| 【発明の名称】 |
プラグ装置 |
| 【発明者】 |
【氏名】岩永 哲哉
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| 【要約】 |
【課題】シール部材を交換することなく、プラグ部材の取り外し再装着等を簡単に行うことができるプラグ装置を提供すること。
【解決手段】コード136を管部材102内に挿入するときに用いられるプラグ装置。このプラグ装置は、内部に収容空間126を有する外プラグ部材110と、収容空間126に収容されるシール部材114と、収容空間126の開口部に装着される内プラグ部材112とを備えている。コード136は外プラグ部材110、シール部材114及び内プラグ部材112を通して管部材102内に挿入され、内プラグ部材112を締め付けることによってシール部材114が圧縮され、シール部材114を介して外プラグ部材112とコード136の間が密封される。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】 管部材に着脱自在に装着されるプラグ装置であって、内部に収容空間を有する外プラグ部材と、前記収容空間に収容されるシール部材と、前記収容空間の開口部に装着される内プラグ部材とを備え、前記外プラグ部材、前記シール部材及び前記内プラグ部材を通してコードが前記管部材内に挿通され、前記内プラグ部材を締め付けることによって前記シール部材が圧縮され、前記シール部材を介して前記外プラグ部材と前記コードの間が密封されることを特徴とするプラグ装置。 【請求項2】 前記外プラグ部材の外周面には雄ねじが設けられているとともに、その前記収容空間を規定する内周面には雌ねじが設けられており、前記管部材又はこれに装着されたソケット部材が前記外プラグ部材の前記雄ねじに螺着され、また前記内プラグ部材が前記外プラグ部材の雌ねじに螺着されていることを特徴とする請求項1記載のプラグ装置。
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【発明の詳細な説明】【0001】 【発明の属する技術分野】本発明は、ガス管等の管部材内にコードを挿入するときに用いるプラグ装置に関する。 【0002】 【従来の技術】ガス管、水道管等の如き管部材内を流れるガス等の気体、水道水等の液体の如き流体の温度、圧力、流速等を検出するために、各種センサを取り付けたコードが外部から管部材内に挿入される。このようにコードを挿入する場合、管部材内を流れる流体の一部が挿入個所から外部に漏れないようにプラグ装置が取り付けられている。 【0003】従来、例えば、図4に示すプラグ装置が用いられている。図4を参照して、管部材1は、気体、液体等の流体が流れる管本体部2と、この管本体部2に接続された接続管部4を備え、この接続管部4にプラグ装置6が取り付けられている。このプラグ装置6は、中空スリーブ状のソケット部材8、プラグ部材10、シール部材12及び落下防止プレート14を備えている。接続管部4の先端部には雄ねじが設けられ、またソケット部材8の内周面には雌ねじが形成され、接続管部4の先端部にソケット部材8の一端部が螺合されている。落下防止プレート14はソケット部材4内に挿入され、接続管部4の先端面に載置される。例えば独立気泡タイプのゴムから形成されるシール部材12は、落下防止プレート14の挿入後にソケット部材8内に挿入され、その後プラグ部材10が取り付けられる。プラグ部材10には雄ねじが設けられ、この雄ねじをソケット部材8の雌ねじに螺合することによって取り付けられる。コード16の先端部には温度センサ、圧力センサ等のセンサ18が取り付けられ、このコード16の先端部は、ソケット部材8の貫通孔、シール部材12の貫通孔及び落下防止プレート14の孔を通して管本体部2内に挿入される。 【0004】このプラグ装置6では、プラグ部材10を締め付けることによって、コード16を介してセンサ18が取り付けられる。プラグ部材10を締め付けると、落下防止プレート14及びプラグ部材10によってシール部材12が圧縮され、半径方向外方及び内方に膨張してソケット部材8の内周面及びコード16の外周面に密着し、このようにしてソケット部材8とコード16との間がシール部材12を介して完全にシールされる。 