| 【発明の名称】 |
流体連絡装置及びその使用方法 |
| 【発明者】 |
【氏名】ジョン・ジェイ・アスター
|
| 【要約】 |
【課題】障害物や妨害物のためにフランジ付きの連絡手段を機械加工することができない本体の特定部位に、流体連絡装置を受入れる孔を形成し、流体連絡手段を構成する。
【解決手段】排液連絡手段を圧力容器の孔12に取り付ける。孔は第1の部分20と第2の部分22とを有する。排液連絡手段はハウジング24を含み、このハウジングは、孔の第1の部分に収容される細長い軸部28を有する。相互連絡フランジ30が軸部の第1の端部に連結されると共に、通路は軸部を貫通し長手方向に延在する。相互連絡管26は、ハウジングの通路に収容される。相互連絡管はハウジングの軸部の第1の端部をシールするように連結されたシールフランジ38を含む。孔シール部40は孔の第2の部分の少なくとも一部を貫通して延在するように連結される。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】 細長い軸部と、前記軸部の第1の端部に連結された相互連絡フランジと、前記軸部を貫通して長手方向に延在する通路とを含む、ハウジングと、前記ハウジングの前記通路に受入れられた相互連絡管であって、前記相互連絡管は、前記ハウジングの前記軸部の前記第1の端部をシールするように連結されたシールフランジと、前記軸部の第2の端部を超えて延在するように連結された孔シール部とを含む、前記相互連絡管と、を有することを特徴とする、流体連絡装置。 【請求項2】 前記シールフランジは前記ハウジングのランド領域をシールし、前記シールフランジと前記ランド領域との間にガスケットを設けてなる、請求項1に記載の装置。 【請求項3】 更に、前記相互連絡フランジに取り付けられた補助装置を備え、前記シールフランジと前記補助装置との間にガスケットを設けてなる、請求項2に記載の装置。 【請求項4】 更に、弾性シールを備え、前記弾性シールは前記相互連絡管の前記孔シール部に支持され、前記弾性シールは、前記本体の孔と前記相互連絡管の前記孔シール部との間に流体が流れないように、前記相互連絡管の前記孔シール部と前記本体の前記孔との間で圧縮されて係止された、請求項1に記載の装置。 【請求項5】 前記弾性シールはOリング型のシールである、請求項4に記載の装置。 【請求項6】 前記弾性シールは、前記孔シール部内に形成された凹部内に担持された、請求項4に記載の装置。 【請求項7】 前記ハウジングと前記相互連絡管は長手方向の軸線をそれぞれ有し、前記ハウジングと前記相互連絡管の前記長手方向の軸線は、ほぼ平行である、請求項1に記載の装置。 【請求項8】 前記ハウジングは本体の孔に取り付けられ、前記孔と前記ハウジングは、共通の長手方向の軸線を有する、請求項7に記載の装置。 【請求項9】 前記本体は内側壁と外側壁を有し、前記孔は前記内側壁と前記外側壁を貫通して延在し、前記孔シール部は、前記内側壁に形成された前記孔の一部に隣接する、請求項8に記載の装置。 【請求項10】 更に、前記ハウジング上に少なくとも1つの肩部を有し、更に、ポケットを有するカラーを有し、前記ポケットは前記少なくとも1つの肩部にそれぞれ係合するように構成され、前記カラーが前記本体に締め付けられると、前記ハウジングが前記孔内に保持されるように構成された、請求項8に記載の装置。 【請求項11】 補助装置が前記相互連絡フランジに連結されている、請求項1に記載の装置。 【請求項12】 更に、前記孔のそれぞれの隣接した表面と前記相互連絡管と前記ハウジングの第2の端面とによって画成された空隙を有し、前記間隙内に圧縮されて捕獲された弾性シールを更に有する、請求項1に記載の装置。 【請求項13】 前記ハウジングはランド領域を更に含み、前記相互連絡管の前記シールフランジが前記ランド領域をシールする、請求項1に記載の装置。 【請求項14】 本体の孔内に取付け可能な流体連絡装置において、細長い軸部と、前記軸部の第1の端部に連結された相互連絡フランジと、前記軸部を貫通して長手方向に延在する通路とを含む、ハウジングと、前記ハウジングの前記通路内に受入れられた相互連絡管であって、前記相互連絡管は、前記ハウジングの前記軸部の前記第1の端部をシールするように連結されたシールフランジと、前記軸部の第2の端部を超えて延在するように連結された孔シール部とを含む、前記相互連絡管と、前記シールフランジと前記ハウジングとの間に配置されたガスケットと、前記相互連絡管の前記孔シール部と前記本体の前記孔との間に圧縮されて係合するように、前記相互連絡管の前記孔シール部によって支持された、弾性シールであって、前記本体と前記相互連絡管の前記孔シール部との間で流体が流れるのを阻止する、前記弾性シールと、を有することを特徴とする、流体連絡装置。 