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【発明の名称】 可搬式の作業灯具
【発明者】 【氏名】石川 滋

【要約】 【課題】片手で握り持てるグリップケースを備え、吊り掛け使用することもできる軽量な可搬式の作業灯具を提供する。

【解決手段】一対のケース半割り体(10a)(10b)を嵌合することにより、その上端部が上向き開口するランプカバー受け入れ口筒(S)となるほぼ円筒型に形成されたグリップケース(G)と、蛍光ランプ(37)へ差し込み套嵌された円筒型の透明なランプカバー(C)とを備え、上記グリップケースに蛍光ランプのインバーター点灯回路基板(14)を内蔵させると共にランプソケット(28)を挟持固定して、そのランプソケットに差し込んだ蛍光ランプのランプカバーを、上記グリップケースのランプカバー受け入れ口筒へ差し込んだ上、複数のビス(36)により連結一体化し、且つその連結部分を弾性シールリング(34)により防水した。
【特許請求の範囲】
【請求項1】向かい合う一対のケース半割り体(10a)(10b)を嵌合することにより、その上端部が上向き開口するランプカバー受け入れ口筒(S)となる全体的なほぼ円筒型に形成されたグリップケース(G)と、そのグリップケース(G)に内蔵された蛍光ランプ用インバーター点灯回路のプリント配線基板(14)と、両ケース半割り体(10a)(10b)の嵌合により、そのグリップケース(G)を閉塞する下面(16a)(16b)に挟持固定されたスイッチボックス(19)並びに電源コード(20)と、同じく両ケース半割り体(10a)(10b)の嵌合により、上記ランプカバー受け入れ口筒(S)の中空内部を仕切るランプカバー受け止め壁(26a)(26b)に挟持固定されたランプソケット(28)と、そのランプソケット(28)へ上方から抜き差し自在に差し込まれた蛍光ランプ(37)と、その蛍光ランプ(37)へ更に上方から抜き差し自在として、且つ廻り止め状態に差し込み套嵌された円筒型の透明なランプカバー(C)と、そのランプカバー(C)の開口上端部に被着されたトップキャップ(44)と、上記蛍光ランプ(37)とそのランプカバー(C)との相互間に介挿設置されたクッションリング(43)とを備え、上記ランプカバー(C)をグリップケース(G)におけるランプカバー受け入れ口筒(S)の内部へ、上方から抜き差し自在に差し込んだ上、複数のビス(36)によって連結一体化すると共に、上記ランプカバー(C)とそのランプカバー受け入れ口筒(S)との相互間に、防水用の弾性シールリング(34)を嵌め付けたことを特徴とする可搬式の作業灯具。
【請求項2】グリップケース(G)のランプカバー受け入れ口筒(S)を形作る両ケース半割り体(10a)(10b)の円弧胴面(12a)(12b)に、向かい合う一対のビス挿通孔(35a)(35b)を開口分布させる一方、そのランプカバー受け入れ口筒(S)の内部へ上方から差し込まれるランプカバー(C)の円形胴面(41)に、上記ビス挿通孔(35a)(35b)と対応する一対の段付き孔(48)を開口形成すると共に、その各段付き孔(48)へランプカバー(C)の外側から挿入された連結用雌ネジ口筒(49)に、逆なランプカバー(C)の内側からロックナット(51)を螺合締結して、上記グリップケース(G)側のビス挿通孔(35a)(35b)からランプカバー(C)側の雌ネジ口筒(49)へ螺入締結されるビス(36)によって、そのグリップケース(G)のランプカバー受け入れ口筒(S)とランプカバー(C)とを直接連結一体化したことを特徴とする請求項1記載の可搬式の作業灯具。
【請求項3】1枚の金属板バネ材からランプソケット(28)へ抱き付くほぼU字型に屈曲形成された弾性ランプホルダー(54)を、両ケース半割り体(10a)(10b)のランプカバー受け止め壁(26a)(26b)によってランプソケット(28)と一緒に挟持固定し、そのランプソケット(28)へ上方から差し込まれた蛍光ランプ(37)の口金(38)を、上記ランプホルダー(54)の切り離し両端部から内向きに張り出す一対の係止爪(54a)によって、弾圧的に押え付け挟持するように定めたことを特徴とする請求項1記載の可搬式の作業灯具。