【0005】 【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このプラグ装置では、次の通りの解決すべき問題が存在する。例えばセンサ16を取り出して点検した後再度管部材1内に挿入する(換言すると、プラグ部材10をソケット部材8から外した後に再度取り付けて締め付ける)場合、シール部材12が変形しているのでプラグ部材10を締め付けてもシール部材12によって完全にシールすることができず、シール部材12を新しいものと取り換える必要がある。このようなシール不良は、プラグ部材10を緩めた後再度締め付ける場合にも生じ、この場合にもシール部材12を新しいものと取り換える必要がある。それ故に、プラグ部材10を外したり緩めたりする度に新しいシール部材12を必要とし、またそのための交換作業も行わなければならない。 【0006】特に、大きい圧縮力によりシール部材12が半径方向に膨張してソケット部材8の雌ねじに接着状態となる場合があり、このような場合、シール部材12を新しいものと取り換えてプラグ部材10を締め付けても、ソケット部材8の雌ねじにシール部材12のゴムかすが残っているので、プラグ部材10を充分に締め付けることができず、シール部材12により完全にシールことができなくなる。このようなシール不良を解消するには、ソケット部材8の雌ねじに残留するゴムかすを除去しなければならず、その除去作業が煩雑となる。このとき、管部材2内を流れる流体が可燃性ガスであると除去作業等の短縮、火気の不使用等の作業上の注意も必要となる。 【0007】本発明の目的は、プラグ部材を取り外した後再装着したとき等においてもシール部材の取り換えを行う必要がなく、またゴムかすの除去等も不要で短時間でプラグ部材の取り外し再装着等を行うことができるプラグ装置を提供することである。 【0008】 【課題を解決するための手段】本発明は、管部材に着脱自在に装着されるプラグ装置であって、内部に収容空間を有する外プラグ部材と、前記収容空間に収容されるシール部材と、前記収容空間の開口部に装着される内プラグ部材とを備え、前記外プラグ部材、前記シール部材及び前記内プラグ部材を通してコードが前記管部材内に挿通され、前記内プラグ部材を締め付けることによって前記シール部材が圧縮され、前記シール部材を介して前記外プラグ部材と前記コードの間が密封されることを特徴とするプラグ装置である。 【0009】本発明に従えば、外プラグ部材の収容空間にシール部材が収容され、この収容空間の開口部に内プラグ部材が装着され、この内プラグ部材を締め付けることによって、シール部材が圧縮されて半径方向に膨張し、外プラグ部材及びコードの間がシール部材を介して完全にシールされる。このプラグ装置では、コードを管部材内に挿入するとき、このような状態の外プラグ部材を管部材に装着すればよく、また管部材から外すとき、外プラグ部材を管部材から取り外せばよく、シール部材のシール状態を変えることなく外プラグ部材の取り付け、取り外しを行うことができ、これらのときのシール部材の交換等を不要とすることができる。 【0010】また、本発明では、前記外プラグ部材の外周面には雄ねじが設けられているとともに、その前記収容空間を規定する内周面には雌ねじが設けられており、前記管部材又はこれに装着されたソケット部材が前記外プラグ部材の前記雄ねじに螺着され、また前記内プラグ部材が前記外プラグ部材の雌ねじに螺着されていることを特徴とする。 【0011】本発明に従えば、外プラグ部材が管部材又はこれに装着されたソケット部材に螺着されているので、外プラグ部材を回動することによって取り付け、取り外しを行うことができる。また、内プラグ部材が外プラグ部材に螺着されているので、内プラグ部材を回動することによって、シール部材を変形膨張させて外プラグ部材とコードとの間をシール部材を介してシールすることができる。 【0012】 【発明の実施の形態】以下、図1〜図3を参照して、本発明に従うプラグ装置の一実施形態について説明する。図1は、本発明に従うプラグ装置の一実施形態が取り付けられた管部材の一部を示す断面図であり、図2は、図1のプラグ装置の外プラグ部材、シール部材及び内プラグ部材を分解して示す斜視図である。 【0013】図1を参照して、図示の管部材102は、例えば地中に埋設される管本体部104と、この管本体部104に接続された接続管部106とを備え、送給すべき流体、例えば燃料用ガス(都市ガス,LPガス)等の気体、水道水等の液体等が管本体部104を通して所定方向に流れる。