| 【発明の名称】 |
車両用合図灯 |
| 【発明者】 |
【氏名】武田昌雄
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| 【要約】 |
【課題】発光ダイオードから発せられる光を水平方向に効率的に拡散させ、ドライバーに対する視認性を高めることができる路面載置型の車両用合図灯を提供すること。また合図灯を路面に安定的に載置することができると共に、同一形態の合図灯を互いに重ねることができること。さらに、各部材を合理的かつ容易に組合わせることができること。
【解決手段】路面に自由に載置されかつ下方開口11のスカート部3を有する基台1と、この基台1の上部に一体的に設けられかつ光拡散用レンズ部27を有する環状の拡散レンズ部材25と、この拡散レンズ部材25内に固定的に設けられかつ外向きの発光ダイオード16を放射状に備えた発光ダイオード用取付け板15とから成り、前記光拡散用レンズ部27は各発光ダイオード16に対向していると共に、内壁面には光を横方向に拡散する機能を有する縦方向の溝筋33が形成されていること。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】 路面に自由に載置されかつ下方開口11のスカート部3を有する基台1と、この基台1の上部に一体的に設けられかつ光拡散用レンズ部27を有する環状の拡散レンズ部材25と、この拡散レンズ部材25内に固定的に設けられかつ外向きの発光ダイオード16を放射状に備えた発光ダイオード用取付け板15とから成り、前記光拡散用レンズ部27は各発光ダイオード16に対向していると共に、内壁面には光を横方向に拡散する機能を有する縦方向の溝筋33が形成されていることを特徴とする車両用合図灯。 【請求項2】 請求項1に於いて、発光ダイオード用取付け板15の中央部には嵌合窓17が形成されており、この嵌合窓17は、基台1の上壁部2に突出形成したボックス状電源収納部8に嵌合することを特徴とする車両用合図灯。 【請求項3】 請求項1に於いて、基台1は、電源収納部8を有する上壁部2と、この上壁部2の周端縁部から下方に拡開状態に連設するスカート部3とから成ることを特徴とする車両用合図灯。 【請求項4】 請求項1に於いて、拡散レンズ部材25は、天板部26と、この天板部26の周端縁部から下方にスカート状に拡開連設する光拡散用レンズ部27とから成り、前記天板部26には目隠し用キャップ29が固定されていることを特徴とする車両用合図灯。 【請求項5】 請求項4に於いて、拡散レンズ部材25の天板部26の内壁面には、発光ダイオード16用取付け板15の小孔18並びに基台1の固着具挿入用貫通孔5に対して指向するメネジ筒部32が複数本垂設されていることを特徴とする車両用合図灯。 【請求項6】 路面に自由に載置されかつ下方開口11の基台1Aと、この基台1Aの上部に一体的に設けられかつ光拡散用レンズ部27を有する環状の拡散レンズ部材25と、この拡散レンズ部材25内に固定的に設けられかつ外向きの発光ダイオード16を放射状に備えた発光ダイオード用取付け板15とから成り、前記光拡散用レンズ部27は各発光ダイオード16に対向していると共に、内壁面には光を横方向に拡散する機能を有する縦方向の溝筋33が形成されており、また前記基台1Aのスカート部3Aに、少なくとも1つ以上の垂直周面40,41を環状に形成し、これらの垂直周面に光反射性部材42を設けたことを特徴とする車両用合図灯。 【請求項7】 請求項6に於いて、スカート部3Aの内壁面3aには、内壁面3aから半径方向に突出した複数枚の嵌合受片10Aが設けられていることを特徴とする車両用合図灯。 【請求項8】 請求項6に於いて、基台1Aのスカート部3Aの下端面には、小さな支持突起36が複数個形成されていることを特徴とする車両用合図灯。
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【発明の詳細な説明】【0001】 【発明の属する技術分野】本発明は車両用合図灯に関する。 【0002】 【従来の技術】従来、路面載置型の車両用合図灯は、「三角コーン」と称される物品を利用し、これに発光体をぶら下げる例がしばしば見受けられる。しかし、この三角コーンは、ある程度の設置面積が必要であり、また作業現場で三角コーンに複数個の発光体を適宜に取付ける必要があるので面倒である。また運搬の際にも占有面積を要する。そこで、現在、三角コーンを用いないで、設置も簡単であり、また運搬も便利であり,さらに、ドライバーに対する視認性が高い路面載置型の車両用合図灯の出現が要望されている。 