| 【発明の名称】 |
自転車用油圧ブレーキホース・アセンブリー |
| 【発明者】 |
【氏名】丸山 穣
【氏名】藤沢 博
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| 【要約】 |
【課題】ブレーキシステムに取り付け取り外しが容易で、再使用できる自転車用油圧ブレーキホース・アセンブリーの提供。
【解決手段】液体を運ぶためのチューブ、チューブを被うファイバーメッシュ層22、該ファイバーメッシュ層22で被覆された被覆チューブ(強化ホース20)の一方の端にある第一取り付け具24、強化ホース20の他方の端にある第二取り付け具28、強化ホース20の一方の端から他方の端までを被い、第一の取り付け具24が強化ホース20と接する第一のポイント34を被い、第二取り付け具28が強化ホース20と接する第二ポイント36を被い、かつ、被覆チューブと取り付け具を保護するコーティング32とからなる自転車用油圧ブレーキホース・アセンブリー。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】液体を運ぶためのチューブ、チューブを被うファイバーメッシュ層、該ファイバーメッシュ層で被覆された被覆チューブの一方の端にある第一取り付け具、被覆チューブの他方の端にある第二取り付け具、及び被覆チューブの一方の端から他方の端までを被い、かつ、第一の取り付け具が被覆チューブと接する第一のポイントを被い、第二取り付け具が被覆チューブと接する第二ポイントを被い、更に被覆チューブと取り付け具を保護するコーティングとからなる油圧ブレーキホース・アセンブリー、【請求項2】 チューブが膨張ポリテトラフルオロエチレン(PTFE)、ポリプロピレン、ポリ塩化ビニル(PVC)、ポリエチレン及びゴムからなる群から選ばれる材料でできている請求項1記載のブレーキホース・アセンブリー。 【請求項3】 チューブが膨張ポリテトラフルオロエチレン(PTFE)できている請求項1記載のブレーキホース・アセンブリー。 【請求項4】 ファイバーメッシュ層が金属材料で作られている請求項1記載のブレーキホース・アセンブリー。 【請求項5】 金属材料がスチール、ステンレス・スチール、アルミニウム及びチタンからなる群から選ばれるものである請求項4記載のブレーキホース・アセンブリー。 【請求項6】 金属材料がステンレス・スチールである請求項4記載のブレーキホース・アセンブリー。 【請求項7】 ファイバーメッシュ層が炭素繊維、ポリアミド繊維、ガラス繊維及びグラファイト繊維からなる群から選択される材料で作られている請求項1記載のブレーキホース・アセンブリー。 【請求項8】 第一及び第二取り付け具が被覆チューブにスウェジされている請求項1記載のブレーキホース・アセンブリー。 【請求項9】 ブレーキホース・アセンブリーが再使用可能である請求項1記載のブレーキホース・アセンブリー【請求項10】 第一及び第二取り付け具がブレーキシステムからブレーキホース・アセンブリーを取り外し可能に及びブレーキシステムにブレーキホース・アセンブリーを再取り付け可能に構成され取り付けられている請求項9記載のブレーキホース・アセンブリー。 【請求項11】 第一及び第二取り付け具が被覆チューブから取り外し可能に及び被覆チューブに再配置可能に構成され取り付けられている請求項10記載のブレーキホース・アセンブリー。 【請求項12】 第一取り付け具が、スクリュータイプのアダプターを受け入れるためのねじ付きキャップ;オリーブ;及びマスターシリンダー用アダプターからなり、キャップ、オリーブ及びアダプターが被覆チューブで結合されて被覆チューブとマスターシリンダーとの間に液漏れしない結合を形成している請求項11記載のブレーキホース・アセンブリー。 【請求項13】 第二取り付け具が、スクリュータイプのアダプターを受け入れるためのねじ付きキャップ;オリーブ;及びブレーキキャリパー用アダプターからなり、キャップ、オリーブ及びアダプターが被覆チューブで結合されて被覆チューブとブレーキキャリパーとの間に液漏れしない結合を形成している請求項11記載のブレーキホース・アセンブリー。 【請求項14】 コーティングがポリオレフィン材料で形成されている請求項1記載のブレーキホース・アセンブリー。 【請求項15】 コーティングがポリ塩化ビニル(PVC)、ポリエチレン、膨張ポリテトラフルオロエチレン(PTFE)及びポリウレタンからなる群から選ばれる材料で形成されている請求項1記載のブレーキホース・アセンブリー。 