| 【発明の名称】 |
立体構造物の連結構造要素 |
| 【発明者】 |
【氏名】山脇 功次
【氏名】山脇 妙子
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| 【要約】 |
【課題】
【解決手段】 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】 輪郭形状が内角120度で円に内接する六角形を成す構造本体を有し、該六角形の構造本体のお互いに隣り合わない3辺で該六角形の構造本体同士を連結して立体構造物を形成するための接合手段として相対する平面がN極とS極とになる平板状の磁石を用いた構造要素において、表面がN極となるように前記磁石を取り付けたN型接合部と表面がS極となるように前記磁石を取り付けたS型接合部とによって該構造要素の各辺の接合面を構成し且つ該N型接合部と該S型接合部との自在な接合を可能とする同一配置の辺連結機構を構成することにより、構造要素同士の連結を可能としたことを特徴とする連結構造要素。 【請求項2】 請求項1に記載された連結構造要素の構造本体の輪郭形状が正三角形で且つ該正三角形の3辺に請求項1に記載された辺連結機構を備えたことを特徴とする連結構造要素。 【請求項3】 輪郭形状が内角120度で円に内接する六角形を成す構造本体を有し、該六角形の構造本体のお互いに隣り合わない3辺で該六角形の構造本体同士を連結して立体構造物を形成するための接合手段として輪型の毛を埋め込んだ第一のテープと鍵型の毛を埋め込んだ第二のテープとからなり該第一のテープと該第二のテープとが面で接合するファスナーを用いた構造要素において、表面に該第一のテープを取り付けたX型接合部と表面に該第二のテープを取り付けたY型接合部とによって該構造要素の各辺の接合面を構成し且つ該X型接合部と該Y型接合部との自在な接合を可能とする同一配置の辺連結機構を構成することにより、構造要素同士の連結を可能としたことを特徴とする連結構造要素。 【請求項4】 請求項3に記載された連結構造要素の構造本体の輪郭形状が正三角形で且つ該正三角形の3辺に請求項3に記載された辺連結機構を備えたことを特徴とする連結構造要素。 【請求項5】 輪郭形状が内角120度で円に内接する六角形を成す構造本体を有し、該六角形の構造本体のお互いに隣り合わない3辺で該六角形の構造本体同士を連結して立体構造物を形成するための接合手段としてA型接合要素とB型接合要素とに分離可能であり且つ前記A型接合要素と前記B型接合要素をはめ込んで連結可能となるヒンジを用いた構造要素において、連結個所に該A型接合要素を取り付けたA型接合部と連結個所に該B型接合要素を取り付けたB型接合部とによって該構造要素の各辺の接合面を構成し且つ該A型接合部と該B型接合部との自在な接合を可能とする同一配置の辺連結機構を構成することにより、構造要素同士の連結を可能としたことを特徴とする連結構造要素。 【請求項6】 請求項5に記載された連結構造要素の構造本体の輪郭形状が正三角形で且つ該正三角形の3辺に請求項5に記載された辺連結機構を備えたことを特徴とする連結構造要素。 【請求項7】 輪郭形状が内角120度で円に内接する六角形を成す構造本体を有し、該六角形の構造本体のお互いに隣り合わない3辺で該六角形の構造本体同士を連結して立体構造物を形成するための接合手段として2つのC型接合要素とD型接合要素とに分離可能であり且つ前記2つのC型接合要素に前記D型接合要素をはめ込んで連結可能となるヒンジを用いた構造要素において、連結個所に該C型接合要素を取り付けたC型接合部によって該構造要素の各辺の接合面を構成し且つ該D型接合要素を用いて該C型接合部同士の接合を可能とする同一配置の辺連結機構を構成することにより、構造要素同士の連結を可能としたことを特徴とする連結構造要素。 【請求項8】 請求項7に記載された連結構造要素の構造本体の輪郭形状が正三角形で且つ該正三角形の3辺に請求項7に記載された辺連結機構を備えたことを特徴とする連結構造要素。 【請求項9】 請求項1と請求項2とに記載された連結構造要素の各辺は、N型接合部のみから成るN型辺連結機構とS型接合部のみから成るS型辺連結機構のどちらか一方を備え、該N型辺連結機構を持つ辺と該S型辺連結機構を持つ辺との連結のみを可能としたことを特徴とする連結構造要素。 【請求項10】 請求項3と請求項4とに記載された連結構造要素の各辺は、X型接合部のみから成るX型辺連結機構とY型接合部のみから成るY型辺連結機構のどちらか一方を備え、該X型辺連結機構を持つ辺と該Y型辺連結機構を持つ辺との連結のみを可能としたことを特徴とする連結構造要素。 【請求項11】 請求項5と請求項6とに記載された連結構造要素の各辺は、A型接合部のみから成るA型辺連結機構とB型接合部のみから成るB型辺連結機構のどちらか一方を備え、該A型辺連結機構を持つ辺と該B型辺連結機構を持つ辺との連結のみを可能としたことを特徴とする連結構造要素。
