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【発明の名称】 配管継手用位置決め装置
【発明者】 【氏名】篠沢 英夫

【要約】 【課題】管継手の傾斜角度に応じた主管の継手入り込み長さ及び管継手から目標点までの継手入り込み長さを測定可能にする。

【解決手段】管継手Cの傾斜角度と同じに調整された基準部1を主管P1の適宜位置に取り付け、角度調整部2の発光手段3から目標点Tに向けて可視光線Rを照射させ、この可視光線Rが目標点Tに当たるように主管P1の軸線に沿って基準部1及び角度調整部2を調整移動することにより、主管P1に対する管継手Cの正確な位置が決まる。
【特許請求の範囲】
【請求項1】 主管(P1)に沿って軸方向へ移動自在に取り付けられる基準部(1)と、この基準部(1)に対して管継手(C)の傾斜角度と夫々同じ角度となるように回動自在に連結した角度調整部(2)と、目標点(T)に向けて可視光線(R)を照射する発光手段(3)とを備え、上記角度調整部(2)に発光手段(3)を、その発光部(3a)から回転中心(2a)と目標点(T)とを結ぶ直線方向へ可視光線(R)が照射されるように配設し、これら基準部(1)と角度調整部(2)の表面には、使用する管継手(C)に対応する継手入り込み位置が示された長さ表示部(4a,4b)を設けたことを特徴とする配管継手用位置決め装置。
【請求項2】 前記基準部(1)又は角度調整部(2)の表面に、主管(P1)の軸方向と直交する横方向の水平を検出するための水平器(5)を設けた請求項1記載の配管継手用位置決め装置。
【請求項3】 前記基準部(1)の裏面に、その軸方向へ延びて主管(P1)の外周面と係合する平行な一対の案内ガイド(1e)を軸方向へ平行に形成した請求項1または2記載の配管継手用位置決め装置。
【請求項4】 前記基準部(1)に、それを主管(P1)の外周面に対して仮止するための仮止め手段(6)を設けた請求項1、2または3記載の配管継手用位置決め装置。
【発明の詳細な説明】【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば塩化ビニル管や鋳鉄管などのパイプを敷設するか又は埋設する施工に際し、主管の途中に方向変換用管継手を接続して途中から目標点へ後続する主管の向きを変えたり、或いは、主管の途中に分岐用管継手を接続して目標点へ向け枝管を配管接続する時に、管継手の位置を決めるために用いる配管継手用位置決め装置に関する【0002】
【従来の技術】主管の途中に方向変換用管継手を接続して途中から目標点へ後続する主管の向きを変える場合の施工は、管継手の傾斜角度に合わせて、この管継手が接続される主管の先端から基端までの長さ寸法である主管の継手入り込み長さと、該管継手から目標点までの長さ寸法である後続する主管の継手入り込み長さとを計測し、これらの長さに合わせて主管の先端と後続する主管を切断し、これらを配管接続している。また、主管の途中に分岐用管継手を接続して目標点へ向け枝管を配管する施工は、分岐用管継手の傾斜角度に合わせて、この管継手が接続される主管の先端から基端までの長さ寸法である主管の継手入り込み長さと、該管継手から目標点までの長さ寸法である枝管の継手入り込み長さとを計測し、これらの長さ合わせて主管の先端と枝管を切断し、これらを配管接続している。一方、これら管継手は、傾斜角度の異なるものが複数種類あり、例えば塩化ビニル管の場合には、傾斜角度が90度、60度、45度、30度、22.5度、11.25度と多種類ある。このように管継手の傾斜角度が異なった場合には、主管の継手入り込み長さと、後続する主管又は枝管の継手入り込み長さとが夫々変化するため、施工者は経験により現場状況に応じて、多種類の中から適当な傾斜角度の管継手を選択している。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし乍ら、このような従来の配管接続方法では、管継手の傾斜角度が異なると、主管の継手入り込み長さ及び後続する主管又は枝管の継手入り込み長さとが夫々変化するため、主管から目標点までの取り合いが難しくて管の切断位置を正確に把握できず、施工に時間を要すると共に、経験の少ない作業者や未経験者の場合には正確に配管接続できない恐れがあるという問題がある。