【請求項4】1本の金属線材から成る吊り掛けフック(45)を、ランプカバー(C)の円形胴面(41)へ弾圧状態に捲き付けると共に、その吊り掛けフック(45)の切り離し両端部に各々軟質の合成樹脂から成るサック(46)を被着させたことを特徴とする請求項1記載の可搬式の作業灯具。
【発明の詳細な説明】【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は車両の点検作業や建物の内装作業、その他の各種作業現場において、その作業者の手元や足元などを照明するための可搬式作業灯具に関する。
【0002】
【従来の技術】本発明者は白熱電球に代る蛍光ランプを用いた可搬式の作業灯具として、先に実用新案登録第3024100号を提案し、その実施事業化により相当の成果を収めることができた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところが、その後も鋭意研究を重ねてきた結果、上記公知考案の構成では蛍光ランプ(20)の放電に必要な安定器(17)やグローランプ(27)と、その取り付け用の金属板から成るベース枠(11)が、蛍光ランプ(20)を包囲する透明カバー(34)の内部に設置されているため、重量が増し、吊り掛け使用する作業灯具であればともかく、片手で握り持ち使用するそれとしては、その取扱い上不便である。
【0004】又、透明カバー(34)の外部から蛍光ランプ(20)のみならず、ベース枠(11)やこれに取り付けられた諸器具の全体を透視できる状態にあるため、作業灯具としての外観化粧効果が低下すると共に、その透明カバー(34)の握り持ち使用上違和感を与えることにもなる。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明はこのような課題の更なる改良を企図しており、そのために役立つ可搬式の作業灯具として、向かい合う一対のケース半割り体を嵌合することにより、その上端部が上向き開口するランプカバー受け入れ口筒となる全体的なほぼ円筒型に形成されたグリップケースと、そのグリップケースに内蔵された蛍光ランプ用インバーター点灯回路のプリント配線基板と、両ケース半割り体の嵌合により、そのグリップケースを閉塞する下面に挟持固定されたスイッチボックス並びに電源コードと、同じく両ケース半割り体の嵌合により、上記ランプカバー受け入れ口筒の中空内部を仕切るランプカバー受け止め壁に挟持固定されたランプソケットと、そのランプソケットへ上方から抜き差し自在に差し込まれた蛍光ランプと、その蛍光ランプへ更に上方から抜き差し自在として、且つ廻り止め状態に差し込み套嵌された円筒型の透明なランプカバーと、そのランプカバーの開口上端部に被着されたトップキャップと、上記蛍光ランプとそのランプカバーとの相互間に介挿設置されたクッションリングとを備え、【0006】上記ランプカバーをグリップケースにおけるランプカバー受け入れ口筒の内部へ、上方から抜き差し自在に差し込んだ上、複数のビスによって連結一体化すると共に、上記ランプカバーとそのランプカバー受け入れ口筒との相互間に、防水用の弾性シールリングを嵌め付けたことを特徴とするものである。
【0007】
【発明の実施の形態】以下、図面に基いて本発明の具体的構成を詳述すると、その作業灯具の全体を示した図1〜6において、(G)は蛍光ランプのインバーター点灯回路を内蔵する一定長さ(L1)のほぼ円筒型グリップケースであり、図7〜16のような向かい合う雌雄一対の硬質な合成樹脂製ケース半割り体(10a)(10b)から密閉嵌合状態に組み立てられている。
【0008】しかも、その組立状態にあるグリップケース(G)の中間部は、片手での握り持ちやすい太さとして細く、同じくグリップケース(G)の上下両端部はその中間部よりも太く、相違変化されている。更に、その下端部だけはフラットな胴面を備えた角筒型として、グリップケース(G)の転がり難く造形されてもいる。そのグリップケース(G)には希望の着色カラーを施すことができる。
