| 【発明の名称】 |
ねじ付きユニオン |
| 【発明者】 |
【氏名】ガブリエル・カルカーニョ
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| 【要約】 |
【課題】ねじりストレスに対する接続能力を高めながら、トルクのショルダーの早期故障を減じ得るパイプ接続体(ねじ付きユニオン)を提供する。
【解決手段】雌ねじ部材2と、この雌ねじ部材の中にねじ込まれる雄ねじ部材1とを有する。雄ねじ部材の自由端部(ノーズ)7に位置し、軸方向に向けられた環状面は、雌ねじ部材のトルクのショルダーに形成され軸方向に向けられた対向環状面としっかりと接触する。また、雄ねじ部材の環状面は、小径の所で、パイプ4の内面と交差している。雌ねじ部材の環状面は、小径の所で、パイプの軸に対して5°ないし25°の角度Bをなす径方向に向けられた切頭円錐形状の面と交差している。この面は、パイプの軸に平行な内円周面と交差している。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】 ねじが形成された第1の内周面を有する雌ねじ部材と、この雌ねじ部材の内周面に対応し、雌ねじ部材の中に挿入可能であり、前記雌ねじ部材のねじと係合可能なねじが形成された外周面を有する雄ねじ部材とを具備し、これら部材の一方の自由端部には、ほぼ軸方向に向けられた環状面が形成され、また、他方には、最終の組み立て位置で一方の部材の前記面と接触するように、対応し、ほぼ軸方向に向けられた環状面が形成され、この面がトルク並びに接続に与えられる圧縮により生じる作用を伝達する、オーバトルク並びに圧縮に対する高耐性のねじ付きユニオンにおいて、前記雌ねじ部材の環状面は、パイプの軸と所定角度Bをなす、切頭円錐形状の第2の面と小さい直径の所で交差し、また、この第2の面は、パイプの軸に平行な第3の円周面とも交差し、そして、前記雌ねじ部材の第1ないし第3の内周面は、トルクのショルダーの一部をなし、以下に規定された傾斜角とディメンションとの組合わせを有することを特徴とするねじ付きユニオン。 1.1≦Th/Tn≦1.45°≦B≦25°ここで、Thは、雌ねじ部材のほぼ径方向に向けられた環状面の外径とパイプの軸に平行な円周面を有するパイプの軸に対して角度Bをなす面の交線との間の距離である、ショルダーの厚さに対応し、また、Tnは、雄ねじ部材の自由端部からほぼ軸方向に向けられた環状面の外径と、この面とパイプの内周面、もしくは、とのパイプの内面と交差する切頭円錐形状の面との間の距離であるノーズの厚さに対応する。 【請求項2】 前記雄ねじ部材の自由端部は,せつぞくのときにシールをなすために、雌ねじ部材の対応する面と接触する外径で径方向に向けられた面もしくは面の組合わせを有することを特徴とする請求項1のねじ付きユニオン。 【請求項3】 前記雌ねじ部材は、2つの対向した雌ねじを備えたカップリングを有し、また、前記雄ねじ部材は、パイプの一端に一体的に設けられていることを特徴とする請求項1もしくは2のねじ付きユニオン。 【請求項4】 前記雌ねじ部材は、パイプの一端に一体的に設けられており、また、前記雄ねじ部材は、パイプの一端に一体的に設けられていることを特徴とする請求項1のねじ付きユニオン。
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【発明の詳細な説明】【0001】 【発明の属する技術分野】本発明は、オーバトルク並びに圧縮に対する耐性が高く、チューブ状部材相互を接続するためのユニオン(結合管)に使用されるねじ付きユニオンに関し、特に、これに限定されるものではないが、蒸気、ガス、石油のような液体もしくは圧縮気体を搬送するパイプに使用され、また、探査コラムもしくはガスまたは石油生成で使用されるか、液体もしくは気体を送るパイプラインで使用されるユニオンに関する。 【0002】 【従来技術】上述した目的のために、今日使用されている主な形式の接続体は、ねじが形成された内周面を有する雄ねじ部材と、この雌ねじに対応するねじが形成された外周面を有する雄ねじ部材とにより構成され、雄ねじ部材が雌ねじ部材の中にねじ結合により受け入れられるようになっている。そして、ノーズと呼ばれている、一方の部材(通常は雄ねじ部材)の自由端部は、軸方向に向いた環状面を有する。この環状面は、他方の部材の対応する面(トルクのショルダー)に押圧(プレス)される。このような形式の接続体において、一方の部材の自由端部に径方向に向いた他の面が形成されている場合と無い場合とがある。この面は、他方の部材に対して径方向に向いた対応する面にプレスされたときに、シールするように機能する。このような接続がなされると、軸方向に向いた環状面は、圧縮されている。このような接続体が吸収可能な最大トルクは、一方の部材の自由端部と、トルク領域のショルダーとのディメンションとデザインとにより制限を受ける。