【請求項15】 更に、前記相互連絡フランジに取り付けられた補助装置を備え、前記シールフランジと前記補助装置との間にガスケットが設けられた、請求項14に記載の装置。 【請求項16】 前記ハウジングはランド領域を更に含み、前記相互連絡管の前記シールフランジは前記ランド領域をシールする、請求項14に記載の装置。 【請求項17】 前記弾性シールはOリング型のシールである、請求項14に記載の装置。 【請求項18】 前記弾性シールは、前記孔シール部に形成された凹部内に支持された、請求項14に記載の装置。 【請求項19】 前記ハウジングと前記相互連絡管は長手方向の軸線をそれぞれ有し、前記ハウジングと前記相互連絡管の長手方向の軸線は、ほぼ平行である、請求項14に記載の装置。 【請求項20】 前記ハウジングは本体の孔に取り付けられ、前記孔と前記ハウジングとは、長手方向の共通軸線を有する、請求項19に記載の装置。 【請求項21】 前記本体は内側壁と外側壁とを有し、前記孔は前記内側壁と前記外側壁とを貫通して延在し、前記孔シール部は、前記内側壁に形成された前記孔の一部に隣接する、請求項20に記載の装置。 【請求項22】 少なくとも1つの肩部を前記ハウジング上に更に有し、ポケットを有するカラーを更に有し、前記ポケットは前記少なくとも1つの肩部にそれぞれ係合し、前記カラーが前記本体に締め付けられると、前記ハウジングは前記孔内に保持されるように構成された、請求項20に記載の装置。 【請求項23】 更に、前記孔のそれぞれの隣接した表面と前記相互連絡管と前記ハウジングの第2の端面とによって画成された空隙を有し、前記間隙内に圧縮されて捕獲された弾性シールを更に含む、請求項14に記載の装置。 【請求項24】 圧力容器の孔内に取付るように構成された廃液管連結装置であって、前記孔は第1の部分と第2の部分とを有する、前記廃液管連結装置において、前記孔の前記第1の部分に受入れられた細長い軸部と、前記軸部の第1の端部に連結された相互連絡フランジと、前記軸部を貫通して長手方向に延在する通路とを有する、ハウジングと、前記ハウジングの前記通路内に受入れられた相互連絡管であって、前記相互連絡管は、前記ハウジングの前記軸部の前記第1の端部をシールするように連結されたシールフランジと、前記圧力容器の前記孔の前記第2の部分の少なくとも一部を貫通して延在するように連結された孔シール部とを含む、前記相互連絡管と、前記シールフランジと前記ハウジングとの間に配置されたガスケットと、前記圧力容器の前記孔の前記第2の部分内に、前記相互連絡管の前記孔シール部によって支持された、弾性シールであって、前記弾性シールは、前記孔と前記相互連絡管の前記孔シール部との間に流体が流れるのを阻止するように、前記相互連絡管の前記孔シール部と前記圧力容器の前記孔との間に圧縮されて係止された、前記弾性シールと、を有することを特徴とする、廃液管連結装置。 【請求項25】 流体連絡装置を本体に取り付ける方法において、前記本体に孔を形成する工程と、ハウジングを前記孔に挿入する工程であって、前記ハウジングは、細長い軸部と、前記軸部の第1の端部に連結された相互連絡フランジと、前記軸部を貫通して長手方向に延在する通路とを有する、前記ハウジングを前記孔に挿入する工程と、前記ハウジングを前記本体に取り付ける工程と、相互連絡管を前記ハウジングの前記通路内に挿入する工程であって、前記相互連絡管は前記ハウジングの前記通路内に受入れられ、前記相互連絡管は、前記ハウジングの前記軸部の前記第1の端部をシールするように連結されたシールフランジと、前記軸部の第2の端部を超えて延在するように連結された孔シール部とを有する、前記相互連絡管を前記ハウジングの前記通路内に挿入する工程と、前記孔と前記孔シール部との間に弾性シールを形成して、流体が前記孔と前記孔シール部との間に流れるのを阻止する工程と、を有することを特徴とする、流体連絡装置を本体に取り付ける方法。 【請求項26】 前記本体は内側壁と外側壁とを有し、前記孔を形成する工程は、前記内側壁と前記外側壁とにドリルで穿孔する工程を含む、請求項25に記載の方法。 【請求項27】 前記孔を形成する工程は、前記本体の内部表面からドリルで前記本体に貫通孔を形成する工程を含む、請求項25に記載の方法。 【請求項28】 前記ハウジングを前記本体に取り付ける工程は、前記ハウジングを前記本体に溶接する工程を含む、請求項25に記載の方法。
