| 【発明の名称】 |
車輌用灯具 |
| 【発明者】 |
【氏名】片瀬 友史
【氏名】奥田 忠之
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| 【要約】 |
【課題】光源及び/又は点灯回路から出るノイズの遮蔽を安価に行うことを課題とする。
【解決手段】両端に接点25bを有し該接点が絶縁カバー26で覆われた光源バルブ25と、該光源バルブの光を前方へ反射させるリフレクタ21と、該リフレクタを支持するボディ2と、上記光源バルブの前側に配置される透光カバー5とを備え、上記リフレクタは導電性を有する材料で形成され、上記ボディとリフレクタとによって上記絶縁カバーを挟持することによって上記光源をボディに支持するようにした車輌用灯具1。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】 両端に接点を有し該接点が絶縁部材で覆われた光源と、該光源の光を前方へ反射させるリフレクタと、該リフレクタを支持するボディと、上記光源の前側に配置される透光カバーとを備え、上記リフレクタは導電性を有する材料で形成され、上記ボディとリフレクタとによって上記絶縁部材を挟持することによって上記光源をボディに支持することを特徴とする車輌用灯具。 【請求項2】 上記光源と透光カバーとの間に透明導電膜を配置したことを特徴とする請求項1に記載の車輌用灯具。 【請求項3】 上記透明導電膜は透明シート上に成膜されたことを特徴とする請求項2に記載の車輌用灯具。 【請求項4】 上記透明シートとリフレクタを複数箇所において一緒にボディに固定したことを特徴とする請求項3に記載の車輌用灯具。
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【発明の詳細な説明】【0001】 【発明の属する技術分野】本発明は新規な車輌用灯具である。詳しくは、光源及び/又は点灯回路から出るノイズの遮蔽を安価に行う技術に関する。 【0002】 【従来の技術】車輌用灯具に、放電バルブ、例えば、ネオン管を光源としたものがある。 【0003】ネオン管はその両端に接点を有し、このようなネオン管をリフレクタによって支持するため、リフレクタは合成樹脂によって形成していた。 【0004】 【発明が解決しようとする課題】上記したように、リフレクタを合成樹脂によって形成した場合、ネオン管から出るノイズを遮蔽するためにリフレクタのネオン管の接点と接触する惧れのない背面に導電性を有する金属膜を蒸着によって形成する必要があった。 【0005】そのため、リフレクタの形成コストが高くつくという問題があった。 【0006】本発明は、光源及び/又は点灯回路から出るノイズの遮蔽を安価に行うことを課題とする。 【0007】 【課題を解決するための手段】本発明車輌用灯具は、上記した課題を解決するために、両端に接点を有し該接点が絶縁部材で覆われた光源と、該光源の光を前方へ反射させるリフレクタと、該リフレクタを支持するボディと、上記光源の前側に配置される透光カバーとを備え、上記リフレクタは導電性を有する材料で形成され、上記ボディとリフレクタとによって上記絶縁部材を挟持することによって上記光源をボディに支持するようにしたものである。 【0008】従って、本発明車輌用灯具にあっては、光源の接点が絶縁部材によって覆われているため、該絶縁部材で覆われた部分を導電性を有する材料から成る部材によって押さえても何ら問題がないので、リフレクタを導電性を有する材料で形成することができ、改めてリフレクタに金属膜の蒸着を施す必要が無く、リフレクタの製造コストを低く押さえることができる。 【0009】 【発明の実施の形態】以下に、本発明車輌用灯具の実施の形態について添付図面を参照して説明する。なお、図示した実施の形態は、本発明を自動車のリヤウインドシールドの内側やリアスポイラー又はルーフスポイラー内に配置する停止表示灯、いわゆる、ハイマウントストップランプに適用したものである。 【0010】ハイマウントストップランプ1はボディ2を備え、該ボディ2に必要な部材が取付又は保持される。ボディ2は透明な合成樹脂で形成され、平面形状で横長の凸字状をした底面部3と該底面部3の前縁を除く各側縁から上方へ突出した側面部4と前縁から斜め前上方へ湾曲しながら突出した前面カバー部5とが一体に形成されて成る。 【0011】ボディ2の底面部3の上面の前縁寄りの位置にはほぼ円柱状を為す複数の取付ボス6、6、・・・が左右方向にほぼ等間隔に並んで立設されている。