| 【発明の名称】 |
配管類の取付け構造 |
| 【発明者】 |
【氏名】小西 山治
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| 【要約】 |
【課題】支持ブロック上に配管類を載せて取付けるにあたり、簡単かつ確実に取付け、しかも突出部分を小さくするか又はなくす。
【解決手段】支持ブロック(10)の上面には上端の溝幅が底方の溝幅に比して小さい係止溝(11)を形成し、係止溝には一対のクリップ板(13)の基部(14)を差し込んで上方に抜け止めし、一対のクリップ板の間には配管類(P) を挟持する。クリップ板の上端縁には係止部(15)を形成し、一対の係止部に締め付け具(16)を共係止して相互に締め付け、配管類を支持ブロックに取付ける。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】 支持ブロック上に配管類を載せて取付けるようにした配管類の取付け構造において、上記支持ブロックの上面には上端の溝幅が底方の溝幅に比して小さい係止溝が長手方向に延びて形成され、該係止溝には一対のクリップ板の基部が差し込まれて上方に抜け止めされ、該一対のクリップ板の間には上記支持ブロック上に載せられた配管類が挟持されている一方、上記一対のクリップ板の上端縁には係止部が形成され、上記一対のクリップ板の間に配管類が挟持された状態で上記一対の係止部に締め付け具が共係止されることにより、上記一対のクリップ板の上端縁が相互に締め付けられて上記配管類が支持ブロックに取付けられていることを特徴とする配管類の取付け構造。 【請求項2】 上記係止部は上半部が側方に張り出したほぼ逆L字状をなし、上記締め付け具は両側部にコ字状部分を有し、該コ字状部分が上記一対の係止部のほぼ逆L字状の側方張出し部分に上記配管類の長手方向から嵌め込まれることにより上記一対の係止部に上記締め付け具が共係止されるようになした請求項1記載の配管類の取付け構造。 【請求項3】 上記締め付け具の中央には下方に突出した盛り上がり部分が形成され、上記一対の係止部、締め付け具及び配管類によって囲まれる空間内には楔が差し込まれて上記配管類が固定されるようになした請求項2記載の配管類の取付け構造。 【請求項4】 上面に上端の溝幅が底方の溝幅に比して小さい係止溝が長手方向に延びて形成された係止溝が長手方向に延びて形成された支持ブロック上に、配管類を載せて取付ける際に用いる取付け具であって、上端縁には係止部が形成され、基部が上記係止溝に差し込まれて上方に抜け止めされ、配管類を挟持する一対のクリップ板と、上記一対の係止部に共係止されて上記一対のクリップ板の上端縁を相互に締め付ける締め付け具とを備えたことを特徴とする配管類の取付け具。 【請求項5】 上記係止部は上半部が側方に張り出したほぼ逆L字状をなし、上記締め付け具は両側部にコ字状部分を有し、該コ字状部分が上記一対の係止部のほぼ逆L字状の側方張出し部分に上記配管類の長手方向から嵌め込まれることにより上記一対の係止部に上記締め付け具が共係止されるようになした請求項4記載の配管類の取付け具。 【請求項6】 上記締め付け具の中央には下方に突出した盛り上がり部分が形成されている一方、上記一対の係止部、締め付け具及び配管類によって囲まれる空間内には差し込まれて上記配管類を固定する楔を更に備えた請求項4又は5記載の配管類の取付け具。 【請求項7】 支持ブロック上に配管類を載せて取付けるようにした配管類の取付け構造において、上記支持ブロックの上面には上端の溝幅が底方の溝幅に比して小さい係止溝が長手方向に延びて形成され、該係止溝には一対のクリップ板の基部が差し込まれて上方に抜け止めされ、該一対のクリップ板の間には上記支持ブロック上に載せられた配管類が挟持されている一方、上記一対のうちの一方のクリップ板の上端縁には係止部が形成され、他方のクリップ板には係止受け部が形成され、上記一対のクリップ板の間に配管類が挟持された状態で上記係止部が上記係止受け部に係止されることにより、上記一対のクリップ板の上端縁が相互に締め付けられて上記配管類が支持ブロックに取付けられていることを特徴とする配管類の取付け構造。 【請求項8】 上記係止部は先端側に縦壁部分が曲成された形態をなす一方、上記係止受け部は上記係止部を挿通可能な穴部であり、上記係止部が上記穴部に挿通されて上記縦壁部分が上記穴部周縁に引っ掛けられるようになした請求項7記載の配管類の取付け構造。 