| 【発明の名称】 |
蛍光ランプ装置、蛍光ランプ装置の製造方法およびその装置 |
| 【発明者】 |
【氏名】佐野 浩
【氏名】池田 敏幸
【氏名】池田 守
【氏名】藤田 孝之
【氏名】西尾 清志
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| 【要約】 |
【課題】ホルダ14と発光管15との取付状態を一定にする。
【解決手段】基体の一端側に口金を取り付け、基体の他端側にホルダ14を取り付け、ホルダ14に発光管15を取り付け、蛍光ランプ装置10を構成する。ホルダ14は、凹状および凸状の少なくともいずれか一方にて構成する位置決め部27を外周面に設けた筒状部24、および発光管15を取り付けるランプ取付部25を有する。筒状部24の位置決め部27を利用してホルダ14を保持し、発光管15を保持し、ホルダ14と発光管15とを組み合わせて接着剤により接着する。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】 基体と;基体の一端側に取り付けられた口金と;基体の他端側に取り付けられ、凹状および凸状の少なくともいずれか一方により構成される位置決め部が外周面に設けられた筒状部を有するホルダと;ホルダに取り付けられた発光管と;を具備していることを特徴とする蛍光ランプ装置。 【請求項2】 位置決め部は、筒状部の周方向の複数箇所に設けられていることを特徴とする請求項1記載の蛍光ランプ装置。 【請求項3】 ホルダは、複数の取付孔が設けられたランプ取付部を有し、発光管は、複数のバルブ部を有し、それらバルブ部が並設されるとともにバルブ部の端部がホルダの取付孔に取り付けられたことを特徴とする請求項1または2記載の蛍光ランプ装置。 【請求項4】 ホルダと発光管とを接着する接着剤を備えていることを特徴とする請求項1ないし3いずれか一記載の蛍光ランプ装置。 【請求項5】 ホルダの外周面に設けられた凹状および凸状の少なくともいずれか一方により構成される位置決め部を利用して、ホルダを保持する工程と;ホルダと発光管とを組み合わせる工程と;組み合わせたホルダと発光管とを接着剤によって接着する工程と;を具備していることを特徴とする蛍光ランプ装置の製造方法。 【請求項6】 ホルダを保持する工程では、ホルダの外周面と略同形状の挟持面を有する複数の挟持体を利用して、ホルダを挟持することを特徴とする請求項5記載の蛍光ランプ装置の製造方法。 【請求項7】 複数の挟持体の挟持方向への移動を所定の挟持位置で規制することを特徴とする請求項6記載の蛍光ランプ装置の製造方法。 【請求項8】 ホルダの外周面に設けられた凹状および凸状の少なくともいずれか一方により構成される位置決め部に係合する係合部を有し、ホルダを挟持する複数の挟持体と;複数の挟持体で挟持されるホルダと組み合わせる発光管を保持する発光管保持手段と;を具備していることを特徴とする蛍光ランプ装置の製造装置。 【請求項9】 挟持体は、ホルダの外周面と略同形状の挟持面を有することを特徴とする請求項8記載の蛍光ランプ装置の製造装置。 【請求項10】 複数の挟持体でホルダの外周面を挟持する挟持方向に付勢する付勢手段、および付勢手段による複数の挟持体の挟持方向への移動を所定の挟持位置で規制する規制手段を備えていることを特徴とする請求項8または9記載の蛍光ランプ装置の製造装置。
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【発明の詳細な説明】【0001】 【発明の属する技術分野】本発明は、ホルダに発光管を取り付けた蛍光ランプ装置、蛍光ランプ装置の製造方法およびその装置に関する。 【0002】 【従来の技術】従来、いわゆる電球形の蛍光ランプ装置においては、ホルダに発光管を取り付けるとともに、ホルダに点灯回路を構成する基板を取り付け、このホルダを、一端側に口金を有する基体の他端側に取り付けた構成が知られている。ホルダは、一端側が開口されて基板に取り付けられる筒状部、およびこの筒状部の他端側に設けられるとともに発光管が取り付けられる複数の取付孔が設けられた仕切板部を有している。筒状部は、円筒状で、全体的に同一径の場合や、仕切板部側が小径となって丸みを有している場合などがある。 