾き防止バネ64を設けて器具の平衡を保っている。点灯装置61は、直方体状の中空の箱体であって、内部には、放電灯65を高周波で点灯させる安定器が収容されている。この安定器は、器具内線1によりランプソケットと電気的に接続されており、また、一方の側面には図示しない端子台が取り付けられて、天井裏に配設された電源線が接続されるようにされている。 【0006】このように構成された埋め込み型照明器具においては、天井への施工の際に、点灯装置61の先端が天井裏上方の壁面に当たらないように埋込孔に挿入した後、外鍔部66が埋込孔の周端に当接するまで器具本体62を押し上げ、係止金具63を上下方向に移動させて外鍔部66との間で天井を挟持させることにより、取り付けが行われる。 【0007】このような埋め込み型照明器具においては、ボックス支持部材67および点灯装置61が天井裏上方の壁面に当たりにくくでき、且つ、器具を天井に取り付ける際に天井ふところの高さが低くても取り付けできる。 【0008】図13は、更に別の従来の埋め込み型照明器具(第3の従来例)を示すもので、実開平6−50153号公報に示されたものである。図13に示すように、器具本体74を略く字型に形成し、その内部に2つに分割した電子回路ブロック75を配設している。そして、器具本体74の一方側を灯具本体71の一方側の側面に隣接して構成すると共に、器具本体74の他方側の下端の縁部を天井19の裏面に当接し、その当接点をA点とする。器具本体74と隣接していない灯具本体71の他方側の面は、上記当接点のA点から最も遠い埋込孔の縁部の点であるB点の距離rを半径とする円弧状に形成する。尚、上記B点は、灯具本体71を埋込孔を介して天井裏に設置した状態で、A点から最も遠い埋込孔の端である。このように構成することで、器具本体74の自重はA点にかかり、灯具本体71の支持部77,78への負担を軽減することができる。また、器具本体74内の電子回路ブロック75が天井面から浮くために、器具本体74の下面及び上面に通風孔を設けることにより、空気の対流が起こりやすく、温度的にも有利で、電子回路ブロック75の場所が固定されるため、温度管理も容易となる。 【0009】図14は、従来の別の埋め込み型照明器具(第4の従来例)を示すもので、この埋め込み型照明器具は、特開平5−28818号公報に開示されたものであって、器具本体31と、安定器ボックス23と、灯具部24と、取付板25と、支軸26と、アーム27と、支持板28とを備えて構成されている。 【0010】器具本体31は、略角筒状の形状をなし、内部に光源(不図示)が収容されてなる灯具部24が収容され、下端には取付板25が設けられていると共に、下方に開口が設けられて投光部31aとされている。また、器具本体31の対向する両側面の上端近傍には1対の支軸26が略垂直に設けられており、両側に1対のアーム27が設けられた板状の支持板28が、アーム27によって支軸26を介して器具本体31に回動自在に取り付けられている。そして、支持板28の上面には、発熱部品を有して構成された安定器が収容される安定器ボックス23が取り付けられている。また、支軸26には、スプリング(不図示)の一端が巻回固定されており、このスプリングの他端が取付板25に係止されて、ア−ム27が支軸26を中心に上方から下方に回転するように付勢されている。そして、スプリングの付勢力により、ア−ム26と共に回動される支持板28が、取付板25との間で、天井に設けられた埋込孔周端近傍を挟持することによって、埋め込み型照明器具が天井に固定されるようにされている。このとき、安定器ボックス23は、器具本体31と反対側よりも、器具本体31側が高くされた状態で天井裏に配設されるようにされている。安定器ボックス23は、器具内線29により図示しないランプソケットと電気的に接続されており、また、一方の側面には図示しない端子台が取り付けられて、天井裏に配設された電源線30が接続されるようにされている。 【0011】図15は、従来の別の埋め込み型照明器具(第5の従来例)を示すもので、この埋め込み型照明器具は、特開平7−226105号公報に開示されたものであって、器具本体43と、ボックス支持部材と、図示しない蛍光灯と、金属板のカバーに覆われた安定器45とを備えて構成されている。