| 【発明の名称】 |
管継手用ソケット |
| 【発明者】 |
【氏名】鴻田 徹
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| 【要約】 |
【課題】接続状態の安全性を高めることができる管継手を得る。
【解決手段】ボールバルブ8を有するソケット本体2と、ソケット本体2の外周に嵌合し、前進・後退してボールバルブ8を開閉するバルブ操作用スリーブ11と、ソケット本体2の先端側外周に嵌合し、前進・後退してソケット本体2の先端部に有する施錠子17を押圧・解放し、プラグのロックと解除を行うプラグ接続用スリーブ19と、プラグ接続用スリーブ19が後退位置にあるとき、バルブ操作用スリーブ11の前進を阻止する第1ロック手段と、プラグ接続用スリーブ19が前進位置にあり、バルブ操作用スリーブ11が後退位置にあるとき、プラグ接続用スリーブ19の後退及びバルブ操作用スリーブ11の前進を阻止する第2ロック手段と、プラグ接続用スリーブ19が前進位置にあり、バルブ操作用スリーブ11が前進位置にあるとき、プラグ接続用スリーブ19及びバルブ操作用スリーブ11の後退を阻止する第3ロック手段とを備えた。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】 一端に配管連結部を設け、他端にプラグ挿入口を設け、内部に設けたボールバルブの貫通路を介して配管通路とプラグ挿入口とを連通する管継手用ソケットであって、一端が配管通路と連通し他端がプラグ挿入口と連通した弁室を内部に有するソケット本体と、前記弁室内に回転自在に配置されたボールバルブと、前記ソケット本体の外周に嵌合し、前進してボールバルブを開き後退して閉じるバルブ操作用スリーブと、前記ソケット本体の先端部に求遠心方向に移動自在に支持され、プラグ挿入口に挿入されたプラグの外周に形成された係合溝に係合してロックする施錠子と、前記ソケット本体の先端側外周に嵌合し、前進して施錠子を求心側へ移動させてプラグをロックし後退して施錠子の遠心側への移動を可能としてプラグのロックを解除するプラグ接続用スリーブと、プラグ接続用スリーブが後退位置にあるとき、前記バルブ操作用スリーブの前進を阻止する第1ロック手段と、プラグ接続用スリーブが前進位置にあり、バルブ操作用スリーブが後退位置にあるとき、前記プラグ接続用スリーブの後退及びバルブ操作用スリーブの前進を阻止する第2ロック手段と、プラグ接続用スリーブが前進位置にあり、バルブ操作用スリーブが前進位置にあるとき、前記プラグ接続用スリーブ及びバルブ操作用スリーブの後退を阻止する第3ロック手段とを備えたことを特徴とする管継手用ソケット。 【請求項2】 前記プラグ接続用スリーブは、後退位置にあるとき周方向の回転が阻止され且つ前進が可能となり、そして前進位置にあるとき周方向の回転が可能で且つ回転させることにより後退が阻止されるようになっており、このプラグ接続用スリーブの後端には周方向に所定間隔で切欠部が形成され、この切欠部には前記プラグ接続用スリーブの前後動に伴って前後動し、回転に伴って周方向に移動する第1ロックボールが求遠心方向に移動自在に係合し、また、前記ソケット本体の外周面には、その周方向に前進位置にあるプラグ接続用スリーブの第1ロックボールが嵌合し、求心側への移動可能な深さを有する嵌合凹部が形成され、第1ロックボールが嵌合凹部に嵌合しているときこの第1ロックボールが求心側にあり、そしてプラグ接続用スリーブが後退位置にあるとき及び前進位置にあり且つ回転して前記第1ロックボールが嵌合凹部から外れているときこの第1ロックボールが遠心側にあり、この状態で前記プラグ接続用スリーブが後退位置にあるとき同じく後退位置にあるバルブ操作用スリーブの前進が阻止され、プラグ接続用スリーブ及びバルブ操作用スリーブが前進位置にあるときバルブ操作用スリーブ及びバルブ操作用スリーブの後退が阻止されるように構成され、また、前記バルブ操作用スリーブの内周面には、その先端側に、プラグ接続用スリーブが前進位置にあり第1ロックボールが遠心側にあるとき、この第1ロックボールに係止する第1係止段部を有する凸面部を周方向に有し、この凸面部には、ソケット本体の外周面に設けた嵌合凹部に対応する位置に、遠心側にある第1ロックボールの移動が可能な移動溝がプラグ接続用スリーブの移動量に応じて形成され、この移動溝の奥部にはプラグ接続用スリーブが後退位置にあるとき第1ロックボールが係止する第2係止段部を有し、更に、前記凸面部には、前記移動溝の後方で前記プラグ接続用スリーブが前進位置にあり且つ第1ロックボールが遠心側にあるとき、この第1ロックボールが係合する第1ロックボール係合溝が周方向に形成されており、前記遠心側にある第1ロックボールと前記バルブ操作用スリーブの移動溝の奥部の第2係止段部で第1ロック手段が構成され、前記遠心側にある第1ロックボールと前記バルブ操作用スリーブの第1係止段部で第2ロック手段が構成され、前記遠心側にある第1ロックボールと前記バルブ操作用スリーブの第1ロックボール係合溝で第3ロック手段が構成され、前記第1ロックボールがソケット本体の外周面に形成した嵌合凹部に嵌合して求心側にあるとき、第1,第2,第3ロック手段によるロックが解除されるようになっていることを特徴とする請求項1に記載の管継手用ソケット。 