【0003】そして、ホルダに発光管を取り付ける工程では、発光管を挟持装置により挟持にて保持し、発光管とホルダとを組み合わせ、ホルダの筒状部を周面側から挟持装置により挟持にて保持し、ホルダの内面と発光管の端部との間に熱硬化性の接着剤を注入し、ホルダと発光管とを接着固定している。 【0004】挟持装置は、略V字形の挟持面を有する一対の挟持体を有し、これら各挟持体の挟持面がホルダの外周面に対して2点接触して挟持している。 【0005】 【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来のように、ホルダに発光管を取り付ける工程において、ホルダの筒状部が円筒状で、さらに仕切板部側が小径となって丸みを有している場合などもあるとともに、筒状部の外周面には周方向や軸方向の位置決めのための構成がないため、挟持装置によりホルダの筒状部を周面側から挟持する際、ホルダが周方向や軸方向に位置ずれすることがあるとともに、それら方向の位置ずれを修正することができず、そのため、ホルダと発光管とが位置ずれしたまま接着されてしまい、ホルダと発光管との取付状態にばらつきが発生する問題を有している。 【0006】また、蛍光ランプ装置の小形化によりホルダの肉厚が薄くなる傾向にあるとともに、組立機の高速化により短時間で熱硬化性の接着剤を硬化させるために加熱温度を高くする傾向にあるが、これらのために挟持装置の挟持体により挟持された状態にあるホルダがその挟持体の略V字形の挟持面の形状に熱変形を起こしやすく、歩留が低下する問題を有している。 【0007】本発明は、このような点に鑑みなされたもので、ホルダと発光管との取付状態を一定にできる蛍光ランプ装置、蛍光ランプ装置の製造方法およびその装置を提供することを目的とする。 【0008】 【課題を解決するための手段】請求項1記載の蛍光ランプ装置は、基体と;基体の一端側に取り付けられた口金と;基体の他端側に取り付けられ、凹状および凸状の少なくともいずれか一方により構成される位置決め部が外周面に設けられた筒状部を有するホルダと;ホルダに取り付けられた発光管と;を具備しているものである。 【0009】そして、ホルダの筒状部の外周面に凹状および凸状の少なくともいずれか一方により構成される位置決め部を設けたことにより、ホルダに発光管を取り付ける際に、位置決め部を利用することで、ホルダが位置決め保持され、ホルダと発光管との取付状態が一定になる。 【0010】請求項2記載の蛍光ランプ装置は、請求項1記載の蛍光ランプ装置において、位置決め部は、筒状部の周方向の複数箇所に設けられているものである。 【0011】そして、位置決め部を筒状部の周方向の複数箇所に設けたことにより、それら複数の位置決め部を利用することで、ホルダの位置決め保持が確実になる。 【0012】請求項3記載の蛍光ランプ装置は、請求項1または2記載の蛍光ランプ装置において、ホルダは、複数の取付孔が設けられたランプ取付部を有し、発光管は、複数のバルブ部を有し、それらバルブ部が並設されるとともにバルブ部の端部がホルダの取付孔に取り付けられたものである。 【0013】そして、ホルダの複数の取付孔に、発光管の複数のバルブ部の端部を取り付ける場合でも、それら各取付孔と各バルブ部の端部との位置決め保持が確実になる。 【0014】請求項4記載の蛍光ランプ装置は、請求項1ないし3いずれか一記載の蛍光ランプ装置において、ホルダと発光管とを接着する接着剤を備えているものである。 【0015】そして、接着剤によりホルダと発光管とが一定の取付状態で接着される。 【0016】請求項5記載の蛍光ランプ装置の製造方法は、ホルダの外周面に設けられた凹状および凸状の少なくともいずれか一方により構成される位置決め部を利用して、ホルダを保持する工程と;ホルダと発光管とを組み合わせる工程と;組み合わせたホルダと発光管とを接着剤によって接着する工程と;を具備しているものである。 【0017】そして、ホルダの外周面に設けられた凹状および凸状の少なくともいずれか一方により構成される位置決め部を利用してホルダを保持し、このホルダと発光管とを組み合わせた状態で接着剤によって接着することにより、ホルダと発光管とが一定の取付状態に取り付けられる。 【0018】請求項6記載の蛍光ランプ装置の製造方法は、請求項5記載の蛍光ランプ装置の製造方法において、ホルダを保持する工程では、ホルダの外周面と略同形状の挟持面を有する複数の挟持体を利用して、ホルダを挟持するものである。 