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【発明の名称】 照明装置
【発明者】 【氏名】越後 一

【要約】 【課題】配光特性を低下することなく、障害光を充分に抑制できる照明装置を提供する。

【解決手段】器具基体1のフランジ9に支柱16の下端を取り付け、上部に反射体18を取り付ける。反射体18、カバー19の周縁は、発光管12の高さ方向の中心を含む円形の平面状に位置する。第1の反射面24は主として下方周辺に反射し拡散反射機能を有し、第2の反射面25は上方へ向けて照射する光束を抑制し主として斜め下方に反射し、光害を防止する。高圧ナトリウムランプ11の周囲には制光体としての円筒状のプリズム体28を支柱16に取り付け、プリズム体28の上端は発光管12の上端と反射体18の周縁を結ぶ直線上に位置し、下端は地上面から30°の角度の延長上に位置している。高圧ナトリウムランプ11の光が直接目に入ることを防止する。
【特許請求の範囲】
【請求項1】 発光管および口金を有するランプが装着されるランプソケットと;ランプに光学的に対向して配設され、発光管と直交する方向に端部近傍を位置させることにより、上方への光を低減させるとともに、ランプからの光を主として、下方周辺に拡散させる反射面および発光管の軸方向に形成された凹部を有する反射体と;ランプを発光管の径方向周囲で包囲する光学手段と;を具備していることを特徴とする照明装置。
【請求項2】 発光管および口金を有するランプが装着されるランプソケットと;ランプに光学的に対向して配設され、発光管と直交する方向に端部近傍を位置させることにより、上方への光を低減させるとともに、ランプからの光を主として、下方周辺に反射および拡散の少なくともいずれか一方の機能を有する反射面および発光管の軸方向に形成された凹部を有する反射体と;ランプを発光管の径方向周囲で包囲する複数の反射体を上下方向に重ねて配設した光学手段と;を具備していることを特徴とする照明装置。
【請求項3】 反射体は、下方周辺に反射させる部分が拡散反射機能を有し、斜め下方に反射させる部分が鏡面状に形成されていることを特徴とする請求項2記載の照明装置。
【請求項4】 光学手段は、ランプ脱着時に退避可能であることを特徴とする請求項1ないし3記載の照明装置。
【請求項5】 ランプソケットを保持する器具基体と、反射体を器具基体に取り付ける交換可能な支持体とを備え、この支持体は交換により反射体および器具基体間の距離を可変可能であることを特徴とする請求項1ないし4記載の照明装置。
【発明の詳細な説明】【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、障害光を抑制し防犯効果を有する照明装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の照明装置としては、例えば特開平10−223018号公報に記載の構成が知られている。この特開平10−223018号公報には、ポールに取り付けられた器具本体にランプソケットが取り付けられ、このランプソケットに放電ランプが取り付けられ、この放電ランプを器具本体に取り付けられたグローブ体内に内包し、このグローブ体の上部に設けられた反射体で放電ランプの光を下方に反射し、反射体により上方への光を抑制する構成が記載されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記特開平10−223018号公報に記載の構成では、いずれかといえば意匠を優先して設計されているため、充分に障害光を抑制しにくく、また、下方への配光特性が必ずしも好ましくない問題を有している。
【0004】本発明は、上記問題点に鑑みなされたもので、障害光を充分に抑制でき、下方を照明できる照明装置を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の照明装置は、発光管および口金を有するランプが装着されるランプソケットと;ランプに光学的に対向して配設され、発光管と直交する方向に端部近傍を位置させることにより、上方への光を低減させるとともに、ランプからの光を主として、下方周辺に拡散させる反射面および発光管の軸方向に形成された凹部を有する反射体と;ランプを発光管の径方向周囲で包囲する光学手段とを具備しているもので、反射体により上方への光を低減させて障害光を抑制するとともに、ランプからの光を主として、下方周辺に拡散させ下方も照明するので、アンビエント照明として使用可能である。
