| 【発明の名称】 |
面状発光体、線状発光体及び板状構造体 |
| 【発明者】 |
【氏名】玉置 智
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| 【要約】 |
【課題】安価、省電力で、一様で明るい照度を持ち、且つちらつきのない面状発光体を提供する。
【解決手段】複数のLED211,・・・・・,221,・・・・・,231,・・・・・,236と、この複数のLEDを収納する複数の収納型光学媒体111,・・・・・,121,・・・・・,131,・・・・・,136と、複数の収納型光学媒体から出射された光を反射する主反射板12と、主反射板と一定の角度をなして配置され、主反射板で反射した光を透過する半透明板11とを有する面状発光体である。更に第1の側面反射板13及び第2の側面反射板が設けられている。複数のLEDは、後板15により互いに固定されている。主反射板12、半透明板11、第1及び第2の側面反射板及び後板15により3角柱状の空洞が形成されている。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】 複数の発光ダイオードと、前記発光ダイオードを収納する凹部と前記発光ダイオードの光を一定の指向性で出射する凸部とを有した複数の収納型光学媒体と、前記複数の収納型光学媒体からの光を反射する平面鏡からなる主反射板とを少なくとも有することを特徴とする面状発光体。 【請求項2】 複数の凹部とこの凹部に対向した複数の凸部を有する一体型光学媒体と、前記複数の凹部に収納された複数の発光ダイオードと、前記複数の凸部からの光を反射する平面鏡からなる主反射板とを少なくとも有することを特徴とする面状発光体。 【請求項3】 発光面となる第1の主平面と、前記第1の主平面と鋭角をなす第2の主平面と、前記第1の主平面と直交する第3の主平面と、前記第3の主平面に設けられた複数の凹部とを有する光学媒体と、前記複数の凹部に収納された複数の発光ダイオードと、前記第2の主平面に接して設けられた反射膜とを少なくとも有することを特徴とする面状発光体。 【請求項4】 前記第1の主平面に凹部若しくは凸部を更に設け、所定の情報を表示することを特徴とする請求項3記載の面状発光体。 【請求項5】 帯状の平面鏡からなる主反射板と、凹部とこの凹部に対向した凸部とを有し、前記主反射板の一端近傍に、前記主反射板に対して所定の入射角で光を入射するように配置された収納型光学媒体と、前記凹部に収納された発光ダイオードとを少なくとも有することを特徴とする線状発光体。 【請求項6】 底板と、前記底板の上の中間支持板と、前記中間支持板の中央部近傍に点状発光部を配置するために、前記中間支持板の少なくとも一部に設けられた光路と、前記光路に光を入射する発光ダイオードとからなる板状構造体であって、前記光路は、一端を前記中間支持板の周辺部近傍に、他端を前記中間支持板の中央部近傍に有する導光部と、前記導光部の前記一端に設けられた前記発光ダイオードを収納する凹部と、前記導光部の前記他端に設けられた反射膜と、前記反射膜近傍に設けられたレンズ部からなる点状発光部とを少なくとも有することを特徴とする板状構造体。
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【発明の詳細な説明】【0001】 【発明の属する技術分野】本発明は、液晶表示装置や広告パネルなどのバックライト、X線フィルムを観察する際の透光装置、図面を写図するときのトレースボード等に好適な面状発光体、時計や計器の指針に好適な線状発光体、更には透明な物体の底部から光を照射するのに好適な点状発光部を有する板状構造体に関する。特に発光ダイオード(以下において「LED」という。)を内蔵した面状発光体、線状発光体及び板状構造体に関するものである。 【0002】 【従来の技術】従来面状発光体としては、蛍光体に高電界を加えて発光させるエレクトロルミネセンス(EL)パネルが知られている。ELパネルは、輝度が十分でなく、蛍光体層、絶縁層、電極層等の多数の薄膜層を積層する工程が必要で、コストが高い。 【0003】一方、高輝度の面状発光体としては、蛍光放電管(蛍光灯)を用いたものが知られている。この蛍光灯は落下による破損や特性劣化の問題がある。また、管内に水銀を用いているので、産業廃棄物としての処理上に難点を有する。更に、冬季寒冷地等の低温度環境下で使用する場合、水銀蒸気圧が低下して発光効率が低くなり、充分な輝度を得ることができなくなる。更に、長時間動作に対する安定性や信頼性が不十分である。また、最も重要な問題は消費電力が大きいことである。携帯用パーソナルコンピュータを例にすれば、マイクロプロッセッサやメモリで消費される電力よりも液晶表示部の消費電力が圧倒的に大きい。このため、蛍光灯をバックライトとして用いた場合は、長時間にわたり電池で携帯テレビや携帯用パーソナルコンピュータを動作させるのは困難である。 【0004】また、X線フィルムやCTスキャンの撮影フィルム等を観察するための透光装置においては、中間色(ハーフトーン)等の細かな階調(濃淡)の変化を観察することが要求されている。しかしながら、蛍光灯は、電源の周波数に対応したパルス的な発光であるので、そのちらつきの存在等により、細かな階調の変化を観察するのは困難である。また、ちらつきの存在のため目の疲労、あるいは、目の疲労からくる人体への影響などの問題もある。 【0005】LEDは電気エネルギーを直接光エネルギーに変換するため、ハロゲンランプ等の白熱球や蛍光灯に比し、高効率で、しかも発光に際して発熱を伴わない特徴を有する。白熱球においては、電気エネルギーを一旦熱エネルギーに変換し、その発熱に伴う輻射を利用しているためその変換効率は原理的に1%を越えることはない。蛍光灯においては電気エネルギーは、放電エネルギーに変換されており、同様に、その変換効率は低い。一方、LEDにおいては、変換効率が20%以上程度が可能で、白熱球や蛍光灯に比し約100倍以上の変換効率が容易に達成出来る。更に、LEDは半永久的とも考え得る長寿命で、かつ蛍光灯の光のようにちらつきの問題もないので、目や人体に悪影響を及ぼさない特徴を有する。 【0006】かかる優れた特徴をLEDは有するものの、LEDの応用は各種機器のコントロールパネルの表示ランプや、電光掲示板等の表示装置等の極く限られた範囲に限定されており、LEDが面状発光体やこれを用いた照明装置に使用された例は少ない。これはLEDの輝度は極めて高いにもかかわらず、LED1個の光の出射面積が1mm2程度の小さな面積であるため、照明器具としての十分な光束が得られないことに起因している。 【0007】 【発明が解決しようとする課題】単純には、LEDを多数マトリクス状に配列した面状発光体を構成すれば、一定の照度は得られるであろう。しかし、現在のところLEDの主材料は、高価な化合物半導体が用いられており、なおかつ、エピタキシャル成長や不純物拡散等の高度の製造技術が要求されるため、LEDの製造単価(コスト)の低減には一定の限界がある。更に、青色LEDの材料である窒化ガリウム(GaN)のエピタキシャル成長の基板には、高価なサファイア基板が用いられている等各半導体材料特有の事情もある。 【0008】従って、所望の照度の面状発光体を得るために、LEDを多数配列する方法は、製品の単価があまりにも高価になりすぎ、現実的ではない。また、LEDの材料である化合物半導体のエピタキシャル成長用基板としては、大口径ウェハは現状では入手出来ない。更に、エピタキシャル成長の均一性等の製造技術上の問題もあり、基本的に大面積の発光領域を有したLEDを製造するのは困難である。 【0009】本発明は上記課題を解決するためになされたものである。従って、本発明の目的は、LEDの個数を多数必要とすることなく、広い面積を有した被照明対象に対し、一様で且つ高い照度を実現することが可能な面状発光体を提供することである。同時に、ちらつきがなく、長期動作における信頼性と安定性が高い面状発光体を提供することである。 