| 【発明の名称】 |
密閉形照明器具 |
| 【発明者】 |
【氏名】小島 浩之
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| 【要約】 |
【課題】小型軽量で照明効率の高い密閉形照明器具を提供する。
【解決手段】複数本の屈曲形蛍光ランプ4,4を、その並設方向で片口金4a,4aが互い違いに位置するように並設した。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】 開口端を有するシャーシ、このシャーシに装着される投光開口を有する蓋体およびこの蓋体の投光開口に配設される透光性カバーを備えた密閉形器具本体と;この器具本体内に配設され前記投光開口に対向して配設される反射体と;この反射体に光学的に対向して配設され、複数の管状放電路を一平面上で並設して1つの放電路に連結すると共に、この管状放電路の両端部をこの管状放電路の軸方向一端側にて並設し、この管状放電路の両端部内に一対の電極を封止する放電容器、この放電容器の一対の電極封止端部同士を連結する一方、各電極に電気的にそれぞれ接続されるピンを備えている片口金、この放電容器の内面に形成された蛍光体層およびこの放電容器内に封入された放電媒体を有する複数本の屈曲形蛍光ランプと;を具備し、上記複数本の屈曲形蛍光ランプを、その並設方向で片口金が互い違いに位置するように並設したことを特徴とする密閉形照明器具。 【請求項2】 反射体は、その反射面を凹弧面により形成し、その軸方向にランプ軸が沿うように各屈曲形蛍光ランプを並設していることを特徴とする請求項1記載の密閉形照明器具。 【請求項3】 少なくとも1本の屈曲形蛍光ランプは、その1つの放電路を形成する複数の管状部の径方向断面中心同士を径方向で結ぶ径方向中心軸が透光性カバーに対して所定角度をなすように傾斜して配設されていることを特徴とする請求項1または2記載の密閉形照明器具。 【請求項4】 各屈曲形蛍光ランプは、その1つの放電路を形成する複数の管状部の径方向断面中心同士を径方向で結ぶ径方向中心軸が透光性カバーに対してみな同一角度で同一方向に向くように傾斜して配設されていることを特徴とする請求項1ないし3のいずれか一記載の密閉形照明器具。 【請求項5】 各屈曲形蛍光ランプは、反射体の光軸に対し対称をなす位置に配置されると共に、各屈曲形蛍光ランプの径方向断面中心軸が反射体の光軸に対して対称をなす角度で傾斜していることを特徴とする請求項1または2記載の密閉形照明器具。 【請求項6】 透光性カバーに光触媒膜を形成していることを特徴とする請求項1ないし5のいずれか一記載の密閉形照明器具。 【請求項7】 密閉形器具本体が防噴流形器具本体であることを特徴とする請求項1ないし6のいずれか一記載の密閉形照明器具。
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【発明の詳細な説明】【0001】 【発明の属する技術分野】本発明はトンネル用照明器具等の密閉形照明器具に関する。 【0002】 【従来の技術】従来、この種のトンネル用等の密閉形照明器具の一例としては特開平10−308109号公報に記載されたものがある。この密閉形照明器具は密閉形の器具本体内に配設した反射体に1本のU字形の屈曲形蛍光ランプを光学的に対向させて配設したものである。 【0003】 【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このような従来の密閉形照明器具では屈曲形蛍光ランプが例えば1400〜1500mmの長さを有する105Wの大形の蛍光ランプであるので、密閉形照明器具自体が大形になってしまうという課題がある。 【0004】そこで、この密閉形照明器具の光量を変えずに小型化を図る場合には、小型の屈曲形蛍光ランプの複数本を密閉形照明器具に組み付ける方法が考えられる。