|
【発明の詳細な説明】【0001】 【発明の属する技術分野】本発明は、全体として流体相互連絡に関し、より詳細には、圧力容器として使用される機械ケーシングの流体相互連絡に関するものである。 【0002】 【従来の技術】遠心圧縮機の機械ケーシングは、一般に、圧力容器として使用される。例えば、ドレッサ−ランド社のターボプロダクツ事業部(Turbo Products Division of Dresser−Rand)により製造されたデータム(DATUM)ラインの圧縮機は、圧力容器として機械ケーシングを使用する。機械ケーシングは圧力容器としての役割を果たす外に、構造フレームとしての役割を果たすことが可能である。圧縮機の様々な構成部品は、機械ケーシングの内外表面上に取り付けられたり、又は、斯かる内外表面に機械加工を施して取り付けられる。固定流路部品等の物品は機械ケーシングの内面に取り付けられる。これらの物品の位置は、圧縮機の関連部品の性能と動作とに対して決定的に重要である。機械ケーシングを介して形成される特徴は、固定流路構成部品に形成される特徴と正確に整合させることが絶対必要なことである。 【0003】遠心圧縮機の圧力レベルは10,000psiまで高くすることができる。このためには、機械ケーシングの壁を非常に厚くする必要がある。ケーシング壁の厚さのために、機械ケーシング内に様々な特徴を機械加工するには、大型の機械工具が必要となる。ある状況においては、大型の機械工具によるアクセスを阻む障害物のために、外側表面から機械ケーシングの所望の位置に所定の特徴を機械加工できない場合がある。これらの例では、斯かる特徴は機械ケーシングの内側表面から機械加工しなければならない。 【0004】全ての圧力容器と同様に、機械ケーシングは、時々、排水または洗い流すことが必要である。作動中、湿気、粒状物質及びその他の望ましくない汚染物質が、機械ケーシング内部に蓄積されることがある。これらの汚染物質は、機械や付属部品の性能を損ねたり、低減したりする可能性がある。機械ケーシングから汚染物質を排出するためには、フランジ付きの型の廃液連結手段(drain connections)を機械ケーシングに機械加工するのが一般的である。これらの連結手段は、ケーシングまたは圧力容器上の幾つかの部位に位置決めして、汚染物質を取り除く、即ち、パージすることを可能にする。同様なタイプの連結手段をケーシングまたは圧力容器の頂部、又は、頂部近傍で使用し、汚染物質を洗い出すことも可能である。 【0005】 【発明が解決しようとする課題】機械ケーシングと圧力容器等の本体との流体連結手段を画成するための数多くのタイプの技術が公知である。Oリングは流体連絡装置をシールするために使用されてきた。テーパの付いた噛合継手も、流体を取り扱う様々な用途において連絡を確立するために使用されてきた。流体を取り扱うためのバルブや、カップリング、即ち、継手は、溶接等の技術で直接機械の本体に取り付けられた。しかしながら、内部構成部品に対する連絡の整合性が非常に重要となる遠心圧縮機等の高圧力の用途には、これらの連絡技術の何れも適していない。現在の技術及び装置を使用し、流体連絡装置を正確に本体の内側表面に取り付けた構成部品に整合させようとしたが、このような用途では、一部の使用において成功したに過ぎなかった。例えば、一体式流体連絡装置を本体の外側表面に溶接すると、反りが発生し、流体連絡装置と本体の内側表面に取り付けた物品との整合に悪影響を及ぼす。 【0006】このため、従来技術のこのような欠陥を解消するように構成された装置が、必要とされている。特に、機械ケーシング及び圧力容器等の本体同志を連絡する流体連絡装置が必要とされてきた。本発明の流体連絡装置は従来のフランジ付きの連絡手段が使用できなかった領域において、使用し、且つ、組み付けるという用途に良く適合する。更に、機械の内部構成部品に整合してシールすることができる流体連絡装置が必要とされている。斯かる流体連絡装置は、更に、装置の構造的一体性を画成するための構成部品を、流体連絡機能性を提供するための構成部品から切り離すように構成される。 