安定器45は、器具内線44によりランプソケットと電気的に接続されており、また、一方の側面には図示しない端子台が取り付けられて、天井裏に配設された電源線46が接続されるようにされている。器具本体43は、下方に透光開口を有した略円筒状の形状を有し、透光開口の周端に外鍔47が設けられている。 【0012】図16は、従来の別の埋め込み型照明器具(第6の従来例)を示すもので、この埋め込み型照明器具は、特開平9−115328号公報に開示されたものであって、この埋め込み型照明器具は、係止金具2が取付られた器具本体3と、安定器6と、ソケット8と、端子台9とが取り付けられた天板4とを有して構成されている。 【0013】器具本体3は、下方に開口した略円筒状であって、側面側には蛍光ランプ1である片口金蛍光ランプ1aが略水平方向に向けて挿入されるランプ挿入孔3aが設けられてなり、ランプ挿入方向と略直交する方向の側壁には、取付金具である2つの取付バネ2aが取り付けられている。また、下方の開口端には側壁側から開口外方に向かって略垂直に形成された鍔部3bが形成されると共に、器具本体3の側壁であって鍔部3bの上側には、上下方向の短尺の複数のリブ3cが形成されている。 【0014】天板4は、器具本体3の正面視において、形状が略L字状に形成された固定板部4aと、同方向から見た形状が略コ字状に形成されて一端が固定板部4aに回動自在に係合する回動板部4bとにより構成されている。略L字状の固定板部4aは、一端側が器具本体3の上端に固定される水平片4fと、他端側が下方に向かう垂下片4gにより形成され、その垂下片4gが器具本体3のランプ挿入孔3aに臨むように配設されると共に、垂下片4gにはソケット8が、器具本体3のランプ挿入孔3a側に向けて取り付けられており、さらには、垂下片4gの上端近傍にはスリット状の係合孔4hが設けられて構成されている。 【0015】また、回動板部4bは、上側に位置する上端片4kの略コ字状に開口した側である一端が、固定板部4aの係合孔4hに挿入されてその先端が折り曲げられて回動自在とされ、その上端片4kの略コ字状の内側には安定器6が取り付けられ、上端片4kと略垂直をなす垂直片4mの外側には端子台9が取り付けられている。また、垂直片4mの下端は、器具本体3の側壁側に向かって曲げられ、さらに上端片4k側に向かって曲げられて断面が略く字状に形成されてなり、その略く字状の最下端の屈曲された部分が、回動板部4bの回動により天井11の裏面に当接して安定器6の重量を支える当接部4cとされ、また、その当接部4cの外面が丸みを帯びて天井11の裏面を摺動する摺動部4eとされている。そして、その当接部4cと端子台9を取り付けた垂直片4mとの間が、天井11に設けられた埋込孔11aの端部を摺動して前記回動板部4bを埋込孔11aに案内するガイド片4dとされている。 【0016】図17は、従来の別の埋め込み型照明器具(第7の従来例)を示すもので、この埋め込み型照明器具は、実開平6−50152号公報に開示されたものであって、この埋め込み型照明器具は、灯具本体22内に傾斜板11を略く字型に設け、この傾斜板11の上面にスライド自在に2つに分割した器具本体41,42を装着するようにしたものである。傾斜板11の中央には傾斜方向に沿ってスリットが穿孔されており、傾斜板11の下面からネジ14をスリットに挿通し、器具本体41,42の端部のねじ孔に螺着することで、器具本体41,42が固定できる。 【0017】 【発明が解決しようとする課題】しかし、前記第1の従来例に示す様な照明器具では、点灯装置51を含めた器具全体での平衡を保つことが難しい、という第1の問題点が生じてしまう。 【0018】また、前記第1乃至第7の従来例に示す様な照明器具では、係止金具と安定器ボックスや点灯装置とは別々に設けられていたために、部品点数が増加してしまい、組み立て工数も増加してしまう、という第2の問題点が生じてしまう。 【0019】また、前記第2の従来例に示す様な照明器具では、以下に示すような第3の問題点が生じてしまう。