【0004】本発明のうち請求項1記載の発明は、管継手の傾斜角度に応じた主管の継手入り込み長さ及び管継手から目標点までの継手入り込み長さを測定可能にすることを目的としたものである。請求項2記載の発明は、請求項1に記載の発明の目的に加えて、基準部を主管の頂点位置に正確にセットすることを目的としたものである。請求項3記載の発明は、請求項1または2に記載の発明の目的に加えて、主管に対し基準部を置くだけで両者の軸方向を一致させることを目的としたものである。請求項4記載の発明は、請求項1、2または3に記載の発明の目的に加えて、主管の配管位置に関係なく一人で作業可能にすることを目的としたものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】前述した目的を達成するために、本発明のうち請求項1記載の発明は、主管に沿って軸方向へ移動自在に取り付けられる基準部と、この基準部に対して管継手の傾斜角度と夫々同じ角度となるように回動自在に連結した角度調整部と、目標点に向けて可視光線を照射する発光手段とを備え、上記角度調整部に発光手段を、その発光部から回転中心と目標点とを結ぶ直線方向へ可視光線が照射されるように配設し、これら基準部と角度調整部の表面には、使用する管継手に対応する継手入り込み位置が示された長さ表示部を設けたことを特徴とするものである。ここで、使用する管継手に対応する継手入り込み位置とは、管継手の接続口に夫々挿入された主管の先端位置及び目標点へ向かう管の先端位置である。請求項2記載の発明は、請求項1記載の発明の構成に、前記基準部又は角度調整部の表面に、主管の軸方向と直交する横方向の水平を検出するための水平器を設けた構成を加えたことを特徴とする。請求項3記載の発明は、請求項1または2記載の発明の構成に、前記基準部の裏面に、その軸方向へ延びて主管の外周面と係合する平行な一対の案内ガイドを軸方向へ平行に形成した構成を加えたことを特徴とする。請求項4記載の発明は、請求項1、2または3記載の発明の構成に、前記基準部に、それを主管の外周面に対して仮止するための仮止め手段を設けた構成を加えたことを特徴とする。
【0006】
【作用】請求項1の発明は、管継手の傾斜角度と同じに調整された基準部を主管の適宜位置に取り付け、角度調整部の発光手段から目標点に向けて可視光線を照射させ、この可視光線が目標点に当たるように主管の軸線に沿って基準部及び角度調整部を調整移動することにより、主管に対する管継手の正確な位置が決まって、基準部の長さ表示部に示された継手入り込み位置が、主管の継手入り込み位置に相当し、角度調整部の長さ表示部に示された継手入り込み位置が、管継手から目標点へ向けて接続される管の継手入り込み位置に相当するものである。請求項2の発明は、請求項1記載の構成に対して、前記基準部又は角度調整部の表面に、主管の軸方向と直交する横方向の水平を検出するための水平器を設けた構成を追加したので、水平器で主管の軸方向と直交する横方向への水平を検出することにより、基準部が主管の頂点位置に配置されたことが分かる。請求項3の発明は、請求項1または2記載の構成に対して、前記基準部の裏面に、その軸方向へ延びて主管の外周面と係合する平行な一対の案内ガイドを軸方向へ平行に形成した構成を追加したので、基準部の裏面を主管の外周面に載せて、平行な案内ガイドを主管の外周面に夫々突き当てて係合させることにより、主管の軸方向と基準部の軸方向が一致する。請求項4の発明は、請求項1、2または3記載の構成に対して、前記基準部に、それを主管の外周面に対して仮止するための仮止め手段を設けた構成を追加したので、基準部を仮止め手段で主管の外周面に緊結することにより、仮止めした基準部から作業者が手を離しても位置ズしたり落下しない。
【0007】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明する。この実施例は、図1〜図4に示す如く横方向へ配管された塩化ビニル管からなる主管P1の途中に、管継手として方向変換用管継手Cを接続することにより、その途中から目標点Tへ後続する主管P2の向きを変えて、上記主管P1に対する管継手Cの位置を決めるために配管継手用位置決め装置Aを取り付けた場合を示すものである。