【0007】 【課題を解決するための手段】従って、本発明の1実施例によれば、本体内に形成された孔内に収容されるように構成された流体連絡装置が提供される。斯かる装置は、構造的一体性を成すように構成された部分と、斯かる装置と本体の孔との間にシールを画成するように構成された部分とを有する。このため、流体連絡装置は、細長い軸部を有するハウジングと、この軸部の第1の端部に連結した流体相互連絡フランジと、この軸部を長手方向に貫通する通路とを有する。相互連絡管が前記ハウジングの通路内に受入れられる。斯かる相互連絡管は、ハウジングの軸部の第1の端部をシールするように連結されたシールフランジと、この軸部の第2の端部を超えて延在するように連結された孔シール部とを含む。 【0008】本実施例の主たる利点は、障害物や妨害物のためにフランジ付きの連絡手段を機械加工することができない本体の特定部位に、流体連絡装置を受入れる孔を形成することができることである。別の利点は、激しい荷重や衝撃が、直接、相互連絡管に伝達されることなく、斯かる荷重及び衝撃に耐えられるようにハウジングを構成することが可能なことである。更に別の利点は、相互連絡管と本体との間に、信頼性があり、且つ、効果的な、シールを確立するために、孔とハウジングとを正確に整合させる必要がないことである。 【0009】 【発明の実施の形態】図1乃至図3は、機械ケーシング又は圧力容器等の本体14の孔12に取り付けられた流体連絡装置10の一実施例を示す。排水ホースや溶液タンク等の補助装置15は、本体14から汚染物質を排出するために、又は、本体14に流体を充填するために、流体連絡装置10に連結可能である。本体14は、外側壁16と内側壁18とを有し、前記外側壁と内側壁との間にはインタフェース19が配置される。外側壁16は第1の孔部20を有し、この孔部は外側壁を貫通するように形成され、又、内側壁18は第2の孔部を有し、この孔部は内側壁を貫通するように形成される。第1の孔部20の径は第2の孔部の径より大きい。孔12は、市販の機械及び工具を使用して、本体14の外部表面17又は内部表面19から形成可能である。内側壁は、隣接していなくても良い。これは、流路構成部品が圧縮機の機械ケーシングの内部表面19に取り付けられる場合である。 【0010】流体連絡装置10はハウジング24と相互連絡管26を含む。ハウジング24は円筒状軸部28と相互連絡フランジ30を有し、相互連絡フランジは軸部28の第1の端部に取り付けられる。通路34は、ハウジング24を貫通して、長手方向に延在する。ハウジング24は、1つ以上の溶接部25を使用して、所定位置に固着される。 【0011】ハウジング24と相互連絡管26は、所望の用途に適した材料で形成される。一般に、最も高圧の用途に使用される場合には、鋼等の金属材料が使用される。腐蝕を生じるような状況や、高温の状況で使用される場合には、ステンレス鋼が好適な材料である。ハウジング24及び相互連絡管26は、鍛造や機械加工や鋳込み絞りや押出し等の技術や、その他の公知の製造技術を使用して形成することができる。技術の選択は、末端における特定の使用用途や、好適な材料や、その他のデザイン的な要素に基づいてなされる。 【0012】ハウジング24は、一般に、孔12にプレス嵌め又は遊び嵌めされる外部寸法を有する。遊び嵌めの場合には、一般に、最大約0.0127cm(0.005インチ)の隙間があれば十分である。この隙間は、流体連絡装置10を本体14内に位置決めし、任意の内部装着構成部品に対して位置決めするために十分である。 【0013】相互連絡管26は管部36を含み、この管部はハウジング24の通路34を貫通して延在する。相互連絡管はチャンネル37を画成し、本体に対する流体の連絡をし、また、本体からの流体の連絡を行う。シールフランジ38は、ハウジング24の相互連絡フランジ30に隣接する端部において、相互連絡管26の管部36に取り付けられる。孔シール部40は、ハウジング24の軸部28の第2の端部に隣接する管部36の端部に、取り付けられる。孔シール部40は、ハウジング24の軸部28の第2の端部を超えて延在する。 【0014】シールフランジ38は、ハウジング24のランド領域42をシールする。ガスケット44は、所望の用途に適する適当な市販材料で形成されると共に、シールフランジ38とランド領域42との間に設けられて、確実な漏れ防止シールを形成する。インタフェース19の圧力によって空隙21及び通路34を介して圧力損を生じるような場合には、ガスケット44の使用は特に重要である。