この実施の形態では7個の取付ボス6、6、・・・が立設されている。また、ボディ2の底面部3の上面の上記取付ボス6、6、・・・が形成された箇所よりさらに前縁寄りの部分の左右両端部には据付部7、7が形成されている。上記据付部7は左右に近接して並んで形成された2つの支持片8、8で構成され、これら支持片8、8の上縁には半円形の切欠8a、8aが形成されている。その他、ボディ2の底面部3の上面の取付ボス6、6、・・・形成箇所より後ろの部分には複数の取付用カシメピン9、9、・・・が突設されている。 【0012】上記ボディ2の内側に下側シールドケース10が配置される。下側シールドケース10は導電性金属板で形成され、ボディ2の底面部3より僅かに小さいほぼ横長の凸字状をした底面部11と底面部11の前縁を除く側縁から立設された側面部12、12、・・・と前縁の左右両端部から立設された前側面部13、13とが一体に形成されて成る。前側面部13、13は前側へ傾斜されている。そして、底面部11には上記ボディ2の取付ボス6、6、・・・、支持片8、8、・・・が挿通される挿通孔14、14、・・・及び取付用カシメピン9、9、・・・が挿通される取付孔15、15、・・・が形成されている。 【0013】そして、上記下側シールドケース10は、ボディ2の内部に位置され、その底面部11に形成された取付孔15、15、・・・に挿通されたボディ2の取付用カシメピン9、9、・・・の底面部11から上方へ突出された部分がカシメられることによって、ボディ2に固定される。そして、下側シールドケース10の側面部12、12、・・・はボディ2の側面部4の内側に位置し、ボディ2の取付ボス6、6、・・・及び支持片8、8、・・・は下側シールドケース10の底面部11の挿通孔14、14、・・・を通して該底面部11の上方へ突出される。また、下側シールドケース10の前側面部13、13はボディ2の支持片8、8、・・・から成る据付部7、7の前方をボディ2に一体に形成された前面カバー部5に対して覆うように位置される。 【0014】下側シールドケース10の上側を覆うように上側シールドケース16が配置される。上側シールドケース16は導電性金属板で形成され、下側シールドケース10の底面部11とほぼ同じ大きさのほぼ横長の凸字状をした天面部17と該天面部17の前縁を除いた側縁から下方へ突出した側面部18、18、・・・とが一体に形成されて成り、天面部17がボディ2の内部空間を覆うように位置され、側面部18、18、・・・がボディ2の側面部4の内側に位置される。そして、下側シールドケース10の側面部12、12、・・・と上側シールドケース16の側面部18、18、・・・とによってボディ2の側面部4の内側がほぼ全体に亘って覆われる。 【0015】ボディ2の上面が上面カバー19によって覆われる。上面カバー19は合成樹脂で形成され、ボディ2の上面部の形状より僅かに小さいほぼ横長の凸字状をした板状を為し、ボディ2の側面部4及び前面カバー部5の上端の内側に形成された段差部20内に嵌め合わされ、その状態で、上面カバー19の周縁部がボディ2の側面部4及び前面カバー部5の上端に超音波溶着等によって取着される。 【0016】以上のように、ボディ2と上面カバー19とによって形成された空間内にリフレクタ、光源バルブ及び点灯回路装置等が配置される。 【0017】リフレクタ21は、例えば、アルミニウムのように導電性を有する金属材料で形成され、横断面(長さ方向に垂直に切断した面)形状で前方に向かって窪んだ凹曲面を為す前面を有する主部22と該主部22の両側端の上端から側方へ突出した押さえ部23、23と主部22の上端及び押さえ部23、23から後方へ突出した取付片24、24、・・・とが一体に形成されて成る。 【0018】そして、主部22の前面22aは磨かれて鏡面状に形成されるか又は蒸着処理等により反射面に形成され、押さえ部23、23は下方に開口した円弧状に形成されている。 【0019】光源バルブ25は長い棒状のガラス管25aを有し、該ガラス管の両端に接点25b、25bを有する、例えば、ネオン管等が使用される。該光源バルブ25のガラス管25aの両端部には絶縁カバー26、26が覆着される。 【0020】絶縁カバー26は、絶縁材料、好ましくは耐熱性に優れた絶縁材料、例えば、シリコンゴム等で形成され、2つの筒状部26a、26bがほぼL字状に結合された如き形状をしている。そして、光源バルブ25はその両端部がそれぞれ絶縁カバー26、26の一方の筒状部26a、26aに内嵌され、絶縁カバー26、26の他方の筒状部26b、26b内に挿入された給電コード27、27が絶縁カバー26、26内で光源バルブ25の接点25b、25bに接続される。 