| 【発明の名称】 |
ヒューズ機能付分岐サドル |
| 【発明者】 |
【氏名】南 智之
【氏名】猪谷 崇明
【氏名】加藤 健
【氏名】藤田 慎一
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| 【要約】 |
【課題】2次側配管が過流出になった際のヒューズ機能の応答性がよく、異常時に確実に遮断し、元配管から分岐管を取出し配管する際の配管施工が容易で、安全性が確保されるヒューズ機能付分岐サドルを提供する。
【解決手段】元配管の表面に接続して分岐管を取出し配管する分岐サドルにおいて、元配管1に穿孔する穿孔管部12と穿孔穴に連通して分岐管を取出しする取出し管部13とを元配管に接続するサドル部11に設け、取出し管部13は上流側と下流側の圧力差が所定以上になった際に自動的に通路を閉じることを特徴とする。また、元配管の表面に接続するサドル部1と、サドル部から直立する穿孔管部12と、サドル部から直立する取出し管部13と、穿孔管部と取出し管部を連通する連通凹溝14と、穿孔管部に装着したタッピングカッター20と、取出し管部に上流側と下流側の圧力差が所定以上になった際に取出し管部内の通路を閉じるヒューズ弁機構30とを設けたことを特徴とする。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】 元配管の表面に接続して分岐管を取出し配管する分岐サドルにおいて、元配管に穿孔する穿孔管部と、該穿孔管部に連通し分岐管を取出しするための取出し管部とを前記元配管に接続するサドル部に設け、前記取出し管部は上流側と下流側の圧力差が所定以上になった際に自動的に通路を閉じるヒューズ機構を設けたことを特徴とするヒューズ機能付分岐サドル。 【請求項2】 元配管の表面に接続するサドル部と、サドル部から直立する穿孔管部と、サドル部から直立する取出し管部と、前記穿孔管部と取出し管部が連通する連通凹溝と、穿孔管部に装着したタッピングカッターと、取出し管部に上流側と下流側の圧力差が所定以上になった際に取出し管部内の通路を閉じるヒューズ機構を設けたことを特徴とするヒューズ機能付分岐サドル。
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【発明の詳細な説明】【0001】 【発明の属する技術分野】本発明は、ガス等流体が流通している既設の配管から分岐管を取り出し配管する分岐サドル継手に関するもので、詳しくは2次側の配管が破損するなど過流出状態の異常緊急時に、自動的にサドル継手内の流通路が遮断して下流側における2次災害を防止し、安全を確保できるヒューズ機能付分岐サドルに関するものである。 【0002】 【従来の技術】従来、実開平2−128892号公報で開示された図5に示すものがある。このものは分岐取出し継手の穿孔管部内にバタフライ形の逆止弁を内蔵したものである。 【0003】 【発明が解決しようとする課題】上記従来の分岐取り出し継手は、プレート状弁体の片側端に回転軸を有して、プレート状弁体が弁口を閉止するバタフライ形逆止弁を設けている。このバタフライ形弁構造では流体の流勢や圧力差によって開閉する応答性能が、ある程度流体の圧力を受けるようになるまで反応し難く、弁体が全開状態では大きな圧力差があってもプレート状弁体に圧力を受け難いので敏感に反応せず、従って有効な緊急時の遮断弁として機能しない欠点がある。またプレート状弁体の重力にも影響するので設置状態にも大きく影響する。 【0004】本発明は上記の課題を解消して、2次側配管が過流出になった際のヒューズ機能の応答性がよく、異常時に確実に遮断し、元配管から分岐管を取出し配管する際の配管施工が容易で、安全性が確保されるヒューズ機能付分岐サドルを提供する。 【0005】 【課題を解決するための手段】本発明の要旨は、元配管の表面に接続して分岐管を取出し配管する分岐サドルにおいて、元配管に穿孔する穿孔管部と、該穿孔管部に連通し分岐管を取出しするための取出し管部とを前記元配管に接続するサドル部に設け、前記取出し管部は上流側と下流側の圧力差が所定以上になった際に自動的に通路を閉じるヒューズ機構を設けたことを特徴とするヒューズ機能付分岐サドルである。