| 【発明の名称】 |
ガス工事用の耐熱性パッカー |
| 【発明者】 |
【氏名】今井 榮治
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| 【要約】 |
【課題】ガス管の途中を閉塞するパッカーにおいて、着火事故が生じてもそれに長時間耐え得る耐熱性パッカーの提供。
【解決手段】耐熱性のシート1の内面側に気密用または液密用のゴム層2を配置してパッカー本体3を形成する。そしてパッカー本体3の両端に接続具4,5を配置し、その接続具4,5間を細長い案内部材6で接続する。この案内部材6は軸方向圧縮力に対して剛性を有すると共に、曲げ方向外力に対して可撓性を有する。そして、一方の接続具4に内部流体給排用ホース7を接続する。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】 可撓性で且つ耐熱性のシート1により、閉塞された袋状に形成され、その内面側に気密用または液密用のゴム層2が配置されたパッカー本体3と、そのパッカー本体3の両端に配置された接続具4,5と、そのパッカー本体3内に挿入されて前記両接続具4,5間を連結し、軸方向圧縮力に対して剛性を有すると共に、曲げ方向外力に対して可撓性を有する細長いガス管挿入用の案内部材6と、一方の前記接続具4に接続されると共に、パッカー本体3内に連通される内部流体給排用ホース7と、を具備するガス工事用の耐熱性パッカー。 【請求項2】 請求項1において、夫々の前記接続具4,5が管継手からなり、夫々の接続具4,5の外周にパッカー本体3の端部が締結バンド8を介して固定され、前記両接続具4,5間が、ホースからなる前記案内部材6で接続され、一方の接続具4に前記内部流体給排用ホース7が接続され、他方の接続具5に、そのパッカー本体3内で流体出入孔11が設けられたガス工事用の耐熱性パッカー。 【請求項3】 請求項1において、夫々の前記接続具4,5が管継手からなり、夫々の接続具4,5の外周にパッカー本体3の端部が締結バンド8を介して固定され、前記両接続具4,5間が、ホースからなる前記案内部材6で接続され、一方の接続具4に、消火剤供給用ホース9および内部流体供給用ホース7が接続され、その消火剤供給用ホース9と前記案内部材6と他方の前記接続具5の外側開口13とが連通され、内部流体供給用ホース7が、前記パッカー本体3の内部に連通された、ガス工事用の耐熱性パッカー。 【請求項4】 請求項1〜請求項3のいずれかにおいて、前記内部流体供給用ホース7から前記パッカー本体3内に水が供給されるガス工事用の耐熱性パッカー。
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【発明の詳細な説明】【0001】 【発明の属する技術分野】本発明は、ガスの本管に支管を接続するガス工事等に使用する本管閉塞用パッカーに関する。 【0002】 【従来の技術】従来のガス管閉塞用パッカーは、比較的厚肉の風船にホースが接続されたものである。そして、そのようなパッカーをガス管に穿設した孔からそのガス管内に挿入した後に、パッカー内にエアーホースから圧縮空気を送り、膨張させてガス管の上流側を閉塞していた。 【0003】 【発明が解決しようとする課題】ところがこのようなパッカーは、ガス管の管壁の状況その他によりガスを完全に閉塞できない場合が存在し、その場合には僅かにパッカーの下流側にガス漏れが生じることになる。そしてその漏れたガスに着火が起こると、そのパッカー自体を焼損するおそれがある。万が一パッカーが焼損して破損すると、大きな着火事故を起こすおそれがある。そこで本発明は、パッカーの近傍で例え着火事故が生じてもパッカーが焼損し難いものを提供することを課題とする。 