【請求項3】 前記ソケット本体の先端部には、前記施錠子の後方に位置して周方向に複数の第2ロックボールが求遠心方向に移動自在に嵌合し、ソケット本体内には前進位置にて前記第2ロックボールを支え遠心側に位置させてその一部をソケット本体の外周面から突出させ、後退して前記第2ロックボールの支えを解除しソケット本体内へ没入を可能とする第1カラーが移動自在に嵌合し、この第1カラーはスプリングにより前進方向に付勢されプラグの挿入により後退するようになっており、また、前記プラグ接続用スリーブの内周面先端側には、前記施錠子の遠心側への移動を可能とするプラグロック解除凹部が周方向に設けられ、このプラグロック解除凹部の後方に、前記施錠子を求心側に押圧移動するテーパ段部と求心側に移動した施錠子を押さえるプラグロック凸部が周方向に設けられ、更に、プラグロック凸部の後方に前記第2ロックボールが係合する第2ロックボール係合溝が周方向に設けられてなり、前記プラグ接続用スリーブが後退位置にあり、第2ロックボールが遠心側にあるとき、前記プラグロック解除凹部が施錠子の位置にあり施錠子の遠心側への移動が可能な状態にあり、そして前記第2ロックボールは第2ロックボール係合溝に係合しプラグ接続用スリーブの前進を阻止し、プラグ挿入の過程で遠心側へ移動した施錠子が前記プラグ接続用スリーブのプラグロック解除凹部の奥部の段部に係止し、更なるプラグの挿入により第1カラーが後退し第2ロックボールが求心側へ移動可能となり前記第2ロックボール係合溝から離脱したとき、プラグ接続用スリーブの前進が可能となっていることを特徴とする請求項1又は2に記載の管継手用ソケット。 【請求項4】 前記ソケット本体の弁室側に開口する配管連結部の配管通路及びプラグ挿入口の開口部には、開弁姿勢にあるボールバルブの貫通路を挟んで同軸上に対向して、それぞれボールバルブの外周壁に弾発的に圧接するゴム製環状シール弁座が配置され、更に前記開口部には前記ゴム製環状シール弁座が内部の流体圧によって必要以上にボールバルブに圧接するのを防止するストッパが配置されていることを特徴とする請求項1,2又は3に記載の管継手用ソケット。
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【発明の詳細な説明】【0001】 【発明の属する技術分野】本発明は、弁体としてボールバルブを使用した管継手用ソケットであって、プラグを迅速かつ容易に着脱でき、特にエアー工具等と配管との接続に適した管継手用ソケットに関する。 【0002】 【従来の技術】従来、この種の管継手用ソケットとしては、例えば特開平11−108279号公報及び米国特許第3423063号に開示されている。 【0003】特開平11−108279号公報に開示されている管継手用ソケットにあっては、プラグの接続時では、管継手用ソケットのプラグ挿入口にプラグを挿入すると、後退していたプラグ接続用スリーブ及びバルブ接続用スリーブが前進し、プラグ接続用スリーブによりプラグのロック操作が行われ、バルブ操作用スリーブによりバルブ開操作が行われ、そして、バルブの分離時では、バルブ操作用スリーブを後退させ、この後退の途中でバルブが閉じ且つプラグ内の流体が外部へ放出され、更にバルブ操作用スリーブを後退させると、これに伴ってプラグ接続用スリーブが後退しプラグのロック解除操作が行われ、管継手用ソケットからプラグが分離できる構造となっている。 【0004】また、米国特許第3423063号に開示されている管継手用ソケットにあっては、プラグの接続時では、管継手用ソケットのプラグ挿入口にプラグを挿入すると、後退していたプラグ接続用スリーブが前進しプラグのロックが行われ、その後バルブ操作用スリーブを前進させることによりバルブの開操作が行われ、そして、プラグの分離時では、バルブ操作用スリーブを後退させることによりバルブが閉じるとともにプラグ内の流体が外部へ放出され、その後プラグ接続用スリーブを後退させることによりプラグのロック解除操作が行われ、管継手用ソケットからプラグが分離できる構造となっている。 【0005】また、前記特開平11−108279号公報及び米国特許第3423063号に開示されている管継手用ソケットでは、いずれもプラグ操作用スリーブが前進しない限りバルブ操作用スリーブの前進ができない即ちバルブの開操作ができない構造となっており、プラグ操作用スリーブを後退位置に保持する手段は、いずれもプラグをロックするロック手段と同じロックボールを共用しており、プラグの非接続時における遠心側にあるロックボールに係止してプラグ操作用スリーブの前進が阻止され、プラグの接続時にロックボールが求心側へ移動することにより前記係止が外れ、プラグ操作用スリーブが前進する構造となっている。 【0006】 【発明が解決しようとする課題】これらの管継手用ソケットを、エアー配管とエアー工具の接続に使用したとき、このエアー工具を、近くにある他の作業現場に移動させるような場合、前記特開平11−108279号公報に開示されている管継手用ソケットでは、バルブ操作用スリーブを後退させバルブを閉じるとプラグ接続用スリーブも後退しプラグが分離してしまい、バルブが閉じ、管継手用ソケットとプラグとが接続した状態が得られない。このためプラグを接続したまま移動させるか、或いはプラグを分離して移動させるかのいずれかとなる。前者にあってはバルブが開いているため、エアー工具の移動中、何らかのはずみでエアー工具が作動し思わぬ事故を引き起こすおそれがあるといった問題があり、また後者にあっては前者のような問題はないが、移動先で再びプラグの接続をしなければならず、面倒であるといった問題がある。 【0007】また、前進してバルブを開いたバルブ操作用スリーブは、後退が可能な状態にあるので、エアー工具の使用中、バルブ操作用スリーブが周囲の障害物に当たって後退し、バルブが閉じ、更にはプラグが分離してしまうおそれがあるといった問題がある。 【0008】また、前記米国特許第3423063号に開示されている管継手用ソケットでは、バルブ操作用スリーブだけを後退させ、バルブを閉とし、管継手用ソケットとプラグを接続した状態は得られるが、バルブ操作用スリーブは前進が可能であるため、エアー工具の移動中、バルブ操作用スリーブが周囲の障害物に当たって前進しバルブが開いてしまうおそれがあるといった問題がある。 