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【発明の名称】 電気融着継手
【発明者】 【氏名】有吉 和久

【要約】 【課題】ペンスキャナによってバーコードを読み取る作業を容易にかつ正確に行うことができる電気融着継手を提供する。

【解決手段】継手本体11の表面にバーコードが表示された電気融着継手であって、バーコードシンボル151の端部の余白面に、バーコードリーダのペンスキャナの読取り開始マーク152,153が表示されている。
【特許請求の範囲】
【請求項1】 継手本体の表面にバーコードが表示された電気融着継手であって、バーコードシンボルの端部の余白面に、バーコードリーダのペンスキャナの読取り開始マークが表示されていることを特徴とする電気融着継手。
【請求項2】 前記バーコードが継手本体の表面に貼着されたラベルに表示されており、該ラベルのバーコードシンボルの端部の余白面に、バーコードリーダのペンスキャナの読取り開始マークが表示されていることを特徴とする請求項1に記載の電気融着継手。
【請求項3】 前記バーコードが継手本体の表面に吊り下げられるタグ札に表示されており、該タグ札のバーコードの端部の余白面に、バーコードリーダのペンスキャナの読取り開始マークが表示されていることを特徴とする請求項1に記載の電気融着継手。
【請求項4】 前記バーコードシンボルが継手表面に貼着されたラベルに表示されるか又は継手本体の表面に直接表示されており、該継手本体の表面のバーコードシンボルの端部の余白面に、バーコードリーダのペンスキャナの読取り開始マークが表示されていることを特徴とする請求項1に記載の電気融着継手。
【請求項5】 前記読取り開始マークが、凹状又は凸状に形成されたものであることを特徴とする請求項1乃至請求項4のいずれか1項に記載の電気融着継手。
【発明の詳細な説明】【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電気融着継手に関し、詳細には継手本体の表面にバーコードが表示された電気融着継手に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、例えば、特開平4─344223号公報に記載のように、合成樹脂からなり、受口の内周部に電熱線が埋設された電気融着継手が知られている。
【0003】このような電気融着継手であって、継手本体の表面に、融着加熱制御に必要な電圧、通電時間等の情報や、継手の品種、サイズ、ロット番号等の情報が記録されているバーコードが表示されたものも知られている。このようなバーコードは、通常、バーコードシンボル(白黒バー部)と、クワイエットゾーン(シンボルの左右の余白部分)で基本構成されている。又、一部のバーコードでは、その基本構成部の全周を黒枠で囲んだものもある。
【0004】この電気融着継手を使用する時に、コントローラ附属のバーコードリーダのペンスキャナによってバーコードを必ず読み取る必要がある。このとき、ペンスキャナはバーコードシンボルの始まりをクワイエットゾーンで検知しており、一般的には5mm程度以上の長さの余白が必要となるが、ペンスキャナを余白のどの部分から始めたらいいのか不明確であった。そのため、現場の作業者が上記のようなバーコードスキャナの性質を十分理解していないと、バーコードシンボルが始まるギリギリのところからペンスキャナの走査を開始してうまく読み取れなかったり、作業がとまどったり、不正確になったりし易いという問題点がある。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上記のような従来の問題点を解消し、ペンスキャナによってバーコードを読み取る作業を容易にかつ正確に行うことができる電気融着継手を提供することを目的としてなされたものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】本願の請求項1に記載の発明(本発明1)は、継手本体の表面にバーコードが表示された電気融着継手であって、バーコードシンボルの端部の余白面に、バーコードリーダのペンスキャナの読取り開始マークが表示されている電気融着継手である。
