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【発明の名称】 パイプ連結構造
【発明者】 【氏名】谷合 清照

【氏名】野島 隆介

【要約】 【課題】ろう付けを行うことなく単なる螺着操作で連結パイプ同士を簡易に連結することができ、これによりパイプ内には酸化被膜を生じず、代替フロンを使用したエアコンのダクトパイプとして最適な連結構造のパイプを形成可能となる簡易構造の画期的なパイプ連結構造を提供すること。

【解決手段】連結パイプ1同士を連結するパイプ連結構造であって、継合パイプ2の両端に前記連結パイプ1を嵌合連結し得るように構成し、この連結パイプ1に連結用筒体3を回動可能な遊嵌状態に被嵌すると共に、この連結用筒体3は、連結パイプ1に設けた係止部4に係止してこの連結パイプ1の連結端部1A側へは抜止状態に保持されるように設け、前記継合パイプ2を介して連結される連結パイプ1の双方の連結用筒体3同士を螺着手段5により直接若しくは間接的に螺着し得るように構成すると共に、この双方の連結用筒体3同士を螺着することによって連結パイプ1同士が連結されるように構成したパイプ連結構造。
【特許請求の範囲】
【請求項1】 連結パイプ同士を連結するパイプ連結構造であって、継合パイプの両端に前記連結パイプを嵌合連結し得るように構成し、この連結パイプに連結用筒体を回動可能な遊嵌状態に被嵌すると共に、この連結用筒体は、連結パイプに設けた係止部に係止してこの連結パイプの連結端部側へは抜止状態に保持されるように設け、前記継合パイプを介して連結される連結パイプの双方の連結用筒体同士を螺着手段により直接若しくは間接的に螺着し得るように構成すると共に、この双方の連結用筒体同士を螺着することによって夫々の連結用筒体が前記係止部に係止して連結パイプ同士が連結されるように構成したことを特徴とするパイプ連結構造。
【請求項2】 前記継合パイプにより嵌合連結された夫々の前記連結パイプの双方の前記連結用筒体同士を互いに螺着連結し得るように設けて前記螺着手段を構成したことを特徴とする請求項1記載のパイプ連結構造。
【請求項3】 前記連結パイプの連結端部寄り位置に鍔状の前記係止部を突設して、この鍔状の係止部に前記連結用筒体の一側の開口縁部を引っ掛け係止することによりこの連結用筒体が連結パイプの連結端部側へ抜止状態に保持されるように構成し、前記継合パイプにより嵌合連結された夫々の前記連結パイプの一方の前記連結用筒体の内周面に雌ネジ部を形成すると共に、この雌ネジ部にねじ込み可能な雄ネジ部を他方の連結用筒体の外周面に形成して前記螺着手段を構成したことを特徴とする請求項1,2のいずれか1項に記載のパイプ連結構造。
【請求項4】 前記連結パイプ同士を連結する前記継合パイプと,この夫々の連結パイプの双方の前記連結用筒体とに前記螺着手段を設け、この継合パイプに双方の連結用筒体を螺着し得るように構成したことを特徴とする請求項1記載のパイプ連結構造。
【請求項5】 前記連結パイプの連結端部寄り位置に鍔状の前記係止部を突設して、この鍔状の係止部に前記連結用筒体の一側の開口縁部を引っ掛け係止することによりこの連結用筒体が連結パイプの連結端部側へ抜止状態に保持されるように構成し、この連結用筒体の内周面に雌ネジ部を形成すると共に、この雌ネジ部にねじ込み可能な雄ネジ部を前記継合パイプの外周面に形成して、前記螺着手段を構成したことを特徴とする請求項1,4のいずれか1項に記載のパイプ連結構造。
