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【発明の名称】 車両のランプ構造
【発明者】 【氏名】関 秀幸

【氏名】清水 康治

【要約】 【課題】車両のランプ構造において水抜き部を備えた場合、水が前側(レンズ側)からランプ付近に噴射された際に、水が水抜き部を逆向きに流れてランプハウジングに入り込むと言うような状態を防止する。

【解決手段】ランプハウジング2の外壁部2aに溝部6及び溝外壁部7を備えて、溝部6にシール部材を配置した状態でレンズ3の外周部3aによりシール部材を押圧して、レンズ3をランプハウジング2に取り付けるように構成し、レンズ3の外周部3a及びシール部材のうちの少なくとも一方に、水抜き部3bを形成する。溝外壁部7の先端及び横外側を覆うカバー部12を、レンズ3の外周部3aに備える。
【特許請求の範囲】
【請求項1】 ランプハウジングにおけるレンズ側開口の外壁部の外周部に、前記レンズ側開口と同じ向きに向いて開放された溝部、及び前記溝部の外周部に位置して前記レンズ側開口と同じ向きに向いて延出された溝外壁部を備え、前記溝部にシール部材を配置した状態でレンズの外周部により前記シール部材を押圧して、前記レンズを前記ランプハウジングに取り付けるように構成し、前記レンズの外周部及びシール部材のうちの少なくとも一方に、水抜き部を形成すると共に、前記溝外壁部の先端及び横外側を覆うカバー部を前記レンズの外周部に備えてある車両のランプ構造。
【請求項2】 前記レンズの外周部から半径方向に延出される第1部分、及び前記第1部分から前記溝外壁部の横外側に沿って延出される第2部分を備えて、前記カバー部を構成すると共に、車両の固定部に開口を形成し、前記固定部の開口に裏側から前記レンズを入り込ませて、前記ランプハウジングを前記固定部に取り付けるように構成し、前記固定部の開口の大きさを、前記レンズの外周部よりも大きく且つ前記カバー部の第2部分よりも小さなものに設定してある請求項1に記載の車両のランプ構造。
【請求項3】 前記ランプハウジングを固定部に取り付ける為のステーを、前記水抜き部が位置する前記ランプハウジングの部分から、前記水抜き部の裏側を覆うように延出してある請求項1又は2に記載の車両のランプ構造。
【請求項4】 前記ステーにおける前記水抜き部から外れた部分に、水抜き孔を設けてある請求項3に記載の車両のランプ構造。
【発明の詳細な説明】【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、乗用車やトラック等の商用車、建設機械等の産業用の車両において使用されるランプの構造に関する。
【0002】
【従来の技術】車両で使用されるランプでは、例えば特開平8−195108号公報に開示されているように、ランプハウジング(前記公報の図1中の12)において、レンズ側開口の外壁部の外周部に、レンズ側開口と同じ向きに向いて開放された溝部(前記公報の図1中の12b)、及び溝部の外周部に位置してレンズ側開口と同じ向きに向いて延出された溝外壁部(前記公報の図1中の12c)を備えたものがある。これにより、溝部にシール部材を配置し、レンズ(前記公報の図1中の13)の外周部(前記公報の図1中の13f)によりシール部材を押圧して、レンズをランプハウジングに取り付ける。この場合、レンズの外周部に切り欠き状の水抜き部(前記公報の図1中の13g)を形成して、ランプハウジングに入り込んだ水を、水抜き部を介してランプハウジングの外部に排出するように構成されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】例えは洗車時等のように、水が前側(レンズ側)からランプ付近に噴射された際、特開平8−195108号公報の構造では、ランプハウジングの溝外壁部(前記公報の図1中の12c)とレンズの外周部(前記公報の図1中の13f)との間に水が入り込み、水抜き部を逆向きに水が流れて、ランプハウジングに水が入り込むおそれがある。本発明は車両のランプ構造において、水抜き部を備えた場合、水が前側(レンズ側)からランプ付近に噴射された際、水が水抜き部を逆向きに流れてランプハウジングに入り込むと言うような状態を防止することを目的としている。
