| 【発明の名称】 |
シール構造 |
| 【発明者】 |
【氏名】高橋 勉
【氏名】石倉 幹也
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| 【要約】 |
【課題】作業性が良く、経済的な、建屋壁面を貫通して配置された配管のシール構造を提供すること。
【解決手段】建屋の壁面9に設けた開口部9aに壁面9を貫通して配置された配管6の外周に施工してある断熱材7と、断熱材7の外周部に設けられる断熱材外装板8と、配管6の半径方向に伸びる平面を有し、断熱材外装板8にリベット4で固定される円盤状のシールプレート2と、建屋の壁面9に設けた開口部9aの外周部に取り付けられる円筒状のスリーブ5と、該スリーブ5に取り付けられた断面コの字状部で前記円盤状のシールプレート2を覆う半割り状のシールプレート3とからなるシール構造である。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】 建築物の壁面に設けた開口部に壁面を貫通して配置された配管のシール構造において、配管外周に施工してある断熱材と、断熱材の外周部に設けられる断熱材外装板と、配管の半径方向に伸びる平面を有し、断熱材外装板に固定される板状のシールプレートと、建築物の壁面開口部の外周部に取り付けられた筒状のスリーブと、該スリーブに取り付けられた断面コの字状部で前記板状のシールプレートを覆う半割り状のシールプレートとからなることを特徴とするシール構造。
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【発明の詳細な説明】【0001】 【発明の属する技術分野】本発明は建屋の壁面を貫通する断熱材を巻いた配管の貫通部分のシール構造に係り、屋内への雨水侵入を防止するシール構造に関する。 【0002】 【従来の技術】従来の建屋の壁面を貫通する断熱材を巻いた配管の貫通部分のシール構造は図2に示す。建屋の壁面9に設けた開口部9aに壁面9を貫通して配置された配管6に固定したクランプ11に配管6の半径方向に底部が開口した円筒状のシールプレート12を取り付け、建屋の壁面9に設けた開口部9aの外周部に溶接接続されているスリーブ5の鍔部5aをシールプレート12の円筒部で覆うように配置されている。 【0003】図2に示す前記シール構造のシールプレート12とスリーブ5により、屋外からの雨水侵入の防止が行われる。またシールプレート12の下部には、侵入した雨水の排出口12aが設けられている。 【0004】 【発明が解決しようとする課題】図2に示す従来技術のシール構造では、シールプレート12の固定を配管6に直接取り付けるクランプ11で行っているため、シール構造の組付け時には配管6への断熱材7の施工前にシールプレート12の取り付けを行わなくてはならないという制約がある。また、シールプレート12の取り外しは、断熱材7を取り除いた後で、配管6に取り付けたクランプ11を外して行う必要があり、このシールプレート12の取付構造が、シール構造の点検時と補修時には作業性の大きな制約となっていた。 【0005】また配管6内に高温の流体が流れる場合には、シールプレート12の固定用クランプ11は高温の配管6に直接触れるため、その材料として高価な耐熱鋼の使用が必要であった。また、前記クランプ11には高温の条件下での強度が要求されるため、厚板を使用せざるを得ず、部品重量も重くなり作業性に悪影響を及ぼす。 【0006】本発明の課題は作業性が良く、経済的な壁面を貫通して配置された配管のシール構造を提供することである。 【0007】 【課題を解決するための手段】上記本発明の課題は、建築物の壁面に設けた開口部に壁面を貫通して配置された配管のシール構造において、配管外周に施工してある断熱材と、断熱材の外周部に設けられる断熱材外装板と、配管の半径方向に伸びる平面を有し、断熱材外装板に固定される板状のシールプレートと、建築物の壁面開口部の外周部に取り付けられる筒状のスリーブと、該スリーブに取り付けられた断面コの字状部で前記板状のシールプレートを覆う半割り状のシールプレートとからなるシール構造により解決される。 【0008】通常、配管は円筒状であるので板状シールプレートは円盤状のものを用い、筒状のシールプレートは円筒状のものを用いるが、配管、シールプレート共に前記形状に限定されるものではない。 