| 【発明の名称】 |
ジョイントバルブ |
| 【発明者】 |
【氏名】佃 道昭
【氏名】森 正嗣
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| 【要約】 |
【課題】ホースが外れても水が噴出しないジョイントバルブを提供する。
【解決手段】ジョイントバルブ10を、一の管体12に接続する一の接続部14と、ホース16に接続する他の接続部18と、一の接続部16から他の接続部18まで通じる流動経路20と、流動経路20を閉鎖するボール形素子22とを備えて構成し、一の接続部14から他の接続部18へ水が流動する一方で、ホース16を他の接続部18から取り外すことに連動してボール形素子22が流動経路20を閉鎖するように構成した。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】 一の管体に接続する一の接続部と、他の管体を接続する他の接続部と、該一の接続部から該他の接続部まで通じる流動経路と、該流動経路を閉鎖し又は狭める閉鎖部材とを備え、該一の接続部から該他の接続部へ流体が流動する一方で、該他の管体が該他の接続部から離脱することに連動して該閉鎖部材が該流動経路を閉鎖し又は狭めることを特徴とするジョイントバルブ。 【請求項2】 前記流動経路に、前記閉鎖部材を前記流動経路から退避させて前記一の接続部から前記他の接続部への流体の流動を確保するインナー部材を備え、該他の管体が該他の接続部から離脱することによって該インナー部材による流動の確保が解除されて該閉鎖部材が該流動経路を閉鎖することを特徴とする請求項1に記載するジョイントバルブ。 【請求項3】 前記流動経路に通じる収納部を備え、前記インナー部材を流動経路へ挿入して取り付けた場合に前記閉鎖部材が該収納部へ退避させられ、該インナー部材が流動経路から離脱又は離隔された場合に前記流体の圧力によって該閉鎖部材が前記他の接続部に押し付けられて該流動経路を閉鎖することを特徴とする請求項2に記載するジョイントバルブ。 【請求項4】 前記閉鎖部材がボール形素子であり、前記他の接続部のボール形素子が押し付けられる部分にシールを備えたことを特徴とする請求項3に記載するジョイントバルブ。 【請求項5】 前記収納部が前記流動経路の上方に位置し、前記閉鎖部材が前記流体よりも比重が大きいことを特徴とする請求項3又は請求項4に記載するジョイントバルブ。 【請求項6】 前記収納部が前記流動経路の下方に位置し、前記閉鎖部材が前記流体よりも比重が小さいことを特徴とする請求項3又は請求項4に記載するジョイントバルブ。 【請求項7】 前記インナー部材が管体から構成され、前記他の管体へ挿入して取付けることを特徴とする請求項2乃至請求項6のいずれかに記載するジョイントバルブ。 【請求項8】 前記他の管体がホースであり、前記流体が液体であることを特徴とする請求項1乃至請求項7のいずれかに記載するジョイントバルブ。
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【発明の詳細な説明】【0001】 【発明の属する技術分野】本発明は、一の管体と他の管体とを接続するのに用いるジョイントバルブに関する。 【0002】 【従来の技術】従来から、水道配管において、一の管体にホース(他の管体)を接続するために、ホースニップルが使用されている。このジョイントバルブは、一の管体に接続する一の接続部と、ホースに接続する他の接続部と、一の接続部から他の接続部まで通じる流動経路とから構成されている。このホースニップルは、ホースが他の接続部から離脱しないようにホースバンド等によって締結される。 【0003】しかし、ホースバンド等で締結していても、ホースが他の接続部から必ず離脱しないとは言い難く、物品がホースに引っ掛かる等の理由によってホースが他の接続部から離脱する恐れがあった。ホースが他の接続部から離脱した場合には、水が他の接続部から噴き出して周辺の機器を濡らし、損害が高額となるおそれがあった。また、特に、ホースを機器の上の他の接続部から取り出している場合には、機器全体が水に濡れるため、損害が甚大になるおそれがあった。 【0004】 【発明が解決しようとする課題】そこで、本発明者は、このような課題の原因を究明してこのような課題を解決するべく、鋭意研究を重ねた結果、本発明に至ったのである。 