| 【発明の名称】 |
リブ付き管接続用継手及びその製造方法 |
| 【発明者】 |
【氏名】重永 作雄
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| 【要約】 |
【課題】受口が補強でき、受口長さも十分に長くすることのできるリブ付き管接続用継手及びその製造方法を提供し、受口の強度、止水性を向上させる。
【解決手段】管軸方向の一端が他端より拡径された受口23と形成され、管の外周に環状リブ29が管軸方向に多数形成されたリブ付き管接続用継手21において、外周にリブの無い平滑な合成樹脂管を内管25とし、短尺な合成樹脂製リブ付き管を外挿管27として、外挿管27を前記内管25の外周に嵌装して管軸方向の一端を二重構造とし、二重構造部分をリブ付き管接続用の前記受口23と形成し、受口23における管軸方向の長さLが、受口23における内径Dの0.85〜1.20倍とされる。これにより、拡径加工されることによる受口23の強度低下が補われ、高強度の受口23を有したリブ付き管接続用継手21が得られる。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】 管軸方向の一端が他端より拡径された受口と形成され、管の外周に環状リブが管軸方向に多数形成された合成樹脂製リブ付き管接続用継手であって、外周にリブの無い平滑な合成樹脂製管を内管とし、短尺な合成樹脂製リブ付き管を外挿管として、該外挿管を前記内管の外周に嵌装して管軸方向の一端を二重構造とし、該二重構造部分をリブ付き管接続用の前記受口と形成し、該受口における管軸方向の長さが、該受口における内径の0.85〜1.20倍とされることを特徴とするリブ付き管接続用継手。 【請求項2】 前記外挿管の管軸方向の長さが、前記受口における管軸方向の長さとほぼ同等であることを特徴とする請求項1記載のリブ付き管接続用継手。 【請求項3】 管軸方向の他端が、外周にリブの無い平滑な合成樹脂製管で形成され、該外周面に砂付け加工が施されていることを特徴とする請求項1又は2記載のリブ付き管接続用継手。 【請求項4】 管軸方向の一端が他端より拡径された受口と形成され、管の外周に環状リブが管軸方向に多数形成された合成樹脂製リブ付き管接続用継手の製造方法であって、短尺な合成樹脂製リブ付き管の内径を、内管となる外周にリブの無い平滑な合成樹脂管の略外径まで拡径する工程と、前記内管に、前記拡径形成された合成樹脂製リブ付き管を外挿して、前記内管の管軸方向の一端を二重構造とする工程と、前記二重構造部分を、スリーブ加工にて拡径し、リブ付き管接続用の受口を形成するとともに、該受口における管軸方向の長さを、該受口における内径の0.85〜1.20倍に形成する工程と、を含むことを特徴とするリブ付き管接続用継手の製造方法。 【請求項5】 管軸方向の一端が他端より拡径された受口と形成され、管の外周に環状リブが管軸方向に多数形成された合成樹脂製リブ付き管接続用継手の製造方法であって、内管となる外周にリブの無い平滑な合成樹脂管の一端の外径を、短尺な合成樹脂製リブ付き管の略内径まで縮径する工程と、前記縮径形成された内管の一端に、前記合成樹脂製リブ付き管を外挿して、前記内管の一端を二重構造とする工程と、前記二重構造部分を、スリーブ加工にて拡径し、リブ付き管接続用の受口を形成するとともに、該受口における管軸方向の長さを、該受口における内径の0.85〜1.20倍に形成する工程と、を含むことを特徴とするリブ付き管接続用継手の製造方法。 【請求項6】 前記合成樹脂製リブ付き管の管軸方向の長さが、前記受口における管軸方向の長さとほぼ同等であることを特徴とする請求項4又は5記載のリブ付き管接続用継手の製造方法。