【0010】本発明の他の目的は、上記目的に加え、更に大面積の面状発光体の組立が容易で、生産性も高い面状発光体を提供することである。また、基本構成が簡単で、長期動作における信頼性と安定性も高い面状発光体を提供することである。 【0011】本発明の更に他の目的は、比較的小型な面状発光体に対しても、より少ない個数のLEDで構成出来る面状発光体を提供することである。 【0012】本発明の更に他の目的は、1個のLEDで比較的長い線状発光体を構成することである。 【0013】本発明の更に他の目的は、1個のLEDで比較的輝度の高い点状発光部を有する板状構造体を提供することである。 【0014】 【課題を解決するための手段】本発明の第1の特徴は、複数のLEDと、LEDを収納する凹部とLEDの光を一定の指向性で出射する凸部とを有した複数の収納型光学媒体と、複数の収納型光学媒体からの光を反射する平面鏡からなる主反射板とを少なくとも有する面状発光体であることである。 【0015】本発明の第1の特徴に係る面状発光体によれば、収納型光学媒体と、収納型光学媒体からの光を反射する平面鏡からなる主反射板を用いているので、LEDの個数を多数必要とすることなく、広い面積に渡り均一で且つ高い照度を得ることが可能である。例えば、胸部X線写真等の大面積の被照明対象の均一な照明を、収納型光学媒体を使わない場合に比して1/4乃至1/10程度以下の個数のLEDを用いて実現出来る。使用しているLEDの個数を考慮すれば、これは従来の技術常識では予測できない照度である。これは本発明の収納型光学媒体の卓越した集光能力に起因している。LEDには内部量子効率と外部量子効率があるが、通常外部量子効率は内部量子効率よりも低い。LEDを本発明の収納型光学媒体の凹部に収納することにより、内部量子効率とほぼ等しい効率で、潜在的なLEDの光エネルギーを有効に取り出すことが可能となる。また、本発明の収納型光学媒体によれば、LEDそれ自身には何ら手を加えることなく、容易に、所定の指向性とビームの均一性を有した光を出力できる。そして、均一なビームが平面鏡からなる主反射板で反射されるので、大面積に対し、一様性の高い照明が可能となる。 【0016】また、本発明の第1の特徴に係る面状発光体による照明は、ちらつきのない照明であるので、X線フィルムの中間色(ハーフトーン)等の細かな階調の変化を簡単に観察することが出来る。また、ちらつきの存在のため目の疲労、あるいは、目の疲労からくる人体への影響などの心配もない。このため、X線フィルムの観察を集中して長時間実行することも可能である。 【0017】更に、LEDは本来電力消費量が少ないが、本発明の第1の特徴に係る面状発光体では、LEDの個数が少なくて良いので、更に省電力である。また、LEDは、発光に際して、顕著な発熱作用を伴わない光源であるので、光学媒体に熱的影響を与えることがないので長時間動作に於ける安定性や信頼性が高い。 【0018】収納型光学媒体の光学材料としては、アクリル樹脂等の透明樹脂、石英ガラス、ソーダ石灰ガラス、ホウケイ酸ガラス、鉛ガラス等の種々のガラス材料、透明プラスチック材料等が使用可能である。あるいは、酸化亜鉛(ZnO)、硫化亜鉛(ZnS)、炭化珪素(SiC)等の結晶性材料を用いてもかまわない。更に、この収納型光学媒体は蛍光材を含んだものや有色材料でもかまわない。 【0019】本発明の第1の特徴に係る面状発光体において、主反射板と一定の角度をなして配置され、主反射板で反射した光を透過する半透明板若しくは透明板を更に具備してもかまわない。例えば、この半透明板としては、乳半板あるいは透明板の表面を粗面加工したもの、透明成形材料に他の光散乱粒子を混練し成形した樹脂板等が使用可能である。半透明板としては、収納型光学媒体の光学材料と同様な光学材料が使用可能で、蛍光材を含んだものや有色材料でもかまわない。 【0020】また、収納型光学媒体の光軸は必ずしも半透明板若しくは透明板と平行方向である必要はない。更に、複数の収納型光学媒体の光軸がすべて平行である必要はない。 【0021】本発明の第2の特徴は、複数の凹部とこの凹部に対向した複数の凸部を有する一体型光学媒体と、複数の凹部に収納された複数のLEDと、複数の凸部からの光を反射する平面鏡からなる主反射板とを少なくとも有する面状発光体であることである。ここで、「複数の凹部とこの凹部に対向した複数の凸部」とは、凹部の中心軸(光軸)と凸部の中心軸(光軸)とが一致するように、それぞれの凹部と凸部とが一対一に対応しているという意である。つまり、本発明の第2の特徴に係る一体型光学媒体は、本発明の第1の特徴に係る複数の収納型光学媒体をその側壁部で互いに融着した構造に等価である。 【0022】このため、第1の特徴に係る収納型光学媒体と同様に、この一体型光学媒体は、極めて優れた集光能力を発揮できる。つまり、LEDを本発明の一体型光学媒体の凹部に収納することにより、内部量子効率とほぼ等しい効率で、潜在的なLEDの光エネルギーを有効に取り出すことが可能となる。また、本発明の一体型光学媒体によれば、LEDそれ自身には何ら手を加えることなく、容易に、所定の指向性とビームの均一性を有した光を出力できる。 【0023】本発明の第2の特徴に係る面状発光体においては、一体型光学媒体を用意することにより、第1の特徴に比して更に大面積の面状発光体の組立が容易になる。また、多数の収納型光学媒体を個別に製造する場合に比し、生産性が向上する。更に、例えば、18個等ある所定の数のLEDが収納できる一体型光学媒体を用意しておけば、この一体型光学媒体のそれぞれの凹部に収納される所定の数のLEDを直列接続し、商用の100Vの電源で駆動可能なLEDの集合体とすることが出来る利点もある。そして、この一体型光学媒体をユニットとして、複数のユニットを集合すれば、50cm×50cm乃至1m×1m程度、若しくはこれ以上の大面積の面状発光体を簡単に組み立てることが可能である。 【0024】LEDは本来電力消費量が少ないが、本発明の第2の特徴に係る面状発光体では、LEDの個数が少なくて良いので、更に省電力である。そして、発熱作用が少ないLEDを用いているので、その発熱作用によって、一体型光学媒体に熱的影響を与えることがなく、冷却装置の必要もない。従って、面状発光体の基本構成が簡単になり、長期動作における信頼性と安定性も高い。 【0025】本発明の第2の特徴に係る面状発光体において、主反射板と一定の角度をなして配置され、主反射板で反射した光を透過する半透明板若しくは透明板を更に具備してもかまわないことは、本発明の第1の特徴に係る面状発光体と同様である。また、一体型光学媒体の光軸は必ずしも半透明板若しくは透明板と平行方向である必要はない。また、一体型光学媒体や半透明板等は、蛍光材を含んだものや有色材料でもかまわないことも本発明の第1の特徴に係る面状発光体と同様である。 【0026】本発明の第3の特徴は、発光面となる第1の主平面と、第1の主平面と鋭角をなす第2の主平面と、第1の主平面と直交する第3の主平面と、第3の主平面に設けられた複数の凹部とを有する光学媒体と、複数の凹部に収納された複数のLEDと、第2の主平面に接して設けられた反射膜とを少なくとも有する面状発光体であることである。 【0027】本発明の第3の特徴に係る面状発光体は、第1及び第2の特徴に係る面状発光体の空洞部を固体の光学材料で埋め込んだ構造と解釈することも可能である。従って、原理的には、第1及び第2の特徴に係る光学媒体と同様に、第3の主平面に複数の凹部を有する光学媒体は、極めて優れた集光能力を発揮できる。したがって、より少ない個数のLEDで面状発光体を構成出来る。 【0028】本発明の第1及び第2の特徴に係る面状発光体は、大面積の被照明対象を均一に照明する場合に好適であるが、本発明の第3の特徴に係る面状発光体は比較的小型な面状発光体に好適な構造を提供する。特に、小型・薄型の面状発光体を構成したい場合は、光学媒体の第3の主平面に設ける複数の凹部の数、及びその位置を選択すればよい。また、光学媒体の光学材料としては、アクリル樹脂等の透明樹脂、石英ガラス、ソーダ石灰ガラス、ホウケイ酸ガラス、鉛ガラス等の種々のガラス材料、透明プラスチック材料等が使用可能である。