【0005】すなわち、本発明は、ホースが他の接続部から離脱した場合には、ホースが他の接続部から離脱するのと同時に、他の接続部からの水の噴出を閉止させ、水漏れ事故を防止することを目的とする。 【0006】 【課題を解決するための手段】本発明のジョイントバルブは、一の管体に接続する一の接続部と、他の管体を接続する他の接続部と、該一の接続部から該他の接続部まで通じる流動経路と、該流動経路を閉鎖し又は狭める閉鎖部材とを備え、該一の接続部から該他の接続部へ流体が流動する一方で、該他の管体が該他の接続部から離脱することに連動して該閉鎖部材が該流動経路を閉鎖し又は狭めることを特徴とする。 【0007】また、本発明のジョイントバルブは、前記ジョイントバルブにおいて、前記流動経路に、前記閉鎖部材を前記流動経路から退避させて前記一の接続部から前記他の接続部への流体の流動を確保するインナー部材を備え、該他の管体が該他の接続部から離脱することによって該インナー部材による流動の確保が解除されて該閉鎖部材が該流動経路を閉鎖することを特徴とする。 【0008】また、本発明のジョイントバルブは、前記ジョイントバルブにおいて、前記流動経路に通じる収納部を備え、前記インナー部材を流動経路へ挿入して取り付けた場合に前記閉鎖部材が該収納部へ退避させられ、該インナー部材が流動経路から離脱又は離隔された場合に前記流体の圧力によって該閉鎖部材が前記他の接続部に押し付けられて該流動経路を閉鎖することを特徴とする。 【0009】また、本発明のジョイントバルブは、前記ジョイントバルブにおいて、前記閉鎖部材がボール形素子であり、前記他の接続部のボール形素子が押し付けられる部分にシールを備えたことを特徴とする。 【0010】また、本発明のジョイントバルブは、前記ジョイントバルブにおいて、前記収納部が前記流動経路の上方に位置し、前記閉鎖部材が前記流体よりも比重が大きいことを特徴とする。 【0011】また、本発明のジョイントバルブは、前記ジョイントバルブにおいて、前記収納部が前記流動経路の下方に位置し、前記閉鎖部材が前記流体よりも比重が小さいことを特徴とする。 【0012】また、本発明のジョイントバルブは、前記ジョイントバルブにおいて、前記インナー部材が管体から構成され、前記他の管体へ挿入して取付けることを特徴とする。 【0013】また、本発明のジョイントバルブは、前記ジョイントバルブにおいて、前記他の管体がホースであり、前記流体が液体であることを特徴とする。 【0014】 【発明の実施の形態】次に、本発明に係るジョイントバルブについて、図面に基づいて詳しく説明する。 【0015】図1において、符号10は本発明のジョイントバルブである。このジョイントバルブ10は、水道配管において使用する配管接続用のバルブであり、一の管体12に接続する一の接続部14と、ホース(他の管体)16に接続する他の接続部18と、一の接続部16から他の接続部18まで通じる流動経路20と、流動経路20を閉鎖するボール形素子(閉鎖部材)22とを備え、一の接続部14から他の接続部18へ水(流体)が流動する一方で、ホース16を他の接続部18から取り外すことに連動してボール形素子22が流動経路20を閉鎖するように構成されている。なお、ジョイントバルブ10の材質は、金属又は樹脂等、特に限定されない。 【0016】流動経路20には、ボール形素子22を流動経路20から退避させて一の接続部14から他の接続部18への流体の流動を確保するインナー部材24を備えている。このインナー部材24は、管体から構成され、ホース16を他の接続部18から取り外すことによってインナー部材24が流動経路20から離脱してボール形素子22が他の接続部18のシール26に押し付けられて流動経路22を閉鎖するように構成されている。なお、シール26の材質は、ゴム、プラスチック、金属又はセラミック等、特に限定されない。 【0017】すなわち、ジョイントバルブ10には、流動経路20に通じる収納部28が備えられており、この収納部28は、流動経路20の上方に位置するとともに、インナー部材24の複数の孔30から水が流れ込んでボール形素子22と接触するように構成されている。ここで、ボール形素子22は、比重が水よりも大きい金属等の材質から構成されており、インナー部材24が流動経路20から離脱した場合には、ボール形素子22が流動経路20内の水の中へ沈んで、一の接続部14から流動する水の圧力によって他の接続部18に押し付けられて流動経路20を閉鎖し、インナー部材24による水の流動が解除されるように構成されている。