| 【発明の名称】 |
三 脚 |
| 【発明者】 |
【氏名】中谷 幸一郎
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| 【要約】 |
【課題】脚伸縮比の向上により、携帯時には十分にコンパクトにでき、かつ、使用時には適切な高さを確保できるできる三脚を提供する。
【解決手段】互いに離間対向した対をなす嵌合孔部25を形成した基体21を備える。この基体21の両嵌合孔部25には第1の脚体27の対をなす回動支軸部28を回動可能に嵌合した。この両回動支軸部28は、第1の脚体27の上端部外面に同軸上に位置させて一体的に突出形成した。この第1の脚体27の内周側に突出長さ調節可能に挿入した第2の脚体29の上端面部を第1の脚体27の上端面部と略同一面上に位置させることができ、脚伸縮比を向上できる。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】 互いに離間対向した対をなす嵌合孔部を有する基体と、この基体の両嵌合孔部に回動可能に嵌合された対をなす回動支軸部が上端部外面に同軸上に位置して一体的に突出形成されている第1の脚体と、この第1の脚体の内周側に突出長さ調節可能に挿入され、突出長さの最小状態で上端面部が前記第1の脚体の上端面部と略同一面上に位置する第2の脚体とを具備したことを特徴とする三脚。 【請求項2】 基体と、この基体に回動可能に取り付けられた第1の脚体と、この第1の脚体の内周側に突出長さ調節可能に挿入され、貫通孔を上端近傍に有する第2の脚体と、この第2の脚体の内周側に突出長さ調節可能に挿入された第3の脚体と、前記第1の脚体の下端部の内周側に固定して取り付けられた係合受け部材と、前記第2の脚体の上端部の外周側に配設され前記第2の脚体が前記第1の脚体から最大限に突出した状態で前記係合受け部材と係合する作用基部、および、この作用基部の内面に前記第3の脚体の上端面と係合不可能な突出高さ寸法をもって突出形成され前記貫通孔に嵌挿された固定突起部を有する係合部材とを具備したことを特徴とする三脚。 【請求項3】 第3の脚体は、上端部の外周側に固定して取り付けられた抜け止め用の切欠き係合部材を有し、この切欠き係合部材は、第2の脚体に対する第3の脚体の突出長さの最小状態で前記第2の脚体の係合部材の固定突起部が入り込む切欠き凹部が形成されていることを特徴とする請求項2記載の三脚。 【請求項4】 基体と、この基体に回動可能に取り付けられ、ブレーキ用貫通孔を下端近傍に有する第1の脚体と、この第1の脚体の内周側に突出長さ調節可能に挿入された第2の脚体と、前記第1の脚体の下端部の内周側に固定して取り付けられた係合受け部材と、前記第2の脚体の上端部の外周側に固定して取り付けられ、前記第2の脚体が前記第1の脚体から最大限に突出した状態で前記係合受け部材と係合する係合部材と、前記第1の脚体の下端部の外周側に固定して取り付けられた操作レバー保持部材と、この操作レバー保持部材にて保持された操作レバーと、前記ブレーキ用貫通孔に挿通された状態に配設され、前記第2の脚体が前記第1の脚体から最大限に突出した状態で前記操作レバーの操作に基づいて前記第2の脚体の外面であって前記係合部材の下端位置より上方に位置する部分に押し付けられこの第2の脚体を前記第1の脚体に対して固定するブレーキとを具備したことを特徴とする三脚。
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【発明の詳細な説明】【0001】 【発明の属する技術分野】本発明は、三脚に係り、特に、脚伸縮比の向上を図ることができる三脚に関する。 【0002】 【従来の技術】従来の三脚としては、例えば、図7ないし図10に示す構成の三脚が知られている。 【0003】この従来の三脚は、例えば3段式の伸縮可能な脚構造で、互いに離間対向した嵌合孔部1を形成した基体2を備え、この基体2の両嵌合孔部1に第1の脚体3の上端部の回動支軸部4が回動可能にそれぞれ嵌合され、この第1の脚体3の内周側に第2の脚体6が突出長さ調節可能に挿入され、この第2の脚体6の内周側には第3の脚体7が突出長さ調節可能に挿入されている。 【0004】そして、この第1の脚体3の回動支軸部4は、第1の脚体3の上端部に形成したボルト挿通用孔8に挿通されたボルト9の軸部の両端部分にて形成されている。 