【0009】更には、前記特開平11−108279号公報及び米国特許第342306号に開示されている管継手用ソケットは、プラグ操作用スリーブを後退位置に保持する手段として、いずれもプラグをロックするロック手段と同じロックボールを共用しているため、管継手に対するプラグの接続が不完全な状態でロックボールが求心側に移動してしまう場合があり、この場合プラグの接続が不完全にも拘わらずプラグ操作用スリーブが前進してしまい、バルブ操作用スリーブの前進が可能になってしまうといった問題がある。 【0010】本発明の目的とするところは、バルブ操作用スリーブとプラグ接続用スリーブの前進・後退を阻止するロック手段を備えることにより安全性の向上を図った管継手用ソケットを提供することにある。 【0011】本発明の他の目的とするところは、バルブの接続が不完全な場合、プラグ接続用スリーブの前進を阻止し、バルブ操作用スリーブによるバルブの開操作をできないようにすることにより安全性の向上を図った管継手のソケットを提供することにある。 【0012】本発明の他の目的とするところは、ボールバルブをシールするシール弁座が流体圧を受けて必要以上にボールバルブに圧接するのを防止することにより、シール弁座の耐久性とシールの完全性を図った管継手のソケットを提供することにある。 【0013】 【課題を解決するための手段】請求項1に記載の発明は、一端に配管連結部を設け、他端にプラグ挿入口を設け、内部に設けたボールバルブの貫通路を介して配管通路とプラグ挿入口とを連通する管継手用ソケットであって、一端が配管通路と連通し他端がプラグ挿入口と連通した弁室を内部に有するソケット本体と、前記弁室内に回転自在に配置されたボールバルブと、前記ソケット本体の外周に嵌合し、前進してボールバルブを開き後退して閉じるバルブ操作用スリーブと、前記ソケット本体の先端部に求遠心方向に移動自在に支持され、プラグ挿入口に挿入されたプラグの外周に形成された係合溝に係合してロックする施錠子と、前記ソケット本体の先端側外周に嵌合し、前進して施錠子を求心側へ移動させてプラグをロックし後退して施錠子の遠心側への移動を可能としてプラグのロックを解除するプラグ接続用スリーブと、プラグ接続用スリーブが後退位置にあるとき、前記バルブ操作用スリーブの前進を阻止する第1ロック手段と、プラグ接続用スリーブが前進位置にあり、バルブ操作用スリーブが後退位置にあるとき、前記プラグ接続用スリーブの後退及びバルブ操作用スリーブの前進を阻止する第2ロック手段と、プラグ接続用スリーブが前進位置にあり、バルブ操作用スリーブが前進位置にあるとき、前記プラグ接続用スリーブ及びバルブ操作用スリーブの後退を阻止する第3ロック手段とを備えたことを特徴とする。 【0014】かかる構成から、第1ロック手段により、プラグ接続用スリーブが後退位置にあるとき、前記バルブ操作用スリーブの前進を阻止することができ、第2ロック手段により、プラグ接続用スリーブが前進位置にあり、バルブ操作用スリーブが後退位置にあるとき、前記プラグ接続用スリーブの後退及びバルブ操作用スリーブの前進を阻止することができ、第3ロック手段により、プラグ接続用スリーブが前進位置にあり、バルブ操作用スリーブが前進位置にあるとき、前記プラグ接続用スリーブ及びバルブ操作用スリーブの後退を阻止することができる。 【0015】請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の発明のプラグ接続用スリーブが、後退位置にあるとき周方向の回転が阻止され且つ前進が可能となり、そして前進位置にあるとき周方向の回転が可能で且つ回転させることにより後退が阻止されるようになっており、このプラグ接続用スリーブの後端には周方向に所定間隔で切欠部が形成され、この切欠部には前記プラグ接続用スリーブの前後動に伴って前後動し、回転に伴って周方向に移動する第1ロックボールが求遠心方向に移動自在に係合し、また、前記ソケット本体の外周面には、その周方向に前進位置にあるプラグ接続用スリーブの第1ロックボールが嵌合し、求心側への移動可能な深さを有する嵌合凹部が形成され、第1ロックボールが嵌合凹部に嵌合しているときこの第1ロックボールが求心側にあり、そしてプラグ接続用スリーブが後退位置にあるとき及び前進位置にあり且つ回転して前記第1ロックボールが嵌合凹部から外れているときこの第1ロックボールが遠心側にあり、この状態で前記プラグ接続用スリーブが後退位置にあるとき同じく後退位置にあるバルブ操作用スリーブの前進が阻止され、プラグ接続用スリーブ及びバルブ操作用スリーブが前進位置にあるときバルブ操作用スリーブ及びバルブ操作用スリーブの後退が阻止されるように構成され、また、前記バルブ操作用スリーブの内周面には、その先端側に、プラグ接続用スリーブが前進位置にあり第1ロックボールが遠心側にあるとき、この第1ロックボールに係止する第1係止段部を有する凸面部を周方向に有し、この凸面部には、ソケット本体の外周面に設けた嵌合凹部に対応する位置に、遠心側にある第1ロックボールの移動が可能な移動溝がプラグ接続用スリーブの移動量に応じて形成され、この移動溝の奥部にはプラグ接続用スリーブが後退位置にあるとき第1ロックボールが係止する第2係止段部を有し、更に、前記凸面部には、前記移動溝の後方で前記プラグ接続用スリーブが前進位置にあり且つ第1ロックボールが遠心側にあるとき、この第1ロックボールが係合する第1ロックボール係合溝が周方向に形成されており、前記遠心側にある第1ロックボールと前記バルブ操作用スリーブの移動溝の奥部の第2係止段部で第1ロック手段が構成され、前記遠心側にある第1ロックボールと前記バルブ操作用スリーブの第1係止段部で第2ロック手段が構成され、前記遠心側にある第1ロックボールと前記バルブ操作用スリーブの第1ロックボール係合溝で第3ロック手段が構成され、前記第1ロックボールがソケット本体の外周面に形成した嵌合凹部に嵌合して求心側にあるとき、第1,第2,第3ロック手段によるロックが解除されるようになっていることを特徴とする。 