一方、インナー部材24を流動経路20へ挿入して取り付けている場合には、インナー部材24によってボール形素子22が押し上げられた状態で、ボール形素子22が収納部28へ退避させられるように構成されている。 【0018】なお、管体から構成されているインナー部材24の一端には、突起部32が設けられており、この突起部32をホース16内へ圧入して取付けることができるように構成されている。すなわち、他の接続部18、及び流動経路20に取り付けられているインナー部材24へ任意のホース16を接続できるように構成されている。 【0019】このようなジョイントバルブ10は、管体12に接続されて設置され、ホース16へ水を流す場合には、インナー部材24がホース16に圧入され、インナー部材24が他の接続部18側から流動経路20内に挿入されながらホース16が他の接続部18に接続され、ホースバンドによってホース16が他の接続部18に固定される。ここで、インナー部材24が流動経路20内に挿入した時には、収納部28が取り外されてボール形素子22が上から入れられ収納部28が再び取付けられることにより、ボール形素子22が収納部28へ押し上げられた状態となり、流動経路20の水の流動が確保される。流動経路20の水の流動が確保されることによって、一の管体12からホース16へ水が流動する。 【0020】ここで、ホース16に物品等が引っ掛かる等の理由によって、仮にホース16がジョイントバルブ10から離脱してしまった場合には、同時にインナー部材24が流動経路20から抜け出るため、ボール形素子22が流動経路20内へ降下し、一の接続部14側からの水の圧力によって弾性部材26へ押し付けられる。ボール形素子22が弾性部材26へ押し付けられることによって、流動経路20が閉鎖し、一の接続部14から他の接続部18への水の流動が閉止する。 【0021】このようにして、仮にホース16がジョイントバルブ10から離脱してしまった場合には、一の接続部14から他の接続部18への水の流動が閉止するため、他の接続部18から水が噴出することがなくなる。このため、周辺機器が水に濡れる等の水漏れ事故を防止できる。 【0022】なお、本発明のジョイントバルブ10を水平配管に使用する場合について説明したが、一の接続部14側を上方とし他の接続部18側を下方とする鉛直配管に使用しても良い。鉛直配管に使用した場合でも、収納部28の内壁34が傾斜して構成されているため、仮にホース16がジョイントバルブ10から離脱してしまってインナー部材24が流動経路20から抜け出た時には、ボール形素子22が内壁34に沿って転動しながら流動経路20まで達し、ボール形素子22によって流動経路20を閉鎖することができる。 【0023】以上、本発明の一実施形態について説明したが、本発明のジョイントバルブは、その他の形態でも実施し得るものである。 【0024】例えば、図2に示すジョイントバルブ40であっても良い。このジョイントバルブ40は、収納部28が流動経路20の下方に位置し、ボール形素子22が水よりも比重の小さい材質から構成されている。このようなジョイントバルブ40は、仮にホース16がジョイントバルブ10から離脱してしまってインナー部材24が流動経路20から抜け出た時には、ボール形素子22が浮力によって流動経路20へ浮上して流動経路2を閉鎖するように構成されている。なお、このジョイントバルブ40の場合、ホース16への水の流動を復帰させる時には、一の管体12に設けられているバルブ等によって管体12からジョイントバルブ10への水の流動を閉止し、収納部28を緩めてジョイントバルブ40の内部の圧力を抜き、収納部28を取り外して水を下方へ抜き、再びインナー部材24を他の接続部18側から流動経路20内に挿入しながらホース16を接続部18に接続し、ボール形素子22を入れた収納部28を取り付け、ホースバンドでホース16を固定する必要がある。 【0025】また、図3に示すジョイントバルブ42であっても良い。このジョイントバルブ42は、ホースバンドの代替として、締付リング44を他の接続部46の係合部48内へ圧入するとともに、締付ナット50を他の接続部46へ締結することによって、ホース16をジョイントバルブ42へ固定するように構成されている。このようなジョイントバルブ42によれば、ホース16と他の接続部46との接続部から水が漏れるのを、より確実に防止できる。 