| 【発明の名称】 |
白熱ランプ |
| 【発明者】 |
【氏名】インゴルフ シスカ
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| 【要約】 |
【課題】自動車のヘッドライトの日中走行ライトの機能の実現を改善する。
【解決手段】本発明は、自動車のヘッドライトでハイビームを発生するのに用いうる少なくとも1つの白熱コイルを有する白熱ランプであって、更に日中走行ライトの機能を実現しうる白熱ランプに関するものである。減光したハイビームを、エネルギーを節約した日中走行ライトとして用いる場合、ハイビームに属する光分布は日中走行ライトの機能に適さないという欠点がある。更に、ハイビームは、これが日中走行ライトの最大輝度に関する条件を満足しても、白熱ランプの管球内のハロゲンサイクルがもはや維持できない程度に強く減光する必要がある。これにより、管球内部を黒化させ、ランプの寿命を短くする。自動車のヘッドライトの日中走行ライト機能の実現を改善しうる白熱ランプを得るために、白熱ランプに、ハイビームを発生する少なくとも1つの第1白熱コイルと、日中走行ビームを発生する少なくとも1つの第2白熱コイルとを設ける。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】 自動車のヘッドライトのハイビームを発生する少なくとも1つの第1白熱コイルと、自動車のヘッドライトの日中走行ビームを発生する少なくとも1つの第2白熱コイルとが設けられている白熱ランプ。 【請求項2】 請求項1に記載の白熱ランプにおいて、前記第2白熱コイルを形成する、多くとも30Wの出力の白熱コイルが設けられていることを特徴とする白熱ランプ。 【請求項3】 請求項1に記載の白熱ランプにおいて、前記第2白熱コイルは前記第1白熱コイルの軸線上に位置するように配置されていることを特徴とする白熱ランプ。 【請求項4】 請求項3に記載の白熱ランプにおいて、前記第2白熱コイルが、白熱ランプの口金の側から見て前記第1白熱コイルの前方に位置していることを特徴とする白熱ランプ。 【請求項5】 請求項3に記載の白熱ランプにおいて、前記第2白熱コイルが、白熱ランプの口金の側から見て前記第1白熱コイルの後方に位置していることを特徴とする白熱ランプ。 【請求項6】 請求項1に記載の白熱ランプにおいて、前記第1及び第2白熱コイルが気密の透明容器内に収容されており、前記気密の透明容器がその一側で口金に気密に連結されており、前記第1白熱コイルの第1接続部に第1電流リード線が設けられ、前記第2白熱コイルの第1接続部に第2電流リード線が設けられ、前記第1及び第2白熱コイルの第2接続部に第3電流リード線が設けられ、これら第1〜第3電流リード線が口金を貫通していることを特徴とする白熱ランプ。
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【発明の詳細な説明】【0001】 【発明の属する技術分野】本発明は、自動車のヘッドライトのハイビームを発生させるのに用いうる少なくとも1つの白熱コイルを有する白熱ランプであって、この白熱ランプにより更に、日中走行ライト(ビーム)の機能を達成しうるようにした当該白熱ランプに関するものである。 【0002】 【従来の技術】走行中の自動車は日中においても目立ちにくいことにより、多くの交通事故が生じている。従って、この交通事故を避けるために、自動車にいわゆる日中走行ライト(DRL: Daytime Running Light)を設けることができる。日中走行ライトは、自動車をこれと同じ交通に加わっている他のものが、(例えば、まぶしさにより)いかなる重大な不快感を伴うことなく、より良好に見うるように設計する必要がある。このような日中走行ライトの動作は、例えば周囲光のレベルのような周囲のパラメータや、自動車走行に関連させるのが好ましく、後者の場合には日中走行ライトが永久的にスイッチオンされる。周囲光がある値よりも降下すると、日中走行ライトからロービームに切換えられる。更に、日中走行ライトは、特に電力消費を低減させるために、自動車が単に停車している場合にスイッチオフされる。日中走行ライトに対する条件は、水平線に対する対称的なアライメントに関しては、自動車のヘッドライトの主ビームの条件に類似している。