ガスケット44は、また、シールフランジ38と補助装置15との間に使用可能である。 【0015】相互連絡管26の孔シール部40は、凹部47にOリング型のシール等の弾性シールを有する。Oリング型のシールは、所望の用途に適した市販材料で形成可能である。流体連絡装置10を本体14の孔12に取り付ける時には、弾性シール46が相互連絡管26の孔シール部40と本体14の孔12との間に圧縮されて係止される。これによって、弾性シール46は、孔12と相互連絡管26の孔シール部40との間で流体が流れるのを阻止する。 【0016】相互連絡管26の管部36の外形寸法は、一般に、ハウジング24の通路34と孔12とに遊び嵌めされる寸法である。一般に、殆どの用途には、最大で約0.0127cm(0.005インチ)の隙間があれば十分である。孔シール部40と内側壁18の第2の孔部22との間の隙間によって、弾性シール46に加わる圧力誘発荷重の量が決定される。孔シール部40と第2の孔部22との間の隙間が増大すれば、弾性シール46の投影面積も増大する。弾性シール46に加わる荷重は、本体の圧力が一定の場合に投影面積に比例する。従って、本体と流体連絡装置との間のシールの一体性と信頼度とに悪影響を及ぼさない隙間を維持することは、重要である。 【0017】図4乃至図6は、流体連絡装置の一実施例を示し、この実施例では、流体連絡装置が単一壁の本体114の孔112に取り外し自在に取り付けられている。ハウジング124は、互いに隔置された一対の肩部148を有し、これらの肩部はハウジング124の軸部128に形成されている。カラー150は、流体連絡装置を本体114に固着するために使用される。カラー150は、互いに隔置された一対の窓152を有し、カラー150がハウジング124に装着されると、ハウジング124の肩部148がこれらの窓に挿入される。カラー150を肩部148上に取付けた後にカラー150を回転させ、一対のポケット154を肩部148に係合させる。カラー150は、ねじ切りされたファスナ(図示なし)によって本体114に固着されている。このファスナは、カラー150の隙間穴156内に保持されると共に、本体114のねじ切りされた穴158内に締め付けられる。障害物の存在によって、本体の外側表面117からの機械加工が阻害される用途では、ねじ切りされた穴158を内側表面119に隣接した所から形成する。このねじ切りされた穴158をシールするには、溶接プラグ157と、ねじ切りされたプラグ、または、その他の手段を使用して、ねじ切りされた穴158をそれぞれシールし、これらの穴を通して空気が流通するのを防止する。 【0018】弾性シール146は、弾性シールを貫通する相互連絡管126によって、空隙121内に位置決めされる。ハウジング124の長さと、弾性シール146の寸法と、棚160に対する肩部148の位置とは、カラー150が本体114に固着されたときに、弾性シール146が空隙121のそれぞれの表面に圧縮されて係止されるように構成される。孔シール部140は、尾根部、即ち、リッジ141を有し、これによって弾性シール146の圧縮度を高める。 【0019】空隙121は、孔112の表面と、ハウジング124の第2の端面162と、相互連絡管126とによって、画成される。弾性シール146が圧縮されると、ハウジング124と相互連絡管126との間に流体が流れるのが阻止されるのみならず、本体114とハウジング124との間に流体が流れるのも阻止される。尚、空隙121の寸法と弾性シール146の寸法とは、効果的なシールを確立するように決定されなければならない。 【0020】以下、作用を説明する。本明細書に開示された二つの実施例とも、本体の孔に挿入されるハウジングを有する流体連絡装置を有する。これらの実施例のハウジングは、溶接等の技術により、または、機械的締め付け装置を用いて、本体に取り付けられる。弾性シールは流体連絡装置と本体との間に設けられる。流体導管又は容器は、流体連絡装置の相互連絡フランジに取り付けられて、本体から流体を排出するか、または、本体内へ流体を流入させるように構成される。 【0021】この結果、本発明の一実施例では、ハウジングを有する流体連絡装置が提供される。このハウジングは、細長い軸部と、この軸部の第1の端部に連結された相互連絡フランジと、この軸部を貫通して長手方向に延在する通路とを含む。相互連絡管は、ハウジングの通路内に受入れられる。