| 【発明の名称】 |
車両用灯具 |
| 【発明者】 |
【氏名】茂村 浩二
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| 【要約】 |
【課題】見栄えの向上。
【解決手段】バルブセット面15に、係合爪43が線接触するビード6が一体に突設されている。この結果、ビード6の稜線においては、反射面50と一体の表面処理部が薄く均一にかつ密着して施されるので、係合爪43の線接触による剥がれに対して強い。たとえ、ビード6の稜線における表面処理部が剥がれたとしても、その表面処理部の剥がれは、ビード6の稜線だけで、微細で微小でありかつ微量であるから、目立ち難く、見栄え上問題がない。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】 ランプハウジング及びレンズにより灯室が画成され、前記灯室内には光源バルブとリフレクタとがそれぞれ配置されており、前記光源バルブには係合爪と当接部とがそれぞれ設けられており、前記リフレクタには前記光源バルブからの光を前記レンズ側に反射させる反射面が設けられていると共に透孔が開設されており、前記リフレクタの透孔の周縁のうち前記反射面側の面であって前記係合爪が係合するバルブセット面には前記反射面と一体の表面処理部が施されており、前記透孔の周縁に前記係合爪と前記当接部とが係合当接挟持することにより、前記光源バルブが前記リフレクタに取り付けられている車両用灯具において、前記バルブセット面には、前記係合爪が線接触若しくは点接触するビードが設けられている、ことを特徴とする車両用灯具。 【請求項2】 前記レンズは素通しであり、配光パターンの制御は前記リフレクタの反射面で行う、ことを特徴とする請求項1に記載の車両用灯具。
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【発明の詳細な説明】【0001】 【発明の属する技術分野】本発明は、フォグランプやヘッドランプ等の車両用灯具に係り、特に、見栄えが向上された車両用灯具に関するものである。 【0002】 【従来の技術】以下、この種の車両用灯具を図5乃至図8を参照して説明する。この例は、ランプハウジングとリフレクタとが一体型のフォグランプに使用した例について説明する。 【0003】図1においては、1は例えば、リフレクタ一体型の樹脂製のランプハウジングである。2は例えば、光透過性の樹脂製、若しくはガラス製のレンズである。このランプハウジング1とレンズ2とにより、灯室(灯室)3が画成される。この灯室3内には、光源バルブ4と、その光源バルブ4からの光をレンズ2側に反射させる反射面50とがそれぞれ配置されている。 【0004】前記ランプハウジング1は、例えば、中空状の円筒形状をなす。このランプハウジング1の前面10は、開口されており、その前面開口部10の周縁には、段部11を介して凹部12が設けられている。一方、ランプハウジング1の後部は、閉塞されており、その後部の内面、すなわち、レンズ2と対向する側の面には、アルミ蒸着や銀塗装等により前記反射面50が設けられている。この結果、ランプハウジング1と反射面50を有するリフレクタとが一体化されていることとなる。 【0005】前記ランプハウジング1の後部の中央には、段凹部14が設けられており、その段凹部14の中心には、透孔13が開設されている。このランプハウジング1の透孔13の周縁のうち、前記反射面50側の面であって、後述する係合爪43が係合するバルブセット面15には、前記反射面50と一体のアルミ蒸着や銀塗装等の表面処理部が施されている。この反射面50及びバルブセット面15の表面処理部は、図示しないが一般には、樹脂の基材に、アンダーコートと、アルミ蒸着や銀塗装等と、トップコートとの3層が施されてなる。また、このランプハウジング1の透孔13の周縁には、後述する係合爪43が挿通する3個の挿通溝18が設けられている共に、ストッパー19が一体に設けられている。 【0006】前記レンズ2は、例えば、正面から見て円板形状をなし、中心が外側に突出した曲率半径が大の曲面、若しくは、フラット面をなす。このレンズ2の内面(若しくは、外面、内外両面)には、多層膜(図示せず)が設けられている。