【請求項16】 コーティングが収縮付着性ポリオレフィン材料で形成されている請求項1記載のブレーキホース・アセンブリー。 【請求項17】液体を運ぶための柔軟性チューブ、該チューブを被覆して強化ホースを形成する柔軟性ファイバーメッシュ層、該強化ホースの一方の端にある第一取り付け具、該強化ホースの他方の端にある第二取り付け具、一方の端から他方の端まで強化ホースを被覆し、かつ、第一の取り付け具が強化ホースと接する第一ポイントを被い、第二取り付け具が強化ホースと接する第二ポイントを被い、強化ホースと各取り付け具を保護するコーティングとからなる請求項1記載の油圧ブレーキホース・アセンブリー。 【請求項18】 柔軟性チューブが膨張ポリテトラフルオロエチレン(PTFE)、ポリプロピレン、ポリ塩化ビニル(PVC)、ポリエチレン、ゴムからなる群から選ばれる材料でできている請求項17記載のブレーキホース・アセンブリー。 【請求項19】 柔軟性チューブが膨張ポリテトラフルオロエチレン(PTFE)できているものである請求項17記載のブレーキホース・アセンブリー。 【請求項20】 ファイバーメッシュ層が金属材料で作られている請求項17記載のブレーキホース・アセンブリー。 【請求項21】 金属材料がスチール、ステンレス・スチール、アルミニウム、及びチタンからなる群から選ばれるものである請求項20記載のブレーキホース・アセンブリー。 【請求項22】 金属材料がステンレス・スチールである請求項20記載のブレーキホース・アセンブリー。 【請求項23】 ファイバーメッシュ層が炭素繊維、ポリアミド繊維、ガラス繊維及びグラファイト繊維からなる群から選択される材料で作られている請求項17記載のブレーキホース・アセンブリー。 【請求項24】 第一及び第二取り付け具が強化ホースにスウェジされている請求項17記載のブレーキホース・アセンブリー。 【請求項25】 ブレーキホース・アセンブリーが再使用可能である請求項17記載のブレーキホース・アセンブリー【請求項26】 第一及び第二取り付け具がブレーキシステムからブレーキホース・アセンブリーを取り外し可能に及びブレーキシステムにブレーキホース・アセンブリーを再取り付け可能に構成され取り付けられている請求項25記載のブレーキホース・アセンブリー。 【請求項27】 第一及び第二取り付け具が強化ホースから取り外し可能に及び強化ホースに再配置可能に構成され取り付けられている請求項26記載のブレーキホース・アセンブリー。 【請求項28】 第一取り付け具が、スクリュータイプのアダプターを受け入れるためのねじ付きキャップ;オリーブ;及びマスターシリンダー用アダプターからなり、強化ホースの一方の端がキャップを通され、オリーブが強化ホースの一方の端部に配置されてホースからオリーブを取り外さなければキャップが除去できないようになっており、そしてアダプターがキャップと結合するためのねじ部とオリーブとの接触面を有しホースとマスターシリンダーとの間に液漏れしない結合が形成されている請求項27記載のブレーキホース・アセンブリー。 【請求項29】 第二取り付け具が、スクリュータイプのアダプターを受け入れるためのねじ付きキャップ;オリーブ;及びブレーキキャリパー用アダプターからなり、強化ホースの他方の端がキャップを通され、オリーブが強化ホースの他方の端部に配置されてホースからオリーブを取り外さなければキャップが除去できないようになっており、そしてアダプターがキャップと結合するためのねじ部とオリーブとの接触面を有しホースとブレーキキャリパーとの間に液漏れしない結合が形成されている請求項27記載のブレーキホース・アセンブリー。 【請求項30】 コーティングがポリオレフィン材料で形成されている請求項17記載のブレーキホース・アセンブリー。 【請求項31】 コーティングがポリ塩化ビニル(PVC)、ポリエチレン、膨張ポリテトラフルオロエチレン(PTFE)及びポリウレタンからなる群から選ばれる材料で形成されている請求項17記載のブレーキホース・アセンブリー。 【請求項32】 コーティングが収縮付着性ポリオレフィン材料で形成されている請求項17記載のブレーキホース・アセンブリー。 