| 【発明の名称】 |
ミキシングバルブおよびこれを用いたオイルエア潤滑装置 |
| 【発明者】 |
【氏名】下司 安雄
【氏名】川上 善久
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| 【要約】 |
【課題】圧縮エアとミキシングされて搬送される1回分のオイル量を、定量吐出バルブで吐出される1回分のオイル量以下に減らすこと。
【解決手段】定量吐出バルブ22aから間欠的に吐出するオイルを、複数のオイル分流通路22cに分流し、この分流したオイルを、圧縮エアとミキシングされるオイルとして、吐出オイル量を減らし、この分流オイルを、圧縮エアの作用で、それぞれ、オイルエア通路22g内で連続的な流れに変えて、対応する各オイルエア出口それぞれに搬送する構成。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】単一の定量吐出バルブと、前記定量吐出バルブから吐出するオイルを分流する複数のオイル分流通路と、を少なくとも有し、前記オイル分流通路それぞれから間欠的に流れてくる分流オイルを、圧縮エアの作用で、それぞれ連続的な流れに変えて、対応する各オイルエア出口それぞれに搬送する構成を備えた、ことを特徴とするミキシングバルブ。 【請求項2】単一の定量吐出バルブと、前記定量吐出バルブから吐出するオイルを分流する複数のオイル分流通路と、供給される圧縮エアを分流する複数の圧縮エア分流通路と、前記複数のオイル分流通路それぞれと複数のオイルエア出口それぞれとの間に個別に対応して接続された複数のオイルエア通路と、を有し、前記複数のオイル分流通路それぞれから間欠的に流れてくる分流オイルを、前記各圧縮エア分流通路それぞれからの圧縮エアの作用により、それぞれ、対応する前記各オイルエア通路内で連続的な流れに変えて、対応する各オイルエア出口それぞれに搬送する構成を備えた、ことを特徴とするミキシングバルブ。 【請求項3】請求項2に記載のミキシングバルブにおいて、前記各圧縮エア分流通路それぞれに個別に対応して配備されて該圧縮エア分流通路内の圧縮エアの流量を調整する複数の流量調整バルブを有する、ことを特徴とするミキシングバルブ。 【請求項4】請求項1ないし3いずれかに記載のミキシングバルブにおいて、定量吐出バルブからのオイルを溜めるとともに前記各オイル分流通路それぞれの分流起点となるオイル溜まりを有する、ことを特徴とするミキシングバルブ。 【請求項5】請求項1ないし4いずれかに記載のミキシングバルブにおいて、オイルの分流時は、前記オイル分流通路それぞれが、共に、同一の水平面内に位置付けられる、ことを特徴とするミキシングバルブ。 【請求項6】請求項1ないし5いずれかに記載のミキシングバルブにおいて、前記複数のオイル分流通路それぞれは、前記吐出オイルを放射状に分流させる配置形態を有している、ことを特徴とするミキシングバルブ。 【請求項7】間欠的に供給される所要量のオイルを圧縮エアで潤滑対象に搬送するオイルエア潤滑装置において、請求項1ないし6いずれかに記載のミキシングバルブに、前記所要量のオイルを間欠的に供給し、前記ミキシングバルブにおいては、間欠的に供給されてくるオイルを、定量吐出バルブで定量で吐出し、この吐出されたオイルを前記複数のオイル分流通路で複数のオイルに分流し、複数の分流オイルそれぞれを圧縮エアにより、対応する複数のオイルエア出口それぞれに搬送する、ことを特徴とするオイルエア潤滑装置。
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【発明の詳細な説明】【0001】 【発明の属する技術分野】本発明は、オイルとエアとをミキシングしてオイルエアにするミキシングバルブおよびこれを用いたもので間欠的に供給される所要量のオイルを圧縮エアで軸受等の潤滑対象に搬送するオイルエア潤滑装置に関する。 【0002】 【従来の技術】複数の潤滑対象を潤滑するためのミキシングバルブには、図5で示すようなものがある。図5は、ミキシングバルブの内部回路を回路的に示した図である。なお、ミキシングバルブの外観構成、これを用いたオイルエア潤滑装置の全体構成および潤滑対象である軸受については、その図示を省略している。 【0003】このミキシングバルブ100は、オイル入口の共通オイル配管102、各分岐オイル配管104a〜104d、各定量吐出バルブ106a〜106d、各逆止弁108a〜108d、共通エア配管110、各分岐エア配管112a〜112d、各流量調整バルブ114a〜114d、および各オイルエア配管116a〜116dを備える。