この多層膜は、所定波長の光、この例では、約496〜520nm以下の青色の光を反射させ、かつ、その他の波長の光、この例では、約496〜520nm以上の赤色の光及び緑色の光を透過させるものである。また、この多層膜は、所定の光学的膜厚の高屈折率の反射層、例えば、TiO2 と、所定の光学的膜厚の低屈折率の反射層、例えば、SiO2 又はAl2 O3 とを交互に多層、例えば、24層に、スパッタリング法や真空蒸着法等により形成されるものである。この多層膜としては、例えば、特開平5−3022号公報、特開平10−994号公報等に記載されている。このレンズ2の周縁が前記ランプハウジング1の凹部12にシール材若しくは接着剤16を介してリム17により着脱可能に取り付けられており若しくは固定されている。この結果、前記ランプハウジング1とレンズ2とにより灯室3が画成される。 【0007】前記光源バルブ4は、所謂、H8タイプバルブ、H9タイプバルブ、H11タイプバルブ等であって、フィラメント40を封入したバルブ41と、ソケットとコネクタと一体型のバルブホルダ42とから構成されている。この光源バルブ4のバルブホルダ42には、3個の係合爪43が前記ランプハウジング1の3個の挿通溝18に対応して一体に設けられていると共に、円板鍔形状の当接部44が前記3個の係合爪43と対向してかつ間を開けて一体に設けられている。上述の係合爪43は、例えば、図8(A)及び(B)に示す形状をなす。 【0008】前記光源バルブ4の当接部44にパッキン45をセットし、この光源バルブ4のバルブ41及び3個の係合爪43を前記ランプハウジング1の透孔13及び3個の挿通溝18を経て前記灯室3内に挿入する。次に、パッキン45を撓ませながら、この光源バルブ4を光軸Z−Z回りに、1個の係合爪43がストッパー19に当たるまで回転させる。すると、光源バルブ4の3個の係合爪43が前記ランプハウジング1のバルブセット面15上を面接触の状態でスライドしてそのバルブセット面15に係合し、かつ、光源バルブ4の円板鍔形状の当接部44がパッキン45を介して前記ランプハウジング1の透孔13の周縁の外面(バルブセット面15と反対側の面)に当接し、パッキン45の弾性復帰作用により、光源バルブ4の係合爪43と当接部44及びパッキン45とがランプハウジング1の透孔13の周縁を挟持する。この結果、前記光源バルブ4が前記ランプハウジング1に着脱可能に取り付けられることとなる。 【0009】そして、光源バルブ4のフィラメント40を点灯すると、そのフィラメント40からの光がランプハウジング1の反射面50でレンズ2側に反射され、その反射光がレンズ2を透過してアンバー色(黄色)の光として外部に所定の配光パターンで照射される。なお、この例のフォグランプにおいては、前記レンズ2は素通しであり、配光パターンの制御は前記ランプハウジング1の反射面50で行うものである。 【0010】 【発明が解決しようとする課題】ところが、上述の車両用灯具は、光源バルブ4をランプハウジング1に取り付ける場合において、光源バルブ4の3個の係合爪43がランプハウジング1のバルブセット面15上を面接触の状態でスライドする際に、そのバルブセット面15の反射面50と一体の表面処理部の塗装等が係合爪43との面接触状態でのスライドにより大きくかつ大量に剥がれる場合があり、見栄え上課題がある。特に、レンズ2が素通しの場合には、剥がれたものが大きくかつ大量であるから目立ち易く、上述の見栄え上の課題が顕著に現れることとなる。 【0011】また、マスキング等をしてバルブセット面15に反射面50と一体の表面処理部を施さないようにすることが考えられるが、この場合、コストが高く、かつ、ランプセット面15にランプハウジング1の地模様が見え、見栄え上問題がある。 【0012】本発明は、上述の従来の車両用灯具の改良に係り、その目的とするところは、見栄えが向上された車両用灯具を提供することにある。 【0013】 【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するために、本発明は、バルブセット面に、係合爪が線接触若しくは点接触するビードが設けられている、ことを特徴とする。 【0014】この結果、本発明の車両用灯具は、上記の構成により、ビードの稜線や頂点においては反射面と一体の表面処理部が薄く均一にかつ密着して施されるので、係合爪の線接触や点接触による剥がれに対して強い。