【0005】また、前記第2の脚体6の上端近傍には貫通孔10が形成され、この貫通孔10に係合部材11の固定突起部12が嵌挿され、この嵌挿された固定突起部12にてこの係合部材11が前記第2の脚体6の上端部の外周側に固定されている。そして、この係合部材11は、前記第2の脚体6が前記第1の脚体3から最大限に突出した状態では、この第1の脚体3の下端部の内周側に固定した係合受け部材15と係合し、この第2の脚体6が前記第1の脚体3に対して抜け止めされる。 【0006】さらに、前記第1の脚体3の下端部の外周側には操作レバー保持部材16が取り付けられ、この操作レバー保持部材16にて操作レバー17が保持されている。また、この第1の脚体3の下端近傍にはブレーキ用貫通孔18が形成され、このブレーキ用貫通孔18にブレーキ20が挿通されている。そして、この挿通状態にあるブレーキ20は、前記操作レバー17の操作により、前記第2の脚体6の係合部材11の下端位置より下方の位置の部分に押し付けられ、この第2の脚体6を前記第1の脚体3に対して固定する。 【0007】 【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従来の構成の三脚では、脚伸縮比が小さいため、携帯時のコンパクト性を追求すると使用時に適切な高さを確保できず、また、使用時の高さを追求すると携帯時に十分にコンパクトにできない問題を有している。 【0008】すなわち、上記従来の構成の三脚では、第1の脚体3の回動支軸部4,4は、ボルト挿通用孔8に挿通したボルト9の軸部の両端部分にて形成されているので、第1の脚体3に対する第2の脚体6の突出長さの最小状態では、図8に示されるように、第2の脚体6の上端面がボルト9に当接するため、携帯時において距離Aに対応する寸法分だけコンパクトにできない問題がある。 【0009】また、第2の脚体6の係合部材11の固定突起部12は、この突出高さ寸法が比較的大きく形成されているので、第2の脚体6に対する第3の脚体7の突出長さの最小状態では、図9に示されるように、第3の脚体7の上端面が第2の脚体6の内面から突出した固定突起部12に当接するため、携帯時において距離Bに対応する寸法分だけコンパクトにできない問題がある。 【0010】さらに、三脚の使用に際して、第2の脚体6を第1の脚体3に対して固定する場合に、第2の脚体6を第1の脚体3から最大限に突出させた状態で、操作レバー17を操作すると、ブレーキ20が第2の脚体6の係合部材11の下端位置より下方の位置の部分に押し付けられる。このため、図10に示されるように、第1の脚体3と第2の脚体6との重なり部分の距離Cが長くなり、必要以上にオーバーラップを取らざるを得ないので、使用時に適切な高さの確保が困難な場合がある。 【0011】本発明は、このような点に鑑みなされたもので、脚伸縮比の向上により、携帯時には十分にコンパクトでき、かつ、使用時には適切な高さを確保できる三脚を提供することを目的とする。 【0012】 【課題を解決するための手段】請求項1記載の三脚は、互いに離間対向した対をなす嵌合孔部を有する基体と、この基体の両嵌合孔部に回動可能に嵌合された対をなす回動支軸部が上端部外面に同軸上に位置して一体的に突出形成されている第1の脚体と、この第1の脚体の内周側に突出長さ調節可能に挿入され、突出長さの最小状態で上端面部が前記第1の脚体の上端面部と略同一面上に位置する第2の脚体とを具備したものである。 【0013】そして、第1の脚体に対する第2の脚体の突出長さの最小状態では、第2の脚体の上端面部が第1の脚体の上端面部と略同一面上に位置するので、携帯時のコンパクト性の向上により、脚伸縮比が向上する。 【0014】請求項2記載の三脚は、基体と、この基体に回動可能に取り付けられた第1の脚体と、この第1の脚体の内周側に突出長さ調節可能に挿入され、貫通孔を上端近傍に有する第2の脚体と、この第2の脚体の内周側に突出長さ調節可能に挿入された第3の脚体と、前記第1の脚体の下端部の内周側に固定して取り付けられた係合受け部材と、前記第2の脚体の上端部の外周側に配設され前記第2の脚体が前記第1の脚体から最大限に突出した状態で前記係合受け部材と係合する作用基部、および、この作用基部の内面に前記第3の脚体の上端面と係合不可能な突出高さ寸法をもって突出形成され前記貫通孔に嵌挿された固定突起部を有する係合部材とを具備したものである。 