| 【発明の名称】 |
サーチライト用の焦点制御装置 |
| 【発明者】 |
【氏名】ケネス・ジェイ・フリッケ
【氏名】デイビッド・メンデズ
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| 【要約】 |
【課題】本発明は、単一制御ワイヤのインターフェースを使用してサーチライトの焦点角θの広狭を迅速に制御する焦点制御装置を得ることを目的とする。
【解決手段】モータにより回転駆動されるカムにより焦点角θの広狭を制御される焦点制御装置であり、焦点制御装置(サーチライトヘッド回路60)から離れた位置の制御スイッチSW1 は開位置(オフ)と、電源位置70と、接地位置71とを選択的し、単一ワイヤのインターフェース32は電源位置70では第1の状態であり、接地位置ではそれと異なる第2の状態であり、この状態の変化に応答する入力部のコイル76, 78により制御されるスイッチSW2, 3を含むスイッチング回路によりモータ28を通る電流の極性を反転させ、カム42の回転方向を反転させて焦点角θの拡大縮小の方向を反対にすることを特徴とする。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】 電源を有するプラットフォーム上に取付けられ、電気モータと、回転するように前記モータにより駆動されることのできるカムと、カムにより動作される焦点制御装置とを含むサーチライトの焦点制御装置であって、前記焦点制御装置から離れた位置に配置された制御スイッチとモータとの間の単一ワイヤインターフェース上の制御信号に応答してサーチライトによって放射されたサーチライトビームの焦点角θを狭くおよび広くするように制御する焦点制御装置において、焦点制御装置から離れて位置された制御スイッチは開位置と、電源位置と、接地位置とを選択的にとることのできるように構成され、この制御スイッチが電源位置であるとき、単一ワイヤインターフェースは第1の状態であり、この第1の状態は、制御スイッチが接地位置であるときに生じる単一ワイヤインターフェースの第2の状態とは異なっており、さらに、モータを通って流れる電流の極性を反転させるために電源とモータとの間に接続されているスイッチング回路を具備し、このスイッチング回路は前記制御スイッチに単一ワイヤのインターフェースによって接続され、モータの回転方向を反転させるためにモータを通って流れる電流の極性を反転させるように単一ワイヤのインターフェースの状態の変化に応答する入力部を含んでおり、それによってカムの回転方向を反転させて焦点角θを広げ、またはは狭くする方向を反対方向にすることを特徴とする焦点制御装置。 【請求項2】 モータはDCモータであり、前記制御スイッチが開位置のときにDCモータの両極を接地端子に接続し、電源の電圧が印加される回路が含まれている請求項1記載の焦点制御装置。 【請求項3】 DCモータの第1および第2の極とDC電源との間ならびに極と接地端子との間にダイオードが設けられている請求項1または2記載の焦点制御装置。 【請求項4】 前記入力部は1対のコイルを含んでおり、そのコイル対の一方が電源に接続され、他方が接地端子に接続され、両者が単一ワイヤのインターフェースに直接接続され、それによって単一ワイヤのインターフェースの状態の変化が一方のコイルの付勢を停止し、他方が付勢状態を維持され、コイルは接地端子と電源との間に配置されてDCモータに接続されたバイポーラスイッチとそれぞれ関連しており、それらのバイポーラスイッチは、コイルが単一ワイヤのインターフェースの状態変化により個々に付勢を停止されると、接続を個々に変更してDCモータを通って流れる電流の極性を反転させる請求項1乃至3のいずれか1項記載の焦点制御装置。 【請求項5】 コイルのDC電源と単一ワイヤインターフェースとの間ならびに接地端子と単一ワイヤインターフェースとの間に保護ダイオードがコイルを保護するために設けられている請求項4記載の焦点制御装置。 【請求項6】 スイッチング回路は、二極単投式二重リレーを含んでいる請求項1乃至5のいずれか1項記載の焦点制御装置。 【請求項7】 プラットフォームは胴体を有するヘリコプタまたは固定翼の航空機であり、サーチライトがヘリコプタまたは航空機の胴体の外側の位置に取付けられ、離れて位置されたスイッチは胴体内に配置され、単一ワイヤインターフェースによりスイッチング回路に接続されている請求項1乃至6のいずれか1項記載の焦点制御装置。