【請求項6】 連結パイプ同士を連結するパイプ連結構造であって、継合パイプの両端に前記連結パイプを嵌合連結し得るように構成し、この連結パイプに連結用筒体を回動可能な遊嵌状態に被嵌すると共に、この連結用筒体は、連結パイプに設けた係止部に係止してこの連結パイプの連結端部側へは抜止状態に保持されるように設け、前記継合パイプにより嵌合連結された前記連結パイプ同士の連結部位を被嵌し得る被嵌筒体を設け、この被嵌筒体は一対の半筒体で成ると共に、この一対の半筒体で前記連結パイプ同士の連結部位を挟持被嵌し得るように構成し、この一対の半筒体の内部に前記係止部が係止し得る係合部を設けると共に、この一対の半筒体で前記連結パイプ同士の連結部位を挟持被嵌した際に夫々の連結パイプの双方の前記係止部がこの係合部に係止して,この被嵌筒体により連結パイプ同士の連結部位の連結状態が保持されるように構成し、この被嵌筒体に夫々の連結パイプの双方の前記連結用筒体を螺着手段により螺着し得るように構成すると共に、この被嵌筒体に双方の連結用筒体を螺着することで一対の半筒体から成る前記被嵌筒体の筒状態が保持されて連結パイプ同士が連結されるように構成したことを特徴とするパイプ連結構造。
【請求項7】 前記連結用筒体の内周面に雌ネジ部を形成すると共に、この雌ネジ部にねじ込み可能な雄ネジ部を前記被嵌筒体の外周面に形成して、前記螺着手段を構成したことを特徴とする請求項6記載のパイプ連結構造。
【発明の詳細な説明】【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、パイプ同士を連結するパイプ連結構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】従来、エアコンの冷媒(ガス)と言えば、フロンガスが代表的である。
【0003】また、従来、この種エアコンガスを通すためのダクトパイプは、一般に、所定長さのパイプの端部同士をろう付け(溶接)することによって連結して使用に適した長さに形成しているものであった。
【0004】ところで、このようにパイプ同士をろう付けする構成によると、ろう付け時に発生する熱によって連結部分の内側に酸化被膜ができてしまうことがわかっている。
【0005】この酸化被膜は、パイプ内をフロンガスが通っている場合にはドロドロになるだけでつまることはないので問題はないのであるが、最近はフロンガスが環境破壊の原因となるために、この種エアコンガスは代替フロンと称されるHFC410AやHFC470Cなどに変更されてきており、この代替フロンがパイプの連結部を通った場合には前記酸化被膜が固まってパラパラとパイプ内周壁から剥がれ落ちていき、これがパイプ内のつまりの原因となっていることがわかった。
【0006】本発明は、このような問題点を見い出し、ろう付けを行うことなく単なる螺着操作で連結パイプ同士を簡易に連結することができ、これによりパイプ内には酸化被膜を生じず、代替フロンを使用したエアコンのダクトパイプとして最適な連結構造のパイプを形成可能となる簡易構造の画期的なパイプ連結構造を提供するものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】添付図面を参照して本発明の要旨を説明する。
【0008】連結パイプ1同士を連結するパイプ連結構造であって、継合パイプ2の両端に前記連結パイプ1を嵌合連結し得るように構成し、この連結パイプ1に連結用筒体3を回動可能な遊嵌状態に被嵌すると共に、この連結用筒体3は、連結パイプ1に設けた係止部4に係止してこの連結パイプ1の連結端部1A側へは抜止状態に保持されるように設け、前記継合パイプ2を介して連結される連結パイプ1の双方の連結用筒体3同士を螺着手段5により直接若しくは間接的に螺着し得るように構成すると共に、この双方の連結用筒体3同士を螺着することによって夫々の連結用筒体3が前記係止部4に係止して連結パイプ1同士が連結されるように構成したことを特徴とするパイプ連結構造に係るものである。
【0009】また、前記継合パイプ2により嵌合連結された夫々の前記連結パイプ1の双方の前記連結用筒体3同士を互いに螺着連結し得るように設けて前記螺着手段5を構成したことを特徴とする請求項1記載のパイプ連結構造に係るものである。
