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【発明の名称】 流路端装着部材
【発明者】 【氏名】坂槙 益伸

【要約】 【課題】流路形成部材の流路端部に傷が付いたり、不純物が付着したりすることを防止すること。

【解決手段】キャップ状の前記流路端装着部材(C1;C2)は、円筒状弾性側壁(11,16)と、前記円筒状弾性側壁(11,16)の外端部を閉塞する外端壁(12,17)とを有し、前記円筒状弾性側壁(11,16)は流路形成部材(A)の円筒状端部が挿入される端部挿入口(11a,16a)と内径の縮小した内径縮小圧接部(11b,16b)とを有する。
【特許請求の範囲】
【請求項1】 次の要件(A01),(A02)を備えた流路端装着部材、(A01)内部に流路が形成された流路形成部材の流路端が開口する円筒状端部に装着されるプレス成形金属製の流路端装着部材であって、前記円筒状端部が挿入される端部挿入口を有するとともに前記円筒状端部の外周面に圧接する円筒状弾性側壁と、前記円筒状弾性側壁の外端部を閉塞する外端壁とを有するキャップ状の前記流路端装着部材、(A02)前記円筒状端部の外周面に弾性的に圧接する内径の縮小した内径縮小圧接部が設けられた前記円筒状弾性側壁。
【請求項2】 次の要件(B01),(B02)を備えた流路端装着部材、(B01)内部に断面円形の流路が形成された流路形成部材の前記流路の端部に装着されるプレス成形金属製の流路端装着部材であって、前記流路端部に挿入され且つ流路内周面に圧接する円筒状弾性側壁と、前記円筒状弾性側壁の内端部を閉塞する内端壁と、前記円筒状弾性側壁の外端部に形成された前記流路内に挿入されない外方突出部分とを有する前記流路端装着部材、(B02)前記断面円形の流路の内周面に弾性的に圧接する外径の拡大した外径拡大圧接部が設けられた前記円筒状弾性側壁。
【請求項3】 次の要件(C01),(C02)を備えた流路端装着部材、(C01)内側流路が開口する内側流路開口端面の外側縁よりも内側において前記内側流路開口端面から突出するリング状シール面を有する内側流路形成部材を軸方向に移動可能に収容する外側流路形成部材の断面円形の外側流路の端部に装着されるプレス成形金属製の流路端装着部材であって、前記外側流路端部に挿入され且つ外側流路内周面に圧接する円筒状弾性側壁と、前記円筒状弾性側壁の内端部に設けた内端壁と、前記円筒状弾性側壁の外端部に設けた前記外側流路内に挿入されない外方突出部分とを有する前記流路端装着部材、(C02)前記断面円形の外側流路の内周面に弾性的に圧接する外径の拡大した外径拡大圧接部を有する前記円筒状弾性側壁。
【発明の詳細な説明】【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は流路を形成する流路形成部材(例えば、内部に流路が形成された流体移送管(パイプ)、管継手等)の流路端の開口周囲を保護したり、前記流路端の流路内面に不純物が付着ずるのを防止したりするため、前記流路端に装着される流路端装着部材に関する。前記流路端装着部材は、流路形成部材の前記流路端の開口周囲に傷が付いたり、開口近傍の流路に不純物が付着したりすることを防止するために使用される。
【0002】
【従来の技術】図17は一般的に使用されている複数の流路形成部材を連結した状態を示す図である。図18は前記図17の連結した複数の流路形成部材を分解した状態を示す図である。図17、図18において、流管(流体移送管)1は円筒状部材であり流路1aが形成されている。前記流管1の一端には他の流管と接続される側の端面である接続側端面1bが形成されており、前記接続側端面1bは小径端面1b1および大径端面1b2を有している。前記接続側端面1bの小径端面1b1にはリング状シール面1cが形成されている。前記流管1の前記接続側端面1b側の外周にはナット抜止用大径部1dが形成され、前記ナット抜止用大径部1dに連続して外径が少し小さいナット装着部1eが形成されている。前記ナット装着部1eには雄ナット2が回転可能且つスライド可能に装着される。雄ナット2の外周面2aには雄ねじ2a1が形成されている。前記流管1および前記流管1に装着された雄ナット2により第1流路形成部材Aが構成されている。
【0003】流管(内側流路形成部材)3は前記流管1と同様に、内側流路3a、小径端面3b1および大径端面3b2を有する接続側端面3b、リング状シール面3c、ナット抜止用大径部3d、およびナット装着部3eが形成されている。前記ナット装着部3eには雌ナット(外側流路形成部材)4が回転可能に装着されている。雌ナット4は流路(貫通孔)4aが形成されており、前記流路4aは一端側が接続側端面4bに開口しており、他端側には前記ナット装着部3eに嵌合する嵌合孔4cが形成されている。前記流路4aを形成する内周面4dには前記接続側端面4b側部分に雌ねじ4d1が形成されている。前記雌ナット4には外側と内側(前記流路4a)とを連通させる連通孔4eが形成されている。前記流管3は前記雌ナット4の接続側端面4b側から前記流路4aに挿入され、前記ナット装着部3eは前記嵌合孔4cに嵌合する。すなわち、雌ナット4の嵌合孔4cは前記ナット装着部3eに回転可能且つスライド可能に装着される。前記流管(内側流路形成部材)3および雌ナット(外側流路形成部材)4により第2流路形成部材Bが構成されており、前記内側流路3aおよび4aはそれぞれ断面円形の内側流路3aおよび外側流路4aとして形成されている。そして、内側流路3aおよび外側流路4aにより第2流路形成部材Bの流路(3a+4a)が形成されている。
【0004】前記第1および第2の流路形成部材AおよびBは、連通孔5aが形成されたガスケット5を前記リング状シール面1cおよび3cで挟んだ状態で、前記雄ナット2および雌ナット4を螺合させて締め付けることにより連結される。前記流管1および3の接続された側と反対側の端部は他の流管等の流路形成部材または容器との接続部等に溶接等によって接続される。
【0005】図19は流路形成部材の出荷時の梱包状態の説明図で、図19Aは前記図18の第1流路形成部材の梱包状態の説明図、図19Bは前記図18の第2流路形成部材の梱包状態の説明図である。図19A、図19Bにおいて、製造された流路形成部材A,Bが高純度ガス移送用に使用される場合には、流路形成部材Aの接続側端部(他の流路形成部材と接続される側の端部)に傷が付いたり、パーティクル(塵埃、ハイドロカーボン等)の不純物が付着するのを防止するため、前記流路形成部材A,Bを出荷する際等に、前記接続側端部に流路端装着部材C01,C02が装着される。
