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【発明の名称】 照明装置
【発明者】 【氏名】片岡 寿夫

【氏名】上野 政利

【要約】 【課題】点灯回路の構成部品の削減を図ると共に灯体への取付け作業性の向上を図ることができる。

【解決手段】リフレクタ1と、灯体2と、放電灯3と、イグナイタ4と、インバータからなる点灯回路5と、ソケット6からなり、イグナイタ4と点灯回路5の少なくとも一つがソケット6内にあり、放電灯3がソケット6に固定され、ソケット6がリフレクタ1に固定され、放電灯3がリフレクタ1内に収納されている。
【特許請求の範囲】
【請求項1】 リフレクタと、灯体と、放電灯と、イグナイタと、インバータからなる点灯回路と、ソケットからなり、イグナイタと点灯回路の少なくとも一つがソケット内にあり、放電灯がソケットに固定され、ソケットがリフレクタに固定され、放電灯がリフレクタ内に収納されていることを特徴とする照明装置。
【請求項2】 ソケットに取付け部を設け、リフレクタに被取付け部を設け、取付け部を被取付け部に回転嵌合により取付けて成ることを特徴とする請求項1記載の照明器具。
【請求項3】 ソケットに取付け部を設け、リフレクタに被取付け部を設け、取付け部を被取付け部にビスにより取付けて成ることを特徴とする請求項1記載の照明器具。
【請求項4】 リフレクタと、灯体と、放電灯と、イグナイタと、インバータからなる点灯回路と、ソケットからなり、イグナイタと点灯回路の少なくとも一つがソケット内にあり、ソケットとリフレクタが一体成形され、放電灯がソケットに固定され、放電灯がリフレクタ内に収納されていることを特徴とする照明装置。
【請求項5】 ソケットに連結部を設け、灯体に被連結部を設け、連結部を被連結部に係合により取付けて成ることを特徴とする請求項1乃至請求項4のいずれかに記載の照明器具。
【請求項6】 リフレクタと、灯体と、放電灯と、イグナイタと、インバータからなる点灯回路と、ソケットからなり、イグナイタと点灯回路の少なくとも一つがソケット内にあり、放電灯がソケットに固定され、ソケットが灯体に固定されて放電灯がリフレクタ内に収納されていることを特徴とする照明装置。
【請求項7】 ソケットに連結部を設け、灯体に被連結部を設け、ソケットと灯体との間に弾性体を有し、連結部を被連結部に回転係合して取付けて成ることを特徴とする請求項6記載の照明器具。
【請求項8】 ソケットに連結部を設け、灯体に被連結部を設け、ソケットと灯体との間に弾性体を介在して連結部を被連結部にビスにより取付けて成ることを特徴とする請求項6記載の照明器具。
【請求項9】 灯体の少なくとも一部の天面に開口部を設け、開口部にソケットを設置し、ソケットに連結部を設け、灯体に被連結部を設け、連結部を被連結部に係合により取付けて成ることを特徴とする請求項6記載の照明器具。
【請求項10】 ソケットに電源用カプラを設けて成ることを特徴とする請求項1乃至請求項9のいずれかに記載の照明器具。
【請求項11】 ソケットに点灯回路が内蔵されて成ることを特徴とする請求項1乃至請求項10のいずれかに記載の照明器具。
【請求項12】 ソケットにイグナイタが内蔵されて成ることを特徴とする請求項1乃至請求項10のいずれかに記載の照明器具。
【発明の詳細な説明】【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は照明装置、特に、車載用前照灯用照明装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来から図15に示すように、リフレクタ1と、灯体2と、放電灯3と、イグナイタ4と、インバータからなる点灯回路5と、ソケット6からなる照明装置Aが知られている。この従来例にあっては、インバータからなる点灯回路5には図15(b)に示すようにイグナイタ4が装着され、照明装置Aがソケット6と分離した構造となっていた。図15において14は電源用カプラである。また、30はインバータからなる点灯回路5を覆うための補助カバーである。
【0003】そして、リフレクタ1に放電灯3が固定され、このリフレクタ1に固定された放電灯3にソケット6が装着されており、インバータからなる点灯回路5は灯体2に固定されている。
【0004】上記のような構造の照明装置Aにあっては、インバータからなる点灯回路5や、ソケット、並びにそれに付随するハーネスやカプラやカバー等の部品点数が多いという問題があった。しかも、上記のように部品点数が多いので、灯体2への取付け作業に時間がかかり、コストアップの原因となっていた。また、従来にあっては、インバータからなる点灯回路5を覆うための別途カバーを必要とするという問題がある。