【0009】(11)は一方のケース半割り体(10a)における円弧胴面(12a)の中間部から、図8、9のような内向き一体に突設された上下一対の基板支持用雌ネジ口筒であり、これらに螺合締結されるビス(13)を介して、プリント配線基板(14)が取り付け固定されている。その基板(14)には蛍光ランプのインバーター点灯回路(図示省略)がプリント配線されている。
【0010】(15)は一方のケース半割り体(10a)に取り付け固定された上記基板(14)を、振動や衝撃などから保護するスポンジなどのクッション膜であり、他方のケース半割り体(10b)における円弧胴面(12b)の中間部へ、その内側から対応的に貼り付け一体化されている。
【0011】(16a)(16b)は両ケース半割り体(10a)(10b)を閉塞するフラットな下面であり、その下面(16a)(16b)には図8、11、13、16のようなスイッチボックス挟持凹溝(17a)(17b)と電源コード挟持凹溝(18a)(18b)との向かい合う一対づつが切り欠かれている。
【0012】上記グリップケース(G)を両ケース半割り体(10a)(10b)の嵌合により組み立てた状態のもとでは、図2、3から明白なように、その下面(16a)(16b)のスイッチボックス挟持凹溝(17a)(17b)にスイッチボックス(19)が、同じく下面(16a)(16b)の電源コード挟持凹溝(18a)(18b)に電源コード(20)が、各々離脱不能として挟持固定されるようになっているのである。
【0013】(21)は上記スイッチボックス(19)の下方からオン・オフ操作される蛍光ランプ用スイッチボタンであり、電源コード(20)と同じく上記基板(14)に接続配線されていることは、言うまでもない。(22)はその電源コード(20)の導出先端部に付属する差し込みプラグであり、図例の場合建物の電源(AC100V)に対するそれを示しているが、これに代る車載の電源(DC12VやDC24V)などに対する差し込みプラグを付属させても勿論良い。
【0014】(23)は一方のケース半割り体(10a)における円弧胴面(12a)と下面(16a)との角隅部へ設置された左右一対のグリップケース組立用雌ネジ口筒、(24)は他方のケース半割り体(10b)における円弧胴面(12b)と下面(16b)との角隅部へ、対応的に開口分布された左右一対のビス挿通孔であり、これらから上記雌ネジ口筒(23)へ螺入締結されるビス(25)によって、両ケース半割り体(10a)(10b)の下端部が図3のように組立固定されることとなる。そのビス(25)の頭部は上記ケース半割り体(10b)の胴面(12b)から沈没する状態にある。
【0015】上記グリップケース(G)の上端部はランプカバー受け入れ口筒(S)として、図6のような上向き開口状態にある。(26a)(26b)はそのランプカバー受け入れ口筒(S)の中空内部を仕切るランプカバー受け止め壁の向かい合う一対であり、図8〜10や図13〜15のように、両ケース半割り体(10a)(10b)から対応的な内向き一体に突設されている。
【0016】つまり、グリップケース(G)の開口上端縁部からランプカバー受け止め壁(26a)(26b)までの一定深さ(d)を差し込み代として、そのグリップケース(G)のランプカバー受け入れ口筒(S)へ上方から後述のランプカバーを差し込めるようになっているのである。
【0017】しかも、上記ランプカバー受け止め壁(26a)(26b)の中央部には図8、10、13、15のようなランプソケット挟持凹溝(27a)(27b)の向かい合う一対も切り欠かれており、グリップケース(G)を両ケース半割り体(10a)(10b)の嵌合により組み立てた状態のもとでは、ランプソケット(28)が図2、3のように、そのランプカバー受け止め壁(26a)(26b)のランプソケット挟持凹溝(27a)(27b)によって、安定良く挟持固定されるようになっている。
【0018】そのランプソケット(28)も上記基板(14)に接続配線されていることは勿論である。(29a)(29b)は上記ランプカバー受け止め壁(26a)(26b)から各々上下方向へ一体に突出された補強リブであり、ランプソケット(28)を安定良く受け持つことにも奉仕する。