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【発明の詳細な説明】【0001】 【発明の属する技術分野】本発明は、埋設構造物(例えばマンホール)の接続口に、管(特にリブ付き管)を接続するに際して好適に使用されるリブ付き管接続用継手及びその製造方法に関するものである。 【0002】 【従来の技術】地中埋設管には、土圧等に対しての潰れ強度を高めるために、管軸方向に所定間隔で多数のリブを外周面に突設したリブ付き管が使用される。このリブ付き管をマンホール等の側壁に接続するには、例えば特開平8−232280号公報に開示されるリブ付き管接続用継手が使用される。 【0003】このリブ付き管接続用継手1は、図9に示すように、短尺な直管よりなり、リブ付き管13のリブ3部分における外径と略同等な内径に形成され、マンホール6の側壁7に穿設される貫通穴9に一端を挿入して接続し、このマンホール6の側壁7より突出するように設ける構成となっており、すなわち、マンホール6の側壁7に受口を構成させる構造となっている。 【0004】そして、このリブ付き管接続用継手1に、リブ付き管13を挿入することで、マンホール6とリブ付き管13とを接続するようになっている。なお、リブ付き管13にはリブ3間にゴムリング5が装着されて止水性を保つようになっている。 【0005】また、上記のようなリブ付き管接続用継手1の形状を、図10に示すように、短尺な直管とするとともに、リブ付き管13のリブ3部分における外径と略同等な内径に形成されるやや大径な受口部15を形成する構成とし、マンホール6の側壁7に穿設される貫通穴9に小径側の一端を挿入して接続し、このマンホール6の側壁7に突出する受口を設けるリブ付き管接続用継手17などもある。 【0006】なお、このようなリブ付き管接続用継手1,17は、端部がマンホール6の貫通穴9に挿入されて、この端部外周面と貫通穴9との間にモルタル等の結合材11が充填され固定される。 【0007】 【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来のリブ付き管接続用継手1,17は、直管状に形成さていることから、外周面にリブを有さない形状であり、マンホール6に固定された状態で、地中に埋設するために設置する際に、このマンホール6は砕石上に載置されるが、この砕石上にリブ付き管接続用継手1,17も載置状態となり、このリブ付き管接続用継手1,17の外周面に当接状態となってしまう。このことから、リブ付き管接続用継手1,17が損傷するおそれが有り、管内への漏水などが発生してしまうおそれがある。 【0008】このような欠点を解消する為に、リブ付き管接続用継手の構造を、外周面にリブを有する形状とする構成も案出されているが、外周面にリブが形成されている管体を膨出成形して受口状に拡径形成させるには、成形性が悪く、所望の内径に拡径形成を行うと、管厚が薄肉であるので、必要な受口の管軸方向の長さを確保しようとすると、座屈して受口が形成できない。 【0009】本発明は上記状況に鑑みてなされたもので、受口が補強でき、受口長さも十分に長くすることのできるリブ付き管接続用継手及びその製造方法を提供し、もって、受口の強度向上、止水性の向上を図ることを目的とする。 【0010】 【課題を解決するための手段】次に、上記の課題を解決するための手段を、実施の形態に対応する図面を参照して説明する。この発明のリブ付き管接続用継手21(41)は、管軸方向の一端が他端より拡径された受口23と形成され、管の外周に環状リブ29が管軸方向に多数形成された合成樹脂製リブ付き管接続用継手21(又は41)であって、外周にリブの無い平滑な合成樹脂管を内管25とし、短尺な合成樹脂製リブ付き管を外挿管27として、該外挿管27を前記内管25の外周に嵌装して管軸方向の一端を二重構造とし、該二重構造部分をリブ付き管接続用の前記受口23と形成し、該受口23における管軸方向の長さLが、該受口23における内径Dの0.85〜1.20倍とされることを特徴としている。 【0011】なお、前記外挿管の管軸方向の長さは、前記受口における管軸方向の長さとほぼ同等であることとしてもよく、また、管軸方向の他端が、外周にリブの無い平滑な合成樹脂製管で形成され、該外周面に砂付け加工が施されている構成としてもよい。 【0012】このリブ付き管接続用継手21(41)では、内管25の外周に、リブ付き管よりなる外挿管27が嵌装され、単体のリブ付き管を拡径した場合、受口23に生じていた管壁の減少(薄厚化)が、嵌装された外挿管27の管壁厚の分増大され、受口23の管壁が厚くなって補強されることとなり、十分な強度を得られる。 【0013】また、このリブ付き管接続用継手21(41)では、受口強度が高まることから、受口23の長さLが、受口23の内径Dの0.85〜1.20倍で形成可能となり、その結果、変形の生じない受口23にリブ付き管が深く挿入され、地震による管の軸方向への伸縮変動なども許容でき、容易に脱落することがなくなり、止水性が向上する。 