【0016】かかる構成から、プラグ接続用スリーブが前進位置にあり、バルブ操作用スリーブが後退位置にあるとき、前記プラグ接続用スリーブの後退及びバルブ操作用スリーブの前進を阻止する第2ロック手段と、プラグ接続用スリーブが前進位置にあり、バルブ操作用スリーブが前進位置にあるとき、前記プラグ接続用スリーブ及びバルブ操作用スリーブの後退を阻止する第3ロック手段の操作は、プラグ接続用スリーブを周方向に回転させるといった簡単な操作で行うことができる。 【0017】請求項3に記載の発明は、前記請求項1又は2に記載の発明にあって、ソケット本体の先端部には、前記施錠子の後方に位置して周方向に複数の第2ロックボールが求遠心方向に移動自在に嵌合し、ソケット本体内には前進位置にて前記第2ロックボールを支え遠心側に位置させてその一部をソケット本体の外周面から突出させ、後退して前記第2ロックボールの支えを解除しソケット本体内へ没入を可能とする第1カラーが移動自在に嵌合し、この第1カラーはスプリングにより前進方向に付勢されプラグの挿入により後退するようになっており、また、前記プラグ接続用スリーブの内周面先端側には、前記施錠子の遠心側への移動を可能とするプラグロック解除凹部が周方向に設けられ、このプラグロック解除凹部の後方に、前記施錠子を求心側に押圧移動するテーパ段部と求心側に移動した施錠子を押さえるプラグロック凸部が周方向に設けられ、更に、プラグロック凸部の後方に前記第2ロックボールが係合する第2ロックボール係合溝が周方向に設けられてなり、前記プラグ接続用スリーブが後退位置にあり、第2ロックボールが遠心側にあるとき、前記プラグロック解除凹部が施錠子の位置にあり施錠子の遠心側への移動が可能な状態にあり、そして前記第2ロックボールは第2ロックボール係合溝に係合しプラグ接続用スリーブの前進を阻止し、プラグ挿入の過程で遠心側へ移動した施錠子が前記プラグ接続用スリーブのプラグロック解除凹部の奥部の段部に係止し、更なるプラグの挿入により第1カラーが後退し第2ロックボールが求心側へ移動可能となり前記第2ロックボール係合溝から離脱したとき、プラグ接続用スリーブの前進が可能となっていることを特徴とする。 【0018】かかる構成から、プラグの接続時に、先ず、施錠子がテーパ段部に係止した後に、第2ロックボールが第2ロックボール係合溝から外れ、プラグに施錠子が係合してからプラグ接続用スリーブが前進可能となり、またプラグの分離時に、プラグ接続用スリーブを後退させプラグを引き抜く過程で、先ず、テーパ段部に施錠子が係止してプラグ接続用スリーブの前進を阻止してから第2ロックボール係合溝に第2ロックボールが係合し、その後、前記テーパ段部から施錠子が外れるようになっているので、プラグの不完全な接続等に起因してプラグの非接続状態でプラグ接続用スリーブが前進するといった事態は生じず、従ってプラグの非接続状態でバルブ操作用スリーブも前進できず、ボールバルブを開くことができない。 【0019】請求項4に記載の発明は、前記請求項1、2又は3に記載の発明にあって、前記ソケット本体の弁室側に開口する配管連結部の配管通路及びプラグ挿入口の開口部には、開弁姿勢にあるボールバルブの貫通路を挟んで同軸上に対向して、それぞれボールバルブの外周壁に弾発的に圧接するゴム製環状シール弁座が配置され、更に前記開口部には前記ゴム製環状シール弁座が内部の流体圧によって必要以上にボールバルブに圧接するのを防止するストッパが配置されていることを特徴とする。 【0020】係る構成から、ボールバルブの外周壁に弾発的に圧接するゴム製環状シール弁座が内部の流体圧を受けても、ストッパにより変形が防止され必要以上にボールバルブに圧接することが防止されるので、ゴム製環状シール弁座の耐久性とシールの完全性がはかれる。 【0021】 【発明の実施の形態】図1乃至図11は本発明に係る管継手用ソケットの実施の形態の第1例を示すもので、図1はこの管継手用ソケットを、施錠子、第1ロックボール及び第2ロックボールを通るように切断して示した縦断面図、図2乃至図4は図1に示す管継手用ソケットにプラグを接続する過程を示した要部縦断面図、図5はプラグ接続後にボールバルブを開いた状態を示した要部縦断面図、図6はプラグを接続しボールバルブを開いた状態で、バルブ操作用スリーブとプラグ接続用スリーブをロックした状態を示した要部縦断面図、図7はプラグを接続しボールバルブを閉じた状態で、バルブ操作用スリーブとプラグ接続用スリーブをロックした状態を示した要部縦断面図、図8はソケット本体を示した平面図、図9はソケット本体を示した側面図、図10はこの管継手用ソケット及びこの管継手用ソケットにプラグを挿入し、ボールバルブを開く過程を示す図1乃至図5の切断位置及び施錠子、第1ロックボール、第2ロックボールの位置関係をA−A線で示したソケット本体、バルブ操作用スリーブ及びプラグ接続用スリーブの展開説明図、図11はバルブ操作用スリーブとプラグ接続用スリーブをロックした状態を示す図6,図7の切断位置及び施錠子、第1ロックボール、第2ロックボールの位置関係をB−B線で示したソケット本体、バルブ操作用スリーブ及びプラグ接続用スリーブの展開説明図である。 【0022】また、図12乃至図21は本発明に係る管継手用ソケットの実施の形態の第2例を示すもので、図12はこの管継手用ソケットを、施錠子、第1ロックボール及び第2ロックボールを通るように切断して示した縦断面図、図13はプラグを接続しボールバルブを開いた状態で、バルブ操作用スリーブとプラグ接続用スリーブをロックした状態を示した要部縦断面図、図14は図13と同じ状態で、第1ロックボールを通らない位置で切断して示した要部縦断面図、図15はプラグを接続しボールバルブを閉じた状態で、バルブ操作用スリーブとプラグ接続用スリーブをロックした状態を示した要部縦断面図、図16は図15と同じ状態で、第1ロックボールを通らない位置で切断して示した要部縦断面図、図17はソケット本体を示した平面図、図18はソケット本体を示した側面図、図19は図12の切断位置及び施錠子、第1ロックボール、第2ロックボールの位置関係をC−C線で示したソケット本体、バルブ操作用スリーブ及びプラグ接続用スリーブの展開説明図、図20はバルブ操作用スリーブとプラグ接続用スリーブをロックした状態を示す図13,図15の切断位置及び施錠子、第1ロックボール、第2ロックボールの位置関係をD−D線で示したソケット本体、バルブ操作用スリーブ及びプラグ接続用スリーブの展開説明図、図21はバルブ操作用スリーブとプラグ接続用スリーブをロックした状態を示す図14,図16の切断位置及び施錠子、第1ロックボール、第2ロックボールの位置関係をE−E線で示したソケット本体、バルブ操作用スリーブ及びプラグ接続用スリーブの展開説明図である。 