【0005】また、他の従来例としては図16に示すようなものもある。この図16に示す従来例は、図16(b)に示すようなインバータからなる点灯回路5、イグナイタ4を図16(a)に示すようにそれぞれ別々に灯体2に取付けるようになっており、ソケット6や点灯回路5やイグナイタ4およびハーネスやカプラ32、グロメット31等の部品が多いという問題があった。また、この従来例においては、部品点数が多いため、灯体2への取付け作業に時間がかかり、コストアップの原因となっていた。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】本発明は上記の点に鑑みてなされたものであり、照明装置の構成部品の削減を図ると共に灯体への取付け作業性の向上を図ることができる照明装置を提供することを課題とするものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するために本発明に係る照明装置は、リフレクタ1と、灯体2と、放電灯3と、イグナイタ4と、インバータからなる点灯回路5と、ソケット6からなり、イグナイタ4と点灯回路5の少なくとも一つがソケット6内にあり、放電灯3がソケット6に固定され、ソケット6がリフレクタ1に固定され、放電灯3がリフレクタ1内に収納されていることを特徴とするものである。このようにイグナイタ4と点灯回路5の少なくとも一つがリフレクタ1に固定されたソケット6内にあることで、部品点数を減らすことができ、また、ハーネス等も減らすことができ、灯体への組み付けや交換が簡単にできることになる。
【0008】また、ソケット6に取付け部7を設け、リフレクタ1に被取付け部8を設け、取付け部7を被取付け部8に回転嵌合により取付けてあることが好ましい。このような構成とすることで、ソケット6をリフレクタ1に取付けるに当たって、取付け部7を被取付け部8に回転嵌合という簡単な取付けにより取付けることができ、また、取り外しに当たっても簡単に取り外すことができるものである。
【0009】また、ソケット6に取付け部7を設け、リフレクタ1に被取付け部8を設け、取付け部7を被取付け部8にビス9により取付けてあることが好ましい。このような構成とすることで、ソケット6をリフレクタ1に取付けるに当たって、取付け部7を被取付け部8にビス9止めによる簡単な取付けにより取付けることができ、また、取り外しに当たってもビス9を外すことで簡単に取り外すことができるものである。
【0010】また、リフレクタ1と、灯体2と、放電灯3と、イグナイタ4と、インバータからなる点灯回路5と、ソケット6からなり、イグナイタ4と点灯回路5の少なくとも一つがソケット6内にあり、ソケット6とリフレクタ1が一体成形され、放電灯3がソケット6に固定され、放電灯3がリフレクタ1内に収納されていることが好ましい。このように、ソケット6とリフレクタ1が一体成形されることで、ソケット6とリフレクタ1とを兼用でき、また、ハーネス等の部品も削減でき、灯体への組み付けや交換が簡単にできることになる。
【0011】また、ソケット6に連結部10を設け、灯体2に被連結部11を設け、連結部10を被連結部11に係合により取付けてあることが好ましい。このような構成とすることで、ソケット6を灯体2に連結して取付けるに当たって連結部10を被連結部11に係合により簡単に取付けることができるものである。
【0012】また、リフレクタ1と、灯体2と、放電灯3と、イグナイタ4と、インバータからなる点灯回路5と、ソケット6からなり、イグナイタ4と点灯回路5の少なくとも一つがソケット6内にあり、放電灯3がソケット6に固定され、ソケット6が灯体2に固定されて放電灯3がリフレクタ1内に収納されていることが好ましい。このような構成とすることで、イグナイタ4と点灯回路5の少なくとも一つがソケット6内にあることで、部品点数を減らすことができ、また、ハーネス等も減らすことができる。そして、イグナイタ4と点灯回路5の少なくとも一つが内装されたソケット6に放電灯3が固定され、このソケット6が灯体2に固定されて放電灯3がリフレクタ1内に収納してあるので、ソケット6を灯体2に固定することにより、灯体への組み付けが簡単にでき、また交換も簡単にできることになる。
【0013】また、ソケット6に連結部10を設け、灯体2に被連結部11を設け、ソケット6と灯体2との間に弾性体を有し、連結部10を被連結部11に回転係合して取付けてあることが好ましい。このような構成とすることで、ソケット6を灯体2に取付けるに当たって、連結部10を被連結部11に回転係合により簡単に取付けることができ、また、取り外しも簡単に行えることになる。