【0015】そして、第2の脚体の係合部材の固定突起部が、第3の脚体の上端面と係合不可能な突出高さ寸法をもって突出形成されているので、第3の脚体の上端面と係合部材の固定突起部とが係合せず、携帯時のコンパクト性の向上により、脚伸縮比が向上する。 【0016】請求項3記載の三脚は、請求項2記載の三脚において、第3の脚体は、上端部の外周側に固定して取り付けられた抜け止め用の切欠き係合部材を有し、この切欠き係合部材は、第2の脚体に対する第3の脚体の突出長さの最小状態で前記第2の脚体の係合部材の固定突起部が入り込む切欠き凹部が形成されているものである。 【0017】そして、第2の脚体に対する第3の脚体の突出長さの最小状態で、第3の脚体の切欠き係合部材の切欠き凹部に第2の脚体の係合部材の固定突起部が入り込むので、第2の脚体の係合部材の固定突起部と第3の脚体の上端面とが係合することがなく、脚伸縮比が確実に向上する。 【0018】請求項4記載の三脚は、基体と、この基体に回動可能に取り付けられ、ブレーキ用貫通孔を下端近傍に有する第1の脚体と、この第1の脚体の内周側に突出長さ調節可能に挿入された第2の脚体と、前記第1の脚体の下端部の内周側に固定して取り付けられた係合受け部材と、前記第2の脚体の上端部の外周側に固定して取り付けられ、前記第2の脚体が前記第1の脚体から最大限に突出した状態で前記係合受け部材と係合する係合部材と、前記第1の脚体の下端部の外周側に固定して取り付けられた操作レバー保持部材と、この操作レバー保持部材にて保持された操作レバーと、前記ブレーキ用貫通孔に挿通された状態に配設され、前記第2の脚体が前記第1の脚体から最大限に突出した状態で前記操作レバーの操作に基づいて前記第2の脚体の外面であって前記係合部材の下端位置より上方に位置する部分に押し付けられこの第2の脚体を前記第1の脚体に対して固定するブレーキとを具備したものである。 【0019】そして、第1の脚体のブレーキ用貫通孔に挿通された状態にあるブレーキが、操作レバーの操作に基づいて、第2の脚体の外面であって係合部材の下端位置より上方に位置する部分に押し付けられ、この第2の脚体を第1の脚体に対して固定するので、使用時に第1の脚体と第2の脚体との重なり部分の距離を短くできる。 【0020】 【発明の実施の形態】以下、本発明の三脚の一実施の形態の構成を図1ないし図5を参照して説明する。 【0021】図1ないし図5に示す三脚は、複数段式、例えば3段式の伸縮可能な脚構造のもので、この三脚は基体21を備え、この基体21には昇降杆22が高さ位置調節可能に挿通され、この昇降杆22の上端部に図示しないカメラ用の雲台が着脱可能に取り付けられる。 【0022】また、この基体21には互いに離間対向した対をなす脚連結板部23が三対突出形成され、この各脚連結板部23の先端近傍には嵌合孔部25が形成されている。 【0023】そして、この基体21の三対をなす嵌合孔部25には、対応する第1の脚体27の上端部の対をなす回動支軸部28が回動可能にそれぞれ嵌合され、この各第1の脚体27の内周側に第2の脚体29が突出長さ調節可能にそれぞれ挿入され、この各第2の脚体29の内周側には第3の脚体30が突出長さ調節可能にそれぞれ挿入されている。 【0024】前記第1の脚体27は、図2ないし図4に示すように、横断面が円形、或いは多角形をなす薄肉で細長筒形状のアルミニウム製の第1脚基部材31を有している。 【0025】この第1脚基部材31の上端部の外周側には、キャップ形状の脚リブ32が固定して取り付けられ、この脚リブ32にてこの第1脚基部材31の上面開口部33が閉塞されている。そして、この脚リブ32の周壁部外面からは、前記対をなす回動支軸部28が、軸方向が一致するように同軸上に位置して両側方に向って一体的に突出形成されている。この各回動支軸部28の外径寸法は、前記各嵌合孔部25の内径寸法より少し小さい寸法で、この各回動支軸部28が各嵌合孔部25に回動可能に嵌挿されている。 【0026】また、この第1脚基部材31の下端部の外周側には、上下面を開口した筒形状の操作レバー保持部材35が取り付けられ、この操作レバー保持部材35にてカム式の操作レバー36が回動可能に保持されている。この操作レバー保持部材35にはブレーキ収容部37が形成されている。 【0027】さらに、この第1脚基部材31の下端近傍にはブレーキ用貫通孔38が前記ブレーキ収容部37と対向した位置に形成され、このブレーキ用貫通孔38にブレーキ39が挿通されている。