あるいは、ZnO、ZnS、SiC等の結晶性材料が使用可能である。 【0029】本発明の第3の特徴において、光学媒体の第1の主平面に凹部若しくは凸部を更に設け、所定の情報を表示することが可能である。 【0030】本発明の第4の特徴は、帯状の平面鏡からなる主反射板と、凹部とこの凹部に対向した凸部とを有し、主反射板の一端近傍に、主反射板に対して所定の入射角で光を入射するように配置された収納型光学媒体と、この凹部に収納されたLEDとを少なくとも有する線状発光体であることである。帯状の平面鏡は均一幅の帯である必要はなく、先端部に行くに従い細くなる形状や中央部が広く膨らんだ帯状形状でもかまわない。 【0031】本発明の第4の特徴に係る線状発光体は、第1の特徴に係る面状発光体を細くした構造と解釈することも可能である。従って、原理的には、第1の特徴で説明した収納型光学媒体を用いているので、極めて優れた集光能力を発揮できる。したがって、1個のLEDで比較的大きな線状発光体を構成出来る。このため、本発明の第4の特徴に係る線状発光体を屋外用の大型時計や大型計器の指針として用いれば、夜間等において遠方からでも、容易に確認出来る。勿論、腕時計等の小型時計や小型計器の指針に使用可能である。 【0032】本発明の第4の特徴に係る線状発光体において、主反射板と一定の角度をなし、主反射板の一端で接続する帯状の半透明板若しくは透明板を更に具備しても良いことは、本発明の第1及び第2の特徴に係る面状発光体と同様である。帯状の半透明板若しくは透明板は均一幅の帯である必要はなく、先端部に行くに従い細くなる形状や中央部が広く膨らんだ帯状形状でもかまわない。また、収納型光学媒体の光軸は必ずしも半透明板若しくは透明板と平行方向である必要はない。 【0033】本発明の第5の特徴は、底板と、底板の上の中間支持板と、中間支持板の中央部近傍に点状発光部を配置するために、中間支持板の少なくとも一部に設けられた光路と、光路に光を入射するLEDとからなる板状構造体に関する。即ち、本発明の第5の特徴に係る板状構造体の光路は、一端を中間支持板の周辺部近傍に、他端を中間支持板の中央部近傍に有する導光部と、導光部の一端に設けられたLEDを収納する凹部と、導光部の他端に設けられた反射膜と、反射膜近傍に設けられたレンズ部からなる点状発光部とを少なくとも有する。 【0034】本発明の第5の特徴に係る点状発光部を有する板状構造体の光路は、本発明の第3の特徴に係る面状発光体の光学媒体と類似な構造を基礎としている。このため原理的には、第3の特徴と同様な、LEDの出力光に対する極めて優れた集光能力を発揮し、1個のLEDで比較的輝度の高い点状発光を実現できる。 【0035】例えば、コップの敷き皿(コースター)を本発明の第5の特徴に係る板状構造体で構成すれば、点状発光部の上部に配置されたコップやコップの内部の液体や氷が照明され、美観を楽しむことが可能である。 【0036】 【発明の実施の形態】次に、図面を参照して、本発明の第1乃至第9の実施の形態を説明する。以下の図面の記載において、同一又は類似の部分には同一又は類似の符号を付している。ただし、図面は模式的なものであり、厚みと平面寸法との関係、各層の厚みの比率等は現実のものとは異なることに留意すべきである。したがって、具体的な厚みや寸法は以下の説明を参酌して判断すべきものである。また図面相互間においても互いの寸法の関係や比率が異なる部分が含まれていることはもちろんである。 【0037】(第1の実施の形態)図1に示すように、本発明の第1の実施の形態に係る面状発光体は、所定の波長の光を発する複数のLED211,212,213,・・・・・,216,221,・・・・・,226,231,・・・・・,236と、LEDの主発光部を収納し、LEDの光を一定の指向性で出射する複数の収納型光学媒体111,112,113,・・・・・,116,121,・・・・・,126,131,・・・・・,136と、複数の収納型光学媒体からの光を反射する平面鏡からなる主反射板12と、主反射板と一定の角度をなして配置され、主反射板で反射した光を透過する半透明板11とを少なくとも有する。そして、本発明の第1の実施の形態に係る面状発光体は、更に主反射板12と半透明板11との間に側面反射板(第1の側面反射板)13が設けられている。図示を省略しているが、側面反射板13に対向してもう一枚別の側面反射板(第2の側面反射板)が設けられている。複数のLED211,212,213,・・・・・,216,221,・・・・・,226,231,・・・・・,236は、後板15により互いに固定されている。主反射板12、半透明板11、側面反射板(第1の側面反射板)13、別の側面反射板(第2の側面反射板)及び後板15により3角柱状の空洞が形成されている。図示を省略しているが、複数のLED211,212,213,・・・・・,216,221,・・・・・,226,231,・・・・・,236は、LEDソケットに接続され、所定の電圧が印加される。図1においては、3×6=18個のLEDが配列されているので、これらをすべて直列接続すれば商用の100V電源で駆動することも可能である。 【0038】図2に示すように、本発明の第1の実施の形態に係る収納型光学媒体116は、LED216の主発光部をほぼ完全に覆うように構成されている。他の複数のLED211,212,213,・・・・・,215,221,・・・・・,226,231,・・・・・,236についても同様である。LED216の主発光部を収納するための収納型光学媒体116に設けられた凹部は、第1の湾曲面からなる底部を有している。更に、収納型光学媒体116は、第1の湾曲面に対向して配置され、光を出射する第2の湾曲面からなる頂部を有する。LED216は、第1のピン21に一体的に接続された基台の上に配置されたLEDチップ24と、このLEDチップ24を被覆する樹脂モールド23と、第1のピン21と対をなす第2のピン22とから少なくとも構成された樹脂モールドされたLEDである。この樹脂モールドされたLED216の主発光部の頂部は、図2に示すように、凸形状の湾曲面を有している。このように樹脂モールド23の頂部近傍が凸形状の湾曲面をなす事により、LEDチップ216からの光は、所定の発散角で出力する。凸形状の湾曲面部を除けば、樹脂モールドされたLED216は、例えば、直径(外径)2〜3mmφの円柱形状である。収納型光学媒体116の凹部の側壁部は、樹脂モールドされたLED216の主発光部を収納できるように、直径(内径)2.5〜4mmφの円筒形状となっている。図示を省略しているが、LED216と収納型光学媒体116とを固定するために、LED216と収納型光学媒体116の凹部との間には、厚さ0.25〜0.5mm程度のスペーサが挿入されている。このスペーサは、LED216の主発光部を除く位置に配置すればよい。収納型光学媒体116は、凸形状の第2の湾曲面からなる出射面を有する頂部を除けば、ほぼLED216と同様な円柱形状である。この収納型光学媒体116の円柱形状部分の直径(外径)は、10〜30mmφである。収納型光学媒体116の直径(外径)は、使用目的に応じて選択できる。従って、10mmφ以下でも、30mmφ以上でもかまわない。 【0039】本発明の第1の実施の形態に係るLED216は、第1の屈折率n1を有したエポキシ樹脂等の透明材料でモールドされている。そして、収納型光学媒体116は、第1の屈折率n1とは異なる第2の屈折率n0を有する空気を介してLED216を収納している。空気以外の流体若しくは流動体を介してLED216を凹部に収納しても良い。LED216から発せられる光の波長に対して透明な気体若しくは液体であれば、種々の「流体」が使用可能である。凹部のLED216と収納型光学媒体116との間に、スペーサオイル等の使用も可能である。また、「流動体」としての種々のゾル状、コロイド状若しくはゲル状の透明物質が使用できる。また、収納型光学媒体116は、第2の屈折率n0とは異なる第3の屈折率n2を有するようにすればよい。