| 【発明の名称】 |
空気弁の水没構造 |
| 【発明者】 |
【氏名】矢野 敏雄
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| 【要約】 |
【課題】空気弁の内部の水が凍結するのを防ぐために、空気弁を本管から垂立する枝管中に水没させる構造を持つことを特徴とする空気弁の水没構造を提供する。
【解決手段】上部に大空気孔弁座20及び小空気孔弁座4を設け、底部6に側方に窓を有する筒状通路2を設け、遊動弁体17及び弁体案内8を容するケーシング45と、上部の開口部で外方に膨出し且つ本管60から垂立する枝管61の端部のフランジ55に固定されるフランジ40を設け、底板5の中央に孔41を有し、内周にパッキン42が取り付けられ、このパッキン42の上方にめねじ43が設けられた筒状カバ−44と、孔41の下方で上下動してこの孔41を開閉する浮子弁46を内包した窓付き容器47とからなる。ケーシング45の外周に前記パッキン42と摺動自在となる円滑部49を設ける。筒状通路2が浮子弁46を下方に押して孔41を開くようにする。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】上部に大空気孔弁座及び小空気孔弁座を設け、底部には側方に窓を有する筒状通路を設け、内部に上下可動の遊動弁体及び上下可動の弁体案内を容するケーシングと、上部の開口部で外方に膨出し且つ本管から垂立する枝管の端部のフランジに固定されるフランジを設け、底板の中央に孔を有し、内周にパッキンが取り付けられ、このパッキンの上方にめねじが設けられた筒状カバ−と、前記の孔の下方で上下動してこの孔を開閉する浮子弁を内包した窓付き容器とからなり、ケーシングの外周に前記パッキンと摺動自在となる円滑部を設け、その上方におねじを設け、前記のケ−シングを前記の筒状カバ−の中に入れ、前記のおねじを前記のめねじにねじ込んでこのケーシングをこの筒状カバ−内に固定し、筒状通路が浮子弁を下方に押して前記の孔を開くことを特徴とする空気弁の水没構造。
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【発明の詳細な説明】【0001】 【発明の属する技術分野】本発明は、水道用等の管路に配設されて管路内の空気を排出するための空気弁に関する。特に空気弁を管内に水没させる構造に関する。 【0002】 【従来の技術】従来、この種の空気弁として次ものがある。 【0003】図4の実用新案登録第061811号公報の構造のものにつて示すと、1は下部に入口19を設けた円筒容器であり、3は大気に連通する大空気孔弁座20と小空気孔弁座4とが形成されて前記の円筒容器1に取り付けられる蓋である。 【0004】8は底部に小さな下穴15を有し、前記小空気孔弁座4を開閉するように前記円筒容器1内に昇降自在に取り付けられた比重が1以下の弁体案内であり、17は前記大空気孔弁座20を開閉するように前記弁体案内8に昇降自在に設けられた比重が1以下の遊動弁体である。 【0005】ここで弁体案内8の上部には、数個の突起25が設けられる。また円筒容器1の底には弁体案内8が着座するための台座11が設けられている。 【0006】この空気弁7を管路の上の開閉弁31の上に取り付ける【0007】このような構成において、図4に示す状態は、管路内に空気が存在する場合であり、弁体案内8と遊動弁体17とは下方に位置している。そのため管路の内部は、開閉弁31入口19、台座11の間、弁体案内の側方30、突起25の間、弁体案内8の上方及び大空気孔弁座20を経て外部に連通していて、管内の空気が排気される。 【0008】円筒容器1が充水すると、弁体案内8と遊動弁体17はともに浮上する。このようにして弁体案内8は、小空気孔弁座4を閉鎖し、遊動弁体17は大空気孔弁座20を閉鎖する。 【0009】また管内が負圧になると遊動弁体17と弁体案内8は下降して大小空気孔弁座20、4を開くが、このとき下穴15から弁体案内8の内部の水が排出して、遊動弁体17が下降することを可能にする。 【0010】空気弁7の補修が必要なときは開閉弁31を閉止して止水しこの空気弁7を分解修理する【0011】また図5の構造のものが知られている。 【0012】1は上部の開口部には外方に膨出するフランジ40を有し、下部の央部に入口19を設け、内周にパッキン42を取り付け、このパッキン42の上方にめねじ43を設けた円筒容器である。 