【0007】本願の請求項2に記載の発明(本発明2)は、前記バーコードが継手本体の表面に貼着されたラベルに表示されており、該ラベルのバーコードシンボルの端部の余白面に、バーコードリーダのペンスキャナの読取り開始マークが表示されている本発明1の電気融着継手である。
【0008】本願の請求項3に記載の発明(本発明3)は、前記バーコードが継手本体の表面に吊り下げられるタグ札に表示されており、該タグ札のバーコードの端部の余白面に、バーコードリーダのペンスキャナの読取り開始マークが表示されている本発明1の電気融着継手である。
【0009】本願の請求項4に記載の発明(本発明4)は、前記バーコードシンボルが継手表面に貼着されたラベルに表示されるか又は継手本体の表面に直接表示されており、該継手本体の表面のバーコードシンボルの端部の余白面に、バーコードリーダのペンスキャナの読取り開始マークが表示されている本発明1の電気融着継手である。
【0010】本願の請求項5に記載の発明(本発明5)は、前記読取り開始マークが、凹状又は凸状に形成されている本発明1〜至本発明4のいずれの電気融着継手である。
【0011】本発明において、バーコードリーダのペンスキャナの読取り開始マークの表示手段としては、印刷、刻設、凹溝を設ける、凸条を設ける等のいずれの方法であってもよい。
【0012】
【作用】本発明1の電気融着継手は、バーコードシンボルの端部の余白面に、バーコードリーダのペンスキャナの読取り開始マークが表示されていることにより、バーコードリーダのペンスキャナを読取り開始マークの部分に合わせておいて、バーコードシンボル上を走査すればよいことを作業者に明示でき、作業者がバーコードシンボルのギリギリのところから読取りを開始したことでクワイエットゾーンが走査範囲に含まれなくなるという問題もなくなるので、バーコードシンボルの情報を容易にかつ正確に読み取ることができる。
【0013】本発明2の電気融着継手は、前記バーコードが継手本体の表面に貼着されたラベルに表示されており、該ラベルのバーコードシンボルの端部の余白面に、バーコードリーダのペンスキャナの読取り開始マークが表示されていることにより、読取り開始位置を作業者に明示することができる。
【0014】本発明3の電気融着継手は、前記バーコードが継手本体の表面に吊り下げられるタグ札に表示されており、該タグ札のバーコードの端部の余白面に、バーコードリーダのペンスキャナの読取り開始マークが表示されていることにより、読取り開始位置を作業者に明示することができる。
【0015】本発明4の電気融着継手は、前記バーコードシンボルが継手表面に貼着されたラベルに表示されるか又は継手本体の表面に直接表示されており、該継手本体の表面のバーコードシンボルの端部の余白面に、バーコードリーダのペンスキャナの読取り開始マークが表示されていることにより、読取り開始位置を作業者に明示することができる。
【0016】本発明5の電気融着継手は、前記読取り開始マークが、凹状又は凸状に形成されていることにより、バーコードリーダのペンスキャナを読取り開始マークの部分に合わせる作業をより簡単且つ確実に行うことができる。
【0017】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面を参照しつつ説明する。図1は、本発明の電気融着継手の一例を示す説明図である。図1に示すように、この例の電気融着継手1は、ポリエチレン等の合成樹脂からなるソケット型の管継手であって、継手本体11の両端に合成樹脂管を接続する受口12,12が設けられている。受口12,12の内周部には、図示しない電熱線が埋設されている。継手本体11には、電熱線に通電するための電熱線ターミナル13,13が突設されている。
【0018】継手本体11の表面には、バーコードの表示面14が設けられ、バーコードの表示面14には、ラベル15が貼設されている。図2に示すように、ラベル15の中央には、バーコードシンボル151が印刷されており、バーコードシンボル151には、融着加熱制御に必要な電圧、通電時間等の情報や、継手の品種、サイズ、ロット番号等の情報が記録されている。
【0019】ラベル15のバーコードシンボル151の両端部の左右の余白面(クワイエットゾーン)には、バーコードリーダのペンスキャナの読取り開始マーク152,153が印刷されている。左側の読取り開始マーク152はバーコードリーダを左から操作するときに使用され、右側の読取り開始マーク153はバーコードリーダを右から操作するときに使用される。