第1の屈折率n1、第2の屈折率n0、及び第3の屈折率n2を、それぞれ最適な値に選定することにより、LEDチップ24からの光に一定の指向性を持たせることが可能である。また、収納型光学媒体116の光伝送部の有する第3の屈折率n2を次第に大きく、若しくは、次第に小さくするようにして光路設計をしても良い。 【0040】一般のLEDにおいては、樹脂モールド23の凸形状の湾曲面以外の所から出る光は、いわゆる迷光成分となり、照明には寄与しない。しかし、本発明の第1の実施の形態においては、樹脂モールドされたLED216が収納型光学媒体116の凹部にほぼ完全に閉じこめられているので、これらの迷光成分が有効に照明に寄与出来るようになる。即ち、第1の湾曲面からなる入射面(底部)以外の凹部の内壁部も、有効な光の入射部として機能しうるのである。また、LED216と収納型光学媒体116の凹部との間にはそれぞれの界面で反射した光の成分が多重反射し、迷光成分となっている。従来公知のレンズ等の光学系では、これらの迷光成分は、照明に寄与できるように取り出すことは出来ない。しかし、これらの迷光成分も、本発明の第1の実施の形態においては、凹部の内部に閉じこめられているので、最終的には、照明に寄与できる成分となりうる。この結果、樹脂モールド23の形状等の光の取り出し効率や、光学系相互の反射成分等に依存せず、ほぼ、内部量子効率とほぼ等しい効率で、潜在的なLEDチップ24の光エネルギーを有効に取り出すことが可能となる。このようにして、本発明の第1の実施の形態に係る収納型光学媒体によれば、LED211,・・・・・,216,221,・・・・・,226,231,・・・・・,236の数を多数必要とすることなく、照明に寄与する光ビームとして所望の照射面積の光束を確保し、且つ所望の照度を簡単に得ることが出来る。この照度は従来公知のレンズ等の光学系では達成不可能な照度である。驚くことに、現在市販されているハロゲンランプを用いた細身の懐中電灯と同程度の照度がたった一個のLEDで実現できたのである。このように、本発明の第1の実施の形態に係る収納型光学媒体によれば、従来の技術常識では全く予測できない照度を、図1に示すような簡単な構造で、実現出来る。 【0041】なお、収納型光学媒体の凹部及び凸部を構成する湾曲面のいずれか一方は、曲率半径無限大、若しくは無限大に近い平坦な面を含みうることに留意すべきである。凹部や発光部となる頂部の湾曲面のいずれか一方が、無限大ではない所定の(有限の)曲率半径を有していれば、光の収束、発散が制御可能であるからである。また、樹脂モールドされたLEDの所定の発散角は0°、即ち平行光線をも含み得るということに留意すべきである。また、発散角が90°であっても、収納型光学媒体の凹部がLEDの主発光部をほぼ完全に光学的に覆っているため、有効にその光を集光することが可能である。これは、従来のレンズ等の光学系では不可能な作用である。 【0042】なお、本発明の第1の実施の形態に係る収納型光学媒体に用いる樹脂モールドされたLED216としては、種々の色(波長)のLEDが使用可能である。但し、X線フィルムやCTスキャンの撮影フィルム等を観察するための透過照明の目的には、白色LEDが人間の目には自然であるので好ましい。白色LEDは種々の構造のものが使用できる。例えば、赤(R)、緑(G)及び青(B)の3枚のLEDチップを縦に積層して構成しても良い。この場合、樹脂モールド23から、それぞれの色のLEDチップに対応し、合計6本のピンが導出されても良く、樹脂モールド23の内部配線として、6本のピンを2本にまとめ、外部ピンとしては2本設けられた構造としてもかまわない。また、一方の電極(接地電極若しくは電源電圧側)を共通とすれば、外部ピンは4本でよい。 【0043】主反射板12、第1及び第2の側面反射板は、アルミニウム(Al)、真鍮、ステンレス等の金属の表面を研磨したものでも、更に、これらの表面にニッケル(Ni)鍍金や金(Au)鍍金を施したものでも良い。或いは、樹脂基板の表面にAl箔等の反射率の高い金属薄膜や高反射性ポリエステル白色フィルム等を接着した構造でもかまわない。半透明板11としては、高屈折率の白色微粉体例えばTiO2,CaCO3,BaSO4を樹脂等に分散させた樹脂板状体などの乳半板を用いればよい(より具体的にはメタクリル樹脂乳半板等を用いればよい。)。また半透明板11は、乳半板あるいは透明板の表面を粗面加工したもの、透明成形材料に他の光散乱粒子を混練し成形した樹脂板であってもよい。あるいは、片面あるいは両面に艶消しなどの粗面加工が施された樹脂フィルムを表面に貼りつけて半透明板11を構成しても良い。更に、半透明板11はLEDの発光色に応じて、有色若しくは透明材料を採用可能である。 【0044】本発明の第1の実施の形態に係る面状発光体に用いる収納型光学媒体116としては、アクリル樹脂等の透明樹脂、石英ガラス、ソーダ石灰ガラス、ホウケイ酸ガラス、鉛ガラス等の種々のガラス材料、透明プラスチック材料等が使用可能で、有色の樹脂や蛍光材料を含んだ樹脂でもかまわない。あるいは、ZnO、ZnS、SiC等の結晶性材料を用いてもかまわない。この内、アクリル樹脂等の透明樹脂や透明プラスチック材料等は、収納型光学媒体116を大量生産するのに好適な材料である。即ち、一度金型を作り、この金型により成形加工すれば収納型光学媒体116が簡単に大量生産できる。 【0045】本発明の第1の実施の形態に係る面状発光体によれば、LEDの数を多数必要とすることなく、広い面積に渡り均一且つ所望の照度を得ることが可能である。また電力消費量が少ないことに加え、ちらつきのない照明であるので、X線フィルムの中間色等の細かな階調の変化を簡単に観察することが出来る。また、ちらつきの存在のため目の疲労、あるいは、目の疲労からくる人体への影響などの心配も不要である。 【0046】なお、図1においては、複数の収納型光学媒体111,・・・・・,116,121,・・・・・,126,131,・・・・・,136は、3×6マトリクス状に配置されているが、このようなマトリクス状配置に限定する必要はない。例えば、1層目の複数の収納型光学媒体131,・・・・・,136と2層目の複数の収納型光学媒体121,・・・・・,126とが互いに1/2ピッチずれ、2層目の複数の収納型光学媒体121,・・・・・,126と3層目の複数の収納型光学媒体111,・・・・・,116とが同様に互いに1/2ピッチずれた最稠密配置でも良いことは勿論である。 【0047】(第2の実施の形態)図3(a)に示すように、本発明の第2の実施の形態に係る面状発光体は、複数の凹部とこの凹部に対向した複数の凸部を有する一体型光学媒体31と、複数の凹部に収納された所定の波長の光を発する複数のLED211,212,213,・・・・・,216,221,・・・・・,226,231,・・・・・,236と、複数の凸部からの光を反射する平面鏡からなる主反射板12(但し図3(a)の鳥瞰図においては裏面側になるので主反射板は明示されていない。)と、主反射板12と一定の角度をなして配置され、主反射板12で反射した光を透過する半透明板11とを少なくとも有する。そして、本発明の第2の実施の形態に係る面状発光体は、更に主反射板12と半透明板11との間に側面反射板(第1の側面反射板)13が設けられている。図3(a)の鳥瞰図において裏面側になるので図示を省略しているが、側面反射板13に対向してもう一枚別の側面反射板(第2の側面反射板)が設けられている。一体型光学媒体31は、後板15によりに固定されている。主反射板12、半透明板11、側面反射板(第1の側面反射板)13、別の側面反射板(第2の側面反射板)及び後板15により3角柱状の空洞が形成されているのは第1の実施の形態と同様である。また、図示を省略しているが、複数のLED211,212,213,・・・・・,216,221,・・・・・,226,231,・・・・・,236は、LEDソケットに接続され、所定の電圧が印加される。他は、第1の実施の形態での記載と重複するので、その説明を省略する。 【0048】このように、一体型光学媒体31を用意することにより、面状発光体の組立が容易になる。