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【発明の名称】 ガスメータ接続用連結管
【発明者】 【氏名】堤 千秋

【氏名】佐藤 文隆

【要約】 【課題】ガスメータ接続作業の軽減、作業性向上、配管周りの美感の向上、ガスメータ設置強度を高めて接続部からの破損や漏れのない、安全性を高めたガスメータ接続用連結管を提供する。

【解決手段】外面に耐食性皮膜22を被覆した自立管を逆U字状に曲げてベント管25を形成し、一端部にガスメータの口金と接続するナット26を係合し、他端部に配管と接続するナット27を係合し、配管とガスメータ間を接続するガスメータ接続用連結管である。ベント管の両端部外周面の環状凹溝24にスナップリング28を装着してナットを係合し、また端部にテーパ面24を設けてナット締付け力を大にし耐火性能を確保した。ガスメータ口金40との接続部は、管端内周面と口金内周面とに望む案内筒31、32と中央部に鍔33を有すガイドコア30を装着して接続する。配管との接続部は、配管端部と接続するねじ継手51にナット27を螺合して接続する。
【特許請求の範囲】
【請求項1】 少なくとも外面に耐食性皮膜を被覆した自立管を曲げて逆U字状のベント管を形成し、該ベント管の端部に夫々ナットを係合し、一端側のナットはガスメータの口金と螺合し、他端側のナットは配管と接続する継手と螺合し、地中から立ち上がる配管と地上に設置するガスメータ間を接続することを特徴とするガスメータ接続用連結管。
【請求項2】 前記耐食性皮膜は耐候性を有する合成樹脂皮膜であることを特徴とする請求項1記載のガスメータ接続用連結管。
【請求項3】 前記耐食性皮膜は溶融亜鉛メッキであることを特徴とする請求項1記載のガスメータ接続用連結管。
【請求項4】 前記耐食性皮膜はナイロンコーティング皮膜であることを特徴とする請求項1記載のガスメータ接続用連結管。
【請求項5】 前記ベント管の端部に内面から端部に向かって拡径するテーパ面を形成し、前記ベント管に係合したナットで該ベント管の端部を押し付けて金属面同士で当接するようにしたことを特徴とする請求項1乃至4記載のガスメータ接続用連結管。
【請求項6】 前記ベント管の端部内周に鍔部材を固定し該鍔部材の鍔で前記ナットを係合したことを特徴とする請求項1乃至5記載のガスメータ接続用連結管。
【請求項7】 前記鍔部材はベント管の内周に望む管筒とガスメータ口金の内周に望む口金筒と中央部に鍔とを有し、該口金筒と鍔にパッキンを装着してガスメータの口金に接続することを特徴とする請求項1乃至6記載のガスメータ接続用連結管。
【請求項8】 前記ベント管の他端側配管との接続部は、配管の端部と接続する継手に前記ナットに螺合するおねじを形成し、該おねじに前記ナットを螺合して配管と接続することを特徴とする請求項1乃至7記載のガスメータ接続用連結管。
【発明の詳細な説明】【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば埋設配管から立ち上がるガス管と地上に設置するガスメータとを接続するためのガスメータ接続用連結管に関する。
【0002】
【従来の技術】都市ガスを使用している各家庭のガスの使用量を検出するためにガスメータが使用されており、ガスメータ周りの配管が種々行われている。その代表的な一例を図3で示す。この従来例では供給元の埋設管より立ち上げられた一次側のガス管1と供給先の建家内に配管する二次側立ち下げ管2を建家の外壁3又は埋設部の補強ブロック4に支持金具5で固定して、一次側立ち上げ管1の途中には元栓6を配管し、この一次側と二次側のガス管1、2の上部にメスオスエルボ継手7やエルボ継手8、自在継手9等を組み合わせて立ち上げ管1と立ち下げ管2の前側でガスメータ10上部の流入口11と流出口12に接続しガスメータ10を吊り下げ支持して配管固定するものである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記従来のガスメータ10周りの配管では、ガスメータ10と接続するまでに多くの継手を要し、また接続部が多く、外観上きれいに芯出し配管するのに熟練した技術を要していた。また接続部分が多いため、多くの配管時間を要し、接続部からの破損や漏れの恐れもあった。