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【発明の詳細な説明】【0001】 【発明の属する技術分野】この発明は、輪郭形状が六角形或いは三角形の平板或いは枠組(フレーム)から成る構造物を連結して、様々な形状の立体構造物を形成するための連結可能なる構造要素に関するものである。さらに詳しく述べると、様々な殻状立体構造物を形成するために、六角形構造要素の隣り合わない3辺或いは三角形構造要素の3辺にお互いの辺を連結するための辺連結機構を有した連結構造要素に関わる発明であり、立体構造物の組立を遊技とするための玩具、学童を対象とした立体幾何学の教材、建築物の建材等に適用できる。 【0002】 【従来の技術】立体構造物の組立を遊技とする玩具や児童を対象とした図形の学習に使用される教材には、結合或いは組立の可能ないろいろな形状のプラスティック或いは木を素材としたブロックや積み木等があり、長きにわたり広く親しまれている。積み木の場合、直方体、三角柱、円柱等の立体形状を持つ部品が準備され、児童達はこれらを積み重ねて、家や門の形をした立体構造物を作って楽しむのが一般的である。ブロックの場合、直方体、平板状・棒状の多数の部品が準備され、それらの表面には部品同士を連結することのできる細工がなされており、積み木とは異なって、作ることのできる立体構造物の形状は多岐多様である。しかしながら、従来のこれらの玩具では結合や組立によって形成可能な形状に限界があり、立体構造物を自在に形成するには幾何学上の困難が伴う。従って、中等、高等教育で利用できる立体幾何学の簡便な教材を得ることは困難であった。また、部品の種類や数量が少ない場合、形成される立体構造物は単純なものとなるため、これらの利用は幼児や低学年の学童の玩具、教材に限られている。 【0003】 【発明が解決しようとする課題】上述の如く、本発明に関わる従来技術の分野では、堅牢で変化に富んだ立体構造物を組み立てることのできる玩具や、高学年の児童や中学校、高等学校の生徒が立体幾何学を学習するのに適した教材を見出すことが困難であった。その理由は、構造物の部品として提供される従来の構造要素が相応の体積を持つブロックであり、かつブロック同士の連結の仕方に制約があるために、形成される立体構造物の形状にも制約が生じるためである。本発明は、その輪郭が六角形或いは三角形を成す平板或いは枠組の構造物を構造要素として、玩具、教材、建材等に適用する様々な形状の立体構造物を簡便に形成するための連結可能な構造要素に関わる技術を提供することを目的としている。特に、全く同等の輪郭形状を成す連結構造要素のみを用いて様々な形状の立体構造物或いはその骨組を形成することのできる形状を持つ連結構造要素と、連結構造要素の輪郭を成す辺同士で複数の構造要素を自在に連結することのできる簡便な連結機構を提供することが本発明の主要な課題である。 【0004】 【課題を解決するための手段】本発明は、同一形状の構造要素を連結して殻状立体構造物を形成するために、輪郭形状が内角120度で円に内接する六角形或いは正三角形を成す構造要素の3辺に構造要素同士を連結するための辺連結機構を備えた連結構造要素に関するものである。 【0005】本発明の請求項1に係わる連結構造要素は、輪郭形状が内角120度で円に内接する六角形を成す構造本体を有し、該六角形の構造本体のお互いに隣り合わない3辺で該六角形の構造本体同士を連結して立体構造物を形成するための接合手段として相対する平面がN極とS極とになる平板状の磁石を用いた構造要素において、表面がN極となるように前記磁石を取り付けたN型接合部と表面がS極となるように前記磁石を取り付けたS型接合部とによって該構造要素の各辺の接合面を構成し且つ該N型接合部と該S型接合部との自在な接合を可能とする同一配置の辺連結機構を構成することにより、構造要素同士の連結を可能としたものである。かくして、六角形の輪郭を成す同一の構造要素の接合手段として磁石を用いることによりお互いを接近させるだけで容易に連結可能となるだけでなく、構造要素を連結した状態で構造要素間の連結角の変更が可能となり、六角形を組み合わせた様々な形状の殻状立体構造物の形成が可能となる。 