【0019】(30)は上記ランプカバー受け止め壁(26a)(26b)と基板(14)との上下相互間に位置しつつ、その一方のケース半割り体(10a)における円弧胴面(12a)から内向き一体に突設された左右一対のグリップケース組立用雌ネジ口筒、(31)は他方のケース半割り体(10b)における円弧胴面(12b)の対応位置に開口分布された左右一対のビス挿通孔であり、これらから雌ネジ口筒(30)へ螺入締結されるビス(32)を介して、両ケース半割り体(10a)(10b)の上端部も図3のように組立固定されるようになっている。そのビス(32)の頭部も上記ケース半割り体(10b)の円弧胴面(12b)から沈没する状態にある。尚、上記ビス(25)(32)を抜き取ることにより、グリップケース(G)を分解することも可能である。
【0020】又、(33a)(33b)は上記グリップケース(G)におけるランプカバー受け入れ口筒(S)の開口上端縁部付近に位置しつつ、その両ケース半割り体(10a)(10b)の円弧胴面(12a)(12b)へ内向き開口状態として切り欠かれた向かい合う一対のシールリング受け入れ凹溝であり、ここへ嵌め付けられたゴムなどの弾性シールリング(34)が図2、3に示す如く、後述するランプカバーの円形胴面に密着して、そのランプカバーとグリップケース(G)との連結状態を防水作用するようになっている。
【0021】(35a)(35b)は上記シールリング受け入れ凹溝(33a)(33b)とランプカバー受け止め壁(26a)(26b)との上下相互間に位置する関係として、両ケース半割り体(10a)(10b)の円弧胴面(12a)(121b)に開口形成された向かい合う一対のビス挿通孔であり、これらには後述するランプカバーとグリップケース(G)との連結用ビス(36)が挿通されることになる。
【0022】更に、図1〜6において、(37)は倒立U字状に屈曲されたツイン型の蛍光ランプ、(38)はその電気絶縁性の口金であって、底面視のほぼ楕円形を呈しており、その向かい合う円弧胴面からは一対の廻り止め用ストッパー(39)が外向きに突出している。(40)は上記蛍光ランプ(37)の口金(38)から下向きに突出する複数の端子ピンであり、上記グリップケース(G)内のランプソケット(28)へ上方から抜き差し自在に差し込まれる。
【0023】(C)は上記蛍光ランプ(37)へ上方から抜き差し自在に差し込み套嵌される透明なランプカバーであって、図17〜19のようにポリカーボネート樹脂やその他の硬質な合成樹脂から、上記グリップケース(G)におけるランプカバー受け入れ口筒(S)の内部へ差し込める太さの円筒型に形成されている。
【0024】又、ランプカバー(C)の一定長さ(L2)は上記グリップケース(G)の一定長さ(L1)よりも長く寸法化されており、その円形胴面(41)には内側から反射板(42)を半円筒型に貼り付け一体化することが好ましい。
【0025】(43)は上記蛍光ランプ(37)へ通し込まれたクッションリングであって、その蛍光ランプ(37)と同じ乳白色又は透明なシリコンゴムなどの弾性材から円盤型に形成されており、上記ランプカバー(C)の円形胴面(41)へ内側から弾圧的に密着して、蛍光ランプ(37)を振動や衝撃などから保護するが、その蛍光ランプ(37)からの投光を遮断することはない。
【0026】(44)は上記ランプカバー(C)の開口上端部に被着一体化されたトップキャップであって、これも蛍光ランプ(37)と同じ乳白色又は透明の硬質な合成樹脂から断面倒立U字型に形成されることにより、蛍光ランプ(37)からの投光を遮断しないようになっている。そのランプカバー(C)の上方からも投光するため、狭溢部分の照明作業に役立てることができる。
【0027】(45)は上記ランプカバー(C)に通し込まれた吊り掛けフックであって、1本の金属バネ線材から捲き曲げられた弾圧力により、そのランプカバー(C)の円形胴面(41)へ密着する状態に保たれている。しかも、その金属線材の切り離し両端部には軟質の合成樹脂製サック(46)が被着一体化されているため、これに操作手の指先を掛けて、上記弾圧力に抗しつつ押し開くことにより、そのランプカバー(C)に対する吊り掛けフック(45)の取付位置を上下調整することも可能である。