このような管本体部104及び接続管部106は、鋼管、ポリエチレン等の樹脂管から構成される。 【0014】この形態では、接続管部106の先端部にプラグ装置108が取り付けられている。図2をも参照して、図示のプラグ装置108は、外プラグ部材110、内プラグ部材112及びシール部材114から構成されている。外プラグ部材110は、六角状に形成された本体部116と、この本体部116の一端面(図1及び図2において下側端面)に設けられた軸部118と、本体部116の他端面に設けられた突出部120とを有している。外プラグ部材110の軸部118の外周面には雄ねじ122が設けられ、また接続管部106の先端部内周面には雌ねじ124が設けられ、外プラグ部材110の雄ねじ122が接続管部106の雌ねじ124に螺着される。この外プラグ部材110には、軸部118から本体部116の一部にわたって円筒状の収容空間126が形成され、収容空間126の一端は軸部118の端面に開口している。この収容空間126の内周面には雌ねじ128が設けられている。 【0015】内プラグ部材112は短円筒状の本体部130と、この本体部130の一端面(図1及び図2において下側端面)に設けられた突出部132とを有し、突出部132は六角状に形成されている。この本体部130の外周面には雄ねじ134が設けられ、本体部130の雄ねじ134が外プラグ部材110の雌ねじ124に螺合される。 【0016】シール部材114は円筒状に形成され、図1に示すように、外プラグ部材110の収容空間126に収容される。このシール部材114は、独立気泡タイプのゴムから形成され、このようなゴムから形成することによって、管部材1内を流れる流体の外部への漏れを確実に防止することができる。 【0017】外プラグ部材110、シール部材114及び内プラグ部材112を貫通して挿入孔が形成され、かかる挿入孔を通してコード136が管部材1内に挿入される。この形態では、上記挿入孔は、外プラグ部材110に形成された貫通孔138、シール部材114に形成された貫通孔140及び内プラグ部材112に形成された貫通孔142から構成されている。コード136の先端には、例えば管部材1の管本体部104内を流れる流体の温度、圧力、流速等を検出するためのセンサ144が装着されており、コード136の先端側が上記挿入孔を通して挿入され、センサ144が管本体部104内に位置付けられる。コード136の他端側は測定機器(図示せず)に接続され、センサ144の検出信号がコード136を介して測定機器に送給される。尚、センサ144が大きい場合、外プラグ部材110、シール部材114及び内プラグ部材112に、それらの貫通孔138,140,142に連通する細長いスリットを設け、かかるスリットを通してコード136を貫通孔138,140,142内に位置付けるようにしてもよい。 【0018】上述したプラグ装置108は、次のようにして組付けられる。まず、外プラグ部材110の貫通孔138を通してコード136の先端側を挿入し、次いで挿入したコード136の先端側をシール部材114の貫通孔140に挿入した後このシール部材114を外プラグ部材110の収容空間126内に収容する。その後、挿入したコード114の先端側を更に内プラグ部材112の貫通孔142に挿入した後その雄ねじ134を外プラグ部材110の雌ねじ124に124に螺合し、この内プラグ部材112を締め付ける。かくすると、内プラグ部材112によってシール部材114が圧縮されて半径方向外方及び内方に膨張し、その外周面が外プラグ部材110の収容空間126の内周面に密着するとともに、その内周面がコード136の外周面に密着し、膨張したシール部材114を介して外プラグ部材110とコード136の間が完全にシールされる。尚、外プラグ部材110の収容空間126内にシール部材114を挿入し、次いで内プラグ部材112を外プラグ部材110の雌ねじに螺合し、コード136の先端側を外プラグ部材110の貫通孔138、シール部材114の貫通孔140及び内プラグ部材112の貫通孔142を通して挿入した後内プラグ部材112を締め付けるようにしてもよい。 【0019】その後、このように組み付けたプラグ装置108を管部材102に取り付ける。この取り付けには、例えば図3に示す取付工具152が用いられる。