【0006】また、本発明の請求項2に係わる連結構造要素は、請求項1に記載された連結構造要素の構造本体の輪郭形状が正三角形で且つ正三角形の3辺に請求項1に記載された辺連結機構を備えたものである。かくして、正三角形の輪郭を成す同一の構造要素の接合手段として磁石を用いることによりお互いを接近させるだけで容易に連結可能となるだけでなく、構造要素を連結した状態で構造要素間の連結角の変更が可能となり、正三角形を組み合わせた様々な形状の殻状立体構造物の形成が可能となる。 【0007】また、本発明の請求項3に係わる連結構造要素は、輪郭形状が内角120度で円に内接する六角形を成す構造本体を有し、該六角形の構造本体のお互いに隣り合わない3辺で該六角形の構造本体同士を連結して立体構造物を形成するための接合手段として輪型の毛を埋め込んだ第一のテープと鍵型の毛を埋め込んだ第二のテープとからなり該第一のテープと該第二のテープとが面で接合するファスナー(以下、単に面ファスナーと呼ぶ)を用いた構造要素において、表面に該第一のテープを取り付けたX型接合部と表面に該第二のテープを取り付けたY型接合部とによって該構造要素の各辺の接合面を構成し且つ該X型接合部と該Y型接合部との自在な接合を可能とする同一配置の辺連結機構を構成することにより、構造要素同士の連結を可能としたものである。かくして、六角形の輪郭を成す同一の構造要素の接合手段として面ファスナーを用いることにより圧着するだけで容易に連結可能となるだけでなく、構造要素を連結した状態で構造要素間の連結角の変更が可能となり、六角形を組み合わせた様々な形状の殻状立体構造物の形成が可能となる。 【0008】また、本発明の請求項4に係わる連結構造要素は、請求項3に記載された連結構造要素の構造本体の輪郭形状が正三角形で且つ正三角形の3辺に請求項3に記載された辺連結機構を備えたものである。かくして、正三角形の輪郭を成す同一の構造要素の接合手段として面ファスナーを用いることにより圧着するだけで容易に連結可能となるだけでなく、構造要素を連結した状態で構造要素間の連結角の変更が可能となり、正三角形を組み合わせた様々な形状の殻状立体構造物の形成が可能となる【0009】また、本発明の請求項5に係わる連結構造要素は、輪郭形状が内角120度で円に内接する六角形を成す構造本体を有し、該六角形の構造本体のお互いに隣り合わない3辺で該六角形の構造本体同士を連結して立体構造物を形成するための接合手段としてA型接合要素とB型接合要素とに分離可能であり且つ前記A型接合要素と前記B型接合要素をはめ込んで連結可能となるヒンジ(以下、P型ヒンジと呼ぶ)を用いた構造要素において、連結個所に該A型接合要素を取り付けたA型接合部と連結個所に該B型接合要素を取り付けたB型接合部とによって該構造要素の各辺の接合面を構成し且つ該A型接合部と該B型接合部との自在な接合を可能とする同一配置の辺連結機構を構成することにより、構造要素同士の連結を可能としたものである。かくして、六角形の輪郭を成す同一の構造要素の接合手段としてP型ヒンジを用いることにより容易に連結可能となるだけでなく、構造要素を連結した状態で構造要素間の連結角の変更が可能となり、六角形を組み合わせた様々な形状の殻状立体構造物の形成が可能となる。 【0010】また、本発明の請求項6に係わる連結構造要素は、請求項5に記載された連結構造要素の構造本体の輪郭形状が正三角形で且つ正三角形の3辺に請求項5に記載された辺連結機構を備えたものである。かくして、正三角形の輪郭を成す同一の構造要素の接合手段としてP型ヒンジを用いることにより容易に連結可能となるだけでなく、構造要素を連結した状態で構造要素間の連結角の変更が可能となり、正三角形を組み合わせた様々な形状の殻状立体構造物の形成が可能となる。 【0011】また、本発明の請求項7に係わる連結構造要素は、輪郭形状が内角120度で円に内接する六角形を成す構造本体を有し、該六角形の構造本体のお互いに隣り合わない3辺で該六角形の構造本体同士を連結して立体構造物を形成するための接合手段として2つのC型接合要素とD型接合要素とに分離可能であり且つ前記2つのC型接合要素に前記D型接合要素をはめ込んで連結可能となるヒンジ(以下、Q型ヒンジと呼ぶ)を用いた構造要素において、連結個所に該C型接合要素を取り付けたC型接合部によって該構造要素の各辺の接合面を構成し且つ該D型接合要素を用いて該C型接合部同士の接合を可能とする同一配置の辺連結機構を構成することにより、構造要素同士の連結を可能としたものである。