【0021】そして、上記光源バルブ25はリフレクタ21によってボディ2に押さえ付けられて固定される。 【0022】先ず、光源バルブ25はその両端部に取着された絶縁カバー26、26の一方の筒状部26a、26aがボディ2に形成された据付部7、7の支持片8、8、・・・の切欠8a、8a、・・・の上に載置される。 【0023】次いで、リフレクタ21が、その主部22が光源バルブ25の両端部を除く部分の直ぐ後ろに位置する状態で各取付片24、24、・・・の後端部がボディ2の取付ボス6、6、・・・の上端にネジ28、28、・・・によって固定される。これによって、リフレクタ21はボディ2に固定されると共に、その押さえ部23、23がボディ2の据付部7、7上に載置されている絶縁カバー26、26の一方の筒状部26a、26aを上方から据付部7、7の方へ押さえ付けるようになる。従って、光源バルブ25は絶縁カバー26、26の一方の筒状部26a、26a内に内嵌されている両端部が絶縁カバー26、26を介してボディ2の据付部7、7とリフレクタ21の押さえ部23、23とによって挟持された状態となる。このようにして光源バルブ25がボディ2に取り付けられる。 【0024】なお、上記給電コード27、27はインバーター等から成る点灯回路装置29に接続され、そして、点灯回路装置29はリフレクタ21の裏側で下側シールドケース10の底面部11の上に載置され、その状態でボディ2に適宜手段によって固定される。 【0025】そして、上記光源バルブ25と前面カバー部5との間に透明導電膜30が配置される。該透明導電膜30は弾性を有する透明なフィルム上に透明な導電膜30を蒸着手段等により成膜したものである。上記透明フィルムの一方の側縁には挿通孔31、31、・・・が形成されており、上記したリフレクタ21がボディ2に固定される前に上記透明フィルムは透明導電膜30を上側にした状態でその挿通孔31、31、・・・にボディ2の取付ボス6、6、・・・が挿通されて下側シールドケース10の底面部11の上に重ねられた状態とされる。その状態から、光源バルブ25の両端部がボディ2の据付部7、7上に据え付けられ、それから、リフレクタ21がボディ2の上に載置され、その取付片24、24、・・・の後端部がボディ2の取付ボス6、6、・・・の上端に載置された状態とされる。これによって光源バルブ25の両端部が絶縁カバー26、26を介してリフレクタ21の押さえ部23、23によってボディ2の据付部7、7に押さえ付けられ、また、上記透明フィルムが下側シールドケース10の底面部11とリフレクタ21の主部22の下端との間に挟まれ、透明フィルム上に形成された透明導電膜30が導電性を有する材料から成るリフレクタ21と接触した状態となる。 【0026】それから、透明導電膜30を形成された透明フィルムの挿通孔31、31、・・・が形成された端部と反対側の端部が上方へ、さらに、後方へと折り曲げられて、光源バルブ25の前側を回り込み、さらに、リフレクタ21の上を通ってリフレクタ21の取付片24、24、・・・の後端部の上面に重ね合わされる。そして、リフレクタ21の取付片24、24、・・・の後端部の上面に重ね合わされた透明フィルムの端部が上記ネジ28、28、・・・によって取付片24、24、・・・と共にボディ2の取付ボス6、6、・・・の上端にネジ止めされる。これによって、透明導電膜30がリフレクタ21の取付片24、24、・・・と接触される。 【0027】以上のようにして、透明導電膜30は光源バルブ25の後側を除く3方、すなわち、上下及び前側を覆い、且つ、光源バルブ25の後側を覆うリフレクタ21と電気的に接続されることになる。従って、光源バルブ25はリフレクタ21と透明導電膜30とによって周りをシールドされた状態となり、光源バルブ25が発するノイズがハイマウントストップランプ1外に漏れることが無くなる。また、万が一漏れることがあっても、それは無視できるほど僅かなものとなる。 【0028】上記したハイマウントストップランプ1にあっては、光源バルブ25の接点25b、25bが設けられた両端部が絶縁部材である絶縁カバー26、26によって覆われ、該絶縁カバー26、26で覆われた両端部がボディ2に形成された据付部7、7とボディ2に取り付けられるリフレクタ21との間で挟持されてボディ2に取り付けられるので、リフレクタ21を導電性を有する材料で形成しても光源バルブ25の接点25b、25bと短絡するおそれが無く、リフレクタ21によって光源バルブ25の両端部をボディ2に押さえ付けようとする場合、リフレクタを絶縁材料で形成する必要が無く、従来のように、リフレクタを絶縁材料で形成し、光源からでるノイズを遮蔽するための導電膜をリフレクタに蒸着手段等の後工程によって形成していたのに比べて手間が省け、製造コストを低減することができるという利点を有する。 