従って、第1の実施の形態において、多数の収納型光学媒体を個別に製造する場合に比し、生産性が向上する。そして、この一体型光学媒体31のそれぞれの凹部に3×6=18個のLEDを挿入し、この18個のLEDを直列接続すれば商用の100Vの電源で駆動することも可能である。 【0049】本発明の第2の実施の形態に係る面状発光体によれば、省電力で、広い面積に渡り均一且つ所望の照度を簡単に得ることが可能である。また、ちらつきのない照明であるので、X線フィルムの中間色等の細かな階調の変化を簡単に観察することが出来る。また、ちらつきの存在のため目の疲労の心配も不要である。 【0050】図3(b)は本発明の第2の実施の形態の変形例に係る面状発光体を示す模式的な鳥瞰図である。図3(a)に示す一体型光学媒体31の外周面は複数の円柱面からなる波形形状であるが、図3(b)に示す一体型光学媒体32の外周面は平坦な面から構成されている点が異なる。他は、図3(a)に示すは本発明の第2の実施の形態に係る面状発光体と同様であるから、重複した説明を省略する。 【0051】図4は本発明の第2の実施の形態の他の変形例に係る面状発光体を示す模式的な鳥瞰図で、図3(b)に示す一体型光学媒体32をユニットとして、2つのユニットを集合して大面積の面状発光体を構成した例である。即ち、図4においては、第1の一体型光学媒体32aと第2の一体型光学媒体32bとが隣接して配置されている。そして、第1の一体型光学媒体32aの複数の凹部には18個のLED211a,212a,213a,・・・・・,216a,221a,・・・・・,226a,231a,・・・・・,236aが、第2の一体型光学媒体32bの複数の凹部には他の18個のLED211b,212b,213b,・・・・・,216b,221b,・・・・・,226b,231b,・・・・・,236bがそれぞれ収納されている。そして、図4に示す本発明の第2の実施の形態の他の変形例に係る面状発光体は、更に平面鏡からなる主反射板8と、主反射板8と一定の角度をなして配置され、主反射板8で反射した光を透過する半透明板16とを少なくとも有する。主反射板8及び半透明板16は、図3(b)に示す主反射板12及び半透明板11の2倍の面積である。 【0052】図5は本発明の第2の実施の形態の更に他の変形例に係る面状発光体を示す模式的な鳥瞰図で、図3(b)に示す一体型光学媒体32をユニットとして、4つのユニットを集合し、図4よりも更に大面積の面状発光体を構成した例である。即ち、図5においては、第1の一体型光学媒体32aと第2の一体型光学媒体32bとの隣接構造の下に、第3の一体型光学媒体32c及び第4の一体型光学媒体32dとの隣接構造が配置された積層構造が形成されている。そして、図5に示す面状発光体は、更に平面鏡からなる主反射板9と、主反射板9と一定の角度をなして配置され、主反射板9で反射した光を透過する半透明板18とを少なくとも有する。主反射板9及び半透明板18は、図3(b)に示す主反射板12及び半透明板11の4倍の面積にすることも可能である。また、角度を選べば4倍の面積にしなくても良い。 【0053】(第3の実施の形態)図6に示すように、本発明の第3の実施の形態に係る面状発光体は、所定の波長の光を発する複数のLED211,・・・・・と、LEDの主発光部を収納し、LEDの光を一定の指向性で出射する複数の収納型光学媒体311,312,313,321,322,331,332,333と、複数の収納型光学媒体からの光を反射する平面鏡からなる主反射板12と、主反射板と一定の角度をなして配置され、主反射板で反射した光を透過する半透明板11とを少なくとも有する。複数の収納型光学媒体311,312,313,321,322,323,331,332,333は、本発明の第1の実施の形態に係る面状発光体の収納型光学媒体とは異なり、横方向に拡がった扁平な構造である。複数の収納型光学媒体311,312,313と複数の収納型光学媒体321,322とは互いに1/2ピッチずれて積層されている。更に、複数の収納型光学媒体321,322と複数の収納型光学媒体331,332,333とは、同様に互いに1/2ピッチずれて積層されている(ただし、本発明の第1の実施の形態と同様な3×3マトリクス状に配置しても良いことは勿論である。)。そして、本発明の第3の実施の形態に係る面状発光体は、更に主反射板12と半透明板11との間に側面反射板(第1の側面反射板)13が設けられている。図示を省略しているが、側面反射板13に対向してもう一枚別の側面反射板(第2の側面反射板)が設けられている。複数のLED211・・・・・は、後板15により互いに固定されている。主反射板12、半透明板11、側面反射板(第1の側面反射板)13、別の側面反射板(第2の側面反射板及び)後板15により3角柱状の空洞が形成されている。図示を省略しているが、複数のLED211,・・・・・は、LEDソケットに接続され、所定の電圧が印加される。 【0054】図6(b)に示すように、本発明の第3の実施の形態に係る扁平な収納型光学媒体311は長軸W及び短軸Hを有している。そしてこの扁平な収納型光学媒体311は、LED211の主発光部をほぼ完全に覆うように構成されている。他の複数の扁平な収納型光学媒体312,313,321,322,323,331,332,333についても同様である。扁平な収納型光学媒体311の中心軸には、LED211の主発光部を収納するための凹部が設けられ、この凹部は、第1の湾曲面からなる底部と第1の湾曲面に対向して配置され、光を出射する第2の湾曲面からなる頂部を有する。LED211は、第1のピン21に一体的に接続された基台の上に配置されたLEDチップと、このLEDチップを被覆する樹脂モールドと、第1のピン21と対をなす第2のピン22とから少なくとも構成された樹脂モールドされたLEDである。この樹脂モールドされたLED211が扁平な収納型光学媒体311の凹部にほぼ完全に閉じこめられているので、これらの迷光成分が有効に照明に寄与出来るようになる。即ち、第1の湾曲面からなる入射面(底部)以外の凹部の内壁部も、有効な光の入射部として機能しうるのである。また、LED211と扁平な収納型光学媒体311の凹部との間にはそれぞれの界面で反射した光の成分が多重反射し、迷光成分となっている。これらの迷光成分も、本発明の第3の実施の形態においては、凹部の内部に閉じこめられているので、最終的には、照明に寄与できる成分となりうる。このようにして、本発明の第3の実施の形態に係る扁平な収納型光学媒体311によれば、樹脂モールドされたLED211の数を多数必要とすることなく、照明に寄与する光ビームとして所望の照射面積の光束を確保し、広い面積に渡り均一且つ所望の照度を簡単に得ることが出来る。また電力消費量が少ないことに加え、ちらつきのない照明であるので、X線フィルムの中間色等の細かな階調の変化を簡単に観察することが出来る。また、ちらつきの存在のため目の疲労などの心配も不要である。 【0055】他は、第1の実施の形態での記載と重複するので、その説明を省略する。 【0056】(第4の実施の形態)本発明の第1乃至第3の実施の形態においては、一方向に光が出射する片面型の面状発光体について説明した。互に反対方向となる二方向に光が出射する両面型の面状発光体は、単純には片面型の面状発光体を互いに背中合わせに貼り合わせせれば良い。 【0057】図7は、本発明の第4の実施の形態として、他の両面型の面状発光体を示す図である。即ち、図7においては、第1の一体型光学媒体33aと第2の一体型光学媒体33bとが平面鏡からなる主反射板43を介して、互いに対向配置されている。主反射板43は両面ミラーであり、第1の一体型光学媒体33aと第2の一体型光学媒体33bとの間に斜めに配置されている。そして、第1の一体型光学媒体33aには18個の凹部が設けられ、この18個の凹部には図示を省略した18個のLEDが挿入されている。同様に、第2の一体型光学媒体33bには18個の凹部が設けられ、この18個の凹部には他の18個のLED211b,212b,213b,・・・・・,216b,221b,・・・・・,226b,231b,・・・・・,236bがそれぞれ収納されている。