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【発明の詳細な説明】【0001】 【発明の属する技術分野】本発明は、サーチライト用の焦点制御装置に関する。とくに、本発明はサーチライト用の二方向性焦点制御装置に関する。 【0002】 【従来の技術】サーチライトは、地上または水中の対象物を照明するために警察および救急ヘリコプタ上で広く使用されている。一般に、サーチライトはジンバル上に取付けられており、このジンバルにより、サーチライトはその光ビームが監視されている対象物と一直線上に整列した状態であるようにするためにヘリコプタに関して角度的に調節されることが可能になる。これは、ヘリコプタが移動するにしたがって対象物がヘリコプタに関して移動するか、あるいはヘリコプタが実質的に静止している場合に対象物が移動する可能性があるために必要である。関係する対象物が何であってもその位置を突き止めるために最初に比較的広い区域を照明し、その後対象物がヘリコプタの乗務員または地上または別の場所の他の観察者により容易に認識可能であるように、対象物を孤立させるために照明すべき区域を漸次的に狭めていくことが必要なことが多い。 【0003】現在、ヘリコプタに取付けられたサーチライトからのサーチライトビームの焦点は、DCモータによって一方向だけに回転するように駆動される単方向性カムによって調節される。その結果、照明される区域の広さの変更が所望されたときに所望の焦点角が過ぎてしまっている場合、単方向性カムは次の回転サイクルになるまでの遅延期間が生じる。この結果、観察されている対象物が照明されている区域から逃亡したり、あるいはこの区域から意図しないのに外れてしまう。したがって、カムの次の回転サイクルまで待たずにオペレータが所望の照明区域を維持し、その区域の広さを迅速に変更する能力を強化するためにカムを両方向に回転させることが望ましい。 【0004】 【発明が解決しようとする課題】ヘリコプタおよび固定翼の航空機では、サーチライトは一般に接続ワイヤハーネスによってヘリコプタまたは航空機の胴体内の内部ケーブルシステムに接続されている。標準的な実施によると、サーチライトの焦点制御装置とのインターフェースに専用のものは接続ワイヤハーネス中の単一のワイヤだけであり、これにより焦点制御装置が単方向性カムの回転位置に基づいて軸方向で二方向に移動する。通常、カムを二方向性のものにするために、DCモータは両方向に動作しなければならない。従来技術の二方向性モータでは、カムが回転する各方向に対して1本づつ計2本のワイヤが回転に必要である。第2のワイヤをワイヤハーネス中に設けるためには、ワイヤハーネスを変更または再設計しなければならない。さらに、ワイヤハーネスが変更または再設計された後、そのヘリコプタまたは航空機は許可局により検査され、航空機またはヘリコプタが法的に飛行を許可される前に、新しいワイヤ装置が認可されなければならない。これは、接続ハーネスの再配線だけでなく、サーチライトおよびサーチライト制御装置の再配線を行う必要のある高価で時間を要する作業である。その結果、焦点制御用の単一のワイヤを有するサーチライトをすでに備えているヘリコプタおよび航空機は、焦点制御が一方向ではなく両方向で行われることを可能にする焦点制御装置の改良を先行して行うものである。 【0005】上述した事項を考慮すると、再配線を行う必要なしにヘリコプタまたは航空機上のサーチライトが二方向性焦点制御を行うように修正されることを可能にする装置が必要である。 【0006】この問題は主として、ヘリコプタおよび固定翼の航空機のようなプラットフォーム上に取付けられたサーチライトに関する問題であるが、それはボートおよび地上車両上に取付けられたサーチライトのような別のプラットフォームならびに遠隔制御される固定支持部上に取付けられるものに対する考慮事項でもある。 【0007】本発明の目的は、焦点制御装置が二方向性であり、サーチライトから離れた制御ステーションとの間で単一制御ワイヤのインターフェースだけしか必要とされない、新しい改良されたサーチライト用焦点制御装置を提供することである。 