しかし、これら屈曲形蛍光ランプの口金がその軸方向一端部にある片口金型であり、この片口金は管状部よりも大径で外径方向に大きく突出しているので、仮に、この片口金同士が近接するように屈曲形蛍光ランプの複数本を並設する場合には、片口金同士が隣り合うので、これら屈曲形蛍光ランプの設置スペースが増大して密閉形照明器具の小型化が困難になるうえに、片口金側と、その反対側のランプ先端側との反射面積が左右非対称になるので、投光ビームの対称性が良好ではないという課題もある。 【0005】さらに、複数本の屈曲形蛍光ランプの片口金同士を近接配置した場合には、これら片口金同士間の間隙が狭くなるので、これら屈曲形蛍光ランプの片口金を反射鏡等の反射体のソケットに嵌合して取り付ける取付作業が容易ではなくなる。 【0006】さらにまた、片口金同士が隣り合うように複数本の屈曲形蛍光ランプを並設する場合には、これら屈曲形蛍光ランプの片口金の軸方向反対側端部、つまりランプ先端よりも先方の反射面は、ここで反射される反射光を光学設計通りに所定の方向に投光させるように制御し難い反射面となり、所定方向以外に照射させる漏れ光を増大させることになり、光学設計通りに所定の方向に反射させる有効反射面の面積を減少させるという課題がある。 【0007】本発明はこのような事情を考慮してなされたもので、その目的は小型軽量で照明効率の高い密閉形照明器具を提供することにある。 【0008】 【課題を解決するための手段】本願請求項1の発明は、開口端を有するシャーシ、このシャーシに装着される投光開口を有する蓋体およびこの蓋体の投光開口に配設される透光性カバーを備えた密閉形器具本体と;この器具本体内に配設され前記投光開口に対向して配設される反射体と;この反射体に光学的に対向して配設され、複数の管状放電路を一平面上で並設して1つの放電路に連結すると共に、この管状放電路の両端部をこの管状放電路の軸方向一端側にて並設し、この管状放電路の両端部内に一対の電極を封止する放電容器、この放電容器の一対の電極封止端部同士を連結する一方、各電極に電気的にそれぞれ接続されるピンを備えている片口金、この放電容器の内面に形成された蛍光体層およびこの放電容器内に封入された放電媒体を有する複数本の屈曲形蛍光ランプと;を具備し、上記複数本の屈曲形蛍光ランプを、その並設方向で片口金が互い違いに位置するように並設したことを特徴とする密閉形照明器具である。 【0009】この発明によれば、照明器具本体に複数本の屈曲形蛍光ランプを設けるので、明るさを高めることができる。 【0010】また、蛍光ランプが屈曲形であるので、ほぼ同様の長さの直管形ランプに比してランプ設置スペースの節約を図ることができるうえに、小型の屈曲形蛍光ランプを使用することにより密閉形照明器具の小型化を図ることができる。しかも、これら屈曲形蛍光ランプを、その管状部よりも大径の片口金がランプ並列方向で互い違いに位置するように並設するので、これら屈曲形蛍光ランプ同士の並設間隔を減少して密閉形照明器具の小形化を図ることができる。 【0011】さらに、複数の屈曲形蛍光ランプをその片口金が並設方向で互い違いに位置するように並設しているので、一方の屈曲形蛍光ランプの屈曲先端部先方の反射体の反射面を、隣り合う屈曲形蛍光ランプの管状部からの直接光の制光のために使用することができ、反射面の有効面積の増大を図ることができる。このために、所定方向以外に照明される漏れ光を低減することができ、その分照明効率の向上を図ることができる。 【0012】請求項2の発明は、反射体は、その反射面を凹弧面により形成し、その軸方向にランプ軸が沿うように各屈曲形蛍光ランプを並設していることを特徴とする請求項1記載の密閉形照明器具である。 【0013】この発明によれば、上記請求項1の発明と同様の作用効果を奏するうえに、各屈曲形蛍光ランプを、そのランプ軸が凹弧状反射体の軸方向に沿うように設けているので、各屈曲形蛍光ランプを反射体の反射面に近接配置することができる。このために、反射体の反射効率を向上させることができるうえに、反射体の湾曲方向の厚さの薄形化を図ることができる。 