| 【発明の名称】 |
伸縮機構および該伸縮機構を利用したタワー、移動式リフト、キャンピングカー、組立家屋 |
| 【発明者】 |
【氏名】篠原 忠弘
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| 【要約】 |
【課題】重荷重に耐え、構造が簡単で、補機類や部品などの設置が可能であり、しかも、安価で、伸長収縮作業が短時間で行え、伸長収縮作業に場所を要しないようにする。
【解決手段】上部リンク部1の下端と下部リンク部2の上端との間に中間部連結体3を介し屈折伸長可能に連結し屈伸リンク部6を構成し、一対の屈伸リンク部6を相反する方向へ屈折伸長可能に配置すると共に、一対の屈伸リンク部6の上端間を上部連結体7を介して水平回動自在に連結し、且つ、一対の屈伸リンク部6の下端間を下部連結体9を介して水平回動自在に連結し、更に、一対の屈伸リンク部6を同期して屈折伸長可能な同期機構11を介装して上下方向へ伸縮動可能な伸縮機構本体12を構成し、伸縮機構本体12を伸縮変形させる伸縮作動機構22を設けるようにしている。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】上部リンク部の下端と下部リンク部の上端との間を中間部連結体を介し屈折伸長可能に連結して屈伸リンク部を構成し、一対の屈伸リンク部を相反する方向へ屈折伸長可能に配置すると共に、該一対の屈伸リンク部の上端間を上部連結体を介して水平回動自在に連結し、且つ、上記一対の屈伸リンク部の下端間を下部連結体を介して水平回動自在に連結し、更に、一対の屈伸リンク部を同期して屈折伸長可能な同期機構を介装して上下方向へ伸縮動可能な伸縮機構本体を構成し、該伸縮機構本体を伸縮変形させる伸縮作動機構を設けたことを特徴とする伸縮機構。 【請求項2】請求項1記載の伸縮機構本体を多段に積み重ねたことを特徴とするタワー。 【請求項3】請求項1記載の伸縮機構本体の下部に走行装置を取付けたことを特徴とする移動式リフト。 【請求項4】走行車両の荷台部分に請求項記載1の伸縮機構本体を介して上部室を取付けたことを特徴とするキャンピングカー。 【請求項5】請求項1記載の伸縮機構本体の下部連結体を床部とし、上部連結体を屋根部としたことを特徴とする組立家屋。
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【発明の詳細な説明】【0001】 【発明の属する技術分野】この発明は、重荷重に耐え、構造が簡単で、補機類や部品などの設置が可能であり、しかも、安価で、伸長収縮作業が短時間で行え、伸長収縮作業に場所を要しない伸縮機構および該伸縮機構を利用したタワー、移動式リフト、キャンピングカー、組立家屋に関するものである。 【0002】 【従来の技術】従来の伸縮機構としては、図18に示すようなX型の支柱によるシザース型のものや、図19に示すようなボックスブーム型のものや、図20に示すようなトラスブーム型のものや、図21に示すような梯子伸縮型のものなどがある。 【0003】 【発明が解決しようとする課題】しかしながら、図18のシザース型のものでは、X型の支柱の四隅に支柱となるものが無いため、高所になる程不安定となり、重荷重装置に適さないという問題がある。また、単一ブロックごとの操作が出来ないため、支柱に補機類や部品などの設置ができないという問題がある。 【0004】図19のボックスブーム型のものでは、油圧装置などを必要とし且つ構造が複雑となるため製作コストが高くなるという問題がある。また、ブームなどに補機類や部品などの設置が不可能である。 【0005】図20のトラスブーム型のものでは、自己伸縮装置を持たないため、伸長収縮作業に長時間要するという問題がある。また、未使用のブームの置場所に広大な面積を必要とする。 【0006】図21の梯子伸縮型のものでは、梯子状のため、上部の荷重が制限され、使用範囲が限られてるという問題がある。 【0007】そこで、本発明の目的は、上記の問題点を解消し、重荷重に耐え、構造が簡単で、補機類や部品などの設置が可能であり、しかも、安価で、伸長収縮作業が短時間で行え、伸長収縮作業に場所を要しない伸縮機構および該伸縮機構を利用したタワー、移動式リフト、キャンピングカー、組立家屋を提供することにある。 