【0028】他方、(47)は上記蛍光ランプ(37)側の廻り止め用ストッパー(39)と対応合致する向かい合う一対として、ランプカバー(C)の円形胴面(41)へ図19のように、その開口下端縁部からの一定深さだけ切り欠かれた係合凹溝であり、上記口金(38)の廻り止め用ストッパー(39)と係合する。
【0029】(48)はその一対の係合凹溝(47)と直交する線上での向かい合う一対として、同じくランプカバー(C)における円形胴面(41)の下端部に開口分布された段付き孔、(49)はその各段付き孔(48)の段部(48a)へ係止し得る径大な頭部(49a)を備えた連結用雌ネジ口筒であるが、その胴部には雄ネジ(50)も刻設されている。(51)はその各雌ネジ口筒(49)の雄ネジ(50)に螺合締結されるロックナットであり、工具によって回動操作し得る六角形やその他の角型をなしている。
【0030】そして、各雌ネジ口筒(49)は図19、20から明白なように、上記ランプカバー(C)の円形胴面(41)に開口する段付き孔(48)へ、そのランプカバー(C)の外側から挿入されており、その径大な頭部(49a)が段付き孔(48)の段部(48a)へ係止して、ランプカバー(C)の円形胴面(41)とほぼ面一な埋没状態に保たれている。
【0031】このような状態にある各雌ネジ口筒(49)の雄ネジ(50)へ、その後ランプカバー(C)の内側からロックナット(51)が螺合締結されることにより、そのランプカバー(C)の円形胴面(41)を内外方向から挟持する状態に取り付け固定されているのである。
【0032】ランプカバー(C)側の両係合凹溝(47)が蛍光ランプ(37)側の廻り止め用ストッパー(39)と係合するように、そのランプカバー(C)を蛍光ランプ(37)へ差し込み套嵌させた組立状態のもとでは、図4から明白な通り、そのランプカバー(C)の円形胴面(41)に付属する上記ロックナット(51)が、蛍光ランプ(37)の口金(38)と干渉するおそれはない。
【0033】上記のようにランプカバー(C)へ取り付け固定された向かい合う一対の連結用雌ネジ口筒(49)は、グリップケース(G)のランプカバー受け入れ口筒(S)に開口形成された向かい合う一対のビス挿通孔(35a)(35b)と対応合致する位置関係にある。
【0034】そのため、本発明の作業灯具を組み立てるに当っては、予じめ組み立て完了しているグリップケース(G)内のランプソケット(28)へ、上方から蛍光ランプ(37)の端子ピン(40)を通電状態に差し込み、その後蛍光ランプ(37)へ上方から差し込み套嵌させたランプカバー(C)の下端部を、上記グリップケース(G)のランプカバー受け入れ口筒(S)内へ差し込むのである。
【0035】そして、その対応合致させたグリップケース(G)側のビス挿通孔(35a)(35b)からランプカバー(C)側の雌ネジ口筒(49)へ、各々連結用ビス(36)を螺入締結すれば、そのグリップケース(G)とランプカバー(C)とが図1〜5のように直接連結一体化されることとなるため、非常に便利良く組立作業することができる。
【0036】このような作業灯具の組み立て状態では、ランプカバー(C)がグリップケース(G)のランプカバー受け入れ口筒(S)内へ差し込まれており、その差し込み部分での連結用ビス(36)によって固定一体化されていると共に、上記ランプカバー(C)とそのランプカバー受け入れ口筒(S)との相互間にはシールリング(34)も介在しているため、相対的に振れ動いたり、まして離脱したりするおそれがなく、その連結部分の完全な防水効果も達成されることになる。
【0037】尚、上記連結用ビス(36)を抜き取ることにより、グリップケース(G)とランプカバー(C)との分解や、蛍光ランプ(37)の交換などを行なえることは言うまでもない。上記連結用ビス(36)の頭部もグリップケース(G)における両ケース半割り体(10a)(10b)の円弧胴面(12a)(12b)から沈没する状態にある。