【0014】また、ソケット6に連結部10を設け、灯体2に被連結部11を設け、ソケット6と灯体2との間に弾性体を介在して連結部10を被連結部11にビス9により取付けることが好ましい。このような構成とすることで、ソケット6を灯体2に取付けるに当たって、連結部10を被連結部11にビス9により簡単に取付け、取り外しできるものである。
【0015】また、灯体2の少なくとも一部の天面12に開口部13を設け、開口部13にソケット6を設置し、ソケット6に連結部10を設け、灯体2に被連結部11を設け、連結部10を被連結部11に係合により取付けることが好ましい。このような構成とすることで、ソケット6を灯体2に取付けるに当たって、ソケット6を開口部13に設置して連結部10を被連結部11に係合により取付けることで簡単に取付けることができ、また、開口部13からソケット6を引き抜くとともに連結部10と被連結部11との係合を解除して取り外すことができるものである。
【0016】また、ソケット6に電源用カプラ14を設けることが好ましい。このような構成とすることで、部品点数を削減することができるものである。
【0017】また、ソケット6に点灯回路5が内蔵されていることが好ましい。このような構成とすることで、部品点数を削減することができるものである。
【0018】また、ソケット6にイグナイタ4が内蔵されていることが好ましい。このような構成とすることで、部品点数を削減することができるものである。
【0019】
【発明の実施の形態】以下、本発明を添付図面に示す実施形態に基づいて説明する。
【0020】図1には本発明の照明装置Aの一実施形態が示してある。本実施形態においては、反射板であるリフレクタ1と、照明器具の外殻を構成する灯体2と、放電灯3と、始動器であるイグナイタ4と、インバータからなる点灯回路5と、ソケット6とにより照明装置Aが構成してある。本発明の照明装置Aは例えば自動車の前照灯として自動車に車載されるものである。ここで、インバータからなる点灯回路5は電力変換して放電灯3へ電力を供給するためのものであり、また、イグナイタ4は高電圧を発生させ、放電灯3を起動させるためのものである。そして、本実施形態においてソケット6内にイグナイタ4と点灯回路5の少なくとも一つが内蔵してある(図1に示す実施形態においてはソケット6内にはイグナイタ4と点灯回路5との両方を内蔵してあるが、いずれか一方のみを内蔵してもよい)。また、ソケット6には放電灯3が固定される。このように、イグナイタ4と点灯回路5の少なくとも一つを内蔵し且つ放電灯3を固定したソケット6を、灯体2内に配設したリフレクタ1に着脱自在に固定するものであり、この場合、ソケット6に固着した放電灯3はリフレクタ1の後開口部16からリフレクタ1内に差し込まれてリフレクタ1内に収納されることになる。
【0021】図1(a)→(b)→(c)はイグナイタ4と点灯回路5の少なくとも一つを内蔵したソケット6に放電灯3を固定する段階、イグナイタ4と点灯回路5の少なくとも一つを内蔵し且つ放電灯3を固定したソケット6を灯体2に設けた開口部13から差し込んで灯体2内のリフレクタ1に組み込んで取付ける段階、灯体2の開口部13に灯体カバー15を取付ける段階という一連の組み付け手順を示している。
【0022】図1に示す実施形態においては、インバータからなる点灯回路5を覆うための別途カバーを必要とせず、灯体2内に各部品を内装することができるものである。また、ソケット6内にイグナイタ4と点灯回路5の少なくとも一つが内蔵してあることで、部品点数が減り、また、ハーネス等の部品点数も減り、点灯回路5等の灯体2内への組み付けや交換が容易となるものである。また、灯体カバー15を設けて灯体2の開口部13を閉じることで、ソケット6は非防水にできて、インバータからなる点灯回路5などの小型化が図れることになる。また、点灯異常時などの放電灯3の外観確認に当たって、放電灯3を固定したソケット6を灯体2から外すことで、点灯直後の非常に熱くなった放電灯3を持つことなく取り外すことができて、点灯直後でも放電灯3の外観確認をすることができるものである。