【請求項33】液体を運ぶための柔軟性チューブ、該チューブを被覆して強化ホースを形成する柔軟性ファイバーメッシュ層、該強化ホースの一方の端にある第一取り付け具、該強化ホースの他方の端にある第二取り付け具、からなり、第一及び第二取り付け具がブレーキシステムからブレーキホース・アセンブリーを取り外し可能に及びブレーキシステムにブレーキホース・アセンブリーを再取り付け可能に構成され取り付けられている再使用可能なブレーキホース・アセンブリー。 【請求項34】 柔軟性チューブが膨張ポリテトラフルオロエチレン(PTFE)、ポリプロピレン、ポリ塩化ビニル(PVC)、ポリエチレン及びゴムからなる群から選ばれる材料でできている請求項33記載のブレーキホース・アセンブリー。 【請求項35】 柔軟性チューブが膨張ポリテトラフルオロエチレン(PTFE)できているものである請求項33記載のブレーキホース・アセンブリー。 【請求項36】 ファイバーメッシュ層が金属材料で作られている請求項33記載のブレーキホース・アセンブリー。 【請求項37】 金属材料がスチール、ステンレス・スチール、アルミニウム及びチタンからなる群から選ばれるものである請求項36記載のブレーキホース・アセンブリー。 【請求項38】 金属材料がステンレス・スチールである請求項36記載のブレーキホース・アセンブリー。 【請求項39】 ファイバーメッシュ層が炭素繊維、ポリアミド繊維、ガラス繊維及びグラファイト繊維からなる群から選択される材料で作られている請求項33記載のブレーキホース・アセンブリー。 【請求項40】 第一及び第二取り付け具が強化ホースから取り外し強化ホースに再装着可能に構成され組み付けられている請求項33記載のブレーキホース・アセンブリー。 【請求項41】 第一取り付け具が、スクリュータイプのアダプターを受け入れるためのねじ付きキャップ;オリーブ;及びマスターシリンダー用アダプターからなり、強化ホースの一方の端がキャップを通され、オリーブが強化ホースの一方の端部に配置されてホースからオリーブを取り外さなければキャップが除去できないようになっており、そしてアダプターがキャップと結合するためのねじ部とオリーブとの接触面を有しホースとマスターシリンダーとの間に液漏れしない結合が形成されている請求項40記載のブレーキホース・アセンブリー。 【請求項42】 第二取り付け具が、スクリュータイプのアダプターを受け入れるためのねじ付きキャップ;オリーブ;及びブレーキキャリパー用アダプターからなり、強化ホースの他方の端がキャップを通され、オリーブが強化ホースの他方の端部に配置されてホースからオリーブを取り外さなければキャップが除去できないようになっており、そしてアダプターがキャップと結合するためのねじ部とオリーブとの接触面を有しホースとブレーキキャリパーとの間に液漏れしない結合が形成されている請求項40記載のブレーキホース・アセンブリー。 【請求項43】 一方の端から他方の端まで強化ホースを被覆し、かつ、第一の取り付け具が強化ホースと接する第一ポイントを被い、第二取り付け具が強化ホースと接する第二ポイントを被い、強化ホースと各取り付け具を保護するコーティングを更に含むことからなる請求項33記載のブレーキホース・アセンブリー。 【請求項44】 コーティングがポリオレフィン材料で形成されている請求項43記載のブレーキホース・アセンブリー。 【請求項45】 コーティングがポリ塩化ビニル(PVC)、ポリエチレン、膨張ポリテトラフルオロエチレン(PTFE)及びポリウレタンからなる群から選ばれる材料で形成されている請求項43記載のブレーキホース・アセンブリー。 【請求項46】 コーティングが収縮付着性ポリオレフィン材料で形成されている請求項43記載のブレーキホース・アセンブリー。
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【発明の詳細な説明】【0001】 【発明の属する技術分野】本発明は、油圧ブレーキシステムの分野に関するものであり、特に改善された自転車用油圧ブレーキホース・アッセンブリーに関するものである。 【0002】 【従来の技術】近年、マウンテン・バイクは世界中の自転車愛好家の間でますます盛んになってきている。これらのバイクは頑健に設計され、オフロードで最高のスピードと性能を発揮できるようになっている。マウンテン・バイクのレースもアマ、プロを問わず、例えば〈http://www.mountainbike.com 〉に見られるように人気が増大している。しかし、自転車産業は、バイカー(biker )の厳しいスピードと耐久性の要求に応えられるような高性能の部品の供給を強く求められている。 