【0006】図19Aにおいて流路端装着部材C01は、弾性を有する樹脂製であり、円筒状弾性側壁6および前記円筒状弾性側壁6の外端部を閉塞する外端壁7を有している。前記円筒状弾性側壁6の内周面は前記流路形成部材Aの雄ナット2の外周面2aに形成された雄ねじ2a1の外周に圧接して嵌合している。前記円筒状弾性側壁6内面には前記大径端面1b2に圧接する圧接部6bが形成されている。前記流路形成部材Aの流路1aの接続側端部(図19Aの左端部)は、前記流路端装着部材C01により被覆され、リング状シール面1cに傷が付いたり、流路1aの接続側端部内面に不純物が付着したりするのが防止される。
【0007】図19Bにおいて流路端装着部材C02は、弾性を有する樹脂製であり、円筒状弾性側壁8および前記円筒状弾性側壁8の外端部を閉塞する外端壁9を有している。前記円筒状弾性側壁8の外周面は前記流路形成部材Bの雌ナット4の内周面4dに形成された雌ねじ4d1の内周に圧接して嵌合している。前記円筒状弾性側壁8内面には前記大径端面3b2に圧接する圧接部8bが形成されている。前記流路形成部材Bの流路4aおよび3aの接続側端部(図19Bの右端部)は、前記流路端装着部材C02により被覆され、リング状シール面3cに傷が付いたり、内側流路3aの接続側端部内面に不純物が付着したりするのが防止される。
【0008】前記図17〜図19で説明した流路端装着部材C01,C02等は、前記図17〜図19に示した流路形成部材A,B以外の種々の流路形成部材でも使用されるが、特に半導体製造装置の流路形成部材では、接続端部の傷や流路端部の不純物の付着防止のため、前記接続端部保護用の流路端装着部材が使用されることが多い。半導体製品製造装置のガス供給路の継手やバルブ等に樹脂を使用すると、樹脂表面から、樹脂自身に含まれるハイドロカーボンや、水または大気等の不純物が供給ガス中に放出され、ガス純度が低下するという問題点がある。このため、樹脂材を使用しない流路形成部材(バルブ、レギュレータ、マスフローコントローラ等)が開発され、販売されている。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら従来、前記流路形成部材の接続部分(他の流路形成部材と接続する部分)のガスケットシール面、ネジ山を保護するため、前記樹脂製の流路端装着部材(流路端装着部材等)が使用されている。前記流路形成部材は、前記流路端装着部材を前記接続部分(他の流路形成部材と接続する部分)に装着した状態で、梱包され、出荷される。前記流路形成部材は、梱包開封までに前記樹脂材からの放出ガスにより汚染され、流路形成部材の流路内面に不純物が付着する。また、流路端装着部材を流路形成部材に装着するときの「こすれ」により発生する磨耗粉(パーティクル)が不純物として流路に付着する。前記流路形成部材に付着した不純物は半導体製造装置で使用するガスに混入して、製品に悪影響を与える。
【0010】本発明は前記問題点に鑑み、次の記載内容(O01)を課題とする。
(O01)流路形成部材の流路端部に傷が付いたり、不純物が付着したりすることを防止すること。
【0011】
【課題を解決するための手段】次に、前記課題を解決するために案出した本発明を説明するが、本発明の要素には、後述の実施例の要素との対応を容易にするため、実施例の要素の符号をカッコで囲んだものを付記する。なお、本発明を後述の実施例の符号と対応させて説明する理由は、本発明の理解を容易にするためであり、本発明の範囲を実施例に限定するものではない。
【0012】(第1発明)前記課題を解決するために、第1発明の流路端装着部材は、次の要件(A01),(A02)を備えている。
(A01)内部に流路(1a)が形成された流路形成部材(A)の流路端が開口する円筒状端部に装着されるプレス成形金属製の流路端装着部材(C1;C2;C3;C4;C5)であって、前記円筒状端部が挿入される端部挿入口を有するとともに前記円筒状端部の外周面に圧接する円筒状弾性側壁(11,16)と、前記円筒状弾性側壁(11,16)の外端部を閉塞する外端壁(12,17)とを有するキャップ状の前記流路端装着部材(C1;C2;C3;C4;C5)、(A02)前記円筒状端部の外周面に弾性的に圧接する内径の縮小した内径縮小圧接部(11b,16b)が設けられた前記円筒状弾性側壁(11,16)。
【0013】(第1発明の作用)前記構成を備えた第1発明の流路端装着部材では、端部挿入口を有するプレス成形金属製のキャップ状の流路端装着部材(C1;C2;C3;C4;C5)は、内部に流路(1a)が形成された流路形成部材(A)の前記流路端が開口する円筒状端部に装着される。このとき、前記円筒状弾性側壁(11,16)の内径の縮小した内径縮小圧接部(11b,16b)は、前記円筒状端部の外周面に圧接し、前記外端壁(12,17)は前記円筒状弾性側壁(11,16)の外端部を閉塞する。
【0014】(第2発明)前記課題を解決するために、第2発明の流路端装着部材は、次の要件(B01),(B02)を備えている。
(B01)内部に断面円形の流路(3a,4a)が形成された流路形成部材(B)の前記流路(3a,4a)の端部に装着されるプレス成形金属製の流路端装着部材(C6〜C14)であって、前記流路端に挿入され且つ流路内周面(4d)に圧接する円筒状弾性側壁(21,31)と、前記円筒状弾性側壁(21,31)の内端部を閉塞する内端壁(23,33)と、前記円筒状弾性側壁(21,31)の外端部に形成された前記流路(3a,4a)内に挿入されない外方突出部分(22,32)とを有する前記流路端装着部材(C6〜C14)、(B02)前記断面円形の流路(3a,4a)の内周面(3f,4d)に弾性的に圧接する外径の拡大した外径拡大圧接部(21a,31a)が設けられた前記円筒状弾性側壁(21,31)。
