| 【発明の名称】 |
ケーブルホルダ |
| 【発明者】 |
【氏名】安岡 秀司
【氏名】桜井 欣司
【氏名】渡辺 哲幸
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| 【要約】 |
【課題】電気的に電線ケーブルで接続が必要な開閉蓋を有する電子機器等のヒンジ部に適用できるケーブルホルダを提供することを目的とする。
【解決手段】本発明のケーブルホルダは、筒体6bと、切り欠き部6dと、薄肉部6cと、本体軸部4aに係合する係合部6aとを有する。電線ケーブル5を切り欠き部6dより挿入し、筒体6bに収納する。係合部6aを本体軸部4aに係合すると、薄肉部6cを中心として筒体6bは図中B方向に回転する。これにより切り欠き部6dは閉じるので、電線ケーブル5がケーブルホルダ6より脱落することはない。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】ケーブルを収納する筒状枠と、前記筒状枠に設けた屈曲部と、前記屈曲部の屈曲によって隙間が変化する切り欠き部と、前記屈曲部の一方に連結して設けた第一当接部と、前記屈曲部の他方に連絡して設けた第二当接部と、本体機構部への係合部とを具備し、前記係合部を前記本体機構部に係合することによって、前記第一当接部と前記第二当接部とが前記本体機構部に当接し、前記隙間が狭まることを特徴とするケーブルホルダ。 【請求項2】本体機構部が円筒状体であり、前記円筒状体の外周面と係合する第一当接部と第二当接部とよりなる係合部を有することを特徴とする請求項1に記載のケーブルホルダ。 【請求項3】円筒状体が電子機器の開閉蓋のヒンジ構造部材であることを特徴とする請求項2に記載のケーブルホルダ。 【請求項4】本体機構部が平面体で、係合時において第一当接部と第二当接部とが前記平面体と当接することを特徴とする請求項1に記載のケーブルホルダ。 【請求項5】係合時において切り欠き部の先端が重合、または噛合うことを特徴とする請求項1に記載のケーブルホルダ。
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【発明の詳細な説明】【0001】 【発明の属する技術分野】本発明は、電子機器の機構部への取付構造を有する電線ケーブルを保持するケーブルホルダに関する。 【0002】 【従来の技術】従来の電子機器に使用されるケーブルホルダは、例えば特願平10−315866号公報に記載のものがある。 【0003】以下、従来のケーブルホルダについて図を用いて説明する。 【0004】図7は、従来のケーブルホルダを有する電子機器の外観斜視図、図8は、従来のケーブルホルダの取り付け部分の斜視図である。図7において、11は電子機器本体、12は表示装置13を備えた表示部である。図8において、14はヒンジで、電子機器本体11に対して表示部12を回動自在に係合している。15は電子機器本体11と表示装置13とを電気的に接続する電線ケーブル、16は樹脂製のケーブルホルダで、係合部16aによりヒンジ14の軸部14aに回動可能に取付けられている。また、ケーブルホルダ16の筒体16bには薄肉部16cと、その薄肉部16cには切り欠き部16dが設けられている。 【0005】このように構成された従来の電子機器に使用されるケーブルホルダにおいて、電線ケーブル15をケーブルホルダ16の筒体16bに通す場合、電線ケーブル15により、筒体16bの薄肉部16cを弾性変形させて切り欠き部16dを押し広げて電線ケーブル15を通す必要が有った。 【0006】 【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来のケーブルホルダの構造では、電線ケーブル15が太い場合や本数が多い場合には、薄肉部16cの弾性変形量が不足して通しきれなかったり、無理に切り欠き部16dを押し広げて、薄肉部16cが塑性変形をして筒体16bが開いてしまったりして、ケーブルホルダとしての機能を果たさない場合が有った。 【0007】また、反対に電線ケーブル15が細い場合や本数が少ない場合には、薄肉部16cの弾性変形量が少なく容易に電線ケーブル15を通すことができるが、電線ケーブル15にわずかの張力が加わっただけで、切り欠き部16dが広がり電線ケーブル15が筒体16bから脱落する場合も有った。 【0008】本発明は、ケーブルの太さやケーブルの本数によらず、確実にケーブルを保持できるケーブルホルダを提供することを目的とする。 【0009】 【課題を解決するための手段】上記課題を解決するために、本発明は筒状のケーブルホルダに切り欠き部と、薄肉のヒンジ機構部と、本体への当接部と、本体への係合部とを設けたものである。このケーブルホルダは、本体に係合していない状態では切り欠き部の隙間が大きく、ケーブルを収容しやすい。本体と係合すると当接部が本体と当接し切り欠き部の隙間がなくなる。これにより、ケーブルを確実に保持するケーブルホルダを提供することができる。 【0010】 【発明の実施の形態】本発明の請求項1に記載の発明は、ケーブルを収納する筒状枠と、前記筒状枠に設けた屈曲部と、前記屈曲部の屈曲によって隙間が変化する切り欠き部と、前記屈曲部の一方に連結して設けた第一当接部と、前記屈曲部の他方に連絡して設けた第二当接部と、本体機構部への係合部とを具備し、前記係合部を前記本体機構部に係合することによって、前記第一当接部と前記第二当接部とが前記本体機構部に当接し、前記隙間が狭まることを特徴とするものであり、ケーブルを挿入するときには隙間が大きく、本体に取付けると隙間が閉ざされる。このため、電線ケーブルの挿入作業が容易で、かつ本体取付け後は電線ケーブルの脱落を防止するという作用を有する。 【0011】本発明の請求項2に記載の発明は、請求項1記載のケーブルホルダにおいて、本体機構部が円筒状体であり、前記円筒状体の外周面と係合する第一当接部と第二当接部とよりなる係合部を有することを特徴とするものであり、例えば開閉動作が繰り返されるノートパソコン等における開閉蓋のヒンジ部に適用するものとして最適である。 