【0010】また、前記連結パイプ1の連結端部1A寄り位置に鍔状の前記係止部4を突設して、この鍔状の係止部4に前記連結用筒体3の一側の開口縁部を引っ掛け係止することによりこの連結用筒体3が連結パイプ1の連結端部1A側へ抜止状態に保持されるように構成し、前記継合パイプ2により嵌合連結された夫々の前記連結パイプ1の一方の前記連結用筒体3の内周面に雌ネジ部5Aを形成すると共に、この雌ネジ部5Aにねじ込み可能な雄ネジ部5Bを他方の連結用筒体3の外周面に形成して前記螺着手段5を構成したことを特徴とする請求項1,2のいずれか1項に記載のパイプ連結構造に係るものである。
【0011】また、前記連結パイプ1同士を連結する前記継合パイプ2と,この夫々の連結パイプ1の双方の前記連結用筒体3とに前記螺着手段5を設け、この継合パイプ2に双方の連結用筒体3を螺着し得るように構成したことを特徴とする請求項1記載のパイプ連結構造に係るものである。
【0012】また、前記連結パイプ1の連結端部1A寄り位置に鍔状の前記係止部4を突設して、この鍔状の係止部4に前記連結用筒体3の一側の開口縁部を引っ掛け係止することによりこの連結用筒体3が連結パイプ1の連結端部1A側へ抜止状態に保持されるように構成し、この連結用筒体3の内周面に雌ネジ部5Aを形成すると共に、この雌ネジ部5Aにねじ込み可能な雄ネジ部5Bを前記継合パイプ2の外周面に形成して、前記螺着手段5を構成したことを特徴とする請求項1,4のいずれか1項に記載のパイプ連結構造に係るものである。
【0013】また、連結パイプ1同士を連結するパイプ連結構造であって、継合パイプ2の両端に前記連結パイプ1を嵌合連結し得るように構成し、この連結パイプ1に連結用筒体3を回動可能な遊嵌状態に被嵌すると共に、この連結用筒体3は、連結パイプ1に設けた係止部4に係止してこの連結パイプ1の連結端部1A側へは抜止状態に保持されるように設け、前記継合パイプ2により嵌合連結された前記連結パイプ1同士の連結部位を被嵌し得る被嵌筒体6を設け、この被嵌筒体6は一対の半筒体6A・6Bで成ると共に、この一対の半筒体6A・6Bで前記連結パイプ1同士の連結部位を挟持被嵌し得るように構成し、この一対の半筒体6A・6Bの内部に前記係止部4が係止し得る係合部7を設けると共に、この一対の半筒体6A・6Bで前記連結パイプ1同士の連結部位を挟持被嵌した際に夫々の連結パイプ1の双方の前記係止部4がこの係合部7に係止して,この被嵌筒体6により連結パイプ1同士の連結部位の連結状態が保持されるように構成し、この被嵌筒体6に夫々の連結パイプ1の双方の前記連結用筒体3を螺着手段5により螺着し得るように構成すると共に、この被嵌筒体6に双方の連結用筒体3を螺着することで一対の半筒体6A・6Bから成る前記被嵌筒体6の筒状態が保持されて連結パイプ1同士が連結されるように構成したことを特徴とするパイプ連結構造に係るものである。
【0014】また、前記連結用筒体3の内周面に雌ネジ部5Aを形成すると共に、この雌ネジ部5Aにねじ込み可能な雄ネジ部5Bを前記被嵌筒体6の外周面に形成して、前記螺着手段5を構成したことを特徴とする請求項6記載のパイプ連結構造に係るものである。
【0015】
【発明の実施の形態】好適と考える本発明の実施の形態(発明をどのように実施するか)を、図面に基づいてその作用効果を示して簡単に説明する。
【0016】請求項1記載の発明においては、継合パイプ2の両端に連結パイプ1を嵌合連結し、この双方の連結パイプ1に設けた連結用筒体3同士を螺着手段5を介して直接若しくは間接的に螺着すると、この螺着した夫々の連結用筒体3には、この連結用筒体3を連結パイプ1の連結端部1A側へ抜止状態に保持し得る係止部4が係止することになり、この連結用筒体3と係止部4との係止によって連結パイプ1の連結端部1A同士が継合パイプ2に対して抜止状態となるので、連結パイプ1同士の連結状態が保持されることになる。