このようなミキシングバルブ100を用いたオイルエア潤滑装置においては、軸受の潤滑状態に対応して、オイルをミキシングバルブのオイル入口に、また、圧縮エアをミキシングバルブのエア入口に、それぞれ、供給制御するようになっている。 【0004】ミキシングバルブ100において、オイル入口から供給されたオイルは、共通オイル配管102から各分岐オイル配管104a〜104dそれぞれを介して各定量吐出バルブ106a〜106dそれぞれに導入される。各定量吐出バルブ106a〜106dそれぞれからは、オイルが定量でかつ少量でもって間欠的にオイルエア配管116a〜116d内に吐出される。 【0005】一方、圧縮エア入口から供給された圧縮エアは、共通エア配管110を介して各分岐エア配管112a〜112dそれぞれに分岐される。分岐された圧縮エアは、各分岐エア配管112a〜112dそれぞれの流量調整バルブ114a〜114dで流量調整されて各オイルエア配管116a〜116dそれぞれに供給される。 【0006】そして、各オイルエア配管116a〜116dそれぞれ内に間欠的に吐出されたオイルは、圧縮エアとミキシングされつつ、圧縮エアの作用でオイルエア配管116a〜116d内壁に沿って連続的な流れに変えられたうえで各オイルエア出口それぞれからオイルエアとなって搬送され、潤滑対象である軸受それぞれに供給される。こうして各軸受はそれぞれのオイルエアにより潤滑される。 【0007】 【発明が解決しようとする課題】ところで、軸受をより高速回転させる場合の潤滑では、軸受へのオイルの供給のわずかな途切れも、即座に軸受温度を高低変動(脈動)させてしまうことになる。軸受へのオイルの供給のわずかな途切れをなくすには、定量吐出バルブからのオイルの吐出間隔の短縮および1回のオイルの吐出量の増大を図ることにより、オイルの供給量を増大することが良いと考えられる。しかし、このような単純な方策では、軸受の撹拌抵抗が増大する他、オイルの消費量がいたずらに増大して装置のランニングコストがたいへん高くつくものとなる。 【0008】そのため、本発明者らは、軸受潤滑のためのオイルの消費量を必要以上に増大させることなく、軸受へのオイルの供給のわずかな途切れをなくすための課題に取り組んだ。この課題の解決で困難となったのは、軸受が高速回転になれば、それだけ定量吐出バルブよりのオイルの吐出間隔を短縮する必要があるが、そうすれば、その定量吐出バルブからの1回のオイル吐出量をさらに減らす必要があるのに、従来のミキシングバルブでの定量吐出バルブでは、構造上、1回のオイル吐出量に下限があり、どうしても、オイル吐出量を減らすことができなかったことである。 【0009】したがって、本発明は、ミキシングバルブにおいて、圧縮エアとミキシングされて搬送される1回分のオイル量を、定量吐出バルブで吐出される1回分のオイル量以下に減らすことができるようにすることを解決すべき課題とする。 【0010】本発明はまた、このようなミキシングバルブを用いて、ランニングコストの増大なく高速回転する軸受を最適にオイルエア潤滑できるようにすることを解決すべき課題とする。 【0011】 【課題を解決するための手段】上記課題を解決するために、本発明第1のミキシングバルブは、単一の定量吐出バルブと、前記定量吐出バルブから吐出するオイルを分流する複数のオイル分流通路とを少なくとも有し、前記オイル分流通路それぞれから間欠的に流れてくる分流オイルを、圧縮エアの作用で、それぞれ連続的な流れに変えて、対応する各オイルエア出口それぞれに搬送する構成を備えたことにより、圧縮エアとミキシングされて搬送される1回分のオイル量を、定量吐出バルブで吐出される1回分のオイル量以下に減らすことができることを特徴としている。 【0012】本発明第2のミキシングバルブは、単一の定量吐出バルブと、前記定量吐出バルブから吐出するオイルを分流する複数のオイル分流通路と、供給される圧縮エアを分流する複数の圧縮エア分流通路と、前記複数のオイル分流通路それぞれと複数のオイルエア出口それぞれとの間に個別に対応して接続された複数のオイルエア通路とを有し、前記複数のオイル分流通路それぞれから間欠的に流れてくる分流オイルを、前記各圧縮エア分流通路それぞれからの圧縮エアの作用により、それぞれ、対応する前記各オイルエア通路内で連続的な流れに変えて、対応する各オイルエア出口それぞれに搬送する構成を備えたことにより、圧縮エアとミキシングされてオイルエア通路内を搬送される1回分のオイル量を、定量吐出バルブで吐出される1回分のオイル量以下に減らすことができることを特徴としている。 【0013】好ましくは、本発明第2のミキシングバルブは、前記各圧縮エア分流通路それぞれに個別に対応して配備されて該圧縮エア分流通路内の圧縮エアの流量を調整する複数の流量調整バルブを有する。 