そして、図7に示す本発明の第4の実施の形態に係る両面型の面状発光体は、更に主反射板43と一定の角度をなして配置され、主反射板43で反射した光を透過する第1の半透明板41と、この第1の半透明板41と平行方向で、且つ主反射板43に関して反対方向に配置された第2の半透明板42を少なくとも有する。図7において、主反射板43の表面で反射された光は上方に、主反射板43の裏面で反射された光は下方に出射する。他は、本発明の第2の実施の形態に係る面状発光体と同様であるから、重複した説明を省略する。 【0058】本発明の第4の実施の形態によれば、LEDの数を多数必要とすることなく、均一且つ所望の照度の両面型の面状発光体を簡単に提供できる。また、この両面型の面状発光体は、電力消費量が少なく、ちらつきもない両面照明ができる。 【0059】(第5の実施の形態)図8は、本発明の第5の実施の形態として、他の片面型の面状発光体を示す図である。即ち、図8においては、第1の一体型光学媒体34aと第2の一体型光学媒体34bとが、Λ型の主反射板を介して、互いに対向配置されている。Λ型の主反射板は、平面鏡からなる第1の主反射板51と第2の主反射板52とから構成されている。第1の主反射板51は、主に第1の一体型光学媒体34aからの光を反射する平面鏡であり、第2の主反射板52は、主に第2の一体型光学媒体34bからの光を反射する平面鏡である。そして、第1の一体型光学媒体34aには18個の凹部が設けられ、この18個の凹部には図示を省略した18個のLEDが挿入されている。同様に、第2の一体型光学媒体34bには18個の凹部が設けられ、この18個の凹部には他の18個のLED511b,・・・・・,516b,521b,・・・・・,526b,531b,・・・・・,536bがそれぞれ収納されている。そして、図8に示す本発明の第5の実施の形態に係る面状発光体は、更に第1の主反射板51と第2の主反射板52と一定の角度をなして配置され、第1の主反射板51と第2の主反射板52で反射した光を透過する半透明板53を有している。この半透明板53と平行方向で、且つ第1の主反射板51と第2の主反射板52に関して反対方向には、底板54が配置されている。図8に示すように、第1の主反射板51と第2の主反射板52との接続部、即ちΛ型の頂部は、一定の距離dをなして、半透明板53から離間している。半透明板53から一定の距離d離間させることにより、Λ型の頂部の陰が半透明板53の表面から観察されないように出来る。他は、本発明の第2の実施の形態に係る面状発光体と同様であるから、重複した説明を省略する。 【0060】本発明の第5の実施の形態に係る面状発光体によれば、LEDの数を多数必要とすることなく、長手方向に長い寸法を有した広い面積を均一に照明できる。また、その際の照度を充分高くすることが可能である。また電力消費量が少なく、ちらつきのない照明が可能である。 【0061】図9は、本発明の第5の実施の形態の変形例に係る面状発光体を示す模式的な鳥瞰図である。図9においては、中央部に平面鏡からなる第1の主反射板61、第2の主反射板62、第3の主反射板63及び第4の主反射板64とからなるピラミッド(四角錐)が配置され、この四角錐の4つの底辺に沿って、それぞれ12個の収納型光学媒体が3層積層された3×12=36個の収納型光学媒体の集合からなる壁が設けられている。即ち、第1の主反射板61を構成する2等辺三角形の底辺に沿って、収納型光学媒体622d,621d,620d,・・・・・,722d,・・・・,822dが積層され、第2の主反射板62を構成する2等辺三角形の底辺に沿って、収納型光学媒体611c,612c,613c,・・・・・,622c,711c,・・・・・,811c,・・・・が積層されている。更に、第3の主反射板63を構成する2等辺三角形の底辺に沿って、収納型光学媒体611b,・・・・・,622b,711b,・・・・・722b,,811b,・・・・,822bが積層され、第4の主反射板64を構成する2等辺三角形の底辺に沿って、収納型光学媒体611a,・・・・・,622a,711a,・・・・・,722a,811a,・・・・,822aが積層されている。収納型光学媒体611b,・・・・・,622b,711b,・・・・・722b,,811b,・・・・,822b及び収納型光学媒体611a,・・・・・,622a,711a,・・・・・,722a,811a,・・・・,822aの内部には、それぞれLED631b,・・・・・,642b,731b,・・・・・742b,831b,・・・・,842b及びLED631a,・・・・・,642a,731a,・・・・・,742a,831a,・・・・,842aが収納されている。図示を省略しているが、収納型光学媒体622d,621d,620d,・・・・・,722d,・・・・,822d及び収納型光学媒体611c,612c,613c,・・・・・,622c,711c,・・・・・,811c,・・・・についてもそれぞれLEDが収納されていることは勿論である。このようにして、四角錐の周りを、3×12×4=144個の収納型光学媒体の集合からなる壁が取り囲み、3×12×4=144個のLEDが配置されている。そして、図9に示すように、更に第1の主反射板61、第2の主反射板62、第3の主反射板63及び第4の主反射板64と一定の角度をなして配置され、第1の主反射板61、第2の主反射板62、第3の主反射板63及び第4の主反射板64で反射した光を透過する半透明板79を有している。この半透明板79と平行方向で、且つ第1の主反射板61、第2の主反射板62、第3の主反射板63及び第4の主反射板64に関して反対方向には、底板65が配置されている。図示を省略しているが、図8と同様に、四角錐の頂部は、一定の距離dをなして、半透明板79から離間している。半透明板79から一定の距離d離間させることにより、四角錐の頂部の陰が半透明板79の表面から観察されないように出来る。他は、本発明の第1の実施の形態に係る面状発光体と同様であるから、重複した説明を省略する。また、図8と同様に一体型光学媒体を用いて、四角錐の周り取り囲むような構成も可能である。 【0062】図9に示す本発明の第5の実施の形態の変形例に係る面状発光体によれば、比較的薄型で大面積の面状発光体が提供できる。このような大面積の面状発光体になればなるほど、LEDの個数の削減効果が顕著になる。即ち、本発明の第5の実施の形態の変形例に係る面状発光体では、収納型光学媒体を使わない場合に比して1/4乃至1/10程度以下の個数のLEDを用いるのみで良いので、数百個レベルのLEDの個数の削減が可能になり、面積当たりの単価が安くなる。 【0063】(第6の実施の形態)図10に示すように、本発明の第6の実施の形態に係る面状発光体は、発光面となる第1の主平面1と、第1の主平面1と鋭角をなす第2の主平面2と、第1の主平面1と直交する第3の主平面3と、第3の主平面3に設けられた複数の凹部とを有する光学媒体71と、複数の凹部に収納された複数のLED211,212,213,・・・・・,216,221,・・・・・,226,231,・・・・・,236と、第2の主平面に接して設けられた反射膜72とを少なくとも有する。本発明の第1の実施の形態に係る面状発光体は、図1に示すように、主反射板12、半透明板11、側面反射板(第1の側面反射板)13、別の側面反射板(第2の側面反射板)及び後板15により3角柱状の空洞が形成されているが、第6の実施の形態に係る面状発光体では、第1乃至第3の主平面から構成される3角柱の内部は固体材料で占められている。光学媒体71を構成する固体材料としては、アクリル樹脂等の透明樹脂、石英ガラス、ソーダ石灰ガラス、ホウケイ酸ガラス、鉛ガラス等の種々のガラス材料、透明プラスチック材料等が使用可能である。また、ZnO、ZnS、SiC等の結晶性材料も使用可能である。また、一定の場合は、光学媒体71の第1の主平面1を粗面加工したり、透明成形材料に他の光散乱粒子を混練し成形した樹脂板や、片面あるいは両面に艶消しなどの粗面加工が施された樹脂フィルムを光学媒体71の第1の主平面1に貼りつけても良い。 