この挿通された状態にあるブレーキ39の外面部は前記ブレーキ収容部37内に位置し、このブレーキ収容部37内の外面部が前記操作レバー36にて押圧されると、このブレーキ39の内面部が前記第2の脚体29の外面の所定位置に押し付けられる。 【0028】また、この第1脚基部材31の下端部の内周側には、薄肉筒形状の係合受け部材としての第1係合受け部材40が固定して取り付けられている。なお、この第1係合受け部材40は、第1脚基部材31と第2脚基部材41との擦れ、がた等を防止し、第1の脚体27に対する第2の脚体29の突出長さをスムーズに調節できるようにするものである。 【0029】前記第2の脚体29は、横断面が円形、或いは多角形をなす薄肉で前記第1脚基部材31より小径の細長筒形状のアルミニウム製の第2脚基部材41を有し、この第2脚基部材41の上端近傍には例えば2つの貫通孔42が互いに離間対向した位置に形成されている。 【0030】また、この第2脚基部材41の上端部には例えば2つの抜け止め用の係合部材44が互いに対向する位置に固定して取り付けられている。この各係合部材44は、第2脚基部材41の外面形状に対応して湾曲した薄肉で矩形板状の作用基部45を有し、この作用基部45の内面中央に直方体形状の固定突起部46が内方に向って突出形成されている。 【0031】そして、この各係合部材44の固定突起部46が対応する前記貫通孔42に嵌挿され、この嵌挿された固定突起部46によって前記作用基部45が前記第2脚基部材41の上端部の外周側にそれぞれ固定されている。この各係合部材44の作用基部45は、図5に示されるように、前記第2の脚体29が前記第1の脚体27から最大限に突出した状態で、この作用基部45の下端縁が前記第1係合受け部材40の上端縁に当接して係合し、前記第2の脚体29が前記第1の脚体27に対して抜け止めされる。 【0032】なお、この第2脚基部材41の下端部の内周側には、前記第1脚基部材31と同じように、薄肉筒形状の図示しない係合受け部材としての第2係合受け部材が固定して取り付けられている。なお、この第2係合受け部材は、第2脚基部材41と第3脚基部材51との擦れ、がた等を防止し、第2の脚体29に対する第3の脚体30の突出長さをスムーズに調節できるようにするものである。 【0033】また、この第2脚基部材41の下端部の外周側には、前記第1脚基部材31と同じように、上下面を開口した筒形状の操作レバー保持部材48が固定して取り付けられ、この操作レバー保持部材48にてカム式の操作レバー(図示せず)が回動可能に保持され、この操作レバー保持部材にはブレーキ収容部(図示せず)が形成されている。さらに、この第2脚基部材41の下端近傍には、前記第1脚基部材31と同じように、ブレーキ用貫通孔(図示せず)が前記ブレーキ収容部と対向した位置に形成され、このブレーキ用貫通孔にブレーキ(図示せず)が挿通され、この挿通された状態にあるブレーキの外面部は前記ブレーキ収容部内に位置し、このブレーキ収容部内の外面部が前記操作レバーにて押圧されると、このブレーキの内面部が前記第3の脚体30の外面の所定位置に押し付けられる。 【0034】前記第3の脚体30は、横断面が円形、或いは多角形をなす薄肉で前記第2脚基部材41より小径の細長筒形状のアルミニウム製の第3脚基部材51を有し、この第3脚基部材51の上端近傍には例えば2つの貫通孔52が互いに離間対向した位置に形成されている。 【0035】また、この第3脚基部材51の上端部には例えば2つの抜け止め用の切欠き係合部材54が互いに対向した位置に固定して取り付けられている。この各切欠き係合部材54は、第3脚基部材51の外面形状に対応して湾曲した薄肉で矩形板状の作用基部55を有し、この作用基部55の内面中央に直方体形状の固定突起部56が内方に向って突出形成されている。 【0036】そして、この各切欠き係合部材54の固定突起部56が対応する前記貫通孔52に嵌挿され、この嵌挿された固定突起部56によって前記作用基部55が前記第3脚基部材51の上端部の外周側にそれぞれ固定されている。この各切欠き係合部材54の作用基部55は、前記第3の脚体30が前記第2の脚体29から最大限に突出した状態で、この作用基部55の下端縁が前記第2係合受け部材の上端縁に当接して係合し、前記第3の脚体30が前記第2の脚体29に対して抜け止めされる。 