| 【発明の名称】 |
内副管用管継手およびマンホール構造 |
| 【発明者】 |
【氏名】太原 正弘
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| 【要約】 |
【課題】点検者がマンホール内の管路に異常が有るかどうかを、点検者が目視にて確認することができる内副管用管継手および同管継手を用いたマンホール構造を提供すること。
【解決手段】水平方向の一端部に、流入管8の端部が接続される受け口11を有し、上下方向の下端部に、内副管9の上端差し口91が接続される受け口13を有し、受け口11の管軸と受け口13の管軸とが直交するように形成されている透明な四方継手本体1からなる内副管用管継手F。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】水平方向の一端部に、流入管の端部が接続される流入側接続部を有し、上下方向の下端部に、内副管の上端部が接続される流出側接続部を有し、この流出側接続部の管軸と流入側接続部の管軸とがほぼ直交するように形成されている四方継手本体からなり、この四方継手本体が透明樹脂から成形されていることを特徴とする内副管用管継手。 【請求項2】水平方向の他端部および上下方向の上端部がともに点検口とされ、この他端部側の点検口が栓体にて閉塞されている請求項1記載の内副管用管継手。 【請求項3】ヒンジ機構を有する押さえ板により、栓体が点検口内に着脱自在に装着されている請求項2記載の内副管用管継手。 【請求項4】流出側接続部が差し口とされ、この差し口が、上端部が球殻状の膨出部を有し、この膨出部内に管挿入用アダプターが回動自在に嵌合された内副管の管挿入用アダプターと接着接合されるようになされている請求項1記載の内副管用管継手。 【請求項5】マンホール内に突設された流入管の端部に、請求項1記載の内副管用管継手の流入側接続部が接着接合され、この内副管用管継手の流出側接続部に、内副管の上端部が接着接合されてなるマンホール構造であって、前記内副管が透明樹脂から成形されていることを特徴とするマンホール構造。 【請求項6】流出側接続部が差し口とされ、内副管の上端部が前記差し口と接着接合される管挿入用アダプターが回動自在に嵌合された球殻状の膨出部を有している請求項5記載のマンホール構造。 【請求項7】内副管用管継手の水平方向の他端部の点検口が栓体にて閉塞されている請求項5または6記載のマンホール構造。 【請求項8】ヒンジ機構を有する押さえ板により、栓体が点検口内に着脱自在に装着されている請求7記載のマンホール構造。
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【発明の詳細な説明】【0001】 【発明の属する技術分野】本発明は、マンホール内に設置される内副管と、マンホールに流入する流入管とを接続する内副管用管継手、およびこの内副管用管継手をマンホール内に設置したマンホール構造に関する。 【0002】 【従来の技術】従来のコンクリート製マンホールには、マンホール内に流入した汚水が直接マンホールの底部内面に流下し、この底部内面を浸食することがないようにした構造のものがある。かかる構造の継手で最も一般的なものは、流入管から流入する汚水をマンホールの側壁内面に沿って配管された内副管でマンホールの底部内面近くまで流下させ、ここから流体をマンホールの底部内面に排水するようにした内副管方式のものがある。 【0003】また、下水用配管は、配管内に土砂や汚物が滞ることがないように、所定の流れ勾配をもって埋設配管される。このため、マンホールに流入する流入管は斜め下方向に傾斜した状態でマンホール内に入ることになる。 【0004】ところで、上記従来の内副管用管継手の場合は、内副管側の接続短管の管軸と流入管側の接続短管の管軸とがほぼ直交するように形成されているので、マンホール近傍において、流入管の流れ勾配が大きくなった場合、マンホール内で内副管をマンホール壁に沿って垂直に配管・固定することができないという問題がある。 