かくして、六角形の輪郭を成す同一の構造要素の接合手段としてQ型ヒンジを用いることにより容易に連結可能となるだけでなく、構造要素を連結した状態で構造要素間の連結角の変更が可能となり、六角形を組み合わせた様々な形状の殻状立体構造物の形成が可能となる。 【0012】また、本発明の請求項8に係わる連結構造要素は、請求項7に記載された連結構造要素の構造本体の輪郭形状が正三角形で且つ正三角形の3辺に請求項7に記載された辺連結機構を備えたものである。かくして、正三角形の輪郭を成す同一の構造要素の接合手段としてQ型ヒンジを用いることにより容易に連結可能となるだけでなく、構造要素を連結した状態で構造要素間の連結角の変更が可能となり、正三角形を組み合わせた様々な形状の殻状立体構造物の形成が可能となる。 【0013】また、本発明の請求項9に係わる連結構造要素は、請求項1と請求項2とに記載された連結構造要素の各辺は、N型接合部のみから成るN型辺連結機構とS型接合部のみから成るS型辺連結機構のどちらか一方を備え、該N型辺連結機構を持つ辺と該S型辺連結機構を持つ辺との連結のみを可能としたものである。かくして、同一形状の構造要素は該N型接合部と該S型接合部とが相対するように相手となる構造要素を選ぶことによってのみ連結可能となる。 【0014】また、本発明の請求項10に係わる連結構造要素は、請求項3と請求項4とに記載された連結構造要素の各辺は、X型接合部のみから成るX型辺連結機構とY型接合部のみから成るY型辺連結機構のどちらか一方を備え、該X型辺連結機構を持つ辺と該Y型辺連結機構を持つ辺との連結のみを可能としたものである。かくして、同一形状の構造要素は該X型接合部と該Y型接合部とが相対するように相手となる構造要素を選ぶことによってのみ連結可能となる。 【0015】また、本発明の請求項11に係わる連結構造要素は、請求項5と請求項6とに記載された連結構造要素の各辺は、A型接合部のみから成るA型辺連結機構とB型接合部のみから成るB型辺連結機構のどちらか一方を備え、該A型辺連結機構を持つ辺と該B型辺連結機構を持つ辺との連結のみを可能としたものである。かくして、同一形状の構造要素は該A型接合部と該B型接合部とが相対するように相手となる構造要素を選ぶことによってのみ連結可能となる。 【0016】 【発明の実施の形態】以下、図を参照して、本発明の実施の形態を詳細に説明する。図1は、六角形形状の平板を構造本体11として、N型接合部12NとS型接合部12Sとの組み合わせから成る辺連結機構12が構造本体11の隣り合わない3辺に設置された連結構造要素10の概念図である。この六角形は内角120度で円に内接する六角形であるため、隣り合わない3辺は同じ長さであり、各辺には同じ幾何学的条件でN型及びS型の接合部を取り付けることができる。従って、図のように同一配置にある3辺の連結構造要素は、同一の形態である他の連結構造要素のいずれの辺に対しても連結可能となる。 【0017】図2は、六角形形状の枠組を構造本体21として、N型接合部22NとS型接合部22Sとの組み合わせから成る辺連結機構22が構造本体21の隣り合わない3辺に設置された連結構造要素20の概念図である。構造本体21への取り付け方の違いを除けば、N型接合部22Nは図1のN型接合部12Nと、S型接合部22Sは図1のS型接合部12Sと同等である。 【0018】図3は、図2の六角形枠組から成る構造本体21の頂点を6本のワイヤ23によって結んだ連結構造要素20Vの概念図であり、構造本体21の構造強度を高めるための有効な一実施例を示すものである。 【0019】図4は、正三角形形状の平板を構造本体31として、N型接合部32NとS型接合部32Sとの組み合わせから成る辺連結機構32が構造本体31の3辺に設置された状態の連結構造要素30の概念図である。正三角形平板31の頂点の部分を等しく切除すれば、図1と同等の連結構造要素10となる。従って、連結構造要素30は連結構造要素10の特殊な形態である。 【0020】図5は、正三角形形状の枠組41を構造本体として、N型接合部42NとS型接合部42Sとの組み合わせから成る辺連結機構42が構造本体41の3辺に設置された状態の連結構造要素40の概念図である。構造本体への取り付け方の違いを除けば、N型接合部42Nは図4のN型接合部32Nと、S型接合部42Sは図4のS型接合部32Sと同等である。正三角形枠組41の頂点の部分を等しく平坦にすれば、図2と同等の連結構造要素20となる。従って、連結構造要素40は連結構造要素20の特殊な形態である。 