【0023】図2にはソケット6をリフレクタ1に取付ける実施形態が示してある。本実施形態においては基本的構成は図1に示す実施形態と同じであるので、重複する説明は省略し、異なる点につき説明する。本実施形態においては、ソケット6に取付け部7を設け、リフレクタ1に被取付け部8を設けてある。本実施形態ではソケット6の前部の外周部の複数箇所に外方に向けて嵌合突部7aを突設して取付け部7としてある。また、一方、灯体2内に内装したリフレクタ1の後端の後開口部16の内周面部には周方向に被取付部8となる複数の嵌合溝8aが形成してあり、各嵌合溝8aは後開口部16側に向けて開口しているが、各嵌合溝8aの一部はリクレクタ1の背面側にも開口していて挿入用開口(図示せず)となっている。そして、ソケット6に設けた嵌合突部7aをリフレクタ1に設けた挿入用開口から嵌合溝8a内に差し込み、この状態でソケット6を回転して嵌合突部7aを嵌合溝8aに嵌合することで取付けるようになっている。取り外しに当たってはソケット6を逆方向に回転して嵌合突部7aを挿入用開口から抜くことで簡単に取り外すことができる。図2(a)、(b)は組み付け手順を示している。
【0024】図2に示す実施形態においては、図1に示す実施形態と基本的な作用、効果は同じであるが、これに加えて特に、ソケット6を回転嵌合によりリフレクタ1に取付けることで、回転嵌合という簡単な構成で組み付けや交換がよりいっそう容易に行えることになる。
【0025】次に、ソケット6をリフレクタ1に取付ける他の実施形態を図3に基づいて説明する。本実施形態においては基本的構成は図1に示す実施形態と同じであるので、重複する説明は省略し、異なる点につき説明する。本実施形態においては、ソケット6に取付け部7を設け、リフレクタ1に被取付け部8を設けてある。本実施形態ではソケット6の前部の外周部の複数箇所又は全周に外方に向けて突片7bを突設して取付け部7としてある。また、一方、灯体2内に内装したリフレクタ1の後端部には後開口部16の周囲の複数箇所又は全周にわたって被取付部8となる複数の凸部8bが突設してある。そして、ソケット6に設けた突片7bをリフレクタ1に設けた凸部8bの後端面に当ててビス9により着脱自在に取付けてある。取り外しに当たってはビス9を外すことで簡単に取り外すことができる。
【0026】図3に示す実施形態においては、図1に示す実施形態と基本的な作用、効果は同じであるが、これに加えて特に、ソケット6をビス9によりリフレクタ1に着脱自在に取付けることで、組み付けや交換がよりいっそう容易に行えることになる。
【0027】次に、図4に基づいて本発明の他の実施形態につき説明する。本実施形態では、リフレクタ1と、灯体2と、放電灯3と、イグナイタ4と、インバータからなる点灯回路5と、ソケット6からなる照明装置Aにおいて、ソケット6とリフレクタ1が一体成形してあり、このリフレクタ1を一体成形したソケット6内には更にイグナイタ4と点灯回路5の少なくとも一つが内装してあり(図4の実施形態ではイグナイタ4と点灯回路5の両方が内装してあるが、いずれか一方のみを内装してもよい)、また、ソケット6には放電灯3が固定してあり、放電灯3がリフレクタ1内に収納してある。
【0028】本実施形態においてはソケット6とリフレクタ1が一体成形されることで、別途別部品のリフレクタを必要とせず、ハーネス等の部品も削減でき、コスト削減が図れ、また、部品点数が削減できて、ハーネス等の部品も削減できるもので灯体2への組み付けや交換が簡単にできることになる。また、本実施形態においても、灯体カバー15を設けて灯体2の開口部13を閉じることで、ソケット6は非防水にできて、インバータからなる点灯回路5などの小型化が図れることになる。また、点灯異常時などの放電灯3の外観確認に当たって、放電灯3を固定したソケット6を灯体2から外すことで、点灯直後の非常に熱くなった放電灯3を持つことなく取り外すことができて、点灯直後でも放電灯3の外観確認をすることができるものである。
【0029】次に、図5に基づいて本発明の更に実施形態につき説明する。本実施形態においてはソケット6に連結部10を設け、灯体2に被連結部11を設け、連結部10を被連結部11に係合により取付けてあることに特徴がある。図5に示す実施形態では、ソケット6とリフレクタ1を一体成形し、このリフレクタ1を一体成形したソケット6に設けた連結部10を灯体2に設けた被連結部11に係合して着脱自在に取付ける例が示してあるが、図1乃至図3に示すように、ソケット6とリフレクタ1とが別部材であり、この別部材のリフレクタ1にソケット6を固定し、ソケット6に設けた連結部10を灯体2に設けた被連結部11に係合して着脱自在に取付けるようにしてもよいものである。そして、ソケット6を灯体2に連結して取付けるに当たって連結部10を被連結部11に係合により簡単に取付けることができるものである。
【0030】ここで、図5に示す実施形態においては、ソケット6に軸部10aを設けて連結部10とし、灯体2内のC字状の軸受け部11aを設け、軸部10aをC字状の軸受け部11aにC字状の開口から嵌め込んで係合してあり、軸部10aが軸受け部11a内で可動でき、これによりソケット6が可動できて配光の調整が可能となるものである。