【0023】先ず、図1乃至図11により本発明に係る管継手用ソケットの実施の形態の第1例を説明する。 【0024】本例の管継手用ソケット1は、先端側を小外径筒部2aとし後端側を大外径筒部2bとしたソケット本体2を備えている。ソケット本体2は前記小外径筒部2aの内部をプラグ挿入口3とし、大外径筒部2b内を弁室4としており、そして大外径筒部2bの後端部には配管連結部5が螺着して設けられており、配管連結部5の配管通路6と前記弁室4,プラグ挿入口3が連通している。 【0025】前記弁室4内には、貫通路7を有するボールバルブ8が軸(図示せず)により回転自在に支持されて設けられており、ボールバルブ8を回転させて貫通路7と、弁室4側に開口する前記配管通路6及びプラグ挿入口3との開口部2c,2dを一致させることにより、ボールバルブ8が開となり、配管通路6及びプラグ挿入口3の前記開口部2c,2dがボールバルブ8の外周壁で塞がれることによりボールバルブ8が閉となる。 【0026】前記弁室4側に開口する配管連結部5の配管通路6の開口部2c及びプラグ挿入口3の開口部2dには、開弁姿勢にあるボールバルブ8の貫通路7を挟んで同軸上に対向して、それぞれボールバルブ8の外周壁に弾発的に圧接するゴム製環状シール弁座9が設けられている。更に、前記開口部2c,2dには、前記ゴム製環状シール弁座9が内部の流体圧によって必要以上ボールバルブ8に圧接するのを防止するリング状のストッパ10が設けられている。 【0027】前記ボールバルブ8を回転させる操作は、ソケット本体2の大外径筒部2bの外周に軸方向にのみ移動自在に嵌合したバルブ操作用スリーブ11により行われる。更に詳細に説明すると、前記ソケット本体2の大外径筒部2bに、弁室4内に連通する軸方向に長い孔12が対向位置に2個設けられており、この2個の孔12内には操作杆13が孔12内を軸方向に移動自在に貫通して設けれられている。そしてこの操作杆13の両端は前記バルブ操作用スリーブ11に固定され、バルブ操作用スリーブ11の前進・後退移動に伴い、前記孔12内を同方向に移動するようになっている。 【0028】前記ボールバルブ8には、前記操作杆13が係合する係合溝14が形成されており、前記バルブ操作用スリーブ11の前進・後退移動に伴う操作杆13の移動により、ボールバルブ8が回転して開閉するようになっている。 【0029】また、前記ソケット本体2の小外径筒部2aの先端部には、周方向に長い長孔15が設けられており、この長孔15にはプラグ16の外周に形成されている係合溝18に係合しプラグ16をロックする施錠子17が遊嵌合している。前記長孔15は小外径筒部2aの周方向に等間隔で複数(本例では2個)設けられ、長孔15の長手方向両側には施錠子17の一部が小外径筒部2aの内面に突出した状態で保持されるように、施錠子17に係止する係止段部15aが形成されている。前記施錠子17は、その求遠心方向の寸法が小外径筒部2aの肉厚より若干大きく設定されている。 【0030】前記施錠子17はプラグ挿入口3に挿入したプラグ16の先端側外周面に形成されたテーパ面16aで押されて遠心側へ移動し、プラグ16の外周に形成されている係合溝18が施錠子17に一致したとき、前記施錠子17が求心側に移動して係合溝18に係合できるようになっている。 【0031】前記ソケット本体2の小外径筒部2aの外周には、前進して前記施錠子17を求心側へ押圧して移動させソケット本体2とプラグ16をロックし、後退して施錠子17を押圧から解放し、施錠子17の遠心側への移動を可能としてソケット本体2とプラグ16のロックを解除するプラグ接続用スリーブ19が軸方向前後に移動自在で且つ周方向に回転自在に嵌合している。 【0032】このプラグ接続用スリーブ19の内周面先端側には、前記施錠子17の遠心側への移動を可能にするプラグロック解除凹部20が周方向に設けられ、このプラグロック解除凹部20の後方に遠心側に移動し、その一部を小外径筒部2aの外周から突出している施錠子17に係止し、施錠子17を求心側に押圧移動するテーパ段部21と、求心側に移動した施錠子17を押さえるプラグロック凸部22が周方向に設けられている。 【0033】更に、プラグ接続用スリーブ19の内周面で、前記プラグロック凸部22の後方に、後述するところのソケット本体2の小外径筒部2aにある第2ロックボールが係合する第2ロックボール係合溝23が周方向に設けられ、更にこの第2ロックボール係合溝23の後方の周方向に設けられている凸部24に、後述するところの前記小外径筒部2aの外周に設けられた係合突部が軸方向に移動自在に係合するための係合溝25が、係合突部に対応する位置に形成されている。更にプラグ接続用スリーブ19の後端側内周面には前記係合溝25の溝底面と同一面となる凹部27が形成され、この凹部27が形成されているプラグ接続用スリーブ19の後端に周方向に所定間隔で複数の切欠部28が形成されており(本例では2カ所)、この切欠部28には、直径がプラグ操作用スリーブ19の肉厚より大きい第1ロックボール29が求遠心方向に移動自在に係合している。この第1ロックボール29は、プラグ接続用スリーブ19の後端とソケット本体2との間に介装されたスプリング30により第2カラー31を介して切欠部28内方へ付勢されて切欠部28の開口部からプラグ接続用スリーブ19の後端側へ外れないようになっている。