| 【発明の名称】 |
ガス充填設備 |
| 【発明者】 |
【氏名】榎本 潤
【氏名】和田 敏
【氏名】松田 美智春
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| 【要約】 |
【課題】ガス充填装置部分への屋外大気の流れを遮断し、床面からの発塵も防止して衛生的な状態でガスの充填を行うことができるガス充填設備を提供する。
【解決手段】ガス充填装置1を設けたガス充填室2と、ガス容器の搬入を行うガス容器搬入室3と、ガス容器の搬出を行うガス容器搬出室4とを有し、ガス充填室2とガス容器搬入室3及びガス容器搬出室4との間、ガス容器搬入室3及びガス容器搬出室4と屋外との間を、それぞれ開閉扉5,6,7,8で仕切り、ガス充填室2と屋外との間にガス容器搬入室3又はガス容器搬出室4が介在するように形成し、各室内の床面を非発塵性の床材で形成するとともに、ガス充填室内の空気を清浄化する空気清浄機と、室温を所定温度範囲に保持するための空調機とを設置する。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】 ガス容器内にガスを充填するための設備であって、ガス容器内にガスを充填するガス充填装置を設けたガス充填室と、ガス充填前のガス容器の搬入を行うガス容器搬入室と、ガス充填後のガス容器の搬出を行うガス容器搬出室とを有し、前記ガス充填室と前記ガス容器搬入室及びガス容器搬出室との間、前記ガス容器搬入室及びガス容器搬出室と屋外との間を、それぞれ開閉扉で仕切り、ガス充填室と屋外との間にガス容器搬入室又はガス容器搬出室が介在するように形成し、各室内の床面を非発塵性の床材で形成するとともに、前記ガス充填室内の空気を清浄化する空気清浄機と、室温を所定温度範囲に保持するための空調機とを設置したことを特徴とするガス充填設備。
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【発明の詳細な説明】【0001】 【発明の属する技術分野】本発明は、ガス充填設備に関し、特に、医療用酸素をガス容器に充填するためのガス充填設備に関する。 【0002】 【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】従来のガス充填設備は、ガス充填装置とガス容器搬入部及びガス容器搬出部とを簡単な仕切で連設した構造のものが多く、ガス充填装置は、屋外の大気と連通した状態になっていた。ガス容器内にガスを充填する際には、所定の手順でパージ等を行うため、ガス容器内に充填されるガスの品質は確保されるものの、容器弁部分が屋外の大気に曝された状態になっているため、口金部等に大気中の塵埃が付着することがあるので、ガス充填時に一つ一つ清掃するようにしていた。特に、医療用酸素等の衛生面を重視するガスの場合は、屋外からの塵埃を含んだ大気の流れや、床面の汚れ等に注意を払う必要があった。 【0003】そこで本発明は、特に医療用酸素を充填する設備において、ガス充填装置部分への屋外大気の流れを遮断し、床面からの発塵も防止して衛生的な状態でガスの充填を行うことができるガス充填設備を提供することを目的としている。 【0004】 【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため、本発明のガス充填設備は、ガス容器内にガスを充填するための設備であって、ガス容器内にガスを充填するガス充填装置を設けたガス充填室と、ガス充填前のガス容器の搬入を行うガス容器搬入室と、ガス充填後のガス容器の搬出を行うガス容器搬出室とを有し、前記ガス充填室と前記ガス容器搬入室及びガス容器搬出室との間、前記ガス容器搬入室及びガス容器搬出室と屋外との間を、それぞれ開閉扉で仕切り、ガス充填室と屋外との間にガス容器搬入室又はガス容器搬出室が介在するように形成し、各室内の床面を非発塵性の床材で形成するとともに、前記ガス充填室内の空気を清浄化する空気清浄機と、室温を所定温度範囲に保持するための空調機とを設置したことを特徴としている。 【0005】 【発明の実施の形態】図1は本発明のガス充填設備の一形態例を示す平面図(間取図)である。このガス充填設備は、ガス容器B内にガスを充填するガス充填装置1を設けたガス充填室2と、ガス充填前のガス容器Beの搬入を行うガス容器搬入室3と、ガス充填後のガス容器Bfの搬出を行うガス容器搬出室4とを有している。 【0006】前記ガス充填室2とガス容器搬入室3との間、ガス充填室2とガス容器搬出室4との間は、それぞれ自動扉5,6で開閉可能に仕切られており、ガス容器搬入室3と屋外との間、ガス容器搬出室4と屋外との間は、スライドドアやシャッター等の開閉扉7,8によって仕切られている。