| 【発明の名称】 |
2重給油ホース |
| 【発明者】 |
【氏名】金 森 明 文
【氏名】高 橋 和 史
【氏名】明 田 俊 昭
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| 【要約】 |
【課題】ベーカーリカバリー機能及びガス検知機能を有する給油装置に有効に使用できる2重給油ホースを提供する。
【解決手段】被接続金具(32)の内側管(33)に挿入される挿入金具(15)を端部に設けた内側ホース13と、内側ホース13を内部に配設し、被接続金具(32)の外側管(34)に螺合する可回動の回動金具(17)を有する固定金具(16)を端部に設けた外側ホース(14)とで構成された2重給油ホース(10)において、外側ホース(14)の外面層(14d)に通孔(14f)を有する膨出部(14e)が形成され、回動金具(17)には回転規制手段(27)が設けられている。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】 被接続金具の内側管に挿入される挿入金具を端部に設けた内側ホースと、内側ホースを内部に配設し、被接続金具の外側管に螺合する可回動の回動金具を有する固定金具を端部に設けた外側ホースとで構成された2重給油ホースにおいて、前記外側ホースの外面層に通孔を有する膨出部が形成され、前記回動金具には回転規制手段が設けられていることを特徴とした2重給油ホース。 【請求項2】 前記回動金具の回転規制手段は、前記固定金具に刻まれた溝と、溝に設けられたストッパーと、回動金具に設けられたネジ孔に螺合し、先端が溝に係合するビスとである請求項1に記載の2重給油ホース。 【請求項3】 前記内側ホースは、耐油性合成ゴムの一層で形成され、前記外側ホースは、耐油性合成ゴムの内面層と、合成繊維の第一第二の補強層と、耐候性合成ゴムの外面層との四層で形成されている請求項1又は2に記載の2重給油ホース。
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【発明の詳細な説明】【0001】 【発明の属する技術分野】本発明は、給油装置に装着される給油ホースで、特にベーパーリカバリー機能及びガス検知機能を有する給油装置に有効に使用できる2重給油ホースに関するものである。 【0002】 【従来の技術】自動車の燃料タンクへの給油に伴って排出されるベーパを回収し、公害防止及び省資源化を図るベーパーリカバリー機能を付加した給油装置が普及しつつある。この給油装置では、本出願人が特開平4−294800号として提案している2重給油ホースが使用されている。この2重給油ホースは、内側ホースと外側ホースとで構成されている。そして、内側ホースに燃料油を流し、内側ホースと外側ホースとの間にベーパーを流し、給油に伴って排出されるベーパを回収するようにしていた。なんとなれば、内側が液だと、十分な流路面積を得ることができず、外側がベーパーだと強度が必要ないため(蛇腹管)地面にすれて損傷しやすいからである。また、燃料タンク内の油種を検知し、誤給油を防止するガス検知機能を付加した給油装置も普及しつつある。この給油装置では、本出願人が特開平3−157592号として提案している給油ホースが使用されている。この給油ホースは、外面層に通孔を有する膨出部が形成されている。そして、給油装置のケース内に設けられた制御機構と給油ノズルに設けられた制御器とを結ぶ信号線を通孔に通し、信号線を保護し、信号線が給油ホースに絡み付くことによる操作性及び見栄えの悪さを防止している。しかし、信号線配設用の膨出部を設けた2重給油ホースがないので、ベーパーリカバリー機能及びガス検知機能を共に有する給油装置では、給油ホースの選定に困難をきたしている。 【0003】 【発明が解決しようとする課題】本発明は、上述した様な従来技術の問題点に鑑みて提案されたものであり、ベーカーリカバリー機能及びガス検知機能を有する給油装置に有効に使用できる2重給油ホースを提供することを目的としている。 【0004】 【課題を解決するための手段】上記した課題を解決するために本発明は、被接続金具の内側管に挿入される挿入金具を端部に設けた内側ホースと、内側ホースを内部に配設し、被接続金具の外側管に螺合する可回動の回動金具を有する固定金具を端部に設けた外側ホースとで構成された2重給油ホースにおいて、前記外側ホースの外面層に通孔を有する膨出部が形成され、前記回動金具には回転規制手段が設けられている。そして、内側ホースにベーパーを流し、内側ホースと外側ホースとの間に燃料油を流せば、給油に伴って排出されるベーパを回収することができる。また、膨出部の通孔に信号線を通せば、信号線が保護され、信号線が給油ホースに絡み付くことがない。 【0005】そして、前記回動金具の回転規制手段は、前記固定金具に刻まれた溝と、溝に設けられたストッパーと、回動金具に設けられたネジ孔に螺合し、先端が溝に係合するビスとであるので、構造が簡単で、製造コストが安価である。また、前記内側ホースは、耐油性合成樹脂の一層で形成され、前記外側ホースは、耐油性合成ゴムの内面層と、合成繊維の第一第二の補強層と、耐候性合成ゴムの外面層との四層で形成されているので、耐油性及び耐候性が良いものである。 【0006】 【発明の実施の形態】以下、添付図面を参照にして、本発明の実施の形態を説明する。図1に示すように、給油装置1のケース2内には、送油機構3、ベーパー回収機構4、及び制御機構5が収納され、送油機構3に接続された給油管6、ベーパー回収機構4に接続されたベーパー管7、及び制御機構5に接続された信号線8は、接続金具9を介して本発明の2重給油ホース10に接続されている。