【0008】 【課題を解決するための手段】本発明は、電源を有するプラットフォーム上に取付けられたサーチライトによって放射されたサーチライトビームの焦点角を狭くしたり、広くしたりする焦点制御装置に関する。サーチライトは、モータと、回転するようにモータにより駆動されることのできるカムと、カムにより動作される焦点制御装置とを含み、この焦点制御装置は離れた位置に配置された制御スイッチとモータとの間の単一ワイヤのインターフェース上の制御信号に応答して焦点角を狭くし、および広くする。離れて位置された制御スイッチは開位置と、電源位置と、接地位置とを有しており、この制御スイッチが電源位置であるとき、単一ワイヤのインターフェースは第1の状態であり、この第1の状態は、制御スイッチが接地位置であるときに生じる単一ワイヤインターフェースの第2の状態とは異なっている。スイッチング回路は、モータを通って流れる電流の極性を反転させるために電源とモータとの間に接続されている。スイッチング回路は制御スイッチに単一ワイヤインターフェースによって接続され、単一ワイヤインターフェースの状態の変化に応答する入力部を含んでおり、この入力部がモータを通って流れる電流の極性を反転させて、モータおよびしたがってカムの回転方向を反転させる。カムの回転が反転されたとき、焦点角の大きさの変化する方向が逆になる。 【0009】本発明の別の特徴において、モータはDCモータであり、制御スイッチが開位置のときにDCモータの両極を接地端子に接続する回路が含まれている。 【0010】本発明のさらに別の特徴において、DCモータの第1および第2の極と電源との間ならびに極と接地端子との間に電圧スパイクを抑制するダイオードが設けられている。 【0011】本発明のさらに別の特徴において、入力部は、一方が電源に接続され、他方が接地端子に接続された1対のコイルを含んでいる。両コイルは単一ワイヤインターフェースに直接接続され、それによって単一ワイヤインターフェースの状態の変化が一方のコイルの付勢を停止し、他方のコイルが付勢された状態に維持される。コイルはDCモータに接続されたバイポーラスイッチとそれぞれ関連しており、接地端子と電源との間に配置され、バイポーラスイッチは、コイルが単一ワイヤインターフェースの状態変化のために個々に付勢を停止されると、接続を個々に変更してDCモータを通って流れる電流の極性を反転させる。 【0012】本発明の別の特徴において、コイルの電源と単一ワイヤインターフェースとの間ならびに接地端子と単一ワイヤインターフェースとの間に保護ダイオードがコイルを保護するために設けられている。 【0013】本発明のさらに別の特徴において、スイッチング回路は、二極単投式二重リレーである。 【0014】本発明の特定の特徴において、サーチライトが取付けられているプラットフォームは、胴体を有するヘリコプタまたは固定翼の航空機であり、サーチライトがヘリコプタまたは航空機の胴体の外側の位置に取付けられ、離れて位置されたスイッチは胴体内に配置され、単一ワイヤインターフェースによりスイッチング回路に接続される。 【0015】本発明のさらに別の特徴において、スイッチング回路は二極単投式二重リレーを含んでおり、隔てて位置されたスイッチが開位置であるときにDCモータの両極を接地端子に接続する回路を含んでいる。 【0016】 【発明の実施の形態】本発明のその他種々の特徴および付随する利点は、添付図面を参照して検討することによってさらに詳細に理解されるであろう。おな、図面において、同じ参照符号はいくつかの図面にわたって同じまたは類似した素子を示している。図1を参照すると、サーチライト12を取付けられた胴体11を有するヘリコプタ10の形態のプラットフォームが示されている。このサーチライトは光ビーム14を焦点角θで投射し、この光ビームが地上または水上の領域16を照明する。ビーム14の焦点角θを広げたり縮めたりすることにより、照明されるべき領域16を拡大または縮小することが望ましいことが多い。たとえば、特定の対象18を求めて広い区域16' をサーチするために、ビーム14は広い焦点角θ1 を有する。人物のような特定の対象18に集中するために、ビーム14は段々にしぼられ、θ2 の焦点角により狭い領域16''を照明する。