【0017】また、請求項6記載の発明においては、継合パイプ2の両端に連結パイプ1を嵌合連結し、一対の半筒体6A・6Bで成る被嵌筒体6で連結パイプ1同士の連結部位を挟持被嵌すると、この一対の半筒体6A・6Bに設けた係合部7に双方の連結パイプ1の係止部4が係止することになり、この係合部7と係止部4との係止によって連結パイプ1の連結端部1A同士が継合パイプ2と被嵌筒体6に対して抜止状態となる。
【0018】そして、この双方の連結パイプ1に設けた連結用筒体3を螺着手段5を介して被嵌筒体6に螺着すると、一対の半筒体6A・6Bから成るこの被嵌筒体6の筒状態が保持されて連結パイプ1同士の連結状態が保持されることになる。
【0019】従って、連結用の工具などを用いることなく、単に連結用筒体3を手動で締め付け回動螺動操作することによって容易に連結操作を行うことができるし、回動操作するこの連結用筒体3は連結パイプ1の連結端部1A側へ抜け落ちることもないなど極めて操作性に秀れたパイプ連結構造となり、しかも連結パイプ1は夫々の連結端部1Aが継合パイプ2の両端部に嵌合連結されるために確実に継合状態に維持されると共に、締め付け螺着連結による連結強度も極めて強固なものとなり、その上単に螺着手段5を用いた連結構造のため、この構成は簡易に設計実現可能な構成であり、量産性に秀れ安価に構成可能となるなど極めて実用性に秀れた画期的なパイプ連結構造となる。
【0020】また、本発明においては、ろう付けすることなく連結パイプ1同士を連結することができるので、連結パイプ1の連結部内部に酸化被膜を生じず、従って、本構造により連結して所定長さとしたパイプを代替フロンを使用したエアコンガス用のダクトパイプとして使用しても上記のようなつまりの問題を生じることがなく、このようなエアコンガス用のダクトパイプとして最適なパイプを提供できることになる画期的なパイプ連結構造となる。
【0021】
【実施例】本発明の具体的な実施例について図面に基づいて説明する。
【0022】本実施例は、連結パイプ1同士を連結するパイプ連結構造であって、継合パイプ2の両端に前記連結パイプ1を嵌合連結し得るように構成し、この連結パイプ1に連結用筒体3を回動可能な遊嵌状態に被嵌すると共に、この連結用筒体3は、連結パイプ1に設けた係止部4に係止してこの連結パイプ1の連結端部1A側へは抜止状態に保持されるように設けている。
【0023】具体的に説明すると、連結パイプ1は金属製丸パイプを採用し、この丸パイプの連結端部1A寄り位置にこの連結パイプ1の周面方向に沿った全周に鍔状の突起を形成して、この鍔状突起部を前記係止部4としている。
【0024】継合パイプ2は、連結パイプ1に略丁度被嵌合連結し得る連結パイプ1よりも径大な短い金属製丸パイプを採用している。即ち、本実施例では、この継合パイプ2の両端を前記連結パイプ1の連結端部1Aに被嵌合連結し得るように構成している。
【0025】また、この継合パイプ2は、内周面の中程に係合段部8を形成し、この係合段部8に嵌挿した連結パイプ1の連結端部1Aが係止し得るように構成している。また、この際、本実施例では継合パイプ1の両端縁部が前記係止部4に係止し得るように係止部4の形成位置と係合段部8の形成位置とを設計し、この係合段部8と係止部4とへの係止によって連結パイプ1を深く嵌挿し過ぎることなく、双方の連結パイプ1を適正な嵌挿長さ分だけ嵌挿し得ることとなるように構成している。
【0026】連結用筒体3は、短い樹脂製の円筒体で構成し、更にこの連結用筒体3の連結パイプ1の連結端部1A側に位置する開口部の径寸法を前記係止部4並びに前記継合パイプの径寸法よりも大きい径寸法に設定すると共に、反対側の開口部の径寸法を連結パイプ1の径寸法よりやや大きい径寸法に設定して構成している。