【0003】 【発明が解決しようとする課題】本発明の第1の目的は、発光ダイオードから発せられる光を水平方向に効率的に拡散させ、ドライバーに対する視認性を高めることができる路面載置型の車両用合図灯を提供することである。第2の目的は、合図灯を路面に安定的に載置することができると共に、同一形態の合図灯を互いに重ねることができることである。第3の目的は、各部材を合理的かつ容易に組合わせることができることである。 【0004】 【課題を解決するための手段】まず、本発明の車両用合図灯は、路面に自由に載置されかつ下方開口11のスカート部3を有する基台1と、この基台1の上部に一体的に設けられかつ光拡散用レンズ部27を有する環状の拡散レンズ部材25と、この拡散レンズ部材25内に固定的に設けられかつ外向きの発光ダイオード16を放射状に備えた発光ダイオード用取付け板15とから成り、前記光拡散用レンズ部27は各発光ダイオード16に対向していると共に、内壁面には光を横方向に拡散する機能を有する縦方向の溝筋33が形成されていることを特徴とする。 【0005】上記構成に於いて、発光ダイオード用取付け板15の中央部には嵌合窓17が形成されており、この嵌合窓17は、基台1の上壁部2に突出形成したボックス状電源収納部8に嵌合することを特徴とする。また基台1は、電源収納部8を有する上壁部2と、この上壁部2の周端縁部から下方に拡開状態に連設するスカート部3とから成ることを特徴とする。また拡散レンズ部材25は、天板部26と、この天板部26の周端縁部から下方にスカート状に拡開連設する光拡散用レンズ部27とから成り、前記天板部26には目隠し用キャップ29が固定されていることを特徴とする。さらに、拡散レンズ部材25の天板部26の内壁面には、発光ダイオード16用取付け板15の小孔18並びに基台1の固着具挿入用貫通孔5に対して指向するメネジ筒部32が複数本垂設されていることを特徴とする。 【0006】次に、本発明の車両用合図灯は、路面に自由に載置されかつ下方開口11の基台1Aと、この基台1Aの上部に一体的に設けられかつ光拡散用レンズ部27を有する環状の拡散レンズ部材25と、この拡散レンズ部材25内に固定的に設けられかつ外向きの発光ダイオード16を放射状に備えた発光ダイオード用取付け板15とから成り、前記光拡散用レンズ部27は各発光ダイオード16に対向していると共に、内壁面には光を横方向に拡散する機能を有する縦方向の溝筋33が形成されており、また、前記基台1Aのスカート部3Aに、少なくとも1つ以上の垂直周面40,41を環状に形成し、これらの垂直周面40に光反射性部材42を設けたことを特徴とする。 【0007】上記構成に於いて、スカート部3Aの内壁面3aには、内壁面3aから半径方向に突出した複数枚の嵌合受片10Aが設けられていることを特徴とする。また基台1Aのスカート部3Aの下端面には、小さな支持突起36が複数個形成されていることを特徴とする。 【0008】 【発明の実施の形態】本発明の実施の形態を第1実施例の合図灯Xを用いて説明する。まず1は外壁面がすい台状に形成された基台である。この基台1は、本実施例では電源収納ボックス或いは電源収納部を有する上壁部2と、この上壁部2の周端縁部から下方に拡開状態に連設するスカート(末広がり)部3とから成る。 【0009】しかして、前記上壁部2の周端縁部上面には、環状の嵌合凹所4が形成されている。また嵌合凹所4よりも内側の上壁部2の適宜箇所には、所要間隔を有して複数個(合計4個)の固着具挿入用貫通孔5が形成されている。また上壁部2の適宜箇所には、押釦式スイッチ用孔6が形成されている。さらに、上壁部2の中央部には、電源(電池)7を収納することができるボックス状の電源収納部8が形成されている。この電源収納部8は、本実施例では上壁部2の上面から上方に突出するように一体成形されており、蓋9を該電源収納部8の下方開口に嵌合すると、蓋9は上壁部2の下面と略面一になる。 【0010】前記スカート部3の外壁面3aは麦藁帽子の鍔状を呈している。そして、その内壁面3bは他の同一形態の合図灯を互いに重ねることができるように段差状を成してる。しかして、10はスカート部3の内壁面3bの上部に環状に突設された嵌合受け部である。この嵌合受け部10の内径は、後述するキヤップ状拡散レンズ部材の外径寸法を考慮して設定されている。 【0011】基台1の開口部11は、該基台1をひっくり返して見ると、複数個の段差部を有するすり鉢状に見えるが、開口(部)11の一番奥に見える環状の段差平面12には、後述する拡散レンズ部材用の目隠しカバーの上縁部が当接する。この段差平面12と上壁部2の下面とはそれほど離れておらず、押釦式スイッチの突出量等を考慮して段差寸法を設定してある。 