【0019】そして、ホルダを保持する工程では、ホルダの外周面と略同形状の挟持面を有する複数の挟持体を利用して、ホルダを挟持することにより、挟持によってホルダが変形するのが防止される。 【0020】請求項7記載の蛍光ランプ装置の製造方法は、請求項6記載の蛍光ランプ装置の製造方法において、複数の挟持体の挟持方向への移動を所定の挟持位置で規制するものである。 【0021】そして、複数の挟持体の挟持方向への移動を所定の挟持位置で規制することにより、挟持体の挟持力によってホルダが変形するのが規制される。 【0022】請求項8記載の蛍光ランプ装置の製造装置は、ホルダの外周面に設けられた凹状および凸状の少なくともいずれか一方により構成される位置決め部に係合する係合部を有し、ホルダを挟持する複数の挟持体と;複数の挟持体で挟持されるホルダと組み合わせる発光管を保持する発光管保持手段と;を具備しているものである。 【0023】そして、ホルダの外周面に設けられた凹状および凸状の少なくともいずれか一方により構成される位置決め部を利用して、複数の挟持体によりホルダを挟持することにより、ホルダが位置決め保持され、ホルダと発光管とが一定の取付状態に取り付けられる。 【0024】請求項9記載の蛍光ランプ装置の製造装置は、請求項8記載の蛍光ランプ装置の製造装置において、挟持体は、ホルダの外周面と略同形状の挟持面を有するものである。 【0025】そして、挟持体がホルダの外周面と略同形状の挟持面を有することにより、挟持によってホルダが変形するのが防止される。 【0026】請求項10記載の蛍光ランプ装置の製造装置は、請求項8または9記載の蛍光ランプ装置の製造装置において、複数の挟持体でホルダの外周面を挟持する挟持方向に付勢する付勢手段、および付勢手段による複数の挟持体の挟持方向への移動を所定の挟持位置で規制する規制手段を備えているものである。 【0027】そして、付勢手段による複数の挟持体の挟持方向への移動を、規制手段により所定の挟持位置で規制することにより、挟持体の挟持力によってホルダが変形するのが規制される。 【0028】 【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施の形態を図面を参照して説明する。 【0029】図1は蛍光ランプ装置のホルダおよび発光管の分解状態の斜視図、図2は蛍光ランプ装置の一部を切り欠いた側面図、図3は蛍光ランプ装置の基板の平面図、図4は蛍光ランプ装置の製造装置の平面図、図5は蛍光ランプ装置の製造装置の側面図、図6は蛍光ランプ装置の製造装置の挟持体の斜視図、図7は蛍光ランプ装置の製造方法を(a)〜(k)の順に説明する説明図である。 【0030】図2において、10は蛍光ランプ装置(電球形蛍光ランプ装置)で、この蛍光ランプ装置10は、基体11、口金12、グローブ13、ホルダ14、発光管15、点灯回路16などを備えている。そして、基体11とグローブ13とから外囲器が構成され、この外囲器は定格電力が例えば60Wの白熱電球などの一般照明用電球の規格(JIS C 7501に定義される)寸法に近似する外形に形成されている。そして、以下、基体11の一端側(口金12側)を上側、他端側(グローブ17側)を下側として説明する。 【0031】そして、基体11は、例えばポリブチレンテレフタレート(PBT)などの耐熱性合成樹脂などにて形成された本体部21を備えている。この本体部21は、下方に拡開する略円筒状に形成され、その下端近傍の内面にはホルダ14と互いに係合する係合手段を構成する係合部22が形成されている。 【0032】また、口金12は、エジソンタイプのE26型などで、基体11の上端部に被せられ、接着剤またはかしめなどにより固定されている。 【0033】また、グローブ13は、透明あるいは光拡散性を有する乳白色などで、ガラスあるいは合成樹脂により、白熱電球などの一般照明用電球のガラス球とほぼ同一形状の滑らかな曲面状に形成されているとともに、開口部の縁部には、基体11の下端の開口部の内側に嵌合されて接着剤により接着される嵌合縁部13aが形成されている。なお、このグローブ13は、拡散膜などの別部材を組み合わせ、輝度の均一性を向上することもでき、あるいは省略することもできる。 