【0014】また、この発明のリブ付き管接続用継手の製造方法は、管軸方向の一端が他端より拡径された受口23と形成され、管の外周に環状リブ29が管軸方向に多数形成された合成樹脂製リブ付き管接続用継手の製造方法であって、短尺な合成樹脂製リブ付き管(外挿管27)の内径を、内管25となる外周にリブの無い平滑な合成樹脂管の略外径まで拡径する工程と、前記内管25に、前記拡径形成された合成樹脂製リブ付き管(外挿管27)を外挿して、前記内管25の管軸方向の一端を二重構造とする工程と、前記二重構造部分を、スリーブ加工にて拡径し、リブ付き管接続用の受口23を形成するとともに、該受口23における管軸方向の長さLを、該受口23における内径Dの0.85〜1.20倍に形成する工程と、を含むことを特徴としている。 【0015】この製造方法では、予めにリブ付き管(外挿管27)を、内管25の外径に拡径して外挿される。そして、二重構造部分となっている内管25とリブ付き管(外挿管27)とを拡径することで嵌装されて受口23を得る。従って、内管25とリブ付き管(外挿管27)との密着状態が向上し、また、内管25とリブ付き管(外挿管27)との二重構造の受口23を得られ、十分な強度を持つ接続用継手が得られる。 【0016】さらに、この発明ののリブ付き管接続用継手の製造方法は、管軸方向の一端が他端より拡径された受口23と形成され、管の外周に環状リブ29が管軸方向に多数形成された合成樹脂製リブ付き管接続用継手の製造方法であって、内管25となる外周にリブの無い平滑な合成樹脂管の一端の外径を、短尺な合成樹脂製リブ付き管(外挿管27)の略内径まで縮径する工程と、前記縮径形成された内管25の一端に、前記合成樹脂製リブ付き管(外挿管27)を外挿して、前記内管25の一端を二重構造とする工程と、前記二重構造部分を、スリーブ加工にて拡径し、リブ付き管接続用の受口23を形成するとともに、該受口23における管軸方向の長さLを、該受口23における内径Dの0.85〜1.20倍に形成する工程と、を含むことを特徴としている。 【0017】この製造方法では、内管25の一端がリブ付き管(外挿管27)の内径に縮径され、この縮径部25bの外周に、リブ付き管(外挿管27)が外挿された後、内管25とともにリブ付き管(外挿管27)が拡径されて、リブ付き管(外挿管27)が内管25の外周に嵌装される。従って、内管25とリブ付き管(外挿管27)との密着状態が向上し、また、内管25とリブ付き管(外挿管27)との二重構造の受口23を得られ、十分な強度を持つ接続用継手が得られる。 【0018】なお、上記製造方法において、前記合成樹脂製リブ付き管の管軸方向の長さが、前記受口における管軸方向の長さとほぼ同等であることとしてもよい。 【0019】 【発明の実施の形態】以下、本発明に係るリブ付き管接続用継手及びその製造方法の好適な実施の形態を図面を参照して詳細に説明する。図1は本発明に係るリブ付き管接続用継手の第一の実施の形態を示す断面図、図2は図1に示したリブ付き管接続用継手の外観図、図3は図1のリブ付き管接続用継手が端部に取り付けられた直管の半断面図である。 【0020】リブ付き管接続用継手21は、図1に示すように、短尺な筒状管に形成され、管軸方向の一端が他端より拡径形成された受口23となっている。このリブ付き管接続用継手21は、内管25と、この内管25の拡径形成された受口23の外周面に嵌装されたリブ付き外挿管27とからなる。 【0021】内管25は、内外面にリブや凹凸の無い平滑な異径円筒状に形成される。また、外挿管としてのリブ付き外挿管27は、両端が同径で形成され、外周には、円周方向に連続形成されるリブ29が管軸方向に互いに平行となって複数形成されている。 【0022】この第一の実施の形態によるリブ付き管接続用継手21は、内管25の受口23のみの外周面に、リブ付き外挿管27が密着して外装されている。つまり、リブ付き管接続用継手21の受口23は、内管25とリブ付き外挿管27とを積層した二重構造で形成されている。 【0023】内管25とリブ付き外挿管27とは、例えば硬質塩化ビニル樹脂材料など合成樹脂材料からなる。内管25とリブ付き外挿管27とは、後述の例えば加熱を行い拡径成形を行う製造方法により密着される。