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【発明の名称】 通信ケーブル管用継手構造
【発明者】 【氏名】保田 秋生

【要約】 【課題】安価で、安全に短時間で作業ができ、パイプの接続作業が容易に行え、パイプの引き抜けとエアー漏れのない通信ケーブル管用継手構造を提供することを目的とする。

【解決手段】シール材2を介して、内周面にテーパ面3aを有するスペーサ3を、締付押しリング4にて締め付けて、スペーサ3のテーパ面3aにて抜止リング5を縮径させる構造としたものである。
【特許請求の範囲】
【請求項1】 シール材2を介して、内周面にテーパ面3aを有するスペーサ3を、締付押しリング4にて締め付けて、上記スペーサ3のテーパ面3aにて抜止リング5を縮径させる構造としたことを特徴とする通信ケーブル管用継手構造。
【請求項2】 通信ケーブル管としての被接続用パイプ1の端部を挿入する円筒状筒体6と、該筒体6に螺合する締付押しリング4と、を備え、該締付押しリング4を螺進させることで、シール材2を介して、内周面にテーパ面3aを有するスペーサ3を押圧し、該スペーサ3のテーパ面3aにて抜止リング5を縮径させ、パイプ1の端部を締め付けるよう構成したことを特徴とする通信ケーブル管用継手構造。
【請求項3】 通信ケーブル管としての被接続用パイプ1の端部を挿入する円筒状筒体6と、該筒体6に螺合する締付押しリング4と、を備え、該締付押しリング4を螺進させて締め込むことで、シール材2を介して、内周面にテーパ面3aを有するスペーサ3を押動した締込完了状態で、自由状態ではパイプ1の外径よりも小さい内径を有する抜止リング5が、パイプ1を挿入されて拡径自在となるように上記スペーサ3の内方に配設されると共に、パイプ1の引き抜きの際、拡径された上記抜止リング5が、上記スペーサ3のテーパ面3aにて径方向内方へ押圧されて、パイプ1の端部を締め付けるよう構成したことを特徴とする通信ケーブル管用継手構造。
【請求項4】 抜止リング5の内周面にテーパ面5bを設け、該テーパ面5bにてパイプ1の挿入をガイドするよう構成した請求項1,2又は3記載の通信ケーブル管用継手構造。
【請求項5】 締付押しリング4の外端の外周面に、端部方向へ縮径するテーパ面4aを形成した請求項1,2,3又は4記載の通信ケーブル管用継手構造。
【発明の詳細な説明】【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、通信ケーブル管用継手構造に係り、特に、情報ボックスの光ファイバー埋設向けのポリエチレン管(被接続用パイプ)等の通信ケーブル管に好適な継手構造に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、継手本体に組み込まれたヒーター等を加熱することで、被接続パイプを継手本体に熱融着により接続するエレクトリック・フュージョン接続(EF接続)が広く用いられている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の継手構造では、継手本体にヒーター等を組み込んでいるため高価なものとなる。また、ヒーターの熱融着にかかる時間が長く、パイプ表面の劣化層を削り落とす処理が必要となり、接続作業に多くの手間を必要としている。さらに、作業のやり直しや補修の際、熱融着したパイプは交換できず、不便である。
【0004】そこで、本発明は、安価で、安全に短時間で作業ができ、パイプの接続作業が容易に行え、パイプの引き抜けとエアー漏れのない通信ケーブル管用継手構造を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上述の目的を達成するために、本発明に係る通信ケーブル管用継手構造は、シール材を介して、内周面にテーパ面を有するスペーサを、締付押しリングにて締め付けて、上記スペーサのテーパ面にて抜止リングを縮径させる構造としたものである。