また本発明は、元配管の表面に接続するサドル部と、サドル部から直立する穿孔管部と、サドル部から直立する取出し管部と、前記穿孔管部と取出し管部が連通する連通凹溝と、穿孔管部に装着したタッピングカッターと、取出し管部に上流側と下流側の圧力差が所定以上になった際に取出し管部内の通路を閉じるヒューズ機構を設けたことを特徴とするヒューズ機能付分岐サドルである。 【0006】 【作用】本発明は上記の構成であって、元配管から分岐管を取り出し配管する場合に、元配管の表面にサドル部を接続して穿孔管部のタッピングカッターで配管表面に穿孔される。サドル部には穿孔管部と取出し管部が設けてあり、タッピングカッターで穿孔した穿孔部からのガスは取出し管部へ流れ、取出し管部に接続した分岐管へ分岐取出しされる。この取出し管は上流側と下流側の圧力差が所定以上になった際に分岐管部内の通路が閉じるようになっている。このため取出し管側以降の分岐側配管に何らかの異常があってガスが大量に噴出するような事態が発生した場合、自動的に取出し管部が閉止し、大事故を未然に防止する。 【0007】またサドル部から穿孔管部と取出し管部が直立しており、穿孔管部と取出し管部は連通凹溝で連通しており、穿孔管部に装着されているタッピングカッターで元配管に穿孔すると穿孔部のガスは取出し管部に流れる。取出し管部には上流側と下流側の圧力差が所定以上になったら通路を閉じるヒューズ弁を設けてあるので、下流側が何らかの異常があってガスが大量に噴出するような事態が発生した際、取出し管部の通路が閉じ、大事故を未然に防止する。 【0008】また、弁体に小穴が開けられていると、少しずつ上流側から下流側分岐管部へ流体が流れ、下流側配管のガス噴出個所等の修理が完了した際、下流側配管へ流れるので下流側圧力が少しずつ増し、弁座部材に着座していた弁体の上流側と下流側間の圧力差がなくなるため、自動的に異常閉止状態の弁体が開かれる。従って埋設状態の分岐サドル部を掘り返して遮断弁機構を操作する必要がなく、自動的に遮断弁機構が流通状態に復旧される。 【0009】 【実施例】以下本発明の実施例を図1乃至図4を参照して説明する。図1は本発明の一実施例を示すヒューズ機能付分岐サドルの断面図で、元配管1の表面に接続した状態を示す。分岐サドル本体10は鋳鉄製又は樹脂製で作られ、樹脂製の場合は樹脂製元配管1と融着するようにサドル部11の内周面に電熱線が埋設されている。サドル部11には内面に貫通する穿孔管部12と取出し管部13が直立して設けてあり、この穿孔管部12と取出し管部13間を連通凹溝14でガスの流通路を形成している。 【0010】穿孔管部12は、内周面に雌ねじ15を設けて雌ねじ15に螺合するタッピングカッター20を装着してある。タッピングカッター20は送りねじ部21とホルソー部22からなり、穿孔管部12の上端から操作治具を挿入して送りねじ部21を回転させ、穿孔管部の雌ねじ15に螺合してホルソー22を元配管1に対して進退させる。元配管1に穿孔した後、ホルソー22内に切片を保持した状態で再度回転操作して穿孔管部12内に引き上げ、穿孔作業が終了する。終了後上端にキャップ16を装着して穿孔管部12が閉塞される。 【0011】取出し管部13は、内面にヒューズユニット30を装着してあり、その端部側に分岐管部17を形成してある。取出し管部13の端部は蓋18で閉塞されている。分岐管部17に分岐取出し配管が接続される。図2は別の実施例を示すもので、取出し管部13に直接分岐取り出し配管が接続される場合を示し、この場合は取出し管部13に図1の実施例の分岐管部17が設けてなく、その他は前記実施例と同じである。尚、ヒューズユニット30を装着する部分の取出し管部13の肉厚は端部側より厚肉29に設けてあり、分岐取り出し配管に曲げ応力等の外力が加わってもヒューズユニット30に外力の影響が及ばないように設けてある。 