【請求項9】 上記係止部、係止受け部及び配管類の間又は上記穴部と係止部との間に差し込まれて上記係止部の縦壁部分を上記穴部周縁に引っ掛けた状態に保持する楔を更に備えた請求項8記載の配管類の取付け構造。 【請求項10】 上面に上端の溝幅が底方の溝幅に比して小さい係止溝が長手方向に延びて形成された支持ブロック上に、配管類を載せて取付ける際に用いる取付け具であって、上端縁には係止部が形成され、基部が上記係止溝に差し込まれて上方に抜け止めされる第1のクリップ板と、上端縁には上記係止部を係止し得る係止受け部が形成され、基部が上記係止溝に差し込まれて上方に抜け止めされ、上記第1のクリップ板とともに上記配管類を挟持する第2のクリップ板とを備えたことを特徴とする配管類の取付け具。 【請求項11】 上記係止部は先端側に縦壁部分が形成された形態をなす一方、上記係止受け部は上記係止部を挿通可能な穴部であり、上記係止部が上記穴部に挿通されて上記縦壁部分が上記穴部周縁に引っ掛けられるようになした請求項10記載の配管類の取付け具。 【請求項12】 上記係止部、係止受け部及び配管類の間又は上記穴部と係止部との間に差し込まれて上記係止部の縦壁部分を上記穴部周縁に引っ掛けた状態に保持する楔を更に備えた請求項11記載の配管類の取付け具。 【請求項13】 支持ブロック上に配管類を載せて取付けるようにした配管類の取付け構造において、上記支持ブロックはその上面に係止溝が長手方向に延びて形成され、該係止溝の両側上端縁には突条部が内方に向けて突設されている一方、上記支持ブロック上に載せられた配管類にはほぼ逆U字状をなす線ばねクリップが被着され、該線ばねクリップの両脚部の下端部分には引っ掛け部が曲成され、該両引っ掛け部が上記係止溝の突条部に引っ掛けられることにより上記配管類が上記支持ブロックに取付けられていることを特徴とする配管類の取付け構造。 【請求項14】 上記配管類が一対の線ばねクリップによって上記支持ブロックに取付けられている請求項13記載の配管類の取付け構造。 【請求項15】 上記線ばねクリップはほぼ逆U字状の一方の脚部の途中に下端の引っ掛け部を上方に引き上げるばね部が形成されている請求項13又は14記載の配管類の取付け構造。 【請求項16】 上記ばね部は上記引っ掛け部の基部側を中心にして先端側を上方に回動付勢する半環状又は環状をなしている請求項15記載の配管類の取付け構造。 【請求項17】 上面に係止溝が長手方向に延びて形成されかつ該係止溝の両側上端縁には突条部が内方に向けて突設された支持ブロック上に、配管類を載せて取付ける際に用いる取付け具であって、ほぼ逆U字状をなし、両脚部の下端部分には引っ掛け部が曲成され、上記支持ブロック上に載せられた配管類に被着され、上記両引っ掛け部を上記係止溝の突条部に引っ掛けることにより上記配管類を上記支持ブロックに取付ける線ばねクリップを備えたことを特徴とする配管類の取付け具。 【請求項18】 上記線ばねクリップはほぼ逆U字状の一方の脚部の途中に下端の引っ掛け部を上方に引き上げるばね部が形成されている請求項17記載の配管類の取付け具。 【請求項19】 上記ばね部は上記引っ掛け部の基部側を中心にして先端側を上方に回動付勢する半環状又は環状をなしている請求項18記載の配管類の取付け具。
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【発明の詳細な説明】【0001】 【発明の属する技術分野】この発明は配管類の取付け構造に関し、特に簡単かつ確実に配管類を取付けることができ、しかも突出部分を小さく又はなくすことができるようにした構造に関する。 【0002】 【従来の技術】例えば、高層マンション等の建築構造物では屋上に空調室外機、アンテナ、プール等の各種機器を設置し、これらの機器と各部屋とをケーブル、水道管、ガス管等で接続することが広く行われている。 【0003】通常、ケーブル、水道管、ガス管等を屋上に敷設する場合、屋上にコンクリートを打設して基台を作り、基台にクリップを差し込んで固化させ、クリップにケーブル、水道管、ガス管等を支持することが行われていたが、一連の作業が煩雑で、作業が完了するままでに長い時間が必要であった。 【0004】そこで、予め工場生産したコンクリート製の支持ブロックを用いる方法が開発されている。