なお、加熱に油を使用した場合には、内管25とリブ付き外挿管27との密着は、油を拭き取った後に接着剤によって接合される。 【0024】リブ付き管接続用継手21の他端のリブの無い平滑な外周面には、粗面31が形成されている。この粗面31は、例えばリブ付き管接続用継手21の外周面に接着剤を塗布し、この接着剤を介して、砂等の微粒子を付着させる砂付け加工により形成される。 【0025】そして、リブ付き管接続用継手21は、粗面31の形成された他端が、例えば不図示のマンホールの貫通穴に挿入され、貫通穴と他端との間にモルタル等の結合材が充填され、この粗面31によって結合材との密着性が高められるようになっている。 【0026】また、リブ付き管接続用継手21は、受口23の管軸方向の長さLが、受口23の内径Dの0.85〜1.20倍で形成されている。さらに、受口23の開口周縁における内周面には、開口端に向かって広がるテーパー状の案内面33が形成されている。この案内面33は、受口23へ挿入される不図示のリブ付き管の引っ掛かりを防止して、接続時の挿入性を向上させるために形成されている。 【0027】次に、このように構成されたリブ付き管接続用継手21の作用を説明する。リブ付き管接続用継手21では、内管25の外周に、リブ付き外挿管27が嵌装される。これにより、従来、単体のリブ付き管を拡径した場合に、受口23に生じていた管壁の減少(薄厚化)が、嵌装されたリブ付き外挿管27の管壁厚の分増大されることになる。つまり、受口23の管壁が厚くなって補強されることになる。 【0028】また、このようにして受口23の強度が高まることから、受口23の奥行き長さである長さLが、受口23の内径の0.85〜1.20倍で形成可能となる。これにより、変形の生じない高強度の受口23に接続管が深く挿入可能になり、受口23への接続が確実に行えるようになる。 【0029】このように、上述のリブ付き管接続用継手21によれば、拡径成形による受口23の薄厚化を補強することができ、受口23の強度を高めることができる。また、二重構造により、受口強度を高めることができることから、受口23の長さLを、受口23の内径Dの0.85〜1.20倍で形成でき、これにより変形の生じない受口23に接続管を深く挿入できるようになる。この結果、互いに確実な接続が可能になり、例えば地震などが発生して管軸方向に伸縮変動が発生しても、その変動を許容でき、容易に脱落することがなくなり、止水性を向上させることができる。 【0030】なお、リブ付き管接続用継手21は、マンホールの貫通穴と接続管(リブ付き管)との接続に用いられる他、図3に示すように、コンクリート製直管35の端部にリブ付き管接続用継手21を取り付けて、リブ付き管接続用継手付き直管37を構成することもできる。このコンクリート製直管35は例えば振動法にて成形される。 【0031】次に、本発明の第二の実施の形態のリブ付き管接続用継手を説明する。図4は本発明に係るリブ付き管接続用継手の第二の実施の形態を示す断面図、図5は図4に示したリブ付き管接続用継手の外観図、図6は図4のリブ付き管接続用継手を介して直管が接続されたマンホールの断面図である。なお、図1〜図2に示した部材と同一の部材には同一の符号を付し、重複する説明は省略するものとする。 【0032】この第二の実施の形態によるリブ付き管接続用継手41は、一端側の拡径された内管25の受口23と、他端側の拡径されていない内管25の素管部25cとにわたって、リブ付き外挿管27が嵌装されている。 【0033】リブ付き外挿管27は、図4に示すように、素管部25cの一部分に嵌装されても、或いは素管部25cの全てに嵌装されてもよい。 【0034】受口23の開口周縁における内周面には、上述同様の案内面33が形成されている。 【0035】また、案内面33と反対側の内管25の端部には、径方向外側に突出したフランジ部45が形成されている。このフランジ部45は、加熱した内管25の開口周縁を折り返すことにより、成形することができる。 【0036】また、リブ付き管接続用継手41の外周面には、図5に示すように、受口23の一部分と、素管部25cとに亘って上述同様の粗面31が形成されている。 