【0006】請求項2記載の照明装置は、発光管および口金を有するランプが装着されるランプソケットと;ランプに光学的に対向して配設され、発光管と直交する方向に端部近傍を位置させることにより、上方への光を低減させるとともに、ランプからの光を主として、下方周辺に反射および拡散の少なくともいずれか一方の機能を有する反射面および発光管の軸方向に形成された凹部を有する反射体と;ランプを発光管の径方向周囲で包囲する複数の反射体を上下方向に重ねて配設した光学手段とを具備しているもので、反射体により上方への光を低減させて障害光を抑制するとともに、ランプからの光を主として、下方周辺に反射または拡散させ下方も照明するので、防犯灯あるいはアンビエント照明として使用可能である。
【0007】請求項3記載の照明装置は、請求項2記載の照明装置において、反射体は、下方周辺に反射させる部分が拡散反射機能を有し、斜め下方に反射させる部分が鏡面状に形成されているもので、下方周辺に反射させる部分は反射光がランプ方向に反射されやすくなりランプが反射光を遮光してしまうが、拡散反射機能を持たせることによりランプによる遮光の影響を低減でき、斜め下方に反射させる部分は鏡面状にして効率よく反射させる。
【0008】請求項4記載の照明装置は、請求項1ないし3記載の照明装置において、光学手段は、ランプ脱着時に退避可能であるもので、工具などを用いることなくランプを脱着する。
【0009】請求項5記載の照明装置は、請求項1ないし4記載の照明装置において、ランプソケットを保持する器具基体と、反射体を器具基体に取り付ける交換可能な支持体とを備え、この支持体は交換により反射体および器具基体間の距離を可変可能であるもので、支持体の交換により反射体および器具基体間の距離を可変可能としたため、共通の反射体で異なる大きさのランプの装着を可能にして支持体の交換により汎用性を持たせる。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、本発明の照明装置の一実施の形態を図面を参照して説明する。
【0011】図1は照明装置の断面図、図2は平面図である。
【0012】図1に示すように、1は器具基体で、この器具基体1は内部が中空の円筒状で上部に径小部2が形成され、この径小部2内には、例えばエジソン型のE26などのランプソケット3が収納されるランプソケット収納部4が形成されている。また、径小部2の下部には径方向に沿った段部5を介して径小部2より径大の径大部6が形成され、この径大部6の内部にはポール7が挿入されるポール挿入部8が形成され、下端周縁にはフランジ9が周状に突出して形成されている。なお、ポール7は一般構造用鋼管で形成され、内部には図示しない安定器が収納される。
【0013】また、ランプソケット3には、例えば、直径5.2mm、長さ56mmの直管状の発光管12が垂直の状態になるようにランプとしての75Wの型番NH75Lの高圧ナトリウムランプ11が装着されており、発光管12の周囲にはやや球状に膨出した膨出部14が形成されている。
【0014】さらに、器具基体1のフランジ9には支持体としての支柱16の下端が等間隔で3か所ねじ17にて取り付けられ、支柱16の上部には反射体18およびこの反射体18とは別体で間隙を有してこの反射体18を覆うカバー19がねじ20にて取り付けられている。
【0015】また、この反射体18は、一体絞り成形され筒状部21とこの筒状部21の下側に位置する皿状部22を有し、下面に反射面23が形成され、この反射面23は筒状部21の内部に位置し主として下方周辺に反射し拡散反射機能を有する第1の反射面24と、皿状部22の下面に位置し上方への光を低減するとともに主として斜め下方に反射し第1の反射面24から連続した鏡面状の第2の反射面25を有し、第1の反射面24に囲まれて凹部26が形成され、この凹部26の一部に高圧ナトリウムランプ11の一部が挿入され、第1の反射面24の上方には高圧ナトリウムランプ11より径大の開口部27が形成されている。