【0005】このような問題を解消する内副管用管継手として、実開平3−108041号公報において、流入管側の接続短管の底面に膨出部を設け、この続短管の口部から底面の膨出部に斜め下方向に傾斜した状態でも流入管が流入管接続短管に挿入できるようになし、流入管が斜め下方向に傾斜していても、あるいは流入管が水平でも接続でき、かつ、内副管をマンホール壁に沿って垂直に配管・固定することができるようにした内副管用管継手および同管継手を用いて内副管を配管・固定したマンホール構造が記載されている。 【0006】 【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記内副管用管継手の場合は、内副管用管継手ならびに内副管がともに灰色に着色された硬質塩化ビニル樹脂製のものであるため、マンホール内の配管管路が不透明であり、点検者が管路内部の異常の有無をマンホール内にて目視にて確認することができないという問題があった。 【0007】本発明の目的は、点検者がマンホール内の管路に異常が有るかどうかを、点検者が目視にて確認することができる内副管用管継手および同管継手を用いたマンホール構造を提供することである。 【0008】本発明の他の目的は、スペースの余裕があまりない狭いマンホール内にて流入管側の管路内の点検をする際に、たとえば点検者が片手でマンホール内面に設置された昇降ステップを掴んで体重を支え、もう一方の片手にて点検口を閉塞している栓体の着脱を行うことができる内副管用管継手および同管継手を用いたマンホール構造を提供することである。 【0009】本発明のさらに他の目的は、流入管の流れ勾配が大きくなった場合でも、内副管用管継手をマンホール壁に沿って垂直に設置することができる内副管用管継手および同管継手を用いたマンホール構造を提供することである。 【0010】 【課題を解決するための手段】請求項1記載の本発明は、水平方向の一端部に、流入管の端部が接続される流入側接続部を有し、上下方向の下端部に、内副管の上端部が接続される流出側接続部を有し、この流出側接続部の管軸と流入側接続部の管軸とがほぼ直交するように形成されている四方継手本体からなり、この四方継手本体が透明樹脂から成形されている内副管用管継手である。 【0011】請求項2記載の本発明は、請求項1記載の内副管用管継手において、水平方向の他端部および上下方向の上端部がともに点検口とされ、この他端部側の点検口が栓体にて閉塞されているものである。 【0012】請求項3記載の本発明は、請求項2記載の内副管用管継手において、ヒンジ機構を有する押さえ板により、栓体が点検口内に着脱自在に装着されているものである。 【0013】請求項4記載の本発明は、請求項1記載の内副管用管継手において、流出側接続部が差し口とされ、この差し口が、上端部が球殻状の膨出部を有し、この膨出部内に管挿入用アダプターが回動自在に嵌合された内副管の管挿入用アダプターと接着接合されるようになされているものである。 【0014】請求項5記載の本発明は、マンホール内に突設された流入管の端部に、請求項1記載の内副管用管継手の流入側接続部が接着接合され、この内副管用管継手の流出側接続部に、内副管の上端部が接着接合されてなるマンホール構造であって、前記内副管が透明樹脂から成形されているものである。 【0015】請求項6記載の本発明は、請求項5記載のマンホール構造において、流出側接続部が差し口とされ、内副管の上端部が前記差し口と接着接合される管挿入用アダプターが回動自在に嵌合された球殻状の膨出部を有しているものである。 【0016】請求項7記載の本発明は、請求項5または6記載のマンホール構造において、内副管用管継手の水平方向の他端部の点検口が栓体にて閉塞されているものである。 【0017】請求項8記載の本発明は、請求項7記載のマンホール構造において、ヒンジ機構を有する押さえ板により、栓体が点検口内に着脱自在に装着されているものである。 【0018】(作用)請求項1記載の本発明の内副管用管継手では、水平方向の一端部に、流入管の端部が接続される流入側接続部を有し、上下方向の下端部に、内副管の上端部が接続される流出側接続部を有し、この流出側接続部の管軸と流入側接続部の管軸とがほぼ直交するように形成されている四方継手本体が透明であるので、マンホール内に設置されたのち、透明な四方継手本体を通じて、点検者は透明な四方継手本体を通じて目視するだけで、マンホール内の管路の異常の有無を確認することができる。 