【0015】(第2発明の作用)前記構成を備えた第2発明の流路端装着部材では、プレス成形金属製の流路端装着部材(C6〜C14)は、内部に断面円形の流路(3a,4a)が形成された流路形成部材(B)の前記流路(3a,4a)の端部に装着される。前記流路端装着部材(C6〜C14)の円筒状弾性側壁(21,31)の外径の拡大した外径拡大圧接部(21a,31a)は、前記流路端に挿入され且つ断面円形の流路(3a,4a)の内周面(3f,4d)に弾性的に圧接する。この圧接により流路端装着部材(C6〜C14)は前記流路形成部材(B)に保持される。前記円筒状弾性側壁(21,31)の内端部を閉塞する内端壁(23,33)は、前記円筒状弾性側壁(21,31)の外端から前記流路(3a,4a)内への不純物の侵入を防止する。前記円筒状弾性側壁(21,31)の外端部に形成された前記流路(3a,4a)内に挿入されない外方突出部分(22,32)は、作業者で手でつかむ部分である。作業者は前記外方突出部分(22,32)を手でつかんで、流路形成部材(B)への流路端装着部材(C6〜C14)の着脱作業を行う。
【0016】(第3発明)前記課題を解決するために、第3発明の流路端装着部材は、次の要件(C01),(C02)を備えている。
(C01)内側流路(3a)が開口する内側流路(3a)開口端面の外側縁よりも内側において前記内側流路(3a)開口端面から突出するリング状シール面(3c)を有する内側流路形成部材(3)を軸方向に移動可能に収容する外側流路形成部材(4)の断面円形の外側流路(4a)の端部に装着されるプレス成形金属製の流路端装着部材(C6;C7;C9;C11;C13;C14)であって、前記外側流路端部に挿入され且つ外側流路内周面(4d)に圧接する円筒状弾性側壁(21)と、前記円筒状弾性側壁(21)の内端部に設けた内端壁(23)と、前記円筒状弾性側壁(21)の外端部に設けた前記外側流路(4a)内に挿入されない外方突出部分(22)とを有する前記流路端装着部材(C6;C7;C9;C11;C13;C14)、(C02)前記断面円形の外側流路(4a)の内周面(4d)に弾性的に圧接する外径の拡大した外径拡大圧接部(21a)を有する前記円筒状弾性側壁(21)。
【0017】(第3発明の作用)前記構成を備えた第3発明の流路端装着部材では、プレス成形金属製の流路端装着部材(C6;C7;C9;C11;C13;C14)は、外側流路形成部材(4)の断面円形の外側流路(4a)の端部に装着される。前記外側流路形成部材(4)は、内側流路形成部材(3)を軸方向に移動可能に収容し、前記内側流路形成部材(3)の内側流路(3a)が開口する内側流路開口端面の外側縁よりも内側において前記内側流路開口端面からリング状シール面(3c)が突出する。前記流路端装着部材(C6;C7;C9;C11;C13;C14)の円筒状弾性側壁(21)の外径の拡大した外径拡大圧接部(21a)は、前記外側流路形成部材(4)の外側流路端部に挿入され且つ外側流路(4a)の内周面(4d)に圧接する。この圧接により流路端装着部材(C6;C7;C9;C11;C13;C14)は前記流路形成部材に保持される。前記円筒状弾性側壁(21)の内端部に設けた内端壁(23)は、円筒状弾性側壁(21)の外端側から前記流路内への不純物の侵入を防止する。前記円筒状弾性側壁(21)の外端部に形成された前記流路内に挿入されない外方突出部分(22)は、作業者で手でつかむ部分である。作業者は前記外方突出部分(22)を手でつかんで、流路形成部材への流路端装着部材(C6;C7;C9;C11;C13;C14)の着脱作業を行う。
【0018】
【発明の実施の形態】(第1発明の実施の形態)
(第1発明の実施の形態1)第1発明の実施の形態1の流路端装着部材は、前記第1発明において次の要件(A03)を備えている。(A03)前記円筒状端部の端面に当接して前記流路(1a)を密封する密封用当接部(12b)を有する前記外端壁(12)。
【0019】(第1発明の実施の形態1の作用)前記構成を備えた第1発明の実施の形態1の流路端装着部材では、前記外端壁(12)の密封用当接部(12b)は、前記円筒状端部の端面に当接して前記流路(1a)を密封する。したがって、流路(1a)内部に不純物が付着するのを防止することができる。
【0020】(第1発明の実施の形態2)第1発明の実施の形態2の流路端装着部材は、前記第1発明の流路端装着部材において次の要件(A04),(A05)を備えたことを特徴とする。(A04)前記円筒状端部の端面の外側縁よりも内側において前記端面から前記軸方向外方に突出するリング状シール面(1c)を有する前記円筒状端部に装着される前記流路端装着部材(C1;C3;C4;C5)、(A05)前記リング状シール面(1c)から離れた位置で前記リング状シール面(1c)を被覆する外方膨出部(12a)を有する前記外端壁(12)。
【0021】(第1発明の実施の形態2の作用)前記構成を備えた第1発明の実施の形態1の流路端装着部材では、前記外端壁(12)の外方膨出部(12a)は、前記円筒状端部に装着される前記流路端装着部材(C1;C3;C4;C5)であって、前記リング状シール面(1c)から離れた位置で前記リング状シール面(1c)を被覆する。したがって、リング状シール面(1c)に傷を付けることがない。
【0022】(第1発明の実施の形態3)第1発明の実施の形態3の流路端装着部材は、前記第1発明の実施の形態2の流路端装着部材において次の要件(A06)を備えたことを特徴とする。(A06)前記円筒状端部の端面の外周部分に当接して前記流路を密封する密封用当接部(12b)を有する前記外端壁(12)。
【0023】(第1発明の実施の形態3の作用)前記構成を備えた第1発明の実施の形態3の流路端装着部材では、前記外端壁(12)の密封用当接部(12b)は、前記円筒状端部の端面の外周部分に当接して前記流体路を密封する。したがって、流路(1a)内部に不純物が付着するのを防止することができる。
【0024】(第1発明の実施の形態4)第1発明の実施の形態4の流路端装着部材は、前記第1発明の実施の形態2の流路端装着部材において次の要件(A07)を備えたことを特徴とする。(A07)前記円筒状端部の端面に開口する流路(1a)内に突出し且つ流路端部に当接して前記流体路を密封する密封用当接部(12c)を有する前記外端壁(12)。
【0025】(第1発明の実施の形態4の作用)前記構成を備えた第1発明の実施の形態4の流路端装着部材では、前記外端壁(12)の密封用当接部(12c)は、前記円筒状端部の端面に開口する流路(1a)内に突出し且つ流路端部に当接して前記流体路を密封する。したがって、流路(1a)内部に不純物が付着するのを防止することができる。
