| 【発明の名称】 |
配管支持具 |
| 【発明者】 |
【氏名】笹本 茂郎
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| 【要約】 |
【課題】一対の管支持バンド、固定部材、及びこれらを一体化するための連結部材からなる配管支持具の製作を簡略化し、コスト低減を行うため、固定部材の構成部品を簡素化することである。
【解決手段】固定部材5において、ネジ軸14等の取付け部材を直接円形の固定板10の片面に取付けて壁面等の固定部分に取り付ける固定ベース17を形成し、この固定ベースの他の片面に、連結部材6によって上記管支持バンド4の挟持部8に連結する長方形の支持板10を取付けることにより、固定部材5の構成部品を固定ベース17と支持板10の二つの部材とする構成を採用したのである。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】 一対の管支持バンド、固定部材、及びこれらの連結部材からなり、上記管支持バンドは配管の周りを抱持する半円弧状の抱持部とその抱持部の一端に設けられた挟持部を有し、上記固定部材の端部に各管支持バンドの挟持部を重ね、上記連結部材により連結して上記の管支持バンドと固定部材を一体化するようにした配管支持具において、上記の固定部材が、上記管支持バンドの挟持部に重ねて上記連結部材により固定される支持板と、固定板の片方の面に取付け部材を設けた固定ベースからなり、上記支持板を上記固定板の他方の面に取付けたことを特徴とする配管支持具。 【請求項2】 上記取付け部材がネジ軸である請求項1に記載の配管支持具。
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【発明の詳細な説明】【0001】 【発明の属する技術分野】この発明は、各種プラントの配管、排水管、縦樋等の各種配管を壁面等の固定部分で支持するために用いる配管支持具に関するものである。 【0002】 【従来の技術】上記のような配管支持具は、図5に示すように、一般に左右の一対の管支持バンド4、固定部材5、及びボルトとナットで構成される連結部材6とからなっている。各管支持バンドは鋼材により形成され、配管の周りを抱持する半円弧状の抱持部7とその抱持部7の一端に半径方向外向きに設けられた挟持部8と、該抱持部7の他端に設けられた連結部9、9’とからなる。 【0003】固定部材5は、図6に示すように、長方形の支持板10、円形の固定板12、及び円形のフランジ13を溶接等により取付けたネジ軸14からなる。上記固定部材5は、図5及び図7に示すように、支持板10の一端の取付け足部15を、円形の固定板12及びネジ軸14のフランジ13に設けられた四角形の取付け穴16、16’に差込み、足部15の端面を押し広げて留めることにより固定して一体化される。円形の固定板12は、固定部材5が壁面等の固定部分に取付けられたときに、座金の役割をなす。 【0004】そして、固定部材5のネジ軸14を壁面等の固定部分に取付けて固定しておき、配管の周りに管支持バンド4を装着すると共に、固定部材5の支持板10に各管支持バンド4の挟持部8を重ね、支持板10に設けた長穴11を通して、両者をボルト・ナットで構成される連結部材6によって、上記管支持バンドを上記固定部材5に締結する。 【0005】 【発明が解決しようとする課題】しかし、上記のような固定部材5の構成では、円形のフランジ13は、支持板10と共に、ネジ軸を上記固定板12に取付ける際の継手の役割を果たすのみで、固定部材5の壁面等の固定部分への取付けや、配管支持具1の構成部材としての上記の各配管の支持機能に対しては、殆ど寄与していない。しかるに、上記のフランジ13を有するネジ軸14の一体成形は難しく、ネジ軸14をフランジ13に溶接等により取付ける構造とする必要があるため、製作に手間を要し、また、固定部材5自体も、その構成に支持板10、固定板12、及びフランジ13付きネジ軸14の三つの部材を要し、組立てが煩雑である。 【0006】そこで、この発明の課題は、上記の配管支持具の製作工程を簡略化してコストの低減をはかるため、上記の固定部材の構成部品を簡素化することである。 【0007】 【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するために、この発明では、固定部材5において、円形のフランジ13を省き、ネジ軸14等の取付け部材を直接円形の固定板12の片面に取付けて固定ベースを形成し、この固定ベースの他の片面に上記支持板10を取付ける構成を採用したのである。 