【0003】予想できるように、効率的で信頼性のあるブレーキシステムはマウンテン・バイクにとって特に重要である。そのようなブレーキシステムは、高スピードに伴う摩擦と熱や頻繁に起こる衝撃、転倒さらに荒れたマウンテン・バイクの走路につきものの水浸しのコンディションに耐えられるものでなければならない。一般自転車用の油圧ブレーキシステムは、マトハウザー(Mathauser )の米国特許第4,391,353号と同第4,615,415 号や、デブレクジニ(Debreczeni)の米国特許第5,678,665 号、及びデュボア(DuBois et ai. )の英国特許第 745,061号などに見られるように、従来より知られかつ使用されている。殆どの自転車用油圧ブレーキシステムの従来技術は、図1に示すように、ひだで締付けるタイプの先端取り付け部品4をもったプラスチックのブレーキ・ホース2が使用されており、この先端取り付け部品4はブレーキホース2に押しつぶして固着させるか“締金で締付け(crimped )”られている。 【0004】図1において、1はマスターシリンダー部、3はブレーキ用ハンドル、5はブレーキキャリパー、51はフック、52はケーブル、53はキャリパー、6はブレーキパッド、7は車輪、71はリム、8は自転車のフレーム、81は固定用のボルト、9は自転車のハンドルへ固定するためのブラケットを示す。ブレーキキャリパー5は内蔵するシリンダーピストンとその外側の円筒ケースとからなり、マスターシリンダー部1からの油圧を受けるとブレーキキャリパー部5の外側の円筒ケースが内蔵するシリンダーピストンに沿って図中の上方に移動し、それに伴ってフック51がケーブル52を牽引し、キャリパー53がブレーキパッド6をリム71に圧接するようになっている。 【0005】 【発明が解決しようとする課題】これらのホース・アッセンブリーはいくつかの点で限界がある。第一に、先端取り付け部品が再使用できない。つまり一度取り外したら再び取り付けができない。従って、バイカーがオイルの滲み出しや流出のために又はブレーキシステムの清掃のためにブレーキラインを外す必要があるときには、ブレーキ・ホース・アッセンブリー全体を交換しなければならない。第二に、現在知られているブレーキ・ホース・アッセンブリーは通常比較的弱いプラスチック素材でできており耐久性に欠け、そのためマウンテン・バイキングにつきものの衝撃や転倒からひび、切り傷、切断などが起きやすい。こうしたブレーキホースのシステムは頻繁に取替えが必要であり、レースの途中でレーサーがリタイアせざるを得ないこともよくある。ダメージを受けたブレーキホースは土や砂、泥、水などが侵入し、性能に悪影響を与えることもある。最後に、現在知られているプラスチックのブレーキホースはブレーキ摩擦によって生じる熱(特に厳しいレース条件のもと)や、日光、外気の温度によって径が拡張してしまうことが往々にしてある。この拡張はしばしば“スポンジー(spongy)”なブレーキのフィーリングとして呼ばれ、ブレーキ性能の劣化につながる。ライダーがシステム内の油圧を増やそうとしてブレーキハンドル又はアクチュエーターに圧力を加えると、ブレーキホースはしばしば径が拡張したり膨れたりしてシステム全体の容量が増加し、ホース内の圧力が制限を受け、結果としてブレーキの性能低下を生じる。従って再使用でき、より耐久性があり、マウンテンバイクのレーサーにもっと堅実なブレーキ性能を提供する改善された油圧ブレーキホース・アッセンブリーが必要とされている。 【0006】 【課題を解決するための手段】本発明は以下のものからなる油圧(液圧)ブレーキホース・アッセンブリーに向けられたものである。すなわち本発明は、液体を運ぶためのチューブと;チューブを補強し保護するファイバーメッシュ層と;ファイバーメッシュ層で被覆されたチューブ(被覆チューブ)の一方の端(第一の端)にある第一取り付け具;被覆チューブの他方の端(第二の端)にある第二取り付け具;及び被覆チューブの一方の端から他方の端までを被い、かつ、第一取り付け具が被覆チューブと接する第一のポイントを被い、第二取り付け具が被覆チューブと接する第二ポイントを被うコーティングとからなる油圧(液圧)ブレーキホース・アセンブリーに関するものである。上記において、コーティングは、チューブと取り付け具を保護し、不純物(汚物など)がチューブに侵入することを防ぐ。 