| 【発明の名称】 |
表示灯装置 |
| 【発明者】 |
【氏名】櫃岡 洋
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| 【要約】 |
【課題】
【解決手段】 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】 発光表示部と、この発光表示部に固定される磁石部とから成る表示灯装置において、前記磁石部が磁石板と、その磁石板を挟持する導磁性金属板とで3層構造とされていることを特徴とする表示灯装置。 【請求項2】 前記発光表示部は透明材料でなる箱形器体に形成され、その内部に点滅回路が組み付けられている請求項1に記載の表示灯装置。 【請求項3】 前記発光表示部を形成する箱形器体の背面に磁石部が固定され、3層構造の磁石部の板面側が吸着面とされている請求項2に記載の表示灯装置。 【請求項4】 前記発光表示部を形成する箱形器体の上下両面に磁石部がそれぞれ固定され、3層構造の磁石部の端面側が吸着面とされている請求項2に記載の表示灯装置。 【請求項5】 前記磁石部を形成する一方の導磁性金属板を発光表示部に固定される腹板部と、その両端からそれぞれ直角状に屈曲する袖板部とでコ字形に形成し、前記各袖板部とこれに対向させた導磁性金属板とで磁石板を挟持して3層構造とした請求項1に記載の表示灯装置。
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【発明の詳細な説明】【0001】 【発明の属する技術分野】本発明は、車両による鋼材や丸太など長尺物の運搬に際し、また路上での交通事故など後続車への緊急警告が必要な際、又は故障現場に修理車等を呼ぶ際など、その他駐車場等に駐車した自車両の場所を明示する、などの際に好適に用いられる表示灯装置の改良に関する。 【0002】 【従来の技術】従来、この種の表示灯装置として、透光材料製の器体のなかに、乾電池を電源とし、赤色・青色LED等を発光体とする点滅回路基板を組み付け、器体の一部に永久磁石を装着して構成した表示灯が提案されており、これら表示灯を、スイッチオンにした状態で駐車場等に駐車した自車両の車体に磁石を介して吸着しておけば、発光体の点滅信号により、自車両の存在位置を遠くから視認することができる。 【0003】 【発明が解決しようとする課題】上記磁石付き表示灯は、磁石の吸着力を利用して車体に簡単容易に装着できる利点を有するが、一般に広く使用されている鋳造磁石は磁束密度が約3000ガウス程度で磁力が弱いことから脱落しやすく多用性に供し難い。また、上記鋳造磁石は機械的性質に劣るため、欠けやすい点にも問題がある。本発明は、車両による鋼材物の運搬時や、吸着用に金属片を仮固着させた木材類など長尺物の運搬に際して、路上での強い振動にも表示灯装置が落下することのない磁力の大幅な強化と、磁石自体の補強効果が同時に得られる吸着用磁石を備えた表示灯装置を提供することを主たる目的としている。 【0004】 【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため、本発明は発光表示部と、この発光表示部に固定される磁石部とから成る表示灯装置において、前記磁石部を磁石板と、その磁石板を挟持する導磁性金属板とで3層構造としたことを要旨としている。 【0005】 【発明の実施の形態】本発明の好ましい実施の形態としては、図1〜図2に示すように、透明材料製の箱形器体内に点滅回路等を組み付けた発光表示部(A)とそれに固定される磁石部(B)から成る表示灯装置において、前記磁石部(B)を磁石板(1)と、それを挟持する鉄板(2),(2)との3層構造に構成する。 【0006】 【実施例】図1〜図4に、本発明の一実施例を示す。図中、(A)は表示灯装置を構成する発光表示部、(B)は前記発光表示部の一部に固定された磁石部である。発光表示部(A)は、透光性材料でなる箱形器体(a)のなかに、発光回路部材が組み付けられている。図4に、発光回路の一例を示している。この発光回路は、トランジスタ2個と発光ダイオード2個を接続して点滅するマルチバイブレータ回路である。図中、LED1は赤色発光ダイオード、LED2は青色発光ダイオード、Q1,Q2はトランジスタ、(E)は乾電池による電源、(C1),(C2)はコンデンサ、(R1),(R2)は抵抗、(SW)は手動スイッチである。 【0007】前記磁石部(B)は、磁石板(1)と、それを挟持する亜鉛引鉄板(2),(2)とで3層構造体とし、ボルト(3)およびナット(4)により、前記箱形器体(a)の背面側に固定されている。亜鉛引鉄板(2),(2)を用いたのは、錆止めのためで、さらにその表面にポリエチレン樹脂等でコーティングによる被膜を形成している。この被膜は、車体等への吸着時に車体塗装への損傷を防止するためのものである。なお、鉄板への亜鉛処理や樹脂被膜処理は省いてもよい。