| 【発明の名称】 |
オイル噴霧供給装置 |
| 【発明者】 |
【氏名】田窪 宣彦
【氏名】小池 勇一郎
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| 【要約】 |
【課題】エア噴射ノズルが塞がるような事態の発生がないと共に、オイルミストの発生を正確に検知することができるオイル噴霧供給装置を提供する。
【解決手段】エア噴射ノズル6の前方位置に、上部からオイルを滴下させるオイル供給部14を設け、上記エア噴射ノズル6の後方位置に、エア噴射ノズル6に対して抜き差し自在となる異物除去ピン10を配置し、更に、オイル供給部14の前方位置に、オイルミストの生成した直後に、オイルミストに直接光を当てて、オイルミストの有無を検知するミスト検出部が設けられている。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】 エア噴射ノズルの前方位置に、上部からオイルを滴下させるオイル供給部を設け、上記エア噴射ノズルの後方位置に、エア噴射ノズルに対して抜き差し自在となる異物除去ピンを配置したオイル噴霧供給装置。 【請求項2】 上記異物除去ピンに、エア噴射ノズルから常時抜け出て退動位置に戻る弾性を付与した請求項1に記載のオイル噴霧供給装置。 【請求項3】 エア噴射ノズルの前方位置に、上部からオイルを滴下させるオイル供給部を設け、上記エア噴射ノズルの後方位置に、エア噴射ノズルに対して抜き差し自在となる異物除去ピンを配置し、上記オイル供給部の前方位置に、エア噴射ノズルからのエアとオイル供給部からのオイルの滴下によって発生したオイルミストを発生直後に光の透過度、透過の有無又は二次散乱光によって検出するミスト検出部を設けたオイル噴霧供給装置。 【請求項4】 上記エア噴射ノズルが、このエア噴射ノズルから同軸心状の配置で前方に伸びる外筒で覆われ、上記ミスト検出部が、この外筒の軸心を挟む両側に設けた窓の外側に投光器と受光器を配置し、窓の内側にエアパージを吹きつける手段を設けて形成されている請求項3に記載のオイル噴霧供給装置。
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【発明の詳細な説明】【0001】 【発明の属する技術分野】この発明は、軸受や歯車などの潤滑を必要とする機械要素の摩擦部分に、噴霧状にした潤滑オイルを供給したり、噴霧状の切削オイルを切削加工の部分に供給するためのオイル噴霧供給装置に関する。 【0002】 【従来の技術】機械要素の摩擦部分に対する潤滑オイルの供給や、切削加工の部分に対する切削オイルの供給は、噴射エアにオイルを滴下させ、霧状にして供給するので、オイルの消費を少なくして潤滑や切削効率を上げることができるという点で優れている。 【0003】図3は、オイルを霧化するために用いられている従来のオイル噴霧供給装置21を示し、透明で内部中空となる上部ケース22の上端にオイルの滴下口23を設け、上部ケース22の下端に配置した霧化ブロック24内に下端の開口部25に達するオイル通路26を設け、オイル通路26の途中で周囲に配置した空気室27に、霧化ブロック24の途中に設けたエア供給口28を接続し、上記空気室27の下端に、オイル通路26の先端部周囲で開口する小さな孔からなるエア噴射ノズル29を設けた構造を有している。 【0004】このオイル噴霧供給装置21は、滴下口23から滴下したオイルがオイル通路26を流れ、エア噴射ノズル29から下端の開口部25に噴射するエアに向けて滴下し、オイルミスト状態になって流出する。 【0005】また、オイルミストの生成を監視するため、上部ケース22の外側で軸心を挟む両側の位置に、投光器30と受光器31からなる光電スイッチを配置し、油滴を光の透過率、透過の有無で検出し、オイルミストの生成を間接的に検知するようになっている。 