【0008】上記配管継手用位置決め装置Aは、主管P1に沿って軸方向へ移動自在に取り付けられる基準部1と、この基準部1に対して管継手Cの傾斜角度と夫々同じ角度となるように回動自在に連結した角度調整部2と、目標点Tに向けて可視光線を照射する発光手段3とから構成される。
【0009】上記基準部1は、金属又は合成樹脂などで直線方向へ延び、図示例の場合には、図1〜図3に示す如く直線方向へ棒状に延びる設置棒1aと、その先端上面に固着した角度表示板1bとから構成される。これら設置棒1aと角度表示板1bとの接合面には、図3に示す如く主管P1の軸方向へ延びる係合溝1cを形成して嵌合すると共にビス1dで固着することにより、設置棒1a及び角度表示板1bをガタ付き不能に連結している。
【0010】上記基準部1の先端、即ち角度表示板1bには、その中央に後述する角度調整部2を回動自在に連結するための中心軸2aが配設されると共に、この中心軸2aを中心とした半円状の長孔2bを設ける。この半円状長孔2bの周囲には、上記中心軸2aを中心として、管継手Cの傾斜角度である例えば90度、60度、45度、30度、22.5度、11.25度と同じ角度位置に、夫々の角度位置を示す角度表示部2cが、中心軸2aを通る中心線を中心として線対称に設けられる。更に、上記半円状長孔2bには、後述する角度調整部2へ向けて突出する調整ネジ2cを、移動自在でに突設する。
【0011】この角度調整部2は、金属又は合成樹脂などで直線方向に延びる帯板状に形成し、その基端から角度表示板1bの中央に亘って上記中心軸2aを軸着することにより回転自在に支持される。これら角度調整部2の上記円弧状長孔2bと交差する箇所には、これら両者に亘って例えば回転不能なネジと蝶ナットや蝶ネジと回転不能なナットなどからなる調整ネジ2dを、円弧状長孔2bに沿って移動自在に挿通し、この調整ネジ2dを締め付けることにより、該角度調整部2が上記基準部1に対して管継手Cの傾斜角度と夫々同じ角度で固定できるようになっている。図示例では、角度調整部2の中間部に、角度表示板1b上の角度表示部2cを読み取れるように、窓孔2eを開穿している。
【0012】更に、上記角度調整部2の先端側には、目標点Tに向けて可視光線Rを照射する発光手段3が設け、その回転中心である中心軸2aと目標点Tとを結ぶ直線方向へ可視光線Rが照射されるように、上記発光手段3の発光部3aを配置する。この発光手段3は、本実施例の場合、例えば半導体レーザー素子を使用し、レーザー光線を照射して離れたところに赤い点を表示するレーザーポインターである。
【0013】そして、上記基準部1と角度調整部2の表面には、使用する管継手Cに対応する継手入り込み位置が示された長さ表示部4a,4bを設ける。ここで、使用する管継手Cに対応する継手入り込み位置とは、図1に示す如く管継手Cの接続口C2,C3に夫々挿入された主管P1の先端位置P1′及び後続する主管P2の先端位置P2′であり、口径が異なる管継手C毎に、管継手Cの基準位置C1から接続口C2に挿入された主管P1の先端位置まで長さ寸法L1と、管継手Cの基準位置C1から接続口C3に挿入された後続する主管P2の先端位置まで長さ寸法L2とを予め計測しておき、これら長さ寸法L1,L2と同じ寸法だけ中心軸2aから離れた位置に長さ表示部4a,4bを配置している。方向変換用管継手Cの場合には、その基準位置C1が中央に配置されるため、長さ寸法L1,L2は同寸法である。詳しく説明すれば、図2に示す基準部1の側面に配置された長さ表示部4aは、その位置関係で管継手Cの接続口C2に主管P1が挿入された場合の先端位置P1′を示し、図1に示す角度調整部2の表面に配置された長さ表示部4bは、その位置関係で管継手Cの接続口C3に後続する主管P2が挿入された場合の先端位置P2′を示している。図示例の場合には、長さ表示部4a,4bとして管継手Cの口径が100Aである場合のみを示しているが、別の口径を追加しても良い。