【0014】請求項3の発明は、少なくとも1本の屈曲形蛍光ランプは、その1つの放電路を形成する複数の管状部の径方向断面中心同士を径方向で結ぶ径方向中心軸が透光性カバーに対して所定角度をなすように傾斜して配設されていることを特徴とする請求項1または2記載の密閉形照明器具である。 【0015】この発明によれば、上記請求項1または2の発明と同様の作用効果を奏するうえに、少なくとも1本の屈曲形蛍光ランプを、その径方向中心軸が透光性カバーに対して所定角度をなすように傾斜させるので、その傾斜角を、反射体からの反射光の投光方向に沿うように設定することにより、径方向中心軸が透光性カバーに対してほぼ平行である場合に比して、反射体からの反射光が屈曲形蛍光ランプ自体により遮光される、いわゆるケラレを低減することができ、照明効率を向上させることができると共に、屈曲形蛍光ランプからの直接光を反射体により光学設計通りに所定方向へ反射させるように制光する制光効率を向上させることができ、漏れ光を低減できる。しかも、屈曲形蛍光ランプからの直接光を、反射体の設計と当該蛍光ランプの傾斜角の両要素により制御できるので、さらなる制光効率の向上を図ることができる。 【0016】請求項4の発明は、各屈曲形蛍光ランプは、その1つの放電路を形成する複数の管状部の径方向断面中心同士を径方向で結ぶ径方向中心軸が透光性カバーに対してみな同一角度で同一方向に向くように傾斜して配設されていることを特徴とする請求項1ないし3のいずれか一記載の密閉形照明器具である。 【0017】この発明によれば、上記請求項1ないし3のいずれか一の発明と同様の作用効果を奏することができるうえに、各屈曲形蛍光ランプを、その径方向中心軸が透光性カバーに対してみな同一角度で同一方向に向くように傾斜させているので、その傾斜角を、反射体からの反射光の投光方向に沿うように設定することにより、反射体からの反射光を屈曲形蛍光ランプ自体により遮光するケラレをさらに低減することができ、さらなる照明効率の向上を図ることができる。 【0018】請求項5の発明は、各屈曲形蛍光ランプは、反射体の光軸に対し対称をなす位置に配置されると共に、各屈曲形蛍光ランプの径方向断面中心軸が反射体の光軸に対して対称をなす角度で傾斜していることを特徴とする請求項1または2記載の密閉形照明器具である。 【0019】この発明によれば、上記請求項1または2の発明と同様の作用効果を奏するうえに、各屈曲形蛍光ランプが反射体の光軸に対し対称位置にあるうえに、これら蛍光ランプの管状部径方向断面中心同士を径方向で結ぶ径方向中心軸が透光性カバーに対してなす傾斜角が対称であるので、反射体の光軸に対し対称に投光される配光の対称性の向上を図ることができる。 【0020】請求項6の発明は、透光性カバーに光触媒膜を形成していることを特徴とする請求項1ないし5のいずれか一記載の密閉形照明器具である。 【0021】この発明によれば、上記請求項1ないし5のいずれか一の発明と同様の作用効果を奏するうえに、透光性カバーに付着する汚れや悪臭等の有機物を、蛍光ランプや太陽光等からの紫外線により活性化される光触媒膜により酸化分解することができる。このために、密閉形照明器具の清掃等の保守を軽減し、汚れ等による明るさの低減を抑制することができる。 【0022】請求項7の発明は、密閉形器具本体が防噴流形器具本体であることを特徴とする請求項1ないし6のいずれか一記載の密閉形照明器具である。 【0023】この発明によれば、上記請求項1ないし6のいずれか一の発明と同様の作用効果を奏するうえに、密閉形照明器具本体がJIS C 8140で規定する防噴流形器具本体であるので、防塵防水を図ることができる。このために、この密閉形照明器具を本線用道路灯等として使用することができる。 【0024】 【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態を図1〜図12に基づいて説明する。なお、これらの図中、同一または相当部分には同一符号を付して、重複した説明の記載は割愛または簡略化している。 