トップ :: F 機械工学 照明 加熱 武器 爆破 :: F16 機械要素または単位;機械または装置の効果的機能を生じ維持するための一般的手段




【発明の名称】 コネクタ
【発明者】 【氏名】堂河内 武

【氏名】長井 真一

【氏名】浅里 信之

【要約】 【課題】雄部材と雌部材との接続完了が感覚的にわかりやすいコネクタを提供すること。

【解決手段】挿入端から離れた位置に鍔部10を有する管体11から成る雄部材1と、入口部に、管体挿入口30を有した抜止め手段3を配設すると共に前記入口部よりも奥側に管体11の外周の流体密性を確保するシールリング4を配設してある雌部材2とから構成されており、管体11を管体挿入口30に押し込んでいくと、その途中で鍔部10が抜止め手段3の管体挿入口30を押し広げながら通過するものとしてあると共に、鍔部10が抜止め手段3の管体挿入口30を通過する時点と、雄部材1の挿入端がシールリング4を通過する時点とが一致するようにしてある。
【特許請求の範囲】
【請求項1】 挿入端から離れた位置に鍔部(10)を有する管体(11)から成る雄部材(1)と、入口部に、管体挿入口(30)を有した抜止め手段(3)を配設すると共に前記入口部よりも奥側に管体(11)の外周の流体密性を確保するシールリング(4)を配設してある雌部材(2)とから構成されており、管体(11)を管体挿入口(30)に押し込んでいくと、その途中で鍔部(10)が抜止め手段(3)の管体挿入口(30)を押し広げながら通過するものとしてあると共に、鍔部(10)が抜止め手段(3)の管体挿入口(30)を通過する時点と、雄部材(1)の挿入端がシールリング(4)を通過する時点とが一致するようにしてあることを特徴とするコネクタ。
【発明の詳細な説明】【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、クイックコネクタなどのコネクタに関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来のコネクタは、図5に示すように、挿入端から離れた位置に鍔部10を有する管体11から成る雄部材1と、入口部に、管体挿入口30を有した抜止め手段3を配設すると共に前記入口部よりも奥側にシールリング4を配設してある雌部材2とから構成されている。
【0003】このコネクタでは、管体11を管体挿入口30に押し込んでいくと、その途中で鍔部10が抜止め手段3の管体挿入口30を押し広げながら通過し、その後は雄部材1は雌部材2に対して抜け止め状態となる。また、この状態では、管体11の外周と雌部材2の内周との間はシールリング4により流体密性が確保されたものとなっている。
【0004】しかしながら、上記コネクタでは、雄部材1の挿入端がシールリング4を通過した後に、鍔部10が抜止め手段3の管体挿入口30を通過するように設定されていることから、雄部材1と雌部材2との接続に必要な力が小さく、雄部材1と雌部材2との接続完了が感覚的に分かりにくいという問題があった。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】そこで、この発明では、雄部材と雌部材との接続完了が感覚的にわかりやすいコネクタを提供することを課題とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】この発明のコネクタは、挿入端から離れた位置に鍔部10を有する管体11から成る雄部材1と、入口部に、管体挿入口30を有した抜止め手段3を配設すると共に前記入口部よりも奥側に管体11の外周の流体密性を確保するシールリング4を配設してある雌部材2とから構成されており、管体11を管体挿入口30に押し込んでいくと、その途中で鍔部10が抜止め手段3の管体挿入口30を押し広げながら通過するものとしてあると共に、鍔部10が抜止め手段3の管体挿入口30を通過する時点と、雄部材1の挿入端がシールリング4を通過する時点とが一致するようにしてある。
【0007】なお、この発明のコネクタの作用・効果については以下の発明の実施の形態の欄で説明する。
【0008】
【発明の実施の形態】以下、この発明のコネクタの実施の形態を、図面に従って説明する。
【0009】図1や図2はこの発明の実施形態のコネクタの断面を示すものであり、図3や図4は雌部材2と抜止め板3と雄部材1の鍔部10の関係を示すものである。
〔コネクタの構成について〕このコネクタは、図1や図2に示すように、雄部材1と、雌部材2と、前記雌部材2の入口部に配置した抜止め手段3と、前記雌部材2の奥部に配置したシールリング4とから構成されている。
【0010】雄部材1は、図1に示すように、挿入端から一定距離だけ離れた位置に鍔部10を有した管体11から構成されている。
【0011】雌部材2は、図1や図2に示すように、その一端近傍に抜止め手段3を装着するための周溝20を設けてあり、前記周溝部20よりも奥側にはシールリング4を装着するための周溝21を設けてある。また、この雌部材2の他端側には、図1や図2に示すように、チューブを圧入するための竹の子状の細管22を具備させてある。
【0012】抜止め手段3は、図3や図4に示すように、半楕円線の輪郭を有する抜止め板3a, 3aにより構成されており、各抜止め板3aには弾性片31、抜止用突起32、傾斜面33(図1参照)を具備させてある。
【0013】弾性片31は、図3に示すように、抜止め板3aを横方向に付勢するものであり、抜止用突起32が雌部材2の内壁に係合する位置まで抜止め板3aを変位させている。なお、抜止め板3a, 3a相互は点対称に配置されていることから抜止め板3a, 3aにより形成される孔は管体11のみが挿入可能な管体挿入口30となっている。
【0014】傾斜面33は、図1や図3に示すように、弾性片31を設けた側の抜止め板3a部分の内縁側に形成されている。
【0015】シールリング4は、市販されているOリングにより構成されている。
【0016】ここで、この実施形態のコネクタでは、図1や図2に示すように、鍔部10が抜止め手段3の管体挿入口30を通過する時点と、雄部材1の挿入端がシールリング4を通過する時点とが一致するようにしてある。
〔コネクタの機能について〕雄部材1と雌部材2とを接続状態にすべく管体11を管体挿入口30に押し込んでいくと、その途中で鍔部10が図3に示す如く傾斜面33,33と当接することになるが、管体11から傾斜面33,33への押圧力により抜止め板3a, 3aは、図4に示すように弾性片31,31の付勢力に抗して相互に逆方向に移動する。つまり、管体11の押圧力により管体挿入口30を押し広げられ、図2や図4に示すように鍔部10は抜止め板3a, 3a相互間を通過することができる。
【0017】この実施形態のコネクタでは、鍔部10が抜止め板3a, 3aにより構成された抜止め手段3の管体挿入口30を通過する時点と、雄部材1の挿入端がシールリング4を通過する時点とが一致するようにしてあるから、雄・雌部材1,2相互を接続する際の挿入抵抗力は二つのものが合わさって大きいものとなり、このため雄部材と雌部材との接続完了が感覚的にわかりやすい。
【0018】
【発明の効果】この発明は、上述の如くの構成を有するものであるから、次の効果を有する。
【0019】発明の実施の形態の欄の内容から、雄部材と雌部材との接続完了が感覚的にわかりやすいコネクタを提供できた。
【出願人】 【識別番号】000247258
【氏名又は名称】ニッタ・ムアー株式会社
【出願日】 平成11年8月25日(1999.8.25)
【代理人】 【識別番号】100072213
【弁理士】
【氏名又は名称】辻本 一義
【公開番号】 特開2001−65766(P2001−65766A)
【公開日】 平成13年3月16日(2001.3.16)
【出願番号】 特願平11−238589