【0004】 【課題を解決するための手段】請求項1に記載の本発明は、可撓性で且つ耐熱性のシート1により、閉塞された袋状に形成され、その内面側に気密用または液密用のゴム層2が配置されたパッカー本体3と、そのパッカー本体3の両端に配置された接続具4,5と、そのパッカー本体3内に挿入されて前記両接続具4,5間を連結し、軸方向圧縮力に対して剛性を有すると共に、曲げ方向外力に対して可撓性を有する細長いガス管挿入用の案内部材6と、一方の前記接続具4に接続されると共に、パッカー本体3内に連通される内部流体給排用ホース7と、を具備するガス工事用の耐熱性パッカーである。 【0005】請求項2に記載の本発明は、請求項1において、夫々の前記接続具4,5が管継手からなり、夫々の接続具4,5の外周にパッカー本体3の端部が締結バンド8を介して固定され、前記両接続具4,5間が、ホースからなる前記案内部材6で接続され、一方の接続具4に前記内部流体給排用ホース7が接続され、他方の接続具5に、そのパッカー本体3内で流体出入孔11が設けられたガス工事用の耐熱性パッカーである。 【0006】請求項3に記載の本発明は、請求項1において、夫々の前記接続具4,5が管継手からなり、夫々の接続具4,5の外周にパッカー本体3の端部が締結バンド8を介して固定され、前記両接続具4,5間が、ホースからなる前記案内部材6で接続され、一方の接続具4に、消火剤供給用ホース9および内部流体供給用ホース7が接続され、その消火剤供給用ホース9と前記案内部材6と他方の前記接続具5の外側開口13とが連通され、内部流体供給用ホース7が、前記パッカー本体3の内部に連通された、ガス工事用の耐熱性パッカーである。請求項4に記載の本発明は、請求項1〜請求項3のいずれかにおいて、前記内部流体供給用ホース7から前記パッカー本体3内に水が供給されるガス工事用の耐熱性パッカーである。 【0007】 【発明の実施の形態】次に、図面に基づいて本発明の実施の形態につき説明する。図1は本発明のガス工事用の耐熱性パッカーの縦断面図であり、図2は図1のII部拡大図、図3は図1における内部流体を排出した状態を示し、図4はその耐熱性パッカー12をガス管15の穿設孔14から挿入する状態を示し、図5は一対の耐熱性パッカー12によりガス管15の途中を閉塞した状態を示す説明図である。この耐熱性パッカー12は図1〜図3に示す如く、閉塞された袋状に形成された細長いパッカー本体3と、その両端に配置された接続具4,5と、それらの間を接続する案内部材6と、一方の接続具4に接続される内部流体給排用ホース7とを有する。パッカー本体3は図2に示す如く、耐熱性のシート1とその内面側に被覆されたゴム層2とからなる。シート1は、シリカファイバー等の溶融温度が1700℃程度の素材からなり、それが筒状に形成されている。そしてパッカー本体3の両端部が絞られ、一対の接続具4,5に締結バンド8を介して液密に締結固定されている。なお、それら締結バンド8の外周にさらに気密用の耐熱性シール剤を被覆することもできる。 【0008】接続具4は両端開口の貫通する管継手からなり、その内面に内ネジが螺刻されている。また、接続具5は一端が閉塞すると共に、他端の中心軸上に螺着孔を有し且つ、その螺着孔に連通する出入孔11が他端部外周に開放されてなる。そして、一対の接続具4,5に案内部材6の両端が接続されている。この案内部材6は耐圧ホースからなり、軸方向圧縮力に対して剛性を有すると共に、曲げ方向外力に対して可撓性を有するものである。そしてその両端にホースジョイント10が液密に締結固定され、そのホースジョイント10の先端が接続具4及び接続具5に螺着されている。また、接続具4の外面側開口には、内部流体給排用ホース7がホースジョイント10を介して接続されている。 【0009】このようにしてなる耐熱性パッカー12は、図3及び図4に示す如く、内部流体が排出された状態でガス管15の穿設孔14から管内に挿入される。この場合、先ずガス管工事が行われる近傍においてガス管15に穿設孔14が穿設され、そこから耐熱性パッカー12が内部に挿入される。このとき耐熱性パッカー12の軸線上に存在する案内部材6の軸方向の剛性及び半径方向の可撓性によって、耐熱性パッカー12全体は比較的小さな穿設孔14から全体が湾曲しながらガス管15内に挿入される。