【0025】図1は本発明の第1の実施形態に係る例えばトンネル用等の密閉形照明器具1の正面図である。この図1に示すように密閉形照明器具1は、例えばステンレス製等の密閉形の器具本体2内に、その投光開口に対向するように反射体3を配設し、この反射体3に光学的に対向するように複数の屈曲形蛍光ランプ4,4を配設している。 【0026】上記器具本体2は、例えばJIS C 8140で規定する防噴流用器具本体等の密閉形に構成されており、如何なる方向からの水の直接噴流を受けても有害な影響が出ないように構成されており、複数の取付耳2a,2a,…を備えた図示しないシャーシの投光開口端に、図示しないパッキンを介してほぼ長方形の投光開口2bを有する蓋体2cを装着し、この蓋体2cの投光開口2bに透光性カバー2dを水密かつ気密に嵌合させ、シリコン系等の接着剤2eにより固着している。 【0027】蓋体2cは、ヒンジ2fによりシャーシに開閉可能に取り付けられ、ヒンジ2fの反対側にシャーシに設けられたラッチ2gによって閉塞された状態が保持される。このとき、蓋体2cによる閉塞縁はパッキンにより水気や粉塵が浸入しないような処理が施されている。また、透光性カバー2dには、透明なガラス板が使用されている。 【0028】シャーシの各取付耳2aには、ネジ穴が形成されており、このネジ穴を利用してトンネル内壁などに設けられた図示しないステー等にネジ止めによって固定される。 【0029】そして、このように構成された器具本体2内の図1中左半部に、図2にも示すように投光開口3aと反射面3bを有する反射体3を配設している。 【0030】反射体3は長手方向横断面が凹弧面をなす内面を細長い反射面3bに形成している。なお、反射面3bの長手方向横断面の形状は、凹状であればよく、曲面状、平面の組合せまたは曲面と平面の組合せ等どのような形状であってもよい。但し、長手方向に亘ってその主たる部分が同じ断面形状になっていることが好ましい。また、反射面3bは鏡面であることが望ましいが、これらには限定されない。 【0031】さらに、反射面3bの内側には、例えば2本の屈曲形蛍光ランプ4を配設し、これら各屈曲形蛍光ランプ4はその軸方向一端側に設けられた片口金4aをランプソケットに嵌め込むことで固定されている。 【0032】そして、図1,図2に示すように、反射体3は、その内方にて長手方向にランプ軸が沿うと共に、反射体3を図1中上下方向にほぼ2等分する中心軸Oから上下方向にそれぞれ等距離位置にて例えば2本の屈曲形蛍光ランプ4,4を並設している。また、これら蛍光ランプ4,4は、その各片口金4aがこれら並設方向で互い違いに位置するように、例えば図1中右側と左側とにそれぞれ位置するように並設されている。 【0033】図3に示すように各屈曲形蛍光ランプ4は、ガラス製等の放電容器、蛍光体層、一対の電極、片口金4a等により構成されている。 【0034】放電容器は、ソーダライムガラス、鉛ガラス等の軟質ガラスや硬質ガラス、石英ガラス等の例えば1本のガラス製円管を一平面上でU字状に折曲して1本のU字状放電路を形成しており、一対の管状部4b,4bおよび連結部4cを有し、1つの連続放電路の両端をフレアステムによって封止して軸方向一端部に片口金4aを形成している。したがって、これら管状部4b,4bと連結部4cは一平面上に形成されている。各管状部4bと連結部4cの内面にはアルミナ微粒子からなる保護膜と例えば3波長発光形等の蛍光体層4dを重ねて形成している。蛍光体層4dは放電容器の内面に直接形成してもよく、3波長発光形蛍光体を用いることにより、高い発光効率と高演色性が得られるので、好ましい。例えば赤色としてY2O3:Eu3+、緑色として(La,Ce,Tb)PO4、青色としてBaMg2Al16O27:Eu2+の蛍光体を用いることができる。 【0035】電極4eは、導入線の先端部間に継線されたフィラメントに電子放射物質を塗布してなる熱陰極が通常使用される。この導入線は、通常フレアステムに封着されている。フレアステムは、連続放電通路の最外端をなす管状部4bの端部に封着されて、管状部4bを気密にシールしている。 