即ち、図10に示されるように、支持ブロック100の上面には係止溝110を長手方向に延びて形成しかつ係止溝100の両側上縁には突条部111、111を内方に突設した形状を工場で製作しておき、複数の支持ブロック100・・・を屋上の敷設ラインに沿ってかつ相互に間隔をあけて設置し、支持ブロック100上にケーブルを挿通した配管、水道管、ガス管等(以下、配管類という)Pを載せ、一対のクリップ板130、130の基部131、131を係止溝110に側方から差し込むか、又は上方から係止溝110の長手方向に平行に差し込んで長手方向に対して直角になるように回転させることにより上方に抜け止めし、一対のクリップ板130、130で配管類Pを挟み、クリップ板130、130の上端の立ち上がり部分132、132をボルト120と雌ねじ(又はナット)で相互に締め付けて配管類Pを取付けるという方法である。 【0005】 【発明が解決しようとする課題】しかし、従来の取付け構造では一対のクリップ板130、130で配管類Pを挟み、ボルト120で締め付ける関係上、ボルト120の軸部121は相当長くする必要があり、締め付け後にボルト軸部121がクリップ板130から配管類Pに対して直角方向に長く、例えば10〜12mm程度突き出し、更にクリップ板130、130の上端の立ち上がり部分132、132が配管類Pから上方に大きく、例えば15mm程度突き出し、これらに身体や衣服等が引っ掛かるおそれがあり、又子供のいたずらによる怪我等が懸念される。 【0006】また、1つの支持ブロック100に外径の異なる複数の配管類Pを並べて支持することが多いが、かかる場合には小径の配管類を取付けるボルト120の頭部が大径の配管類やこれを取付けるクリップ板等に隠れて隣のボルト軸部121の先端との間に十分な隙間を確保できず、真横からボルト頭部にドライバーを差し込むことができず、スパナやモンキーレンチ等の工具を使用しなければならず、非常に不便である。 【0007】本発明は、かかる問題点に鑑み、簡単かつ確実に配管類を取付けることができ、しかも突出部分を小さく又はなくすことができるようにした配管類の取付け構造を提供することを課題とする。 【0008】 【課題を解決するための手段】そこで、本発明に係る配管の取付け構造は、支持ブロック上に配管類を載せて取付けるようにした配管類の取付け構造において、上記支持ブロックの上面には上端の溝幅が底方の溝幅に比して小さい係止溝が長手方向に延びて形成され、該係止溝には一対のクリップ板の基部が差し込まれて上方に抜け止めされ、該一対のクリップ板の間には上記支持ブロック上に載せられた配管類が挟持されている一方、上記一対のクリップ板の上端縁には係止部が形成され、上記一対のクリップ板の間に配管類が挟持された状態で上記一対の係止部に締め付け具が共係止されることにより、上記一対のクリップ板の上端縁が相互に締め付けられて上記配管類が支持ブロックに取付けられていることを特徴とする。 【0009】本発明の特徴の1つは一対のクリップ板の上端縁に係止部を形成し、これに締め付け部を共係止して一対のクリップ板を締め付けるようにした点にある。これにより、従来のようにボルトは不要となり、又係止部は締め付け部を共係止でとればよいので、従来の立ち上がり部のように大きくする必要がなく、配管類からの突出部分を小さくでき、身体や衣服等を引っ掛けるおそれや子供の怪我等の懸念を解消できる。 【0010】また、ボルトが不要となるので、1つの支持ブロック上に複数の配管類を並べる場合にもドライバー、スパナ、モンキーレンチ等の工具を用いる必要がなく、作業性が非常によい。 【0011】さらに、配管類を取外す必要がある場合、従来の取付け構造では取付け後に相当の期間が経過すると、ボルトに錆が発生して取外しが困難になるが、本発明ではボルト類は使用しておらず、係止部に締め付け部を共係止しているだけであるので、配管類の取外しも容易である。 【0012】ここで、配管類とは電力ケーブルや配線等を挿通する配管、水道管、ガス管等をいう。支持ブロックの係止溝は上端の溝幅が底方の溝幅に比して小さければよく、例えばいわゆるアリ溝としてもよく、又ほぼ矩形状の溝の両側上端縁に突状部を内方に向けて突出した形状としてもよい。係止部及び締め付け部は一対の係止部に締め付け部を共係止させることができ、又突出部分が大きくならなければ、その形態は特に限定されず、どのような形態を採用することも可能である。 