【0012】本発明の請求項4に記載の発明は、請求項1に記載のケーブルホルダにおいて、本体機構部が平面体で、係合時において第一当接部と第二当接部とが前記平面体と当接することを特徴とするものであり、電子機器に使用される機器シャーシ、筐体等への平面部に適用するものとして最適である。 【0013】本発明の請求項5に記載の発明は、請求項1に記載のケーブルホルダにおいて、係合時において切り欠き部の先端が重合、または噛合うことを特徴とするものであり、ケーブルホルダを本体部に係合すると隙間がなくなるために、ケーブルが誤って引張られたときにでも、ケーブルの脱落を防止することができる。 【0014】以下に、本発明の一実施の形態のケーブルホルダについて、図1から図6を用いて説明する。 【0015】(実施の形態1)図1は本発明の一実施の形態のケーブルホルダの取り付け部分の斜視図、図2は取り付け前のケーブルホルダ側面図、図3は取り付け後のケーブルホルダ側面図、図4は本発明の一実施の形態の電子機器の外観斜視図である。図4において、1は電子機器本体、2は表示装置3を備えた表示部である。図1において、4は表示部2の左右に配置されるヒンジであり、電子機器本体1と表示部2を回動自在に係合している。5は電子機器本体1と表示装置3とを電気的に接続する電線ケーブル、6は樹脂製のケーブルホルダで、係合部6aによりヒンジ4の軸部4aに回動可能に取付けられている。また、ケーブルホルダ6の筒体6bには、薄肉部6cとその薄肉部6cと対向する側には切り欠き部6dが設けられている。ケーブルホルダ6はヒンジ4の軸部4aに取り付ける前は、図2のように薄肉部6cにより係合部6aが閉じる方向(矢印A)に位置し、それに伴い薄肉部6cと対向位置に有る切り欠き部6dが開いた状態になっている。電子機器本体1と表示装置3を電気的に接続する電線ケーブル5は、ケーブルホルダ6をヒンジ4に取り付ける前に、ケーブルホルダ6の筒体6bの切り欠き部6dから筒体内に通しておく。その後、ケーブルホルダ6の係合部6aを開く方向(矢印B)に(切り欠き部6dを閉じる方向に)位置させて、ヒンジ4の軸部4aを加え込むように押し入れる。 【0016】以上のように構成されたケーブルホルダについてその動作を説明する。 【0017】図1に示すように、表示部2を開閉したときに筒体6bは表示部2と一体になって回動する。即ち、表示部2側の電線ケーブル5aは、固定されて表示部2と共に回動するため切り欠き部6dには、電線ケーブル5aによる力が加わらない。一方、電線ケーブル5の回動スペースを有する電子機器本体側の電線ケーブル5bは、ヒンジ4の軸部4aを中心に略180度回動する。この時、筒体6bの切り欠き部6dには電子機器本体側の電線ケーブル5bによる力が加わるが、切り欠き部6dは完全に閉じた状態(図3)になっているため電線ケーブル5が筒体6bから脱落することはない。 【0018】実施の形態1のケーブルホルダは、薄肉部6cの両側に設けた係合部6aが軸部4aと係合・当接することによって、本体とケーブルホルダとの係合がなされると共に、切り欠き部6dが閉じて電線ケーブル5の保持を確実にする。 【0019】(実施の形態2)図5、図6は本発明の他の実施の形態におけるケーブルホルダの側面図であり、図5は取り付け前のケーブルホルダ側面図、図6は取り付け後のケーブルホルダ側面図である。図5、図6において、7は電線ケーブル5を配線する機器のシャーシ、8は樹脂製のケーブルホルダで、基本構造は(実施の形態1)と同じである。ケーブルホルダ8は係合爪8aをシャーシ7の取り付け孔7aに差し込むことにより、2箇所の係合面8eがシャーシ7により押し広げられ、筒体8bの薄肉部8cに対向する切り欠き部8dが完全に閉じる。これで電線ケーブル5に張力等の外力が加わった場合においても、筒体8bの切り欠き部8dが完全に閉じているため電線ケーブル5が筒体8bから脱落することはなく、信頼性の高い配線処理を完了する。 【0020】実施の形態2における本発明のケーブルホルダは、平坦な機器シャーシ7に対して切り欠き部8dを閉じるため当接部(8e)と、シャーシ7に対する係合を行う係合部8aとが設けられている。 【0021】なお、本実施の形態1では開閉蓋として表示部を例に挙げたが、電気的に電線ケーブルで接続が必要な開閉蓋であればどのようなものでも本発明が適用できることは言うまでもない。 【0022】なお、本実施の形態2ではシャーシへの取り付けを係合爪で行なう例をあげたが、ねじや接着テープ等の係合手段を用いても本発明が適用できることは言うまでもない。 【0023】 【発明の効果】以上のように、本発明によれば電子機器本体と表示部などの開閉蓋を回動自在に係合するヒンジ構造部分に電線ケーブルを配線する場合や、機器シャーシに電線ケーブルを配線する場合に、簡単・確実に電線ケーブルを配線・保持でき、信頼性の高い配線処理を実現するケーブルホルダを提供するものである。
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| 【出願人】 |
【識別番号】000005821 【氏名又は名称】松下電器産業株式会社
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| 【出願日】 |
平成11年9月6日(1999.9.6) |
| 【代理人】 |
【識別番号】100097445 【弁理士】 【氏名又は名称】岩橋 文雄 (外2名)
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| 【公開番号】 |
特開2001−74168(P2001−74168A) |
| 【公開日】 |
平成13年3月23日(2001.3.23) |
| 【出願番号】 |
特願平11−251137 |
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