【0009】本発明では、従来技術のように配管にクランプ11を直接取り付けることなく、配管外周に施工される温度の低い断熱材外装板を利用して板状のシールプレートをリベットなどにより固定するので、板状のシールプレートは図2に示す従来技術のシールプレート12のような耐熱鋼を使用する必要がないので比較的安価な材料を用いることができる。また本発明の板状のシールプレートは重量が前記シールプレート12に比較して軽いので取扱いが容易となり、作業性が向上する。 【0010】また、板状のシールプレートを2分割するだけでなく、筒状のシールプレートも半割り状に2分割しておき、板状のシールプレートを断熱材外装板を介して配管の所定位置に取り付けた後に、板状のシールプレートを覆うように筒状のシールプレートを配置して、建築物の壁面に設けた開口部の外周部に取り付けられている筒状のスリーブにリベットなどで固定する。 【0011】 【作用】断熱材外装板に固定した板状のシールプレートは水平方向に向いた配管の管軸方向からの雨水侵入を防ぎ、建築物の壁面に設けられたスリーブに固定した筒状のシールプレートは上方向からの雨水侵入を防ぐことができる。 【0012】板状のシールプレートは配管の熱膨張による移動に伴って動くが、筒状のシールプレートと板状のシールプレートの間に十分な隙間を確保することにより板状のシールプレートの動きが阻害されることはない。 【0013】また、板状のシールプレートは予め断熱材外装板にリベットなどで固定しておけば、配管に断熱材外装板を施工した後であれば、板状のシールプレートは任意の時期に取り付けが可能である。 【0014】また、本発明のシール構造を点検する時または補修する時には断熱材外装板を取り除くことなく、板状のシールプレートの取り外しが可能である。 【0015】 【発明の実施の形態】図1に本発明の実施の形態の発電設備のタービン室の建屋の壁のシール構造を示す。建屋の壁面9に設けた開口部9aに壁面9を貫通して配置された配管6の外周に断熱材7を施工してある。また、建屋の壁面9に設けた開口部9aの外周部にはスリーブ5が溶接接続されている。 【0016】配管6の半径方向に伸びる円盤状シールプレート2を予め断熱材外装板8にリベット4で固定すると、断熱材7を配管6の外周部に施工した後に断熱材外装板8と共に円盤状シールプレート2を配管6に取り付けることができる。次いで、円盤状シールプレート2と間隔を設けて、この周囲を覆うように上下2つに半割りされた円筒状シールプレート3を上下方向から取り付け、スリーブ5の鍔部5aにリベット4で固定する。 【0017】このシール構造の中で円盤状シールプレート2は図1の横方向からの雨水の侵入を防止し、円筒状シールプレート3は図1の上方向からの雨水の侵入を防止する。半割り状の円筒状シールプレート3の下半分は横方向からの雨水の侵入を防止すると同時に上半分の円筒状シールプレート3の補強作用もある。また円筒状シールプレート3の下部には、侵入した雨水の排出口3aが設けられている。 【0018】本発明のシール構造はボイラの建屋に限らず、あらゆる種類の建築物の壁面を空間部を介して貫通する配管のシール構造に適用か可能である。 【0019】 【発明の効果】本発明のシール構造によれば、シール効果が高く、シール構造が軽量化でき、シールプレートが容易に取り付け及び取り外しができる。
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| 【出願人】 |
【識別番号】000005441 【氏名又は名称】バブコック日立株式会社
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| 【出願日】 |
平成11年9月7日(1999.9.7) |
| 【代理人】 |
【識別番号】100096541 【弁理士】 【氏名又は名称】松永 孝義
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| 【公開番号】 |
特開2001−74172(P2001−74172A) |
| 【公開日】 |
平成13年3月23日(2001.3.23) |
| 【出願番号】 |
特願平11−252714 |
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