図2に、前記構成の表示灯装置を車両の車体(5)に磁石部(B)を介して吸着保持させた状態を示している。磁石部(B)は、前述した如く、磁石板(1)と、それを挟持する鉄板(2),(2)とで3層構造とされているので、図3に示すように、鉄板(2),(2)の存在により、磁束密度は大幅に増大され、その強大な磁力によって、車体に吸着保持される。 【0008】実験によれば、磁束密度は磁石板だけの場合、約3000ガウスであるのに対し、3層構造としたものは約3倍の10000ガウスに増大され、強大な磁力が得られることが判明されている。それがため、車体等金属部に吸着された磁石板(1)は、相当大きな引張力を加えなければ引離すことができないので、脱落のおそれは全くない。しかも、磁石板(1)はそれを挟持する鉄板(2),(2)によって補強され、機械的強度が実質的に増大されることも判明されている。なお、磁石部(B)の磁力が強大化されても、器体(a)内のトランジスタ回路に何等影響がなく、LEDの点滅動作に異常のないことも確認されている。 【0009】図5〜6に、本発明の他の実施例を示す。なお、図1〜図4と同一または類似する部材には同じ符号が付されている。本実施例は、発光表示部(A)の箱形器体(a)の上下両面に3層構造の磁石部(B),(B)をそれぞれ固定して構成したものである。この構成による表示灯装置は、図6に示すように、2組の3層構造による磁石部(B),(B)を介して車体等金属部(5)に吸着させることができるので、図1〜図2に示した実施例に比べ、2倍の吸着力が得られる。また、図5〜図6に示すように3層構造の磁石部(B)を形成している磁石板(1)および鉄板(2),(2)の端面側を車体等金属部への吸着面としたほうが、図2に示すように、磁石部(B)の板面側を車体等金属部への吸着面とするものに比べ、より大きな磁力が得られる。図7〜図8に本発明の他の実施例を示す。なお、前記実施例と同一または類似する部材には同じ符号が付されている。 【0010】本実施例は、磁石部(B)を構成する一方の鉄板を腹板部(2a)と、その両側からそれぞれ直角状に屈曲する袖板部(2b),(2b)とでコ字形に形成し、前記各袖板部(2b)と、これに対向させた鉄板(2c)とで磁石板(1)を挟持して3層構造となし、この3層構造の磁石部(B)をボルト(6)およびナット(7)で一体に結合し、前記腹板部(2a)を発光表示部(A)の器体(a)にボルト(3)およびナット(4)で固定して構成したものである。上記のようにコ字形に屈曲した鉄板の両側部に3層構造の磁石部(B),(B)をそれぞれ構成したものによれば、3層構造の磁石部(B),(B)の磁力は相乗的に作用し、さらに強化される。実験によれば、前記各磁石部(B),(B)の磁束密度は単独では約10000ガウスのところ、それが約30000ガウスに増大したことが確認されている。 【0011】本発明による表示灯装置の用途の多様性を列記すると、(1)トラックの荷台より突出する長尺物の運搬には、突出部に赤い布地を取付けることが義務付けられているが、特に夜間などには後続車への認識手段として的確とはいえず、これらの場合、鋼材の先端に本表示灯装置を吸着させ点滅させることにより、後続車への危険防止灯として一層の安全性が高められる。また積載物が木材等の場合には、突出するそれら木材の先端部に金属片を仮設固着し、それに吸着させることにより同様の効果が得られる。 (2)広い駐車場などで自車両の駐車位置が昼夜を問わず明示できる。 (3)交通事故等の際、後続車への警告灯として、又特に夜間時故障現場へ修理車や緊急車両等を呼ぶ場合にも容易な判明手段として使用できる。 (4)自転車や乳母車,障害者用車などの安全表示灯装置として使用できる。などの例が効果的利用方法として挙げられる。 【0012】 【発明の効果】以上詳述したように、本発明によれば、磁石板の磁力強化と磁石板の補強効果が同時に得られる吸着用磁石部を備えた表示灯装置を提供することができる。
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| 【出願人】 |
【識別番号】599153219 【氏名又は名称】有限会社東京理工
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| 【出願日】 |
平成11年9月28日(1999.9.28) |
| 【代理人】 |
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| 【公開番号】 |
特開2001−101902(P2001−101902A) |
| 【公開日】 |
平成13年4月13日(2001.4.13) |
| 【出願番号】 |
特願平11−311402 |
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