【0036】さらに、放電容器内に封入される放電媒体としては、温度−蒸気圧特性が純水銀に近似している亜鉛−水銀アマルガム4fの形で封入される。さらにビスマス−インジウム−水銀アマルガムのような水銀蒸気圧制御を目的とするアマルガムを用いることもできる。また、希ガスとしてはアルゴン、ネオンなどを用いることができる。 【0037】そして、図1,図6に示すようにこれら複数本の屈曲形蛍光ランプ4を、その一対の管状部4b,4bの径方向断面中心Oa,Oa同士を径方向で結ぶ各径方向中心軸Obが透光性カバー2dの上面または下面に沿って水平方向に延びる水平軸Ocに対してほぼ平行をなすようにほぼ水平に配設している。 【0038】図4は他の屈曲形蛍光ランプ4xの一部切欠斜視図であり、この蛍光ランプ4xは、フラットダブルU形等と称され、一対のU字状管状部4bx,4bxの2対を一平面上に並設し、内側で隣り合う管状部4bx,4bxの一端部同士を吹き破り等により連結してダブルU字状の1本の連続放電路を形成し、この放電路の一端部を片口金4axにより連結したものである。この屈曲形蛍光ランプ4xを上記屈曲形蛍光ランプ4に代えて上記密閉形照明器具1に組み付けてもよく、あるいは複数の管状部4bをM形等所要形状に形成したものでもよく、その形状には限定されない。 【0039】そして、図1に示すように、器具本体2内には、反射体3の側方、例えば図中右側方には、各屈曲形蛍光ランプ4または4xを点灯させるための点灯装置5を設けている。点灯装置5は、所定周波数の高周波インバータおよび限流インピーダンスからなり、交流電源から給電されて作動する、この点灯装置5は、部品装着板6を介して器具本体2にネジ止めによって固定されている。部品装着板6には、点灯装置5の他にランプソケットや反射体3が取り付けられている。これら部品を部品装着板6に一括して取り付けたことで、複数種類の光源への入替えを容易に行える。 【0040】ランプソケットは、図示しないラチェット機構によりランプ取付方向を軸にして回転させて任意の位置で固定できるランプ固定手段を有している。これにより、屈曲形蛍光ランプ4,4xの2つまたは4つの管状部を含む平面が透光性カバー2dに対して所定の角度をなすように屈曲形蛍光ランプ4,4xを固定することができる。 【0041】図5は本発明の第2の実施形態に係る密閉形照明器具1Aの正面図である。この密閉形照明器具1Aは、反射板中央型とも称され、上記実施形態に係る密閉形照明器具1の反射体3を器具本体2のほぼ中央部に配設し、この反射体3の図中左右両側に、各屈曲形蛍光ランプ4をそれぞれ個別に点灯する点灯装置5,5をそれぞれ分離配置した点に特徴がある。これ以外の構成は上記密閉形照明器具1とほぼ同一構成である。この密閉形照明器具1Aによれば、各屈曲形蛍光ランプ4に各点灯装置5をそれぞれ近接配置しているので、これら屈曲形蛍光ランプ4と点灯装置5とを結ぶリード線の長さを短縮することができる。このために、リード線から高周波電流がリークしてランプ始動電圧が低下するのを抑制することができる。 【0042】そして、上記密閉形照明器具1,1Aは複数本の屈曲形蛍光ランプ4を、それらの各管状部4b,4bよりも大径の片口金4a,4aがその並設方向で互い違いになるように並設しているので、これら屈曲形蛍光ランプ4同士の並設間隔を減少させて設置スペースを節約することができ、ひいては器具本体1,1Aの小形化を図ることができる。また、複数本の屈曲形蛍光ランプ4,4を備えているので、屈曲形蛍光ランプ4が1本の場合よりも明るさを高めることができる。 【0043】さらに、各屈曲形蛍光ランプ4の各U字状連結部4cよりもランプ軸方向先方の各反射面3a1がその側方(図1,図5では上下方向)でそれぞれ発光する管状部4bに隣接しているので、これら管状部4bからの直接光を各反射面3a1により所定方向に反射させるように制御することができる。