【0034】また、ホルダ14は、図1および図2に示すように、例えばポリブチレンテレフタレート(PBT)などの耐熱性合成樹脂などにて形成され、円筒状の筒状部24、およびこの筒状部24の下端に形成されたランプ取付部としての円板状の仕切板部25を有している。筒状部24の外周面には、周方向の対称位置に、角形で凹状の凹部26によって構成される位置決め部27が形成されている。仕切板部25には、発光管15を取り付けるための複数の取付孔28が同一円周上に沿って等間隔に形成されている。また、図2に示すように、筒状部24の外周面には基体11との係合手段を構成する係合部29が形成され、ホルダ14を基体11の下端の開口部から内側に嵌合することにより、基体11の係合部22とホルダ14の係合部29とが互いに係合して、基体11とホルダ14とが互いに固定される。 【0035】また、発光管15は、図1および図2に示すように、バルブ31を有し、このバルブ31の内面に蛍光体(蛍光体層)が形成され、バルブ31の内部にアルゴンなどの希ガスや水銀などを含む封入ガス(放電ガス)が封入され、バルブ31の両端に一対の電極32が例えばピンチシールによって封装されている。 【0036】バルブ31は、略同形状の4本のバルブ部(管体)33を有し、これらバルブ部33は、例えば、管外径が8〜11mm、管内径が6〜9mm、肉厚0.7〜1.0mmのガラス製の断面略円筒状であって長さ寸法110〜130mmの管が、中間部で滑らかに湾曲されて頂部を有する略U字状に形成されている。すなわち、各バルブ部33は、滑らかに反転する屈曲部34と、この屈曲部34に連続する互いに平行な一対の直管部35とを備えている。 【0037】バルブ31の中間の各バルブ部33の両端と、バルブ31の両端の各バルブ部33の一端とが連通管部36で順次接続されて1本の連続した放電路37が形成されている。連通管部36は、各バルブ部33の端部を加熱溶融した後、吹き破ることによって形成された開口同士をつなぎ合わせて形成されている。そして、各バルブ部33の直管部35が、蛍光ランプ装置10の中心軸を中心とする同一円周上に等間隔で位置され、すなわち、各バルブ部33の直管部35が断面八角形の各頂点に対応して配置されている。そして、バルブ31は、60Wタイプで、放電路長が200〜300mm、ランプ高さが50〜60mm、バルブ並設方向の最大幅が32〜43mmに形成されている。なお、100Wタイプでは、放電路長が400〜500mm、ランプ高さが70〜80mm程度となる。 【0038】各バルブ部33は、マウントを用いたラインシール、あるいはマウントを用いないピンチシールなどにより、一端部が封止されているとともに、他端部には排気管とも呼ばれる円筒状の細管38がそれぞれ連通状態で突設されている。この実施の形態では、バルブ31の両端のバルブ部33の細管38は電極32が封装される端部とは反対側(非電極側)の端部に突設されている。これら各細管38は、バルブ31の製造過程で溶断によって順次封止され、各細管38のうちの封止されていない一部を通じてバルブ31内の排気がなされるとともに、封入ガスが封入されて置換された後に、その各細管38のうちの封止されていない一部を溶断することによって封止される。 【0039】各電極32は、例えばタングステン(W)ワイヤを三重巻きしたトリプルコイルなどのフィラメントコイル41を有し、このフィラメントコイル41が一対(2本)の線状のウエルズ(電極用ウエルズ、導入線)に支持されている。各ウエルズは、例えば、バルブ31の両端のバルブ部33の端部にピンチシールによって封着されたジュメット線を介して、バルブ部33の外部に導出されたワイヤ42に接続されている。 【0040】中間の一方のバルブ部33の細管38には、その細管38を封止する際に主アマルガム43が封入されている。この主アマルガム43は、ビスマス、インジウムおよび水銀にて構成される合金であり、略球形状に形成され、バルブ31内の水銀蒸気圧を適正な範囲に制御する作用を有している。なお、主アマルガム43としては、ビスマス、インジウムの他に、スズ、鉛などを組み合わせた合金によって形成したものを用いてもよい。また、両端の各バルブ部33の電極32の一方のウエルズには、必要に応じて、主アマルガム43と同様の水銀蒸気圧特性を有する補助アマルガムが取り付けられる。 