| 【発明の名称】 |
フレキシブルチューブ用ワンタッチ継手 |
| 【発明者】 |
【氏名】藤沢 正造
【氏名】倉谷 純一
【氏名】柴渕 利夫
【氏名】中岡 幹夫
【氏名】雁木 和良
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| 【要約】 |
【課題】フレキシブルチューブ用ワンタッチ継手を簡単な構成で実現できるようにする。
【解決手段】フレキシブルチューブ12は、複数の山部15と谷部16とを備えたコルゲイト管13にて構成される。このフレキシブルチューブ12は、コルゲイト管13が、止輪3の端部から、この止輪3と筒状本体2との内部に向けて挿通されることで、リテーナ4を通過しかつシール材5の内周部に入り込んで密接する。リテーナ4は、周方向一つ割りの環状体により構成されて、コルゲイト管13の山部15が内部を通過するときにこの山部15によって弾性的に拡径され、かつ弾性的に縮径して、その内部に挿通されたコルゲイト管13と止輪3の内周テーパ面6との双方に掛かり合い可能である。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】 筒状本体と、先端部が前記筒状本体の内部に装着されるとともに、その先端側に向かって拡径する内周テーパ面が形成された止輪と、前記筒状本体の内部に設けられた環状のシール材と、前記筒状本体の内部における止輪の内周テーパ面とシール材との間に配置された環状のリテーナとを具備し、前記フレキシブルチューブは、複数の山部と谷部とを備えたコルゲイト管が、止輪の端部から、この止輪と前記筒状本体との内部に向けて挿通されることで、前記リテーナを通過しかつシール材の内周部に入り込んで密接するように構成され、前記リテーナは、周方向一つ割りの環状体により構成されて、コルゲイト管の山部が内部を通過するときにこの山部によって弾性的に拡径されるように構成されるとともに、その内部に挿通されたコルゲイト管と止輪の内周テーパ面との双方に掛かり合い可能とされていることを特徴とするフレキシブルチューブ用ワンタッチ継手。
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【発明の詳細な説明】【0001】 【発明の属する技術分野】本発明はフレキシブルチューブ用ワンタッチ継手に関し、特にガス配管などに使用されるコルゲイト管にて構成されたフレキシブルチューブのための、フレキシブルチューブ用ワンタッチ継手に関する。 【0002】 【従来の技術】この種のワンタッチ継手として、たとえば特願平10−291230号には、継手の本体部に止輪がねじ込まれ、本体部の内部に環状のシール材が配置され、本体部の内部におけるシール材と止輪の先端部の内周テーパ面との間に環状のリテーナが配置されたものが知られている。 【0003】このようなワンタッチ継手においては、複数の山部と谷部とを備えたコルゲイト管にて構成されたフレキシブルチューブを、止輪の端部の開口から、この止輪と前記本体部との内部に向けて挿通することで、このフレキシブルチューブを構成するコルゲイト管の山部が、リテーナを押し拡げてこのリテーナを通過し、かつシール材の内部に入り込んでその内周面に密接する。これにより、継手とコルゲイト管との間がシールされる。またコルゲイト管の山部が通過すると、リテーナは、弾性的に縮径して元の状態に戻り、コルゲイト管の谷部に掛かり合う。この段階で、継手へのフレキシブルチューブの接合が完了する。 【0004】リテーナは、このような拡径や縮径を容易に行うことができるように、一端部から他端部に向かう切込みが、周方向に沿った複数の位置において形成されている。この状態でフレキシブルチューブに継手からの抜け出し力が作用すると、リテーナが止輪の内周テーパ面に当たることでこの内周テーパ面から縮径力を受け、これによってリテーナとコルゲイト管との掛かり合いが確実なものとなって、継手からのフレキシブルチューブの抜け出しが防止される。 【0005】 【発明が解決しようとする課題】このような構成のフレキシブルチューブ用ワンタッチ継手においては、上述のようにリテーナは周方向に沿った複数の位置に切込みを有し、そのため簡単であるとは言い難い構成となっている。そこで本発明は、フレキシブルチューブ用ワンタッチ継手を簡単な構成で実現できるようにすることを目的とする。 【0006】 【課題を解決するための手段】この目的を達成するため本発明は、筒状本体と、先端部が前記筒状本体の内部に装着されるとともに、その先端側に向かって拡径する内周テーパ面が形成された止輪と、前記筒状本体の内部に設けられた環状のシール材と、前記筒状本体の内部における止輪の内周テーパ面とシール材との間に配置された環状のリテーナとを具備し、前記フレキシブルチューブは、複数の山部と谷部とを備えたコルゲイト管が、止輪の端部から、この止輪と前記筒状本体との内部に向けて挿通されることで、前記リテーナを通過しかつシール材の内周部に入り込んで密接するように構成され、前記リテーナは、周方向一つ割りの環状体により構成されて、コルゲイト管の山部が内部を通過するときにこの山部によって弾性的に拡径されるように構成されるとともに、その内部に挿通されたコルゲイト管と止輪の内周テーパ面との双方に掛かり合い可能とされているようにしたものである。 【0007】このような構成であると、リテーナは周方向一つ割りの環状体にて構成されているだけであるため、その構造が比較的簡単であり、したがって継手全体の構成も簡単なものとなる。 【0008】 【発明の実施の形態】図1は、本発明の実施の形態のフレキシブルチューブ用ワンタッチ継手を示す。このワンタッチ継手1は、金属製の筒状本体2と、先端部が筒状本体2の内部にねじ込まれる金属製の止輪3とを有し、筒状本体2の内部には、環状の金属製のリテーナ4と環状のゴム製のシール材5とが配置されている。