取付工具152は略T字形状であり、その一端部は他端部よりも外径が大きく形成されており、この一端部に凹部154が設けられ、この凹部154は、外プラグ部材110の本体部116の外形形状に対応した六角形状に形成されている。この取付工具152の他端部には把持ロッド部156が一体的に設けられている。尚、この工具152の一端部には軸線方向に延びるスリット158が設けられている。 【0020】プラグ装置108の取付けは、管部材102の接続管部106の雌ねじ124に外プラグ部材110の雄ねじ122を螺合し、図3に示す取付工具152を用いて締め付けることによって行われる。外プラグ部材110の本体部110に取付工具152の一端部の凹部154を被嵌し、その把持ロッド部156を所定方向に回動することによって外プラグ部材110を締め付けることができ、このように外プラグ部材110を取り付けることによって、図1に示すように、コード136の先端部のセンサ144が管部材102の所定位置に位置付けられ、流れる流体の温度、圧力、流速等を検出することができる。 【0021】この取付状態では、管部材102の接続管部106と外プラグ部材110とが螺合され、また外プラグ部材102とコード136との間がシール部材114によってシールされているので、管部材102内を流れる流体が外部に漏れることはない。尚、接続管部106とプラグ部材110との間のシールをより確実に行うために、グリス等を用いることができ、この場合、例えば外プラグ部材110の雄ねじ118にグリスを塗布した後に接続管部106の雌ねじ124に螺合される。 【0022】このプラグ装置108では、取付工具152を外プラグ部材110の本体部116に装着して上記所定方向とは反対方向に回動することによって、接続管部106から取り外すことができる。このとき、内プラグ部材112の締付状態、換言するとシール部材114の圧縮状態はそのまま保持され、外プラグ部材110とコード136との間のシールは維持される。従って、外プラグ部材110を外したり、緩めたりしてもシール部材114を交換する必要はなく、例えばセンサ144の点検を行うときも外プラグ部材110を接続管部106から外して再度取り付ければよく、それらの作業性も著しく向上する。以上、本発明に従うプラグ装置の一実施形態について説明したが、本発明はかかる実施形態に限定されることなく、本発明の範囲を逸脱することなく種々の変形乃至修正が可能である。 【0023】例えば、図示の実施形態では、管部材102の接続管部106に外プラグ部材110を直接的に螺合しているが、このような構成に限定されることなく、例えば接続管部106の先端部に雌ねじを設けたソケット部材を取り付け、このソケット部材に外プラグ部材110を螺合するようにしてもよい。 【0024】 【発明の効果】本発明の請求項1のプラグ装置によれば、外プラグ部材の収容空間内のシール部材及び内プラグ部材の装着状態を保持したまま外プラグ部材を管部材に取り付け、取り外しすることができ、これらの作業が容易且つ簡単であるとともに、これらのときのシール部材の交換等を不要とすることができる。 【0025】また、本発明の請求項2のプラグ装置によれば、外プラグ部材を回動することによって取り付け、取り外しを行うことができる。また、内プラグ部材を回動することによって、シール部材を変形膨張させて外プラグ部材とコードとの間をシールすることができる。
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| 【出願人】 |
【識別番号】000000284 【氏名又は名称】大阪瓦斯株式会社
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| 【出願日】 |
平成11年8月31日(1999.8.31) |
| 【代理人】 |
【識別番号】100092727 【弁理士】 【氏名又は名称】岸本 忠昭
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| 【公開番号】 |
特開2001−65744(P2001−65744A) |
| 【公開日】 |
平成13年3月16日(2001.3.16) |
| 【出願番号】 |
特願平11−246498 |
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