【0031】次に、図6に基づいて本発明の更に他の実施形態につき説明する。本実施形態においては、リフレクタ1と、灯体2と、放電灯3と、イグナイタ4と、インバータからなる点灯回路5と、ソケット6とにより照明装置Aが構成してある。本実施形態においてソケット6内にイグナイタ4と点灯回路5の少なくとも一つが内蔵してある(実施形態においてはソケット6内にはイグナイタ4と点灯回路5との両方を内蔵してあるが、いずれか一方のみを内蔵してもよい)。また、ソケット6には放電灯3が固定される。このように、イグナイタ4と点灯回路5の少なくとも一つを内蔵し且つ放電灯3を固定したソケット6を、灯体2に固定するものであり、この場合、放電灯3は灯体2の後部の開口部13から挿入されてリフレクタ1の後端の後開口部16からリフレクタ1内に差し込まれて収納されることになる。図6(a)(b)は組み込み手順を示している。
【0032】図6に示す実施形態においては、インバータからなる点灯回路5を覆うための別途カバーを必要とせず、灯体2内に各部品を内装することができるものである。また、ソケット6内にイグナイタ4と点灯回路5の少なくとも一つが内蔵し、このソケット6を灯体2に取付けるので、部品点数が減り、また、ハーネス等の部品点数も減り、点灯回路5等の灯体2内への組み付けや交換が容易となるものである。また、点灯異常時などの放電灯3の外観確認に当たって、放電灯3を固定したソケット6を灯体2から外すことで、点灯直後の非常に熱くなった放電灯3を持つことなく取り外すことができて、点灯直後でも放電灯3の外観確認をすることができるものである。
【0033】図7にはソケット6を灯体2に弾性体18を介して水密的に取付ける実施形態が示してある。本実施形態の基本的構成は図6に示す実施形態と同じであるので、重複する説明は省略し、異なる点につき説明する。本実施形態においては、ソケット6に連結部10を設け、灯体2に被連結部11を設けてある。本実施形態ではソケット6の後部の外周部の複数箇所又は全周に外方に向けて突出片10bを突設して連結部10としてある。また、一方、灯体2の後部の開口部13の周囲の後面部には環状の凹所17が設けてあり、灯体2の後面部の凹所17の周囲部分が被連結部11となっている。そして、環状の凹所17内に環状をした弾性体18を嵌め込み、ソケット6を開口部13に嵌め込むとともにソケット6に取付けた放電灯3を灯体2内に内装したリフレクタ1の後開口部16からリフレクタ1内に差し込み、この状態で突出片10bにより弾性体18を押圧して密閉した状態で突出片10bを任意の取付け手段により灯体2に取付けるものである。ここで、ソケット6の灯体2から外部に露出する部位は防水構造となっている。
【0034】このように、ソケット6で開口部13を遮蔽することで、ソケット6に開口部13を遮蔽するための灯体カバーを兼用させることができて別途灯体カバーを必要としないものであり、また、ソケット6の大部分は灯体2内に組み込まれるので、ソケット6は灯体2の外部に露出する部分のみ防水を考慮すればよく、灯体2の外部に露出する部位以外の部位(例えば点灯回路5等)は非防水化が図れ、小型、軽量化が図れることになる。また、従来のようにインバータからなる点灯回路5を覆うための別途カバーを必要とせず、灯体2内に各部品を内装することができ、また、ソケット6内にイグナイタ4と点灯回路5の少なくとも一つが内蔵してあるので、この点でも、部品点数が減り、また、ハーネス等の部品点数も減り、点灯回路5等の灯体2内への組み付けや交換が容易となるものである。また、点灯異常時などの放電灯3の外観確認に当たって、放電灯3を固定したソケット6を灯体2から外すことで、点灯直後の非常に熱くなった放電灯3を持つことなく取り外すことができて、点灯直後でも放電灯3の外観確認をすることができるものである。
【0035】次に、ソケット6を灯体2に弾性体18を介して水密的に取付けるに具体構成につき図8に基づいて説明する。本実施形態においては基本的構成は図6、図7に示す実施形態と同じであるので、重複する説明は省略し、異なる点につき説明する。本実施形態においては、ソケット6の後部の外周部の複数箇所に外方に向けて突出片10bを突設して連結部10としてある。また、一方、灯体2の後部の開口部13の周囲の後面部には環状の凹所17が設けてあり、更に凹所17の周囲部分の複数箇所に凹所17に連通する係合溝部19が形成してあり、この係合溝部19の周方向の一部が図8(c)のように後方に開口して挿入用開口20となっている。そして、環状の凹所17内に環状をした弾性体18を嵌め込み、ソケット6を開口部13に嵌め込むとともにソケット6に取付けた放電灯3を灯体2内に内装したリフレクタ1の後開口部16からリフレクタ1内に差し込み、この状態で突出片10bを挿入用開口20から係合溝部19内に差し込んでソケット6を回転することで突出片10bを係合溝部19に係合し、これによりソケット6を灯体2に取付けるものであり、この場合、弾性体18を突出片10bで押圧することでソケット6の灯体2への取付けが気密的になされるものである。ここで、ソケット6の灯体2から外部に露出する部位は防水構造となっている。取り外しに当たってはソケット6を逆方向に回転して突出片10bを挿入用開口20から抜くことで簡単に取り外すことができる。図8(a)、(b)は組み付け手順を示している。