【0006】 【発明が解決しようとする課題】ところで、上記のような従来のオイル噴霧供給装置21は、霧化ブロック24内に設けるエア通路の構造が複雑となり、エア噴射ノズル29は小径の孔になっているので、エアに含まれている極小さい異物がエア通路の内部に付着し、この付着物が成長してついにはエア噴射ノズル29が塞がり、エアが流れない状態になってしまうという問題があった。 【0007】また、上記のようにエア噴射ノズル29が塞がった場合、オイルが滴下されているにも関わらず、オイルミストが発生していないため、オイルミストを間接的に検知する構造では、オイルミストの発生を正確に検知することができないという問題がある。 【0008】そこで、この発明の課題は、エア噴射ノズルが塞がるような事態の発生がないと共に、オイルミストの発生を正確に検知することができるオイル噴霧供給装置を提供することにある。 【0009】 【課題を解決するための手段】上記のような課題を解決するため、この発明は、エア噴射ノズルの前方位置に、上部からオイルを滴下させるオイル供給部を設け、上記エア噴射ノズルの後方位置に、エア噴射ノズルに対して抜き差し自在となる異物除去ピンを配置した構成を採用したものである。 【0010】上記異物除去ピンに、コイルスプリングのような弾性部材を用い、エア噴射ノズルから常時抜け出て退動位置に戻る弾性を付与することができる。 【0011】また、別の発明は、エア噴射ノズルの前方位置に、上部からオイルを滴下させるオイル供給部を設け、上記エア噴射ノズルの後方位置に、エア噴射ノズルに対して抜き差し自在となる異物除去ピンを配置し、上記オイル供給部の前方位置に、エア噴射ノズルからのエアとオイル供給部からのオイルの滴下によって発生したオイルミストを発生直後に光の透過度、透過の有無又は二次散乱光によって検出するミスト検出部を設けた構成を採用したものである。 【0012】ここで、上記エア噴射ノズルが、このエア噴射ノズルから同軸心状の配置で前方に伸びる外筒で覆われ、上記ミスト検出部が、この外筒の軸心を挟む両側に設けた窓の外側に投光器と受光器を配置した構造とし、かつ、窓の内側にエアパージを吹き付ける手段を設けることができる。 【0013】 【発明の実施の形態】以下、この発明の実施の形態を図示例と共に説明する。 【0014】図1と図2のように、オイル噴霧供給装置1は、エア噴射部2と、このエア噴射部2の先端側に設けたオイル霧化部3との組み合わせによって形成されている。 【0015】エア噴射部2は、水平に配置したシリンダ筒4の先端壁5に内部と連通するエア噴射ノズル6を水平に突設し、シリンダ筒4の内部に軸方向へ移動自在となるピストン7を収納し、このピストン7の後端に、シリンダ筒4の後端壁8の開口から外部に突出する操作軸9が設けられ、同前端に、エア噴射ノズル6に対して抜き差し自在となる異物除去ピン10が突設されている。 【0016】この異物除去ピン10は、エア噴射ノズル6の内径に嵌入する外径と、エア噴射ノズル6の前長を貫通することのできる長さを有している。 【0017】上記ピストン7とシリンダ筒4の先端壁5の間にコイルスプリング11を縮設し、ピストン7にシリンダ筒4の後端壁8に当接する退動位置へ戻る弾性を付与し、該ピストン7が退動位置にあるとき異物除去ピン10はエア噴射ノズル6から抜け出るようにピストン7のストロークが設定されている。 【0018】上記シリンダ筒4の周壁で先端壁5に近い位置に、圧搾エアの供給源と接続するエア供給口12が設けられている。 【0019】前記オイル霧化部3は、シリンダ筒4の先端に延長状となるよう外筒13を設け、外筒13の中間位置の上部にオイルを滴下させるオイル供給部14を設け、このオイル供給部14よりも前方の位置に、エア噴射ノズル6からのエアとオイル供給部14からのオイルの滴下によって発生したオイルミストを発生直後に光の透過度、透過の有無又は二次散乱光によって検出するミスト検出部15が設けられている。 【0020】上記外筒13は、エア噴射ノズル6の先端よりも前方へ十分な長さだけ突出し、この外筒13とエア噴射ノズル6は同軸心の配置となり、オイル供給部14は、外筒13を内外に貫通するパイプ14aの下端がエア噴射ノズル6の先端に近接して臨み、図1に示すように、エア噴射ノズル6の中心線上にパイプ14aの下端が位置した配置となり、エア噴射ノズル6からのエアとパイプ14aからのオイルの滴下によってオイルミストを確実に発生させるようになっている。 