【0029】また、光源バルブ25からでるノイズを遮蔽するために光源バルブ25と前面カバー部5との間に配置される部材は透明導電膜30であるので、例えば、導電性を有する微細な線材を網状に編成したものを使用する場合に比較して見栄えが良好である。特に、前面カバー部5がレンズステップを有しない、いわゆる、素通しのものである場合には、網状のものを使用した場合に比較して特段に見栄えが向上する。 【0030】さらに、上記透明導電膜30は透明フィルム上に透明導電膜を成膜させることによって形成したので、例えば、前面カバー部5の内面に直接透明導電膜を成膜するのに比較して大がかりな設備を必要とせず、製造コストを低減することができる。 【0031】さらにまた、透明導電膜30はリフレクタ21と共にネジ止めされることによって、ボディ2に取着されるので、その取付の手間が省け、コストの低減に役立つ。しかも、リフレクタ21はその全長に亘ってほぼ均一に配置された複数の箇所でボディ2に固定され、該複数の取付部において透明導電膜30がネジ止めによる圧力によってリフレクタ21に接触されるので、透明導電膜30とリフレクタ21との間の接続抵抗が低くなり、光源バルブ25からでるノイズの遮蔽効果が高くなる。 【0032】なお、上記した実施の形態において示した各部の形状及び構造は、何れも本発明を実施するに際して行う具体化のほんの一例を示したものに過ぎず、これらによって、本発明の技術的範囲が限定的に解釈されるようなことがあってはならないものである。 【0033】 【発明の効果】以上に記載したところから明らかなように、本発明車輌用灯具は、両端に接点を有し該接点が絶縁部材で覆われた光源と、該光源の光を前方へ反射させるリフレクタと、該リフレクタを支持するボディと、上記光源の前側に配置される透光カバーとを備え、上記リフレクタは導電性を有する材料で形成され、上記ボディとリフレクタとによって上記絶縁部材を挟持することによって上記光源をボディに支持することを特徴とする。 【0034】従って、本発明車輌用灯具にあっては、光源の接点が絶縁部材によって覆われているため、該絶縁部材で覆われた部分を導電性を有する材料から成る部材によって押さえても何ら問題がないので、リフレクタを導電性を有する材料で形成することができ、改めてリフレクタに金属膜の蒸着を施す必要が無く、リフレクタの製造コストを低く押さえることができる。 【0035】請求項2に記載した発明にあっては、上記光源と透光カバーとの間に透明導電膜を配置したので、光源からでるノイズを遮蔽することができると共に、見栄えが良好である。 【0036】請求項3に記載した発明にあっては、上記透明導電膜は透明シート上に成膜されたので、透光カバーに透明導電膜を直接成膜する場合に比較して、その製造のための設備が簡単なもので済み、コストを低減することができる。 【0037】請求項4に記載した発明にあっては、上記透明シートとリフレクタを複数箇所において一緒にボディに固定したので、取付性が良好となる。また、複数箇所において透明導電膜がリフレクタに接触されるので、透明導電膜とリフレクタとの間の接続抵抗が低くなり、光源からでるノイズの遮蔽効果が高くなる。
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| 【出願人】 |
【識別番号】000001133 【氏名又は名称】株式会社小糸製作所
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| 【出願日】 |
平成12年4月20日(2000.4.20) |
| 【代理人】 |
【識別番号】100069051 【弁理士】 【氏名又は名称】小松 祐治
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| 【公開番号】 |
特開2001−307515(P2001−307515A) |
| 【公開日】 |
平成13年11月2日(2001.11.2) |
| 【出願番号】 |
特願2000−118933(P2000−118933) |
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