【0041】そして、バルブ31の各バルブ部33の端部がホルダ14の各取付孔28に挿入されるとともに、ホルダ14の内側から接着剤を充填することにより、各バルブ部33の端部とホルダ14とが互いに固定される。 【0042】また、点灯回路16は、図2および図3に示すように、発光管15の長手方向に対して交差するように配置される略円板状の基板(PC板)46を備え、この基板46の両面すなわち口金12側である上面および発光管15側である下面に、複数の電気部品が実装されて、高周波点灯を行うインバータ回路(高周波点灯回路)が構成されている。 【0043】基板46の上面には、比較的熱に弱く(比較的耐熱性が低い)、大形の電解コンデンサ、フィルムコンデンサなどの電気部品47が配置されているとともに、下面には、比較的熱に強く(比較的耐熱性が高く)、高さ寸法の小さいREC(整流素子、ダイオードブリッジ)、トランジスタ、抵抗などのチップ状の電気部品(チップ部品)48が配置されている。 【0044】基板46の上面の周縁近傍に沿って発光管15の各ワイヤ42が接続されるための複数のラッピングピン(ラッピングポスト)49が立設されているとともに、基板46の周縁に各ラッピングピン49に対応してガイド溝50が形成されている。これら各ガイド溝50は、発光管15の各ワイヤ42の巻き付け方向を考慮して切り欠き形成されている。 【0045】基板46には、口金12に接続される一対のリード線51が導出されている。 【0046】そして、基板46は、ホルダ14の筒状部24の上端に装着され、ホルダ14の上端縁部に形成されている図示しない係止爪により固定される。 【0047】このように構成された蛍光ランプ装置10は、60Wタイプの場合、入力電力定格14Wで、発光管15には、12.5Wの電力の高周波で加わり、ランプ電流は280mA、ランプ電圧は65Vとなり、3波長発光形蛍光体の使用により全光束810lmとなっている。なお、100Wタイプの場合、入力電力定格25Wで、発光管15には、22Wの電力の高周波で加わり、ランプ電流は420mA、ランプ電圧は65Vとなり、3波長発光形蛍光体の使用により全光束1520lmとなっている。 【0048】また、図4ないし図6には、蛍光ランプ装置の製造装置を示し、61はキャリアで、このキャリア61は、ホルダ14と発光管15とを組み合わせる工程において、ホルダ14および発光管15を保持するもので、製造装置の搬送機構Cによって製造ラインを移動される。 【0049】キャリア61は、略水平なガイド部62および略垂直な支持部63を有する断面略L字形に形成され、このガイド部62にホルダ14を保持するホルダ保持手段64が配設されている。 【0050】ホルダ保持手段64は、ガイド部62の上部に配設されたレール65、およびこのレール65に沿ってスライド自在に嵌合するスライド部材66を介して互いに開閉移動可能に取り付けられた一対のスライド体67を有している。 【0051】各スライド体67の一端には、ホルダ14を挟持する挟持体68が配設されている。これら挟持体68の相対する対向面には、ホルダ14の筒状部24の外周面と略同一形状の凹弧状の挟持面69が形成されているとともに、ホルダ14の下側に係合する係合段部70が形成されている。挟持面69には、ホルダ14の位置決め部27である凹部26に係合する凸状の係合部71が形成されている。この係合部71は、ホルダ14の周方向に対して断面略三角形状で、その両側に傾斜状の導入面72が形成されている。 【0052】各スライド体67の上面にはロッド73が立設され、これらロッド73間には、一対の挟持体68でホルダ14の外周面を挟持する挟持方向すなわち一対の挟持体68が互いに閉じる閉方向に付勢する付勢手段としてのスプリング74が張設されている。 【0053】スライド体67には、スプリング74による一対の挟持体68の挟持方向への移動を所定の挟持位置で規制する規制手段75が配設されている。この規制手段75は、各スライド体67の上面に取り付けられる断面略L字形のブラケット76を有し、これらブラケット76の立上部にストッパボルト77が螺合され、これらストッパボルト77の頭部が互いに当接可能に対向されている。そして、ストッパボルト77のブラケット76に対する螺合位置を調整することにより、すなわちストッパボルト77のブラケット76からの突出量を調整することにより、一対の挟持体68の挟持面69の間隔を任意に調整することができる。