【0014】好ましくは、本発明第1および第2のミキシングバルブにおいては、定量吐出バルブからのオイルを溜めるとともに前記各オイル分流通路それぞれの分流起点となるオイル溜まりを有する。 【0015】好ましくは、本発明第1および第2のミキシングバルブにおいては、オイルの分流時は、前記オイル分流通路それぞれが、共に、同一の水平面内に位置付けられる。 【0016】好ましくは、本発明第1および第2のミキシングバルブにおいては、前記複数のオイル分流通路それぞれは、前記吐出オイルを放射状に分流させる配置形態を有している。 【0017】本発明第3のオイルエア潤滑装置は、間欠的に供給される所要量のオイルを圧縮エアで潤滑対象に搬送するもので、前記いずれかのミキシングバルブに、前記所要量のオイルを間欠的に供給し、前記ミキシングバルブにおいては、間欠的に供給されてくるオイルを、定量吐出バルブで定量で吐出し、この吐出されたオイルを前記複数の分流通路で複数のオイルに分流し、複数の分流オイルそれぞれを圧縮エアにより、対応する複数のオイルエア出口に搬送するオイルを定量吐出する定量吐出バルブと、前記定量吐出バルブから吐出されるオイルを分流させる複数の分流通路とを有し、前記各分流通路それぞれで分流されたオイルを、圧縮エアの作用で、連続的な流れに変えて各オイルエア出口それぞれに搬送する構成を備えたことにより、ランニングコストの増大なく高速回転する軸受を最適にオイルエア潤滑できることを特徴としている。 【0018】なお、単一の定量吐出バルブにおける単一とは、ミキシングバルブに数量的に1つだけの定量吐出バルブを有する場合を含むのみならず、ミキシングバルブ内に数量的に複数の定量吐出バルブがあったとしても、1つの定量吐出バルブに対して複数のオイル分流通路の関係を有するものであれば、それら複数のオイル分流通路に対しては単一の定量吐出バルブとなり、これも含むものである。 【0019】なお、上記通路は、ミキシングバルブのハウジングで形成された穴を通路としたものも、管路で構成された通路も含む。 【0020】なお、上記放射状とは、分流起点を中心としてその周囲方向であればそのすべてを含む。また、分流通路へのオイルの分流量を均等にするに当たり、その均等条件は、オイル分流通路の内径、長さ、流路抵抗、等に依存して決定されるので、必ずしも、各オイル分流通路それぞれが同一の形状である必要はない。 【0021】なお、オイル分流通路とオイルエア通路とは、これらが別々の構成のものも、一体構成のものも含む。 【0022】なお、上記分流は、分配等も含む広い概念である。 【0023】 【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態に係るオイルエア潤滑装置の詳細について図面を参照して説明する。この実施の形態では、潤滑対象の転がり軸受として玉軸受が例示されている。図1において、Aは玉軸受であり、Bは玉軸受Aにオイルエアを供給するオイルエア供給装置である。玉軸受Aは、外輪1、内輪2、玉3および保持器4を備える。5は、オイルエア供給ノズルであり、玉軸受Aの側面に隣接して設けられている。5aは供給ノズル5の噴出口であり、外輪1と内輪2との間の玉3および保持器4に向かっている。6は、静電容量式非接触変位センサであり、外輪1の外周面から半径方向に埋め込まれている。センサ6の検知先端は、例えば軌道面を外れた位置で外輪1の内周面に露出し、保持器4の表面に対向している。センサ6は、増幅器7を介して制御部(制御手段)8に検出信号を入力するよう接続されている。実施の形態ではオイルエア潤滑装置は、玉軸受Aを除く部分で構成されているが、オイルエア供給装置Bをオイルエア潤滑装置としてもよい。なお、制御部8は、このセンサ6の検出信号による検出値と標準値との比較により玉軸受Aの潤滑異常を検知し、適切なオイルエアの供給を制御するようになっている。詳しくは、特開平6−241234号公報参照。 【0024】オイルエア供給装置Bについて説明をする。 【0025】21は、第1電磁開閉弁、22は、ミキシングバルブ、23は、オイル供給手段である。また、24は圧縮エア供給源、25は、圧力計、26は、圧力スイッチである。第1電磁開閉弁21は、制御部8よりの第1制御信号CS1に応答して開いて圧縮エア供給源24からの圧縮エアを、ミキシングバルブ22と、オイル供給手段23とに出力する。第1電磁開閉弁21より供給される圧縮エアの圧力は、圧力計25で計測され、圧力スイッチ26で検知される。圧力スイッチ26からの検知信号は、エア圧信号S1として制御部8に与えられる。 【0026】オイル供給手段23は、第2電磁開閉弁23a、オイル供給ポンプ23b、オイル槽23c、オイルレベルスイッチ23d、脱圧バルブ23e、圧力スイッチ23fを備える。