【0026】(第2発明の実施の形態)
(第2発明の実施の形態1)第2発明の実施の形態1の流路端装着部材は、前記第2発明の流路端装着部材において次の要件(B03)を備えたことを特徴とする。(B03)前記流路形成部材の流路(4a)が開口する流路開口端面に当接して前記流路(4a)を密封する密封用当接部(22a)を有する前記外方突出部分(22)。
【0027】(第2発明の実施の形態1の作用)前記構成を備えた本発明の実施の形態2の流路端装着部材では、前記外方突出部分(22)の密封用当接部(22a)は前記流路形成部材の流路(4a)が開口する流路開口端面に当接して前記流路(4a)を密封する。したがって、流路(4a)内部に不純物が付着するのを防止することができる。
【0028】(第2発明の実施の形態2)第2発明の実施の形態2の流路端装着部材は、前記第2発明の実施の形態1において次の要件(B04)を備えたことを特徴とする。(B04)前記流路形成部材の流路(4a)が開口する流路開口端面の内周縁(4b1,3a1)に当接して前記流路(4a)を密封する密封用当接部(22a,32a)を有する前記外方突出部分(22,32)。
【0029】(第2発明の実施の形態2の作用)前記構成を備えた第2発明の実施の形態2の流路端装着部材では、前記外方突出部分(22,32)の密封用当接部(22a,32a)は前記流路形成部材の流路(4a)が開口する流路開口端面の内周縁(4b1,3a1)に当接して前記流路(4a)を密封する。したがって、流路(4a)内部に不純物が付着するのを防止することができる。
【0030】(第2発明の実施の形態3)第2発明の実施の形態3の流路端装着部材は、前記第2発明の実施の形態1において次の要件(B05)を備えたことを特徴とする。(B05)前記流路形成部材の流路(3a,4a)が開口する流路開口端面の外周縁(4b2,3a2)に当接して前記流路(3a,4a)を密封する密封用当接部(22a,32a)を有する前記外方突出部分(22,32)。
【0031】(第2発明の実施の形態3の作用)前記構成を備えた第2発明の実施の形態3の流路端装着部材では、前記外方突出部分(22,32)の密封用当接部(22a,32a)は前記流路形成部材の流路(3a,4a)が開口する流路開口端面の外周縁(4b2,3a2)に当接して前記流路(3a,4a)を密封する。したがって、流路(3a,4a)内部に不純物が付着するのを防止することができる。
【0032】(第2発明の実施の形態4)第2発明の実施の形態4の流路端装着部材は、前記第2発明において次の要件(B06)を備えたことを特徴とする。(B06)前記流路形成部材の流路(3a,4a)が開口する端部外側に円筒外側面(3g,4f)が形成され前記円筒外側面(3g,4f)に当接して前記流路(3a,4a)を密封する密封用当接部(22a,32a)を有する前記外方突出部分(22,32)。
【0033】(第2発明の実施の形態4の作用)前記構成を備えた第2発明の実施の形態4の流路端装着部材では、前記外方突出部分(22,32)の密封用当接部(22a,32a)は前記流路形成部材の流路(3a,4a)が開口する端部外側に円筒外側面(3g,4f)が形成され前記円筒外側面(3g,4f)に当接して前記流路(3a,4a)を密封する。したがって、流路(3a,4a)内部に不純物が付着するのを防止することができる。
【0034】(第3発明の実施の形態)
(第3発明の実施の形態1)第3発明の実施の形態1の流路端装着部材は、前記第3発明において次の要件(C03)を備えたことを特徴とする。(C03)前記外側流路形成部材(4)の流路が開口する流路開口端面に当接して前記外側流路(4a)を密封する外側流路密封用当接部(22a)を有する前記外方突出部分(22)。
【0035】(第3発明の実施の形態1の作用)前記構成を備えた第3発明の実施の形態1の流路端装着部材では、前記外方突出部分(22)の外側流路密封用当接部(22a)は前記外側流路形成部材(4)の流路が開口する流路開口端面に当接して前記外側流路(4a)を密封する。したがって、前記外側流路(4a)内部に不純物が付着するのを防止することができる。
【0036】(第3発明の実施の形態2)第3発明の実施の形態2の流路端装着部材は、前記第3発明において次の要件(C04)を備えたことを特徴とする。(C04)前記内側流路形成部材(3)の流路が開口する内側流路開口端面に当接して前記内側流路(3a)を密封する内側流路密封用当接部(23a)を有する前記内端壁(23)。
【0037】(第3発明の実施の形態2の作用)前記構成を備えた第3発明の実施の形態2の流路端装着部材では、前記内端壁(23)の内側流路密封用当接部(23a)は前記内側流路形成部材(3)の流路が開口する内側流路開口端面に当接して前記内側流路(3a)を密封する。したがって、前記内側流路(3a)内部に不純物が付着するのを防止することができる。
【0038】(第3発明の実施の形態3)第3発明の実施の形態3の流路端装着部材は、前記第3発明の実施の形態2において次の要件(C05)を備えたことを特徴とする。(C05)前記内側流路開口端面の外周縁に当接して前記内側流路(3a)を密封する密封用当接部(23a)を有する前記内端壁(23)。
【0039】(第3発明の実施の形態3の作用)前記構成を備えた第3発明の実施の形態3の流路端装着部材では、前記内端壁(23)の密封用当接部(23a)は前記内側流路開口端面の外周縁に当接して前記内側流路(3a)を密封する。したがって、前記内側流路(3a)内部に不純物が付着するのを防止することができる。
【0040】(第3発明の実施の形態4)第3発明の実施の形態4の流路端装着部材は、前記第3発明の実施の形態2において次の要件(C06)を備えたことを特徴とする。(C06)前記内側流路開口端面の内周縁に当接して前記内側流路(3a)を密封する密封用当接部(23a)を有する前記内端壁(23)。
【0041】(第3発明の実施の形態4の作用)前記構成を備えた第3発明の実施の形態4の流路端装着部材では、前記内端壁(23)の密封用当接部(23a)は前記内側流路開口端面の内周縁に当接して前記内側流路(3a)を密封する。したがって、前記内側流路(3a)内部に不純物が付着するのを防止することができる。
【0042】
【実施例】次に図面を参照しながら、本発明の流路端装着部材の実施の形態の例(すなわち、実施例)を説明するが、本発明は以下の実施例に限定されるものではない。