【0007】 【発明の実施の形態】本発明において、チューブはエキスパンデット(expanded:発泡又は膨張若しくは網目構造:以下単に膨張という)・ポリテトラフルオロエチレン(PTFE)、ポリプロピレン、ポリ塩化ビニル(PVC)、ポリエチレン、ゴム又はその他の適した材料によって作ることができる。好ましくは、チューブは膨張ポリテトラフルオロエチレン(PTFE)、例えばテフロン(TEFLON:登録商標)でできていることが望ましい。ファイバーメッシュ層は金属材料、例えばスチール、ステンレス・スチール、アルミ、チタン又はその他の適した材料によって、又は適当な非金属材料、例えば炭素繊維、ポリアミド繊維例えばケブラー(KEVLAR:登録商標)、ガラス繊維(ファイバーガラス)又はグラファイト繊維で作ることができる。 【0008】コーティングはポリオレフィン材料、例えばポリエチレンで形成されるが、また、他の適する材料、例えばポリ塩化ビニル(PVC)、ポリテトラフルオロエチレン(PTFE)又はポリウレタンなどによって作ることができる。ファイバーメッシュがステンレス・スチールで作られていて、コーティングが収縮付着性のポリオレフィンでできていることが好ましい。チューブの収縮付着方法は好ましい方法であるが、他のいくつかの方法、例えば被覆チューブの浸漬塗布法、スプレー塗布法などの手法も適用できる。 【0009】本発明の一つの好ましい具体例として、ブレーキホース・アッセンブリーが再使用できることであり、第一及び第二取り付け具はブレーキシステムからブレーキホース・アッセンブリーが取り外しでき、再び取り付けることができるように構成され組み付けられている。更に、第一及び第二取り付け具は被覆チューブから取り外しでき、再び取り付けることができるように構成され被覆チューブに組み付けられている。第一取り付け具は、スクリュータイプのアダプターを受け入れるようねじ山を切ったキャップ;オリーブ[ワッシャー、Oリング];マスターシリンダー用のアダプターとからなり、キャップ、オリーブ、アダプターが被覆チューブに接続されており、被覆チューブとマスターシリンダー間から液体が漏れないようになっている。第二取り付け具は、スクリュータイプのアダプターを受け入れるようねじ山を切ったキャップ;オリーブ;ブレーキキャリパー用のアダプターとからなり、キャップ、オリーブ、アダプターが被覆チューブに接続されており、被覆チューブとブレーキキャリパー間から液体が漏れないように作られている。別の方法として、第一、第二取り付け具を被覆チューブにスウェジ(swaged:締め付け固定)することができる。 【0010】本発明の他の好ましい具体例は、ブレーキホース・アッセンブリーが、液体を運ぶための柔軟な(フレキシブル)チューブ;チューブを被い強化ホースを形成する柔軟な(フレキシブル)ファイバーメッシュ;強化ホースの一方の先端にある第一取り付け具;強化ホースの他方の先端にある第二取り付け具;及び強化ホースの一方の先端から他方の先端までを覆い、かつ、第一取り付け具が強化ホースと接する第一のポイントを被い、第二取り付け具が強化ホースと接する第二ポイントを被うコーティングとからなり、コーティングが更に強化ホースと各取り付け具を保護するように構成されたものである。 【0011】上記において、柔軟なチューブは膨張ポリテトラフルオロエチレン(PTFE)、ポリプロピレン、ポリ塩化ビニル(PVC)、ポリエチレン、ゴム又はその他の適する材料によって作ることができる。柔軟なチューブはテフロンなどの膨張ポリテトラフルオロエチレン(PTFE)(TEFLON)でできていることが望ましい。ファイバーメッシュ層は金属材料、例えばスチール、ステンレス・スチール、アルミ、チタン又はその他の適した材料によって作られるか、又は適当な非金属材料、例えば炭素繊維、ポリアミド繊維例えばケブラー(KEVLAR)、ガラス繊維(ファイバーガラス)又はグラファイト繊維で作ることができる。 【0012】コーティングはポリオレフィン材料、例えばポリエチレンで形成されるが、また、他の適する材料、例えばポリ塩化ビニル(PVC)、ポリテトラフルオロエチレン(PTFE)又はポリウレタンなどによって作ることができる。ファイバーメッシュがステンレス・スチールで作られていて、コーティングが熱収縮付着性のポリオレフィン又はPVCのフィルム又はチューブでできていることが好ましい。コーティングは、無色透明か周囲の部品とマッチする色に着色されていても良い。 