止輪3の先端部には、その先端側に向かって拡径する内周テーパ面6が形成されている。シール材5は筒状本体11の内周に装着され、リテーナ4は、止輪3の内周テーパ面6とシール材5の端面7との間において弾性的に拡径自在かつ軸心方向に移動自在な状態で設けられている。 【0009】図2は、リテーナ4の全体構造を示す。このリテーナ4は、図示のように周方向一つ割りの環状体によって形成され、ある程度の範囲で弾性的に拡径および縮径可能とされている。図1および図2に示すように、リテーナ4の外周には、その軸心方向にわたって、止輪3の内周テーパ面6に接することができるテーパ面8が形成されている。また、リテーナ4の内周には、その軸心方向にわたって、筒状本体2の奥側に向かうにつれて次第に縮径するテーパ面9が形成されている。10はリテーナ4の先端面で、この先端面10とテーパ面9との交差部によって形成される鋭角状のエッジ部11が、周方向に沿って形成されている。 【0010】継手1に接続されるフレキシブルチューブ12は、薄肉の金属製のコルゲイト管13が樹脂製の被覆体14によって被覆された構成である。15はコルゲイト管13の山部、16はその谷部である。このような構成において、継手1を構成する場合には、まず、止輪3が装着されていない状態の筒状本体2にシール材5をはめ込み、次いで筒状本体1の内部にリテーナ4を挿入し、そのうえで止輪3の先端部を筒状本体2にねじ込んで装着する。 【0011】次に、コルゲイト管13の先端の数山について被覆体14を取り除いた状態のフレキシブルチューブ12を、止輪3の端部から、この止輪3とリテーナ4とシール材5との内部に向けて挿通させる。すると、まず図3に示すようにコルゲイト管13の先端の山部15がリテーナ4の内周のテーパ面9に当たり、このリテーナ4の先端面10をシール材5の端面7に押圧させる。そしてさらにコルゲイト管13に挿入力を作用させると、このコルゲイト管13の先端の山部15がリテーナ4の内周のテーパ面9に作用し、これによって図4に示すように周方向一つ割りのリテーナ4は弾性的に押し広げられる。これによりコルゲイト管13の先端の山部15がリテーナ4を通過し、この山部15はシール材5の内部に入り込む。同様にして一定数の山部15がリテーナ4を通過することで、これらの山部15がシール材5の内部に入り込む。 【0012】図1はこのときの状態すなわち継手1へのフレキシブルチューブ12の接合が完了した状態を示すが、このときにリテーナ4は、その先端の内周のエッジ部11がコルゲイト管13の谷部16に入り込んで掛かり合った状態となる。配管施工後に図5に示すようにフレキシブルチューブ12に継手1からの抜け出し力が作用した場合には、コルゲイト管13の山部15がリテーナ4のエッジ部11に掛かり合い、するとリテーナ4はその外周のテーパ面8が止輪3の内周テーパ面6に掛かり合う。これによってリテーナ4は止輪3の内周テーパ面6によって縮径力を受け、そのエッジ部11がコルゲイト管13に食い込むように作用する。その結果、継手1からのフレキシブルチューブ12の抜け出しが確実に防止される。 【0013】このようにリテーナ4の縮径および拡径によって継手1へのフレキシブルチューブ12の接合と継手1からのフレキシブルチューブ12の抜け出しの防止とが行われるが、上述のようにリテーナ4は周方向一つ割りの金属製の環状体によって形成されただけの構成であるため、その構造が簡単であるという利点を有し、したがって継手1の全体構造も簡単なものになる。 【0014】 【発明の効果】以上のように本発明によると、筒状本体と、先端部が前記筒状本体の内部に装着されるとともに、その先端側に向かって拡径する内周テーパ面が形成された止輪と、前記筒状本体の内部に設けられた環状のシール材と、前記筒状本体の内部における止輪の内周テーパ面とシール材との間に配置された環状のリテーナとを具備し、前記フレキシブルチューブは、複数の山部と谷部とを備えたコルゲイト管が、止輪の端部から、この止輪と前記筒状本体との内部に向けて挿通されることで、前記リテーナを通過しかつシール材の内周部に入り込んで密接するように構成され、前記リテーナは、周方向一つ割りの環状体により構成されて、コルゲイト管の山部が内部を通過するときにこの山部によって弾性的に拡径されるように構成されるとともに、その内部に挿通されたコルゲイト管と止輪の内周テーパ面との双方に掛かり合い可能とされているようにしたため、上述のようにリテーナは周方向一つ割りの環状体にて構成され、このため比較的簡単な構造とすることができ、したがって継手全体の構成も簡単なものとすることができる。
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| 【出願人】 |
【識別番号】000000284 【氏名又は名称】大阪瓦斯株式会社 【識別番号】000191397 【氏名又は名称】新和産業株式会社
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| 【出願日】 |
平成11年12月22日(1999.12.22) |
| 【代理人】 |
【識別番号】100068087 【弁理士】 【氏名又は名称】森本 義弘
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| 【公開番号】 |
特開2001−173863(P2001−173863A) |
| 【公開日】 |
平成13年6月29日(2001.6.29) |
| 【出願番号】 |
特願平11−363567 |
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