このために、道路面等、所定方向以外に照射される漏れ光を低減させることができ、反射体3の反射光を所定の光学設計通りに所定の方向へ投光させることができる有効反射面3bの増大を図ることができる。 【0044】図6は上記図1で示す密閉形照明器具1のA−A線断面と、図5で示す密閉形照明器具1AのB−B線断面における各配光を共に模式的に示す配光模式図である。これら密閉形照明器具1,1Aは反射体3の反射面3bの形状等と各屈曲形蛍光ランプ4の形状や位置、角度を適宜調整することにより透光性カバー2dから道路面等の被照面8上に投光される主ビーム7aの投光角を所定方向に制御することができる。 【0045】図7は本発明の第3の実施形態に係る密閉形照明器具1Bの配光模式図である。この密閉形照明器具1Bは、各屈曲形蛍光ランプ4を、その一対の管状部4b,4bの径方向断面中心Oa,Oa同士を径方向で結ぶ径方向中心軸Obが、透光性カバー2dの上面または下面に沿って水平方向に延びる水平軸Ocに対して所定角αをなすように傾斜させた点に特徴がある。 【0046】すなわち、図1,図5で示す密閉形照明器具1,1Aでは図6に示すように各屈曲形蛍光ランプ4,4を、その径方向中心軸Obが透光性カバー2dの水平軸Ocに対してほぼ平行になるように配設しているので、各屈曲形蛍光ランプ4からの直接光が反射体3の反射面3bにより反射された反射光が各屈曲形蛍光ランプ4によりそれぞれ遮光される光束、いわゆるケラレが増えるという課題がある。 【0047】そこで、図7で示す密閉形照明器具1Bでは、反射体3の反射面3bにより反射された反射光が透光性カバー2dから外部へ投光される主ビーム7bの投光方向に沿うように各屈曲形蛍光ランプ4の径方向中心軸Obを傾斜させることにより、屈曲形蛍光ランプ4により遮光される光束(ケラレ)を低減させることができる。 【0048】また、道路面等の被照面8に投光される主ビーム7bの投光角を反射体3の反射面3bと、各屈曲形蛍光ランプ4の径方向中心軸Obの傾斜角の両者とにより各屈曲形蛍光ランプ4からの直接光を制御することができる。このために、この密閉形照明器具1Bを例えばトンネルの天井隅角部等に取り付ける場合に、トンネル隅角部に取付ビームを所定角度傾斜させて取り付け、この取付ビームに密閉形照明器具1Bを取り付ける必要はなく、この密閉形照明器具1Bをトンネルの天井隅角部に直接取り付ける場合でも、その主ビーム7bの投光が道路面を照射するように投光角を任意に制御することができる。このために、トンネルの天井隅角部のデッドスペースを有効に活用することができると共に、密閉形照明器具1Bの取付高さを高くできる。。 【0049】図8は本発明の第4の実施形態に係る密閉形照明器具1Cの配光模式図である。この密閉形照明器具1Cは1本の上記屈曲形蛍光ランプ4を、反射体3の凹弧状反射面3bの頂面部内方にて径方向中心軸Obが透光性カバー2dの水平軸Ocに対してほぼ直角をなすように立てて、透光性カバー2dの垂直方向下方に主ビーム7cを投光するように反射面3bを構成した点に特徴がある。 【0050】この密閉形照明器具1Cによれば、屈曲形蛍光ランプ4の径方向中心軸Obが主ビーム7cに対し、ほぼ平行をなすので、この屈曲形蛍光ランプ4により遮光される反射光の光束、いわゆるケラレを最小限に低減することができるので、照明効率を向上させることができる。 【0051】図9は本発明の第5の実施形態に係る密閉形照明器具1Dの配光模式図である。この密閉形照明器具1Dは1本の上記屈曲形蛍光ランプ4を、反射体3の凹弧状反射面3bの頂部面部内方にて径方向中心軸Obが透光性カバー2dの水平軸Ocに対してほぼ45°をなすように傾斜させて斜め下方に主ビーム7dを投光するように反射面3bを構成した点に特徴がある。 【0052】この密閉形照明器具1Dにおいても、屈曲形蛍光ランプ4の径方向中心軸Obが主ビーム7dに対してほぼ平行をなすので、この屈曲形蛍光ランプ4により遮光される反射光の光束、ケラレを低減することができる。 【0053】図10は本発明の第6の実施形態に係る密閉形照明器具1Eの配光模式図である。