【0037】また、前記各切欠き係合部材54の作用基部55の上端部には切欠き凹部58が幅方向の中央に位置して形成され、この切欠き凹部58には前記第2の脚体29に対する第3の脚体30の突出長さの最小状態で前記第2の脚体29の係合部材44の固定突起部46が入り込むようになっている。すなわち、この第2の脚体29の第2脚基部材41の上端部に固定された係合部材44の固定突起部46は、その突出高さ寸法が前記第3の脚体30の第3脚基部材51の上端面と係合不可能な寸法となっている。 【0038】なお、この第3脚基部材51の下端部の外周側には、石突きスパイクとなるゴム製のキャップ60が固定して取り付けられている。 【0039】次に、上記一実施の形態の作用を説明する。 【0040】まず、三脚の携帯時には、第1の脚体27に対する第2の脚体29の突出長さを最小の状態に調節してから、ブレーキ39により第2の脚体29を第1の脚体27に対して固定するとともに、第2の脚体29に対する第3の脚体30の突出長さを最小の状態に調節してから、ブレーキにより第3の脚体30を第2の脚体29に対して固定する。 【0041】そして、これら第2の脚体29および第3の脚体30のそれぞれの突出長さを最小にした状態では、図2に示すように、第1ないし第3脚基部材31,41,51のそれぞれの上端面が、脚リブ32に当接して略同一面上に位置しており、三脚の全長が最小寸法となっている。 【0042】また、これら第2の脚体29および第3の脚体30のそれぞれの突出長さを最小にした状態では、図4に示すように、第3の脚体30の各切欠き係合部材54の切欠き凹部58内に、第2の脚体29の係合部材44の固定突起部46が入り込み、これら係合部材44と切欠き係合部材54とが係合している。 【0043】そして、三脚の使用に際して、例えば、三脚を伸ばしてその全長を最大寸法にする場合には、第1脚基部材31から第2脚基部材41を引き出すことにより、第1の脚体27に対する第2の脚体29の突出長さを最大の状態に調節してから、ブレーキ39により第2の脚体29を第1の脚体27に対して固定する。 【0044】また、第2脚基部材41からは第3脚基部材51を引き出することにより、第2の脚体29に対する第3の脚体30の突出長さを最大の状態に調節してから、ブレーキにより第3の脚体30を第2の脚体29に対して固定する。 【0045】そして、これら第2の脚体29および第3の脚体30のそれぞれの突出長さを最大にした状態では、図5に示すように、第1の脚体27の下端近傍に位置するブレーキ39は、略上側半分が両係合部材44の間に位置して、第2の脚体29の係合部材44の下端位置より上方に位置する部分を含むようにこの第2の脚体29の外面の所定位置に押し付けられ、この押付け状態が操作レバー36にて保持されて第2の脚体29が第1の脚体27に対して固定されている。また、図示しないが、第2の脚体29の下端近傍に位置するブレーキは、略上側半分が両切欠き係合部材54の間に位置して、第3の脚体30の切欠き係合部材54の下端位置より上方に位置する部分を含むようにこの第3の脚体30の外面の所定位置に押し付けられ、この押付け状態が操作レバーにて保持されて第3の脚体30が第2の脚体29に対して固定されている。 【0046】その結果、三脚の全長を最大寸法にした状態において、第1の脚体27と第2の脚体29との重なり部分の距離W、および、第2の脚体29と第3の脚体30との重なり部分の距離Wは、それぞれ従来の距離Cに比べて、短い距離となっている。 【0047】したがって、上記一実施の形態によれば、三脚の脚伸縮比の向上を図ることができ、その結果、携帯時には十分にコンパクトでき、かつ、使用時には適切な高さを確保できる。 【0048】すなわち、第1の脚体27の上端部外面に対をなす回動支軸部28を同軸上に位置させて一体的に突出形成するとともに、第2の脚体29の係合部材44の固定突起部46を第3の脚体30の上端面と係合不可能な突出高さ寸法をもって突出形成したので、三脚を最小寸法にした状態で、第1ないし第3脚基部材31,41,51のそれぞれの上端面が脚リブ32に当接して略同一面上に位置するため、脚伸縮比が向上し、携帯時には十分にコンパクトでき、かつ、使用時には適切な高さを確保できる。 