本発明は上記の問題点を解消して、ガスメータ接続作業の軽減、作業性向上、配管周りの美感の向上、ガスメータ設置強度を高めて接続部からの破損や漏れのない、安全性を高めたガスメータ接続用連結管を提供するものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明の要旨は、少なくとも外面に耐食性皮膜を被覆した自立管を曲げて逆U字状のベント管を形成し、該ベント管の端部に夫々ナットを係合し、一端側のナットはガスメータの口金と螺合し、他端側のナットは配管と接続する継手と螺合し、地中から立ち上がる配管と地上に設置するガスメータ間を接続することを特徴とするガスメータ接続用連結管である。
【0005】上記において耐食性皮膜は耐候性を有する合成樹脂皮膜であることを特徴とする。上記において耐食性皮膜は溶融亜鉛メッキであることを特徴とする。上記において耐食性皮膜はナイロンコーティング皮膜であることを特徴とする。
【0006】上記において、前記ベント管の端部に内面から端部に向かって拡径するテーパ面を形成し、前記ベント管に係合したナットで該ベント管の端部を押し付けて金属面同士で当接するようにしたことを特徴とするガスメータ接続用連結管である。上記において、ベント管の端部内周に鍔部材を固定し該鍔部材の鍔で前記ナットを係合したことを特徴とするガスメータ接続用連結管である。
【0007】上記において鍔部材は、ベント管の内周に望む管筒とガスメータ口金の内周に望む口金筒と中央部に鍔とを有し、該口金筒と鍔にパッキンを装着してガスメータの口金に接続することを特徴とするガスメータ接続用連結管である。上記においてベント管の他端側配管との接続部は、配管の端部と接続する継手に前記ナットに螺合するおねじを形成し、該おねじに前記ナットを螺合して配管と接続することを特徴とするガスメータ接続用連結管である。
【0008】
【作用】本発明は上記の構成であって、逆U字状に曲げられたベント管の端部にナットを係合させているから、下部の配管と上部のガスメータ間の接続はナットを締めるだけで行え、通常のねじ込み継手の様に管自体を回転させる必要が無く、容易に接続できる。また、予め曲げられたベント管を用いているから、接続個所が最小限で施工が容易で配管仕上がり状態もきれいに配管できる。また外面は耐食性の皮膜を形成しているので、腐食の問題が無く、自立管で設けてあるからガスメータを吊り下げ状態で支持固定配管ができる。
【0009】ベント管の端部は端部内面に設けたテーパ面により、ナットで締めつけられるベント管端部の接触面積が小さくなって、単位接触面積当たり締めつけ圧力が大きくなり金属面同士でのシールが果たされる。このためパッキンによるシールと併せて2重シールとなり、また万一の火災時のパッキンが消失した場合での安全性を確保する。
【0010】ベント管の端部内周に鍔部材を固定することにより、鍔部材の鍔をナットに係合してベント管にナットを係合させることができる。鍔部材は、ベント管の内周に望む管筒とガスメータ口金の内周に望む口金筒と中央部に鍔とを有し、口金筒と鍔にパッキンを装着してガスメータの口金に接続するから、ベント管とガスメータ口金とは正確に軸芯が合致し、確実容易に正しく接続が行える。ベント管の他端側配管との接続部は、配管の端部と接続する継手におねじを形成して、ナットを螺合するから、ナットを締めつけるだけで接続できる。この場合もベント管の端部内周にテーパ面を設けてあることによって、単位接触面積当たりのナットで締めつける締付け圧が大きくなり、金属面同士のシールが果たされ、万一の場合の耐火シール性能を果たす。
【0011】
【実施例】以下本発明の実施例を図1ないし図3を参照して説明する。図1は本発明の一実施例を示すガスメータ接続用連結管20を示す。ガス配管用鋼管21の外面にナイロンコーティング22を施し、両端部外面に鋼管21に達する環状溝23、23を加工し、また両端部内面に端部に向かって拡がるテーパ面24、24を加工して、ベンダー機で一方の側を半径約40Rで曲げ加工し、ベント管25を設けてある。テーパ面24、24は端面が鋭利になるように設けるとナット26で締付けたときの単位接触面積当たりの締付け圧が大きくなり、金属面同士でのシールが果たされるのでOリング35、55でのシールと併せて2重シールとなり、また耐火災性能を確保できる。ナイロンコーティング22は鋼管21に密着して被覆され耐候性に優れており、長期の耐食性を有する。尚、ナイロンコーティングに代えて他の耐食性合成樹脂被膜でも良く、また金属メッキ等の耐食性被膜であっても良い。