そして図5の如く、一対の耐熱性パッカー12をガス管15内に挿入した後に、内部流体給排用ホース7を介して内部に冷却水を充填する。なお、冷却水の代わりに圧縮空気を充填する場合もある。このようにしてガス管15の途中を一対の耐熱性パッカー12により閉塞し、その下流側でガス管の工事を行うことができる。なお、内部流体給排用ホース7から供給される冷却水は、接続具4,案内部材6を介し接続具5の出入孔11からパッカー本体3の内部に供給される。 【0010】次に、図6は本発明の他の実施の形態を示す耐熱性パッカー12aであり、この例は消火装置を備えたものである。即ち、接続具4に内部流体給排用ホース7と共に消火剤供給用ホース9が接続される。そしてその消火剤供給用ホース9と案内部材6とが連通され、その連通路にはパッカー本体3の外側において接続具4及び接続具5に外側開口13が設けられている。そして消火剤供給用ホース9から供給される消火剤は、夫々の外側開口13を介してパッカー本体3の軸方向先端及び後端から放出され、着火したガスを消火することができる。また、接続具4に接続された内部流体給排用ホース7からの冷却水は、接続具4の出入孔11を介してパッカー本体3内に供給される。 【0011】 【発明の作用・効果】請求項1に記載のガス工事用の耐熱性パッカーによれば、パッカー本体3の両端の接続具4,5間を案内部材6が連結し、その案内部材6が軸方向圧縮力に対して剛性を有すると共に、曲げ方向外力に対して可撓性を有する細長いものであるから、ガス管に比較的小さな孔を穿設し、その孔から耐熱性パッカーを容易に挿入することができる。そして内部流体給排用ホース7を介し、パッカー本体3の内部にエアーまたは水等の流体を供給することにより、ガス管の途中を閉塞し、ガス管の工事をすることができる。しかもパッカー本体3の外周が耐熱性シートで構成されているため着火事故に比較的長時間耐えうる。またパッカー本体3の内周には気密用または液密用のゴム層が存在するから、流体漏れをおこすことなく、パッカー本体3を確実に膨張してガス管の内部を閉塞することができる。 【0012】請求項2に記載のガス工事用の耐熱性パッカーは、管継手からなる接続具4,5の外周にパッカー本体3の端部が締結バンド8を介して固定されるものであるから、量産性の良い耐熱性パッカーを容易に製造できる。さらには案内部材6自体がホースからなり、その案内部材6の内部を流通した流体が接続具5の出入孔11から流出するようにしたので、その流体を無理なくパッカー本体3の内部に充填することができる。請求項3に記載のガス工事用の耐熱性パッカーは、接続具4に消火剤供給用ホース9及び内部流体給排用ホース7が接続され、その消火剤供給用ホース9と案内部材6と接続具5の外側開口13とが連通されたものであるから、ガスに着火事故が生じても消火剤によりそれを消火することができる。請求項4に記載のガス工事用の耐熱性パッカーによれば、内部流体給排用ホース7からパッカー本体3内に水が供給されるように構成されたから、ガス管内で着火事故が生じてもさらに長時間耐ええるパッカーを提供できる。
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| 【出願人】 |
【識別番号】591046261 【氏名又は名称】株式会社日成
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| 【出願日】 |
平成11年10月20日(1999.10.20) |
| 【代理人】 |
【識別番号】100082843 【弁理士】 【氏名又は名称】窪田 卓美
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| 【公開番号】 |
特開2001−124283(P2001−124283A) |
| 【公開日】 |
平成13年5月11日(2001.5.11) |
| 【出願番号】 |
特願平11−298596 |
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