【0049】また、第1の脚体27および第2の脚体29のそれぞれの下端位置に位置するブレーキ39の略上側半分が、対応する操作レバー36の操作に基づいて、第2の脚体29、第3の脚体30のそれぞれの外面であって係合部材44および切欠き係合部材54のそれぞれの下端位置より上方に位置する部分に押し付けられ、第2の脚体29および第3の脚体30を固定するので、三脚を最大寸法にした状態で、第1の脚体27と第2の脚体29との重なり部分の距離W、および、第2の脚体29と第3の脚体30との重なり部分の距離Wを従来に比べて小さくでき、その結果、脚伸縮比が向上し、携帯時には十分にコンパクトにでき、かつ、使用時には適切な高さを確保できる。 【0050】なお、上記実施の形態においては、三脚は第1の脚体27、第2の脚体29および第3の脚体30を備えた3段式の伸縮可能な脚構造の構成について説明したが、2段式の脚構造、或いは、4段式以上の伸縮可能な脚構造の構成に適用することもできる。 【0051】すなわち、図6(a)および(b)に示す三脚は、例えば4段式の伸縮可能な脚構造に適用した構成で、図1に示す三脚において第3の脚体30の内周側に第4の脚体30a が突出長さ調節可能に挿入され、この第4の脚体30a が第3の脚体30に代わって最下位段の脚を構成している。 【0052】そして、図6(a)に示す最小寸法L0 の三脚を使用に際して最大限に伸ばすと、この三脚の全長は、図6(b)に示すように最大寸法L1 になる。これに対し、従来の構成の三脚では、同じ最小寸法L0 のものを使用時に最大限に伸ばしても、図6(c)に示すように最大寸法L2 になるにすぎない。このように本実施の形態の三脚は、従来の三脚に比べて脚伸縮比(L1 /L0 )が著しく大きい。なお、図6(c)に示す従来の三脚は、図7ないし図10に示す従来の三脚において第3の脚体7の内周側に第4の脚体7aが突出長さ調節可能に挿入され、この第4の脚体7a が第3の脚体7に代わって最下位段の脚を構成している。 【0053】 【発明の効果】請求項1記載の発明によれば、第1の脚体の上端部外面に対をなす回動支軸部を同軸上に位置させて一体的に突出形成したので、第1の脚体に対する第2の脚体の突出長さの最小状態で、第2の脚体の上端面部が第1の脚体の上端面部と略同一面上に位置するため、脚伸縮比が向上し、携帯時には十分にコンパクトでき、かつ、使用時には適切な高さを確保できる。 【0054】請求項2記載の発明によれば、第2の脚体の係合部材の固定突起部を第3の脚体の上端面と係合不可能な突出高さ寸法をもって突出形成したので、この第2の脚体の係合部材の固定突起部と第3の脚体の上端面とが係合せず、脚伸縮比が向上し、携帯時には十分にコンパクトにでき、かつ、使用時には適切な高さを確保できる。 【0055】請求項3記載の発明によれば、第2の脚体に対する第3の脚体の突出長さの最小状態で、第3の脚体の切欠き係合部材の切欠き凹部に第2の脚体の係合部材の固定突起部が入り込むので、第2の脚体の係合部材の固定突起部と第3の脚体の上端面とが係合することがなく、脚伸縮比を確実に向上できる。 【0056】請求項4記載の発明によれば、第1の脚体のブレーキ用貫通孔に挿通された状態にあるブレーキが、操作レバーの操作に基づいて、第2の脚体の外面であって係合部材の下端位置より上方に位置する部分に押し付けられ、この第2の脚体を第1の脚体に対して固定するので、使用時に第1の脚体と第2の脚体との重なり部分の距離を短くでき、その結果、脚伸縮比が向上し、携帯時には十分にコンパクトにでき、かつ、使用時には適切な高さを確保できる。
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| 【出願人】 |
【識別番号】591050291 【氏名又は名称】日本ベルボン精機工業株式会社
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| 【出願日】 |
平成11年8月24日(1999.8.24) |
| 【代理人】 |
【識別番号】100062764 【弁理士】 【氏名又は名称】樺澤 襄 (外2名)
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| 【公開番号】 |
特開2001−65786(P2001−65786A) |
| 【公開日】 |
平成13年3月16日(2001.3.16) |
| 【出願番号】 |
特願平11−236308 |
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