たとえ、ビードの稜線や頂点における表面処理部が剥がれたとしても、その表面処理部の剥がれは微細で微小でありかつ微量であるから、目立ち難く、見栄え上問題がない。 【0015】 【発明の実施の形態】以下、本発明の車両用灯具の一実施形態を図1乃至図4を参照して説明する。この例は、ランプハウジングとリフレクタとが一体型のフォグランプに使用した例について説明する。図中、図5乃至図8と同符号は同一のものを示す。 【0016】この実施形態における本発明の車両用灯具は、バルブセット面15に、係合爪43が線接触するビード6が一体に突設されている。このビード6は、正面から見て円環状形状の一部をなし、かつ、断面三角形をなすものである。このビード6の表面及びバルブセット面15には、反射面50と一体の表面処理部が、反射面50と同時に施されている。 【0017】この実施形態における本発明の車両用灯具は、上記の如く構成からなるものであるから、光源バルブ4の着脱の際に、係合爪43がビード6の稜線60に線接触するものである。そして、ビード6の稜線60においては、反射面50と一体の表面処理部が薄く均一にかつ密着して施されるので、係合爪43の線接触による剥がれに対して強い。 【0018】たとえ、ビード6の稜線60における表面処理部が剥がれたとしても、その表面処理部の剥がれは、ビード6の稜線60だけで、微細で微小でありかつ微量であるから、目立ち難く、見栄え上問題がない。 【0019】しかも、バルブセット面15及びビード6において、反射面50と一体の表面処理部を、反射面50と同時に施すことができるので、コストが安く、見栄えが良い。 【0020】特に、レンズ2が素通しの場合においても、また、ランプハウジング1の内面のうち、反射面50以外の部分に、着色を施した場合においても、本来ならば、大きくかつ大量の剥がれが目立つのであるが、本発明においては、微細で微小でありかつ微量である剥がれが目立ち難く見栄え上問題がない。 【0021】上述のビード6は、正面から見て円環状の一部をなし、かつ、断面三角形をなして、係合爪43がビード6の稜線60において、線接触するものであるが、このビード以外に、例えば、錐形をなし、係合爪43が点接触するものであっても良い。 【0022】なお、上述の実施形態においては、フォグランプについて説明したが、本発明の車両用灯具は、フォグランプ以外のランプ、例えば、ヘッドランプ等にも適用できる。また、上述の実施形態において、リフレクタと一体型のランプハウジング1であるが、本発明の車両用灯具は、リフレクタとランプハウジングとが別体のものにも適用できる。さらに、上述の実施形態において、レンズ2が素通しであり、配光パターンの制御が反射面50で行うものであるが、本発明の車両用灯具は、その他の灯具にも適用できる。 【0023】 【発明の効果】以上から明らかなように、本発明の車両用灯具は、ビードの稜線や頂点においては反射面と一体の表面処理部が薄く均一にかつ密着して施されるので、係合爪の線接触や点接触による剥がれに対して強い。たとえ、ビードの稜線や頂点における表面処理部が剥がれたとしても、その表面処理部の剥がれは微細で微小でありかつ微量であるから、目立ち難く、見栄え上問題がない。
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| 【出願人】 |
【識別番号】000000136 【氏名又は名称】市光工業株式会社
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| 【出願日】 |
平成12年1月12日(2000.1.12) |
| 【代理人】 |
【識別番号】100059269 【弁理士】 【氏名又は名称】秋本 正実
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| 【公開番号】 |
特開2001−195908(P2001−195908A) |
| 【公開日】 |
平成13年7月19日(2001.7.19) |
| 【出願番号】 |
特願2000−6346(P2000−6346) |
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