また、プラグ接続用スリーブ19は前記スプリング30により第1ロックボール29を介して前進方向に付勢されている。 【0034】前記プラグ接続用スリーブ19が嵌合するソケット本体2の小外径筒部2aには、前記施錠子17を嵌合する長孔15の後方に位置して、周方向に嵌合孔32が形成され、この嵌合孔32に第2ロックボール33が求遠心方向に移動自在に嵌合している。前記嵌合孔32は、小外径筒部2aの周方向に等間隔で複数(本例では4個)設けられ、小外径筒部2aの内周側では第2ロックボール33の一部が内面に突出した状態で保持されるように小外径筒部2aの内周に向かうにつれて小径となるようにテーパ形になっている。前記第2ロックボール33の直径は、小外径筒部2aの肉厚より若干大きく設定されている。 【0035】また、前記第2ロックボール33を嵌合する嵌合孔32の位置は、前記プラグ接続用スリーブ19が後退位置にあるとき、このプラグ接続用スリーブ19の内周面に設けられた第2ロックボール係合溝23の位置と一致するように設定されており、この状態で嵌合孔32に嵌合した第2ロックボール33が遠心側にあるとき、小外径筒部2aの外周から突出した第2ロックボール33の一部が前記第2ロックボール係合溝23に係合するようになっている。 【0036】また小外径筒部2a内には、前進して前記第2ロックボール33を支えて遠心側に位置させ、後退して前記第2ロックボール33の支えを解除し、第2ロックボール33の求心側への移動を可能にする第1カラー34が移動自在に嵌合しており、この第1カラー34はスプリング35により前進し、プラグ16の挿入により後退するようになっている。 【0037】更に、小外径筒部2aには、その外周面に、前進位置にある前記プラグ接続用スリーブ19の後端に形成された切欠部28に係合している第1ロックボール29が嵌合して求心側へ移動可能な深さを有する嵌合凹部36が周方向に、前記第1ロックボール29に対応して形成されており、前記プラグ接続用スリーブ19が前進し、第1ロックボール29が嵌合凹部36に嵌合することにより、前記第1ロックボール29が求心側へ移動してプラグ接続用スリーブ19内に没入し、そして、この状態からプラグ接続用スリーブ19を周方向に回転させると、前記第1ロックボール29が嵌合凹部36から出て小外径筒部2aの外周面に乗り上げて遠心側に移動し、その一部がプラグ接続用スリーブ19の外周から突出するようになっている。 【0038】また、小外径筒部2aの外周には、前記嵌合凹部36と同周方向上に、前記第1ロックボール29が係止する係止凹部37が形成されている。この係止凹部37の深さは、第1ロックボール29が係止しても、まだその一部がプラグ接続用スリーブ19の外周から突出している深さとなっている。 【0039】また小外径筒部2aの先端にはプラグ接続用スリーブ19の抜け出しを防止し且つその前進位置を規制するリング状のストッパ41が設けられている。 【0040】また、前記嵌合凹部36の後方に位置して、前記プラグ接続用スリーブ19が後退位置にあるとき、前記第1ロックボール29が係合する係合凹部38が形成され、この係合凹部38と嵌合凹部36とはテーパ段部39を介して軸方向に連なっている。 【0041】更に、小外径筒部2aの外周には、前記プラグ接続用スリーブ19が後退位置にあるとき、凸部24に形成した係合溝25に係合してプラグ接続用スリーブ19の周方向への回転を阻止し軸方向のみの移動を可能とし、そしてプラグ接続用スリーブ19が前進位置にあるとき、前記係合溝25から外れ前記凸部24の後方の段部26に係合してプラグ接続用スリーブ19の後退を阻止し周方向への回転を可能とする係合段部40が嵌合凹部36と係止凹部37と各々隣接して形成されている。 【0042】前記バルブ操作用スリーブ11にあっては、その先端側に前記プラグ接続用スリーブ19が前進位置にあり、そして第1ロックボール29が嵌合凹部36から外れ遠心側にあるとき、この第1ロックボール29に係止するテーパ状の第1係止段部42を有する凸面部43を周方向に有している。 【0043】そして、この凸面部43には前記小外径筒部2aの外周面に形成した嵌合凹部36、係合凹部38に対応する位置に、前記第1ロックボール29の移動が可能な長溝44がプラグ接続用スリーブ19の前進後退の移動量に応じて形成されている。 【0044】この長溝44の奥部にはプラグ接続用スリーブ19が後退位置にあるとき、第1ロックボール29が係止する第2係止段部45を有している。 【0045】更に、前記凸面部43には、前記長溝44の後方で前記プラグ接続用スリーブ19が前進位置にあり且つ第1ロックボール29が嵌合凹部36から外れ遠心側にあるとき、この第1ロックボール29が係合する第1ロックボール係合溝46が形成されている。 【0046】そして、前記遠心側にある第1ロックボール29と前記バルブ操作用スリーブ11の長溝44の奥部の第2係止段部45で、プラグ接続用スリーブ19が後退位置にあるとき、バルブ操作用スリーブ11の前進を阻止する第1ロック手段が構成され、遠心側にある第1ロックボール29とバルブ操作用スリーブ11の第1係止段部42で、プラグ接続用スリーブ19が前進位置にあり、バルブ操作用スリーブ11が後退位置にあるとき、前記プラグ接続用スリーブ19の後退及びバルブ操作用スリーブ11の前進を阻止する第2ロック手段が構成され、遠心側にある第1ロックボール29と前記バルブ操作用スリーブ11の第1ロックボール係合溝46で、プラグ接続用スリーブ19が前進位置にあり、バルブ操作用スリーブ11が前進位置にあるとき、前記プラグ接続用スリーブ19及びバルブ操作用スリーブ11の後退を阻止する第3ロック手段が構成されている。 【0047】また、前記第1ロックボール係合溝46と連通するように、前記ボールバルブ8を閉じた際に、プラグ16側の流体圧を大気中に逃がす溝46aが先端部まで形成されている。 