そして、2重給油ホース10の先端には給油ノズル11が接続され、2重給油ホース10の途中には安全接手12が設けられている。 【0007】図2、3に示すように、2重給油ホース10は内側ホース13と外側ホース14で構成され、内側ホース13内をベーパーが流れ、内側ホース13と外側ホース14の間を燃料油が流れるようになっている。そして、内側ホース13の端部には挿入金具15が設けられ、外側ホース14の端部には固定金具16と、固定金具16に可回動に挿入された回動金具17が設けられている。 【0008】内側ホース13は耐油性合成樹脂、例えばナイロン樹脂の一層で形成され、挿入金具15が止め具18により強固に取り付けられ、挿入金具15の先端にはOリング19が設けられ、中間部にはCリング20で止められた係止具21が設けられている。そして、係止具21により内側ホース13は外側ホース14の中心に位置され、外側ホース14内へ引っ込まないようになっている。 【0009】図4に示されているように外側ホース14は耐油性合成ゴム、例えばニトリルゴムの内面層14aと、合成繊維、例えば塩化ビニルの第一の補強層14bと、アラミド繊維の第二の補強層14cと、耐油性合成樹脂、例えばクロロプレンゴムの外面層14dの四層で形成されている。そして、外面層14dには膨出部14eが形成され、膨出部14eには通孔14fが形成されている。そして細孔hが外表面と第二の補強層14cとの間に形成され、透過率の相違により、層間にベーパーが溜って膨出することのないように、ベーパーを放出するようになっている。なお、この細孔hに関しては特公平6−58157号公報に開示されている。 【0010】外側ホース14には固定金具16が止め具22により強固に取り付けられ、固定金具16にはOリング23が設けられている。固定金具16に可回動に挿入された回動金具17はCリング24で止められ、ネジ25が切られ、ネジの25の端部にはOリング26が設けられている。 【0011】回動金具17の回転規制手段27は、固定金具16に刻まれた溝28と、溝28に180度の位置で設けられたストッパー29と、回動金具17のネジ孔30に螺合するビス31で構成されている。そして、ネジ孔30に螺合したビス31の先端が固定金具16の溝28に係合し、ビス31の先端をストッパー29に当接させて、回動金具17が180度以内の回動になるようにしている。 【0012】以上のような2重給油ホース10は、給油装置1のケース2に設けられた接続金具9と安全接手12、及び安全接手12と給油ノズル11との接続に使用される。これらの接続の態様は同じであるので、2重給油ホース10と給油ノズル11との接続の態様について説明する。 【0013】図5に示すように、給油ノズル11の接続金具32の内側管33に内側ホース13の挿入金具15を挿入し、外側管34に切られたネジ35に回動金具17のネジ25を螺合し、ビス31をネジ孔30に螺合する。そして、膨出部14eの通孔14fに挿通した信号線8を給油ノズル11に設けられている制御器36に接続する。なお、この制御器36には、ガス検知器等が設けられている。 【0014】そして、給油ノズル11の接続金具32に2重給油ホース10を接続した状態において、内側ホース13の挿入金具15に設けられているOリング19で内側管33と挿入金具15はシールされ燃料油が進入することがない。また、係止具21により内側ホース13は外側ホース14の中心に位置され、外側ホース14内へ引っ込むことがない。そして、回動金具17に設けられているOリング23により外側管34と回動金具17とはシールされ、固定金具17に設けられているOリング26により固定金具16と回動金具17とはシールされ燃料油が漏れることがない。また、溝28に設けられているストッパー29とビス31とにより回動金具17の回動は180度に制限され、信号線8が捻れることがない。 【0015】 【発明の効果】本発明は、被接続部材の内側管に挿入される挿入金具を端部に設けた内側ホースと、内側ホースを内部に配設し、被接続部材の外側管に螺合する可回動の回動金具を有する固定金具を端部に設けた外側ホースとで構成された2重給油ホースにおいて、前記外側ホースの外面層に通孔を有する膨出部が形成され、前記回動金具には回転規制手段が設けられている。そして、内側ホースに燃料油を流し、内側ホースと外側ホースとの間にベーパーを流せば、給油に伴って排出されるベーパを回収することができる。また、膨出部の通孔に信号線を通せば、信号線が保護され、信号線が給油ホースに絡み付くことがない。よって、ベーカーリカバリー機能及びガス検知機能を有する給油装置に有効に使用することができる。
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| 【出願人】 |
【識別番号】000151346 【氏名又は名称】株式会社タツノ・メカトロニクス
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| 【出願日】 |
平成11年8月31日(1999.8.31) |
| 【代理人】 |
【識別番号】100071696 【弁理士】 【氏名又は名称】高橋 敏忠 (外1名)
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| 【公開番号】 |
特開2001−65748(P2001−65748A) |
| 【公開日】 |
平成13年3月16日(2001.3.16) |
| 【出願番号】 |
特願平11−244964 |
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