【0036】図8に示す実施形態においては、図7に示す実施形態と基本的な作用、効果は同じであるが、これに加えて特に、ソケット6を回転係合により灯体2に取付けることで、回転係合という簡単な構成で組み付けや交換がよりいっそう容易に行えることになる。
【0037】次に、ソケット6を灯体2に取付ける他の実施形態を図9に基づいて説明する。本実施形態の基本的構成は図7に示す実施形態と同じであるので、重複する説明は省略し、異なる点につき説明する。本実施形態においては、ソケット6の後部の外周部の全周又は複数箇所に外方に向けて突出片10bを突設して連結部10としてある。一方、灯体2の後部の開口部13の周囲の後面部には環状の凹所17が設けてあり、灯体2の後面部の環状の凹所17の外周部が被連結部11となっている。そして、環状の凹所17内に環状をした弾性体18を嵌め込み、ソケット6を開口部13に嵌め込むとともにソケット6に取付けた放電灯3を灯体2内に内装したリフレクタ1の後開口部16からリフレクタ1内に差し込み、この状態で突出片10bにより弾性体18を押圧し、ビス9により連結部10を構成する突出片10bを灯体2の後面部の被連結部11に取付けてある。この場合、弾性体18を突出片10bで押圧することでソケット6の灯体2への取付けが気密的になされるものである。ここで、ソケット6の灯体2から外部に露出する部位は防水構造となっている。取り外しに当たってはビス9を取り外すことで簡単に取り外すことができる。図9(a)、(b)は組み付け手順を示している。
【0038】図9に示す実施形態においては、図7に示す実施形態と基本的な作用、効果は同じであるが、これに加えて特に、ソケット6をビス9により灯体2に取付けることで、組み付けや交換がよりいっそう容易に行えることになる。
【0039】次に、図10に基づいて本発明の更に他の実施形態を説明する。本発明の基本的構成は図7に示すものと同じであり、異なる構成につき説明する。本実施形態においては、灯体2の少なくとも一部の天面12に開口部13を設けてある。図10においては灯体2の天面12の後部および灯体2の後部にわたるように連続した開口部13が設けてあり、開口部13の上下方向の略中央部の両側には軸部11cが突設してあって被連結部11を構成してある。ソケット6は略ヘ字状をしており、内部にイグナイタ4と点灯回路5の少なくとも一つが内装してあり(図10に示す実施形態ではイグナイタ4と点灯回路5の両方が内装してあるが、いずれか一方のみを内装してあってもよい)、放電灯3がソケット6に固定してある。このへ字状をしたソケット6の内隅部分には連結部10を構成する略C字状をした軸受け片部10cが設けてあり、また、へ字状をしたソケット6の前面上端には内側当たり部21が設けてあるとともにソケット6の前面下端には外側当たり部22が設けてある。
【0040】しかして、ソケット6を灯体2の開口部13に配設するとともにソケット6に取付けた放電灯3を灯体2の開口部13からリフレクタ1の開口部16に差し込んでリフレクタ1内に収納し、この状態で、略C字状をした軸受け片部10cを軸部11cに係合することでソケット6を図10(a)のように灯体2に取付ける。この場合、ソケット6の前面上端の内側当たり部21が灯体2の開口部13の上端縁部の内面部に当接し、ソケット6の前面下端の外側当たり部22が開口部13の下端縁部の外面部に当接した状態となっている。
【0041】ソケット6の取り外しに当たっては、軸部11cと軸受け片部10cとの係合部分を中心にしてソケット6を図10(b)に示すように回動し、内側当たり部21を灯体2の開口部13上端縁部の内面部から離すとともに外側当たり部22を開口部13下端縁部の外面部から離し、この状態で図10(b)の矢印方向である上方にソケット6を引き抜いて軸部11cから軸受け片部10cを外すことで内側当たり部21が開口部13の縁部に引っ掛かることなく取り外すことができるものである。