【0021】上記ミスト検出部15は、オイル供給部14よりも少し前方に位置し、外筒13の軸心を挟む両側に透明な窓16、16を設け、両窓16、16の外側に、光による透過の有無、光の透過率、又は二次散乱光によって、オイルミストの生成状態を直接検知する投光器17と受光器18からなるセンサを配置し、更に、図2のように、窓16、16の内側に対してエアパージを吹き付けて汚れを防ぐように、シリンダ筒4における先端壁5の周囲で両側の位置に、エアパージ用の孔19が設けられている。 【0022】この発明のオイル噴霧供給装置は、上記のような構成であり、エア供給口12からシリンダ筒4内に圧搾エアを供給すると共に、オイル供給部14のパイプ14aでオイルを滴下させると、エア噴射ノズル6から前方に噴出するエアと、この噴出するエアへのオイルの滴下とによってオイルミストが発生し、潤滑や切削部分に供給される。 【0023】上記オイル噴霧供給装置1において、操作軸9を押し込んで異物除去ピン10を前進動させ、エア噴射ノズル6の内部に進入させることにより、エア噴射ノズル6の内周に付着している異物を取り除くことができ、メンテナンスが容易にできることになり、また、操作軸9の押し込みを解くと、コイルスプリング11の弾性で異物除去ピン10は後退し、エア噴射ノズル6から抜け出ることになる。 【0024】また、ミスト検出部15は、オイルミストの生成した直後に、オイルミストに直接光を当てて、オイルミストの有無を検知することにより、オイルミストによる潤滑や切削が確実にできていることを確認することができ、オイルミストの生成が不十分な場合は、潤滑せんとする機械や切削機械を停止させることになる。 【0025】更に、ミスト検出部15は、窓16、16にエアパージを吹き付けることにより、外乱因子を減らすことができ、より確実にオイルミストの有無を検知することができる。 【0026】 【発明の効果】以上のように、この発明によると、エア噴射ノズルと上部からオイルを滴下させるオイル供給部を分けて設け、上記エア噴射ノズルの後方位置に、エア噴射ノズルに対して抜き差し自在となる異物除去ピンを配置したので、異物除去ピンを前進動させ、エア噴射ノズルの内部に進入させることにより、エア噴射ノズルの内周に付着している異物を取り除くことができ、メンテナンスが容易にでき、エア噴射ノズルが詰まるようなことがなくなる。 【0027】また、ミスト検出部は、オイルミストの生成した直後に、オイルミストに直接光を当ててオイルミストの有無を検知するので、オイルミストの生成状態を直接検知することができる。 【0028】更に、ミスト検出部の窓にエアパージを吹き付けることにより、外乱因子を減らすことができ、より確実にオイルミストの有無を検知できる。
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| 【出願人】 |
【識別番号】592133243 【氏名又は名称】フォーゲルジャパン株式会社
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| 【出願日】 |
平成12年4月28日(2000.4.28) |
| 【代理人】 |
【識別番号】100074206 【弁理士】 【氏名又は名称】鎌田 文二 (外2名)
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| 【公開番号】 |
特開2001−311500(P2001−311500A) |
| 【公開日】 |
平成13年11月9日(2001.11.9) |
| 【出願番号】 |
特願2000−130134(P2000−130134) |
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