【0019】請求項2記載の本発明の内副管用管継手では、四方継手本体の水平方向の他端部が点検口とされているので、この点検口を通じて流入管側の管路内の点検ならびに異物などの除去作業を行える。また、四方継手本体の上下方向の上端部が点検口とされているので、この点検口を通じて内副管内の異物の詰まった異物などの除去作業を行える。 【0020】請求項3記載の本発明の内副管用管継手では、ヒンジ機構を有する押さえ板により、栓体が点検口内に着脱自在に装着されているので、マンホール内が狭くても、点検者は片手で点検口を閉塞している栓体の着脱を行える。 【0021】請求項4記載の本発明の内副管用管継手では、四方継手本体の流出側接続部が差し口とされ、この差し口が、上端部が球殻状の膨出部を有し、この膨出部内に管挿入用アダプターが回動自在に嵌合された内副管の管挿入用アダプターと接着接合されるようになされているので、マンホールに接続される流入管の流れ勾配が多少急勾配となっても、内副管の膨出部内に嵌合された管挿入用アダプターの回動によって、流入管の流れ勾配に起因する内副管用管継手の傾斜化を吸収でき、マンホール壁に沿って内副管を垂直に設置することができる。 【0022】請求項5記載の本発明のマンホール構造では、マンホール内に突設された流入管の端部に、請求項1記載の内副管用管継手の流入側接続部が接着接合され、この内副管用管継手の流出側接続部に、内副管の上端部が接着接合されるとともに、この内副管が透明であるので、透明な内副管用管継手および内副管を通して管路内を目視するだけで、点検者はマンホール内の管路の異常の有無を確認することができる。 【0023】請求項6記載の本発明のマンホール構造では、内副管用管継手の流出側接続部が差し口とされ、内副管の上端部が差し口と接着接合される管挿入用アダプターが回動自在に嵌合された球殻状の膨出部を有しているので、流入管の流れ勾配が多少急勾配となっても、内副管の膨出部内に嵌合された管挿入用アダプターの回動によって、流入管の流れ勾配に起因する内副管用管継手の傾斜化を吸収でき、マンホール壁に沿って内副管を垂直に設置することができる。 【0024】請求項7記載の本発明のマンホール構造では、内副管用管継手の水平方向の他端部の点検口が栓体にて閉塞されているので、この栓体を取り外し、点検口を通じて流入管側の管路内の点検ならびに異物などの除去作業を行える。 【0025】請求項8記載の本発明のマンホール構造では、内副管用管継手の水平方向の他端部の点検口を閉塞する栓体が、ヒンジ機構を有する押さえ板により点検口内に着脱自在に装着されているので、マンホール内が狭くても、点検者は片手で点検口を閉塞している栓体の着脱を行える。 【0026】 【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面を参照して説明する。図1は本発明の内副管用管継手の第1実施例を示す正面図、図2は図1対応の平面図、図3は図1の要部を分解して示す説明図、図4は図1対応の右側面図である。 【0027】Fは四方に接続部を有する略十字状の継手本体1からなる内副管用管継手であり、透明な硬質塩化ビニル樹脂から射出成形されている。継手本体1の水平方向の両端部はともに拡径受け口11,12とされている。受け口11には流入管の端部が接続されるようになっている。そして、両受け口11,12の管軸は一致している。 【0028】また、受け口12は、流入管側の管路内を点検するための点検口とされ、閉塞用の栓体2にて閉塞されている。この栓体2は、図3に示すように、円板22と、中空円筒状の挿入部21とからなっており、円板22には把手24が設けられている。挿入部21は径大部211と径小部212とからなっており、径小部212の先端は曲面状とされている。径大部211側の径小部212の外周にはシールリング23が装着されている。円板22の直径は受け口12の外径と、径大部211の外径は受け口12の内径と、径小部212の外径は受け口12奥側の継手本体1の内径とそれぞれほぼ等しくされている。 【0029】4は縦長の押え板であり、その下端部が受け口12の下部開口端の近傍に蝶番3にて回動可能に固定されている(図3を参照)。