【0004】
【課題を解決するための手段】[I]車両のランプ構造において、ランプハウジングにおけるレンズ側開口の外壁部の外周部に、レンズ側開口と同じ向きに向いて開放された溝部、及び溝部の外周部に位置してレンズ側開口と同じ向きに向いて延出された溝外壁部を備えて、ランプハウジングの溝部にシール部材を配置した状態でレンズの外周部によりシール部材を押圧して、レンズをランプハウジングに取り付けるように構成し、レンズの外周部及びシール部材のうちの少なくとも一方に水抜き部を形成した場合、請求項1の特徴によると、ランプハウジングの溝外壁部の先端及び横外側を覆うカバー部が、レンズの外周部に備えられている。
【0005】前述のように請求項1の特徴によると、レンズをランプハウジングに取り付けた状態で、ランプハウジングの溝部及び溝外壁部が、レンズのカバー部により前側(レンズ側)から覆われた状態となり、ランプハウジングの溝外壁部とレンズのカバー部との間の隙間が、裏側に向いた状態になる。これにより請求項1の特徴によると、水が前側(レンズ側)からランプ付近に噴射されても、ランプハウジングの溝外壁部とレンズのカバー部との間の隙間に、水が直接に入り込むことは少ないのであり、前側(レンズ側)から噴射された水が、ランプハウジングの溝部(水抜き部)に達すると言う状態は生じ難い。
【0006】前側(レンズ側)から噴射された水が、ランプハウジングの溝外壁部とレンズのカバー部との間の隙間に入り込んでも、請求項1の特徴によれば、水はランプハウジングの溝外壁部とレンズのカバー部との間の隙間を、水の噴射方向とは逆向きに流れないと、ランプハウジングの溝部(水抜き部)に達することはできないので、前側(レンズ側)から噴射された水が、ランプハウジングの溝外壁部とレンズのカバー部との間の隙間に入り込んで水抜き部に達すると言う状態は生じ難い。
【0007】[II]請求項2の特徴によると、請求項1の場合と同様に前項[I]に記載の「作用」を備えており、これに加えて以下のような「作用」を備えている。請求項2の特徴によると、レンズの外周部から半径方向に延出される第1部分及び第1部分からランプハウジングの溝外壁部の横外側に沿って延出される第2部分を備えて、レンズのカバー部が構成されており、レンズの外周部よりもレンズのカバー部(第2部分)の方が大きい状態になっている。固定部の開口に裏側からレンズを入り込ませて、ランプハウジングを固定部に取り付ける場合、請求項2の特徴によると、固定部の開口の大きさが、レンズの外周部よりも大きく且つレンズのカバー部(第2部分)よりも小さなものに設定されている。
【0008】前述のように請求項2の特徴によれば、固定部の開口に裏側からレンズを入り込ませて、ランプハウジングを固定部に取り付けると、前側(レンズ側)から見た場合、固定部の開口とレンズの外周部との間の隙間から、レンズのカバー部は見えるが、ランプハウジングは見えない状態になっている。これにより請求項2の特徴によると、水が前側(レンズ側)からランプ付近に噴射された際、固定部の開口とレンズの外周部との間の隙間から水が入り込んでも、水がレンズのカバー部(第1部分)に当たるので、奥側(ランプハウジングの溝外壁部とレンズのカバー部との間の隙間)に水が達し難い状態になっている。
【0009】[III]請求項3の特徴によると、請求項1又は2の場合と同様に前項[I][II]に記載の「作用」を備えており、これに加えて以下のような「作用」を備えている。前項[I][II]に記載のように、ランプハウジングの溝外壁部とレンズのカバー部との間の隙間が、裏側に向いた状態になっていると、ランプハウジングの裏側から水が飛んで来た場合(例えばランプハウジングの裏側に車輪が位置して、車輪によって飛ばされた水がランプハウジングに飛んで来るような状態)、ランプハウジングの溝外壁部とレンズのカバー部との間の隙間に、水が入り込むおそれがある。