本発明によると、焦点角θは、θ1 に近付くように焦点角θを一気に広げるか、あるいはθ2 に近付くように焦点角θを一気にしぼるようにヘリコプタ10内の制御装置によって二方向に切換え可能である。 【0017】図2を参照すると、サーチライト12はジンバル20上に取付けられ、このジンバル20はヘリコプタ10の胴体11に取付けられた三脚装置22によって支持されていることが認められる。電気駆動装置24および25はジンバル20を駆動してビーム14を操縦するため、ビームはヘリコプタ10の向きに関係なく動くことができる。サーチライト12はまたバルブ26および内部焦点直流制御モータ28(図3および4参照)を含んでいる。駆動装置24、バルブ26および焦点モータ28はそれぞれ+28ボルトの直流電力をヘリコプタ10から外部ワイヤハーネスケーブル30によって受取り、このワイヤハーネスケーブル30は、直流モータ28を制御するための単一ワイヤインターフェース32(図5乃至8参照)を含んでいる。 【0018】図2に示されるように、ワイヤハーネスケーブル30はその一方の端部にコネクタ34を有し、このコネクタ34はヘリコプタ10の胴体11内の内部ケーブル(示されていない)に接続されている共同コネクタ36にプラグ接続されている。サーチライト12のタイプは、Hughes Electronics社のSpectroLab,Inc(Sylmar,California )製のサーチライトによって典型的に示され、これらはそれぞれNIGHTSUN(商標名)SX−16(商標名)およびSTARBURST SX−5(商標名)サーチライトとして識別される。 【0019】サーチライト12の内部の部分40が示されている図3および4を主として参照すると、アーマチャ43が回転するとモータ28がカム42を駆動する。カム42はカムフォロワ44に接しており、このカムフォロワ44はばね45によってカム上に押付けられている。カムフォロワ44はロッド46によって反射器47に接続され、この反射器47は、矢印48で示される軸方向に移動されたときに焦点角θを最小焦点角θ2 にしぼり、矢印49で示される軸方向に移動されたときに焦点角θを最大焦点角θ1に広げる。 【0020】次に図4を主に参照すると、サーチライト12のハウジングは背面板52を有し、この背面板52上に回路板53が取付けられ、この回路板53上にサーチライトヘッド回路60のコンポーネントが取付けられている。サーチライトヘッド回路は、直流モータ28を駆動してアーマチャ43を時計方向または反時計方向のいずれかに回転させるように電流が流れるスイッチング回路である。 【0021】本発明によると、直流モータ28のアーマチャ43はカム42を二方向に回転させて、焦点制御ロッド46を軸方向にスライドさせ、それによって反射器47を軸方向に位置させる。NIGHTSUN(商標名)SX−16(商標名)およびSTARBURST SX−5(商標名)がサーチライトの例とされる場合、焦点制御ロッド46およびカム42は従来技術のサーチライト12中にすでに存在している。従来技術によると、直流モータ28はカム42を1方向にのみ回転させる。その結果、カム42が前の焦点角調節時に通過した所望の焦点角に一巡して戻るので、遅延期間が生じる。本発明を使用することによって、カム42の回転が二方向になるため、遅延時間がなくなる。 【0022】二方向カム42が焦点角θの大きさをただちに切換えることを可能にすることは警察にとって非常に重要である。それは、焦点角θは警察のヘリコプタパイロットがサーチ中に行ういくつかの活動の1つに過ぎないためである。すなわち、パイロットはまたサーチライト12を調節すると同時にヘリコプタ10を飛行させ、無線で交信しなければならないためである。テレビ局は自社のヘリコプタを飛ばして犯罪の容疑者の追跡をビデオ撮影している。この追跡は、大衆向けの情報およびおそらくエンターテイメントとしてテレビ局により実時間で放送される。追跡が夜間に発生した場合、サーチライトビーム14は一番重要であり、スペクタクルを強調する際の大切なアスペクトである。そのとき、警察のヘリコプタパイロットは、彼がその面前で演じなければならない数千人もの興奮したTVファンのために強いプレッシャーを受けている。二方向性の焦点角制御装置を設けることによって、パイロットが混乱して容疑者を見失い、TV視聴者が望まない失敗をおかす可能性が低くなる。