押え板4の幅方向の中央部には、図4に示すように、上端側から全長の約3/4にわたって切欠部41が設けられている。この切欠部41の幅は、上記円板22の把手24の幅よりも広くされている。一方、受け口12の管頂部外面には取付け座5が固定され、この取付け座5に、蝶ナット61が螺合されたボルト6の下端が回動可能に係止されている。そして、受け口12内に栓体2の挿入部21が差し込まれ、円板22側に押え板4が当接され、押え板4の切欠部41にボルトが差し込まれ、蝶ナット61にて締め付けられることによって、受け口12内に栓体2が着脱自在に装着されている。 【0030】また、継手本体1の上下方向の下端部は拡径受け口13とされ、この受け口13に内副管の上端部が接続されるようになっている。継手本体1の上下方向の上端部は、内副管内のゴミなどの詰まりを掃除する際の点検口14とされている。そして、受け口11の管軸と受け口13の管軸とは直交している。 【0031】つぎに、上記図1の内副管用管継手Fを用いた本発明のマンホール構造の第1実施例を図5に基づいて説明する。 【0032】図5において、7はコンクリート製のマンホールであり、床盤71と、直壁72と、斜壁73と、蓋74とから構成されている。直壁72の上部壁部には挿通孔721が穿孔され、この挿通孔721を通じて流入管8の端部がマンホール7内に突出されている。なお、流入管8と挿通孔721の隙間にはモルタルが充填されている。この流入管8の上流側は同種流入管が配管接続され、マンホール7よりも上流側に据えつけられたマンホールと連通されている。 【0033】また、床盤71上にはモルタルなどにてインバート711が形成されている。なお、マンホール7全体は基盤B上に載置されている。また、直壁72の下部壁部には流出孔722が形成され、この流出孔722に流出管(図示せず)が接続されている。 【0034】まず、土を掘り起こして基盤B上にマンホール7を据え付ける。流入管8の端部を直壁72の挿通孔721を通じてマンホール7内に突出させ、流入管8の差し口81を内副管用管継手Fの受け口11と接着接合する。そして、内副管用管継手Fの流出側の受け口13に、内副管9の上端部差し口91を挿入して接着接合し、この内副管9を管支持具Sにて支持固定して直壁72の内面に沿って内副管9を取り付ける。内副管9は透明な硬質塩化ビニル樹脂管を所定長さに切断したものである。そして、内副管9の下端部差し口92に透明な90度エルボ93を接着接合することで、マンホール7内への内副管用管継手Fおよび内副管9の取付け施工が完了する。 【0035】この第1実施例のマンホール構造では、マンホール7内に配置された内副管用管継手F、内副管9および90度エルボ93がともに透明であるので、点検者は、この管路の透明な部分を通じて外部から目視するだけで、マンホール7内の管路の異常の有無を確認することができる。 【0036】そして、内副管用管継手Fと内副管9、また、内副管9と90度エルボ93を接着接合するときに、透明あるいは不透明に着色された接着剤を用いて接着すると、接着剤の塗り忘れや塗布不足による接着強度の低下を防止できる。 【0037】また、蝶ナット61を緩めて押え板4を手前側に回転させ、把手24を掴んで栓体2を取り外し、点検口である受け口12の開口端側から流入管8の上流側管路内を懐中電灯で照らして目視することで、管路内の異常の有無を確認することができる。その際、受け口12内に栓体2が着脱自在に装着されているので、点検者は片手にて栓体2の取り外しや取付けを作業性よく行える。さらに、点検の結果、マンホール7内の管路の一部にゴミなどが詰まっている場合、継手本体1の上端部の点検口14から掃除用の棒などを用いてゴミ詰まりを解消することができる。 【0038】なお、上記実施例では、内副管9と90度エルボ93をともに透明なものとしたが、90度エルボ93を不透明なものとしてもよく、あるいは内副管9と90度エルボ93をともに不透明なものとしてもよい。 【0039】図6は本発明の内副管用管継手F1の第2実施例を示す正面図であり、継手本体1の上下方向の下端部の流出側接続部を差し口13Aとした以外は、上記図1の第1実施例と同一であるので、同一部分には同一符号を付して説明を省略する。 