【0008】 【課題を解決するための手段】上記課題を解決するために、請求項1に記載された発明では、上部リンク部の下端と下部リンク部の上端との間を中間部連結体を介し屈折伸長可能に連結して屈伸リンク部を構成し、一対の屈伸リンク部を相反する方向へ屈折伸長可能に配置すると共に、該一対の屈伸リンク部の上端間を上部連結体を介して水平回動自在に連結し、且つ、上記一対の屈伸リンク部の下端間を下部連結体を介して水平回動自在に連結し、更に、一対の屈伸リンク部を同期して屈折伸長可能な同期機構を介装して上下方向へ伸縮動可能な伸縮機構本体を構成し、該伸縮機構本体を伸縮変形させる伸縮作動機構を設けた伸縮機構を特徴としている。 【0009】このように構成された請求項1にかかる発明によれば、伸縮機構を重荷重に耐え、構造が簡単で、補機類や部品などの設置が可能であり、しかも、安価で、伸長収縮作業が短時間で行え、伸長収縮作業に場所を要しないようにすることができる。 【0010】請求項2に記載された発明は、請求項1記載の伸縮機構本体を多段に積み重ねたことを特徴とするタワーにかかるものである。 【0011】このように構成された請求項2にかかる発明によれば、各伸縮機構本体ごとに独立して伸長および屈折させることができるので、タワーを必要な高さだけ伸ばして使用することが可能となる。 【0012】請求項3に記載された発明は、請求項1記載の伸縮機構本体の下部に走行装置を取付けたことを特徴とする移動式リフトにかかるものである。 【0013】このように構成された請求項3にかかる発明によれば、移動式リフトの格納姿勢が低くなるため、運搬車から荷下ろしする際に下側で受け取ることができ、また、そのまま設置場所まで移動して設置作業などを行うことができるので、作業効率が良く、しかも、他の作業機械が不要であるので、架設工事費を低減することができる。 【0014】請求項4に記載された発明は、走行車両の荷台部分に請求項記載1の伸縮機構本体を介して上部室を取付けたことを特徴とするキャンピングカーにかかるものである。 【0015】このように構成された請求項4にかかる発明によれば、キャンピングカーの走行時には小さく折り畳んだ状態とし、使用時に大きな室空間を形成することができる。 【0016】請求項5に記載された発明は、請求項1記載の伸縮機構本体の下部連結体を床部とし、上部連結体を屋根部としたことを特徴とする組立家屋にかかるものである。 【0017】このように構成された請求項5にかかる発明によれば、現地で簡単に家屋の骨組部分を組み立てることができる。 【0018】 【発明の実施の形態1】以下、本発明の具体的な実施の形態1について、図示例と共に説明する。 【0019】図1〜図6は、この発明の実施の形態1を示すものである。 【0020】まず、構成を説明すると、この実施の形態1のものでは、上部リンク部1の下端と下部リンク部2の上端との間を中間部連結体3およびピン4,5を介し、水平且つ平行状態に屈折可能および垂直且つ一直線状態に伸長可能に連結して屈伸リンク部6を構成する。なお、上部リンク部1と下部リンク部2とは、ほぼ同一長さのものを使用するのが好ましい。 【0021】一対の屈伸リンク部6を、相反する方向(便宜上、左右方向とする)へ屈折伸長可能となるように背中合せにして配置する。そして、該一対の屈伸リンク部6の上端間を上部連結体7およびピン8を介して水平回動自在に連結し、且つ、上記一対の屈伸リンク部6の下端間を下部連結体9およびピン10を介して水平回動自在に連結する。更に、一対の屈伸リンク部6を同期して屈折伸長可能な同期機構11を設ける。以上により、(パンタグラフ式に)上下方向へ伸縮動可能な伸縮機構本体12を構成する。 【0022】この際、例えば、上部連結体7と下部連結体9とを、矩形状とする。上部連結体7と下部連結体9とは、矩形枠状あるいは矩形面状のどちらとしても良いが、この実施の形態1では、十字状の横材が入ったほぼ矩形枠状としており、この枠体にエキスパン材などの床材13が取付けられて上部フロアと下部フロアをそれぞれ構成している。なお、下部連結体9は、土台としての機能も兼ね備えている。 【0023】また、左右の中間部連結体3は、それぞれ上部連結体7および下部連結体9をほぼ2等分した大きさとなるようにし、2つ合わせて上部連結体7および下部連結体9とほぼ同じ面積と成し得るようにする。この中間部連結体3は、例えば、矩形枠状またはコ字枠状などの枠状あるいは矩形面状のどちらとしても良いが、この実施の形態1では、矩形枠状としており、この枠体にエキスパン材などの床材13が取付けられて中間部フロアを構成している。