この焦点角制御装置の強化は、たとえば嵐の海での人命救助や未開地で立ち往生しているハイカーの救援、あるいは怪我人または病人の救急ヘリコプタによる搬送のような他の作業でも非常に有効である。 【0023】次に図5乃至8を参照すると本発明による回路図が示されており、それはサーチライト12内に取付けられたサーチライトヘッド回路60がここではワイヤハーネスケーブル30内の単一ワイヤインターフェース32だけを使用することによってヘリコプタ10の胴体11内に配置された制御ボックス回路62から制御されたスイッチング回路として機能することを可能にする。サーチライトヘッド回路60は、保護ダイオード対65を通って単一ワイヤのインターフェース32に接続された二重リレー64と、モータ28を電圧スパイクから保護するダイオードアレイ66とを含んでいる。 【0024】ヘリコプタ10内に配置された制御ボックス回路62内に離れて位置された二方向性制御スイッチSW1 は、単一ワイヤインターフェース32によってサーチライトヘッド回路60中の二重リレー64に接続されている。制御スイッチSW1 はヘリコプタ10の胴体11中にあるため、それは胴体に関して外側の三脚22に取付けられているサーチライト12に関して離れて位置されている。制御スイッチSW1 は、3つの位置を有する、すなわち瞬間コンタクト70および71が共に開である図5および6に示されているオフ位置と、図7に示されているように瞬間コンタクト70が閉じられる第1の瞬間閉位置と、図8に示されているように瞬間コンタクト71が閉じられる第2の瞬間閉位置とを有する手動スイッチである。以下説明するように、第1の瞬間閉位置でDCモータ28が図7に示されているように焦点制御カム42を時計方向に回転させ、図8の第2の瞬間閉位置でDCモータ28が図8に示されているようにこのカム42を反時計方向に回転させるように、制御スイッチSW1 の位置に応じて、単一ワイヤインターフェースに関する状態が変化する。 【0025】本発明の好ましい実施形態においては、二重リレー64は二極単投式レリーである。図4に示されているように、二重リレー64は、サーチライト12のハウジングの背面板52に取付けた回路板53上に容易に取付け可能であり、この背面板には回路板53を受けるために利用可能なスペースがすでに設けられており、したがって従来の単方向性焦点装置を二方向性焦点装置に容易に交換することができる。 【0026】回路素子をとくに検討すると、瞬間閉コンタクト70は、+28ボルトDC電源72によって供給される電源に100オームで3ワットの抵抗R1 を通って接続されており、また第1の18ボルトのツェナーダイオードDz1を通って接地端子73に接続されている。これらの図面において、電源はヘリコプタの+28ボルトDC電源72であり、接地端子73はヘリコプタの接地システムである。別の適用において、電源は異なっていてもよく、たとえば、ボートまたは自動車では、電源は+12ボルトDC電源であってもよい。二重リレー64は第1のコイル76を有し、この第1のコイル76は100オームで3ワットの抵抗R2 を通ってライン77を介して28ボルトDC電力源に接続され、また第2の18ボルトのツェナーダイオードDz2を通って接地端子に接続されている。第2のコイル78はライン79によって接地端子に直接接続され、一方第1のコイル76および第2のコイル78はダイオードD1 およびD2 を含む保護ダイオード対を通って単一ワイヤインターフェース32に互いに接続されている。保護ダイオードD1 およびD2 は、コイル76および78がその電源を断たれたときに発生する電圧フライバックをクランプし、それによってコイルを保護するフライバックダイオードである。また、二重リレー64内にはスイッチSW2 およびSW3 が設けられている。スイッチSW2 およびSW3 はライン83を介して+28ボルトDC電源72に接続された通常閉じられているコンタクト81および82を閉じており、一方通常開かれているコンタクト84および86はライン88によって接地電位73に接続されている。