【0016】さらに、反射体18およびカバー19の周縁は、発光管12の高さ方向の中心を含む円形の平面状に位置するとともに、発光管12の下端から例えば5°の角度を形成して位置している。
【0017】また、高圧ナトリウムランプ11の周囲には制光体としての円筒状のプリズム体28が支柱16に取り付けられ、このプリズム体28の上端は発光管12の上端と反射体18の周縁を結ぶ直線上に位置し、下端は地上面から30°の角度の延長上に位置している。
【0018】そして、上記実施の形態によれば、反射体18およびカバー19の周縁を、高圧ナトリウムランプ11の発光管12の高さ方向の中心を含む円形の平面状に位置させるとともに、発光管12の位置を調整して配置しているので、反射体18あるいはカバー19により反射体18の上方への光束は全光束の5%以下に抑えられ、反射体18により主として下方および斜め下方に反射させるため下方への光量は全光量の70%以上とすることができ、星空に光が漏れず、光害対策となる。
【0019】また、反射体18は、下方周辺に反射させる第1の反射面24が拡散反射機能を有し、斜め下方に反射させる第2の反射面25が鏡面状に形成されているので、下方周辺に反射させる第1の反射面24からの反射光が高圧ナトリウムランプ11の方向に反射されやすくなり高圧ナトリウムランプ11が反射光を遮光してしまうが、拡散反射機能を持たせることによりランプによる遮光の影響を低減でき、斜め下方に反射させる第2の反射面25は鏡面状にして効率よく反射させ、照射光を有効に利用することにより、効率を向上する。
【0020】さらに、75Wの高圧ナトリウムランプ11を用いた場合、ポール7の高さを4.5mにしたとき、ランプ直下すなわちポール7から20m離れた高さ1.5mの鉛直面照度を0.5lx以上にできるとともに、ランプ直下から20m四方内の平均水平面照度、いわゆる地上面照度を3lx以上にできるため、防犯灯としても充分に機能させることができる。なお、これにより従来の器具に250Wの真球街路灯、あるいは、110Wないし200W程度の高輝度放電ランプを装着した場合と同様な照度特性を得ることができ、省電力化を図れる。
【0021】実験によれば、従来例の場合には図4に示すように、上方に向けて光が120cd/1000lm以上もれていた部分もあり、光害を生ずるおそれがあるとともに、照射効率を低下させていたが、上記実施の形態によれば、図3に示すように上方への光の漏れは小さく照射効率も向上し、図5では0.5lx以上の部分を表しており、従来例のものでは地上1.5mの高さで照明装置から16m程度までしか防犯効果を有しないのに対し、上記実施の形態のものでは地上1.5mの高さで26m程度まで防犯効果を有している。
【0022】さらに、反射体18に凹部26を形成し、この凹部26に高圧ナトリウムランプ11の先端の一部を挿入させることにより、発光管12の位置を高くすることができるため、同様に、反射体18の平面面積を小型化できる。
【0023】また、ポール7の内部に安定器を収納することにより、配線およびランプソケット3などとの結線を簡素化できるとともに、施工が容易になり作業性が向上する。
【0024】そして、ランプソケット3を保持する器具基体1に、ポール7が挿入されるポール挿入部8を形成したため、器具基体1の面積を比較的小さくでき、高圧ナトリウムランプ11から照射される光の器具基体1による遮光を抑制できる。
【0025】さらに、グローブあるいはセードなどを用いる必要がないため、器具基体1は器具基体1とポール7とを連結する必要最小寸法にできるので、器具基体1の最大径を支柱16を結ぶ円周とほぼ等しい大きさにしたので小型化を図れ、ポール7の太さもこの器具基体1の最大径の部分であるフランジ9より細いので、器具基体1およびポール7で遮光される量を少なくできる。なお、ポール7は器具基体1のポール挿入部8に挿入可能な太さであれば、遮光量をより小さくするため支持可能な範囲で細いものを用いてもよい。