【0043】(実施例1)図1は本発明の実施例1の流路端装着部材の説明図で、図1Aは流路端装着部材の底面図、図1Bは前記図1Aの矢印IB−IB線断面図、図1Cは前記図1Bの矢印ICから見た図である。図2は前記図1に示す流路端装着部材を流路形成部材に装着した状態を示す図で、図2Aは流路端装着部材のみを断面で示す部分断面図、図2Bは流路形成部材に流路端装着部材が装着された状態の断面図である。図2において、流路形成部材Aは前記図17、図19Aに示す第1流路形成部材Aと同一の構成を有しているので、重複する詳細な説明は省略する。図1、図2において流路端装着部材C1は、内部に流路1aが形成された流路形成部材Aの前記流路端が開口する円筒状端部に着脱可能に装着される。前記流路端装着部材C1は、ステンレス薄板を使用してプレス成形と絞り加工により一体成形されたキャップ状の部品である。
【0044】前記流路端装着部材C1は、前記流路形成部材Aの流管1および雄ナット2の端部(円筒状端部)が挿入される端部挿入口11aを有する円筒状弾性側壁11を有している。前記円筒状弾性側壁11は、その軸方向に沿って内側に湾曲しており、前記軸方向中間部に、前記流路形成部材Aの円筒状端部の外周面2aに弾性的に圧接する内径の縮小した内径縮小圧接部11bが設けられている。前記円筒状弾性側壁11には弾性を大きくするために、3個の孔11cが円周方向に等間隔の位置に形成されている。なお、前記孔11cの数は3個以外の数とすることが可能であり、また、孔11cを省略すること(形成しないこと)も可能である。
【0045】前記円筒状弾性側壁11の外端部(前記端部挿入口11aと反対側の端部)は、外端壁12により閉塞されている。前記外端壁12には外方に膨らんだ外方膨出部12aが形成されており、前記外方膨出部12aは、前記リング状シール面1cから離れた位置で前記リング状シール面1cを被覆している。また、前記外端壁12には、前記流路形成部材Aの前記接続側端面1bの小径端面1b1に当接して前記流路1aを密封する密封用当接部12bが設けられている。前記密封用当接部12bは前記小径端面1b1に形成されたリング状シール面1cの外側で前記小径端面1b1に当接している。
【0046】(実施例1の作用)前記実施例1の流路端装着部材C1は、円筒状弾性側壁11の内径縮小圧接部11bが前記流路形成部材Aの外周面2aに弾性的に圧接した状態で装着され、固定される。前記流路端装着部材C1の密封用当接部12bが流路形成部材Aのリング状シール面1cの外側で前記小径端面1b1に当接している。したがって、前記リング状シール面1cおよび流路1aの内部が密封されるので、不純物が流路1a内に付着することを防止することができる。また、流路端装着部材C1は外方膨出部12aが設けられているので、流路形成部材Aの端部に装着されたとき、リング状シール面1cと接触しない。このため前記流路端装着部材C1は、流路形成部材Aのリング状シール面1cに傷を付けることがない。
【0047】前記流路端装着部材C1は、金属薄板をプレス加工および絞り加工して一体成形品として容易に製造することができる。また、金属材料は前記流路形成部材Aに装着するときに擦れても、樹脂材料に比較して磨耗粉が発生し難い。また、樹脂材料と異なり放出ガスの発生がなく、放出ガスが流路1aに付着することもない。このため、前記流路形成部材Aを半導体製造装置のガス供給路で使用しても、不純物の少ない高純度のガスを供給することができる。製造される半導体部品の歩留りを向上させることができる。また、金属材料の流路端装着部材C1は、劣化が少なく、何度も繰り返して使用することができる。
【0048】(実施例2)図3は本発明の実施例2の流路端装着部材の説明図で、図3Aは流路端装着部材の底面図、図3Bは前記図3Aの矢印IIIB−IIIB線断面図、図3Cは前記図3Bの矢印IIICから見た図である。図4は前記図1に示す流路端装着部材を流路形成部材に装着した状態を示す図である。図4において、流路形成部材Aは前記図17、図19Aに示す第1流路形成部材Aと同一の構成を有しているので、重複する詳細な説明は省略する。図3、図4において、実施例2の流路端装着部材C2は、流路形成部材Aの流管1のリング状シール面1cが設けられた端部(図4で左端部)とは反対側の端部(図4で右端部)に装着される。この実施例2の流路端装着部材C2は、図4から分かるように前記実施例1の流路端装着部材C1に比べて小型であり、前記実施例1の外方膨出部12aに相当する部分が省略されている。
【0049】実施例2の流路端装着部材C2は、前記流路形成部材Aの流管1の端部(図4の左端部、円筒状端部)が挿入される端部挿入口16aを有する円筒状弾性側壁16を有している。前記円筒状弾性側壁16は、その軸方向に沿って内側に湾曲しており、前記軸方向中間部に、前記流路形成部材Aの円筒状端部の外周面に弾性的に圧接する内径の縮小した内径縮小圧接部16bが設けられている。前記円筒状弾性側壁16には3個の孔が形成されている。前記円筒状弾性側壁16の外端は平板状の外端壁17により閉塞されている。前記外端壁17の内面は流管1の端面(図4で右端面)に当接して、流管1の端部を密封する密封用当接部17として構成されている。
【0050】(実施例2の作用)実施例2の流路端装着部材C2は、円筒状弾性側壁16の内径縮小圧接部16bが前記流路形成部材Aの流管1の外周面に弾性的に圧接した状態で装着され、固定される。前記流路端装着部材C1の密封用当接部が流路形成部材Aの流管1の端面に当接している。したがって、前記流管1の端部の流路1aの内部が流路端装着部材C2により密封されるので、不純物が流路1a内に付着することを防止することができる。また、前記流路端装着部材C2も金属薄板をプレス加工および絞り加工して一体成形品として製造しているため、前記実施例1の流路端装着部材C1と同様に、不純物の少ない高純度のガスを供給することができる。したがって、製造される半導体部品の歩留りを向上させることができる。また、金属材料の流路端装着部材C2は、劣化が少なく、何度も繰り返して使用することができる。
