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【発明の名称】 防犯灯および防犯灯装置
【発明者】 【氏名】室伏 和人

【要約】 【課題】本発明は、天空への光漏れを低減した防犯灯および防犯灯装置を提供することを目的とする。

【解決手段】請求項1の防犯灯1はランプ収納部、点灯回路が配設される回路収納部および下面に投光開口部が構成されてなる器具本体4と;前記投光開口部を覆うように配設される透光性カバー5と;ガラスバルブを有し、前記投光開口部と前記透光性カバーとの接合部分に対向するように、このバルブが位置されるように前記ランプ収納部に配設されるランプ6と;開口端部が前記ガラスバルブよりも下方に位置するとともに、前記バルブの先端部を包囲するように形成され、前記ランプに光学的に対向して器具本体に配設される反射体7と;を具備していることを特徴とする。
【特許請求の範囲】
【請求項1】ランプ収納部、点灯回路が配設される回路収納部および下面に投光開口部が構成されてなる器具本体と;前記投光開口部を覆うように配設される透光性カバーと;ガラスバルブを有し、前記投光開口部と前記透光性カバーとの接合部分に対向するように、このバルブが位置されるように前記ランプ収納部に配設されるランプと;開口端部が前記ガラスバルブよりも下方に位置するとともに、前記バルブの先端部を包囲するように形成され、前記ランプに光学的に対向して器具本体に配設される反射体と;を具備していることを特徴とする防犯灯。
【請求項2】少なくとも2本のポールと;前記一対のポールの中央部における高さ1.5mの鉛直面照度が0.5 lx以上であり、上方光束がランプ全光束の5%以下となるように、地上から約5mの高さで前記ポールに設置される請求項1記載の防犯灯と;を具備していることを特徴とする防犯灯装置。
【発明の詳細な説明】【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、道路の電柱や公園などのポールなどに設置される防犯灯および防犯灯装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の屋外灯について、図5を参照して説明する。
【0003】図5は、従来の屋外灯の縦断面図である。図においてこの屋外灯は、上部に合成樹脂からなる下方開口した細長の略船形をした器具本体5と、この器具本体5の下方開口に装着される上方開口した細長の略船形をした透光材からなるグローブ10とからなる。
【0004】グローブ10は、器具本体5の先端と回動自在に軸支され、グローブ10の下方後端には、飾りねじ13が回転可能に係着されている。この飾りねじ13を器具本体5の下方後端に形成したねじ穴6に螺着させて、グローブ10を器具本体5の下方に取付ける。
【0005】そして、器具本体5の後方には、発熱部材である安定器15が取付けられ、前方には、一対の反射板20とランプ21とが取付けられている。前記安定器15は、ケイ素鋼板からなる鉄心を積層した積層鉄心16と、この積層鉄心16内に装着したボビン(図示せず)に巻線を巻回したコイル17とから構成されている。
【0006】安定器15は、略矩形型をした安定器取付板18に略コ字状をした固定バンド19で挟持され、固定バンド19は安定器取付板18にねじ22で螺着固定されている。前記安定器15のコイル17は、安定器取付板18に密着させて取付けられている。すなわち、安定器取付板18は、器具本体5の上部内壁から下方に向けて突出形成された複数のボス7の下面に当接させて、リベット8で器具本体5に圧入固定されている。
【0007】さらに、安定器15の前方には、ランプ21が取付けられるランプ収納空間29とを仕切きる仕切部材である仕切板25が配置され、この仕切板25は安定器取付板18にねじ23で螺着固定されている。前記安定器15の下方に形成された開口部を覆う平板状の覆板26が、仕切板25の下縁と器具本体5の下方後端に形成されたボス9にそれぞれねじ24で螺着固定されている。
【0008】仕切板25の中央には、一対のソケット取付板27,27が対向して前方に向けてそれぞれ折曲形成され、これらソケット取付板27,27の間には、ランプソケット28が図示しない方法で固定されている。このランプソケット28には、器具本体5の長手方向に沿って螺着されるランプ21が取付けられる。さらに、このランプ21の長手方向両側には、湾曲した一対の反射板20がそれぞれ対向して器具本体5に図示しない方法で固定されている。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】従来、この種の屋外灯を防犯灯として機能させるためには照明器具直下の明るさよりも複数の防犯灯間の空間上の明るさ(顔や衣服の色等が見えやすい明るさ)の確保が重要な条件でありしたがって、前記空間の明るさを確保するために、照明器具からの光は器具本体よりも上方へ放射されるようにしているものである。
【0010】しかしながら、昨今、屋外用照明においては、天空への光漏れが自然や生活環境に様々な影響を及ぼしていることから、この光漏れを低減することが望まれているものであります。
【0011】一方、環境庁では地球温暖化防止の目的で光害ガイドラインを策定し、地域照明環境の改善を図っている。
【0012】本発明は、天空への光漏れを低減した防犯灯および防犯灯装置を提供することを目的とする。
【0013】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明はランプ収納部、点灯回路が配設される回路収納部および下面に投光開口部が構成されてなる器具本体と;前記投光開口部を覆うように配設される透光性カバーと;ガラスバルブを有し、前記投光開口部と前記透光性カバーとの接合部分に対向するように、このバルブが位置されるように前記ランプ収納部に配設されるランプと;開口端部が前記ガラスバルブよりも下方に位置するとともに、前記バルブの先端部を包囲するように形成され、前記ランプに光学的に対向して器具本体に配設される反射体と;を具備していることを特徴とする。