【0010】請求項3の特徴によると、ランプハウジングにステーを備え、ステーを介してランプハウジングを固定部に取り付けるように構成した場合、水抜き部(レンズの外周部及びシール部材のうちの少なくとも一方に形成されているもの)が位置するランプハウジングの部分から、水抜き部の裏側を覆うようにステーが延出されている。これにより請求項3の特徴によると、ランプハウジングの裏側から水が飛んで来ても、ランプハウジングの溝外壁部とレンズのカバー部との間の隙間において水抜き部が位置する部分に、水が直接に入り込まない。
【0011】[IV]請求項4の特徴によると、請求項3の場合と同様に、前項[I]〜[III]に記載の「作用」を備えており、これに加えて以下のような「作用」を備えている。前項[III]に記載のように、水抜き部(レンズの外周部及びシール部材のうちの少なくとも一方に形成されているもの)が位置するランプハウジングの部分から、水抜き部の裏側を覆うようにステーが延出されていると、水が前側(レンズ側)からランプ付近に噴射された際、ステーに水が受け止められて、ランプハウジングの溝外壁部とレンズのカバー部との間の隙間に、水が入り込むことが考えられる。
【0012】請求項4の特徴によると、ステーに水抜き孔が設けられているので、前述のように、水が前側(レンズ側)からランプ付近に噴射された際、ステーに水が受け止められても、ステーの水抜き孔から水が抜けるので、ステーに受け止められた水が、ランプハウジングの溝外壁部とレンズのカバー部との間の隙間に入り込むと言う状態は生じ難い。この場合、ステーにおける水抜き部(レンズの外周部及びシール部材のうちの少なくとも一方に形成されているもの)から外れた部分に、水抜き孔が設けられているので、前項[III]に記載のようにランプハウジングの裏側から水が飛んで来てステーの水抜き孔に入り込んでも、ランプハウジングの溝外壁部とレンズのカバー部との間の隙間において水抜き部が位置する部分に、裏側から飛んで来てステーの水抜き孔に入り込んだ水が達すると言う状態は生じ難い。
【0013】
【発明の実施の形態】図1及び図2に、乗用車のフロントバンパー5に取り付けられる丸型のランプ1が示されており、ランプハウジング2、レンズ3及びバルブ4等を備えてランプ1が構成されている。
【0014】次に、ランプ1におけるランプハウジング2の構造について説明する。図1,2,3に示すように、ランプハウジング2は大径の円筒状の部分及び小径の円筒状の部分を円錐状の部分でつないだような形状に構成されており、小径の円筒状の部分にバルブ4が固定されている。ランプハウジング2のレンズ側開口の外壁部2aの外周部に、レンズ側開口と同じ向きに向いて開放された断面半円状の溝部6が備えられ、ランプハウジング2の溝部6の外周部に、レンズ側開口と同じ向きに延出された溝外壁部7が備えられている。
【0015】図1,2,3に示すように、ランプハウジング2の上部及び下部からステー8,9が延出されており、ランプハウジング2におけるステー8の右側及び左側にブラケット10が備えられ、レンズ3の取付用の係合孔10aがブラケット10に備えられている。ステー9において、ランプハウジング2の溝外壁部7に接する部分の左右中央に、レンズ3の取付用の係合孔9aが備えられ、係合孔9aの右及び左横側に水抜き孔9bが備えられている。
【0016】図1,3,4に示すように、ランプハウジング2の溝外壁部7において、ステー9の係合孔9a及び水抜き孔9bから外れた部分が切り欠かれて、水抜き部7aが形成されている。図3,4,5,7に示すように、ランプハウジング2の溝部6において、ステー9の係合孔9a及び水抜き孔9bから外れた部分(ランプハウジング2の溝外壁部7の水抜き部7aとは反対側)に、縦壁部11がランプハウジング2の外壁部2a及び溝外壁部7に亘って形成されている。