そして、伸縮機構本体12を伸長動して直立状態とした時に、上部連結体7(上部フロア)と中間部連結体3(中間部フロア)との間に上部空間14が形成され、中間部連結体(中間部フロア)3と下部連結体9(下部フロア)との間に下部空間15が形成されるようにする。 【0024】このように、上部連結体7、中間部連結体3、および、下部連結体9をフロア状としたことに伴い、上部連結体7、中間部連結体3および下部連結体9の前側および後側の2箇所に対して、上部リンク部1および下部リンク部2をそれぞれ設けるようにしている。即ち、上部リンク部1および下部リンク部2は前後左右の合計4箇所に設けられている。 【0025】そして、各上部リンク部1および下部リンク部2は、それぞれ、上部連結体7および下部連結体9の各コーナー部と中間部連結体3の対応するコーナー部との間に配設される外側支柱16と、中間部連結体3の内側のコーナー部と上部連結体7および下部連結体9の中間部との間に配設される内側支柱17の2本を備えている。即ち、4箇所の上部リンク部1および下部リンク部2は、合計4本の外側支柱16と、4本の内側支柱17とをそれぞれ備えており、伸縮機構本体12全体としては、合計で8本の外側支柱16と、8本の内側支柱17とを備えている。なお、対応する外側支柱16と内側支柱17とはほぼ平行に配設され、両者間にはほぼ左右方向へ延びるブレスプレートなどの横部材18が、ピン19,20を介して回動自在に連接されている。 【0026】また、前記同期機構11としては、例えば、上部リンク部1における内側支柱17の上端間、および、下部リンク部2における内側支柱17の下端間にそれぞれ相互に歯合する一対のギヤからなる同調ギヤ装置21を取付けて、前後左右の屈伸リンク部6が早遅性なく作動し得るようにする。 【0027】そして、上記伸縮機構本体12を伸縮変形させる伸縮作動機構22を設ける。この伸縮作動機構22としては、例えば、2つの中間部連結体3にそれぞれワイヤ用シーブ23,24を取付け、下部連結体9にウインチなどの巻取装置25を取付けて、巻取装置25に巻取られたワイヤ26の先端を両側のワイヤ26用シーブ23,24に巻き掛けた後に一方の中間部連結体3に固定させるようにする。この際、ワイヤ26用シーブ23,24は、2つの中間部連結体3における左右方向の両端で且つ前後方向の中間位置に設けて屈伸リンク部6の前後左右に対し力が均等に作用するようにする。なお、ワイヤ26用シーブ23,24の個数およびワイヤ26用シーブ23,24に対するワイヤ26の掛数により、屈伸リンク部6の上昇荷重能力を調整・設定する(この実施の形態1では4条掛けとなっている)。 【0028】また、2つの中間部連結体3は、ロックボルトおよびナットなどの固定具27により相互に固定し得るようにする。 【0029】その他、上部連結体7、中間部連結体3、下部連結体9の床材13における図中右側のコーナー部には、点検・避難口などとなる通路ポート28がそれぞれ1つずつ形成されている。この通路ポート28は、前後に位置をずらせて(ジグザグ状に)配置されている。 【0030】また、補強として前後の外側支柱16の中間部には中間部支柱29がピン30,31にて回動自在に設けられ、外側支柱16と中間部支柱29との間の上下位置にはそれぞれ横部材32が介装されている。そして、上下の横部材32間で且つ通路ポート28の直下位置には、補強を兼ねて点検・避難用などの梯子33が設けられている。この梯子33は、前後に位置をずらせて(ジグザグ状に)配置されている。また、梯子33が設けられていない外側支柱16と中間部支柱29との間の位置には、ブレスパイプなどの傾斜部材34が取付けられている。 【0031】なお、上記各ピン4,5,8,10,18,20,30,31は、それぞれ同一の水平方向(前後方向)に向けられている。 【0032】次に、この実施の形態1の作用について説明する。 【0033】図4、図5に示すように、伸縮機構本体12が屈折状態にある時には、上部リンク部1と下部リンク部2とはほぼ水平且つ平行の状態となっている。この時、上部リンク部1および下部リンク部2を構成する外側支柱16と内側支柱17とは、相互の間隔が最も狭い状態となっている(図4ではほぼ接触している)。 【0034】この屈折状態から、伸縮機構本体12を伸長させるには、伸縮作動機構22を作動させる。即ち、ウインチなどの巻取装置25を駆動してワイヤ26を巻取って行く。