【0021】図1、図2、図3、図4及び図5においては、いずれの辺連結機構もN型接合部1個とS型接合部1個で構成されているが、上記2種類の接合部の個数が同じであれば、それぞれ複数個で構成してもよい。 【0022】以上の実施例の如く、本発明における連結構造要素の典型的な実施形態は、構造本体の輪郭形状が六角形か正三角形かによって分類できる。また、構造様式から見れば構造本体が平板か枠組かによって異なる。そして、枠組様式の場合、頂点をワイヤで繋いで構造強度を高めた構造要素が発展形態として考えられる。また、内角120度で円に内接する六角形についても、その形状は無数に存在する。しかし、連結構造要素がどのような形態であれ、これらによる立体構造物の形成形態、連結の原理、連結機構の形態は同じであるので、以下では図1に示す連結構造要素10を選択して本発明を説明するが、このことにより本発明の実施の形態を連結構造要素10に関わる形態に限定するものではない。 【0023】図6は、六角形形状の連結構造要素10の各辺に設置されたN型接合部12NとS型接合部12Sとの組み合わせから成る辺連結機構12により、連結構造要素同士が連結する模様を示した概念図である。連結構造要素10の辺連結機構12を構成するN型接合部12NとS型接合部12Sを図に示すような要領で取り付けることにより、表面が六角形平面と多角形空隙とから成る各種の殻状立体構造物を全く同等の連結構造要素の連結によって形成可能となる。 【0024】図7は、三角形形状の連結構造要素30の各辺に設置されたN型接合部32NとS型接合部32Sとの組み合わせから成る辺連結機構32により、連結構造要素同士が連結する模様を示した概念図である。図6の場合と同様に、連結構造要素30の辺連結機構32を構成するN型接合部32NとS型接合部32Sを図に示すような要領で取り付けることにより、表面が正三角形平面から成る各種の殻状立体構造物を全く同等の連結構造要素の連結によって形成が可能となる。 【0025】図8は、N型接合部12Nのみから成るN型辺連結機構N12を2辺に、S型接合部12Sのみから成るS型辺連結機構S12を残り1辺に持つ連結構造要素50を示す概念図である。この図ではいずれの辺連結機構も2個の接合部で構成されているが、接合部の形状によっては1個でも3個以上でもよい。 【0026】図9は、2個のS型接合部12Sの組み合わせから成るS型辺連結機構S12を2辺に、2個のN型接合部12Nの組み合わせから成るN型辺連結機構N12を残り1辺に持つ連結構造要素60を示す概念図である。 【0027】図10は、図8に示す連結構造要素50と図9に示す連結構造要素60とを用いて連結構造要素を連結する模様を示す概念図である。このような異なった接合条件を持つ2種類の連結構造要素を準備することにより、連結構造要素10の場合と同様に、多様な立体構造物を形成することができる。さらに、連結構造要素の3個の辺連結機構が全てN型辺連結機構か又はS型辺連結機構によって構成される連結構造要素を準備すると、各種立体構造物の形成が容易となる。しかし、連結構造要素50と連結構造要素60とを同一個数用いて立体構造物を形成する場合、同種の接合部を持つ辺が接近することもあり得るため、通常、立体構造物の形成は困難な作業となる。このことは、本発明のゲーム性を高めることにもなり、本発明を玩具に適用することができる。構造本体21、31及び41を持つ連結構造要素20、30及び40についても、N型辺連結機構とS型辺連結機構を備えた連結構造要素50及び連結構造要素60と同類の連結構造要素を実施例とすることができる。従って、図10のような構造要素の連結が可能となり、ゲーム性の高い各種の玩具を具現することができる。 【0028】図11は、2個の連結構造要素の連結において、N型接合部12NとS型接合部12Sとが接合する際の接合面の模様を示す概念図である。これらの接合部の接合手段として磁石を選択した実施例では、接合手段13Nの表面はN極、接合手段13Sの表面はS極と設定することができる。この場合、接合手段13Nの表面と接合手段13Sの表面を平行にすれば、接合部での接合力を高めることができる。また、接合手段が面ファスナーの場合も同様であることが容易に予想される。面ファスナーの具体的なものとしては、マジックテープを想定することができ、容易に入手可能な一般的な部品と考えられる。従って、面ファスナーに関する具体的な説明は省略する。接合面は図11のように接合手段の取付面を傾斜させることによって設定できるが、接合面が自在に回転する機構を取り付けることも可能である。 