現在の接続体は、雄ねじ部材の自由端部の軸方向に向いた面と、雌ねじ部材の対応する面とのディメンション間で類似性、並びに前記ノーズの抵抗領域とショルダーの抵抗領域との間で類似性を持っている。しかし、組み立ての間、もしくはこれに続く、組み立てられたコラムでの動作の間に、接続体に加わるトルクが高くなったときに、トルクのショルダーに発生されるテンションの組合わせは、材料を剪断するストレスを生じさせて、ショルダーの破断を誘起し、ねじりストレスにより接続体に弱い点もしくは限界領域を生じさせる。のような種類のストレスに対して接続体の仕様を改良するためには、ノーズの厚さと、トルクのショルダーの厚さとを同じようにして厚くして、オーバトルク支持力を高めることが一般的である。 【0003】 【発明が解決しようとする課題】しかし、このことは、ノーズの剛性が大きくなって接触圧力が高くなるので、シールの感受性が高くなって動作不良となる。さらに、ノーズを厚くすると、ねじ込む前に、パイプの自由端部を調節しなければならなくなる。これは、材料の性質に影響し、また、製造プロセスが複雑になる。 【0004】本発明の主目的は、ねじりストレスに対する接続能力を高めながら、トルクのショルダーの早期故障のような上記分野での現状の問題点を解決もしくは減じることの可能な、改良されたパイプ接続体(ねじ付きユニオン)を提供することである。また、本発明の目的は、シール面での接触圧力が制限されて維持され、かくして故障の発生するリスクを減じることが可能なパイプ接続体を提供することである。本発明の他の目的は、実質的な変化が生じないで内部で循環する流体の流れラインの形状を安定に維持することの可能なユニオンを提供することである。 【0005】 【課題を解決するための手段】上記目的を達成するために、本発明のパイプ接続体は、ねじが形成された第1の内周面を有する雌ねじ部材と、この雌ねじ部材の内周面に対応したねじが形成された外周面を有する雄ねじ部材とを具備する。この雄ねじ部材は、雌ねじ部材の中に、ねじ込まれて、これら部材は結合される。ノーズと呼ばれる、一方の部材の自由端部に位置し、ほぼ軸方向に向けられた環状面は、トルクのショルダーと命名された、他方の部材に向かってほぼ軸方向に向けられた対向環状面としっかりと接触する。前記一方の部材の軸方向に向けられた環状面は、小径の所で、パイプの内面と交差している。代わって、これは、パイプの軸に平行な内円周面と交差している。かわって、これは、パイプの内面と交差している切頭円錐形状の面と交差している。一方、他方の部材の軸方向に向けられた環状面は、小径の所で、パイプの軸に対して5°ないし25°の角度Bをなす径方向に向けられた切頭円錐形状の面と交差している。また、この面は、パイプの軸に平行な内円周面と交差している。代わって、この面は、パイプの軸に対して5°未満の角度をなし得る。 【0006】本発明に係わる、トルクのショルダーの形態は、従来のユニオンではマシーンの損傷の可能性がある主剪断ストレスが発生される、面内のショルダートルクに対する耐性が高くなることにより、ユニオンのオーバトルク能力を高めることができる。かくして、一般に使用されてるジョイントの弱い領域の耐性を実質的に改良することができる。耐性におけるこの改良は、ノーズを厚くすることがなく、また、ノーズが金属対金属接触のシーラント面を有している場合には故障の可能性を高めることがなく、得られる。 【0007】ある形態に係われば、第1の部材は雄ねじ部材に対応し、これは、雄ねじ部材のパイプの軸に垂直な面に対して角度Aをなすように軸方向に向けられた面を有する。この面は、圧力のもとで、雌ねじ部材のパイプの軸に垂直な面に対して角度Aををなし、ほぼ軸方向に向けられた対応する面と接触する。 【0008】 【発明の実施の形態】図1は、雄ねじ部材1と雌ねじ部材2とを有する接続体(ユニオン)を示す。この図にて、前記雌ねじ部材は、一部にカップリング3を有する。このカップリングには、第2の雄ねじ部材1aと接続するための第2の雌ねじ部材2aが設けられている。また、各雄ねじ部材1,1aには、一端に、パイプ部分4,4aが、図示するように、パイプ部分と一体的に形成されるか、別々に形成されて溶接もしくは他の方法で固定され得るようにして、設けられている。 【0009】図示するように、各位雄ねじ部材1,1aは、ねじが形成された、切頭円錐形状の外周面5,5aを有する。また、各雌ねじ部材2,2aは、対応する雄ねじ部材を受けて結合するように、ねじが形成された切頭円錐形状の内周面6,6aを有する。これら部材は、一般的な方法でねじ込まれ得る。両方の周面に形成されたねじは、雄ねじ部材の自由端部7,7aと、雌ねじ部材の対応する内端面との近くで、夫々終わっている。これら部材が充分に結合されたときに、各雄ねじ部材の自由端部7,7aにほぼ軸方向に向いた面(ノーズ)は、図2並びに3に詳細に示されるように、雌ねじ部材のショルダー(トルクのショルダー)8のほぼ軸方向に向けられ、前記面と対向する面と、シールするように当接されている。これら図は、雄ねじ部材1の自由端部7と、ショルダー8の対応する部分と、雌ねじ部材2の当接内面とのみを示している。 