【0013】例えば、一対の係止部に穴部を対向して形成し、該対向する穴部に締結板を差し込んで共係止させるようにしてもよい。この場合、締結板の下側に楔を差し込むようにすると、配管類を確実に固定できる。また、一対の係止板をボルト・ナット(又は雌ねじ部)で共係止し、ボルト軸部の下側に楔を差し込んで配管類を取付けるようにすることもできる。 【0014】さらに、係止部は上半部が側方に張り出したほぼ逆L字状となし、締め付け具は両側部にコ字状部分を有し、該コ字状部分を一対の係止部のほぼ逆L字状の側方張出し部分に配管類の長手方向から嵌め込むことにより、一対の係止部に締め付け具を共係止させるようになすことができる。 【0015】かかる形態の場合、配管類を確実に取付ける上で、締め付け具の中央には下方に突出した盛り上がり部分を形成し、一対の係止部、締め付け具及び配管類によって囲まれる空間内には楔を差し込んで配管類を固定するのが好ましい。 【0016】上記では一対のクリップ板の上端の係止部に締め付け部を共係止させるようにしたが、一方のクリップ板に係止部を、他方のクリップ板に係止受け部を形成し、相互に係止させるようにすることもできる。 【0017】即ち、本発明に係る配管類の取付け構造は、支持ブロック上に配管類を載せて取付けるようにした配管類の取付け構造において、上記支持ブロックの上面には上端の溝幅が底方の溝幅に比して小さい係止溝が長手方向に延びて形成され、該係止溝には一対のクリップ板の基部が差し込まれて上方に抜け止めされ、該一対のクリップ板の間には上記支持ブロック上に載せられた配管類が挟持されている一方、上記一対のうちの一方のクリップ板の上端縁には係止部が形成され、他方のクリップ板には係止受け部が形成され、上記一対のクリップ板の間に配管類が挟持された状態で上記係止部が上記係止受け部に係止されることにより、上記一対のクリップ板の上端縁が相互に締め付けられて上記配管類が支持ブロックに取付けられていることを特徴とする。 【0018】係止部と係止受け部は両者を係止させることができ、又突出部分が大きくならなければ、その形態は特に限定されず、どのような形態を採用することも可能である。 【0019】例えば、係止部は先端側に縦壁部分が曲成された形態をなす一方、係止受け部は係止部を挿通可能な穴部となし、係止部が穴部に挿通されて縦壁部分が穴部周縁に引っ掛けられるようになすこともできる。縦壁部分は上方に曲成されてもよく、下方に曲成されてもよい。 【0020】かかる形態の場合、配管類を確実に取付ける上で、係止部、係止受け部及び配管類の間又は穴部と係止部との間に差し込まれて係止部の縦壁部分を穴部周縁に引っ掛けた状態に保持する楔を更に備えるのがよい。 【0021】上記の二つの例では一対のクリップ板を用いたが、線ばねクリップを用いる方法を採用することもできる。 【0022】即ち、本発明に係る配管類の取付け構造は、支持ブロック上に配管類を載せて取付けるようにした配管類の取付け構造において、上記支持ブロックはその上面に係止溝が長手方向に延びて形成され、該係止溝の両側上端縁には突条部が内方に向けて突設されている一方、上記支持ブロック上に載せられた配管類にはほぼ逆U字状をなす線ばねクリップが被着され、該線ばねクリップの両脚部の下端部分には引っ掛け部が曲成され、該両引っ掛け部が上記係止溝の突条部に引っ掛けられることにより配管類が上記支持ブロックに取付けられていることを特徴とする。 【0023】配管類は1本の線ばねクリップで支持ブロックに取付けるようにしてもよいが、より確実に取付ける上で、一対の線ばねクリップによって支持ブロックに取付けるのがよい。線ばねクリップは全体をばね鋼等でほぼ逆U字状でかつ両脚部の下端部分を折り曲げて引っ掛け部を有する形状に作製し、下端の引っ掛け部のばね力によって引っ掛け部を突条部に引っ掛けるようにしてもよいが、取付けを確実にするためにばね力を強く設定すると引っ掛けや取外しに大きな力を必要とする。そこで、線ばねクリップはほぼ逆U字状の一方の脚部の途中に下端の引っ掛け部を上方に引き上げるばね部を形成すると、ばね部を変形させることによって引っ掛け部を簡単に突条部に引っ掛け、これを外すことができる一方、ばね部のばね力よって引っ掛けた状態に確実に保持できる。 【0024】ばね部はコイル状でもよいが、引っ掛け部の基部が上方に引き上げると、突条部の形態によっては引っ掛け部の先端が突条部からはずれるおそれがある。