【0029】接合手段が着脱可能なP型ヒンジ或いはQ型ヒンジである場合、連結した構造要素平面間の連結角はヒンジによって自在に変えることが可能であり、前述の磁石や面ファスナーの場合のように接合力を高めるために傾斜した接合面を形成する必要はない。また、特定の連結角で構造要素間の回転を固定することが可能となれば、連結機構を持つ全ての辺を連結しなくても立体形状を維持できるので、形成可能な立体構造物の種類が飛躍的に増加する。着脱可能なP型ヒンジの実施例としては、連結構造要素の一方の接合面に取り付けられたチューブをA型接合部、連結構造要素の他方の接合面に取り付けられたシャフトをB型接合部として、B型接合部のシャフトをA型接合部のチューブに挿入することにより形成される連結機構が挙げられる。また、着脱可能なQ型ヒンジの実施例としては、連結構造要素の全ての接合面に取り付けられたチューブをC型接合部、C型接合部を連結するシャフトをD型接合要素として、2つのC型接合部のチューブにD型接合要素であるシャフトを挿入することにより形成される連結機構が挙げられる。 【0030】図12は、2つの連結構造要素70が構造本体(平板など)71の辺に取り付けられた辺連結機構72によって連結された模様を示す図で、2つの辺連結機構72は連結用シャフトと連結用パイプとの間の自由な回転が可能となるように連結されている。 【0031】図13は、請求項5記載の発明に係わるP型ヒンジの一実施例を示す概念図である。この場合、A型接合要素はP型ヒンジ用連結シャフト75Pと連結用止めネジ76とからなり、ヒンジ取付部73に取り付けられてA型接合部A72を成す。B型接合要素は連結用パイプ74そのものであり、ヒンジ取付部73に取り付けられてB型接合部B72を成す。そして、B型接合部B72にA型接合部A72を通して連結用止めネジ76で連結用パイプ74を挟むようにすれば、A型接合部A72とB型接合部B72との連結が可能となる。言うまでもなく、これらの接合部が辺連結機構に複数個あってもよい。 【0032】図14は、請求項7記載の発明に係わるQ型ヒンジの一実施例を示す概念図である。この例では、ヒンジ取付部73に2つの連結用パイプ74を取り付け、C型接合部72を成している。言うまでもなく、実施ではこれらの連結用パイプ74を2個から1個に減らしても3個以上に増やしてもよいが、全ての辺連結機構は同一の形態であり、全ての接合部は同一のC型接合部72となる。従って、P型ヒンジのように2つの型式の接合部で連結することはない。また、C型接合部間の接合のためにQ型ヒンジ用連結シャフト75Qと連結用止めネジ76から成るD型接合要素が必要となる。そして、連結構造要素の連結は、Q型ヒンジ用連結シャフト75Qを2つのC型接合部の連結用パイプ74に通し、連結用止めネジ76でこれらのパイプを挟み込むことにより達成される。 【0033】 【発明の効果】輪郭形状において、内角120度で円に内接する六角形を成す平板又は枠組からなる構造物や正三角形を成す平板又は枠組からなる構造物は、通常、それらの3辺でお互いに連結することにより、多様な形状の殻状立体構造物を形成することができる。本発明により、形状と機能において全く同一の構造要素を用いて様々な形状の立体構造物を形成することが可能になった。例えば、同一形状の連結構造要素が20個程度あるだけで、約20種類の異なった形状の立体構造物を組み立てることが可能となった。また、連結機構の接合条件に変更を加えることにより、立体構造物の組立におけるゲーム性、パズル性を高めることが可能となった。従って、本発明は幼児から年寄りに至るまで知的に楽しめる玩具や立体幾何学の教材として有望である。
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| 【出願人】 |
【識別番号】391019050 【氏名又は名称】山脇 功次 【識別番号】500041983 【氏名又は名称】山脇 妙子
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| 【出願日】 |
平成11年12月17日(1999.12.17) |
| 【代理人】 |
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| 【公開番号】 |
特開2001−173889(P2001−173889A) |
| 【公開日】 |
平成13年6月29日(2001.6.29) |
| 【出願番号】 |
特願平11−376804 |
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