【0026】また、図4に示すジョイントバルブ52であっても良い。このジョイントバルブ52は、収納部54の上部に、マグネット器具56を取り外し可能に備えている。このようなジョイントバルブ52によれば、ホース16が離脱した後にホース16への水の流動を復帰させる時には、一の管体12に設けられているバルブ等によって管体12からジョイントバルブ10への水の流動を閉止し、収納部54を緩めてジョイントバルブ52の内部の圧力を抜き、収納部52を取り外した後に、マグネット器具56を収納部52から取り外して逆方向に向けてジョイントバルブ52内へ挿入してボール形素子22を磁力によって引き上げ、インナー部材24を他の接続部18へ挿入してインナー部材24の上にボール形素子22を載せ、ホースバンドでホース16を固定することができる。このため、マグネット器具56によってボール形素子22を引き上げて、復帰作業を容易に行うことができる。なお、マグネット器具56の代替として、図5に示す吸着盤器具58を収納部54の上部に取り外し可能に備えても良い。 【0027】また、インナー部材は、上述のインナー部材24に限定されず、図6に示すインナー部材70であっても良い。このインナー部材70は、孔30が備えられないで構成されている。このようなインナー部材70であっても、仮にホース16がジョイントバルブ10から離脱してしまってインナー部材24が流動経路20から抜け出た時には、ボール形素子22が流動経路20の水の中へ沈むため、ボール形素子22が流動経路20まで達し、ボール形素子22によって流動経路20を閉鎖することができる。 【0028】また、図7に示すインナー部材72であっても良い。このインナー部材72は、インナー部材24の孔30よりも大きく少数の孔30が備えられている。このインナー部材24によっても収納部28内のボール形素子22を水に接触させることができる。 【0029】また、図8に示すインナー部材74であっても良い。このインナー部材74は、端部に壁部76を備え、その壁部76が管体形状のインナー部材74の内径よりも小さい内径の孔78を備え、水がこの孔78を通してホース16まで流動するように構成されている。このようなインナー部材74によれば、仮にホース16がジョイントバルブ10から離脱してしまった時に、インナー部材74がホース16と共に離脱しなかったとしても、流動経路20内の水圧が壁部76に負荷されるため、インナー部材74が他の接続部18から離脱できる。このようなインナー部材74によっても、ホース16を他の接続部18から離脱することによってインナー部材74が離脱してボール形素子22が流動経路20を閉鎖し、インナー部材74による水の流動を解除することができる。 【0030】また、図9に示すインナー部材80であっても良い。このインナー部材80は、突起部32に保護キャップ82が備えられている。このようなインナー部材80によれば、保護キャップ82を備えるため、突起部32によってホース16が傷付くのを防止できる。なお、保護キャップ82の代替として、コーティング、メッキ、又はリッピング等を施しても良い。 【0031】次に、本発明のジョイントバルブは、図10に示すようなジョイントバルブ84であっても良い。このジョイントバルブ84は、一の接続部86にもホース(一の管体)16を接続できるように構成されている。このようなジョイントバルブ84によれば、2本のホース16を接続して水を流すことができるとともに、下流側のホース16がジョイントバルブ84から離脱した場合には、水が噴出するのを防止できる。 【0032】また、図11に示すようなジョイントバルブ88であっても良い。このジョイントバルブ88は、一の接続部90がエルボ形状に構成されている。このようなジョイントバルブ88によれば、立て配管に設置しておき、ホース16を横方向に接続できる。 【0033】次に、本発明のジョイントバルブ10において、インナー部材は、図12に示すようなインナー部材92であっても良い。このインナー部材92は、一端94が傾斜した形状に構成されており、インナー部材92を一端94側から流動経路20へ挿入していくことによって、一端94によってボール形素子22を収納部28内へ持ち上げていくことができるように構成されている。このようなインナー部材92を備えることにより、仮にホース16がジョイントバルブ10から離脱してインナー部材24が流動経路20から抜け出た後に、ホース16への水の流動を復帰させる時には、収納部28を取り外してボール形素子22を上から入れ直す必要がなくなる。 