すると、ワイヤ26を巻きかけられたワイヤ用シーブ23,24間の間隔が狭められて行き、図6に示すように、左右の中間部連結体3が近接動しつつ、中間部連結体3および上部連結体7が上昇して行く。 【0035】この際、同期機構11を介装し前後左右の屈伸リンク部6を同期して屈折伸長可能とすることにより、屈伸リンク部6間の早遅性をなくして安定且つ安全に作動させることができ、伸縮機構本体12の機能・性能を高めることができる。この際、同期機構11を相互に歯合する一対のギヤからなる同調ギヤ装置21とすることにより、同期機構11の構成を簡略化し、且つ、作動の確実性を図ることができる。 【0036】そして、上部連結体7が最上部まで上昇すると、図1〜図3に示すように、左右の中間部連結体3同士が当接して、伸縮機構本体12が伸長状態となる。この時、上部リンク部1と下部リンク部2とはほぼ垂直且つ一直線の状態となる。 【0037】こうして、伸縮機構本体12が伸長状態となったら、左右の中間部連結体3をロックボルトおよびナットなどからなる固定具27により相互に固定し、安全性を確保する。 【0038】なお、伸縮機構本体12を伸長状態から屈折状態とするには、上記とほぼ反対の手順を行う。 【0039】このような構成の実施の形態1によれば、上部リンク部1と下部リンク部2とからなる屈伸リンク部6を向い合せに組合せた伸縮機構本体12により、構造が簡単、且つ、安価で、伸長収縮作業が短時間で行え、伸長収縮作業に場所を要しない伸縮機構を提供することが可能となる。 【0040】また、伸長時に、上部連結体7および中間部連結体3とがほぼ垂直に立上がった上部リンク部1と下部リンク部2とにより支持されるので、重荷重に耐えることが可能となる。特に、この実施の形態1の場合、上部リンク部1と下部リンク部2とは、それぞれ上部連結体7および下部連結体9のコーナー部に配置された4本の外側支柱16と、中間部連結体3の内側のコーナー部に配置された4本の内側支柱17とで構成されているので、高い荷重強度と高い捩れ強度を得ることができる。従って、上部連結体7の上部などに対し、各種多様な機器類や設備を設置して各種作業を行わせることが可能となる。 【0041】また、上部連結体7(上部フロア)と中間部連結体3(中間部フロア)との間に形成される上部空間14や、中間部連結体(中間部フロア)3と下部連結体9(下部フロア)との間に形成される下部空間15を有効活用することも可能となる。 【0042】更に、上部連結体7、中間部連結体3、下部連結体9の床材13における図中右側のコーナー部に形成された点検・避難口などとなる通路ポート28と、上下の横部材32間で且つ通路ポート28の直下位置に設けられた点検・避難用などの梯子33を利用して昇降することが可能となる。この際、通路ポート28や、梯子33を前後に位置をずらせて(ジグザグ状に)配置することにより、昇降の際の恐怖感をなくし、且つ、一度に多数の人が昇降する際の効率を向上することができる。 【0043】 【発明の実施の形態2】図7〜図9は、この発明の実施の形態2を示すものである。なお、前記実施の形態1と同一ないし均等な部分については、同一の符号を付して説明する。 【0044】この実施の形態2のものでは、実施の形態1の伸縮機構本体12を多段(図7では5段となっている)に積み重ねて高所作業用のタワー35としたものである。 【0045】この際、下段の伸縮機構本体12の上部連結体7と上段の伸縮機構本体12の下部連結体9とを一体化することにより、機能を集約してコンパクト化を図ることができる。また、最上段の伸縮機構本体12の上部連結体7を機器取付用ベース部36として、機器取付用ベース部36に、図8に示すような荷作業用クレーン37や、図9に示すような伸縮ブリッジ38などを図示しない旋回機構などを介して旋回可能に取付ることにより、各種作業を行わせることが可能となる。 【0046】この際、最下段の伸縮機構本体12の下部連結体9を、アウトリガー装置39を備えた基盤台40に取付けて足場を安定させ得るようにする。基盤台40は、伸縮機構本体12を格納状態(屈折状態)とした時の地上投影面積とほぼ同じ大きさにすると、よりコンパクトに収納することが可能となり、車両などで搬送することも可能となる。また、アウトリガー装置39は、基盤台40に対して突出収納可能とし、且つ、ウエイト41を着脱可能とすることにより、伸長状態とした時の安定性を向上することができる。