なお、所定の挟持位置とは、一対の挟持体68でホルダ14の筒状部24が位置ずれしない程度に軽く挟持した位置とする。 【0054】各スライド体67の他端には各レバー78,79の一端が回動自在に軸支され、これらレバー78,79の他端が互いに回動自在に軸支されるとともにガイドローラ80が回転自在に軸支され、このガイドローラ80がガイド部62に形成されたガイド溝63aにスライド可能に配置されている。 【0055】そして、ガイドローラ80が図示しない製造装置の開閉機構によって押動されることにより、一対のレバー78,79を介して一対のスライド体67がそれぞれ互いに離反して開く方向にスプリング74の付勢に抗して移動され、一対の挟持体68の間隔がホルダ14の直径よりも大きく開かれ、ホルダ14の着脱が可能とされる。また、開状態の一対の挟持体68間にホルダ14を配置し、図示しない製造装置の開閉機構によるガイドローラ80の押動を解除していくことにより、スプリング74の付勢によって一対の挟持体68の間隔が狭まり、これら挟持体68の挟持面69がホルダ14の筒状部24の外周面に沿って面接合して挟持する。このとき、各スライド体67のストッパボルト77が互いに当接し、ホルダ14の挟持が所定の挟持位置で規制される。 【0056】また、キャリア61の支持部63には、一対の挟持体68で挟持されるホルダ14と組み合わされる発光管15を保持する発光管保持手段81が配設されている。この発光管保持手段81は、キャリア61の支持部63に取り付けられた載置台82を有し、この載置台82上に、ホルダ14の各取付孔28に各バルブ部33の端部を挿入した発光管15の先端を載せて支持する。そして、キャリア61に対して載置台82の位置を調整することにより、ホルダ14に対する発光管15の突出長さを任意に調整できる。これは、発光管15の突出長さが短い場合には発光管15の有効発光部がホルダ14内に隠れて暗くなり、長い場合には発光管15の連通管部36より端部側の非有効発光部がホルダ14の外に現れて影が生じてしまうので、ホルダ14に対する発光管15の突出長さを適切に調整するためである。 【0057】次に、蛍光ランプ装置10の製造方法を、図7を参照して説明する。 【0058】図7(a)(b)に示すように、直管状のバルブ部33を中間部で略U字状に屈曲させ、続いて、図7(c)に示すように、バルブ部33の内面に蛍光体を塗布し、図7(d)に示すように、バルブ31の両端のバルブ部33用についてはバルブ部33の一端部に電極32を封止するとともに他端部に細管38を封止し、また、バルブ31の中間のバルブ部33用についてはバルブ部33の一端を封止するとともに他端部に細管38を封止する。これら封止は、例えばピンチシールすることによって封止する。 【0059】続いて、図7(e)に示すように、バルブ31の中間の各バルブ部33の両端と、バルブ31の両端の各バルブ部33の一端とを連通管部36で順次接続する。連通管部36は、各バルブ部33の端部を加熱溶融した後、吹き破ることによって形成された開口同士をつなぎ合わせて形成する。なお、図7(e)には展開図を示すが、図7(f)に示すように、各バルブ部33の直管部35が蛍光ランプ装置11の中心軸を中心とする同一円周上に等間隔で位置し、すなわち、各バルブ部33の直管部35が断面八角形の各頂点に対応して位置する。 【0060】続いて、細管38に主アマルガム43を封入し、各細管38を順次封止し、各細管38のうちの封止されていない一部を通じてバルブ31内を排気するとともに、封入ガスを封入して置換した後に、その各細管38のうちの封止されていない一部を封止する。 【0061】続いて、図7(f)に示すように、ホルダ14の各取付孔28に発光管15の各バルブ部33の端部を挿入して、ホルダ14と発光管15とを組み合わせ、図7(g)に示すように、ホルダ保持手段64の一対の挟持体68によってホルダ14を挟持して保持する。このとき、一対の挟持体68の各係合部71がホルダ14の各位置決め部27である凹部26に係合してホルダ14の周方向および軸方向の位置を位置決めするとともに、各挟持体68の挟持面69でホルダ14を周面側から挟持してホルダ14の軸の傾きを修正して位置決めする。