【0012】次に15は複数個の発光ダイオード16を環状的に備えた発光ダイオード16用取付け板である。この取付け板15は、図4で示すように円形に形成され、中央部には電源収納部8用の矩形状嵌合窓17が形成されている。この矩形状嵌合窓17は基台1の前述した電源収納部8に丁度嵌合する。また取付け板15の矩形状嵌合窓17の四隅付近には、前述した固着具挿入用貫通孔5と符合する複数個(合計4個)の小孔18が形成されている。さらに、取付け板15の裏面には、短片形状の支持脚19が複数個形成されている。 【0013】ところで、コードを介して電気的に接続する複数個の発光ダイオード16は、取付け板15の上面に所要間隔を有して環状或いは放射状に配設されている。発光ダイオード16の向きは、本実施例では外向きである。これらの発光ダイオード16は、携帯用合図灯で既に用いられている周知の技術である。したがって、本実施例でも電源収納部8に収納された電源(電池)7に基づいて発光ダイオード16を点滅させる点滅駆動回路等を備えた小型のプリント基盤20、この小型プリント基盤20にコードを介して電気的に接続する押釦式スイッチ21が設けられている。そして、前記押釦式スイッチ21は、図3で示すように基台1の押釦式スイッチ用孔6に適宜に装着される。 【0014】次に25は基台1の上壁部2に固定的に設けられ、かつ、発光ダイオード16から発光された光L1を,図5で示すように横(斜め)方向へ拡散L2させる拡散レンズ部材である。この拡散レンズ部材25は、半透明の合成樹脂材でキャップ状に形成されている。拡散レンズ部材25は、本実施例では無模様一色(透明或いは半透明)の天板部26と、この天板部26の周端縁部から下方にスカート状に拡開連設する光拡散用レンズ部27とから成る。 【0015】しかして、前記天板部26の上縁部は環状に切欠され、目隠し用キャップ29の短い裾部30が嵌合する嵌合溝31と成っている。また天板部26の内壁面には、発光ダイオード16用取付け板15の小孔18並びに基台1の固着具挿入用貫通孔5に対して指向するメネジ筒部32が複数本(合計4本)垂設されている。 【0016】一方、前記光拡散用レンズ部27の内周面には、図5で示すように断面鋸歯状の溝筋33が所定間隔に形成され、この溝筋33は、視覚上、光拡散用レンズ部27の外周面に「細かな縦方向の線」として現れる。これらの溝筋33は各々光L1の一部を主として横(水平)方向へと拡散する機能を発揮する(光横方向拡散機能)。前記レンズ部27の下縁部には、前述した基台1の嵌合凹所4に嵌合する環状の係合突起34が形成されている。 【0017】上記構成に於いて、まず、各部材を組み合わせる場合には、基台1の上壁部2に複数個の発光ダイオード16を備えた取付け板15を載置する。この場合取付け板15の矩形状嵌合窓17を基台1の電源収納部8に嵌め合せる。そうすると、取付け板15は電源収納部8を介して支持固定され、「ガタガタ」しない。なお、この場合押釦式スイッチ21を基台1の押釦式スイッチ用孔6内に固定する。また、取付け板15の各小孔18を基台1の固着具挿入用貫通孔5に合せるようにする。 【0018】次に、基台1の環状嵌合凹所4に、拡散レンズ部材25の環状係合突起34を嵌め合せる。この場合拡散レンズ部材25を周方向へ回し、その各メネジ筒部32を取付け板15の各小孔18に合せるようにする。 【0019】次に、固着具としてのボルト35を基台1の固着具挿入用貫通孔5から入れ、取付け板15の小孔18に通した上でメネジ筒部32に螺合する。これによって、基台1と取付け板15と拡散レンズ部材25とが一体的に成る。しかる後に目隠し用キャップ29の短い裾部30を拡散レンズ部材25の嵌合溝31に嵌め合せて固定する。目隠し用キャップ29は、例えば接着層を介して拡散レンズ部材25に固定される。 【0020】次に、本発明の合図灯Xを使用する場合には道路(地面も含まれる)にそのまま載置する。その際に、例えば左手に合図灯Xを持って右手の人差し指で押釦式スイッチ21を押すと、点滅駆動回路が「ONの状態」となり、各発光ダイオード16が同期的に赤色点滅する。 【0021】しかして、各発光ダイオード16から発光された光Lの一部は、拡散レンズ部材の溝筋33に当たると、横(斜め水平)方向へ屈曲して拡散L2する。したがって、車輌のドライバーの目には、合図灯Xの赤色点滅がどのような方向(全方向)からでも見える。 【0022】最後に、本発明の合図灯Xを使用しない場合(例えば運搬の際)には、図7で示すように各合図灯Xを重ね合せる。