第2電磁開閉弁23aは、制御部8よりの第2制御信号CS2に応答して、開閉動作し、開状態では圧縮エアをオイル供給ポンプ23bに出力することでこのオイル供給ポンプ23bを駆動する。オイルレベルスイッチ23dは、オイル槽23c内のオイルのレベルを検知し、この検知信号を、オイルレベル信号S2として制御部8に入力する。圧力スイッチ23fは、管路内のオイルの圧力を検知し、この検知信号をオイル圧信号S3として制御部8に入力する。そして、オイル供給手段23は、第2電磁開閉弁23aが制御部8よりの第2制御信号CS2に応答して開閉することで、管路L3を介して、ミキシングバルブ22に間欠的にオイルを供給するようになっている。 【0027】ミキシングバルブ22は、オイルを定量吐出する単一の定量吐出バルブ22aと、この定量吐出バルブ22aから吐出されるオイルを溜めるとともに、オイルを複数に分流させる起点となるオイル分流起点22bと、この分流起点22bに共通に接続されてオイル分流起点22bからのオイルを複数この例では4つに分流させる第1ないし第4のオイル分流通路22cと、圧縮エア共通流路22dと、圧縮エア共通流路22d内の圧縮エアを複数この例では4つに分流する第1ないし第4の圧縮エア分流通路22eと、各圧縮エア分流通路22eそれぞれ内に接続された第1ないし第4の流量調整バルブ22fと、複数のオイル分流通路22cそれぞれと複数のオイルエア出口それぞれとの間に個別に対応して接続された第1ないし第4のオイルエア通路22gとを有している。 【0028】このようなミキシングバルブ22においては、オイル供給手段23から間欠的に供給されてくるオイルを定量吐出バルブ22aで定量に吐出し、オイル分流起点22bを介し各オイル分流通路22cそれぞれに分流させる。このとき、各流量調整バルブ22fで流量調整した、圧縮エア分流通路22f内の圧縮エアの作用で、各オイル分流通路22c内のオイルを、連続的な流れに変えて各オイルエア出口それぞれに搬送し、不図示のオイルエア配管を介し、供給ノズル5に供給して潤滑対象である軸受を潤滑する。 【0029】なお、このミキシングバルブ22においては、オイル分流起点22bで一旦、オイルを溜め、また、各オイル分流通路22cそれぞれが、同一の水平面内に位置し、かつ、互いに対して、定量吐出バルブ22aからのオイルを分流起点22bを起点にして放射方向に分流させるような配置形態を有していることにより、オイル分流起点22bから各オイル分流通路22cそれぞれにオイルが均等ないしはほぼ均等に分流されるようになっている。これにより、定量吐出バルブ22aからの最小オイル吐出量としては例えば1/100mlであっても、各オイル分流通路22cに分流されるオイル量は、それの1/4となり、1回のオイル吐出量を十分に減らすことができるものとなる。そして、このようなミキシングバルブ22を備えた実施の形態のオイルエア潤滑装置の場合、より高速回転する軸受を最適にオイルエア潤滑できる。 【0030】なお、図1で示されるミキシングバルブ22は、機能的な回路構成で示されているが、図2ないし図4を参照して、機構的な構成を説明する。なお、図2は、ミキシングバルブ22の断面図であり、図3は、ミキシングバルブ22のチェックバルブハウジングの外観斜視図であり、図4は、ミキシングバルブ22の外観斜視図である。このミキシングバルブ22は、単一の定量吐出バルブ22aと、4つの流量調整バルブ22f(そのうち、図2では2つのみあらわれている。)とが、それぞれ、配備されている。 【0031】これらの図において、図1と対応させると、22aは、2点鎖線で囲まれた定量吐出バルブ、22bは、分流起点、22cは、オイル分流通路、22dは、圧縮エア共通流路、22eは、圧縮エア分流通路、22fは、流量調整バルブ、22gは、オイルエア通路22gである。そして、図1には符号で示されていないが、22hは、チェックバルブハウジング、22mは、オイル分配口である。 【0032】ここで、定量吐出バルブ22aは、チェックバルブハウジング22hの一部分をその構成の一部として用いている。チェックバルブハウジング22hは、周溝h1を有し、この周溝h1にオイルの分流数に合わせた数のオイル穴h2を有し、内部のバネh3でチェックボールh4を下方に押圧してバルブh5の開口を閉塞した構造を有している。定量吐出バルブ22aは、このチェックバルブハウジング22hのバネh3と、チェックボールh4と、バルブh5とをその構成の一部として有している。 【0033】オイル分配口22mは、チェックバルブハウジング22hの各オイル穴h2それぞれに合わせてその周囲に配設されている。