係合部71が凹部26に係合する際、ホルダ14の位置が周方向に多少ずれていても、係合部71の先端が凹部26に入り込みさえすれば、係合部71の両側の導入面72を通じてホルダ14の周方向の位置を修正して確実に係合して位置決めできる。 【0062】さらに、発光管保持手段81の載置台82上に発光管15の先端を載せて支持し、ホルダ14に対して発光管15を位置決め保持する。 【0063】ホルダ14と発光管15とを位置決め保持した後、図示しない接着剤充填装置の充填ノズルnにより、例えばシリコーンなどの熱硬化性の接着剤Bをホルダ14の筒状部24の内周に沿って、筒状部24と取付孔28に挿入された各バルブ部33の端部との間に充填する。 【0064】接着剤Bの充填後に、外部から加熱して接着剤Bを硬化させ、ホルダ14と発光管15とを固定する。このとき、一対の挟持体68がホルダ14の筒状部24の外周面と略同形状の挟持面69を有するので、挟持によってホルダ14の筒状部24が熱変形するのを防止できる。しかも、スプリング74による一対の挟持体68の挟持方向への移動を、規制手段75により所定の挟持位置で規制するので、挟持体68の挟持力によってホルダ14の挟持面69が熱変形するのを規制できる。そのため、蛍光ランプ装置10の小形化に対応してホルダ14の肉厚が薄くできるとともに、組立機の高速化ににより短時間で熱硬化性の接着剤を硬化させるのに対応して加熱温度を高くすることができる。 【0065】続いて、図7(h)に示すように、基板46をホルダ14の筒状部24の上端に形成された図示しない係合爪により嵌合装着し、発光管15の各電極32から引き出された各ワイヤ42を基板46の各ガイド溝50を通じて各ラッピングピン49に巻き付けて接続する。このとき、各ガイド溝50は、発光管15の各ワイヤ42の巻き付け方向を考慮して切り欠き形成されているので、ワイヤ42の切断やワイヤ42が基板46の外方にはみ出すのを防止できる。 【0066】続いて、図7(i)に示すように、基板46から出ている一対のリード線51を基体11の上端から引き出して、基体11とホルダ14とを組み合わせ、各リード線51を口金12に接続し、口金12を基体11の上端に被着して固定する。 【0067】続いて、図7(j)に示すように、グローブ13の嵌合縁部13aを基体11の下端の開口部に嵌合し、接着剤により接着し、図7(k)に示すように、電球形の蛍光ランプ装置10を製造する。 【0068】このように製造される蛍光ランプ装置10は、ホルダ14の筒状部24の外周面に凹部26によって構成される位置決め部27を設けているため、ホルダ14に発光管15を取り付ける際に、位置決め部27を利用することで、ホルダ14を確実に位置決め保持することができ、すなわち、ホルダ14の各取付孔28と発光管15の各バルブ部33の端部とを確実に位置決め保持できて、その状態で接着剤により接着でき、ホルダ14と発光管15との取付状態を一定にできる。 【0069】また、位置決め部27はホルダ14の筒状部24の1箇所にのみ形成してもよいが、位置決め部27をホルダ14の筒状部24の周方向の複数箇所、すなわち筒状部24の周方向の対称位置に形成することにより、それら位置決め部27を利用することで、ホルダ保持手段64の各挟持体68でホルダ14を確実に位置決め保持できる。 【0070】また、ホルダ14の外周面と略同形状の挟持面69を有する一対の挟持体68を利用して、ホルダ14を挟持するので、挟持によってホルダ14が変形するのを防止できる。さらに、一対の挟持体68の挟持方向への移動を所定の挟持位置で規制するので、挟持体68の挟持力によってホルダ14が変形するのを規制できる。 【0071】なお、ホルダ14に形成する位置決め部27は、角形の凹部26に限らず、図8に示すように、筒状部24の上縁まで連続する溝状の凹部26でもよく、また、図9に示すように、半球状の凹部26でもよく、さらに、図10に示すように、角錐状の凹部26でもよい。あるいは、図11に示すように、角柱で凸状の凸部91でよく、この凸部91の形状も、半球状、角錐状などでもよい。いずれの形状の凹部26または凸部91を採用した場合でも、同様に、ホルダ14の位置決め保持を可能とする。なお、ホルダ保持手段64の各挟持体68の係合部71の形状は、各形状の凹部26または凸部91と互いに係合し合えるように対応した形状とする。 