【0048】更に、前記第1ロックボール29が前記小外径筒部2aの外周面に形成した嵌合凹部36に嵌合して求心側にあるとき、前記第1,第2及び第3ロック手段によるロックが解除されるようになっている。 【0049】次に、上記管継手用ソケット1とプラグ16との接続操作を説明する。プラグ16を接続していない状態の管継手用ソケット1は、前進している第1カラー34により支えられて第2ロックボール33が遠心側にあり、後退位置にあるプラグ接続用スリーブ19の第2ロックボール係合溝23に係合し、プラグ接続用スリーブ19の前進が阻止されている。このプラグ接続用スリーブ19の後端の切欠部28に係合している第2ロックボール29は小外径筒部2aの外周面に形成した係合凹部38に係合し、その一部がプラグ接続用スリーブ19の外周から突出している。この第1ロックボール29は後退位置にあるバルブ操作用スリーブ11の長溝44内に位置して、前記プラグ接続用スリーブ19の外周から突出している部分が長溝44の奥部の第2係止段部45に係止しており、バルブ操作用スリーブ11はその前進が阻止され、ボールバルブ8は閉じた状態にある。 【0050】また、前記小外径筒部2aの外周に形成した係合突部40がプラグ接続用スリーブ19の内周に形成した係合溝25に係合しており、プラグ接続用スリーブ19の回転が阻止されている(図1)。 【0051】この状態で、プラグ挿入口3にプラグ16を挿入すると、先ず小外径筒部2aの長孔15に嵌合している施錠子17がプラグ16の外周面に形成されたテーパ面16aで遠心方向に押され、遠心側へ移動し、その一部がプラグ接続用スリーブ19のプラグロック解除凹部20内に入り、テーパ段部21に係止する(図2)。 【0052】更に、プラグ16を挿入すると、第1カラー34がプラグ16のテーパ面16aに押されて後退し遠心側にある第2ロックボール33の支えを解除し、第2ロックボール33はプラグ接続用スリーブ19の第2ロックボール係合溝23から外れるが、このとき、前記施錠子17はテーパ段部21に係止しており、プラグ接続用スリーブ19の前進は阻止された状態にある(図3)。 【0053】更に、プラグ16を挿入し、プラグ16の外周に形成した係合溝18が施錠子17の位置に達したとき、施錠子17は求心側へ移動して前記係合溝18に係合し、これにより前記施錠子17による係止を解かれたプラグ接続用スリーブ19はスプリング30に付勢されて前進し、その内周面に設けられたプラグロック凸部22により、前記係合溝18に係合した施錠子17が押されて遠心側への移動が阻止され、これにより管継手用ソケット1とプラグ16とが接続される。 【0054】このようにして接続した管継手用ソケット1とプラグ16とを分離する場合、上記の状態からプラグ接続用スリーブ19を後退させ、施錠子17をプラグロック解除凹部20側に位置させプラグロック凸部22による押さえを解除し、この状態からプラグ16を引き抜く。このプラグ16の引き抜きの過程で、先ず係合溝18から外れた施錠子17はプラグ16の外周より遠心側に押されて移動し、後退しているプラグ接続用スリーブ19のプラグロック解除凹部20に入りテーパ段部21に係止する(図3)。 【0055】更に、プラグ16を引き抜くと、プラグ16の引き抜きに従って前記後退していた第1カラー34がスプリング35に付勢されて前進し、求心側にある第2ロックボール33を遠心側へ移動させ、遠心側へ移動した第2ロックボール33は前記プラグ接続用スリーブ19の第2ロックボール係合溝23に係合する(図2)。 【0056】更にプラグ16を引き、管継手用ソケット1から分離すると、施錠子17はテーパ段部21から外れ、前記プラグ接続用スリーブ19は第2ロックボール33により後退位置に保持され、その前進が阻止される。 【0057】このように、プラグ16の接続時に、先ず、施錠子17がテーパ段部21に係止した後に、第2ロックボール33が第2ロックボール係合溝23から外れ、プラグ16の係合溝18に施錠子17が係合してからプラグ接続用スリーブ19が前進可能となり、またプラグ16の分離時に、プラグ接続用スリーブ19を後退させプラグ16を引き抜く過程で、先ず、テーパ段部21に施錠子17が係止してプラグ接続用スリーブ19の前進を阻止してから第2ロックボール係合溝23に第2ロックボール33が係合し、その後、前記テーパ段部21から施錠子17が外れるようになっているので、プラグ16の不完全な接続等に起因してプラグ16の非接続状態でプラグ接続用スリーブ19が前進するといった事態は生じず、従ってプラグ16の非接続状態でバルブ操作用スリーブ11も前進できず、ボールバルブ8を開くことができないようになっている。 【0058】さて、前記のようにプラグ接続用スリーブ19が前進すると、プラグ接続用スリーブ19の後端に形成した切欠部28に係合している第1ロックボール29がスプリング30に付勢されてプラグ接続用スリーブ19と一体となって前進し、小外径筒部2aの外周面に形成した嵌合凹部36に嵌合し求心側へ移動する。そしてこのとき小外径筒部2aの係合突部40が係合溝25から外れることにより、プラグ接続用スリーブ19の周方向への回転が可能な状態となる(図4)。 【0059】この状態から、バルブ操作用スリーブ11を前進させると、前記第1ロックボール29は嵌合凹部36に嵌合して求心側にあるので、バルブ操作用スリーブ11の内周面の凸面部43は前記第1ロックボール29の上を通り、バルブ操作用スリーブ11は前進位置に達し、これによりボールバルブ8が開く。このとき、前記第1ロックボール29はバルブ操作用スリーブ11の内周面に形成した第1ロックボール係合溝46の位置にある(図5)。 【0060】さて、この状態から、プラグ接続用スリーブ19を周方向に回転させると、この回転により前記第1ロックボール29も同方向へ回転し、嵌合凹部36から脱出して小外径筒部2aの外周面に乗り上げ遠心側へ移動し、前記バルブ操作用スリーブ11の第1ロックボール係合溝46に係合する。