【0006】また、通信ケーブル管としての被接続用パイプの端部を挿入する円筒状筒体と、該筒体に螺合する締付押しリングと、を備え、該締付押しリングを螺進させることで、シール材を介して、内周面にテーパ面を有するスペーサを押圧し、該スペーサのテーパ面にて抜止リングを縮径させ、パイプの端部を締め付けるよう構成したものである。
【0007】また、通信ケーブル管としての被接続用パイプの端部を挿入する円筒状筒体と、該筒体に螺合する締付押しリングと、を備え、該締付押しリングを螺進させて締め込むことで、シール材を介して、内周面にテーパ面を有するスペーサを押動した締込完了状態で、自由状態ではパイプの外径よりも小さい内径を有する抜止リングが、パイプを挿入されて拡径自在となるように上記スペーサの内方に配設されると共に、パイプの引き抜きの際、拡径された上記抜止リングが、上記スペーサのテーパ面にて径方向内方へ押圧されて、パイプの端部を締め付けるよう構成したものである。
【0008】また、抜止リングの内周面にテーパ面を設け、該テーパ面にてパイプの挿入をガイドするよう構成したものである。また、締付押しリングの外端の外周面に、端部方向へ縮径するテーパ面を形成したものである。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、実施の形態を示す図面に基づき、本発明を詳説する。
【0010】図1〜図5は、本発明に係る通信ケーブル管用継手構造の実施の一形態を示し、本発明は、塩化ビニール管やポリエチレン管等の樹脂管や、合成樹脂被覆鋼管等から成るパイプ(通信ケーブル管)1を接続するのに用いられる。そして、パイプ1内部に、通信ケーブル(光ファイバーケーブル等)をエアーにて通線し、通信ケーブルをこのパイプ(通信ケーブル管)1にて保護する。本発明は、特に、情報ボックスの光ファイバー埋設向けのポリエチレン管に好適である。
【0011】そして、シール材2を介して、内周面にテーパ面3aを有するスペーサ3を、締付押しリング4にて締め付けて、スペーサ3のテーパ面3aにて抜止リング5を縮径させる構造としたことを特徴とする。
【0012】具体的に述べると、被接続用パイプ1の端部を挿入する円筒状筒体6と、筒体6に螺合する締付押しリング4と、を備え、締付押しリング4を螺進させることで、シール材2を介して、内周面にテーパ面3aを有するスペーサ3を押圧し、スペーサ3のテーパ面3aにて抜止リング5を縮径させ、パイプ1の端部を締め付けるよう構成したものである。
【0013】筒体6は、(樹脂又は金属製の)円筒状であり、端部を開口して、パイプ1の端部を挿入可能に形成している。さらに、両端部を開口しているため、両側よりパイプ1を挿入(接続)可能なソケット体となる。また、筒体6の中途部の内周面には、環状の内鍔部7が設けられ、パイプ1の端部が当接するよう形成され、パイプ1が必要以上に挿入されないようになっている。さらに、筒体6の内周面には、その開口端と内鍔部7の間に、径方向内方に突出状の段周部10が設けられ、筒体6の内周面が、その開口端から内鍔部7まで、順次、階段状に縮径するよう構成されている。そして、パイプ1の端面は、挿入の際、この段周部10に当接せずに、内鍔部7の側面に当接する。即ち、内鍔部7の内径は、パイプ1の外径よりも小さく、段周部10の内径は、パイプ1の外径以上となる。なお、内鍔部7側を軸心方向内方側とし、パイプ1挿入側を軸心方向外方側と定義する。
【0014】締付押しリング4は、(樹脂又は金属製の)短円筒状であり、その外周面は、筒体6の開口側の内周面と螺合している。即ち、締付押しリング4は、雄ネジとなる。また、締付押しリング4の軸心方向外方の外周端面には、径方向外方の環状の外鍔部8が設けられ、筒体6の開口端面に当接して、締付押しリング4が必要以上に螺進しないよう形成されている。