つまり、前記第2の従来例では、器具の平衡を保つために器具傾き防止バネ64を設けているため、部品点数が増加してしまい、組み立て工数も増加してしまう。更に、器具の取り付けの際には、器具傾き防止バネ64が天井19に当たってしまい、器具の取り付け作業性が低下してしまう。更に、点灯装置61は天井19などで支持する構成を有してはおらず、いわば宙に浮かせた状態であり、不安定である。 【0020】また、前記第3の従来例に示す様な照明器具では、以下に示すような第4の問題点が生じてしまう。つまり、前記第3の従来例に示す様な照明器具では、電子回路ブロック75を灯具本体71の側面に隣接した構成を有している。この構成は、電子回路ブロック75の重量を保持するには十分であるが、器具全体の重量を保持するには、別途、係止手段を設けなければならず、部品点数が増加してしまい、組み立て工数も増加してしまう。また、電子回路ブロック75が、天井19の板厚に対応しにくく、対応するには別途作業が必要となってしまう。 【0021】また、前記第3乃至第7の従来例に示す様な照明器具では、以下に示すような第5の問題点が生じてしまう。つまり、安定器ボックスや点灯装置は固定されていないために、器具の施工後も、天井材の振動などによって上下方向等に回動してしまう恐れがあり、不安定な状態である。その為、異音が生じたり、振動によって電子部品に損傷が生じたり、器具内線や電源線を屈曲により劣化しやすくしてしまう恐れが生じてしまう。 【0022】本発明は前記全ての問題点に鑑みてなされたもので、その目的とするところは、器具全体の平衡を保つことが可能で、部品点数を低減することが可能で、器具の取り付け作業性が向上可能で、器具の施工後も、天井材の振動などによって上下方向等に回動することのない埋め込み型照明器具を提供することである。 【0023】 【課題を解決するための手段】前記問題点を解決するために、請求項1記載の発明によれば、取付面に設けた埋め込み孔に埋め込み取付けられ、透光開口の周縁に取付面に当接する外鍔部を有すると共に、内面が反射面に形成された器具本体と、器具本体の内部に装備した放電灯と、器具本体の外部に装備した、放電灯に電力供給を行う点灯装置とを備えた埋め込み型照明器具であって、点灯装置は、器具本体を埋め込み孔へ埋め込む、重心が上方の取付操作位置と、埋め込み孔に取付ける、重心が下方の設置位置との間を移動可能に設けられ、取付けた状態を維持して固定することを特徴とする。 【0024】請求項2記載の発明によれば、請求項1記載の埋め込み型照明器具において、点灯装置は、器具本体の外側に上下回動可能に突設された支持板に設けられ、設置位置では、支持板と点灯装置との少なくとも一方が、取付面の裏面に当接することを特徴とする。 【0025】請求項3記載の発明によれば、請求項2記載の埋め込み型照明器具において、支持板は、器具本体の上部に、その一端が回動自在に取付けられたことを特徴とする。 【0026】請求項4記載の発明によれば、請求項2または請求項3に記載の埋め込み型照明器具において、支持板は、器具本体の下部に、その他端が回動自在に取付けられたことを特徴とする。 【0027】請求項5記載の発明によれば、請求項1乃至請求項4のいずれかに記載の埋め込み型照明器具において、点灯装置は、その一端が支持棒に連結され、支持棒を押し上げることにより、その他端を設置位置へと移動することを特徴とする。 【0028】請求項6記載の発明によれば、請求項5記載の埋め込み型照明器具において、支持棒に螺旋ネジを設けたことを特徴とする。 【0029】請求項7記載の発明によれば、請求項1乃至請求項5のいずれかに記載の埋め込み型照明器具において、点灯装置は、その一端が弾性バネに連結され、弾性バネの弾性により、その他端を設置位置へと移動することを特徴とする。 【0030】請求項8記載の発明によれば、請求項1乃至請求項5のいずれかに記載の埋め込み型照明器具において、点灯装置は、その一端が形状記憶合金性のバネに連結され、バネの弾性により、その他端を設置位置へと移動することを特徴とする。 【0031】請求項9記載の発明によれば、請求項8記載の埋め込み型照明器具において、支持部に螺旋ネジを設けたことを特徴とする。 