【0013】この具体例の一実施例では、ブレーキホース・アッセンブリーが再使用できることであり、第一及び第二取り付け具はブレーキシステムからブレーキホース・アッセンブリーが取り外しでき、再び取り付けることができるように構成され組み付けられている。更に、第一及び第二取り付け具は強化ホースから取り外しでき、再び取り付けることができるように構成され強化ホースに組み付けられている。第一取り付け具は、スクリュータイプのアダプターを受け入れるようねじ山を切ったキャップ;オリーブ;マスターシリンダー用のアダプターとからなり、強化ホースの一方の先端はキャップを通され、オリーブは強化ホースの一方の先端に位置され、従ってオリーブを取り外すことなくキャップがホースから取り外されるのを防いでいる。アダプターはキャップと結合するためのねじ部とオリーブとの接触面を有し、強化ホースとマスターシリンダーとの間での液体が漏れない結合を形成している。第二取り付け具は、スクリュータイプのアダプターを受け入れるようねじ山を切ったキャップ;オリーブ;ブレーキキャリパー用のアダプターとからなり、強化ホースの他方の先端はキャップを通され、オリーブは強化ホースの他方の端部に位置され、リーブを取り外すことなくキャップがホースから取り外されるのを防いでいる。アダプターはキャップと結合するためのねじ部とオリーブとの接触面を有し、強化ホースとブレーキキャリパーとの間での液体が漏れない結合を形成している。 【0014】このアッセンブリーはさらに、一方の先端からもう一方の先端まで強化ホースを被い、第一取り付け具が強化ホースと接する第一ポイントを被い、第二取り付け具が強化ホースと接する第二ポイントを被うコーティングを含むことができ、このコーティングは更に強化ホースと取り付け具を保護する。重ねて述べると、コーティングはポリオレフィン材料、例えばポリエチレンで形成されるが、また、他の適する材料、例えばポリ塩化ビニル(PVC)、ポリテトラフルオロエチレン(PTFE)又はポリウレタンなどによって作ることができる。コーティングは収縮付着性のポリオレフィンでできていることが好ましい。コーティングは、無色透明か周囲の部品とマッチする色に着色されていても良い。 【0015】 【実施例】以下、本発明の実施例を図面に従って説明する。図2は本発明の油圧ブレーキホース・アッセンブリーの好ましい一実施例を示す側面図である。アッセンブリー10は液体を運ぶ柔軟なチューブ(図示せず)とチューブを覆う柔軟なファイバーメッシュ層22からなる強化ホース20を含む。柔軟なチューブはデュポン社(E.I. de Pont de Nemours and Co. )製造のテフロン(TEFLON)繊維材料などのポリテトラフルオロエチレン(PTFE)によって作られるのが望ましいが、他の適する材料、例えばポリプロピレン、ポリ塩化ビニル(PVC)、ポリエチレン又はゴムから作ることもできる。ファイバーメッシュ層22はステンレススチールでできていることが望ましいが、同様な強さと耐久性をもつ適当な他の材料、例えばアルミニウム、チタン、炭素繊維、ポリアミド繊維例えばKEVLAR繊維(デュポン社製)、ガラス繊維(ファイバーガラス)又はグラファイト繊維で作ることができる。 【0016】強化ホース20は油圧ブレーキシステムのマスターシリンダーと接続するための第一取り付け具24を一方の先端26にもち、ブレーキキャリパーと接続するための第二取り付け具28を強化ホース20の他方の先端30にもつ。これはディスクブレーキや他の知られているブレーキシステムに適用することができる。取り付け具24と28はステンレス・スチールでできていることが望ましいが他の適した材料(例えば、アルミニウム、スチール、チタンなど)から作ることもできる。 【0017】強化ホース20はコーティング32によって覆われている。コーティング32は更に、ホース20を転倒や木、棒、岩などからの衝撃によって生ずるひび、切り傷、切断から保護する。そしてコーティング32は、マウンテン・バイキング中に遭遇するさまざまな要素(土、砂、泥、水など)によって引き起こされるブレーキ・ラインの摩耗、裂け、及び/又は汚染からホース20を保護する。コーティングはまた、ホース20のファイバーメッシュ層との擦れによるすり傷から自転車フレームの塗装及び仕上げ面を保護する。コーティング32は、好ましくは熱収縮性のポリオレフィン材料、例えば熱収縮性ポリオレフィンのフィルム又はチューブで、ホース20の一方の先端26から他方の先端30まで覆っている。コーティング32はポリエチレン、ポリテトラフルオロエチレン(PTFE)、ポリウレタン又はその他の適した材料によっても作ることができる。