【0015】また、締付押しリング4の外端の外周面に、端部方向(外方向)へ縮径するテーパ面4aを形成している。具体的に述べると、締付押しリング4の外端の外鍔部8の外周面に、軸心方向外方へ縮径するテーパ面4aを設けている。従って、このテーパ面4aにより、地中に敷設されたボディー管───このボディー管内部に、多数のパイプ1…を接続した連結管(通信ケーブル管)を、複数本挿入している───内部に、連結管(通信ケーブル管)を引き込み(押し込み)挿入する際、他の連結管(通信ケーブル管)の締付押しリング4や筒体6等に引っ掛けず───即ち、継手同士が引っ掛からず───に挿入することができる。
【0016】シール材2は、Oリング等の環状のパッキン体で、締付押しリング4の軸心方向内方に配設されると共に筒体6に内嵌されおり、パイプ1と筒体6の間の密封作用をなす。また、スペーサ3は、(樹脂又は金属製の)リング状であり、その(軸心方向内方の)内周面が、軸心方向外方へ縮径するテーパ面3aを有し、シール材2の軸心方向内方に配設されると共に筒体6に内嵌されている。
【0017】このように、締付押しリング4を螺進させることで、シール材2を介して、スペーサ3が軸心方向内方へ移動するよう構成されている。そして、図1に示すように、締付押しリング4とシール材2とスペーサ3は、挿入されたパイプ1に外嵌可能となる。
【0018】抜止リング5は、(樹脂又は金属製の)Cリング等の軸心方向の切れ目9のあるリング体で、切れ目9を相互に接近・離間させることで、弾発付勢して、縮径・拡径自在となるよう形成されている。そして、抜止リング5は、スペーサ3の軸心方向内方に配設されると共に筒体6に内嵌されており、筒体6の段周部10の軸心方向外方に配設され、自由状態の抜止リング5の軸心方向内方の端面が、段周部10の側面に当接して、抜止リング5の軸心方向内方への動きを抑制している。また、抜止リング5の(軸心方向外方の)外周面は、軸心方向外方へ縮径するテーパ面5aを有し、かつ、抜止リング5の(軸心方向外方の)内周面は、軸心方向外方へ拡径するテーパ面5bを有している。さらに、抜止リング5の内周面には、環状突条部11が軸心方向に複数個設けられている。
【0019】また、自由状態の抜止リング5の内径は、パイプ1の外径よりも小さく形成され、図1の状態から、さらにパイプ1を挿入していくと、図2(イ)に示すように、パイプ1の外周先端角部が、抜止リング5のテーパ面5bに当接し、さらに、図2(ロ)に示すように、パイプ1が、テーパ面5bに摺接すると共に、テーパ面5bを押圧して抜止リング5を拡径させ、図2(ハ)に示すように、パイプ1が、抜止リング5に挿入される。なお、拡径された抜止リング5は、弾発付勢しており、挿入されたパイプ1に、締付力を加えている。さらに、環状突条部11…にて、パイプ1の仮の抜止めを確実に行う。
【0020】このように、抜止リング5のテーパ面5bにてパイプ1の挿入をガイドする。即ち、テーパ面5bにて、抜止リング5は、拡径されてパイプ1に外嵌し易く誘導案内される。
【0021】そして、図3に示すように、パイプ1を、パイプ1の先端面が筒体6の内鍔部7の側面に当接するまで、挿入させて、パイプ1の挿入完了状態となる。なお、抜止リング5は、筒体6の段周部10の側面に当接して、軸心方向内方への動きを抑制されるため、抜止リング5の全体(即ち、内周面の全ての環状突条部11…)で、パイプ1の端部を確実にとらえて締め付けることができる。