【0040】この場合、内副管用管継手F1の流出側接続部である差し口13Aには、図7にて示す内副管9Aの上端部が接着接合されるようになっている。この内副管9Aの上端部は拡径加工されて球殻状の膨出部91Aを有しており、この膨出部91A内に、挿通孔を有する管挿入用アダプター911Aが回動自在に嵌合されている。なお、管挿入用アダプター911Aの外周面に形成された環状溝内にシールリングが装着され、膨出部91Aの内周面と管挿入用アダプター911Aの外周面との間が水密状とされている。また、管挿入用アダプター911Aを含めて内副管用管継手F1は透明である。 【0041】つぎに、上記図6の内副管用管継手F1を用いた本発明のマンホール構造の第2実施例を図8に基づいて説明する。 【0042】図8において、7はコンクリート製のマンホールであり、床盤71と、直壁72と、斜壁73と、蓋74とから構成されている。直壁72の上部壁部には挿通孔721が穿孔され、この挿通孔721を通じて流入管8の端部がマンホール7内に突出されている。なお、流入管8と挿通孔721の隙間にはモルタルが充填されている。この流入管8の上流側は同種流入管が配管接続され、マンホール7よりも上流側に据えつけられたマンホールと連通されている。 【0043】また、床盤71上にはモルタルなどにてインバート711が形成されている。なお、マンホール7全体は基盤B上に載置されている。また、直壁72の下部壁部には流出孔722が形成され、この流出孔722に流出管(図示せず)が接続されている。 【0044】まず、土を掘り起こして基盤B上にマンホール7を据え付ける。流入管8の端部を直壁72の挿通孔721を通じてマンホール7内に突出させる。この場合、図8に示すように、流入管8の傾斜勾配はかなり大きくなっている。流入管8の差し口81を内副管用管継手F1の受け口11と接着接合する。そして、内副管用管継手F1の流出側の差し口13Aを、内副管9Aの膨出部91A内に嵌合されている管挿入用アダプター911Aの挿通孔に挿入して接着接合し、この内副管9Aを管支持具Sにて支持固定して直壁72の内面に沿って内副管9を取り付ける。 【0045】その際、内副管用管継手F1の流出側の差し口13Aが垂直でなく、マンホール7の内壁面側に向かって傾斜していても、管挿入用アダプター911Aが内副管9Aの膨出部91A内に回動可能に嵌合されているので、差し口13Aと管挿入用アダプター911Aを接着接合したのち、内副管9を回動させることで、内副管9をマンホール7の内壁面に平行に設置することができる。 【0046】そして、内副管9Aの下端部差し口92に透明な90度エルボ93を接着接合することで、マンホール7内への内副管用管継手F1および内副管9Aの取付け施工が完了する。 【0047】この第2実施例のマンホール構造でも、マンホール7内に配置された内副管用管継手F1、内副管9Aおよび90度エルボ93がともに透明であるので、点検者は、この管路の透明な部分を通じて外部から目視するだけで、マンホール7内の管路の異常の有無を確認することができる。 【0048】また、内副管用管継手F1の流出側の差し口13Aが、内副管9Aの膨出部91A内に回動自在に嵌合された管挿入用アダプター911Aと接着接合されているので、内副管用管継手F1の受け口11と接着接合される流入管8の傾斜勾配が大きくなった場合でも、内副管9をマンホール7の内壁面に平行に配置して取り付けることができる。 【0049】さらに、蝶ナット61を緩めて押え板4を手前側に回転させ、把手24を掴んで栓体2を取り外し、点検口である受け口12の開口端側から流入管8の上流側管路内を懐中電灯で照らして目視することで、管路内の異常の有無を確認することができる。その際、受け口12内に栓体2が着脱自在に装着されているので、点検者は片手にて栓体2の取り外しや取付けを作業性よく行える。さらに、点検の結果、マンホール7内の管路の一部にゴミなどが詰まっている場合、継手本体1の上端部の点検口14から掃除用の棒などを用いてゴミ詰まりを解消することができる。 【0050】なお、90度エルボ93を不透明なものとしてもよく、あるいは内副管9Aと90度エルボ93をともに不透明なものとしてもよい。 