【0013】81は下部に下穴15を、側方に数個の窓10を、外周に前記水封パッキン42と摺動自在となる円滑部49を、そしてその上方におねじ51を設けた弁体案内である。 【0014】3は大空気孔弁座20が設けられて且つ前記の弁体案内81の上部に取り付けられる蓋である。 【0015】弁体案内81の内部には遊動弁体17が上下動自在に設けられる。遊動弁体17には小空気孔弁座4が設けられ、小空気孔弁座4はその下方のフロ−ト弁体9の上下動で開閉する。 【0016】つぎに前記の弁体案内81を前記の円筒容器1に入れ、そして前記のおねじ51を前記のめねじ43の途中までねじ込む。 【0017】つぎに本管60の枝管61内に前記の円筒容器1を挿入し、前記のフランジ40を枝管61の端のフランジ55に固定する。 【0018】このような構成の空気弁12において、図4に示す状態は、本管60内に空気が存在する場合であり、フロート弁体9と遊動弁体17とは下方に位置している。そのため本管60内の空気は、入口19、弁体案内の側方30、窓10、遊動弁体17の上方を経て大空気孔弁座20から外部に排気される。円筒容器1が充水すると、フロート弁体9と遊動弁体17はともに浮上する。このようにしてフロート弁体9は小空気孔弁座4を閉鎖し、遊動弁体17は大空気孔弁座20を閉鎖する。 【0019】また管内が負圧になると遊動弁体17とフロート弁体9は下降して大小空気孔弁座20、4を開くが、このとき下穴15から弁体案内81の内部の水が排出して、遊動弁体17及びフロート弁体9が下降することを可能にする。 【0020】空気弁12を分解して補修するときは前記のおねじ51をさらにねじ込んで弁体案内81を入口19に押しつけてこれを閉塞して止水する。そして蓋3及び遊動弁体17やフロート弁体9を外部へ取り出して修理する。 【0021】 【発明が解決しようとする課題】前記の2つの空気弁のうちで、図4のような昇降自在の弁体案内8を設けた構造は小空気孔弁座4の開閉のためのフロート弁体9を必要としないので小型化に有利である。この構造の空気弁の内部の水が凍結するのを防ぐには、この空気弁を外気の冷気から遠避けることが有効であるが、そのためにこの空気弁7を図5のように本管から垂立する枝管中に水没させる構造を採りたい。しかし弁体案内8は上下可動でなければならないので、図5のように弁体案内81をねじ込んで固定する方式は採れない。 【0022】従って本発明が解決しようとする課題は前記のような昇降自在の弁体案内8を設ける空気弁を用いて水没構造を得ることである。 【0023】 【課題を解決するための手段】上部に大空気孔弁座20及び小空気孔弁座4を設け、底部6には側方に窓を有する筒状通路2を設け、内部に上下可動の遊動弁体17及び上下可動の弁体案内8を容するケーシング45と、上部の開口部で外方に膨出し且つ本管60から垂立する枝管61の端部のフランジ55に固定されるフランジ40を設け、底板5の中央に孔41を有し、内周にパッキン42が取り付けられ、このパッキン42の上方にめねじ43が設けられた筒状カバ−44と、前記の孔41の下方で上下動してこの孔41を開閉する浮子弁46を内包した窓付き容器47とからなり、ケーシング45の外周に前記パッキン42と摺動自在となる円滑部49を設け、その上方におねじ51を設け、前記のケ−シング45を前記の筒状カバ−44の中に入れ、前記のおねじ51を前記のめねじ43にねじ込んでこのケーシング45をこの筒状カバ−44内に固定し、筒状通路2が浮子弁46を下方に押して前記の孔41を開くようにすることである。 【0024】 【発明の実施の形態】 【0025】44は筒状カバ−であり、この上部の開口部には外方に膨出するフランジ40を設け、下部の底板5の中央には孔41を設け、内周にパッキン42を取り付け、このパッキン42の上方にめねじ43を設ける。 【0026】61は本管60から垂立する枝管で、その端にはフランジ55が設けられる。前記の筒状カバ−44はこの枝管内に水没される。そしてフランジ55と前記のフランジ40は板パッキン62を介在させてボルト63とナット64で締結される。 【0027】3は蓋であり、これには大空気孔弁座20と小空気孔弁座4が設けられる。