【0022】そして、図4(イ)に示すように、締付押しリング4を螺進させていくと、締付押しリング4とシール材2とスペーサ3とが一体となって、軸心方向内方へ移動し、スペーサ3が抜止リング5に当接する。そして、図4(ロ)に示すように、スペーサ3のテーパ面3aが、抜止リング5のテーパ面5aを、軸心方向内方へ(抜止リング5が縮径するように)押圧し、抜止リング5がパイプ1を締め付けて、環状突条部11…が、パイプ1の外周面に食い込み、図4(ハ)と図5に示すように、パイプ1の締付接続完了状態となる。そして、このパイプ接続完了状態では、環状突条部11…の食い込みにより、パイプ1の抜止が防止されると共に、シール材2が弾性変形して、筒体6とパイプ1の間の密封性を高めている。
【0023】このように、締付押しリング4を螺進させるだけで、パイプ1を接続完了でき、パイプ1の引き抜けがなく、エアー漏れのないものとなる。
【0024】さらに、パイプ1に引抜力が掛かった場合は、パイプ1に食い込んでいる抜止リング5が、軸心方向外方へ引っ張られ、(スペーサ3の径方向内方へ入り込むように)スペーサ3を押圧する。言い換えると、抜止リング5のテーパ面5aが、スペーサ3のテーパ面3aの縮径方向に誘導され、抜止リング5が、スペーサ3にて、さらに、縮径されるよう押圧され、パイプ1を一層強く締め付ける。また、シール材2も、スペーサ3を介して、抜止リング5に押圧され、さらに、弾性変形して、一層密封性を高める。
【0025】このように、スペーサ3のテーパ面3a(と抜止リング5のテーパ面5a)により、パイプ1に引抜力がかかると、パイプ1の締付力が、一層増大すると共に、シール材2の密封性も、一層高くなる。
【0026】また、パイプ接続完了状態で、締付押しリング4を筒体6から螺退させて分離すると、パイプ1を、抜止リング5と共に、抜き取ることができ、作業のやり直しや補修工事や分岐工事などをすることができる。
【0027】従って、本発明は上述の構成により、本通信ケーブル管用継手構造にて接続されたパイプ(通信ケーブル管)1内部に、通信ケーブル(光ファイバーケーブル等)をエアーにて通線する際、通線するエアーの圧力(例えば、1MPa)に耐えて、パイプ1が引き抜けず、かつ、エアー漏れのないものとなる。
【0028】次に、図6と図7に、本発明の他の実施の形態を示す。図1・図5と比較すれば明らかな如く、次の構成が相違している。
【0029】即ち、図1・図5では、筒体6が雌ネジで、締付押しリング4が雄ネジとなるように構成しているが、図6・図7では、筒体6が雄ネジで、締付押しリング4が雌ネジとなるように構成している。
【0030】具体的に述べると、筒体6の開口側に外嵌されるよう締付押しリング4の軸心方向内方側を螺合し、シール材2とスペーサ3と抜止リング5が、締付押しリング5の軸心方向外方側に内嵌されるように、軸心方向外方から内方へ順次配設され、締付押しリング4の軸心方向外方端面より径方向内方に設けられた内鍔部12と、筒体6の軸心方向外方端面と、の接近(押圧作用)により、パイプ1の締め付けが行われる。
【0031】そして、図1・図5では、シール材2とスペーサ3が、筒体6の内周面に摺接しながら軸心方向内方へ移動していくので、筒体6の内周面を円滑にしておく必要があるが、図6・図7では、シール材2とスペーサ3は、締付押しリング4の内周面に介在して、締付押しリング4と一体となって、軸心方向内方へ移動するため、筒体6の内周面はもちろん締付押しリング4の内周面を円滑にしなくても、確実に、パイプ1(の全周)を締め付けることができる。
【0032】次に、図8に、本発明の別の実施の形態を示す。図1〜図5と比較すれば明らかな如く、次の構成が相違している。
【0033】即ち、図1〜図5では、パイプ1を挿入してから、締付押しリング4を螺進させてパイプ1を締め付け、パイプ1を接続しているが、図8では、締付押しリング4を螺進させて締め込んでから、パイプ1を挿入して、パイプ1を接続している。