【0027】尚、実際の連結作業に際しては、連結パイプ1の連結端部1Aに連結用筒体3をその径小開口部側から被嵌した上で、連結パイプ1の連結端部1A寄り位置にひも出し作業具により前記鍔状の係止部4を形成するもので、従って、この連結用筒体3は、少なくとも径小開口部周縁3Aが係止部4に引っ掛かり係止してこの連結用筒体3が連結パイプ1の連結端部1A側へは抜止状態に保持される構成としている。
【0028】また、本実施例では、前記継合パイプ2を介して連結される連結パイプ1の双方の連結用筒体3同士を螺着手段5により直接若しくは間接的に螺着し得るように構成すると共に、この双方の連結用筒体3同士を螺着することによって連結パイプ1同士が連結されるように構成している。
【0029】この螺着手段5について具体的に説明すると、図1〜図3は第一実施例、図4〜図6は第二実施例、図7〜図9は第三実施例を示している。
【0030】第一実施例について説明する。
【0031】本実施例は、請求項1記載の発明にも請求項2記載の発明にも請求項3記載の発明にも属するものである。
【0032】具体的には、前記継合パイプ2により嵌合連結された夫々の前記連結パイプ1の双方の前記連結用筒体3同士を互いに螺着連結し得るように設けて前記螺着手段5を構成している。
【0033】更に詳しく説明すると、継合パイプ2により嵌合連結された夫々の前記連結パイプ1の一方の前記連結用筒体3の内周面に雌ネジ部5Aを形成する一方、他方の連結用筒体3の連結端側を外径を径小にして延設すると共に、この連結用筒体3の径小延設部外周面に前記雌ネジ部5Aにねじ込み可能な雄ネジ部5Bを形成した構成としている。
【0034】また、この連結用筒体3同士をねじ込みした際に、双方の連結用筒体3の径小開口部周縁3Aが前記係止部4に確実に係止することとなるように雌ネジ部5Aと雄ネジ部5Bとの形成範囲を設定構成している。
【0035】従って、継合パイプ2の両端部に夫々連結パイプ1を嵌合連結し、連結用筒体3同士を螺着すると、この螺着した夫々の連結用筒体3の径小開口部周縁3Aが各係止部4に係止するから、この連結用筒体3の径小開口部周縁3Aと係止部4との係止によって連結パイプ1の連結端部1A同士が継合パイプ2に対して抜止状態となり、連結パイプ1同士の連結状態が保持されることになる構成としている。
【0036】第二実施例について説明する。
【0037】本実施例は、請求項1記載の発明にも請求項3記載の発明にも請求項4記載の発明にも属するものである。
【0038】具体的には、前記連結パイプ1同士を連結する前記継合パイプ2と,この夫々の連結パイプ1の双方の前記連結用筒体3とに前記螺着手段5を設け、この継合パイプ2に双方の連結用筒体3を螺着し得るように構成している。
【0039】更に詳しく説明すると、本実施例の継合パイプ2は、連結パイプ1に丁度被嵌し得る筒径の金属製パイプ2Aと,この金属製パイプ2Aに丁度被嵌し得る筒径の樹脂製パイプ2Bとから成り、この金属製パイプ2Aに樹脂製パイプ2Bを被嵌した上、金属製パイプ2Aの外周面と樹脂製パイプ2Bの内周面とをろう付(溶接)することなく接着することにより一体的に形成して構成している。
【0040】この継合パイプ2の外径寸法と連結用筒体3の内径寸法とを略合致させ、この連結用筒体3の内周面に雌ネジ部5Aを形成すると共に、この雌ネジ部5Aにねじ込み可能な雄ネジ部5Bを前記継合パイプ2の外周面たる樹脂製パイプ2Bの外周面に形成した構成としている。
【0041】また、この連結用筒体3を継合パイプ2にねじ込んだ際に、連結用筒体3の径小開口部周縁3Aが前記係止部4に確実に係止することとなるように雌ネジ部5Aと雄ネジ部5Bとの形成範囲を設定構成している。
【0042】従って、継合パイプ2の両端部に夫々連結パイプ1を嵌合連結し、連結用筒体3を継合パイプ2に螺着すると、この螺着した夫々の連結用筒体3の径小開口部周縁3Aが各係止部4に係止するから、この連結用筒体3の径小開口部周縁3Aと係止部4との係止によって連結パイプ1の連結端部1A同士が継合パイプ2に対して抜止状態となり、連結パイプ1同士の連結状態が保持されることになる構成としている。