そこで、ばね部を半環状又は環状とし、引っ掛け部の基部側を中心にして先端側を上方に回動付勢すると、引っ掛け部の外れを確実に防止できる。 【0025】本発明は配管類の取付け構造を対象とするが、かかる取付け構造に用いられる取付け具も新規である。 【0026】即ち、本発明によれば、上面に上端の溝幅が底方の溝幅に比して小さい係止溝が長手方向に延びて形成された支持ブロック上に、配管類を載せて取付ける際に用いる取付け具であって、上端縁には係止部が形成され、基部が上記係止溝に差し込まれて上方に抜け止めされ、配管類を挟持する一対のクリップ板と、上記一対の係止部に共係止されて上記一対のクリップ板の上端縁を相互に締め付ける締め付け具とを備えた配管類の取付け具を提供することができる。 【0027】また、本発明によれば、上面に上端の溝幅が底方の溝幅に比して小さい係止溝が長手方向に延びて形成された支持ブロック上に、配管類を載せて取付ける際に用いる取付け具であって、上端縁には係止部が形成され、基部が上記係止溝に差し込まれて上方に抜け止めされる第1のクリップ板と、上端縁には上記係止部を係止し得る係止受け部が形成され、基部が上記係止溝に差し込まれて上方に抜け止めされ、上記第1のクリップ板とともに上記配管類を挟持する第2のクリップ板とを備えた配管類の取付け具を提供することができる。 【0028】さらに、本発明によれば、上面に係止溝が長手方向に延びて形成されかつ該係止溝の両側上端縁には突条部が内方に向けて突設された支持ブロック上に、配管類を載せて取付ける際に用いる取付け具であって、ほぼ逆U字状をなし、両脚部の下端部分には引っ掛け部が曲成され、上記支持ブロック上に載せられた配管類に被着され、上記両引っ掛け部を上記係止溝の突条部に引っ掛けることにより上記配管類を上記支持ブロックに取付ける線ばねクリップを備えた配管類の取付け具を提供することができる。 【0029】なお、上記各取付け具の具体的の構造や詳細については取付け構造の場合と同様である。 【0030】 【発明の実施の形態】以下、本発明を図面に示す具体例に基づいて詳細に説明する。図1ないし図3は本発明に係る配管類の取付け構造の好ましい実施形態を示す。図において、支持ブロック10は全体としてほぼ直方体状をなし、その上面には配管類Pが支持ブロック10の長手方向に対して垂直な方向に載せられている。 【0031】支持ブロック10の上面には断面矩形状の係止溝11が長手方向に延びて形成され、その両端は支持ブロック10の両側面に開口され、又係止溝11の両側上端縁には突状部12、12が内側下方に向けて突設されており、こうして上端の溝幅が底方の溝幅に比して小さい係止溝11が形成されている。 【0032】また、係止溝11内には一対のクリップ板13、13の基部14、14が嵌め込まれてクリップ板13、13は上方に抜け止めされている。このクリップ板13、13の間には配管類Pが挟持され、クリップ板13、13は上半部が配管類Pの外周面の一部とほぼ密着し得る円弧状をなし、その上端縁には小さな立ち上がり部と側方張り出し部からなるほぼ逆L字状の係止部15、15が形成されている。 【0033】また、クリップ板13、13の係止部15、15には締め付け具16が共係止されている。この締め付け具16は両側部がコ字状をなし、該コ字状部分は配管類Pの長手方向(図1の矢印A参照)から一対の係止部15、15の側方張出部分に嵌合され、又締め付け具16の中央には盛り上がり部分17が下方に突出して形成されている。 【0034】さらに、一対の係止部15、15、締め付け具16及び配管類Pで囲まれる空間内には楔18が差し込まれて配管類Pが固定されている。 【0035】配管類Pを敷設する場合、敷設ラインに沿って支持ブロック10を並べ、その上に配管類Pを載せる一方、各支持ブロック10の係止溝11内に一対のクリップ板13、13の基部14、14を側方から差し込むか、又は上方から係止溝11の長手方向に平行に差し込んで直角な方向に回転させる。すると、クリップ板13、13は係止溝11に対して上方に抜け止めされるので、一対のクリップ板13、13によって配管類Pを挟む。次に、配管類Pの長手方向Aから締め付け具16を一対のクリップ板13、13の上端縁の係止部15、15に嵌め込むと、係止部15、15が相互に接近する方向に締め付けられ、一対のクリップ板13、13の上半部が配管類Pの上半部外周面に密着して配管類Pが支持ブロック10に取付けられる。