【0051】(実施例3)図5は本発明の実施例3の流路端装着部材の説明図である。図5において、流路形成部材Aは前記図17、図19Aに示す第1流路形成部材Aと同一の構成を有しているので、重複する詳細な説明は省略する。実施例3の流路端装着部材C3構成要素で、前記実施例1と同様の構成要素に対応する構成要素には同一の符号を付して重複する詳細な説明は省略する。図5において、実施例3の流路端装着部材C3は、前記実施例1の流路端装着部材C1と同様の円筒状弾性側壁11を有しているが、外端壁12の密封用当接部12bの位置が流路端装着部材C1と異なっている。すなわち、この実施例3の流路端装着部材C3の密封用当接部12bは円筒状弾性側壁11内面の大径端面1b2に圧接している。この実施例3の流路端装着部材C3も金属薄板をプレス加工および絞り加工して一体成形品として製造しているため、前記実施例1の流路端装着部材C1と同様に、製造される半導体部品の歩留りを向上させることができるとともに、何度も繰り返して使用することができる。
【0052】(実施例4)図6は本発明の実施例4の流路端装着部材の説明図である。図6において、流路形成部材Aは前記図17、図19Aに示す第1流路形成部材Aと同一の構成を有しているので、重複する詳細な説明は省略する。実施例4の流路端装着部材C4構成要素で、前記実施例1と同様の構成要素に対応する構成要素には同一の符号を付して重複する詳細な説明は省略する。図6において、実施例4の流路端装着部材C4は、前記実施例1の流路端装着部材C1と同様の円筒状弾性側壁11を有しているが、外端壁12の形状が流路端装着部材C1と異なっている。すなわち、この実施例4の流路端装着部材C4の外端壁12は全体的に外方に膨出している。そして、前記外端壁12は流路形成部材Aの小径端面1b1の外端縁に当接しており、その当接部により密封用当接部12bが形成されている。また、前記密封用当接部12bよりも外端の膨出部により実施例4の外方膨出部12aが形成されている。この実施例4の流路端装着部材C4も金属薄板をプレス加工および絞り加工して一体成形品として製造しているため、前記実施例1の流路端装着部材C1と同様に、製造される半導体部品の歩留りを向上させることができるとともに、何度も繰り返して使用することができる。
【0053】(実施例5)図7は本発明の実施例5の流路端装着部材の説明図である。図7において、流路形成部材Aは前記図17、図19Aに示す第1流路形成部材Aと同一の構成を有しているので、重複する詳細な説明は省略する。実施例5の流路端装着部材C5構成要素で、前記実施例1と同様の構成要素に対応する構成要素には同一の符号を付して重複する詳細な説明は省略する。図7において、実施例5の流路端装着部材C5は、前記実施例1の流路端装着部材C1と同様の円筒状弾性側壁11を有しているが、外端壁12の形状が実施例1の流路端装着部材C1と異なっている。すなわち、この実施例5の流路端装着部材C5の外端壁12はその中央部に前記形成部材Aの流路1a内に突出する突出部12cが形成されている。前記突出部12cは、前記流路1aの内周部分に当接しており、前記凹部の当接部により密封用当接部12cが形成されている。
【0054】この実施例5の流路端装着部材C5も金属薄板をプレス加工および絞り加工して一体成形品として製造しているため、前記実施例1の流路端装着部材C1と同様に、前記流路端装着部材C5が装着されていた流路形成部材Aを半導体製造装置のガス供給路で使用しても、不純物の少ない高純度のガスを供給することができる。したがって、製造される半導体部品の歩留りを向上させることができる。また、金属材料の流路端装着部材C5は、劣化が少なく、何度も繰り返して使用することができる。
【0055】(実施例6)図8は本発明の実施例6の流路端装着部材の説明図で、図8Aは流路端装着部材の底面図、図8Bは前記図8Aの矢印VIIIB−VIIIB線断面図、図8Cは前記図8Bの矢印VIIICから見た図である。図9は前記図8に示す流路端装着部材を流路形成部材に装着した状態を示す断面図である。図9において、流路形成部材Bは前記図18、図19Bに示す第2流路形成部材Bと同一の構成を有しているので、重複する詳細な説明は省略する。図9において流路形成部材Bは、流管(内側流路形成部材)3および雌ナット(外側流路形成部材)4により構成されており、流管3は雌ナット4の接続側端面4b側から流路4aに挿入され、ナット装着部3eは嵌合孔4cに嵌合する。すなわち、雌ナット4の嵌合孔4cは前記ナット装着部3eに回転可能且つスライド可能に装着される。
【0056】図8、図9において、実施例6の流路端装着部材C6は、流管(内側流路形成部材)3を軸方向に移動可能に収容する雌ナット(外側流路形成部材)4の断面円形の外側流路4aの端部に装着されるプレス成形金属製の部材である。前記流路端装着部材C6は、前記外側流路4a端部に挿入される円筒状弾性側壁21と、前記円筒状弾性側壁21の外端部に設けた前記外側流路4a内に挿入されない外方突出部分22と、前記円筒状弾性側壁21の内端部に設けた内端壁23とを有する。前記円筒状弾性側壁21は、その軸方向に沿って外側に湾曲しており、前記軸方向中間部には、前記流路形成部材Bの円筒状端部の内周面4dに弾性的に圧接する外径の拡大した外径拡大圧接部21aが設けられている。前記円筒状弾性側壁21には弾性を大きくするために、3個の孔21cが円周方向に等間隔の位置に形成されている。なお、前記孔21cの数は3個以外の数とすることが可能であり、また、孔21cを省略すること(形成しないこと)も可能である。前記外方突出部分22は、雌ナット4の接続側端面4bに当接する密封用当接部22aを有する。前記円筒状弾性側壁21の内端部は内端壁23により閉塞されている。前記内端壁23には、その中央部に前記形成部材Bの内側流路3a内に突出する突出部23aが形成されており、突出部23aと内側流路内周面3fとの間にはわずかな隙間が形成されている。そして、流管3が移動した場合突出部23aと内側流路内周面とが接触するようになっているため、前記流管3の移動量は少ない。