【0012】図3、図4は取出し管部13に装着した本発明の一実施例のヒューズユニット30を示し、通常の使用状態を示す。取出し管部13の内周面にCリング42で密封的にケース31が嵌着され、ケース31内には弁部材32とコイルバネ33と止め輪34を設けて弁部材32を軸方向摺動自在に設け、ケース31の端部内面に弁体38が着座する弁座面39を形成してある。また弁部材32が所定以上開かないようにケース31内面の段部で支持され、弁体38が弁座39に対して所定以上開かないようになっている。弁部材32は、外周の摺動環35と中央部の弁軸36とがリブ37で一体化され、弁軸36には弁体38を連結している。摺動環35と弁軸36のリブ37間は流体の通路となっており、止め輪34はケース31に螺合してコイルバネ33を保持している。このため弁部材32はコイルバネ33に付勢され、弁体38と一体でケース31内を摺動する。弁体38がケース31の端部に設けた弁座39に当接するとケース31内の流路が閉止し、取出し管部13の流路が閉止される。 【0013】1次側流路である例えば連通凹溝14の圧力が2次側流路である例えば分岐管部17の圧力と比べて所定圧力より大きくなったら、弁体38はコイルバネ33を圧縮して弁座39に着座しヒューズユニット30が閉止する。従って分岐配管17側に何らかの異常が発生して大流量のガスが噴出した場合、2次側圧力が1次側圧力に比べて急激に低下するので、自動的にヒューズユニット30が閉じ安全が確保される。 【0014】尚、弁体38に小穴40を開け、弁体38が弁座39に着座して閉止中であっても、少しずつガスが下流側の分岐配管へ流れるようにしている。例えば2次側配管の異常状態の工事が復旧し、2次側配管の異常漏れ個所が修理されると、弁体38に設けた小穴40から少しずつ下流の分岐管部17側へガスが流れて次第に2次側配管の圧力が上昇し、1次側配管の圧力と均衡する。上流側と下流側の圧力差がなくなると、弁体38がコイルバネ33の反発力もあって弁座39から離れ、通常の流通状態に復帰する。本発明においては、特に分岐管部17の水平配管内に弁機構を設けてないため、地盤沈下やショベルで引っかける等の曲げ力が水平配管に作用しても、ヒューズ弁ユニット部の損傷が防止され、長期の信頼性が確保される。 【0015】 【発明の効果】以上説明の通り本発明のヒューズ機能付分岐サドルは、穿孔管部で従来と同様に簡単に元配管に対して穿孔作業ができ、万一の分岐管側二次側配管の異常事態に対処でき、確実に安全が図られるものである。また穿孔管部と取出し管部が別々にサドル部から直立するので穿孔作業や分岐取出し配管の作業性がよく、更に穿孔管部と取出し管部のサドル部からの設置回転角を変えることが可能で、地上から穿孔作業して、水平方向に分岐取出し管を取り出すように設けることもでき、種々の配管条件にも対応できる。また安全性も確保されるものである。また分岐管側の水平配管部にヒューズ弁機構を設けないため、分岐管に曲げ力が作用してもヒューズ機構の損傷が防止され、長期の信頼性が確保される。
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| 【出願人】 |
【識別番号】000005083 【氏名又は名称】日立金属株式会社 【識別番号】000220262 【氏名又は名称】東京瓦斯株式会社
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| 【出願日】 |
平成11年8月30日(1999.8.30) |
| 【代理人】 |
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| 【公開番号】 |
特開2001−65773(P2001−65773A) |
| 【公開日】 |
平成13年3月16日(2001.3.16) |
| 【出願番号】 |
特願平11−242413 |
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