コイル76および78は、以下に説明するように、モータ28中を流れる電流の極性を反転させるために単一ワイヤインターフェース32における状態の変化に応答する入力をスイッチSW2 およびSW3 に供給するDCモータ28は、保護ダイオードD3 を通ってライン90によって+28ボルトDC電源72に接続され、一方ライン91は保護ダイオードD4 を通って+28ボルトDC電源72に接続されている。ライン90はまた保護ダイオードD5 を通って接地端子に接続され、一方ライン91は保護ダイオードD6 を通って接地端子73に接続されている。ダイオードD3 乃至D6 は、DCモータ28を“オン”“オフ”に切替えたときに生じる正および負の両電圧スパイクを抑制する。ツェナーダイオードDz1およびDz2は、手動制御スイッチSW1 および二重レリー64の素子による使用のために、電源の電圧を調整して+28ボルトDCから+18ボルトDCに低下させる。 【0027】次に図5乃至8の回路の動作を検討すると、図5は、ヘリコプタ10が動作しておらず、したがって+28ボルトDC電源72のDC電力を生成しないときの回路の状態を示している。したがって、図5では+28ボルトDC電力は示されていない。この状態において、制御ボックス回路62中のスイッチSW1 はオフ位置であり、スイッチSW2 およびSW3 ならびに二重リレー64は開いている。 【0028】ヘリコプタ10をスタートさせて+28ボルトDC電力を給電することにより、スイッチSW1 は開状態のままであるが、スイッチSW2 およびSW3 は、第1のコイル76および第2のコイル78の両者に電圧を加えることによってライン90およびライン91の両者を接地端子に接続するために通常開のコンタクト84および86に接触する通常開のモードに自動的に切替わる。スイッチSW1 が開のとき、ヘリコプタ10の胴体11における制御ボックス62からの電圧は単一ワイヤインターフェース32上には存在せず、結果的に第1および第2のコイル76および78と、コイル76に接続されている+18ボルトのツェナーダイオードDz2との整合した抵抗値のために電圧が約+9ボルトの電位に浮遊することが可能となる。コイル76および78を横切る+9ボルトの電圧を有することにより、各リレースイッチSW2およびSW3 に供給するのに十分な電圧が生じ、その結果両リレースイッチは、通常開のコンタクト84および86が閉じられる通常開の位置に移る。したがって、+28ボルトのDC電源72がライン94および95によってそれぞれライン90および91の両者に供給されるので、DCモータ28は端子92および93によって提供される両方の極に関して接地される。DCモータのアーマチャ43およびしたがって二方向性カム42は、回転されずにしっかりと静止状態を保持される。 【0029】アーマチャ43およびカム42の時計方向の回転100 が生じている図7を参照すると、スイッチSW1 がコンタクト70を閉じるように動かされたとき、単一ワイヤインターフェース上において非アクティブ状態から第1のアクティブ状態への状態変化が生じていることが認められる。この第1のアクティブ状態では+18ボルトが単一ワイヤインターフェース32を通って印加され、抵抗R1 が+24ボルトDC電源72の電圧を減少させている。単一ワイヤインターフェース32を第1の状態にするためにこの単一ワイヤインターフェースに+18ボルトを印加することによって、第1のコイル76はその付勢を停止され、一方第2のコイル78は電圧を加えられたままである。これによって、第1のリレースイッチSW2 はコンタクト81と接触して閉じ、一方第2のリレースイッチSW3 は通常開のコンタクト86で閉じたままである。したがって、電流は第1のリレースイッチSW2 、ライン90、DCモータ28およびライン91を通って接地73および第2のリレースイッチSW3 に流れる。これにより、制御ボックス回路62中のスイッチSW1 がコンタクト70により閉じている限り、モータ28のアーマチャ43は時計方向100 に二方向性カム42を回転させる。スイッチSW1 を解放することによって、第1のリレースイッチSW2 はオフ位置に戻るため、第1のリレースイッチSW2 が通常閉のコンタクト81を開き、通常開のコンタクト84を閉じ、それによってビーム14の選択された焦点角θを安定させるためにアーマチャ43およびしたがってカム42が回転されずにしっかりと静止状態を保持される図6のモードに回路が戻される。 