【0057】(実施例6の作用)前記実施例6の流路端装着部材C6は、円筒状弾性側壁21の外径拡大圧接部21aが前記流路形成部材Bの内周面4dに弾性的に圧接した状態で装着され、固定される。前記密封用当接部22aは、接続側端面4bに当接しているため、外側流路4aの内部が密封されるので、不純物が前記外側流路4a内に付着することを防止できる。また、流路端装着部材C6が、流路形成部材Bの端部に装着された状態で流管3が移動したとき、内側流路内周面3fが突出部23aに接触し、リング状シール面3cは内端壁23と接触しない。このため前記流路端装着部材C6は、流路形成部材Bのリング状シール面3cに傷を付けることがない。また、作業者は前記外方突出部分22を手でつかんで、流路形成部材Bへの流路端装着部材C6の着脱作業を行う。この実施例6の流路端装着部材C6も金属薄板をプレス加工および絞り加工して一体成形品として製造しているため、前記実施例1の流路端装着部材C1と同様に製造される半導体部品の歩留りを向上させることができるとともに、何度も繰り返して使用することができる。
【0058】(実施例7および8)図10は本発明の実施例7および8の流路端装着部材を流路形成部材に装着した状態を示す断面図である。図10において、流路端装着部材C7は実施例7の流路端装着部材、流路端装着部材C8は実施例8の流路端装着部材を示す。図10において、流路形成部材Bは前記実施例6(図9参照)に示す第2流路形成部材Bと同一の構成を有しているので、重複する詳細な説明は省略する。
(実施例7)この実施例7の流路端装着部材C7の構成要素で前記実施例6と同様の構成要素に対応するものについては同一の符号を付して重複する詳細な説明は省略する。図10において、実施例7の流路端装着部材C7は前記実施例6の流路端装着部材C6と同様の円筒弾性側壁21を有しているが、外方突出部分22が当接する密封用当接部22aの位置が前記実施例6の流路端装着部材C6と異なっている。すなわち、この実施例7の密封用当接部22aは前記接続側端面4bの内周縁4b1に当接している。したがって、外側流路4aの内部が密封されるので、不純物が前記外側流路4a内に付着することを防止できる。この実施例7の流路端装着部材C7も金属薄板をプレス加工および絞り加工して一体成形品として製造しているため、前記実施例1の流路端装着部材C1と同様に製造される半導体部品の歩留りを向上させることができるとともに、何度も繰り返して使用することができる。
【0059】(実施例8)図10において、実施例8の流路端装着部材C8は、流路形成部材Bの流管3のリング状シール面3cが設けられた端部(図10で右端部)とは反対側の端部(図10で左端部)に装着されるプレス成形金属製の部材である。前記流路端装着部材C8は内側流路3aに挿入される円筒状弾性壁31と、前記円筒状弾性壁31の外端部に設けた前記内側流路3a内に挿入されない外方突出部分32と、前記円筒状弾性壁31の内端部を閉塞する内端壁33とを有する。前記円筒状弾性壁31は、その軸方向に沿って湾曲しており、内側流路3aの内周面3fに弾性的に圧接する外径の拡大した外径拡大圧接部31aが設けられている。前記円筒状弾性側壁21には弾性を大きくするために、図示しない3個の孔21cが円周方向に等間隔の位置に形成されている。前記外方突出部分32は、内側流路3aの開口端面内周縁3a1に当接する密封用当接部32aを有する。
【0060】(実施例8の作用)前記実施例8の流路端装着部材C8は前記外径拡大圧接部31aが前記内側流路3aに弾性的に圧接した状態で装着され、固定される。さらに、前記流路端装着部材C8は、前記密封用当接部32aが内周縁3a1に当接し、内端壁33により閉塞されているため、内側流路3aの内部が密封され、不純物が前記内側流路3a内に付着することを防止できる。この実施例8の流路端装着部材C8も金属薄板をプレス加工および絞り加工して一体成形品として製造しているため、前記実施例1の流路端装着部材C1と同様に製造される半導体部品の歩留りを向上させることができるとともに、何度も繰り返して使用することができる。
【0061】(実施例9および10)図11は本発明の実施例9および10の流路端装着部材を流路形成部材に装着した状態を示す断面図である。図10において、流路端装着部材C9は実施例9の流路端装着部材、流路端装着部材C10は実施例10の流路端装着部材を示す。図11において、流路形成部材Bは前記実施例6(図9参照)に示す第2流路形成部材Bと同一の構成を有しているので、重複する詳細な説明は省略する。
(実施例9)この実施例9の流路端装着部材C9の構成要素で前記実施例6と同様の構成要素に対応するものについては同一の符号を付して重複する詳細な説明は省略する。図11において、実施例9の流路端装着部材C9は前記実施例6の流路端装着部材C6と同様の円筒弾性側壁21を有しているが、外方突出部分22が当接する密封用当接部22aの位置が前記実施例6の流路端装着部材C6と異なっている。すなわち、この実施例9の外方突出部分22の外端部に折り返し部分が形成され、密封用当接部22aが前記接続側端面4bの外周縁4b2に当接している。この実施例9の流路端装着部材C9も金属薄板をプレス加工および絞り加工して一体成形品として製造しているため、前記実施例1の流路端装着部材C1と同様に製造される半導体部品の歩留りを向上させることができるとともに、何度も繰り返して使用することができる。
【0062】(実施例10)図11において、実施例10の流路端装着部材C10は前記実施例8の流路端装着部材C8と同様の円筒弾性側壁31を有しているが、外方突出部分32が当接する密封用当接部32aの位置が前記実施例8の流路端装着部材C8(図10参照)と異なっている。すなわち、この実施例10の外方突出部分22の外端部に折り返し部分が形成され、密封用当接部32aが前記開口端面外周縁3a2に当接している。この実施例10の流路端装着部材C10も金属薄板をプレス加工および絞り加工して一体成形品として製造しているため、前記実施例1の流路端装着部材C1と同様に製造される半導体部品の歩留りを向上させることができるとともに、何度も繰り返して使用することができる。
【0063】(実施例11および12)図12は本発明の実施例11および12の流路端装着部材を流路形成部材に装着した状態を示す断面図である。図12において、流路端装着部材C11は実施例11の流路端装着部材、流路端装着部材C12は実施例12の流路端装着部材を示す。図12において、流路形成部材Bは前記実施例9(図11参照)に示す第2流路形成部材Bと同一の構成を有しているので、重複する詳細な説明は省略する。