【0012】このベント管25の端部にナット26、27を通して、前記環状溝23、23に鋼製のスナップリング28、28を嵌着し、スナップリング28によってベント管25にナット26、27を係合する。ナット26はガスメータ40の口金に螺合締結される。このベント管の端部接続部に鍔部材30を装着して接続してある。鍔部材30は、ベント管端部内面に望む管筒31とガスメータ口金40の内面に望む口金筒32を有し、この中央部に鍔33を設けてあり、管筒31の外面にOリング35と口金筒32の外面にガスケット34を装着して、ベント管25端部と口金40との間を密封シールする。鍔部材30の装着によってベント管25とガスメータ口金40との芯が正確に合致し、ナット26を正確に且つ容易に口金40に螺合締結できる。
【0013】尚上記において、鍔部材30とOリング35を省略して、ベント管25の端部と口金40との間にガスケット34を装着した状態でナット26を口金40に螺合締結しても良い。この場合、ベンド管の端部内面にテーパ面24を設けてあるので、ガスケット34との接触面積が少なく、単位面積当たりの締付け接触圧力が大きくなるのでシール性がよく確実にシールが果たされる。
【0014】他方配管50との接続部は、配管50と螺合するねじ継手51が接続される。ねじ継手51の一端が配管50の雄ねじに接続する雌ねじ52と、他端がナット27に螺合する雄ねじ53とを有し、雄ねじ53の端部はベント管25の端部内面に望む案内筒54を設けてある。案内筒54にOリング55を装着してベント管25の端部内面に設けたテーパ面24でOリング55を圧縮しシール接続される。この場合もテーパ面24は端部の鋼管21の外面まで延びて、先端が鋭利な突起状になって案内筒54の段部に締めつけられるので、金属面同士のシールが果たされ、Oリング55でのシールと併せて2重シールとなり、またOリング55が消失した場合でのメタルシールが果たされ、耐火災シール性能を確保する。尚、上記においてベント管25とナット26、27の係合は、上記に限らず別の手段、例えばベント管25にナットを挿入後、ベント管25の端部を拡径してナット26、27と係合しても良く、簡単部外面にナットに係合する突起物を溶接して設けても良い。
【0015】図2は本発明の別の実施例を示すガスメータ接続用連結管20を示す。前記実施例と異なる部分は特にガスメータの口金40と接続する部分である。本実施例における口金40に接続するナット26とベント管25との係合は、前記実施例のスナップリング28に代えて、ベント管25の端部内面に設けた雌ねじ29に、鍔部材30の管筒31に設けた雄ねじ36を螺合して固定してある。この場合もベント管25の端部内面にはテーパ面24を設け、管筒31の外面にOリング35を装着してベント管のテーパ面25との間でシールしている。また口金筒32はガスメータの口金40内面に望み、口金との軸芯が合致するようにしている。尚、ベント管の端部内面に鍔部材30を点溶接して固定しても良い。他端側配管50との接続部は前記実施例とほぼ同様で、本実施例では配管50側との接続部を雄ねじ56で行うようにしている。
【0016】
【発明の効果】以上説明の通り本発明のガスメータ接続用連結管は、ガスメータとの接続、支持固定を最小限の接続個所で行え、また両接続部にナットを係合しているので相手の雄ねじに螺合するだけで容易に接続でき、配管した後の仕上がり状態もきれいに行え、万一の火災時のシール性能も確保している。また外面には耐食性皮膜を形成しているので長期に亘って耐食性能を保持し、安定したシール性能が実現できる。
【出願人】 【識別番号】000005083
【氏名又は名称】日立金属株式会社
【識別番号】000220262
【氏名又は名称】東京瓦斯株式会社
【出願日】 平成11年10月4日(1999.10.4)
【代理人】
【公開番号】 特開2001−108178(P2001−108178A)
【公開日】 平成13年4月20日(2001.4.20)
【出願番号】 特願平11−282513