【0034】具体的に述べると、図8(イ)に示すように、パイプ1の挿入前に、締付押しリング4を、シール材2とスペーサ3を押動しながら、軸心方向内方へ螺進させ、さらに、締付押しリング4の外鍔部8(の内方側面)が、筒体6の外方側端面に当接する締込完了状態まで締め込む。そして、図8(ロ)に示すように、パイプ1を挿入していくと、パイプ1は、(パイプ1の挿入により)拡径された抜止リング5の弾発付勢により締め付けられながら、パイプ1の端面が筒体6の内鍔部7に当接し、図8(ハ)に示すように、パイプ1の挿入完了状態となり、しかも、この状態で、パイプ1の接続完了状態となる。
【0035】そして、抜止リング5は、パイプ1を挿入されて拡径自在となるようにスペーサ3の内方に配設されている。言い換えると、スペーサ3は、パイプ1挿入時の抜止リング5の拡径を妨げないように構成されている。即ち、抜止リング5は、拡径自在となり、パイプ1の挿入を容易なものとする。
【0036】具体的に述べると、図8(ロ)に示すように、パイプ1挿入開始状態では、抜止リング5とスペーサ3の間には、隙間があり、パイプ1の挿入による抜止リング5の拡径を自在とする。
【0037】そして、パイプ1を挿入していくと、パイプ1が、シール材2と接触して、シール材2を軸心方向内方へ押し込み、さらに、スペーサ3が、シール材2と共に軸心方向内方へ移動していく。しかし、スペーサ3の軸心方向内方側(抜止リング5側)の外周面に、軸心方向内方縮径のテーパ面3bが形成されると共に、スペーサ3が抜止リング5の拡径を妨げない位置でとどまるように、スペーサ3のテーパ面3bに対応して、筒体6の内周面に軸心方向内方縮径のテーパ面6aが形成される。
【0038】なお、スペーサ3の外周面のテーパ面3bを段付の平行面とし、かつ、筒体6の内周面のテーパ面6aを、スペーサ3の段付平行面と対応する段付の平行面としてもよく、スペーサ3が、抜止リング5の拡径を妨げない位置にとどまるように───即ち、スペーサ3と抜止リング5の間に、抜止リング5が拡径自在となる隙間を確保するように───、軸心方向内方への動きを抑制されるよう構成されていればよい。
【0039】従って、スペーサ3と抜止リング5の間の隙間を確保することで、抜止リング5が拡径自在となり、パイプ1の挿入が容易なものとなる。
【0040】そして、図8(ハ)に示すように、拡径された抜止リング5(の外周面のテーパ面5a)は、スペーサ3(の内周面のテーパ面3a)に接触し、スペーサ3を介して、シール材2を押圧して、密封性を一層確実に保持している。なお、拡径された抜止リング5が、スペーサ3に接触しなくてもよい。
【0041】従って、図1〜図5では、パイプ1の接続の際、締付押しリング4を螺進させる必要があるが、図8では、パイプ1を挿入するだけで、パイプ1を接続することができる。
【0042】また、補修工事や分岐工事などの際、締付押しリング4を螺退させると、パイプ1と共に、抜止リング5(やスペーサ3やシール材2や締付押しリング4)も抜き取ることができる。
【0043】なお、本発明は、上述の実施の形態に限定されず、(図1に示す)筒体6の内周面を、軸心方向内方縮径のテーパ状としてもよく、パイプ1の締め付けが一層強固なものとなる。また、スペーサ3を分割体としてもよく、本発明の要旨を逸脱しない範囲で設計変更可能である。
【0044】また、図示省略したが、抜止リング5の環状突条部11…を、スパイラル状(螺旋状)の突条部とするも好ましく、その場合には、一旦抜止リング5によって、締め付けられたパイプ1の端部の外周面が突条に食い込んでいても、(作業のやり直しや補修時に、)抜止リング5とパイプ1を、相対的に回転(螺退)させることで、容易に、分離して、再接続が簡単に可能となる(即ち、パイプ1の端部を切削除去して分離する必要がなくなる)。
【0045】
【発明の効果】本発明は上述の構成により次のような著大な効果を奏する。