しかし光分布及び光強度に対する条件は、日中走行ライトと主ビームとで著しく相違している。日中走行ライトの光強度は主ビームよりもかなり低く、日中走行ライトは主ビームよりも水平方向で広く分布されている。日中走行ライトは、水平線(基準軸線上のいわゆるHV点)上に比較的鮮鋭に収束させずに、広く及び平坦にする必要がある。日中走行ライト(DRL)に課せられる条件は、ロービーム及びハイビームに対するのと同様に法規で規定されている。更に、日中走行ライトは、寿命が長く電力消費量が少なくなるようにする必要がある。 【0003】日中走行ライトの機能を実現する既知の解決策は、既に存在しているヘッドライトに対する電圧を低減させる(減光させる)ことに基づくものである。現存する白熱ランプを減光させることにより、発光効率の損失がかなり大きくなる。その理由は、白熱ランプの全電力消費量に関連して発生される可視光の部分が鋭く降下する為である。これにより電力消費量を著しく増大させ、自動車の燃料消費量をも不所望に増大させる。減光による解決策の他の問題点は、暗闇で接近するドライバが眩しくならないようにする法規上の条件のために、その光分布が主として街路の方向に向くようにすることである。この分布はほの暗い状態でもそのままにされる為、同じ交通に加わっている他の人に対し目立つようにする改善には、この光はほんのわずかしか寄与しない。従って、このようにして実現された日中走行ライトはその効果が低く、エネルギーを節約する日中走行ライト(DRL)としては適していない。減光したハイビームを日中走行ライトとして用いる場合にも、ハイビームの光分布は日中走行ライトの機能にとって適していないという欠点がある。ハイビームはあまりにも鋭く収束される為、ハイビームの輝度分布は日中走行ライトに対する法規上の条件を満足しない。ハイビームは、かりにこれが日中走行ライトの最大輝度に関する条件を満足したとしても、白熱ランプの管球中のハロゲンサイクルがもはや維持されない程度まで減光させる必要がある。これにより、管球内の黒化を生ぜしめるとともに、ランプの寿命を短くする。 【0004】米国特許第 5,614,788号明細書には、周囲の条件に反応する自動日中走行ライトシステムが開示されている。前照灯を有する自動車に対するこの自動日中走行ライトシステムは日中走行ライトを制御する回路を有しており、この回路は、日中に自動車のイグニッションがスイッチオンされスタータがスイッチオフされている場合に、主ビームに対する白熱コイルに低減電圧を供給する。ハイビームにより実現されるこのような日中走行ライトシステムは既知の欠点を有する。 【0005】ドイツ国特許公開第195 10 542号明細書には、ケーブルハーネスにおける配線を殆ど変えることなく複合制御回路により常規ヘッドライト、ロービームヘッドライト及び日中走行ライト(DRL)間の切換えを行ない得るようにするヘッドライト回路が開示されている。ヘッドライトの切換え時のケーブルハーネスにおける配線は簡単にすることができるも、減光によって生ぜしめられる日中走行ライトには既知の欠点がある。 【0006】 【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、自動車のヘッドライトにおける日中走行ライト機能の実現を改善しうる白熱ランプを提供せんとするにある。 【0007】 【課題を解決するための手段】この目的は、自動車のヘッドライトのハイビームを発生する少なくとも1つの第1白熱コイルと、自動車のヘッドライトの日中走行ビームを発生する少なくとも1つの第2白熱コイルとが設けられている白熱ランプにより達成される。ハイビーム用の第1の白熱コイルと第2の白熱コイルとを組合せることにより、ハイビームの機能と日中走行ライトの機能とを驚くほど簡単に提供するランプが得られる。本発明により1つの白熱ランプに一体化することにより、現存するいかなる機能をも減らすことなく、この白熱ランプを種々の自動車のヘッドライトに用いることができるようになる。この目的のために自動車のヘッドライトを新たに設計する必要はないが、白熱ランプは適合した反射器と一緒に用いることができる。 【0008】本発明による白熱ランプの有利な他の例では、第2白熱コイルを形成する、多くとも30Wの出力の白熱コイルを設ける。日中走行ライトを発生する第2白熱コイルに対する直径、長さ、材料及びその他のパラメータを適切に選択することにより、日中走行ライトを最適にしうる。