【0014】本発明によると、透光性カバー側面からランプが見えるように器具本体に配置されていても、反射体の開口端部が前記ガラスバルブよりも下方に位置するとともに、前記バルブの先端部を包囲しているので、防犯灯の外観意匠を損なわずに天空に向かう上方光束を低減させることができる。
【0015】請求項2の発明は少なくとも2本のポールと;前記一対のポールの中央部における高さ1.5mの鉛直面照度が0.5 lx以上であり、上方光束がランプ全光束の5%以下となるように、地上から約5mの高さで前記ポールに設置される請求項1記載の防犯灯と;を具備していることを特徴とする。
【0016】本発明によると天空への光漏れを低減した防犯灯装置を提供することができる。
【0017】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施の形態を示す防犯灯を図1ないし図4を参照して説明する。
【0018】図1は、本発明の一実施の形態を示す防犯灯および防犯灯装置の側面図、図2は、同じく防犯灯の縦断面図、図3は、同じく、防犯灯の下面図、図4は、同じく防犯灯の横断面図である。
【0019】図において、防犯灯1は、取付バンド2で道路に立設されている電柱である少なくとも2本のポール3に地上から約5mの高さでそれぞれ取付けられているものである。そしてこれら一対のポールの中央部における高さ1.5mの鉛直面照度は、0.5 lx以上であり、上方光束がランプ全光束の5%以下となるようになっている。これにより天空への光漏れを低減できる。
【0020】この防犯灯1は、上部に熱伝達率の良いアルミダイキャストなどからなり、ランプ収納部4a、点灯回路が配設される回路収納部4bおよび下方に投光開口部4cを有する細長の略船形をした器具本体4と、この器具本体4の下方開口に装着される上方開口した細長の略船形をした透光性カバー5であるグローブと、ランプ収納部4aに配設されるランプ6と、このランプ6に光学的に対向して器具本体4に配設される反射体7とを含んで構成されている【0021】グローブ5は、器具本体4の先端部で回動自在に軸支され、グローブ5の下方後端の飾りねじ5aにより係着されている。
【0022】ランプ6は、ガラスバルブ6aを有し、前記投光開口部4cとグローブ5との接合部分4dに対向するように、このバルブ6aが位置されている。
【0023】反射体7は、開口端部7aが前記ガラスバルブ6aよりも下方に位置するとともに、前記バルブ6aの先端部6a1を包囲するように形成されている。
【0024】すなわち、反射体7が器具本体4に設置された状態において、ランプ6左右に配置した反射板7幅を器具鉛直方向4fに伸ばし遮光部7bを形成する【0025】また、ランプ6先端6a1側の反射板7を左右反射板7先端から折り曲げ、一体としてランプ6先端6a1前方を覆い遮光部7cを形成する【0026】そして、遮光部7b,7cの下端をランプ6先端6a1側を遮光部7cからの折り曲げにより隠蔽して遮光部7dを形成し、遮光部7b,7c,7d一体の反射体7を構成することができ、製造を容易に行なうことができる。
【0027】この反射体7構成により、上方光束比10%前後となり得るランプ光漏れ方向である遮光部7b,7c,7d方向において、遮光部7bにより配光データシートではΦ角90°−270°においてθ角80°以上のランプ光が遮光された。またランプ先端側反射体を覆った遮光部7c及び遮光部7dにより配光データシートではΦ角0°においてθ角40°以上のランプ光が遮光された。
【0028】安定器8は、ケイ素鋼板からなる鉄心を積層した積層鉄心と積層鉄心内に装着したボビンに巻線を巻回したコイルから構成され、回路収納部4bに配設されている。
【0029】また、ランプ収納部4aと回路収納部4bの間には仕切板4eが配置されランプ6および安定器8の熱を遮断しているそして、ソケット取付板9が設けられランプソケット10が固定されている。このランプソケット10には、器具本体4の長手方向に沿って螺着されるランプ6が取付けられる。
【0030】本実施の形態の防犯灯によると、透光性カバー5側面からランプ6が見えるように器具本体4に配置されていても、反射体7の開口端部7aがガラスバルブ6aよりも下方に位置するとともに、バルブ6aの先端部6a1を包囲しているので、防犯灯1の外観意匠を損なわずに、かつ下面照度を低下させることなく天空に向かう上方光束を低減させることができる。
【0031】
【発明の効果】請求項1の発明では、透光性カバー側面からランプが見えるように器具本体に配置されていても、反射体の開口端部が前記ガラスバルブよりも下方に位置するとともに、前記バルブの先端部を包囲しているので、防犯灯の外観意匠を損なわずに天空に向かう上方光束を低減させることができる。
【0032】請求項2の発明では防犯灯は地上から約5mの高さでポールに設置することにより、一対のポールの中央部における高さ1.5mの鉛直面照度が0.5 lx以上、上方光束がランプ全光束の5%以下とすることができるので、天空への光漏れを低減した防犯灯装置を提供することができる。
【出願人】 【識別番号】000003757
【氏名又は名称】東芝ライテック株式会社
【出願日】 平成11年9月24日(1999.9.24)
【代理人】 【識別番号】100101834
【弁理士】
【氏名又は名称】和泉 順一
【公開番号】 特開2001−93308(P2001−93308A)
【公開日】 平成13年4月6日(2001.4.6)
【出願番号】 特願平11−270271