【0030】図8を参照すると、アーマチャ43およびカム42を反時計方向102 に回転させることが所望された場合、手動スイッチSW1 がコンタクト71により閉じるように非アクティブなオフ状態から動作され、これによって単一ワイヤインターフェース32が第2のアクティブ状態にされる。このために、第2のコイル78はその付勢を停止され、一方第1のコイル76は電圧を加えられたままであり、その結果第2のリレースイッチSW3 がコンタクト82を閉じ、一方第1のリレーコンタクトスイッチSW2 が通常開のコンタクト84と接触した状態を維持される。給電された+28ボルトDC電流は、第2のリレースイッチSW3 、ライン91、モータ28およびライン90を通って流れる。ライン90は第1のリレースイッチSW2 を通って接地73に接続されるため、図8のモードでのDCモータ28への電流の方向は、図7に示されているモードでDCモータを通って流れる電流に関して逆になる。これによって、アーマチャ42およびカム42は反時計方向102 に回転する。その後、制御ボックス回路62における手動スイッチSW1 がオフ位置に動作されたとき、第2のリレースイッチSW3 は通常閉のコンタクト82との接続を開き、通常開のコンタクト86を閉じるため、回路装置は図6のモードに戻る。上述したように、回路装置が図6の安定されたモードのとき、アーマチャ43は二方向性カム42をその最後の位置にしっかりと固定するように電気的にロックされるため、カムが誤って回転し、焦点角θを変化させることはない。 【0031】図5乃至8において開示されている回路は好ましい回路であるが、現在利用可能なあるいは将来利用できるようになるパワートランジスタおよびチップのような等価な素子を使用する対応した回路もこの開示の範囲内である。 【0032】上述の本発明の例示的な実施形態では、以下の特定の回路素子を使用した:二重リレー64…Potter & Brumfield社製の二極単投式二重リレーモデル No.V2R-1002DCモータ28…Globe Motors社製の永久磁石を備えたDCモータツェナーダイオードDz1およびDz2…1N5355B-18ボルトダイオードD1 乃至D6 …IN4936抵抗R1 およびR2 … 100オーム、 3ワットここにおいて説明されている焦点制御装置はヘリコプタ10に取付けられたサーチライト12にとくに有効であるが、それは固定翼の航空機、ボート、地上車両および固定照明装置上への取付けにも有効である。ヘリコプタおよび固定翼の航空機以外の適用に関して、サーチライトが取付けられたプラットフォームがこの開示に記載されている修正を容易に受入れることができるように電源電圧が変更されることが必要かもしれない。たとえば、ボートおよび地上車両は、12ボルトのDC電源72を有していてもよく、その場合には図5乃至8に示されている回路の素子は28ボルトDC電源ではなく12ボルトDC電源により動作するように修正される必要がある。 【0033】上記の説明から、当業者は、本発明の技術的範囲を逸脱することなく本発明の本質的な特性を容易に確認することが可能であり、本発明の種々の変更および修正を行って、それを種々の使用方法および条件に適応させることができる。
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| 【出願人】 |
【識別番号】500520743 【氏名又は名称】ザ・ボーイング・カンパニー 【氏名又は名称原語表記】The Boeing Company
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| 【出願日】 |
平成13年2月8日(2001.2.8) |
| 【代理人】 |
【識別番号】100058479 【弁理士】 【氏名又は名称】鈴江 武彦 (外4名)
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| 【公開番号】 |
特開2001−266603(P2001−266603A) |
| 【公開日】 |
平成13年9月28日(2001.9.28) |
| 【出願番号】 |
特願2001−32455(P2001−32455) |
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