また、アウトリガー装置39と機器取付用ベース部36との間にブレスワイヤ42を張設可能とすることにより、伸長状態のタワー35の安定性を高めることが可能となる。なお、基盤台40には、ウインチなどの巻取装置41やその他の駆動用機器などを設けることもできる。 【0047】この実施の形態2の高所作業用のタワー35によれば、各伸縮機構本体12ごとに独立して伸長および屈折させることができるので、タワー35を必要な高さだけ伸ばして使用することが可能となる。 【0048】そして、伸長させる場合には、荷重の低い上側の伸縮機構本体12から順に伸ばすことにより、安定して伸長させることができ、且つ、固定具27による固定を容易に行わせることができる。また、収縮させる場合には、荷重の高い下側の伸縮機構本体12から順に縮めることにより、安定して収縮させることができ、且つ、固定具27による固定の解除を容易に行わせることができる。 【0049】上記以外の部分については、前記実施の形態1と同様の構成を備えており、同様の作用・効果を得ることができる。 【0050】 【発明の実施の形態3】図10は、この発明の実施の形態3を示すものである。なお、前記実施の形態1と同一ないし均等な部分については、同一の符号を付して説明する。 【0051】この実施の形態3のものでは、実施の形態1の伸縮機構本体12の下部連結体9の下部にクローラなどの走行装置43を取付けて、移動式リフト44としたものである。この際、走行装置43にはアウトリガー装置39を取付けても良い。 【0052】また、伸縮機構本体12の上部連結体7の上部に旋回機構45やスライド機構46を取付けることにより、一層、移動式リフト44の作業性を向上させることができる。 【0053】図10の場合、スライド機構46の上部に荷締用ジャッキ47を介して橋梁48などの重量物を持上げて移動・設置作業を行っている例を示している。上記移動式リフト44は、格納姿勢が低いため、橋梁48などを運搬車から荷下ろしする際に下側で受け取ることができ、また、そのまま設置場所まで移動して設置作業を行うことができるので、作業効率が良く、しかも、他の作業機械が不要であるので、架設工事費を低減することができる。 【0054】なお、この場合には、上部リンク部1や下部リンク部2に強度の高い材料を使用するのが好ましい。また、巻取装置25を出力の大きなものとし、ワイヤ26用シーブ23,24に対するワイヤ26の掛数を多くして上昇能力を増大させるするのが好ましい。なお、巻取装置25を中間部連結体3の側に取付けているが、このようにしても同様である。 【0055】上記以外の部分については、前記実施の形態1と同様の構成を備えており、同様の作用・効果を得ることができる。 【0056】 【発明の実施の形態4】図11〜図13は、この発明の実施の形態4を示すものである。なお、前記実施の形態1と同一ないし均等な部分については、同一の符号を付して説明する。 【0057】この実施の形態4のものでは、走行車両49の荷台50部分に実施の形態1の伸縮機構本体12を介して上部室51を取付け、伸縮機構本体12を伸長させた時の上部連結体7と下部連結体9とのコーナー部間にガイド材52を着脱可能とし、ガイド材5間にシャッターなどの壁構成部53を取付けることにより、上部連結体7と下部連結体9との間に下部室54を形成可能なキャンピングカー55としたものである。 【0058】この場合、少なくとも中間部連結体3を棒状または梁状とすることで、上部連結体7から下部連結体9までの間に障害物のない素通しの大きな下部室54を形成することが可能となる。そして、伸縮機構本体12を屈折状態とした時の長さが荷台50の長さとほぼ同じになるようにすることにより、伸縮機構本体12をコンパクトに収納させることが可能となる。 【0059】なお、壁構成部53をシャッターとする場合には、走行車両49のバッテリーを使用した電動式とすることができる。同様に、ウインチなどの巻取装置25も走行車両49のバッテリーを使用した電動式とすることができる。 【0060】この実施の形態4によれば、走行時には、図11に示すように小さく折り畳んだ状態とすることができる。また、使用時に、図13に示すように、大きな室空間を形成することができる。 【0061】上記以外の部分については、前記実施の形態1と同様の構成を備えており、同様の作用・効果を得ることができる。 【0062】 【発明の実施の形態5】図14〜図17は、この発明の実施の形態5を示すものである。