【0017】次に、ランプ1におけるレンズ3の構造について説明する。図1,2,6,7に示すように、ランプハウジング2と同様にレンズ3も円形に構成されており、ランプハウジング2の外壁部2aよりも少し大径の外周部3aが備えられている。レンズ3の外周部3aから半径方向に第1部分12aが延出され、第1部分12aから図2の紙面右方に第2部分12bが延出されて、第1及び第2部分12a,12bによりカバー部12が構成されている。レンズ3のカバー部12の第2部分12bに、3個の係合爪13が備えられており、レンズ3の外周部3aにおいて、係合爪13から外れた部分が切り欠かれて、水抜き部3bが形成されている。
【0018】以上のように構成されたランプハウジング2及びレンズ3に対して、ランプハウジング2の溝部6に入れるシール部材14は、図1に示すように閉ループ状ではなく一対の端部を備えた紐状であり、断面は円形である。これによって図2,4,5に示すように、シール部材14の両方の端部を縦壁部11に当て付けながら、シール部材14をランプハウジング2の溝部6に入れるのであり、縦壁部11によってシール部材14の位置が決められる。
【0019】前述のようにシール部材14をランプハウジング2の溝部6に入れた状態で、図2及び図4に示すように、レンズ3の外周部3aをランプハウジング2の溝部6に入れて、レンズ3の外周部3aでシール部材14を押圧しながら、レンズ3の係合爪13をブラケット10の係合孔10a及びステー9の係合孔9aに挿入して、レンズ3をランプハウジング2に取り付ける。
【0020】この場合、図4,5,7に示すようにレンズ3の水抜き部3bが縦壁部11を跨ぐ位置に位置するように、レンズ3をランプハウジング2に取り付けるのであり、レンズ3の水抜き部3bが縦壁部11を跨ぐ位置に位置しないと、レンズ3の外周部3aが縦壁部11に当って、レンズ3の係合爪13をステー9の係合孔9aに挿入することができない。言い換えると、作業者がレンズ3をランプハウジング2に取り付ける際、レンズ3の係合爪13をステー9の係合孔9aに挿入することができなければ、レンズ3の水抜き部3bが縦壁部11を跨ぐ位置に位置していない状態であることを、作業者が認識することができる。
【0021】以上のようにレンズ3をランプハウジング2に取り付けた状態で、図2,4,6,7に示すように、ランプハウジング2の溝部6及び溝外壁部7が、レンズ3のカバー部12(第1及び第2部分12a,12b)により前側(レンズ3側)から覆われた状態となり、ステー8,9及びブラケット10から外れた部分において、ランプハウジング2の溝外壁部7とレンズ3のカバー部12(第2部分12b)との間の隙間が、裏側(図2の紙面右向き)に向いた状態になる。ステー8,9及びブラケット10の部分においては、レンズ3のカバー部12(第2部分12b)が、ステー8,9及びブラケット10に略接するような状態(例えば隙間が0.5mm程度)になるのであり、図4に示すようにレンズ3のカバー部12(第2部分12b)から外側に外れた位置に、ステー9の水抜き孔9bが位置している。
【0022】これにより、ランプハウジング2に入り込んだ水は、図7に示すようにランプハウジング2の外壁部2aとレンズ3の外周部3aとの間の隙間を図7の紙面右方に流れ、レンズ3の水抜き部3b(縦壁部11)を図7の紙面下方に流れて、ランプハウジング2の溝部6(溝外壁部7)に達する。次に水は図4及び図5に示すように、ランプハウジング2の溝部6(溝外壁部7)に沿って図4及び図5の紙面右方に流れ、ランプハウジング2の溝外壁部7の水抜き部7aに達して、又はランプハウジング2の溝外壁部7を図7の紙面左方に乗り越えて、レンズ3のカバー部12(第2部分12b)とステー9との間の隙間から図4の紙面下方に抜ける。
【0023】次に、前述のようにしてレンズ3をランプハウジング2に取り付けたランプ1を、フロントバンパー5に取り付けた状態について説明する。図2に示すように、フロントバンパー5に円形の開口5aが形成されて、フロントバンパー5の裏面に取付部5bが備えられている。フロントバンパー5の開口5aの内径が、レンズ3の外周部3aの外径よりも少し大きく、レンズ3のカバー部12(第2部分12b)の外径よりも小さなものに設定されている。