そしてまた、プラグ接続用スリーブ19の前進により係合溝25から外れた係合突部40は凸部24の後方の段部26に係合する。 【0061】これにより、プラグ接続用スリーブ19は凸部24の後方の段部26に係合する係合突部40により後退が阻止され、そして、バルブ操作用スリーブ11は第1ロックボール係合溝46に係合する第1ロックボール29により、プラグ接続用スリーブ19とロックされてその後退が阻止された状態となる。そして、前記第1ロックボール29を浅い係止凹部37に係止させることにより、前記プラグ接続用スリーブ19がロック状態から容易に回転しないように保持できる(図6)。 【0062】この状態から、ボールバルブ8を閉じようとする場合、プラグ接続用スリーブ19を回転させて第1ロックボール29を嵌合凹部36に嵌合させると、前記ロックが解け、バルブ操作用スリーブ11を後退させることによりボールバルブ8を閉じることができる(図4の状態)。 【0063】この状態からプラグ接続用スリーブ19を周方向に回転させると、この回転により前記第1ロックボール29も同方向へ回転して嵌合凹部36から離脱し、遠心側へ移動し、浅い係止凹部37に係止するとともに前記バルブ操作用スリーブ11の第1係止段部42に係止する。 【0064】これにより、プラグ接続用スリーブ19は再びその後退が阻止され、そしてバルブ操作用スリーブ11は第1係止段部42に係止する第1ロックボール29により前進が阻止された状態となる(図7)。 【0065】次に図12乃至図21により本発明に係る管継手用ソケットの実施の形態の第2例を説明する。本例の説明にあたり前記第1例と同じところは同一の符号を付し説明を省略し、相違部分について説明する。 【0066】本例では、プラグ接続用スリーブ19の内周面に設けられたプラグロック用凸部22とその後方に設けられた凸部24に、このプラグ接続用スリーブ19の回転量を規制する係合溝47が形成されている。またプラグ接続用スリーブ19の後端外周面には、周方向に複数の係合突起48が設けられている。 【0067】また、小外径筒部2aの外周には、前記係合溝47の溝幅と概ね同一の幅を有し、前記プラグ接続用スリーブ19が後退位置にあるとき、前記係合溝47に係合してプラグ接続用スリーブ19の周方向への回転を阻止し軸方向のみの移動を可能とし、そしてプラグ接続用スリーブ19が前進位置にあるとき、前記係合溝47から外れ前記凸部24の後方の段部26に係合してプラグ接続用スリーブ19の後退を阻止し周方向への回転を可能とする係合段部49と、この係合段部49から先端方向に伸び、プラグ接続用スリーブ19が前進位置にあるとき係合溝47内に位置し、回転するプラグ接続用スリーブ19の係合溝47の側壁50に係止してその回転量を規制する回転規制段部51が形成されている。 【0068】そして、回転規制段部51が一方の側壁50に係止したとき、第1ロックボール29が嵌合凹部36に嵌合し、他方の側壁50に係止したとき第1ロックボール29が係止凹部37に係止するようになっている。 【0069】また、バルブ操作用スリーブ11にあっては、その先端側に前記プラグ接続用スリーブ19が前進位置にあり、そして第1ロックボール29が嵌合凹部36から外れ遠心側にあるとき、この第1ロックボール29と、前記プラグ接続用スリーブ19の外周面に設けた係合突起48が係止するテーパ状の第1係止段部42を有する凸面部43を周方向に有している。 【0070】そして、この凸面部43には長溝44の他に、前記係合突起48が係合する係合長溝52が軸方向に形成されている。そして、この係合長溝52はバルブ操作用スリーブ11の内周面に形成した第1ロックボール係合溝46と連通しており、前進位置にある前記プラグ接続用スリーブ19を回転させたとき、係合長溝52内を奥部に移動しいる係合突起48が係合長溝52から第1ロックボール係合溝46に入り、第1ロックボール29とともに第1ロックボール係合溝46に係合するようになっている。前記係合長溝52は、第1例の溝46aと同様の作用をする。 【0071】このように構成された第2例の管継手用ソケット1とプラグ16との接続操作は前記第1例と同様である。 【0072】 【発明の効果】以上のように、本発明にかかる管継手用ソケットによれば、バルブ操作用スリーブとプラグ接続用スリーブの前進・後退を阻止するロック手段を備えており、また、バルブの接続が不完全な場合、プラグ接続用スリーブの前進を阻止し、バルブ操作用スリーブによるバルブの開操作をできないようになっているので、作業上の安全性の向上を図ることができ、ボールバルブをシールするシール弁座が流体圧を受けて必要以上にボールバルブに圧接するのを防止することができるので、ゴム製環状シール弁座の耐久性とシールの完全性を図ることができる。
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| 【出願人】 |
【識別番号】000227386 【氏名又は名称】日東工器株式会社
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| 【出願日】 |
平成11年10月18日(1999.10.18) |
| 【代理人】 |
【識別番号】100074181 【弁理士】 【氏名又は名称】大塚 明博 (外1名)
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| 【公開番号】 |
特開2001−116178(P2001−116178A) |
| 【公開日】 |
平成13年4月27日(2001.4.27) |
| 【出願番号】 |
特願平11−295891 |
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