なお、前記実施の形態1と同一ないし均等な部分については、同一の符号を付して説明する。 【0063】この実施の形態5のものでは、実施の形態1の伸縮機構本体12の下部連結体9を床部56とし、上部連結体7を屋根部57とすることにより、組立家屋58としたものである。このようにすることにより、現地で簡単に家屋の骨組部分を組み立てることができる。 【0064】この場合において、対応する外側支柱16間に外壁材59を予め取付けておき、且つ、この外壁材59にヒンジなどで別の外壁材60を適宜取付けておくことにより、上記を現地で組立てるのみで家屋の外観部分をほぼ完成することができる。また、組立ても、自己に内蔵した伸縮作動機構22のみで行うことが可能である。 【0065】この際、ウインチなどの巻取装置25を手動式とし、ハンドル61で巻上げて組み立てるようにすることにより、伸縮作動機構22を簡素化し、その分、居住スペースを多く確保することができる。 【0066】また、上記組立家屋58は、図16、図17に示すように、現地で複数個水平に連結することにより、面積を自由に拡大することができる。また、現地で複数個上下に連結することにより、高さを自由に拡大することができる。なお、上下に連結する場合には、最上段の伸縮機構本体12の上部連結体7のみに屋根部57を設け、最下段の伸縮機構本体12の下部連結体9のみに床部56を設けるようにする。 【0067】なお、図14〜17では、下部連結体9を下階の床部56とし、中間部連結体3を上階の床部とする二階建てのユニットとしている。このように、1ユニットを二階建ての構成とすることにより、高い面積効率を得ることができる。また、1ユニットを一階建ての構成とすることもできる。その場合には、中間部連結体3をそれぞれ向い合せのコ字枠状とすれば上部連結体7と下部連結体9との間に障害物のない素通しの大きな室空間を形成することができる。 【0068】上記組立家屋58は格納姿勢がコンパクトなため、車両などによる移動時に嵩張りが少なく、一度に大量に輸送することが可能である。なお、屋根部57をフラット屋根とすることにより、輸送性を一層向上することができる。 【0069】なお、図中、符号62は後付用階段である。 【0070】上記以外の部分については、前記実施の形態1と同様の構成を備えており、同様の作用・効果を得ることができる。 【0071】 【発明の効果】以上説明してきたように、請求項1の発明によれば、重荷重に耐え、構造が簡単で、補機類や部品などの設置が可能であり、しかも、安価で、伸長収縮作業が短時間で行え、伸長収縮作業に場所を要しないようにすることができる。 【0072】請求項2の発明によれば、各伸縮機構本体ごとに独立して伸長および屈折させることができるので、タワーを必要な高さだけ伸ばして使用することが可能となる。 【0073】請求項3の発明によれば、移動式リフトのの格納姿勢が低くなるため、運搬車から荷下ろしする際に下側で受け取ることができ、また、そのまま設置場所まで移動して設置作業などを行うことができるので、作業効率が良く、しかも、他の作業機械が不要であるので、架設工事費を低減することができる。 【0074】請求項4の発明によれば、キャンピングカーを、走行時には小さく折り畳んだ状態とし、使用時に大きな室空間を形成することができる。 【0075】請求項5の発明によれば、現地で簡単に家屋の骨組部分を組み立てることができる、という実用上有益な効果を発揮し得る。
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| 【出願人】 |
【識別番号】596070216 【氏名又は名称】中特建機株式会社
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| 【出願日】 |
平成11年9月17日(1999.9.17) |
| 【代理人】 |
【識別番号】100082670 【弁理士】 【氏名又は名称】西脇 民雄
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| 【公開番号】 |
特開2001−82688(P2001−82688A) |
| 【公開日】 |
平成13年3月30日(2001.3.30) |
| 【出願番号】 |
特願平11−263281 |
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