【0024】これにより、図2に示すように、フロントバンパー5の裏側からレンズ3をフロントバンパー5の開口5aに挿入して、ステー8,9をフロントバンパー5の取付部5bに、ビス15によって固定する。前述のようにしてランプ1をフロントバンパー9に取り付けた状態において、前側(レンズ3側)から見た場合、図2及び図4に示すようにフロントバンパー5の開口5aとレンズ3の外周部3aとの間の隙間から、レンズ3のカバー部12(第1部分12a)は見えるが、ランプハウジング2の溝部6(シール部材14)や溝外壁部7、ステー8,9、ステー9の係合孔9a及び水抜き孔9b、ブラケット10(係合孔10a)は見えない状態になっている。
【0025】以上の構造によって、水が前側(レンズ3側)からランプ1の付近に噴射されて、フロントバンパー5の開口5aとレンズ3の外周部3aとの間の隙間に入り込んでも、水がレンズ3のカバー部12(第1部分12a)に当たって、水の勢いが弱められるのであり、水がレンズ3のカバー部12の第2部分12bに達しても、ステー8,9及びブラケット10から外れた部分において、水が裏側(図2の紙面右方)に抜けるので、ランプハウジング2の溝外壁部7とレンズ3のカバー部12(第2部分12b)との間の隙間に水が入り込むと言う状態は生じ難い。
【0026】前述のように前側(レンズ3側)から噴射された水が、フロントバンパー5の開口5aとレンズ3の外周部3aとの間の隙間に入り込み、レンズ3のカバー部12の第2部分12bからステー9に達しても、ステー9の水抜き孔9bを介して、水がある程度裏側(図2の紙面右方)に抜けるので、ステー9においてランプハウジング2の溝外壁部7とレンズ3のカバー部12(第2部分12b)との間の隙間に、水が入り込むと言う状態は生じ難く、レンズ3の外周部3aの水抜き部3b(縦壁部11)に水が達すると言う状態は生じ難い。
【0027】又、ステー9においてランプハウジング2の溝外壁部7とレンズ3のカバー部12(第2部分12b)との間の隙間に水が入り込んでも、水はランプハウジング2の溝外壁部7とレンズ3のカバー部12(第2部分12b)との間の隙間を逆向き(図2の紙面左方)に流れないと、レンズ3の外周部3aの水抜き部3b(縦壁部11)に達することができないので、レンズ3の外周部3aの水抜き部3b(縦壁部11)に水が達すると言う状態は生じ難い。
【0028】フロントバンパー5の裏側(図2の紙面右方)に位置する前輪(図示せず)からランプ1に水が飛んで来ても、レンズ3の外周部3aの水抜き部3b(縦壁部11)の裏側にステー9が位置していることにより(図4参照)、レンズ3の外周部3aの水抜き部3b(縦壁部11)に水が達すると言う状態は生じ難い。前輪(図示せず)からランプ1に飛んで来た水が、ステー9の水抜き孔9bに入り込んでも、レンズ3の外周部3aの水抜き部3b(縦壁部11)から外れた位置に、ステー9の水抜き孔9bが位置しているので(図4参照)、レンズ3の外周部3aの水抜き部3b(縦壁部11)に水が達すると言う状態は生じ難い。
【0029】[発明の実施の別形態]図1に示すレンズ3において、レンズ3の外周部3aに形成された水抜き部3bを廃止し、シール部材14の一部を切り欠いて、水抜き部3bを形成してもよく、レンズ3の外周部3a及びシール部材14の両方に水抜き部3bを形成してもよい。図1に示すレンズ3は無色透明のものばかりではなく、赤色やオレンジ色等に着色されたレンズ3を使用してもよい。本発明はフロントバンパー5の開口5aに取り付られるランプ1ばかりではなく、リヤバンパー(図示せず)の開口やボディ(図示せず)の開口に取り付けられるランプ1にも適用できるものであり、丸型のランプ1ばかりではなく、角型のランプ1にも適用できる。
【0030】