好ましい熱収縮−付着法以外にもコーティング32は、浸漬法、スプレー法、ラッツピング法などの方法でホースに付着させることもできる。 【0018】コーティング32は取り付け具24と28のベースと取り付け具24と28が強化ホース20と接するポイント34と36も覆っているのが好ましい。従って、コーティング32は以下のいくつかの機能を果たす:(1)ホース20及び取り付け具24と28に一層の保護を与える。(2)ホース20が自転車のフレームを引っ掻いたり、ダメージを与えるのを防ぐ。(3)接続点であるポイント34、36からの土、砂、泥、水などの汚物がブレーキシステムに侵入するのを防ぐ。 【0019】この例では、全ブレーキホース・アッセンブリーは再使用ができ、端部の取り付け具24と28はクリーニング及びメンテナンスの間ブレーキシステムから全アッセンブリーが容易に取り外すことができ、その後ブレーキシステムに再び取り付けられるように構成されている。端部の取り付け具24と28はそれ自体も再使用可能であり、すなわちホース20から取り外すことができメインテナンス後に再装着できる。この態様は図3及び図4により詳しく記述される。 【0020】図3は図2に示されたものの一方の先端にある取り外し可能な取り付け具を拡大した部分側面図である。上述したように取り付け具28は強化ホース20の先端30に組み付けられている。取り付け具28はホース20をブレーキキャリパー(図示せず)に接続するものである。取り付け具28は複数の部品:キャップ40、オリーブ42、そしてブレーキキャリパー用のアダプター44を有する。オリーブ42は同様な部品、例えばO−リング又はワッシャで替えることができる。取り付け具28はホース20の先端30をキャップ40内を押し通し、先端30上にオリーブ42を取り付けることによって組み付けられ、これによってホース20からオリーブ42を取り外さずにはキャップ40がホース20から取り外せないようになっている。オリーブ42は単純な手工具を使えばホース20に取り付けられるが、特に機械技術者であれば工具はまったく不要である。オリーブ42が取り付けられれば、スクリュータイプのアダプターを受け入れるようねじ山を切ったキャップ40にアダプター44はねじ締めされ、アダプター44はオリーブ42と密接することによって、ホース20とブレーキキャリパー間で液体漏れがない接続が形成される。このタイプの取り付け具は、取り付け具そのものやホースを取替えることなく、メンテナンスや清掃のために取り外し再装着ができる。更に必要であればホースを短くして、(オリーブ42のみは付け替えなければならないが)、そこに同じ取り付け具を装着することもできる。 【0021】図4は図2に示されたもののもう一方の先端にある取り外し可能な取り付け具を拡大した部分側面図である。上述したようにして取り付け具24は強化ホース20の先端26に取り付けられる。取り付け具24はホース20をマスターシリンダー(図示しない)に接続するものである。取り付け具24は複数の部品からなる:キャップ50、オリーブ52、そしてマスターシリンダー用のアダプター54である。オリーブ52は同様な部品、例えばO−リング又はワッシャで替えることができる。取り付け具24は、ホース20の先端26をキャップ50内を押し通し、オリーブ52を先端26上に取り付けることによって組み付けられている。これによってホース20からオリーブ52を取り外さずにはキャップ50がホース20から取り外せないようになっている。オリーブ52は単純な手工具を使えばホース20に取り付けられるが、特に機械技術者であれば工具さえもいらない。 【0022】いったんオリーブ52が取り付けられれば、アダプター54はアダプターを受け入れるようねじ山を切ったキャップ50にねじ締めされ、アダプター54はオリーブ52と密接することによってホース20とブレーキシステムのマスター間で液体漏れがないように接続される。プラスチックコーティング32は、図2に示すように、取り付け具24と28が組みつけられた後にホースに被せられている。上述の取り付け具28のように、取り付け具24は、取り付け具そのものやホースを取替えることなく、メンテナンスや清掃のために取り外し再装着ができる。必要であればホースを短くして、(オリーブ52のみは付け替えなければならないが)、そこに同じ取り付け具を装着することもできる。 