【0008】このような構成により、固定部材5の構成部品は、上記固定ベースと上記支持板の二つの部材に減り、簡素化されて組立てがより容易となる。その結果、配管支持具の製作工程が簡略化及びコストの低減に寄与できる。 【0009】 【発明の実施の形態】以下、この発明の実施形態を図1乃至図4に基づいて説明する。 【0010】図1に示すように、配管支持具1は垂直の壁面2に固定に固定され、その壁面2に沿って配置された縦樋等の配管3を支持する。この配管支持具1は、図2に示すように、一般に左右の一対の管支持バンド4、固定部材5、及びボルトとナットで構成される連結部材6とからなっている。各管支持バンド4は鋼材により形成され、配管の周りを抱持する半円弧状の抱持部7とその抱持部7の一端に半径方向外向きに設けられた挟持部8と、該抱持部7の他端に設けられた連結部9、9’とからなる。 【0011】固定部材5は、図3に示すように、円形の固定板12にネジ軸14を取付けた固定ベース17と長方形の支持板10とからなる。ネジ軸14は溶接等によって、固定板12の中心部に垂直に取付けられ、この固定板12は、上記支持板10を取付けるための四角形状の取付け穴16を加工した後、その周縁部で接触するようにして壁面等の固定部分への取付けを容易とするため、プレス加工等によって、図4に示すように、同心円状に窪みを有する形状に成形され、固定ベース17が形成される。 【0012】上記のプレス加工はネジ軸14を取付ける前に行い、その後に上記ネジ軸14を取付けてもよい。 【0013】図2及び図4に示すように、支持板10の一端の取付け足部15を固定ベース17の円形の固定板12に設けられた四角形状の取付け穴16に差込み、取付け足部15の端面を押し広げてかしめ留めすることにより、支持板10は固定板12に固定されて、固定部材5が形成される。支持板10は、溶接等によって固定板12に取付けてもよい。 【0014】上記固定部材5のネジ軸14を壁面等の固定部分に取付けて固定しておき、配管の周りに上記管支持バンド4を装着すると共に、固定部材5の支持板10に各管支持バンド4の挟持部8を重ね、支持板10に設けた長穴11を通して、両者をボルト・ナットで構成される連結部材6によって、管支持バンド4と固定部材5とが一体化され、上記の各配管が支持されるのである。 【0015】上記の構成によれば、固定部材5の構成部品は、円形の固定板12にネジ軸14を取付けた固定ベース17と管支持バンド4の挟持部8に連結される長方形の支持板10の二つの部材でよく、簡素化されて、組立てがより容易となる。その結果、配管支持性能を損なうことなく、配管支持具の製作工程が簡略化され、コストが低減される。 【0016】なお、上記固定板12に取付ける上記取付け部材は、先端にアンカー部を有する、又はテーパを有する等の取付け部材であってもよい。 【0017】また、上記配管支持具の材質として、ステンレス鋼等の鋼材、アルミニウム合金等の非鉄金属、硬質塩化ビニル等の強度の高い合成樹脂のいずれをも用いることが可能である。 【0018】 【発明の効果】以上のように、この発明によれば、配管支持具の固定部材の構成部品は、管支持バンドの挟持部に重ねて連結部材によって固定される支持板と円形の固定板にネジ軸等の取付け部材が取付けられた固定ベースの二つの部材に減って簡素化され、上記固定部材の組立てがより容易となる。その結果、配管支持性能を損なうことなく、配管支持具の製作工程が簡略化され、コストが低減される利点がある。
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| 【出願人】 |
【識別番号】595071922 【氏名又は名称】笹本 茂郎
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| 【出願日】 |
平成11年10月4日(1999.10.4) |
| 【代理人】 |
【識別番号】100074206 【弁理士】 【氏名又は名称】鎌田 文二 (外2名)
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| 【公開番号】 |
特開2001−108149(P2001−108149A) |
| 【公開日】 |
平成13年4月20日(2001.4.20) |
| 【出願番号】 |
特願平11−282567 |
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