【0026】また、プリズム体28の上端を高圧ナトリウムランプ11の発光管12の上端と反射体18を結ぶ線上に位置させ、下端を地上面から30°の角度の延長上に位置させることにより、仰角がほぼ30°以下の通常の視線では、高圧ナトリウムランプ11が直接見えず、プリズム体28を透過あるいは反射体18で反射された光しか目に入らないので防眩効果がある。
【0027】さらに、支柱16に異なる長さのものを用いることにより、同一の反射体18に対して異なる高圧ナトリウムランプ11を用いることができ、反射体18の汎用性が向上する。例えば、例えば250W、その他のE39型ソケットを用いる場合には、高圧ナトリウムランプ11の長さは約28mm長いので、この程度の長さが長めの支柱16を用いればよく、110Wの型番NH110Lの場合には発光管12の直径は例えば6.9mm、長さ81mm程度になる。
【0028】また、高圧ナトリウムランプ11を露出型とすることにより、ランプ交換作業が容易になり、反射体18の開口部27に高圧ナトリウムランプ11の頂部の一部が進入できるため、高圧ナトリウムランプ11を交換する際に高圧ナトリウムランプ11が上方ににげることができるので、高圧ナトリウムランプ11を着脱する際に高圧ナトリウムランプ11の破損を防止できる。
【0029】さらに、反射体18の開口部27により高圧ナトリウムランプ11で発生した熱を逃がすことができるため、反射体18に熱がこもることを防止し、反射体18および高圧ナトリウムランプ11の損傷を防止する。
【0030】次に、他の実施の形態の照明装置を図面を参照して説明する。
【0031】図6は照明装置の斜視図、図7は断面図である。
【0032】図6および図7に示す照明装置は、図1および図2に示す照明装置と同様に、器具基体1内のランプソケット3に高圧ナトリウムランプ11が取り付けられ、器具基体1に取り付けられた支柱16の上部に反射体31が装着されている。
【0033】また、反射体31は、中央に環状の平板部32を有し、この平板部32の周囲に環状で周囲に向けてやや上方に向けた傾斜を有し下方に対して凹状に形成され直下よりやや外側に向けて下方を照射するために反射および拡散させる白色なし地メッキされたたとえばアンビエント照明用の反射面33を有し、この反射面33の周囲には上方に向けて屈曲されたフランジ34が環状に形成されている。さらに、高圧ナトリウムランプ11の取り外し方向である発光管12の軸方向である平板部32の中央には截頭円錐状に上方に向けて縮径され下方の直径が高圧ナトリウムランプ11の最大径の部分とほぼ等しいかあるいはやや大きい凹部35を有し、凹部35の頂部には開口36が形成されている。また、反射体18の上部には、カバー体37が嵌合して取り付けられ、すなわちカバー体37の直径は反射体18の直径よりやや径大で、前面が上方に向けてやや突状となるように曲面状に形成された上面部38を有し、この上面部38の周囲には反射体31の周囲のフランジ34よりやや径大でフランジ34を内面側にほぼ嵌合するフランジ39が形成され、反射体31のフランジ34をカバー体37のフランジ39の内周側に位置させて反射体31とカバー体37とを嵌合している。
【0034】さらに、高圧ナトリウムランプ11の周囲には光学手段41が取り付けられている。この光学手段41は、高圧ナトリウムランプ11の発光管12の最上部より上部に設けられた上部光学体42と、高圧ナトリウムランプ11の発光管12の最下部より上部、たとえば中央よりやや上部に設けられた下部光学体43とが間隔を介して支柱16に取りつけられて形成されている。そして、上部光学体42は截頭円錐状に傾斜し高圧ナトリウムランプ11からの光を下方に照射するとともに上方へ向かう光を低減させる光学部44が形成され、この光学部44の下方には照射開口45が形成され、光学部44の上方には内方に向けて環状に形成されたフランジ部46が形成され、このフランジ部46が支柱16に取り付けられ、フランジ部46の中央には高圧ナトリウムランプ11の最大径より径大で高圧ナトリウムランプ11が挿通可能なランプ挿通孔47が形成されている。また、下部光学体43は上部光学体42より傾斜が急で截頭円錐状に傾斜し高圧ナトリウムランプ11からの光を上部光学体42よりも直下に照射するとともに上方へ向かう光を低減させる光学部48が形成され、この光学部48の下方には上部光学体42の照射開口45より径小の照射開口49が形成され、光学部48の上方には内方に向けて環状に形成されたフランジ部50が形成され、このフランジ部50が支柱16に取り付けられ、フランジ部50の中央には上部光学体42のランプ挿通孔47と同径で同軸状に位置するランプ挿通孔51が形成されている。なお、下部光学体43の照射開口49は高圧ナトリウムランプ11の発光管12の最下部より低い位置に位置している。