【0042】このものは上方にソケット6を引き抜いて取り外すことができ、また、上方からの取付けにより取付けることができるので、灯体2を車体に取付けた場合において上方からの操作で灯体2へのソケット6の装着、取り外しができるので、ソケット6の交換が容易に行えるものである。なお、説明を省略するがこの図10に示す本実施形態においても前述の図7に示す実施形態と同じ作用効果を有している。
【0043】次に、本発明の更に他の実施形態につき図11に基づいて説明する。本実施形態においては、上記したいずれかの実施形態においてソケット6に更に電源用カプラ14を設けた構成に特徴がある。図11においてはソケット6に設けた電源用カプラ14と灯体カバー15に設けた電源用カプラ14aとをハーネスにより接続してある。そしてこの実施形態においては、前述のようにソケット6内にイグナイタ4と点灯回路5の少なくとも一つが内蔵してあり(実施形態においてはソケット6内にはイグナイタ4と点灯回路5との両方を内蔵してあるが、いずれか一方のみを内蔵してもよい)、イグナイタ4や点灯回路5を含めてソケット6を全て防水構造とできて、小型、軽量、低コスト化が図れるものである。また、従来に比べてカプラーやハーネス等の部品を削減できて低コスト化が図れるものである。
【0044】なお、図11に示す実施形態ではイグナイタ4と点灯回路5の少なくとも一つが内蔵し且つ放電灯3を固定したソケット6を灯体2内に配設したリフレクタ1に着脱自在に固定した実施形態を図示しているが、ソケット6を灯体2に着脱自在に固定するものであってもよい。
【0045】また、図12には本発明の更に他の実施形態が示してある。本実施形態は図11と同様、ソケット6に電源用カプラ14を設けたものであるが、灯体カバー15に設けた嵌め込み筒部23にソケット6に設けた電源用カプラ14を嵌め込むとともに、ソケット6と灯体カバー15の嵌め込み筒部23の前端面部との間に弾性体18を介在させてある。これにより、図11のように別体の電源用カプラ14aを灯体カバー15に設ける必要がなく、更にカプラーやハーネス等の部品を削減できて低コスト化が図れるものである。
【0046】図13には本発明の更に他の実施形態が示してある。本実施形態においては、図1乃至図12に示す実施形態のにおいては点灯回路5とイグナイタ4の両方をソケット6に内蔵したものが示してあるが、図1乃至図12に示す各実施形態において、図13に示すように、ソケット6に点灯回路5のみを内蔵するものであってもよい。図13に示す実施形態ではソケット6にイグナイタ用のカプラ25を設けてある。図13において符号26はイグナイタ用のカプラ25からイグナイタ(図示せず)に至る導線を示している。
【0047】また、図14に示すように、ソケット6にイグナイタ4のみを内蔵し、ソケット6に点灯回路用のカプラ27を設けてもよいものである。図14において符号28は点灯回路用のカプラ27から点灯回路(図示せず)に至る導線を示している。
【0048】図13や図14に示す実施形態においては、部品点数を削減でき、また、ソケット6をリフレクタ1や灯体2に固着することで、ソケット6が重くても振動などに耐えることができるものである。
【0049】
【発明の効果】上記のように本発明の請求項1記載の発明にあっては、リフレクタと、灯体と、放電灯と、イグナイタと、インバータからなる点灯回路と、ソケットからなり、イグナイタと点灯回路の少なくとも一つがソケット内にあり、放電灯がソケットに固定され、ソケットがリフレクタに固定され、放電灯がリフレクタ内に収納されているので、イグナイタと点灯回路の少なくとも一つがリフレクタに固定されたソケット内にあることで、部品点数を減らすことができ、また、ハーネス等も減らすことができてコストを低減でき、更に、灯体への組み付けや交換が簡単にできるものである。ソケットがリフレクタに固定してあることで、ソケットの重量が重くなっても振動に耐えうるものである。
【0050】また、請求項2記載の発明にあっては、上記請求項1記載の発明の効果に加えて、ソケットに取付け部を設け、リフレクタに被取付け部を設け、取付け部を被取付け部に回転嵌合により取付けてあるので、ソケットをリフレクタに取付けるに当たって、取付け部を被取付け部に回転嵌合という簡単な取付けにより取付けることができ、また、取り外しに当たっても簡単に取り外すことができて交換等も容易に行えるものである。
【0051】また、請求項3記載の発明にあっては、上記請求項1記載の発明の効果に加えて、ソケットに取付け部を設け、リフレクタに被取付け部を設け、取付け部を被取付け部にビスにより取付けてあるので、ソケットをリフレクタに取付けるに当たって、取付け部を被取付け部にビス止めによる簡単な取付けにより取付けることができ、また、取り外しに当たってもビスを外すことで簡単に取り外すことができて交換等も容易に行えるものである。