【0032】請求項10記載の発明によれば、請求項1記載の埋め込み型照明器具において、点灯装置は貫通孔を設け、その貫通孔に貫通した点灯装置を支持する支持部を設け、その支持部に沿って点灯装置を設置位置へと移動することを特徴とする。 【0033】請求項11記載の発明によれば、請求項1記載の埋め込み型照明器具において、放電灯は、使用状態で器具本体の透光開口面にその中心軸が略平行になるように設けられると共に、着脱状態でその中心軸が斜め中央下方に向くよう、この放電灯を装着するソケットを首振り可能に設け、ソケットに装着した放電灯を使用状態に移動させることにより、点灯装置を設置位置へと移動することを特徴とする。 【0034】請求項12記載の発明によれば、請求項1乃至請求項11のいずれかに記載の埋め込み型照明器具において、点灯装置が設置位置へと移動後は、取付操作位置へと逆行移動することを防止する、逆行防止装置を設けたことを特徴とする。 【0035】 【実施の形態】(実施の形態1)図1は、本発明に係る第1の実施の形態の埋め込み型照明器具を示すもので、図11に示した第1の従来例と異なる点は、器具本体52上端(ソケット56近傍)とボックス支持部材55とを支点57で接続することにより、ボックス支持部材55(及び点灯装置51)が、重心が上方の取付操作位置と重心が下方の設置位置との間を上下に移動可能とし、且つ、ボックス支持部材55が該設置位置になると、ボックス支持部材55を固定する様な構成を設けたことであり、その他の第1の従来例と同一構成には同一符号を付すことにより説明を省略する。 【0036】以下、簡単に説明する。器具本体を埋め込み孔へ取付ける操作を行っているときには、ボックス支持部材55(及び点灯装置51)は図1中のA近傍に位置する。つまり、ボックス支持部材55が外鍔部54と略平行に、かつ器具本体52から側方になる位置(重心が上方の取付操作位置)にする。器具本体52を埋め込み孔へ設置すると、点灯装置51は、図1中のA近傍より下方の図1中のB近傍に位置する。つまり、ボックス支持部材55の一端あるいは点灯装置51の少なくとも一方が天井19の裏面59に接する位置(重心が下方の設置位置)に移動する。そして、図2に示すように、支持棒58を上方へ押し上げることによってボックス支持部材55の一端を押し上げ、ボックス支持部材55の他端を相対的に下方へ押し下げて、ボックス支持部材55の一端あるいは点灯装置51の少なくとも一方が天井19の裏面59に接する様に位置する。これにより、ボックス支持部材55の一端あるいは点灯装置51の少なくとも一方が天井19の裏面59に当接して固定される。そして、ボックス支持部材55の一端あるいは点灯装置51の一方と外鍔部54とで天井19を挟持させることにより、器具の取り付けが行える。 【0037】以上の様に構成したことにより、1)器具を取付けるための係止金具が不要となり、つまり、ボックス支持部材55あるいは点灯装置51の少なくとも一方で代用することにより、部品点数を低減でき、且つ、簡単な操作で器具取付ができる。 2)器具を天井に設置した状態においては、ボックス支持部材55及び点灯装置51の重量を、直接、天井19で支え、且つ支持棒58などで固定するように構成したために、器具の設置状態を安定させることができ、安全性を向上できる。 3)支点57を介して点灯装置51及びボックス支持部材55を回動自在に構成したために、点灯装置51及びボックス支持部材55を折りたたむ(例えば、図1のBで示す位置にする)ことにより、器具の梱包を小さくすることができ、運搬などの作業効率の向上をも図ることができる。 4)器具を天井に設置した状態において、点灯装置51が天井裏の長手方向に対して略垂直な方向に位置するようになるために、点灯装置51自体の長手方向に空気の上昇対流が生じ、点灯装置51自体の冷却を図ることができる。 5)器具を天井に設置した状態においては、ボックス支持部材55及び点灯装置51を、直接、天井19で支え、且つ支持棒58などで固定するように構成したために、ボックス支持部材55及び点灯装置51と天井19とが一体になり、天井材の振動などによる影響を低減でき、その為、異音の低減、振動による電子部品の劣化防止、器具内線や電源線の劣化防止などを図ることができる。 