【0051】 【発明の効果】請求項1記載の本発明の内副管用管継手では、水平方向の一端部に、流入管の端部が接続される流入側接続部を有し、上下方向の下端部に、内副管の上端部が接続される流出側接続部を有し、この流出側接続部の管軸と流入側接続部の管軸とがほぼ直交するように形成されている四方継手本体が透明であるので、マンホール内に設置されたのち、透明な四方継手本体を通じて、点検者は透明な四方継手本体を通じて目視するだけで、マンホール内の管路の異常の有無を確認することができる。 【0052】請求項2記載の本発明の内副管用管継手では、四方継手本体の水平方向の他端部が点検口とされているので、この点検口を通じて流入管側の管路内の点検ならびに異物などの除去作業を行える。また、四方継手本体の上下方向の上端部が点検口とされているので、この点検口を通じて内副管内の異物の詰まった異物などの除去作業を行える。 【0053】請求項3記載の本発明の内副管用管継手では、ヒンジ機構を有する押さえ板により、栓体が点検口内に着脱自在に装着されているので、マンホール内が狭くても、点検者は片手で点検口を閉塞している栓体の着脱を行える。 【0054】請求項4記載の本発明の内副管用管継手では、四方継手本体の流出側接続部である差し口が、上端部が球殻状の膨出部を有し、この膨出部内に管挿入用アダプターが回動自在に嵌合された内副管の管挿入用アダプターと接着接合されるようになされているので、マンホールに接続される流入管の流れ勾配が多少急勾配となっても、内副管の膨出部内に嵌合された管挿入用アダプターの回動によって、流入管の流れ勾配に起因する内副管用管継手の傾斜化を吸収でき、マンホール壁に沿って内副管を垂直に設置することができる。 【0055】請求項5記載の本発明のマンホール構造では、マンホール内に突設された流入管の端部に、請求項1記載の内副管用管継手の流入側接続部が接着接合され、この内副管用管継手の流出側接続部に、内副管の上端部が接着接合されるとともに、この内副管が透明であるので、透明な内副管用管継手および内副管を通して管路内を目視するだけで、点検者はマンホール内の管路の異常の有無を確認することができる。 【0056】請求項6記載の本発明のマンホール構造では、内副管用管継手の流出側接続部が差し口とされ、一方、内副管の上端部が差し口と接着接合される管挿入用アダプターが回動自在に嵌合された球殻状の膨出部を有しているので、流入管の流れ勾配が多少急勾配となっても、内副管の膨出部内に嵌合された管挿入用アダプターの回動によって、流入管の流れ勾配に起因する内副管用管継手の傾斜化を吸収でき、マンホール壁に沿って内副管を垂直に設置することができる。 【0057】請求項7記載の本発明のマンホール構造では、内副管用管継手の水平方向の他端部の点検口が栓体にて閉塞されているので、点検口を閉塞している栓体を取り外し、この点検口を通じて流入管側の管路内の点検ならびに異物などの除去作業を行える。 【0058】請求項8記載の本発明のマンホール構造では、内副管用管継手の水平方向の他端部の点検口を閉塞する栓体が、ヒンジ機構を有する押さえ板により点検口内に着脱自在に装着されているので、マンホール内が狭くても、点検者は片手で点検口を閉塞している栓体の着脱を行える。
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| 【出願人】 |
【識別番号】000002174 【氏名又は名称】積水化学工業株式会社 【識別番号】591183566 【氏名又は名称】セキスイ管材テクニックス株式会社
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| 【出願日】 |
平成11年12月20日(1999.12.20) |
| 【代理人】 |
【識別番号】100102956 【弁理士】 【氏名又は名称】九十九 高秋
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| 【公開番号】 |
特開2001−173869(P2001−173869A) |
| 【公開日】 |
平成13年6月29日(2001.6.29) |
| 【出願番号】 |
特願平11−361062 |
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