【発明の効果】請求項1の特徴によると、車両のランプ構造においてレンズの外周部に備えられたカバー部により、ランプハウジングの溝外壁部の先端及び横外側を覆うように構成することによって、水が前側(レンズ側)からランプ付近に噴射された場合、ランプハウジングの溝外壁部とレンズのカバー部との間の隙間に、水が直接に入り込むことが少ない点、並びに、前側(レンズ側)から噴射された水が、ランプハウジングの溝外壁部とレンズのカバー部との間の隙間に入り込んでも、水の噴射方向とは逆向きに流れないと、水はランプハウジングの溝部(水抜き部)に達することができない点により、前側(レンズ側)から噴射された水が、ランプハウジングの溝外壁部とレンズのカバー部との間の隙間に入り込んで水抜き部に達すると言う状態を少なくすることができ、水抜き部を介して水がランプハウジングに入り込むと言うような状態を防止することができた。
【0031】請求項2の特徴によると、請求項1の場合と同様に前述の請求項1の「発明の効果」を備えており、この「発明の効果」に加えて以下のような「発明の効果」を備えている。請求項2の特徴によると、固定部の開口に裏側からレンズを入り込ませて、ランプハウジングを固定部に取り付けた場合、水が前側(レンズ側)からランプ付近に噴射されて、固定部の開口とレンズの外周部との間の隙間から水が入り込んでも、水がレンズのカバー部に当たり、奥側(ランプハウジングの溝外壁部とレンズのカバー部との間の隙間)に達し難い状態になっているので、前側(レンズ側)から噴射された水が、ランプハウジングの溝外壁部とレンズのカバー部との間の隙間に入り込んで水抜き部に達すると言う状態を、さらに少なくすることができ、水抜き部を介して水がランプハウジングに入り込むと言うような状態をさらに良く防止することができた。
【0032】請求項2の特徴によると、固定部の開口に裏側からレンズを入り込ませて、ランプハウジングを固定部に取り付けた場合、前側(レンズ側)から見た際に、固定部の開口とレンズの外周部との間の隙間から、レンズのカバー部は見えるが、ランプハウジング等は見えない状態になっているので、見栄えの良いものになっている。
【0033】請求項3の特徴によると、請求項1又は2の場合と同様に前述の請求項1又は2の「発明の効果」を備えており、この「発明の効果」に加えて以下のような「発明の効果」を備えている。請求項3の特徴によると、ランプハウジングの裏側から水が飛んで来ても、ランプハウジングのステーにより、ランプハウジングの溝外壁部とレンズのカバー部との間の隙間において水抜き部が位置する部分に、水が直接に入り込まないように構成されているので、水抜き部を介して水がランプハウジングに入り込むと言うような状態をさらに良く防止することができた。
【0034】請求項4の特徴によると、請求項3の場合と同様に前述の請求項3の「発明の効果」を備えており、この「発明の効果」に加えて以下のような「発明の効果」を備えている。請求項4の特徴によると、ランプハウジングのステーにおいて、水抜き部(レンズの外周部及びシール部材のうちの少なくとも一方に形成されているもの)から外れた部分に、水抜き孔を設けることにより、水が前側(レンズ側)からランプ付近に噴射された場合、ステーに受け止められた水がステーの水抜き孔から抜けて、ランプハウジングの溝外壁部とレンズのカバー部との間の隙間に入り込むことを少なくすることができる点、並びに、ランプハウジングの裏側から水が飛んで来てステーの水抜き孔に入り込んでも、ランプハウジングの溝外壁部とレンズのカバー部との間の隙間において水抜き部が位置する部分に、水が達し難い点により、水抜き部を介して水がランプハウジングに入り込むと言うような状態をさらに良く防止することができた。
【出願人】 【識別番号】000002967
【氏名又は名称】ダイハツ工業株式会社
【出願日】 平成12年3月16日(2000.3.16)
【代理人】 【識別番号】100107308
【弁理士】
【氏名又は名称】北村 修一郎
【公開番号】 特開2001−266610(P2001−266610A)
【公開日】 平成13年9月28日(2001.9.28)
【出願番号】 特願2000−73357(P2000−73357)