【0037】このように構成されたリブ付き管接続用継手41では、上述した第一の実施の形態のリブ付き管接続用継手21と同様の作用により、受口23の管壁が厚くなって補強され、また、受口23の奥行き長さとなる長さLが、内径Dの0.85〜1.20倍で形成可能となって受口23の接続信頼性が高められる。 【0038】これに加え、図6に示すように、マンホール47の貫通穴49に端部が挿入され、結合材51が端部と貫通穴49との間に充填されると、リブ29とフランジ部45とがともに結合材51に埋入されることになり、マンホール47とリブ付き管接続用継手41との接続強度、及び止水性が高められることになる。 【0039】なお、図6に示すように、リブ付き管接続用継手41にはリブ付き管53が接続され、このリブ付き管53内には不図示の光ファイバを内挿したダクトスリーブ管55が配設される。 【0040】次に、本発明の第三の実施の形態の製造方法を説明する。図7は第三の実施の形態の製造手順を示す説明図である。 【0041】リブ付き管接続用継手は、上述したように硬質塩化ビニル樹脂材料等の樹脂材料を原材料に製造される。リブ付き管接続用継手を製造するには、先ず、内径がほぼ同等とされている内管25とリブ付き外挿管27の、図7(a)に示すリブ付き外挿管27の内径を、内管25の略外径まで拡径させる。この拡径形成は、リブ付き外挿管27を加熱して、図7(b)に示すようにスリーブ金型44を用いる拡径加工にて行われる。この拡径は、7〜8%位であるので、1回あるいは複数回に分けることによって拡径加工を行うことができる。 【0042】次いで、図7(c)に示すように内管25の一端の外周に、内径が拡径されたリブ付き外挿管27を外挿し、この管軸方向の一端を二重構造とする。 【0043】次いで、二重構造となった部分を加熱し、図7(d)に示すように、スリーブ金型42を用いるスリーブ加工にて、内管25の一端の外周に外挿したリブ付き外挿管27とともに拡径成形する。これにより、内管25の一端の外周に、リブ付き外挿管27が密着して、嵌装されることになる(図7(e)参照)。なお、ここで用いられるスリーブ金型42は、図7(d)に示すように、開口周縁における内周面にテーパー状の案内面33も同時に形成される金型とされる。 【0044】また、内管25とリブ付き外挿管27との密着には、接着剤を用いる。この接着剤は、例えばホットメルト系接着剤や溶剤系接着剤とし、内管25の外周面及び/又はリブ付き外挿管27の内周面に塗布することで行われるが、受口23を拡径形成した後に、内管25からリブ付き外挿管27を抜脱して接着剤を塗布し、その後再び嵌装させることで接着することとしてもよい。 【0045】このリブ付き管接続用継手の製造方法によれば、内管25に、この内管25の外径と略同径に一度拡径形成したリブ付き外挿管27を外挿し、更に内管25を拡径することで、内管25の一端に外挿したリブ付き外挿管27とともに拡径させるので、リブ付き外挿管27の強度を低下させることなく、内管25に嵌装することができる。 【0046】すなわち、例えば上記本発明のような二重構造とされていない呼び径が200のリブ付き管の端部を、他のリブ付き管が挿入可能なように拡径形成するには、リブ付き管自体の内径を200mmから230mmに、15%拡径させなければならず、管壁の厚さが薄いリブ付き管では、スリーブ加工時に座屈してしまうおそれがあるが、呼び径が200の内管25とリブ付き外挿管27とを嵌装し二重構造として受口23を拡径形成する場合では、呼び径200の内管25は外径が216mmであり、リブ付き外挿管27の内径が200mmであることから、およそ8%の拡径形成で、内管25にリブ付き外挿管27を嵌装でき、その後に内管25とリブ付き外挿管27とを同時に拡径形成させて、内径230mmの受口23を拡径形成させることとなり、管壁の薄いリブ付き外挿管27自体は二段階で拡径形成されることから、破損などのおそれがなく、受口23を得ることが可能となる。 【0047】従って、高強度の受口23を有したリブ付き管接続用継手を製造することができる。この製造方法は、例えば第一の実施の形態で説明したリブ付き管接続用継手21の製造に好適に採用することができる。 【0048】次に、本発明の第四の実施の形態の製造方法を説明する。図8は第四の実施の形態の製造手順を示す説明図である。 