この密閉形照明器具1Eは、反射体3の凹弧状反射面3bの頂面部内方にて、反射体3の中心を通る光軸Od上に1本の屈曲形蛍光ランプ4を、その径方向中心軸Obが透光性カバー2dの水平軸Odに対してほぼ直角をなすように立てる一方、この反射体3の光軸Odの左右対称位置において、2本の屈曲形蛍光ランプ4を光軸Odに対して対称をなすと共に、図10中上方に末広の傾斜角で傾斜させて、主ビーム7eを透光性カバー2dの垂直方向下方へ投光させるように反射面3bを構成した点に特徴がある。 【0054】この密閉形照明器具1Eによれば、主ビーム7eの反射体3の光軸Odを中心とした左右対称性を向上させることができると共に、屈曲形蛍光ランプ4を3本に増やした分だけ明るさの向上を図ることができる。 【0055】なお、上記光軸Odの両側にそれぞれ配設される屈曲形蛍光ランプ4,4の径方向中心軸Obを上記両側の屈曲形蛍光ランプ4,4とは逆に、図11で示す密閉形照明器具1Fのように、図中下方、すなわち被照面8側に向けて末広の傾斜角に設定してもよく、これによっても主ビーム7fの反射体3の光軸Odに対する左右対称性を向上させることができる。 【0056】さらに、図12に示す密閉形照明器具1Gのように複数本の屈曲形蛍光ランプ4を、その各径方向中心軸Obがみな同一傾斜角で同一方向に向くように配設して、図12中斜め下方に主ビーム7gを投光するように反射面3bを構成してもよい。なお、上記各密閉形照明器具1〜1Gでは屈曲形蛍光ランプとして図3で示す屈曲形蛍光ランプ4を組み付ける場合について説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、例えば図4で示す屈曲形蛍光ランプ4xでもよく、さらに、その屈曲形状に限定されないことは上述した通りである。 【0057】 【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、照明器具本体に複数本の屈曲形蛍光ランプを設けるので、明るさを高めることができる。 【0058】また、蛍光ランプが屈曲形であるので、ほぼ同様の長さの直管形ランプに比してランプ設置スペースの節約を図ることができるうえに、小型の屈曲形蛍光ランプを使用することにより密閉形照明器具の小型化を図ることができる。しかも、これら屈曲形蛍光ランプを、その管状部よりも大径の片口金がランプ並列方向で互い違いに位置するように並設するので、これら屈曲形蛍光ランプ同士の並設間隔を減少して密閉形照明器具の小形化を図ることができる。 【0059】さらに、複数の屈曲形蛍光ランプをその片口金が並設方向で互い違いに位置するように並設しているので、一方の屈曲形蛍光ランプの屈曲先端部先方の反射体の反射面を、隣り合う屈曲形蛍光ランプの管状部からの直接光の制光のために使用することができ、反射面の有効面積の増大を図ることができる。このために、所定方向以外に照明される漏れ光を低減することができ、その分照明効率の向上を図ることができる。
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| 【出願人】 |
【識別番号】000003757 【氏名又は名称】東芝ライテック株式会社
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| 【出願日】 |
平成12年1月31日(2000.1.31) |
| 【代理人】 |
【識別番号】100078765 【弁理士】 【氏名又は名称】波多野 久 (外1名)
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| 【公開番号】 |
特開2001−216801(P2001−216801A) |
| 【公開日】 |
平成13年8月10日(2001.8.10) |
| 【出願番号】 |
特願2000−23001(P2000−23001) |
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