【0020】この電気融着継手1においては、バーコードリーダのペンスキャナ16を左側の読取り開始マーク152から開始して右側に向けてバーコードシンボル151上を走査するか、右側の読取り開始マーク153から開始して左側に向けてバーコードシンボル151上走査することにより、バーコードシンボル151の情報を容易にかつ正確に読み取ることができる。
【0021】図3は、本発明の電気融着継手の別の例を示す説明図である。この例の電気融着継手2においては、バーコードタグ札25が吊り下げられている。251,251は、吊り下げ用の紐を通す孔であり、両上隅部に設けられている。バーコードタグ札25の中央には、バーコードシンボル261が印刷されたラベル26が貼設されており、バーコードシンボル261には、融着加熱制御に必要な電圧、通電時間等の情報や、継手の品種、サイズ、ロット番号等の情報が記録されている。
【0022】バーコードタグ札25における、貼設されたラベル26に印刷されたバーコードシンボル261の両端部の左右の余白面(クワイエットゾーン)には、バーコードリーダのペンスキャナの読取り開始マーク252,253が刻設されている。左側の読取り開始マーク252はバーコードリーダを左から操作するときに使用され、右側の読取り開始マーク253はバーコードリーダを右から操作するときに使用される。
【0023】この電気融着継手2においては、バーコードリーダのペンスキャナ27を左側の読取り開始マーク252から開始して右側に向けてバーコードシンボル261上を走査するか、右側の読取り開始マーク253から開始して左側に向けてバーコードシンボル261上を走査することにより、バーコードシンボル261の情報を容易にかつ正確に読み取ることができる。
【0024】図4は、本発明の電気融着継手の更に別の例を示す説明図である。この例の電気融着継手3においては、図1を参照して説明したとの同様の継手本体の表面には、バーコードの表示面34が設けられ、バーコードの表示面34の中央には、ラベル35が貼設さられている。ラベル35の中央には、バーコードシンボル351が印刷されており、バーコードシンボル351には、融着加熱制御に必要な電圧、通電時間等の情報や、継手の品種、サイズ、ロット番号等の情報が記録されている。尚、ラベル35を貼設することなく、バーコードの表示面34の中央にバーコードシンボル351が直接印刷されていて構わない。
【0025】バーコードの表示面34における、バーコードシンボル351が印刷されたラベル35が貼設された左右の余白面(クワイエットゾーン)には、凹溝からなる、バーコードリーダのペンスキャナの読取り開始マーク342,343が設けられている。左側の読取り開始マーク342はバーコードリーダを左から操作するときに使用され、右側の読取り開始マーク343はバーコードリーダを右から操作するときに使用される。
【0026】この電気融着継手3においては、バーコードリーダのペンスキャナ36を左側の読取り開始マーク(凹溝)342に合わせておいて、右側に向けてバーコードシンボル351上を走査するか、右側の読取り開始マーク343(凹溝)に合わせておいて、左側に向けてバーコードシンボル351上を走査することにより、バーコードシンボル351の情報を容易にかつ正確に読み取ることができる。
【0027】図5は、本発明の電気融着継手の更に別の例を示す説明図である。この例の電気融着継手4においては、バーコードの表示面44における、バーコードシンボル451が印刷されたラベル45が貼設された左右の余白面(クワイエットゾーン)には、凸条からなる、バーコードリーダのペンスキャナの読取り開始マーク442,443が設けられている。それ以外は、図4を参照して説明したものと同様であるので、図中に対応する図番のみを付して詳細な説明は省略する。
【0028】
【発明の効果】本発明の電気融着継手は、上記のようにされているので、ペンスキャナによってバーコードを読み取る作業を容易にかつ正確に行うことができる。
【出願人】 【識別番号】000002174
【氏名又は名称】積水化学工業株式会社
【出願日】 平成11年8月25日(1999.8.25)
【代理人】
【公開番号】 特開2001−65777(P2001−65777A)
【公開日】 平成13年3月16日(2001.3.16)
【出願番号】 特願平11−238437