【0049】この第四の実施の形態のリブ付き管接続用継手の製造方法は、先ず、図8(a)に示した直管状の内管25の一端の外径を、図8(b)に示すように、リブ付き外挿管の略内径まで縮径成形する。 【0050】次いで、図8(c)に示すように、内管25の縮径部25bに、リブ付き外挿管27を外挿し、二重構造とする。 【0051】次いで、二重構造となった部分を加熱し、スリーブ金型43を用いスリーブ加工を施して、図8(d)に示すように、縮径部25bの外周に、外挿したリブ付き外挿管27とともに拡径形成させる。 【0052】なお、ここで行われるスリーブ金型43を用いたスリーブ加工では、縮径された部分(縮径部25b)における二重構造部分のみを拡径し、リブ付き外挿管27を受口部分のみの外周面として受口23を形成させるのではなく、図8(d)に示すように、内管25の他端側中途部においてリブ付き外挿管27の端部27a位置における内管25を当初の直径に成形しなおし、このリブ付き外挿管27の端部27aより受口23側に向けてテーパー状に拡径形成させ、すなわち、内管25の拡径されない他端側から一端側の拡径部分(受口23)にわたる部分にもリブ付き外挿管27が嵌装されるように形成される。 【0053】これにより、内管25の一端の外周に、リブ付き外挿管27が密着して、嵌装されることになる。 【0054】この製造方法では、受口23となる内管25の拡径部分と、拡径されない部分(素管部25c)とにわたって、リブ付き外挿管27を嵌装することが可能となる。この製造方法は、例えば上述した第二の実施の形態のリブ付き管接続用継手41の製造に好適に採用することができる。 【0055】 【発明の効果】以上詳細に説明したように、本発明に係るリブ付き管接続用継手は、内管の外周に、リブ付き管である外挿管を嵌装した二重構造で受口を形成したので、単体の管を拡径成形した場合に生じる受口の薄厚化を補強することができ、受口強度の高いリブ付き管接続用継手を得ることができる。 【0056】また、内管と外挿管との二重構造により、受口部分の強度を高めることができることから、この受口の奥行き長さを、受口の内径の0.85〜1.20倍で形成でき、これにより、変形の生じない受口にリブ付き管を深く挿入できるようになり、確実な接続が可能になるとともに、止水性を向上させることができる。 【0057】さらに、このリブ付き管接続用継手の外周面にリブを有する構造であることから、地中に埋設した際の土圧などの潰れ強度が向上し、破損などのおそれがなくなる。 【0058】本発明に係るリブ付き管接続用継手の製造方法は、内管の略外径まで、合成樹脂製リブ付き管の内径を拡径して、内管にこの合成樹脂製リブ付き管を外挿し、二重構造とした後、この二重構造部分を拡径させるので、合成樹脂製リブ付き管の拡径率を小さくして、合成樹脂製リブ付き管の強度を低下させることなく、内管の受口部分に嵌装することができる。 【0059】また、一旦、内管の一端を縮径し、この縮径部分に、合成樹脂製リブ付き管を外挿し二重構造とした後、この二重構造部分を内管とともに合成樹脂製リブ付き管を拡径して、合成樹脂製リブ付き管を内管に嵌装する製造方法においては、合成樹脂製リブ付き管を内管に密着状態で同時に拡径形成させるので、単体の管を拡径成形した場合に生じる薄厚化による破損を起こさず、補強されて拡径形成が行え、受口強度の高いリブ付き管接続用継手を得ることが可能となる。
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| 【出願人】 |
【識別番号】000106726 【氏名又は名称】シーアイ化成株式会社
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| 【出願日】 |
平成11年9月13日(1999.9.13) |
| 【代理人】 |
【識別番号】100067323 【弁理士】 【氏名又は名称】西村 教光 (外1名)
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| 【公開番号】 |
特開2001−82648(P2001−82648A) |
| 【公開日】 |
平成13年3月30日(2001.3.30) |
| 【出願番号】 |
特願平11−258923 |
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