【0043】尚、請求項1中の「連結用筒体3同士を螺着手段5により直接若しくは間接的に螺着し得るように構成」なる記載の「直接」とは、前記第一実施例のように双方の連結用筒体3に螺着手段5を設けて連結用筒体3同士を互いに螺着連結することの意味合を含む目的で用いているものであり、また「間接的」とは、前記第二実施例のように継合パイプ2と連結用筒体3とに前記螺着手段5を設けて連結用筒体3同士を継合パイプ2を介して螺着連結することの意味合を含む目的で用いているものである。
【0044】第三実施例について説明する。
【0045】本実施例は、請求項6記載の発明にも請求項7記載の発明にも属するものである。
【0046】具体的には、前記継合パイプ2により嵌合連結された前記連結パイプ1同士の連結部位を被嵌し得る被嵌筒体6を設けている。
【0047】また、この被嵌筒体6は一対の半筒体6A・6Bで成ると共に、この一対の半筒体6A・6Bで前記連結パイプ1同士の連結部位を挟持被嵌し得るように構成している。
【0048】更に説明すると、一対の半筒体6A・6Bは半円筒状に形成し、被嵌筒体6は円筒状となるように構成している。また、この一対の半筒体6A・6Bの長さ方向の中程にして周面方向の両側に、位置合わせ用の凹部9と凸部10とを形成し、各半筒体6A・6Bのこの凹部9と凸部10とを嵌め合わせて容易に被嵌筒体6を形成し得るように構成している。
【0049】また、この被嵌筒体6は両端部を除いた径寸法を、継合パイプ2を略丁度被嵌し得る径寸法に設定すると共に、両端部の径寸法を連結パイプ1を略丁度被嵌し得る径寸法に設定し、ガタつかない状態で被嵌し得るように構成している。
【0050】また、この被嵌筒体6は、双方の連結パイプ1の係止部4も含めて挟持被嵌し得るように長さ寸法を設定構成し、この被嵌筒体6の一対の半筒体6A・6Bの内部には前記係止部4が係止し得る係合部7を設けると共に、この一対の半筒体6A・6Bで前記連結パイプ1同士の連結部位を挟持被嵌した際に夫々の連結パイプ1の双方の前記係止部4がこの係合部7に係止して,この被嵌筒体6により連結パイプ1同士の連結部位の連結状態が保持されるように構成している。
【0051】更に詳しくは、係合部7は、単に、前記係止部4を係止し得る段差部を一対の半筒体6A・6Bの両端部寄りの内周面に形成することにより構成している。また、この係合部7が双方の連結パイプ1の係止部4に係止した際、被嵌筒体6が連結パイプ1の長さ方向にガタつかないようにこの係合部7の形成位置を設計し、これにより被嵌筒体6で連結パイプ1同士の連結部位を挟持被嵌すると、連結パイプ1同士がガタつかず、且つ被嵌筒体6もガタつかない状態で連結パイプ1同士が連結されるように構成している。
【0052】本実施例では、この被嵌筒体6に夫々の連結パイプ1の双方の前記連結用筒体3を前記螺着手段5により螺着し得るように設けると共に、この被嵌筒体6に双方の連結用筒体3を螺着することで一対の半筒体6A・6Bから成る前記被嵌筒体6の筒状態が保持されるように構成している。
【0053】更に説明すると、連結用筒体3の連結パイプ1の連結端部1A側に位置する開口部の径寸法と、被嵌筒体6の両端部の径寸法とを略合致させ、更にこの連結用筒体3の内周面に雌ネジ部5Aを形成すると共に、この雌ネジ部5Aにねじ込み可能な雄ネジ部5Bを前記被嵌筒体6の両端部の外周面に形成した構成としている。
【0054】また、この連結用筒体3を被嵌筒体6にねじ込んだ際に、連結用筒体3の径小開口部周縁3Aが被嵌筒体6の両端縁部に確実に係止することとなるように雌ネジ部5Aと雄ネジ部5Bとの形成範囲を設定構成している。