6)器具を天井に取付ける操作をする状態においては、図3に示すように、点灯装置51及びボックス支持部材55を下方へと移動させるため、施工者からは知ることが困難である天井裏の状態、つまり、天井裏にある突起物や障害物83などと器具との距離感を確実に知ることができ、突起物や障害物83と器具との間を確実に離すことができ、よって、突起物や障害物83などとの接触による漏電や温度上昇などの恐れを回避することができる。 【0038】(実施の形態2)図4は、本発明に係る第2の実施の形態の埋め込み型照明器具を示すもので、図1に示した第1の実施の形態と異なる点は、例えば、片口金蛍光灯のような放電灯60を、外鍔部54に対して略平行に配するような構成としたことであり、その他の第1の実施の形態と同一構成には同一符号を付すことにより説明を省略する。 【0039】つまり、放電灯60は、使用状態で器具本体52の透光開口面にその中心軸が略平行になるように設けられ、着脱状態でその中心軸が斜め中央下方に向くように設けられる。そして、この放電灯60を装着するソケット50を首振り可能に設け、ソケット50に装着した放電灯60を使用状態に移動させることにより、点灯装置51を設置位置へと移動する。 【0040】この実施の形態においては、ボックス支持部材55が放電灯60に対して天井裏の上面を覆い隠すことによって、放電灯60による発熱が上方へ伝達することを低減することができる。 【0041】(実施の形態3)図5は、本発明に係る第3の実施の形態の埋め込み型照明器具を示すもので、図1に示した第1の実施の形態と異なる点は、支持棒58に螺旋ネジを設け、スピードナットのような制御部材80を設けることにより、支持棒58の押し上げ時はネジ方向に支持棒58を回転させることなくスムーズに推し進められるが、下方向へはネジ方向へ支持棒58を回転させることにより、支持棒58を下方向へ下げることができる様な構成にしたことであり、その他の第1の実施の形態と同一構成には同一符号を付すことにより説明を省略する。 【0042】この様に構成することにより、ボックス支持部材55の一端あるいは点灯装置51の少なくとも一方を、より確実に固定することができる。 【0043】(実施の形態4)図6は、本発明に係る第4の実施の形態の埋め込み型照明器具を示すもので、図1に示した第1の実施の形態と異なる点は、支持棒58の代わりに弾性バネ(以下、バネと呼ぶ。)89を用い、バネ89の弾性によって、ボックス支持部材55の一端あるいは点灯装置51の少なくとも一方が天井19の裏面59に当接して固定する様に構成したことであり、その他の第1の実施の形態と同一構成には同一符号を付すことにより説明を省略する。 【0044】(実施の形態5)図7は、本発明に係る第5の実施の形態の埋め込み型照明器具を示すもので、図1に示した第1の実施の形態と異なる点は、形状記憶合金からなるバネ88を用い、放電灯の点灯などの発熱によってバネ88が広がるように構成したことであり、その他の第1の実施の形態と同一構成には同一符号を付すことにより説明を省略する。 【0045】つまり、放電灯の点灯などによる発熱によってバネ88が広がり、その為に、点灯装置51あるいはボックス支持部材55の少なくとも一方が、より確実に下方へ押し下げられ、その押し下げ力によって、ボックス支持部材55の一端あるいは点灯装置51の少なくとも一方が天井19の裏面59に当接するように構成した。 【0046】この様に構成することにより、ボックス支持部材55の一端あるいは点灯装置51の少なくとも一方を、より確実に固定することができる。また、支持棒58及び制御部材80を設けることで、仮に、バネ88が狭まる方向に熱が作用しても、ボックス支持部材55の一端あるいは点灯装置51の少なくとも一方を確実に固定することができる。 