相互連絡管は、ハウジングの軸部の第1の端部をシールするように連結されたシールフランジと、軸部の第2の端部を超えて延在するように連結された孔シール部とを含む。 【0022】他の実施例では、本体の孔内に取り付け自在に構成された流体連絡装置は、細長い軸部を含むハウジングと、この軸部の第1の端部に連結された相互連絡フランジと、この軸部を貫通して長手方向に延在する通路とを有する。相互連絡管はハウジングの通路内に収容される。相互連絡通路は、ハウジングの軸部の第1の端部をシールするように連結されたシールフランジと、この軸部の第2の端部を超えて延在するように連結された孔シール部とを含む。ガスケットは、シールフランジとハウジングとの間に配置される。弾性シールは、相互連絡管の孔シール部に支持され、相互連絡管の孔シール部と本体の孔との間に圧縮されて係止される。これにより、本体の孔と相互連絡管の孔シール部との間に流体が流れるのが阻止される。 【0023】更に他の実施例では、排水連絡が圧力容器の孔に取り付けられる。この孔は第1の部分と第2の部分とを有する。排水連絡は、圧力容器の孔の第1の部分に受入れられる細長い軸部を有するハウジングを含む。相互連絡フランジはこの軸部の第1の端部に連結され、排水通路は軸部を貫通して長手方向に延在する。相互連絡管は、ハウジングの通路内に受入れられる。相互連絡管は、ハウジングの軸部の第1の端部をシールするように連結されたシールフランジを含む。孔シール部は、圧力容器の孔の第2の部分を少なくとも部分的に貫通して延在するように連結される。ガスケットは、シールフランジとハウジングとの間に配置される。弾性シールは、圧力容器の孔の第2の部分内で相互連絡管の孔シール部により支持される。弾性シールは、相互連絡管の孔シール部と圧力容器の孔との間に圧縮されて係止され、この孔と相互連絡管の孔シール部との間に流体が流れるのを阻止する。 【0024】更に別の実施例では、流体容器を本体に相互連絡させて設け、本体と流体容器との間で流体が連通するようにする方法が提供されている。このような方法は、次のような工程を含む。即ち、本体に孔を形成する工程と、孔に収容される細長い軸部と、この軸部の第1の端部に一体の相互連絡フランジと、この軸部を貫通して長手方向に延在する通路とを含むハウジングを、孔に挿入する工程と、ハウジングを本体に取り付ける工程と、ハウジングの第1の端部でハウジングをシールするように連結された孔シール部と、ハウジングの第2の端部で通路内から伸長するように連結された孔シール部とを含む相互連絡管を、ハウジングの通路内に挿入する工程と、孔と孔シール部との間に弾性シールを形成し、流体が孔と孔シール部との間に流れるのを阻止する工程とを含む。 【0025】 【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本明細書に開示された本発明の実施例は、幾つかの利点を有する。すなわち、障害物または妨害物によりフランジタイプの連絡を機械加工できない本体の部位に、流体連絡装置を収容するための孔を形成することが可能になる。また、厳しい荷重及び衝撃が直接相互連絡管に伝達されないようにハウジングを構成し、このような荷重及び衝撃に耐えられるように構成することが可能である。相互連絡管と本体との間に、信頼性が高く、効果的なシールを達成するために、孔とハウジングとを正確に整合させる必要がないという効果を得ることができる。 【0026】以上、本明細書中に本発明の実施例を図示し、説明したが、本明細書中になされた開示には、広範な修正や、変更、及び、置換を施すすことが可能であり、ある実施例においては、他の実施例の特定の特徴をその他の特徴を使用せずに、使用することが可能である。従って、添付の特許請求の範囲は、広範に、且つ、本明細書に開示した実施例の範囲に合致する方法で、解釈されるべきである。
|
| 【出願人】 |
【識別番号】500360529 【氏名又は名称】ドレッサー−ランド・カンパニー
|
| 【出願日】 |
平成12年8月4日(2000.8.4) |
| 【代理人】 |
【識別番号】100089705 【弁理士】 【氏名又は名称】社本 一夫 (外5名)
|
| 【公開番号】 |
特開2001−124269(P2001−124269A) |
| 【公開日】 |
平成13年5月11日(2001.5.11) |
| 【出願番号】 |
特願2000−236497(P2000−236497) |
|