【0055】従って、継合パイプ2の両端に夫々連結パイプ1を嵌合連結し、一対の半筒体6A・6Bで成る被嵌筒体6で連結パイプ1同士の連結部位を挟持被嵌すると、この一対の半筒体6A・6Bに設けた係合部7に双方の連結パイプ1の係止部4が係止し、夫々の連結パイプ1が継合パイプ2と被嵌筒体6に対して抜止状態となる。
【0056】そして、この双方の連結パイプ1に設けた連結用筒体3を被嵌筒体6に螺着すると、一対の半筒体6A・6Bから成るこの被嵌筒体6の筒状態が保持されて連結パイプ1同士の連結状態が保持されることになる構成としている。
【0057】従って、このように構成した前記第一,第二,第三実施例の螺着構造(螺着手段5)は、いずれも簡易に設計実現可能な構成であり、量産性に秀れ安価に構成可能となる。
【0058】
【発明の効果】請求項1並びに請求項6記載の発明においては上述のように構成したから、連結用の工具などを用いることなく、単に連結用筒体を手動で締め付け回動螺動操作することによって容易に連結操作を行うことができるし、回動操作するこの連結用筒体は連結パイプの連結端部側へ抜け落ちることもないなど極めて操作性に秀れたパイプ連結構造となり、しかも連結パイプは夫々の連結端部が継合パイプの両端部に嵌合連結されるために確実に継合状態に維持されると共に、締め付け螺着連結による連結強度も極めて強固なものとなり、その上単に螺着手段を用いた連結構造のため、この構成は簡易に設計実現可能な構成であり、量産性に秀れ安価に構成可能となるなど極めて実用性に秀れた画期的なパイプ連結構造となる。
【0059】しかも、本発明においては、ろう付けすることなく連結パイプ同士を連結することができるので、連結パイプ同士の連結部内部に酸化被膜を生じず、従って、本構造により連結して所定長さとしたパイプを代替フロンを使用したエアコンガス用のダクトパイプとして使用しても上記のようなつまりの問題を生じることがなく、このようなエアコンガス用のダクトパイプとして最適なパイプを提供できることになる画期的なパイプ連結構造となる。
【0060】また、請求項2記載の発明においては、前記作用効果を確実に発揮する螺着手段を簡易構成により容易に設計実現可能となる一層実用性に秀れたパイプ連結構造となる。
【0061】また、請求項3記載の発明においては、請求項1,2に記載の発明の作用効果に加えて、前記作用効果を確実に発揮する連結用筒体と係止部との係止構造を簡易構成により容易に設計実現可能となり、更に、前記作用効果を確実に発揮する螺着手段を一層簡易構成により容易に設計実現可能となる極めて実用性に秀れた構成のパイプ連結構造となる。
【0062】また、請求項4記載の発明においては、前記作用効果を確実に発揮する螺着手段を簡易構成により容易に設計実現可能となる一層実用性に秀れたパイプ連結構造となる。
【0063】また、請求項5記載の発明においては、請求項1,4に記載の発明の作用効果に加えて、前記作用効果を確実に発揮する連結用筒体と係止部との係止構造を簡易構成により容易に設計実現可能となり、更に、前記作用効果を確実に発揮する螺着手段を一層簡易構成により容易に設計実現可能となる極めて実用性に秀れた構成のパイプ連結構造となる。
【0064】また、請求項7記載の発明においては、請求項6記載の発明の作用効果に加えて、前記作用効果を確実に発揮する螺着手段を一層簡易構成により容易に設計実現可能となる極めて実用性に秀れた構成のパイプ連結構造となる。
【出願人】 【識別番号】592113463
【氏名又は名称】大光空調株式会社
【識別番号】591109061
【氏名又は名称】株式会社野島角清製作所
【出願日】 平成11年10月22日(1999.10.22)
【代理人】 【識別番号】100091373
【弁理士】
【氏名又は名称】吉井 剛 (外1名)
【公開番号】 特開2001−124255(P2001−124255A)
【公開日】 平成13年5月11日(2001.5.11)
【出願番号】 特願平11−301396