【0034】また、本発明のジョイントバルブ10において、図13に示すような緩衝部材100を備えても良い。流体が液体の場合には、このような緩衝部材100を備えることにより、水撃によるボール形素子22の衝撃を吸収して緩和することができる。なお、このような緩衝部材100の代替として、スプリングの付勢力によって上下に弾性運動可能なピストンから構成した緩衝部材であっても良い。また、緩衝部材の上部に緩衝部材又はボール形素子を取り外し又は取り付けるためのキャップを備えても良い。このキャップは、本体へ圧入するもの、螺合するもの等、特に限定されない。 【0035】また、本発明のジョイントバルブは、図14に示すようなジョイントバルブ102であっても良い。このジョイントバルブ102は、回動弁104を回動させて流動経路20を閉鎖できるように構成されている。この回動弁104は、孔106を備え、インナー部材24を取り付けている時には、図14(a)に示すように、孔106を通して水が流れ、インナー部材24を外した時には、回動弁104が回動中心108のまわりに回動し、図14(b)に示すように、流動経路20が閉鎖するように構成されている。なお、回動弁104を回動させる駆動手段は、スプリング又はモーター等、特に限定されない。また、ジョイントバルブ102において、回動弁104の代替として、図15に示すように、一部に球面を有する回動弁110であっても良い。 【0036】以上、本発明の実施形態について図面に基づいて説明したが、本発明は、図示したものに限定されず、その他の態様でも実施し得るものである。 【0037】例えば、本発明のジョイントバルブを使用する流体は、水等の液体に限定されず、圧縮空気等の気体であっても良い。また、液体であっても、水に限定されず、溶剤液、薬剤液又は液体燃料等の液体であっても良い。例えば、本発明のジョイントバルブをガソリン給油用のバルブとして使用し、給油用のホースが外れてもガソリンが噴出しないようにしても良い。接続する一の管体及び他の管体は、パイプ又はホース等、特に限定されない。 【0038】また、本発明のジョイントバルブにおいて、他の管体が離脱した時にインナー部材を完全に離脱させて流体の流動を解除することに限定されず、インナー部材がある程度流動経路に対して移動した状態で止めて、流体の流動を解除するように構成しても良い。例えば、他の管体が離脱する時にインナー部材が他の管体と共に一旦流動経路に対して移動した後止まってジョイントバルブから離脱せず、他の管体のみ離脱するが、インナー部材によってボール形素子を退避させる状態はインナー部材が移動することによって解除され、ボール形素子が流動経路まで移動して閉鎖するように構成しても良い。また、本発明のジョイントバルブにおいて、他の管体が離脱した時に流動経路を完全に閉鎖することに限定されず、流動経路を狭めて流体の噴出量を極力少なくするように構成しても良い。また、シールは、他の接続部に設けることに限定されず、それ以外の部分に一又は二以上設けても良い。例えば、ボール形素子等に設けても良い。また、インナー部材は、インナー部材による流動の確保が解除されて閉鎖部材が流動経路を閉鎖するものであれば、その形状は一切限定されない。内径又は外径が連続的又は断続的に変化する形状、変形した他の接続部に嵌合する形状、多角形の断面を有する形状、螺子を内周又は外周に有する形状、凹部又は凸部を内周又は外周に有する形状、2次元的又は3次元的に変化する形状等であっても良い。また、インナー部材は、一体形であっても分割形であっても良い。 【0039】その他、本発明の技術的範囲には、その趣旨を逸脱しない範囲で当業者の知識に基づき種々なる改良,修正,変形を加えた態様も含まれる。また、同一の作用又は効果が生じる範囲内で、いずれかの発明特定事項を他の技術に置換した形態で実施しても良い。また、一体的に構成された発明特定事項を複数部品によって構成して実施しても、複数部品から構成された発明特定事項を一体的に構成して実施しても良い。 【0040】 【発明の効果】本発明のジョイントバルブによれば、一の接続部を一の管体に設置し、他の管体を他の接続部に接続して使用している時に、仮に他の管体がジョイントバルブから離脱してしまった場合には、閉鎖部材が流動経路を閉鎖し、又は狭めることができる。