【0038】次に、図21〜24は本発明の部分的な変形実施形態であって、これから示唆される通り、上記プリント配線基板(14)を一方のケース半割り体(10a)へビス(13)により取り付け固定せず、スポンジなどのクッション膜(15)による単なる包囲状態として、グリップケース(G)の内部へ収納するにとどめても良い。
【0039】上記基板支持用雌ネジ口筒(11)の設置やビス(13)の使用を省略するわけであり、これによればその基板(14)を振動や衝撃などから破損のおそれなく、一層完全に保護することができる。そのクッション膜(15)は両ケース半割り体(10a)(10b)へ必らずしも貼り付けることを要しない。
【0040】又、上記ランプカバー(C)の開口上端縁部とそのランプカバー(C)へ被着されるトップキャップ(44)との接触面には、シリコンゴムチューブなどの弾性パッキング(52)を介挿設置することが好ましい。そうすれば、落下時の衝撃などをその弾性パッキング(52)により、効果的に吸収できるからである。
【0041】(53)はそのトップキャップ(44)をランプカバー(C)の円形胴面(41)へ着脱自在に取り付け固定するためのビスであり、これによりトップキャップ(44)と上記吊り掛けフック(45)をランプカバー(C)から上方へ抜き取ることもできるようになっている。
【0042】更に、(54)は上記ランプソケット(28)に抱き付けられた弾性ランプホルダーであって、図24に示すようなほぼU字型に屈曲する1枚の金属板バネ材から成り、その切り離し両端部が上記蛍光ランプ(37)の口金(38)を挟持する一対の係止爪(54a)として、内向き連続的に張り出されている。
【0043】このような弾性ランプホルダー(54)も上記ランプソケット(28)と一緒に、両ケース半割り体(10a)(10b)におけるランプカバー受け止め壁(26a)(26b)のランプソケット挟持凹溝(27a)(27b)によって挟持固定しておくことが好ましい。
【0044】その場合、弾性ランプホルダー(54)における両係止爪(54a)の向かい合う相互間隙を、上記蛍光ランプ(37)における口金(38)の幅よりも狭小に寸法化しておき、その蛍光ランプ(37)の端子ピン(40)を上記ランプソケット(28)へ上方から差し込む過程では、上記弾性ランプホルダー(54)の両係止爪(54a)が強制的に押し広げられるように定めるのである。
【0045】そうすれば、蛍光ランプ(37)の端子ピン(40)を上記ランプソケット(28)へ差し込んだ状態において、その蛍光ランプ(37)の口金(38)が上記ランプホルダー(54)の就中両係止爪(54a)により、復元弾圧的に押え付け挟持されることになるため、そのランプカバー(C)に対する蛍光ランプ(37)のガタツキを効果的に防止することができ、使用中の振動や衝撃なども吸収し得るのである。
【0046】図21〜24の部分的な変形実施形態におけるその他の構成は、図1〜20の上記基本実施形態と実質的に同一であるため、その図21〜24に図1〜20との対応符号を記入するにとどめて、その詳細な説明を省略する。
【0047】何れにしても、本発明の作業灯具は上記のように構成されているため、そのグリップケース(G)から導出する電源コード(20)の差し込みプラグ(22)を、建物の電源や車載の電源などへ差し込み使用すると共に、上記吊り掛けフック(45)を作業現場の周辺に存在する適当な固定物へ吊り掛けたり、或いはグリップケース(G)を片手で握り持ったりして、作業者の手元や足元などを明るく照らすことができ、その持ち運びも自由に行なえる可搬式のため、車両の点検作業や建物の内装作業、倉庫での物品整理作業、庭での園芸作業、その他の各種現場作業上著しく便利である。
【0048】