【0010】図2に示されるように、前記雄ねじ部材1の自由端部7(ノーズと呼ばれている)には、径方向に向いた外環状面(第1の面)9と、パイプの軸に垂直な面に対して角度Aを形成するように軸方向に向けられた環状面(第2の面)10とが形成されている。前記外環状面9は、これが、雌ねじ部材の対応する面と接触しているときに、接続体のシールを果たすように設定されている面もしくは環状領域を持っていてもいなくても良い。前記環状面10は、角部(交線)11で終端されている。この角部は、雄ねじ部材の内面での所定の直径を有している。代わって、環状面10は、内周面(第3の面)12、もしくは、破線で示された切頭円錐形状の面13で終端され得る。この面13は、雄ねじ部材の内周面の所で終端している。前記第1並びに第2の面9,10は、曲率半径がR1の環状面14により接続されている。この雄ねじ部材の特徴として、このノーズと呼ばれている部分は、パイプの軸に垂直な面で見た場合の、前記第1並びに第2の面9,10の仮想交線と、第2の面10の終端の角部(交線)11との間の距離であるノーズの厚さTnで規定されている。 【0011】図3に示されてるように、前記雌ねじ部材2には、雄ねじ部材の前記面9,10に対応する面15,16が形成されている。これら面15,16は、曲率半径がR2の環状面17によって互いに接続されている。この曲率半径R2は、組み立ての理由により、前記曲率半径R1よりも大きくなければならない。前記面16は、角部(交線)18の所で、切頭円錐形の面19と接続されており、この面19は、パイプの軸に対して5°ないし25°の角度Bをなしている。同時に、この面19角部20の所で、内周面21に接続されている。代わって、この面21は、パイプの軸に対して5°未満の角度をなし得る。これら面16,19,21により構成された雌ねじ部材の部分は、組み立てもしくは動作の間のトルク作用による圧縮負荷を支持しなければならない“トルクのショルダー”を構成している。このショルダー厚さThは、面15,16の仮想交線と、面19,21が互いに交わる角部20との間の距離として規定されている。面16,19が角10で相互に交わると、一致した所の径もしくは傾斜端が、代わって含まれ得る。 【0012】本発明の状態として、以下の関係がノーズの厚さTnとショルダーThの厚さとの間で確立され得る。 【0013】1.1≦Th/Tn≦1.4また、本発明で確立された面19の角度は、以下の通りである。 【0014】5°≦B≦25°図4は、図2に示された雄ねじ部材の自由端部を、これが図3に示される雌ねじ部材と組合わされた最終位置にあるところを、詳細に示す。前記対応する面10,16は、圧縮負荷のもとで、互いにしっかりと接触している。また、前記面9,15は、接続体がいかなる金属相互のシールによるかによって、接触している場合も、接触していない場合もあり得る。トルク作用が増すことによるストレスの増大がユニオン内の圧縮負荷により両面10,16間の圧力が大きくなった場合には、トルクのショルダーと呼ばれている面16,19,21により規定された領域は、従来のユニオンにより吸収されたテンションよりも高い能力で発生したテンションを吸収するであろう。さらに、前記面12,19,21は、パイプ内での液体もしくは気体に対して緩やかな遷移を果たしている。 【0015】本発明は、雌ねじ部材がカップリングにより提供されている、接続体の内容について説明されたが、図5に示すような差込み継手にも同様に適用可能である。ここでは、雄ねじ部材22と雌ねじ部材23とは、面が、雄ねじ部材の自由境界部24で図2に示されているのと同様にほぼ軸方向に向けられて、雌ねじ部材23にトルクのショルダー25が設けられ、図3に示されているとの同様に前者に対応市、ほぼ軸方向に向けられた面と接触した状態で、パイプ部分4,4aの端部で一体的に一致されている。
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| 【出願人】 |
【識別番号】500439799 【氏名又は名称】シデルカ・エス・エイ・アイ・シー 【氏名又は名称原語表記】SIDERCA S.A.I.C.
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| 【出願日】 |
平成12年9月20日(2000.9.20) |
| 【代理人】 |
【識別番号】100058479 【弁理士】 【氏名又は名称】鈴江 武彦 (外4名)
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| 【公開番号】 |
特開2001−124252(P2001−124252A) |
| 【公開日】 |
平成13年5月11日(2001.5.11) |
| 【出願番号】 |
特願2000−285466(P2000−285466) |
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