このため、例えば、流体が水である時には、他の接続部から水が噴出することがなくなり、又は水の噴出を極力少なくすることができる。このため、周辺機器が水に濡れる等の水漏れ事故を防止でき、又は水漏れ事故の損失を極力少なくすることができる。また、例えば、流体が薬剤液である場合には、薬剤液が周囲に散乱するのを防止でき、安全上も好ましい。 【0041】また、流動経路に、閉鎖部材を流動経路から退避させて一の接続部から他の接続部への流体の流動を確保するインナー部材を備え、他の管体が他の接続部から離脱することによってインナー部材による流動の確保が解除されて閉鎖部材が流動経路を閉鎖することを特徴とする本発明のジョイントバルブによれば、インナー部材が流動経路に取り付けられている時には流動経路の流体の流動を確保できる一方で、仮に他の管体がジョイントバルブから離脱した時には流動経路を閉鎖することができる。このため、他の管体を接続している時は確実に他の管体へ流体を送ることができる一方で、仮に他の管体がジョイントバルブから離脱した時には流体の噴出を防止できる。 【0042】また、流動経路に通じる収納部を備え、インナー部材を流動経路へ挿入して取り付けた場合に閉鎖部材が該収納部へ退避させられ、インナー部材が流動経路から離脱又は離隔された場合に流体の圧力によって閉鎖部材が他の接続部に押し付けられて流動経路を閉鎖することを特徴とする本発明のジョイントバルブによれば、インナー部材が流動経路から離脱又は離隔された場合に、一の接続部から送られる流体の圧力を利用して流動経路を閉鎖することができる。すなわち、仮に他の管体がジョイントバルブから離脱した時にのみ、流動停止バルブと同様の機能を果たす。 【0043】また、閉鎖部材がボール形素子であり、他の接続部のボール形素子が押し付けられる部分にシールを備えたことを特徴とする本発明のジョイントバルブによれば、仮に他の管体がジョイントバルブから離脱した時に、球形のボール形素子をシールに密着させて確実に流動経路の流動を閉鎖できる。 【0044】また、収納部が流動経路の上方に位置し、閉鎖部材が流体よりも比重が大きいことを特徴とする本発明のジョイントバルブによれば、閉鎖部材の比重が流体よりも大きいため、仮に他の管体がジョイントバルブから離脱し、インナー部材が流動経路から離脱又は離隔された時に、閉鎖部材が流動経路の流体内に沈みながら降下し、流動経路を閉鎖することができる。 【0045】また、収納部が流動経路の下方に位置し、閉鎖部材が流体よりも比重が小さいことを特徴とする本発明のジョイントバルブによれば、閉鎖部材の比重が流体よりも小さいため、仮に他の管体がジョイントバルブから離脱し、インナー部材が流動経路から離脱又は離隔された時に、閉鎖部材が浮力によって上昇し、流動経路を閉鎖することができる。 【0046】また、インナー部材が管体から構成され、他の管体へ挿入して取付けることを特徴とする本発明のジョイントバルブによれば、インナー部材が管体であるため、通常使用時において、一の管体から他の管体までの流体の流れがスムーズになる。また、インナー部材が管体であるため、他の管体へ挿入して容易に他の管体へ取り付けることができる。 【0047】また、他の管体がホースであり、流体が液体であることを特徴とする本発明のジョイントバルブによれば、ホースによってジョイントバルブから水等の液体を取り出している時に、仮にホースがジョイントバルブから離脱した時には流動経路を閉鎖し、液体の噴出を防止できる。
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| 【出願人】 |
【識別番号】392029384 【氏名又は名称】株式会社大和バルブ
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| 【出願日】 |
平成11年12月15日(1999.12.15) |
| 【代理人】 |
【識別番号】100094248 【弁理士】 【氏名又は名称】楠本 高義
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| 【公開番号】 |
特開2001−173860(P2001−173860A) |
| 【公開日】 |
平成13年6月29日(2001.6.29) |
| 【出願番号】 |
特願平11−355561 |
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