【0035】そして、高圧ナトリウムランプ11をランプソケット3に装着する際には、上部光学体42のランプ挿通孔47と下部光学体43のランプ挿通孔51に高圧ナトリウムランプ11を挿入し、高圧ナトリウムランプ11の先端を反射体31の凹部35内に進入させて退避させ、高圧ナトリウムランプ11の先端を中心に高圧ナトリウムランプ11を回動させ、高圧ナトリウムランプ11のソケットをランプソケット3と対向させて、高圧ナトリウムランプ11をソケットの螺旋に対応させて回転させて高圧ナトリウムランプ11を装着する。
【0036】反対に、高圧ナトリウムランプ11をランプソケット3に取り外す際には、高圧ナトリウムランプ11をソケットの螺旋に対応させて回転させて高圧ナトリウムランプ11の先端を反射体31の凹部35内に進入させて退避させ、高圧ナトリウムランプ11の先端を中心に高圧ナトリウムランプ11を回動させ、ランプソケット3の無い方向に高圧ナトリウムランプ11を移動させて高圧ナトリウムランプ11を取り外す。
【0037】また、高圧ナトリウムランプ11から照射された光のうち上方に向けた光は、上部光学体42および下部光学体43で低減されるとともに、反射体31で抑制する。高圧ナトリウムランプ11の発光管12の上端からの光のうち上方に向けた光は上部光学体42および反射体31で遮られるので、発光管12から直接上方に光が漏れることも無い。
【0038】さらに、高圧ナトリウムランプ11からの光は、下部光学体43で直下方向に反射して直下方向を照射し、上部光学体42で直下よりやや広がった下方に反射して下方を照射することにより、下方の照度を得ることができ、反射面33で下方の周囲に反射することにより、反射体31の反射面33では下方に向けて拡散反射させ、環境照明となる下方周囲のアンビエント照明をする。
【0039】また、他の実施の形態の照明装置を図面を参照して説明する。
【0040】図8は照明装置の斜視図、図9は断面図である。
【0041】図8および図9に示す照明装置は、図6および図7に示す照明装置において、光学手段41の1枚の下部光学体43に代えて、4枚の下部光学体61を設けたものである。
【0042】また、これら下部光学体61は、支柱16に等しい距離の間隙を介して取り付けられ、上部光学体42より傾斜が急で截頭円錐状に傾斜し高圧ナトリウムランプ11からの光を上部光学体42よりも直下に照射するとともに上方へ向かう光を低減させ上部光学体42の光学部44より長さが短い光学部62が形成され、この光学部62の下方には上部光学体42の照射開口45より径小の照射開口63が形成され、光学部62の上方には内方に向けて環状に形成されたフランジ部64が形成され、このフランジ部64が支柱16に取り付けられ、フランジ部64の中央には上部光学体42のランプ挿通孔47と同径で同軸状に位置するランプ挿通孔65が形成されている。なお、最も下位に位置する下部光学体43のフランジ部64は、高圧ナトリウムランプ11の発光管12の最下部より低い位置に位置している。
【0043】そして、このように下部光学体61を複数枚である4枚にしても、図6および図7に示す照明装置と同様の作用効果を奏する。
【0044】さらに、他の実施の形態の照明装置を図面を参照して説明する。
【0045】図10は照明装置の通常の状態を示す断面図、図11は着脱状態を示す断面図である。
【0046】図8および図9に示す照明装置は、図6および図7に示す照明装置において、4枚の下部光学体61を支柱16に沿って移動可能にしたものである。