【0014】更に、前記基準部1又は角度調整部2の表面には、主管P1の軸方向と直交する横方向の水平を検出するための水平器5を設ける。本実施例では図1及び図2に示す如く、角度調整部2の表面に、その長手方向へ延びる管5a内で気泡5bが移動するタイプの水平器5を配設しており、基準部1に対して角度調整部2を90度に回動した状態で、水平器5の管5a内において気泡5bが中央となる水平に合わせることにより、基準部1が主管P1の頂点位置に配置されたことが分かる。
【0015】一方、前記基準部1の裏面、即ち設置棒1aの裏面には図3に示す如く、その軸方向へ延びる案内ガイド1e,1eを平行に形成し、これら案内ガイド1e,1eを主管P1の外周面に夫々突き当てて係合させることにより、主管P1の軸方向と基準部1の軸方向が一致する。
【0016】更に、前記基準部1を構成する設置棒1aには、それを主管P1の外周面に対して仮止するための仮止め手段6を設ける。この仮止め手段6は、本実施例の場合、設置棒1aの表面に突設した押さえ金具6aに通したゴムバンドであり、このゴムバンドを主管P1の外周面に沿って緊結することにより、この仮止めした基準部1から作業者が手を離しても位置ズしたり落下しない。従って、主管P1の配管位置が例えば天井などの高所や上下縦方向又は斜め方向へ配管されるなどの場合であっても、作業者は一人で、発光手段3からの可視光線Rが目標点Tに当たるように基準部1を主管P1の軸線に沿って調整移動できる。
【0017】更にまた、上記設置棒1aの表面には勾配計7を設け、この勾配計7により主管P1の勾配を測定して、所定の勾配になっているか確認したり、修正することが可能である。
【0018】次に、斯かる配管継手用位置決め装置Aの使用方法を手順に従って説明する。先ず、図4(a)に示す如く、基準部1に対して角度調整部2を90度に回動した状態で主管P1の適宜位置に置き、水平器5で主管P1の軸方向と直交する横方向への水平を検出する。これにより、基準部1が主管P1の頂点位置に配置されたことが分かる。
【0019】これと同時に図3に示す如く、基準部1の裏面に形成された平行な案内ガイド1e,1eを主管P1の外周面に夫々突き当てて係合させる。これにより、主管P1の軸方向と基準部1の軸方向が一致する。それらの結果、基準部1を主管P1の正確な位置に簡単にセットでき、管継手Cの正確な位置決めが可能となる。
【0020】この状態で、仮止め手段6のゴムバンドを主管P1の外周面に緊結すれば、基準部1が主管P1の外周面に対して仮止めされ、この仮止めした基準部1から作業者が手を離しても位置ズしたり落下する恐れはない。
【0021】その後、図4(b)に示す如く、傾斜角度が異なる多種類の管継手Cから現場状況に応じて作業者が選択した管継手Cの傾斜角度と同じになるように、角度調整部2を回動する。図示例の場合には、管継手Cの傾斜角度が30度であり、これに合わせて角度表示部2cの30度に角度調整部2に調整し、調整ネジ2dを締め付けて固定する。
【0022】この状態で、発光手段3を構成するレーザーポインターの発光部3aから目標点Tへ向け、可視光線Rとしてレーザー光線を照射させ、このレーザー光線Rが目標点Tに当たるように主管P1の軸線に沿って基準部1及び角度調整部2を調整移動する。
【0023】そして、図4(c)に示す如く、レーザー光線Rが目標点Tに当たれば、配管継手用位置決め装置Aの位置が主管P1に対して位置決めされたことになり、これは管継手Cが正確に位置決めされたことを意味する。即ち、この位置関係において、図2に示す基準部1の長さ表示部4aの30度に該当するマークは、管継手Cの接続口C2に主管P1が挿入された場合の先端位置P1′を示し、図1に示す角度調整部2の表面に配置されたの長さ表示部4bの30度に該当するマークは、管継手Cの接続口C3に後続する主管P2が挿入された場合の先端位置P2′を示している。
【0024】その結果、上記長さ表示部4aの30度マークにより、図1に示す如く主管P1の継手入り込み長さL3が測定可能となって、この継手入り込み長さL3と一致するように主管P1の先端を切断するか、或いは該30度マークと一致するように主管P1の先端部に切断マークを描いて直接切断する。更に、上記長さ表示部4bの30度マークにより、図1に示す如く後続する主管P2の継手入り込み長さL4が測定可能となって、この継手入り込み長さL4と一致するように後続する主管P2を切断する。