実施の形態の場合、オイルの分流数は、4つであるから、前記オイル穴h2は4つであり、したがって、オイル分配口22mも、4つである。オイル分配口22mはまた、スロートm1を有しており、このスロートm1の長さを調整することによりオイル流量を調整可能にしている。オイルエア出口22gに接続される不図示のオイルエア配管の長さは、必ずしも、同一とはならない。オイルエア配管長が長いとオイルの軸受までの到達に時間が長くかかり、オイルエア配管長が短いとオイルの軸受までの到達の時間が短くなる。そこで、オイルエア配管長に合わせてスロートm1の長さが異なるオイル分配口22mを用意し、オイルの到達時間が長くかかるときは、スロートm1の長さを短くしてオイル流量を少しおおめにし、オイルの到達時間が短くなるときは、スロートm1の長さを長くしてオイル流量を少なめにする。このようにしてオイル分配口22mのスロートm1でもってオイル流量を調整する。 【0034】この場合、各オイル分配口22mそれぞれは、チェックバルブハウジング22hの各オイル穴h2それぞれと位相が合う必要があるので、オイルが均等にオイル穴h2からオイル分配口22mに入るよう、チェックバルブハウジング22hの外周面に周溝h1が形成されている。チェックバルブハウジング22hにおいては、この周溝h1を含め、オイルが入る空間がオイル溜まりとされ、このオイル溜まり内に前記分流起点22bが有る。 【0035】こうして、バネh3でチェックボールh4を軸方向下方に付勢していることで、このチェックボールh4でバルブh5の上端側開口を閉じている。そして、チェックボールh4でバルブh5の開口が閉じられている状態では、オイルは供給されない。また、バルブh5下端側からオイルが供給されると、そのオイル圧によりチェックボールh4がバネh3に抗して軸方向上方に押し上げられる。これによって、バルブh5の開口が開けられ、オイルがオイル分配口22mに供給されて吐出される。 【0036】 【発明の効果】本発明第1および第2においては、定量吐出バルブから間欠的に吐出するオイルを複数のオイル分流通路に分流し、各オイル分流通路内のオイルを、圧縮エアの作用で、それぞれ連続的な流れに変えて各オイルエア出口それぞれに搬送するので、圧縮エアとミキシングされて搬送される1回分のオイル量を、定量吐出バルブから、直接、吐出される1回分のオイル量以下に減らすことができる。その結果、本発明によれば、定量吐出バルブからの1回のオイル吐出量以下のオイルを圧縮エアで搬送して連続的な流れに変えられるから、高速回転する軸受にあわせてオイルの吐出間隔を短縮しても、その軸受へのオイルの供給のわずかな途切れもないようにでき、これにより軸受温度の脈動のない軸受潤滑が可能となる。この場合、定量吐出バルブから間欠的に吐出するオイルを、一旦、オイル溜まりに溜めたうえで、各オイル分流通路それぞれに分流すると、オイルは均等に分流されやすくなり、結果として分流が円滑に進み、より最適にオイルエア潤滑が可能となる。 【0037】この場合、オイルの分流時は、前記オイル分流通路それぞれが、共に、同一の水平面内に位置付けられると、オイルは均等に分流されやすくなり、結果として分流が円滑に進み、より最適にオイルエア潤滑が可能となる。 【0038】この場合、各オイル分流通路それぞれを、互いに対して、吐出オイルを放射状に分流させる配置形態を有している場合では、オイルをほぼ均等に分流できるので、いずれかの分流通路にオイルが偏在することがなくなり、より最適なオイルエア潤滑が可能となる。 【0039】また、これを用いた本発明第3のオイルエア潤滑装置においては、ランニングコストの増大なく高速回転する軸受を最適に潤滑できる。
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| 【出願人】 |
【識別番号】000001247 【氏名又は名称】光洋精工株式会社
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| 【出願日】 |
平成11年7月23日(1999.7.23) |
| 【代理人】 |
【識別番号】100086737 【弁理士】 【氏名又は名称】岡田 和秀
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| 【公開番号】 |
特開2001−32995(P2001−32995A) |
| 【公開日】 |
平成13年2月6日(2001.2.6) |
| 【出願番号】 |
特願平11−208586 |
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