【0047】また、一番上部の下部光学体61の上面が位置する支柱16の位置に位置決め用の六角ナット71が取り付けられ、一番下部の下部光学体61の下面が位置する支柱16の位置に位置決め用の六角ナット72が取り付けられている。また、これら下部光学体61はそれぞれ支柱16に上下方向移動可能に取り付けられ、下部光学体61,61間の支柱16にはコイルスプリング73が巻装して取り付けられ、下部光学体61同士の間隔を維持している。
【0048】そして、高圧ナトリウムランプ11を着脱しないそのままの状態では、図10に示すように、それぞれのコイルスプリング73を伸張させた状態で、下部光学体61の間隔を維持させて、下部光学体61が所定の光学特性を示すようにする。なお、この状態ではコイルスプリング73は支柱に沿って位置しているため、外観を損ないにくいとともに、光学特性を低下させることもない。
【0049】また、高圧ナトリウムランプ11を取り外す際には、高圧ナトリウムランプ11をソケットの螺旋に対応させて回転させてランプソケット3から取り外し、高圧ナトリウムランプ11の先端を反射体31の凹部35内に進入させて退避させ、図11に示すように、下部光学体61を上方に向けて押し上げて退避させ、コイルスプリング73を縮めて下部光学体61間の間隙を短くして下部光学体61を全体に上方に位置させ、高圧ナトリウムランプ11の上方を中心に下方を回動させて斜めにし、最下部の下部光学体61の内面に沿って高圧ナトリウムランプ11を取り出す。
【0050】反対に、高圧ナトリウムランプ11を取り付ける際には、図11に示すように、下部光学体61を上方に向けて押し上げ、コイルスプリング73を縮めて下部光学体61間の間隙を短くして下部光学体61を全体に上方に位置させて退避させ、最下部の下部光学体61の内面に沿って高圧ナトリウムランプ11を進入させ、高圧ナトリウムランプ11の先端を反射体31の凹部35内に進入させて退避させ、高圧ナトリウムランプ11をソケットの螺旋に対応させて回転させてランプソケット3に装着する。
【0051】このように、下部光学体61を押し上げコイルスプリング73を縮めて下部光学体61の間隔を短くすることにより、高圧ナトリウムランプ11を下方から取り出すことにより、工具を用いて下部光学体61などを着脱する必要がなくなるので、簡単に高圧ナトリウムランプ11を着脱できる。
【0052】そして、このように下部光学体61を上下方向に移動可能にしても、図8および図9に示す照明装置と同様の作用効果を奏する。
【0053】
【発明の効果】請求項1記載の照明装置によれば、反射体により上方への光を低減させて障害光を抑制するとともに、ランプからの光を主として、下方周辺に反射または拡散させ下方も照明するので、アンビエント照明として使用できる。
【0054】請求項2記載の照明装置によれば、反射体により上方への光を低減させて障害光を抑制するとともに、ランプからの光を主として、下方周辺に反射または拡散させ下方も照明するので、防犯灯あるいはアンビエント照明として使用できる。
【0055】請求項3記載の照明装置によれば、請求項2記載の効果に加え、反射体は、下方周辺に反射させる部分が拡散反射機能を有するため、ランプによる遮光の影響を低減できるとともに、斜め下方に反射させる部分を鏡面状に形成したため、効率よく反射できる。
【0056】請求項4記載の照明装置によれば、請求項1ないし3記載の照明装置の効果に加え、光学手段はランプ脱着時に退避可能であるので、工具などを用いることなくランプを脱着できる。
【0057】請求項5記載の照明装置によれば、請求項1ないし4記載の効果に加え、支持体の交換により反射体および器具基体間の距離を可変可能としたため、共通の反射体で異なる大きさのランプを装着でき、支持体の交換により汎用性を持たせることができる。
【出願人】 【識別番号】000003757
【氏名又は名称】東芝ライテック株式会社
【出願日】 平成11年10月29日(1999.10.29)
【代理人】 【識別番号】100062764
【弁理士】
【氏名又は名称】樺澤 襄 (外2名)
【公開番号】 特開2001−135103(P2001−135103A)
【公開日】 平成13年5月18日(2001.5.18)
【出願番号】 特願平11−310363