| 【発明の名称】 |
アセチレンガスの充填方法及びその装置 |
| 【発明者】 |
【氏名】斎藤 信三
【氏名】渡 敬三
【氏名】足立 忠司
【氏名】末広 昭男
【氏名】鐘江 剛
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| 【要約】 |
【課題】複数のアセチレンガスボンベを迅速に充填することのできるアセチレンガスの充填方法及び充填装置を提供する。
【解決手段】ガス容器コンテナ内にアセチレンガスボンベを立てた状態で複数列複数行に収容する。アセチレンガス供給路から導出した接続具を各アセチレンガスボンベの容器バルブに接続する。ガス容器コンテナ内に冷却水を供給するとともに容器バルブ配設対応位置よりも高い位置から溢流させる状態で、アセチレンガスボンベ内にアセチレンガスを充填する。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】 ガス容器コンテナ内にアセチレンガスボンベを立てた状態で複数列複数行に収容し、アセチレンガス供給路から導出した接続具を各アセチレンガスボンベの容器バルブに接続し、ガス容器コンテナ内に冷却水を供給するとともに容器バルブ配設対応位置よりも高い位置から溢流する状態で、アセチレンガスボンベ内にアセチレンガスを充填するアセチレンガスの充填方法。 【請求項2】ガス容器コンテナ内に下部から冷却水を供給する請求項1に記載されているアセチレンガスの充填方法。 【請求項3】 アセチレンガスボンベを複数行複数列に立てた状態で収容するガス容器コンテナの側壁を該コンテナ内に立設配置したアセチレンガスボンベの容器バルブに対応する高さよりも高く形成し、ガス容器コンテナ内に冷凍機で冷却された冷却水を供給可能に構成したアセチレンガスの充填装置。 【請求項4】ガス容器コンテナ内の底部に冷却水の給水口とドレン口とを配置するようにした請求項3に記載のアセチレンガスの充填装置。
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【発明の詳細な説明】【0001】 【発明の属する技術分野】本発明は、ガスボンベにアセチレンガスを充填する充填方法及びその充填装置に関する。 【0002】 【従来の技術】周知のように、アセチレンガスボンベ内には珪酸カルシウム等の固形マスにアセトン、ジメチルホルムアミド等の溶媒を湿潤させたものが充填してある。そして、アセチレンガスの充填時には、アセチレンガスの圧縮熱とアセチレンがアセトン中に溶解する際に溶解熱を発する。そこで従来、アセチレンガス充填ステージ上に多数のアセチレンガスボンベを一列に立設配置し、この各アセチレンガスボンベの容器バルブにアセチレンガス供給路から導出した接続具をそれぞれ連結接続し、アセチレンガスボンベに常温(熱処理を施さない)の水をシャワーリングすることにより充填時の発熱を吸収しながら充填していた。 【0003】 【発明が解決しようとする課題】ところが、従来のアセチレンガス充填技術では、充填中のガスボンベにシャワーリングしていることから、降り注いだ冷却水がガスボンベの表面に当たった後に飛散して充填ステージの床面が水浸しになるという問題がある。また、降り注ぐ冷却水とガスボンベとの接触度合いがガスボンベ同士で相違し、その冷却度合に偏りが生じやすくなり、最も冷却が遅いものを基準にした充填速度となるため、全体としての充填速度が遅くなるという問題があった。 【0004】本発明はこのような点に着目して複数のアセチレンガスボンベを迅速に充填することのできるアセチレンガスの充填方法及び充填装置を提供することを目的とする。 【0005】 【課題を解決するための手段】上述の目的を達成するために請求項1に記載の発明は、ガス容器コンテナ内にアセチレンガスボンベを立てた状態で複数列複数行に収容し、アセチレンガス供給路から導出した接続具を各アセチレンガスボンベの容器バルブに接続し、ガス容器コンテナ内に冷却水を供給するとともに容器バルブ配設対応位置よりも高い位置から溢流する状態で、アセチレンガスボンベ内にアセチレンガスを充填することを特徴とし、請求項2に記載の発明では、アセチレンガスボンベを複数行複数列に立てた状態で収容するガス容器コンテナの側壁を該コンテナ内に立設配置したアセチレンガスボンベの容器バルブに対応する高さよりも高く形成し、ガス容器コンテナ内に冷凍機で冷却された冷却水を供給可能に構成したことを特徴としている。 【0006】 【発明の作用】請求項1に本発明は、ガス容器コンテナ内にアセチレンガスボンベを複数列複数行に整列させて収容し、このガス容器コンテナ内に冷却水を供給し、冷却水をガス容器コンテナの側壁上部から溢流させるようにしていることから、冷却水がその作業現場に飛散することがなくなる。また、全てのガスボンベに冷却水を均等に接触させることができることから、ガスボンベを均等かつ迅速に冷却することができ、早い充填速度で充填することができるようになる。 【0007】さらに、ガス容器コンテナからの溢流位置は内部に収容したガスボンベのバルブ配設位置よりも高い位置に形成してあることから、容器バルブとガス充填用接続具との続位置がコンテナ内での冷却水中に水没した状態になり、リーク時には気泡が生じるから、リークの発見を迅速に行うことができる。 【0008】 【発明の実施の形態】図は本発明の実施形態をしめし、図中符号(1)は充填されるアセチレンガスボンベ、(2)はアセチレンガス充填ステージとなるガス容器コンテナであり、このガス容器コンテナ(2)にはアセチレンガスボンベ(1)を複数行複数列(図では6行4列)に収容できるようにしてある。 