21はゴム製の大空気孔弁座20を押しつける中空のナットであり、22は下部にゴム製の小空気孔弁座が取り付けられている中空の金具であって、上部のねじ24で前記の蓋3に取り付けられる。 【0028】1は円筒容器で、底部6から筒状通路2が下方に突き出す。この筒状通路2は側方に幾つかの窓23を有している。 【0029】この円筒容器1の上部のおねじ91に前記の蓋3の下部のめねじ92がねじ込まれて、結局上部に大空気孔弁座20及び小空気孔弁座4を設け、底部6には側方に窓を有する筒状通路2を設け、内部に遊動弁体17及び弁体案内8を容するケーシング45が構成される。 【0030】前記の円筒容器1の外周には前記水封パッキン42と摺動自在となる円滑部49が形成され、前記の蓋3外周にはおねじ51が形成される。 【0031】8は底部に小さな下穴15を有し、前記小空気孔弁座4を開閉するように前記円筒容器1内に昇降自在に設けられた比重が1以下の弁体案内であり、17は前記大空気孔弁座20を開閉するように前記弁体案内8内に昇降自在に設けられた比重が1以下の遊動弁体である。ここで弁体案内8の上部には、外方に膨出する数ヶ所の突起25が設けられる。また底部6には弁体案内8が着座するための台座11が設けられている。 【0032】前記の孔41の下方には上下動してこの孔41を開閉する円盤状の浮子弁46を内包した有底で円筒状の窓付き容器47を取り付ける。48は窓付き容器47の窓である。浮子弁46は比重が1以下の樹脂製である。 【0033】ケ−シング45を筒状カバ−44に入れて、円滑部49をパッキン42の内周に摺動させながら下方に移動させる。そして前記のおねじ51を前記のめねじ43にねじ込むと、前記の円滑部49が前記のパッキン42の内周を回転摺動しながら下方に移動する。そして前記のケーシング45が前記筒状カバ−44内に固定される。このとき前記筒状通路2が前記の孔41に挿入して浮子弁46を下方に押す。 【0034】このような構成において、図1に示す状態は、本管60内に空気が存在する場合であり、弁体案内8と遊動弁体17とは下方に位置している。そのため本管60内の空気は、窓48、窓23、筒状通路2、台座11の間、弁体案内の側方30、突起25の間、弁体案内8の上方及び大空気孔弁座20を経て外部に排気する。円筒容器1が充水すると、弁体案内8と遊動弁体17はともに浮上する。このようにして弁体案内8は、小空気孔弁座4を閉鎖し、遊動弁体17は大空気孔弁座20を閉鎖する。 【0035】また管内が負圧になると遊動弁体17と弁体案内8は下降して大小空気孔弁座20、4を開くが、このとき下穴15から弁体案内8の内部の水が排出して、遊動弁体17が下降することを可能にする。 【0036】修理のためにケ−シング45を分解する場合は、ケ−シング45を回転して前記のおねじ51とめねじ43の締結を解き、ケ−シング45を前記筒状カバ−44から外部に取りはずす。このとき前記筒状通路2が上方へ移動するので、浮子弁46は浮力で上昇し孔41の下面に密着する。さらに浮子弁46は管内の水圧で上方に押され、孔41を強く上方に押しつけ、これを閉塞する。 【0037】そして図2の筒状カバ−44と図3のケ−シング45に分離される。その後、おねじ91とめねじ92を解放して蓋3を円筒容器1からはずす。 【0038】 【発明の効果】昇降自在の弁体案内を設けた構造の空気弁に関し、空気弁を外気から遠避けて枝管内に水没させる構造を得ることができ、弁内が外気の冷気によって凍結することを防ぐ。 【0039】
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| 【出願人】 |
【識別番号】591170175 【氏名又は名称】矢野 敏雄
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| 【出願日】 |
平成11年7月22日(1999.7.22) |
| 【代理人】 |
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| 【公開番号】 |
特開2001−32990(P2001−32990A) |
| 【公開日】 |
平成13年2月6日(2001.2.6) |
| 【出願番号】 |
特願平11−207801 |
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