【0064】本発明の第6の実施の形態に係る面状発光体の反射膜72は、光学媒体71の表面にAlやAuを真空蒸着やスパッタリングで堆積して形成すればよい。或いは、誘電体多層膜やブラッグ反射膜等を形成してもかまわない。更に、光学媒体71の表面にAl箔等の反射率の高い金属薄膜や高反射性ポリエステル白色フィルム等を接着した構造でもかまわない。同様に、3角形の側面7(図10において、図面の陰の部分にもう一面対向する側面がある。この図面の陰の部分の対向する側面を含めることは勿論である。)にも、真空蒸着膜やAl箔等の反射率の高い金属薄膜等の反射膜を形成することが好ましい。なお、LED211,212,213,・・・・・,216,221,・・・・・,226,231,・・・・・,236は、図2に示すような樹脂モールドされたLEDである。 【0065】本発明の第1の実施の形態に係る面状発光体は比較的大面積な面状発光体に好適であるが、第6の実施の形態に係る面状発光体は比較的小型な面状発光体に好適である。図10では、3段重ねでLED211,212,213,・・・・・,216,221,・・・・・,226,231,・・・・・,236が配列されているがこれは一例に過ぎないことに留意すべきである。薄型の構造が必要ならば、1段のみの構成となるように凹部を設け、その凹部にLED211,212,213,・・・・・,216のみを用いても良い。 【0066】図11は本発明の第6の実施の形態の変形例に係る面状発光体を示す模式的な断面図であり、更に小型化を可能とする構造を示す。即ち、図11においては第3の主平面3に設けられた複数の凹部には、複数のLEDチップ716,717,718が収納されており、樹脂モールドされたLEDを用いる場合に比し更に小型化が可能である。青色や白色LEDに用いるGaN系の半導体材料は、サファイア基板上に成長する場合が一般的である。このような構造のLEDでは、光はほぼ360°の立体角全体に出射する。従って、チップ状態のLEDを第3の主平面3に設けられた複数の凹部に収納する場合は、図11に示すように背面鏡726,727,728を用いることが好ましい。そして、第3の主平面3に設けられた複数の凹部の内部及びLEDチップ716,717,718と背面鏡726,727,728の間はエポキシ系樹脂等の樹脂736,737,738を充填しておけばよい。他は、図10と同様であるから、重複した説明を省略する。特に、図11では、3段重ねでLEDチップ716,717,718を配列した構成を示しているがこれは一例に過ぎず、1段のみの構成にしても良いことに留意すべきである。 【0067】図12は本発明の第6の実施の形態の他の変形例に係る面状発光体を示す模式図であり、表示装置として用いる場合の例を示す。即ち、図12においては第1の主平面1の凹部73により、所望の情報を提供することが出来る。図12に示すように、断面V形状の凹部73を設けることにより、この凹部73の側面が他の第1の主平面1よりも明るくなるため、所望の情報を表示できる。他は、図10と同様である。 【0068】図13は本発明の第6の実施の形態の更に他の変形例に係る面状発光体を示す模式図であり、図12と同様に表示装置として用いる場合の例である。即ち、図13においては第1の主平面1には、凸部74が設けられ、この凸部74から選択的に出射する光により、所望の情報を表示するものである。他は、図10と同様である。 【0069】(第7の実施の形態)図14に示すように、本発明の第7の実施の形態に係る面状発光体は一体型光学媒体35と、平面鏡からなる主反射板76と、主反射板76で反射した光を透過する厚板状光学媒体75とを基本構成としている。厚板状光学媒体75は、主反射板76と一定の角度をなす第1の主表面4及び第2の主表面5と、この第1の主表面4及び第2の主表面5に直交する端面6を有している。更に、一体型光学媒体35は、複数の凹部とこの凹部に対向した複数の凸部を有する。一方、厚板状光学媒体75の第1の主表面4及び第2の主表面5は互いに平行で、端面6には、複数の凹部が設けられている。更に、本発明の第7の実施の形態に係る面状発光体においては、厚板状光学媒体75の複数の凹部には、複数のLED211,212,213,・・・・・,216が挿入され、一体型光学媒体35の複数の凹部には、複数のLED221,・・・・・,226,231,・・・・・,236が挿入されている。主反射板76、厚板状光学媒体75及び一体型光学媒体35により3角柱状の空洞が形成されている。この3角柱状の空洞は、更に第1の側面反射板77及び図示を省略した第2の側面反射板を設け、密閉空間とし、光が厚板状光学媒体75の第1の主表面4からのみ出力するように構成されている。 【0070】本発明の第7の実施の形態に係る面状発光体は、第2及び第6の実施の形態に係る面状発光体の折衷構造と考えることも可能である。図12及び図13と同様に表示装置として用いる場合には、第1の主平面4には、楔型の凸部74を設ければよい。即ち、第1の主平面4に断面V形状の凹部を設け、この断面V形状の凹部に楔型の凸部74を嵌合しておけばよい。そして、V形状の凹部と楔型の凸部74の境界部には微少反射部(マイクロミラー)78を設けることが好ましい。厚板状光学媒体75の複数の凹部に収納されたLED211,212,213,・・・・・,216からの出力光は、微少反射部78で反射し、更に凸部74から選択的に出射するので、凸部74のパターンにより所望の情報を提供することが可能である。 【0071】厚板状光学媒体75は、アクリル樹脂等の透明樹脂、石英ガラス、ソーダ石灰ガラス、ホウケイ酸ガラス、鉛ガラス等の種々のガラス材料、透明プラスチック材料等で構成すればよい。また、ZnO、ZnS、SiC等の結晶性材料も使用可能である。また、一定の場合は、厚板状光学媒体75の第1の主平面4を粗面加工したり、透明成形材料に他の光散乱粒子を混練し成形した樹脂板や、片面あるいは両面に艶消しなどの粗面加工が施された樹脂フィルムを厚板状光学媒体75の第1の主平面4に貼りつけても良い。LED221,・・・・・,226,231,・・・・・,236は、樹脂モールドされたLEDであることが好ましいが、LED211,212,213,・・・・・,216はチップ状態のLEDでもかまわない。チップ状態のLEDを採用するときは、図11に示すような背面鏡を用いることが好ましい。 【0072】(第8の実施の形態)図15に示すように、本発明の第8の実施の形態に係る線状発光体は、発光面となる平面を有する帯状の半透明板97と、半透明板97と一定の角度をなし、半透明板97の一端で接続する帯状の平面鏡からなる主反射板96と、凹部とこの凹部に対向した凸部とを有し、半透明板97の一端近傍に半透明板97と主反射板96に挟まれて配置された収納型光学媒体111と、収納型光学媒体111の凹部に収納されたLED211とを少なくとも有する。そして、本発明の第8の実施の形態に係る線状発光体は、更に主反射板96と半透明板97との間に側面反射板(第1の側面反射板)98と側面反射板98に対向した他の側面反射板(第2の側面反射板)99が設けられている。主反射板96、半透明板97、第1の側面反射板98、第2の側面反射板99とにより、断面矩形の長い筒状の空洞が形成されている。この長い筒状の空洞は、底面が先端部に向かうに従い上昇するように傾斜している。 【0073】なお、本発明の第8の実施の形態に係る線状発光体において、主反射板96を省略し、半透明板97、第1の側面反射板98、第2の側面反射板99とにより、断面が3角形の長い筒状の空洞を形成しても良い。この3角形は、半透明板97を底辺とする逆三角形であり、第1の側面反射板98および第2の側面反射板99が主反射板96と等価な機能を果たす。この断面が逆3角形の長い筒状の空洞は、底面が先端部に向かうに従い細くなる空洞である。 【0074】本発明の第8の実施の形態に係る線状発光体は、時計や計器の指針に好適な発光体であり、図15においてはこの指針としての線状発光体が、指針を回転駆動する支柱901に接続されている。