【0009】このガス容器コンテナ(2)は、天井部分を開放形成した箱型に形成してあり、その周側壁(3)部分にアセチレンガスボンベ(1)の搬出入開口(4)とその搬出入口(4)を密閉する開閉扉(5)とが配置してある。なお、このガス容器コンテナ(2)は水密構造に形成してある。 【0010】ガス容器コンテナ(2)の底部近傍に冷却水給水口(6)が配設されるとともに、該ガス容器コンテナ(2)の底壁にはドレン口が開口形成してある。また、ガス容器コンテナ(2)の周側壁のうちの一部の周側壁の上端縁を少し切り欠いて冷却水のオーバーフロー口(7)が形成してある。そして、このオーバーフロー口(7)は、ガス容器コンテナ(2)の内部に立設収容したアセチレンガスボンベ(1)の上部に配置してある容器バルブ(8)に対応する高さよりも高い位置に形成してある。 【0011】ガス容器コンテナ(2)に供給される冷却水は、図示を省略した冷凍機を使用して冷却された10℃以下の水が使用されるようにしてある。なお、ガス容器コンテナ(2)からオーバーフローしたもの及びアセチレン充填作業終了後にガス容器コンテナ(2)から抜き取った冷却水は循環して使用するように構成してある。 【0012】このように構成したアセチレンガス充填システムでは、ガス容器コンテナ(2)内にアセチレンガスボンベを直立させた状態で複数列複数行に整列配置し、各アセチレンガスボンベ(1)の容器バルブ(8)にアセチレンガス供給路(9)から導出した接続具(10)をそれぞれ接続し、ガス容器コンテナ(2)のボンベ搬出入口(4)を開閉扉(5)で封止する。 【0013】次いで、ガス容器コンテナ(2)内に冷凍機を使用して冷却された冷却水を供給しながらアセチレンガスボンベ(1)にアセチレンガスを供給する。ガス容器コンテナ(2)内の冷却水は、底部から貯留し、ついにはガス容器コンテナの側壁上縁に形成したオーバーフロー口(7)から溢流する。このとき、アセチレンガスボンベ(1)はガス容器コンテナ(2)で冷却水中に浸漬する状態となり、ガス容器コンテナ(2)内では対流現象により、暖められた冷却水は上部に移動することになるから、溢流する冷却水はアセチレン充填時に発生した熱を吸収した後の冷却排水がオーバーフロー口(7)から溢流することになる。この結果、各アセチレンガスボンベが均等、かつ迅速に冷却されることになり、速い充填速度で均等に充填することができることになる。 【0014】また、オーバーフロー口(7)は、立設したアセチレンガスボンベ(1)での容器バルブ(8)の配設位置に対応する高さよりも高い位置に形成されていることから、アセチレンガスの充填時に、この容器バルブ(8)及びそれに接続されている接続具(10)は冷却水中に没した状態となるため、仮に接続不良のためにリークが発生してもリークガスが気泡となるため、接続不良を早期に発見することができ事故を未然に防止できることになる。 【0015】さらに、充填作業時には各アセチレンガスボンベ(1)は冷却水中に浸漬された状態となっていることから、仮に分解爆発が起こってもその爆発圧力は水に吸収されることになるから、被害を軽減させることができる。 【0016】充填作業終了後、ガス容器コンテナ(2)の底壁に形成したドレン口を開口して、ガス容器コンテナ(2)内の冷却水を排出し、容器バルブから接続具を取り外して、アセチレンガスボンベ(1)をガス容器コンテナ(2)から搬出する。 【0017】 【発明の効果】本発明は、ガス容器コンテナ内にアセチレンガスボンベを複数列複数行に整列させて収容し、このガス容器コンテナ内に冷却水を供給し、冷却水をガス容器コンテナの側壁上部から溢流させるようにしていることから、冷却水がその作業現場に飛散することがなくなる。また、全てのガスボンベが冷却水と均等に接触することができることから、ガスボンベを均等かつ迅速に冷却することができ、早い充填速度で充填することができるようになる。 【0018】さらに、ガス容器コンテナからの溢流位置は内部に収容したガスボンベのバルブ配設位置よりも高い位置に形成してあることから、容器バルブとガス充填用接続具との接続位置がコンテナ内での冷却水中に水没した状態になり、リーク時には気泡が生じるから、リークの発見を迅速に行うことができるうえ、ガスボンベが水没した状態で充填作業を行うことから、万一、分解爆発が発生してもその爆発圧力を冷却水が吸収することになるから、被害を軽減させることができる。
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| 【出願人】 |
【識別番号】000158301 【氏名又は名称】岩谷瓦斯株式会社
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| 【出願日】 |
平成12年2月25日(2000.2.25) |
| 【代理人】 |
【識別番号】100068892 【弁理士】 【氏名又は名称】北谷 寿一
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| 【公開番号】 |
特開2001−241597(P2001−241597A) |
| 【公開日】 |
平成13年9月7日(2001.9.7) |
| 【出願番号】 |
特願2000−49009(P2000−49009) |
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