これらの開閉扉部分以外の各室2,3,4の周囲は、モルタル、PC板等からなる壁9,10によって気密に仕切られており、ガス充填室2と屋外との間には、必ずガス容器搬入室3又はガス容器搬出室4が介在するように形成している。 【0007】また、各室内の床面は、非発塵性の床材、例えば、硬質の合成樹脂塗床材等の床材で形成されており、歩行や搬送に伴って塵埃が発生することを防止するようにしている。さらに、各室内には、室内空気を清浄化する機能と室温を所定温度範囲に保持する機能とを有する空調機が設置されている。 【0008】なお、ガス容器搬入室3及びガス容器搬出室4の前面には、トラックの荷台高さに相当する高さのプラットホーム11が設けられている。また、これらの各室には、必要に応じてガス容器検査室や分析室、詰所等を適宜な開閉扉で仕切って併設することができる。 【0009】このように形成したガス充填設備では、ガス充填室2とガス容器搬入室3との間の自動扉5は、空容器をガス容器搬入室3からガス充填室2に搬入するときのみに開き、ガス充填室2とガス容器搬出室4との間の自動扉6は、充填済み容器をガス充填室2からガス容器搬出室4に搬出するときのみに開くので、両自動扉5,6が同時に開くことは原則としてなくなり、さらに、両自動扉5,6の外部側には、開閉扉7,8を有するガス容器搬入室3やガス容器搬出室4が屋外との間に介在しているので、ガス充填室2内に外気が直接進入する機会がほとんど無くなり、外気中の塵埃によってガス充填室2内が汚染されることを防止することができる。 【0010】また、ガス充填室2部分の開閉扉を自動扉5,6としたことにより、閉じ忘れを防止することができる。さらに、ガス容器を台車に載置して搬送することにより、自動扉5,6の自動開閉と併せて搬送に要する時間を短縮できるので、自動扉5,6が開いている時間を大幅に短縮することができる。加えて、床面を非発塵性床材で形成しておくことにより、ガス容器の搬送に伴う転動や台車への積み下ろし、台車の移動や作業員の歩行等による床からの発塵を抑えることができ、例えば、コンクリート床に比べて発塵量を大幅に低減できる。したがって、これらの効果と併せてガス充填室2内の塵埃量を最小にすることができる。 【0011】さらに、空気清浄効果を有する空調機、あるいは空気清浄機を設置しておくことにより、ガス充填室2内の空気を所定の清浄度に維持しておくことができる。また、ガス充填室2における空調機は、室内を作業に適した温度範囲に保つだけでなく、ガス充填時の圧縮熱によるガス容器や室温の上昇を防止し、ガス充填時のガス容器最高温度を所定温度(35℃)以下に保つ機能も有している。 【0012】トラック等からの空容器のガス容器搬入室3への搬入や、ガス容器搬出室4からの充填済み容器の搬出は、従来と同様に、プラットホーム11を利用して行うことができ、この搬入・搬出時にのみ開閉扉7,8を開くことにより、これらの室内を介してガス充填室2に流入する塵埃量をより確実に低減することができる。さらに、ガス容器搬入室3に、空容器外面に付着している塵埃を除去する容器洗浄装置を設置しておき、受入れたガス容器の外面を洗浄することにより、ガス容器に付着してガス充填室2内に持ち込まれる塵埃量も低減することができる。 【0013】なお、本形態例においては、ガス容器搬入室3とガス容器搬出室4とを別室として示したが、建物の構造等による制約がある場合は、ガス容器搬入室3とガス容器搬出室4とを同室とし、これらとガス充填室2との間を自動扉等で仕切るようにしてもよい。 【0014】 【発明の効果】以上説明したように、本発明のガス充填設備によれば、ガス充填室への外部からの塵埃の進入や、室内、特に床からの塵埃の発生を極力低減できるので、ガスの充填を行うガス容器の外面や容器弁、特に口金部に塵埃が付着することを防止でき、医療用酸素等を衛生的な環境で充填することができる。
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| 【出願人】 |
【識別番号】000231235 【氏名又は名称】日本酸素株式会社
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| 【出願日】 |
平成11年12月20日(1999.12.20) |
| 【代理人】 |
【識別番号】100086210 【弁理士】 【氏名又は名称】木戸 一彦 (外1名)
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| 【公開番号】 |
特開2001−173895(P2001−173895A) |
| 【公開日】 |
平成13年6月29日(2001.6.29) |
| 【出願番号】 |
特願平11−360574 |
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