最後に、係止部15、15、締め付け具16及び配管類Pによって形成される空間内に楔18を差し込むと、配管類Pは下方に押し付けられて支持ブロック10に確実に固定される。 【0036】同様にして、1つの支持ブロック10上に外径の同一又は異なる複数の配管類を取付けることができる。また、配管類Pを外す場合には上記と逆の操作を行えばよい。 【0037】図4及び図5は本発明に係る配管類の取付け構造の第2の実施形態を示す。図において図1ないし図3と同一符号は同一又は相当部分を示す。本例では一対のうちの、一方のクリップ板(第1のクリップ板)13の上端縁には係止部20が少し立ち上がった後に側方に延びて曲成され、該係止部20の先端には縦壁部分が上方に向けて曲成されている。 【0038】一対のうちの、他方のクリップ板(第2のクリップ板)の上端縁には小さな立ち上がり部が形成されて該立ち上がり部には係止穴部(係止受け部)19が形成され、一対のクリップ板13、13の間に配管類Pが挟持された状態で係止部20が係止穴部19に差し込まれ、係止部20の縦壁部分が係止穴部19の上縁に引っ掛けられている。 【0039】また、係止部20の下側には楔21が差し込まれて係止部20の縦壁部分が係止穴部19の上縁に引っ掛けられた状態に保持されている。 【0040】配管類Pの取付け方法は係止部20を係止穴部19に嵌合させる方法以外は第1の実施形態とほぼ同様である。即ち、同一形状の一対のクリップ板13、13で配管類Pを挟持した後、一方のクリップ板13の係止部20を他方のクリップ板13の係止穴部19内に押し込み、係止部20の縦壁部分を係止穴部19の上縁に引っ掛け、楔21を差し込めばよい。 【0041】図6及び図7は本発明に係る配管類の取付け構造の第3の実施形態を示す。図において図1ないし図3と同一符号は同一又は相当部分を示す。本例ではクリップ板に代え、線ばねクリップ22が用いられている。即ち、配管類Pは2本の線ばねクリップ22、22によって支持ブロック10に取付けられている。線ばねクリップ22は全体としてほぼ逆U字状をなし、その両脚部の下端には引っ掛け部23、23が脚部に対してほぼ鋭角となるように曲成され、両下端の引っ掛け部23、23は係止溝11の突条部12に引っ掛けられている。また、ほぼ逆U字状の一方の脚部の途中には半環状のばね部24が曲成され、引っ掛け部23の基部側を中心にして先端側を上方に回動付勢(図7の矢印B参照)するようになっている。 【0042】配管類Pを取付ける場合、支持ブロック10上に載せた配管類Pに線ばねクリップ22を被せ、他方の引っ掛け部23を係止溝11の突条部12に引っ掛けた後、半環状のばね部24を下方に押し下げつつ、一方の引っ掛け部23を突条部12に引っ掛ける。もう1つの線ばねクリップ22についても同様にセットすればよく、配管類Pを簡単に支持ブロック10に取付けることができる。また、取外しは上記とは逆の操作を行えばよい。 【0043】図8及び図9は本発明に係る配管類の取付け構造の第4の実施形態を示す。図において図6及び図7と同一符号は同一又は相当部分を示す。本例では線ばねクリップ22のばね部を環状に形成しており、このようにばね部を環状にしても上記第3の実施形態と同様の作用効果を奏する。
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| 【出願人】 |
【識別番号】599120174 【氏名又は名称】小西 山治
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| 【出願日】 |
平成11年8月26日(1999.8.26) |
| 【代理人】 |
【識別番号】100071434 【弁理士】 【氏名又は名称】手島 孝美
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| 【公開番号】 |
特開2001−65741(P2001−65741A) |
| 【公開日】 |
平成13年3月16日(2001.3.16) |
| 【出願番号】 |
特願平11−239489 |
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