支柱901には、図示を省略した電源配線が配設されており、LED211は、この電源配線を介して所定の電圧が印加される。 【0075】主反射板96、第1の側面反射板98、第2の側面反射板99は、Al、真鍮、ステンレス等の金属の薄板の表面を研磨したものでも、更に、これらの表面にNi鍍金やAu鍍金を施したものでも良い。或いは、樹脂基板の表面にAl箔等の反射率の高い金属薄膜や高反射性ポリエステル白色フィルム等を接着した構造でもかまわない。半透明板97としては、高屈折率の白色微粉体例えばTiO2,CaCO3,BaSO4を樹脂等に分散させた樹脂板状体などの乳半板を用いればよい。また半透明板97は、乳半板あるいは透明板の表面を粗面加工したもの、透明成形材料に他の光散乱粒子を混練し成形した樹脂板であってもよい。あるいは、片面あるいは両面に艶消しなどの粗面加工が施された樹脂フィルムを表面に貼りつけて半透明板97を構成しても良い。 【0076】本発明の第8の実施の形態に係る収納型光学媒体111は、図2と同様な構造であり、その説明を省略する。また、本発明の第8の実施の形態に係る収納型光学媒体111に収納するLED211は、樹脂モールドされたLEDが好ましく、種々の色(波長)のLEDが使用可能である。 【0077】より小型の線状発光体が必要な場合は、図10又は図11と同様な構造を採用し、指針自身を固体材料からなる光学媒体で構成すればよい。そしてこの指針の本体部分となる光学媒体の底面及び側面に反射膜を形成しておけばよい。更に、小型化を目的とする場合は、図11と同様にLEDチップを光学媒体の凹部に収納すればよい。この場合は、背面鏡を設けることが好ましいことは勿論である。 【0078】(第9の実施の形態)図16に示すように、本発明の第9の実施の形態に係る点状発光部を有する板状構造体は、底板87と、底板87の上の中間支持板82と、中間支持板82の中央部近傍に点状発光部を配置するために、中間支持板82の少なくとも一部に設けられた光路83と、光路83に光を入射するLED86とからなる。図17(a)の部分図に示すように、この光路83は、一端を中間支持板の周辺部近傍に、他端を中間支持板の中央部近傍に有する導光部95と、導光部95の一端に設けられたLED86を収納するLED収納用凹部92と、導光部の他端に設けられた反射膜93と、反射膜93近傍に設けられたレンズ部94からなる点状発光部とを有する。図17(b)の部分図に示すように、光路83は、中間支持板82の中心線に沿って設けられた光路収納用溝90に嵌合される。中間支持板82には、電池収納用穴89a,89bが設けられ、この電池収納用穴89a,89bの内部に配設された電池88(図16(a)参照)によりLED86に電源が供給される。 【0079】本発明の第9の実施の形態に係る板状構造体は、例えばコップの敷き皿(コースター)に好適である。この場合は図16に示すように、中間支持板82の上に天板84を、中間支持板82の一部にマイクロスイッチ85を配設しておくことが好ましい。天板84の中央部には、光取り出し穴91が開口されている。こうすれば、天板84の上にコップが置かれたとき、マイクロスイッチ85がオン状態となり、天板84の上にコップが置かれていない場合はオフ状態を維持するように出来、省電力化や明るいLEDの光を直視する危険防止が可能となる。更に、中間支持板82の上部には、筐体上部81が配設されるが、筐体上部81は中間支持板82の周辺部(外周部)近傍を厚くしておき、中央部の薄い部分の上に天板84を配置すればよい。このように構成しておけば、天板84の上にコップが置かれたときのみ、コップの底の中央部の1点、即ち、天板84の中央部の光取り出し穴91出力した光により、コップ及びコップの内部の液体や氷を照し、美観を楽しむことが可能である。 【0080】本発明の第9の実施の形態に係る板状構造体のLED収納用凹部92に収納するLED211は、樹脂モールドされたLEDが好ましく、種々の色(波長)のLEDが使用可能である。更に、小型化を目的とする場合は、図11と同様にLEDチップをLED収納用凹部92に収納すればよい。この場合は、背面鏡を設けることが好ましいことは勿論である。 【0081】(その他の実施の形態)上記のように、本発明は第1乃至第9の実施の形態によって記載したが、この開示の一部をなす論述及び図面はこの発明を限定するものであると理解すべきではない。この開示から当業者には様々な代替実施の形態、実施例及び運用技術が明らかとなろう。 【0082】例えば、本発明は第1乃至第5の実施の形態及び第8の実施の形態の説明においては、半透明板11,16,18,41,42,53,79,97のある構造について説明したが、半透明板の代わりに透明板を用いても良く、一定の目的のためには、半透明板や透明板を省略してもかまわない。また、これらの半透明板11,16,18,41,42,53,79,97や収納型光学媒体111〜116,121〜126,131〜136,611a〜622a,711a〜722a,811a〜822a,・・・・・或いは一体型光学媒体31,32等は蛍光材を含んだものや有色材でもかまわない。 【0083】更に、収納型光学媒体111〜116,121〜126,131〜136,611a〜622a,711a〜722a,811a〜822a,・・・・・の光軸は必ずしも半透明板若しくは透明板と平行方向である必要はない。更に、複数の収納型光学媒体111〜116,121〜126,131〜136の光軸がすべて平行である必要はない。 【0084】更に、図7若しくは図8の構造において、一体型光学媒体33a,33b,34a,34bの代わりに収納型光学媒体を用いて構成しても良いことは勿論である。逆に、図9の構造において、収納型光学媒体の代わりに一体型光学媒体を用いて構成しても良い。 【0085】このように、本発明はここでは記載していない様々な実施の形態等を含むことは勿論である。したがって、本発明の技術的範囲は上記の説明から妥当な特許請求の範囲に係る発明特定事項によってのみ定められるものである。 【0086】 【発明の効果】本発明の第1の特徴に係る面状発光体によれば、LEDの個数を多数必要とすることなく、広い面積を有した被照明対象に対し、均一で且つ高い照度を実現することが可能である。また、ちらつきのない照明であるので、細かな階調の変化を簡単に観察することが出来る。また、長期動作における信頼性と安定性も高い。 【0087】本発明の第2の特徴に係る面状発光体によれば、第1の特徴に係る面状発光体の効果に加え、第1の特徴に比して更に大面積の面状発光体の組立が容易で、生産性も高い。また、面状発光体の基本構成が簡単で、長期動作における信頼性と安定性も高い。 【0088】本発明の第3の特徴に係る面状発光体によれば、比較的小型な面状発光体に対しても、より少ない個数のLEDで面状発光体を構成出来る。 【0089】本発明の第4の特徴に係る線状発光体によれば、1個のLEDで比較的長い線状発光体を構成出来る。 【0090】本発明の第5の特徴に係る点状発光部を有する板状構造体によれば、1個のLEDで比較的輝度の高い点状発光を実現できる。
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| 【出願人】 |
【識別番号】599104299 【氏名又は名称】ラボ・スフィア株式会社
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| 【出願日】 |
平成11年8月31日(1999.8.31) |
| 【代理人】 |
【識別番号】100083806 【弁理士】 【氏名又は名称】三好 秀和 (外3名)
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| 【公開番号】 |
特開2001−67903(P2001−67903A) |
| 【公開日】 |
平成13年3月16日(2001.3.16) |
| 【出願番号】 |
特願平11−244920 |
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