【0047】(実施の形態6)図8は、本発明に係る第6の実施の形態の埋め込み型照明器具を示すもので、図1に示した第1の実施の形態と異なる点は、ボックス支持部材55の代わりに、支点90、91などにて曲折可能な、点灯装置51を支持する支持板81を設け、その一端を器具本体52の上部に連結し、その他端を器具本体52の下部に連結し、器具を天井に設置した状態において、点灯装置51の重量がより大きく天井19の裏面59に伝達されるように構成したことであり、その他の第1の実施の形態と同一構成には同一符号を付すことにより説明を省略する。 【0048】この様に構成することにより、点灯装置51が下方へ移動することによって、器具本体52全体が上方に、より確実に引き上げられることができるので、より確実に天井19を挟持することができる。 【0049】(実施の形態7)図9は、本発明に係る第7の実施の形態の埋め込み型照明器具を示すもので、図8に示した第6の実施の形態と異なる点は、支持板81の代わりに、点灯装置51に設けた貫通孔に貫通して点灯装置51を支持する支持部82を設けて、器具を天井19に設置した状態において、点灯装置51の重量がより大きく天井19の裏面59に伝達されるように構成したことであり、その他の第1の実施の形態と同一構成には同一符号を付すことにより説明を省略する。 【0050】この様に構成することにより、点灯装置51が下方へ移動することによって、より確実に天井19を挟持することができる。 【0051】なお、支持部82には螺旋ネジを設け、点灯装置51に設けた貫通孔にも支持部82の螺旋ネジに対応した螺旋ネジを設けてもよく、この様に構成することにより、支持部82を回転させることで、点灯装置51の移動を容易に行うことができる。 【0052】(実施の形態8)図10は、本発明に係る第8の実施の形態の埋め込み型照明器具を示すもので、図4に示した第2の実施の形態と異なる点は、ボックス支持部材55と点灯装置51との間に、逆行防止機構93を設けたことであり、その他の第2の実施の形態と同一構成には同一符号を付すことにより説明を省略する。 【0053】放電灯60をソケット50に装着して(図10中の2点鎖線)から、透光開口に対して略平行になるように放電灯60を回動する(図10中の点線)ことにより、放電灯60を器具本体52に装着する。その際、点灯装置51における、逆行防止機構93から離れた側が天井19の裏面59に当接して固定され(図10中の実線)、点灯装置51と外鍔部54とで天井19が挟持されることにより、器具の取り付けが行える。逆行防止機構93を設けているために、一旦、点灯装置51が固定されて器具が固定されると、点灯装置51を上方へ移動するには、逆行防止機構93を解除する解除操作を行わねばならないため、以後、放電灯60の着脱によってソケット50を回動させても、器具全体は安定に固定することができる。 【0054】なお、本発明に係る実施の形態は前述のものに限らず、本発明の作用効果を奏するものであれば、前記各実施の形態を適宜組み合わせてたものであっても良い。 【0055】 【発明の効果】請求項1乃至請求項12に記載の発明によれば、器具全体の平衡を保つことが可能で、部品点数を低減することが可能で、器具の取り付け作業性が向上可能で、器具の施工後も、天井材の振動などによって上下方向等に回動することのない埋め込み型照明器具を提供できる。
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| 【出願人】 |
【識別番号】000005832 【氏名又は名称】松下電工株式会社
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| 【出願日】 |
平成11年7月27日(1999.7.27) |
| 【代理人】 |
【識別番号】100111556 【弁理士】 【氏名又は名称】安藤 淳二 (外1名)
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| 【公開番号】 |
特開2001−43724(P2001−43724A) |
| 【公開日】 |
平成13年2月16日(2001.2.16) |
| 【出願番号】 |
特願平11−212894 |
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