【0046】(請求項1によれば)締付押しリング4を締め付けるだけで、抜止リング5を縮径できるため、安価で、安全に短時間で(パイプ接続)作業ができる。また、スペーサ3のテーパ面3aにより、通信ケーブル管(パイプ1)に引抜力が掛かると、抜止リング5の通信ケーブル管(パイプ1)への締付力が、一層増大すると共に、シール材2による密封性も高くなる。従って、接続された通信ケーブル管(パイプ1)内部に、通信ケーブル(光ファイバーケーブル等)をエアーにて通線する際、通線するエアーの圧力(例えば、1MPa)に耐えて、通信ケーブル管(パイプ1)が引き抜けず、かつ、エアー漏れのないものとなる。また、(締付押しリング4を少し緩めるだけで)分解作業又は、作業のやり直しや補修等も、容易である。
【0047】(請求項2によれば)締付押しリング4を螺進するだけで、抜止リング5を縮径させ、パイプ1を締め付けることができるため、安価で、安全に短時間で、パイプ1の接続作業が完了できる。また、スペーサ3のテーパ面3aにより、パイプ1に引抜力が掛かると、抜止リング5のパイプ1への締付力が、一層増大すると共に、シール材2による密封性も高くなる。従って、接続されたパイプ(通信ケーブル管)1内部に、通信ケーブル(光ファイバーケーブル等)をエアーにて通線する際、通線するエアーの圧力(例えば、1MPa)に耐えて、パイプ1が引き抜けず、かつ、エアー漏れのないものとなる。
【0048】さらに、締付押しリング4の締め付け(螺進)を目で確認できるため、作業のやり残しを防止でき、確実にパイプ1を接続することができる。また、締付押しリング4を螺退させると、パイプ1を(抜止リング5と共に)抜き取ることができ、分解作業又は、作業のやり直しや補修等ができる。
【0049】(請求項3によれば)パイプ1を挿入するだけで、パイプ1の抜け止めとなり、パイプ接続作業が簡単に短時間で確実に行え、現場での作業に適したものとなる。また、スペーサ3のテーパ面3aにより、パイプ1に引抜力が掛かると、抜止リング5のパイプ1への締付力が、一層増大すると共に、シール材2による密封性も高くなる。従って、接続されたパイプ(通信ケーブル管)1内部に、通信ケーブル(光ファイバーケーブル等)をエアーにて通線する際、通線するエアーの圧力(例えば、1MPa)に耐えて、パイプ1が引き抜けず、かつ、エアー漏れのないものとなる。さらに、締付押しリング4を螺退させると、パイプ1を(抜止リング5と共に)抜き取ることができ、分解作業又は、作業のやり直しや補修等ができる。
【0050】また、締付押しリング4を締め込んだ状態で作業するため、締め忘れのない確実な接続作業ができる。しかも、本継手の外周面が、(溝等の隙間のない)一体状に滑らかなものとなり、安全に作業ができると共に、地中に敷設されたボディー管内部に、多数のパイプ1…を接続した連結管(通信ケーブル管)を引き込み(押し込み)挿入する際、他の連結管(通信ケーブル管)に引っ掛けずに挿入することができ、引き込み(押し込み)作業を短時間でかつ容易に行える。
【0051】(請求項4によれば)パイプ1を容易に、かつ、確実に挿入することができ、パイプ1の引き抜けとエアー漏れを防止することができる。
【0052】(請求項5によれば)地中に敷設されたボディー管内部に、多数のパイプ1…を接続した連結管(通信ケーブル管)を引き込み(押し込み)挿入する際、他の連結管(通信ケーブル管)の締付押しリング4や筒体6等に引っ掛けずに挿入することができ、引き込み(押し込み)作業を短時間でかつ容易に行える。
【出願人】 【識別番号】000221638
【氏名又は名称】東尾メック株式会社
【出願日】 平成11年9月10日(1999.9.10)
【代理人】 【識別番号】100080746
【弁理士】
【氏名又は名称】中谷 武嗣
【公開番号】 特開2001−82651(P2001−82651A)
【公開日】 平成13年3月30日(2001.3.30)
【出願番号】 特願平11−256980