【0052】また、請求項4記載の発明にあっては、リフレクタと、灯体と、放電灯と、イグナイタと、インバータからなる点灯回路と、ソケットからなり、イグナイタと点灯回路の少なくとも一つがソケット内にあり、ソケットとリフレクタが一体成形され、放電灯がソケットに固定され、放電灯がリフレクタ内に収納されているので、イグナイタと点灯回路の少なくとも一つがソケット内にあることによる部品点数の削減と、ソケットとリフレクタが一体成形されることによる部品点数の削減と、これに加えハーネス等の部品の削減ができてコストダウンが図れ、また、灯体への組み付けや交換が簡単にできるものである。ソケットとリフレクタにとが体形成してあることで、ソケットの重量が重くなっても振動に耐えうるものである。
【0053】また、請求項5記載の発明にあっては、上記請求項1乃至請求項4記載のいずれかに記載した発明のいずれかの効果に加えて、ソケットに連結部を設け、灯体に被連結部を設け、連結部を被連結部に係合により取付けてあるので、ソケットを灯体に連結して取付けるに当たって連結部を被連結部に係合により簡単に取付けることができるとともに取り外しも簡単にできるものである。
【0054】また、請求項6記載の発明にあっては、リフレクタと、灯体と、放電灯と、イグナイタと、インバータからなる点灯回路と、ソケットからなり、イグナイタと点灯回路の少なくとも一つがソケット内にあり、放電灯がソケットに固定され、ソケットが灯体に固定されて放電灯がリフレクタ内に収納されているので、イグナイタと点灯回路の少なくとも一つがソケット内にあることによる部品点数の削減と、ハーネス等の削減効果によりコストダウンが図れ、また、イグナイタと点灯回路の少なくとも一つが内装されたソケットに放電灯が固定され、このソケットが灯体に固定されて放電灯がリフレクタ内に収納されるので、ソケットを灯体に固定することで、灯体への組み付けが簡単にでき、また交換も簡単にできることになるものである。ソケットが灯体に固定してあることで、ソケットの重量が重くなっても振動に耐えうるものである。
【0055】また、請求項7記載の発明にあっては、上記請求項6記載の発明の効果に加えて、ソケットに連結部を設け、灯体に被連結部を設け、ソケットと灯体との間に弾性体を有し、連結部を被連結部に回転係合して取付けてあるので、ソケットを灯体に取付けるに当たって、連結部を被連結部に回転係合により簡単に取付けることができ、また、取り外しも簡単に行えるものである。
【0056】また、請求項8記載の発明にあっては、上記請求項6記載の発明の効果に加えて、ソケットに連結部を設け、灯体に被連結部を設け、ソケットと灯体との間に弾性体を介在して連結部を被連結部にビスにより取付けているので、ソケットを灯体に取付けるに当たって、連結部を被連結部にビスにより簡単に取付け、取り外しできるものである。
【0057】また、請求項9記載の発明にあっては、上記請求項6記載の発明の効果に加えて、灯体の少なくとも一部の天面に開口部を設け、開口部にソケットを設置し、ソケットに連結部を設け、灯体に被連結部を設け、連結部を被連結部に係合により取付けているので、ソケットを灯体に取付けるに当たって、ソケットを開口部に設置して連結部を被連結部に係合により取付けることで簡単に取付けることができ、また、開口部からソケットを引き抜くとともに連結部と被連結部との係合を解除して簡単に取り外すことができるものである。
【0058】また、請求項10記載の発明にあっては、上記請求項1乃至請求項9のいずれかに記載の発明の効果に加えて、ソケットに電源用カプラを設けてあるので、部品点数を削減することができるものである。
【0059】また、請求項11記載の発明にあっては、上記請求項1乃至請求項10のいずれかに記載の発明の効果に加えて、ソケットに放電灯が内蔵されているので、部品点数を削減することができるとともに、ソケットの重量が重くても振動などに耐え得るものである。
【0060】また、請求項12記載の発明にあっては、上記請求項1乃至請求項10のいずれかに記載の発明の効果に加えて、ソケットにイグナイタが内蔵されているので、部品点数を削減することができるものである。
【出願人】 【識別番号】000005832
【氏名又は名称】松下電工株式会社
【出願日】 平成11年9月30日(1999.9.30)
【代理人】 【識別番号】100087767
【弁理士】
【氏名又は名称】西川 惠清 (外1名)
【公開番号】 特開2001−101909(P2001−101909A)
【公開日】 平成13年4月13日(2001.4.13)
【出願番号】 特願平11−280152