特に、白熱コイルは、視感度効率(1ワット当り発生される光量:lm/W)が約20W(最大30W)で最大となるように設計される。条件(特に、法規上の条件)の点で日中走行ライトに対しては約20Wの値が好ましいとみなされている。比較のために言えば、ハイビームを発生する第1白熱コイルは通常65Wの出力を有する。 【0009】本発明の好適例では、第2白熱コイルを第1白熱コイルの軸線上に位置するように配置する。第2白熱コイルは、白熱ランプの口金側から見て第1白熱コイルの後方又は前方に配置することができる。2つの白熱コイルを1つの共通光軸上に配置することにより、ヘッドライトユニット中で適切なハイビーム及び日中走行ビームを発生しうる白熱ランプを収容しうる反射器を実現しうる可能性が大となる。所定の分野の条件に応じて2つの白熱コイルを異なる配置(例えば、互いにほぼ平行又は互いに直角)にするのが好ましい場合には、これらの2つの白熱コイルを実際に本発明の範囲内で白熱ランプの管球内に上述したのとは異なるように配置することができる。上述した条件とは、例えば、白熱ランプを組込むヘッドライト又はこの白熱ランプ自体に関する法規上の条件とすることができる。特定の条件が製造処理に基づいて生じる場合もある。 【0010】 【発明の実施の形態】本発明の実施例を以下に図面につき詳細に説明する。図1は、本発明による白熱ランプの構成上の原理を示す。口金1は管球2に気密に連結されている。透明なガラス管球2は既知の真空密の方法で封止され、これにハロゲンが入っている。管球2内には第1の白熱コイル3と、第2の白熱コイル4とが配置されており、これらの白熱コイルは、白熱ランプが自動車のヘッドライトに装着された場合に、それぞれハイビーム及び日中走行ビームを発生する。自動車のヘッドライト(図示せず)は、口金1に対する適切なホルダを有する反射器を具えている為、白熱ランプを反射器内に固着することができる。 【0011】図2は、ヘッドライト(図示せず)の一部を構成する反射器5内に本発明による白熱ランプの2つの白熱コイルを配置した状態を線図的に示す。ハイビーム用の白熱コイル3は反射器5と相俟ってビーム6を平行形態で発生する。日中走行ビーム用の白熱コイル4は、白熱コイル3と同様にそのコイル軸線がヘッドライトの光軸7上に位置するようになっており、反射器5の開口側から見て白熱コイル3の後方配置されている。白熱コイル4は反射器5と相俟って、日中走行ビームに相当する幅広ビーム8を発生する。このビームが反射器5から出る際の収束は鮮鋭とならない。この機能上の表示を明瞭とするために、白熱ランプの管球2及び口金1は図2に示していない。白熱ランプは、口金1に対する適切なホルダにより反射器5内に既知の方法で取付けられる。これにより、反射器5内での所望の位置での白熱ランプの良好なアライメント及びその後の固着を達成する必要がある。この場合、反射器5は、2つのビーム6及び8を発生せしめうるような形状となっている。
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| 【出願人】 |
【識別番号】590000248 【氏名又は名称】コーニンクレッカ フィリップス エレクトロニクス エヌ ヴィ 【氏名又は名称原語表記】Koninklijke Philips Electronics N.V. 【住所又は居所原語表記】Groenewoudseweg 1,5621 BA Eindhoven, The Netherlands
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| 【出願日】 |
平成12年9月25日(2000.9.25) |
| 【代理人】 |
【識別番号】100059258 【弁理士】 【氏名又は名称】杉村 暁秀 (外2名)
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| 【公開番号】 |
特開2001−135109(P2001−135109A) |
| 【公開日】 |
平成13年5月18日(2001.5.18) |
| 【出願番号】 |
特願2000−289917(P2000−289917) |
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