【0072】また、ホルダ14の周方向の対称位置に形成する位置決め部27のうち、一方を凹部26、他方を凸部91としてもよく、ホルダ14に周方向の方向性がある場合に位置決めできる。 【0073】また、図12に示すように、蛍光ランプ装置10がグローブ13を備えない品種の場合でも、ホルダ14に位置決め部27を適用することにより、上述した実施の形態と同様の作用効果が得られる。 【0074】 【発明の効果】請求項1記載の蛍光ランプ装置によれば、ホルダの筒状部の外周面に凹状および凸状の少なくともいずれか一方により構成される位置決め部を設けているため、ホルダに発光管を取り付ける際に、位置決め部を利用することで、ホルダを確実に位置決め保持することができ、ホルダと発光管との取付状態を一定にできる。 【0075】請求項2記載の蛍光ランプ装置によれば、請求項1記載の蛍光ランプ装置の効果に加えて、位置決め部を筒状部の周方向の複数箇所に設けたため、それら複数の位置決め部を利用することで、ホルダを確実に位置決め保持できる。 【0076】請求項3記載の蛍光ランプ装置によれば、請求項1または2記載の蛍光ランプ装置の効果に加えて、ホルダの複数の取付孔に、発光管の複数のバルブ部の端部を取り付ける場合でも、それら各取付孔と各バルブ部の端部とを確実に位置決め保持できる。 【0077】請求項4記載の蛍光ランプ装置によれば、請求項1ないし3いずれか一記載の蛍光ランプ装置の効果に加えて、接着剤によりホルダと発光管とを一定の取付状態で接着できる。 【0078】請求項5記載の蛍光ランプ装置の製造方法によれば、ホルダの外周面に設けられた凹状および凸状の少なくともいずれか一方により構成される位置決め部を利用してホルダを確実に位置決め保持し、このホルダと発光管とを組み合わせた状態で接着剤によって接着するため、ホルダと発光管とを一定の取付状態に取り付けることができる。 【0079】請求項6記載の蛍光ランプ装置の製造方法によれば、請求項5記載の蛍光ランプ装置の製造方法の効果に加えて、ホルダを保持する工程では、ホルダの外周面と略同形状の挟持面を有する複数の挟持体を利用して、ホルダを挟持するので、挟持によってホルダが変形するのを防止できる。 【0080】請求項7記載の蛍光ランプ装置の製造方法によれば、請求項6記載の蛍光ランプ装置の製造方法の効果に加えて、複数の挟持体の挟持方向への移動を所定の挟持位置で規制するので、挟持体の挟持力によってホルダが変形するのを規制できる。 【0081】請求項8記載の蛍光ランプ装置の製造装置によれば、ホルダの外周面に設けられた凹状および凸状の少なくともいずれか一方により構成される位置決め部を利用して、複数の挟持体によりホルダを挟持するため、ホルダを確実に位置決め保持でき、ホルダと発光管とを一定の取付状態に取り付けることができる。 【0082】請求項9記載の蛍光ランプ装置の製造装置によれば、請求項8記載の蛍光ランプ装置の製造装置の効果に加えて、挟持体がホルダの外周面と略同形状の挟持面を有するので、挟持によってホルダが変形するのを防止できる。 【0083】請求項10記載の蛍光ランプ装置の製造装置によれば、請求項8または9記載の蛍光ランプ装置の製造装置の効果に加えて、付勢手段による複数の挟持体の挟持方向への移動を、規制手段により所定の挟持位置で規制するので、挟持体の挟持力によってホルダが変形するのを規制できる。
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| 【出願人】 |
【識別番号】000003757 【氏名又は名称】東芝ライテック株式会社
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| 【出願日】 |
平成12年5月19日(2000.5.19) |
| 【代理人】 |
【識別番号】100062764 【弁理士】 【氏名又は名称】樺澤 襄 (外2名)
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| 【公開番号】 |
特開2001−101904(P2001−101904A) |
| 【公開日】 |
平成13年4月13日(2001.4.13) |
| 【出願番号】 |
特願2000−148678(P2000−148678) |
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