この実施例の場合には、一つの合図灯X(下方の合図灯)に他の合図灯X(上方の合図灯)をそのまま載せると、一つの合図灯Xの基台1段差面12が他の合図灯Xの目隠し用キャップ29に乗っかる格好になる。 【0023】 【実施例】本発明の実施例に於いて、基台1(1A)のスカート部3(3A)の下端面には、路面の凹凸や風の逃がしを考慮し、小さな支持突起36を複数個形成しても良い。また拡散レンズ部材25の天板部26そのものを目隠し状態にするのであれば、目隠し用キャップは必要ない。また拡散レンズ部材25の光拡散用レンズ部27の形状は、必ずしも周方向に環状に形成する必要はない。例えば光拡散用レンズ部(或いは個々のレンズ)27そのものが各発光ダイオード16に対向しているのであれば、環状の拡散レンズ部材25に円形或いは矩形状のレンズ装着用窓を所定間隔に複数個形成し、これらの窓に個々の光拡散用レンズをそれぞれ装着しても良い。要は外方向に指向している各発光ダイオード16に対向する光拡散用レンズ部(或いは個々のレンズ)27の内壁面に、「外観上細かな縦方向の線」として現れる溝筋33が形成されていれば良い。 【0024】次に本発明の他の実施例(第2実施例)を説明する。なお、第2実施例は前記第1実施例と基本的な構成が同一なので、同一の部分には同一或いは同様の符号を付し、重複する説明を省略する。 【0025】図8乃至図12に示す第2実施例の合図灯X1において、前記第1実施例と主に異なる点は、基台1Aのスカート部3Aに、少なくとも1つ以上の垂直周面40,41を環状に形成し、これらの垂直周面40に光反射性部材(光反射テープ,光反射性材料層)42を設けた点である。この第2実施例では、スカート部3Aの上端部に第1垂直周面40を形成し、またスカート部3Aの略中央部に第2垂直周面41を形成し、これら第1・第2垂直周面40,41に光反射テープ42をそれぞれ貼着してある。 【0026】また前記第1実施例と主に異なる点は、基台1Aのスカート部3Aの内壁面3bに形成した嵌合受け部の形状である。この第2実施例の嵌合受け部の形状は、前記内壁面3bから半径(内側)方向に突出した複数枚の嵌合受片10Aとなっており、各嵌合受片10Aの内端縁は、同一形態の合図灯X1を図12で示すように重ねた場合に於いて、互いにガタガタしないように少なくとも1つ以上の垂直縁10aと傾斜縁10bとを有する。 【0027】上記構成にあっては、光反射性部材42を設けたので、ドライバーに対する視認性が高まることは当然であるが、光反射性部材42が光反射テープである場合には、垂直周面40に容易に巻き付けることができる。また複数枚の嵌合受片10Aを設けたので、同一形態の合図灯X1をよりガタガタしない状態で重ねることができる。 【0028】 【発明の効果】以上の説明から明らかなように本発明にあっては、次に列挙するような効果がある。 (1)車両用合図灯X(X1)は、路面に自由に載置することができる。この場合車両用合図灯の基台の上部には、外方向に指向する発光ダイオードに対向し、その内壁面に縦方向の溝筋が形成されたレンズ部を有する環状の拡散レンズ部材が一体的に設けられているので、発光ダイオードから発せられる光が水平方向に効率的に拡散する。したがって、ドライバーに対する視認性を高めることができる。 (2)基台は下方に拡開状態(末広がり)のスカート部3(3A)を有するので、合図灯を路面に安定的に載置することができると共に、同一形態の合図灯を互いに重ねることができる。特に、スカート部3(3A)の内壁面に嵌合受け部10或いは突片状の嵌合受片10Aが形成されている実施例の場合には、重なり合った合図灯は「ガタガタ」しない。 (3)各部材を合理的かつ容易に組合わせることができる。
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| 【出願人】 |
【識別番号】594148357 【氏名又は名称】株式会社武田商店
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| 【出願日】 |
平成11年9月3日(1999.9.3) |
| 【代理人】 |
【識別番号】100080838 【弁理士】 【氏名又は名称】三浦 光康
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| 【公開番号】 |
特開2001−76506(P2001−76506A) |
| 【公開日】 |
平成13年3月23日(2001.3.23) |
| 【出願番号】 |
特願平11−249623 |
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