【0023】図5は本発明の油圧ブレーキホース・アッセンブリーの他の実施例を示す側面図である。アッセンブリーは強化ホース60を含み、それは液体を運ぶための柔軟なチューブとそれを覆う柔軟なファイバーメッシュ層62からなる。再述すると、柔軟なチューブはデュポン社によって製作されるテフロンなどのポリテトラフルオロエチレン(PTFE)によって作られるのが望ましいが、他の適する材料、例えばポリプロピレン、ポリ塩化ビニル(PVC)、ポリエチレン又はゴムから作られることもできる。ファイバーメッシュ層62はステンレス・スチールでできていることが望ましいが、他の同様な強さと耐久性をもつ材料、例えばアルミニウム、チタン、炭素繊維、ポリアミド繊維例えばKEVLAR繊維(デュポン社製)、ガラス繊維(ファイバーガラス)又はグラファイト繊維で作ることができる。 【0024】強化ホース60は、油圧ブレーキシステムのマスターシリンダーと接続するための第一取り付け具64を一方の先端66にもつ。第二取り付け具68は強化ホース60の他方の先端70にあり、ブレーキキャリパーと接続する。キャリパーはディスクブレーキや他の知られているブレーキシステムに適用することができる。図5に示すように、取り付け具64と68の形状、外形や湾曲度は個々のブレーキシステムに適応するように変更することができる。取り付け具64と68はステンレス・スチールでできていることが望ましいが、他の適した材料(アルミ、スチール、チタン、炭素繊維等)から作ることもできる。この例では、取り付け具64と68は強化ホース60の先端66と70にスウェジされている。コーティング72はさらにホース60を転倒や木、棒、岩などからの衝撃によって生ずるひび、切り傷、切断から保護する。そしてコーティング72はマウンテン・バイキング中に遭遇するさまざまな要素(土、砂、泥、水など)によって引き起こされるブレーキラインの摩耗、裂け及び汚染からホース60を保護する。また、コーティング72は自転車のフレームの塗装や表面を強化ホース60のファイバーメッシュが擦ることによる引っ掻き傷から保護する。 【0025】好ましくは熱収縮性のポリオレフィンからなるコーティング72は、ホース60の一方の先端66から他方の先端70まで覆っている。コーティング72はポリエチレン、ポリテトラフルオロエチレン(PTFE)、ポリウレタン又はその他の適した材料によっても作ることができる。好ましい熱収縮付着法以外にもコーティング72は浸漬法、スプレー法、ラッツピング法などの方法でホースに付着させることもできる。コーティング72は、取り付け具64と68のベースと取り付け具64と68が強化ホース60と接するポイント74と76も覆っているのが好ましい。従って、コーティング72は以下のいくつかの機能を果たす:(1)ホース60及び取り付け具64と68に一層の保護を与える。(2)ホース60が自転車のフレームを引っ掻いたり、ダメージを与えるのを防ぐ。(3)ポイント74、76から土、砂、泥、水などがブレーキシステムに侵入するのを防ぐ。 【0026】本発明は好ましい形での具体例で記述されているが、当業者はさまざまな応用変更が本発明の範囲を超えることなくできることが理解できる。特に取り付け具の形態、形状は異なるブレーキシステムに対して容易に変更することが可能である。従って、ここに記されている本発明の具体例は、特許請求の範囲で定義される本発明の範囲を限定するものではないことが明確に理解されるべきである。
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| 【出願人】 |
【識別番号】501013880 【氏名又は名称】神奈川トヨタ自動車株式会社
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| 【出願日】 |
平成13年1月10日(2001.1.10) |
| 【代理人】 |
【識別番号】100068618 【弁理士】 【氏名又は名称】萼 経夫 (外2名)
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| 【公開番号】 |
特開2001−241570(P2001−241570A) |
| 【公開日】 |
平成13年9月7日(2001.9.7) |
| 【出願番号】 |
特願2001−2787(P2001−2787) |
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