【発明の効果】以上のように、本発明の可搬式作業灯具では向かい合う一対のケース半割り体(10a)(10b)を嵌合することにより、その上端部が上向き開口するランプカバー受け入れ口筒(S)となる全体的なほぼ円筒型に形成されたグリップケース(G)と、そのグリップケース(G)に内蔵された蛍光ランプ用インバーター点灯回路のプリント配線基板(14)と、両ケース半割り体(10a)(10b)の嵌合により、そのグリップケース(G)を閉塞する下面(16a)(16b)に挟持固定されたスイッチボックス(19)並びに電源コード(20)と、同じく両ケース半割り体(10a)(10b)の嵌合により、上記ランプカバー受け入れ口筒(S)の中空内部を仕切るランプカバー受け止め壁(26a)(26b)に挟持固定されたランプソケット(28)と、そのランプソケット(28)へ上方から抜き差し自在に差し込まれた蛍光ランプ(37)と、その蛍光ランプ(37)へ更に上方から抜き差し自在として、且つ廻り止め状態に差し込み套嵌された円筒型の透明なランプカバー(C)と、そのランプカバー(C)の開口上端部に被着されたトップキャップ(44)と、上記蛍光ランプ(37)とそのランプカバー(C)との相互間に介挿設置されたクッションリング(43)とを備え、【0049】上記ランプカバー(C)をグリップケース(G)におけるランプカバー受け入れ口筒(S)の内部へ、上方から抜き差し自在に差し込んだ上、複数のビス(36)によって連結一体化すると共に、上記ランプカバー(C)とそのランプカバー受け入れ口筒(S)との相互間に、防水用の弾性シールリング(34)を嵌め付けてあるため、冒頭に述べた従来技術の課題を確実に改良できる効果がある。
【0050】即ち、本発明の上記構成によれば、蛍光ランプ(37)のインバーター点灯回路基板(14)をグリップケース(G)に内蔵設置すれば足り、冒頭に述べた公知考案の安定器(17)やグローランプ(27)と、その取り付け用の金属板から成るベース枠(11)が不要であるため、その全体的な軽量化を図ることができ、特に上記グリップケース(G)はその文字通り片手で握り持ち使用し得るようになっているため、取扱い上の利便性に著しく優れる。
【0051】又、上記グリップケース(G)は向かい合う一対のケース半割り体(10a)(10b)から密閉嵌合状態に組み立てられており、その上端部が上向き開口するランプカバー受け入れ口筒(S)として、その中空内部を仕切るランプカバー受け止め壁(26a)(26b)により、ランプソケット(28)が挟持固定された状態にある。
【0052】そして、そのランプソケット(28)へ上方から蛍光ランプ(37)を差し込むと共に、同じくランプソケット(28)へ予じめの廻り止め状態に差し込み套嵌されている円筒型の透明なランプカバー(C)を、上記グリップケース(G)におけるランプカバー受け入れ口筒(S)の内部へ、やはり上方から差し込んだ上、複数のビス(36)によって連結一体化するようになっているため、上記蛍光ランプ(37)とそのランプカバー(C)をグリップケース(G)へ極めて容易に組立作業することができ、その組立状態の防水効果も弾性シールリング(34)によって達成し得るほか、上記組立状態の分解や蛍光ランプ(37)の交換なども自由自在に行なえるのである。
【0053】特に、請求項2の構成を採用するならば、グリップケース(G)の就中ランプカバー受け入れ口筒(S)と、蛍光ランプ(37)のランプカバー(C)とをますます簡便に能率良く組立作業できるにも拘らず、その両者の安定・確固な組立状態を得られる効果がある。
【0054】又、請求項3の構成を採用するならば、その弾性ランプホルダー(54)とクッションリング(43)との相乗作用により、蛍光ランプ(37)とそのランプカバー(C)並びにグリップケース(G)とを振れ動きやガタツキなどのおそれなく、一層安定良く確固に組立維持することができ、使用中の振動や衝撃なども効果的に吸収し得ることとなる。
【0055】更に、請求項4の構成を採用するならば、吊り掛けフック(45)の切り離し両端部による片手の負傷事故を防止し得るほか、そのサック(46)を把持しての押し開き操作により、ランプカバー(C)に対する吊り掛けフック(45)の取付位置を上下調整できる効果もある。
【出願人】 【識別番号】593068890
【氏名又は名称】アイエスケー株式会社
【出願日】 平成11年6月25日(1999.6.25)
【代理人】 【識別番号】100071548
【弁理士】
【氏名又は名称】山下 賢二
【公開番号】 特開2001−6401(P2001−6401A)
【公開日】 平成13年1月12日(2001.1.12)
【出願番号】 特願平11−179273