【0025】その後は、これら切断が完了した主管P1及び後続する主管P2と、選択した管継手Cを接続すれば、主管P1から目標点Tまで配管接続されて施工は完了する。
【0026】一方、図5に示すものは、本発明の他の実施例であり、このものは、前記方向変換用管継手Cに代えて分岐用管継手C′を主管P1の途中に接続することにより、後続する主管P2に代えて目標点Tへ向け枝管P3を配管接続する構成が、前記図1〜図4に示した実施例とは異なり、それ以外の構成は図1〜図4に示した実施例と同じものである。図示例の場合には、分岐用管継手C′の傾斜角度が45度であり、これに合わせて角度表示部2cの45度に角度調整部2に調整し、調整ネジ2dを締め付けて固定している。
【0027】その結果、図5に示すものは、前記図1〜図4に示した実施例と同様の手順に従って作業すれば、長さ表示部4aの45度マークにより、主管P1の継手入り込み長さL3が測定可能となって、主管P1先端の切断位置が決まると共に、長さ表示部4bの45度マークにより、枝管P3の継手入り込み長さL3が測定可能となって、枝管P3の切断位置が決まる以外は図1〜図4に示した実施例と同じである。
【0028】尚、前示実施例では、塩化ビニル管からなる主管P1の途中に、管継手として方向変換用管継手C又は分岐用管継手C′を接続したが、これに限定されず、主管P1が鋳鉄管や下水本管などの他のパイプであっても同様であると共に、方向変換用管継手Cや分岐用管継手C′に代えて、管継手を一体に連設した排水升など、管継手が連設されたものであれば、同様に使用できる。また、仮止め手段6のゴムバンドで構成したが、これに限定されず、基準部1を主管P1の外周面に対して仮止できれば他のものであっても良い。
【0029】
【発明の効果】以上説明したように、本発明のうち請求項1記載の発明は、管継手の傾斜角度と同じに調整された基準部を主管の適宜位置に取り付け、角度調整部の発光手段から目標点に向けて可視光線を照射させ、この可視光線が目標点に当たるように主管の軸線に沿って基準部及び角度調整部を調整移動することにより、主管に対する管継手の正確な位置が決まって、基準部の長さ表示部に示された継手入り込み位置が、主管の継手入り込み位置に相当し、角度調整部の長さ表示部に示された継手入り込み位置が、管継手から目標点へ向けて接続される管の継手入り込み位置に相当するので、管継手の傾斜角度に応じた主管の継手入り込み長さ及び管継手から目標点までの継手入り込み長さを測定可能にできる。従って、主管から目標点までの取り合いが難しくて施工に時間を要する従来の配管接続方法に比べ、経験に関係なく誰にでも簡単に管の切断位置を把握でき、施工時間を短縮化できると共に、経験の少ない作業者や未経験者でも正確に配管接続できる。
【0030】請求項2の発明は、請求項1の発明の効果に加えて、水平器で主管の軸方向と直交する横方向への水平を検出することにより、基準部が主管の頂点位置に配置されたことが分かるので、基準部を主管の頂点位置に正確にセットできる。従って、基準部を正確な位置に簡単にセットでき、管継手の正確な位置決めが可能となる。
【0031】請求項3の発明は、請求項1または2の発明の効果に加えて、基準部の裏面を主管の外周面に載せて、平行な案内ガイドを主管の外周面に夫々突き当てて係合させることにより、主管の軸方向と基準部の軸方向が一致するので、主管に対し基準部を置くだけで両者の軸方向を一致できる。従って、基準部を主管の正確な位置に簡単にセットでき、管継手の正確な位置決めが可能となる。
【0032】請求項4の発明は、請求項1、2または3の発明の効果に加えて、基準部を仮止め手段で主管の外周面に緊結することにより、仮止めした基準部から作業者が手を離しても位置ズしたり落下しないので、主管の配管位置に関係なく一人で作業できる。
【出願人】 【識別番号】599147241
【氏名又は名称】株式会社二光設備
【出願日】 平成11年10月19日(1999.10.19)
【代理人】 【識別番号】100068607
【弁理士】
【氏名又は名称】早川 政名 (外3名)
【公開番号】 特開2001−116167(P2001−116167A)
【公開日】 平成13年4月27日(2001.4.27)
【出願番号】 特願平11−297114