(実施例11)この実施例11の流路端装着部材C11の構成要素で前記実施例9と同様の構成要素に対応するものについては同一の符号を付して重複する詳細な説明は省略する。図12において、実施例11の流路端装着部材C11は前記実施例9の流路端装着部材C9と同様の円筒弾性側壁21を有しているが、外方突出部分22が当接する密封用当接部22aの位置が前記実施例9の流路端装着部材C9と異なっている。すなわち、この実施例11の前記密封用当接部22aは、外側流路4aの開口する端部外側に形成されている円筒外側面4fに圧接しているので、外側流路4aの内部が密封され、不純物が前記外側流路4a内に付着することを防止できる。この実施例11の流路端装着部材C11も金属薄板をプレス加工および絞り加工して一体成形品として製造しているため、前記実施例1の流路端装着部材C1と同様に製造される半導体部品の歩留りを向上させることができるとともに、何度も繰り返して使用することができる。
【0064】(実施例12)図12において、実施例12の流路端装着部材C12は前記実施例10(図11参照)の流路端装着部材C10と同様の円筒弾性側壁31を有しているが、外方突出部分32が内側流路3aの開口端面に当接する密封用当接部32aの位置が前記実施例10の流路端装着部材C10と異なっている。すなわち、この実施例12の前記密封用当接部32aは、内側流路3aの開口する端部外側に形成されている開口端面外側面3gに当接している。したがって、内側流路3aの内部が密封され、不純物が前記内側流路3a内に付着することを防止できる。この実施例12の流路端装着部材C12も金属薄板をプレス加工および絞り加工して一体成形品として製造しているため、前記実施例1の流路端装着部材C1と同様に製造される半導体部品の歩留りを向上させることができるとともに、何度も繰り返して使用することができる。
【0065】(実施例13)図13は本発明の実施例13の流路端装着部材を流路形成部材に装着した状態を示す断面図である。図13において、流路形成部材Bは前記実施例6(図9参照)に示す第2流路形成部材Bと同一の構成を有しているので、重複する詳細な説明は省略する。この実施例13の流路端装着部材C13の構成要素で前記実施例6と同様の構成要素に対応するものについては同一の符号を付して重複する詳細な説明は省略する。図13において、実施例13の流路端装着部材C13は前記実施例6の流路端装着部材C6と同様の円筒弾性側壁21を有しているが、前記円筒状弾性側壁21が閉塞されている内端部の内端壁23が前記実施例6流路端装着部材C6と異なっている。この実施例13の前記内端壁23には、その外周部が流管3側に突出する突出部23aが形成されている。前記突出部23aと内側流路3aの接続側端面3bに形成された小径端面3b1との間にはわずかな隙間があり、流管3が移動した場合、前記突出部23aと前記小径端面3b1とが接触するようになっているので、リング状シール面3cは前記内端壁23と接触しない。このため前記流路端装着部材C13は、流路形成部材Bのリング状シール面3cに傷を付けることがない。また、接続側端面4bに当接する密封用当接部22aにより内側流路3aの内部が密封されるので、不純物が前記内側流路3a内に付着することを防止できる。この実施例13の流路端装着部材C13も金属薄板をプレス加工および絞り加工して一体成形品として製造しているため、前記実施例1の流路端装着部材C1と同様に製造される半導体部品の歩留りを向上させることができるとともに、何度も繰り返して使用することができる。
【0066】(実施例14)図14は本発明の実施例14の流路端装着部材を流路形成部材に装着した状態を示す断面図である。図14において、流路形成部材Bは前記実施例13(図13参照)に示す第2流路形成部材Bと同一の構成を有しているので、重複する詳細な説明は省略する。この実施例14の流路端装着部材C14の構成要素で前記実施例13と同様の構成要素に対応するものについては同一の符号を付して重複する詳細な説明は省略する。図14において、実施例14の流路端装着部材C14は前記実施例13の流路端装着部材C13と同様の円筒弾性側壁21を有しているが、前記円筒状弾性側壁21の外端部に設けた前記外側流路4a内に挿入されない外方突出部分22と、前記円筒状弾性側壁21の内端部に設けた内端壁23が前記実施例13の流路端装着部材C13と異なっている。
【0067】また、前記内端壁23には、その外周部が流管3側に突出する突出部23aが形成されており、内側流路3aの接続側端面3bに形成された小径端面3b1と当接され固定されている。そのため、外方突出部分22は、雌ナット4の接続側端面4bに当接しない。前記流路端装着部材C14は、流路形成部材Bのリング状シール面3cに傷を付けることがなく、不純物が内側流路3a内に付着することを防止できる。この実施例14の流路端装着部材C14も金属薄板をプレス加工および絞り加工して一体成形品として製造しているため、前記実施例1の流路端装着部材C1と同様に製造される半導体部品の歩留りを向上させることができるとともに、何度も繰り返して使用することができる。
【0068】(実施例15)図15は本発明の実施例15の流路端装着部材を流路形成部材に装着した状態を示す断面図である。図15において、流路形成部材Bは前記実施例14(図14参照)に示す第2流路形成部材Bと同一の構成を有しているので、重複する詳細な説明は省略する。この実施例15の流路端装着部材C15の構成要素で前記実施例14と同様の構成要素に対応するものについては同一の符号を付して重複する詳細な説明は省略する。図15において、実施例15の流路端装着部材C15は前記実施例14の流路端装着部材C14と同様の円筒弾性側壁21を有しているが、前記円筒状弾性側壁21の内端部に設けた内端壁23が前記実施例14の流路端装着部材C14と異なっている。
【0069】前記内端壁23は、その外周部が流管3側に突出する突出部23aが形成されており、前記突出部23aと内側流路3aの接続側端面3bに形成された小径端面3b1の外周縁に当接され固定されている。したがって、前記流路端装着部材C15は、流路形成部材Bのリング状シール面3cに傷を付けることがなく、不純物が内側流路3a内に付着することを防止できる。この実施例15の流路端装着部材C15も金属薄板をプレス加工および絞り加工して一体成形品として製造しているため、前記実施例1の流路端装着部材C1と同様に製造される半導体部品の歩留りを向上させることができるとともに、何度も繰り返して使用することができる。
【0070】(実施例16)図16は本発明の実施例16の流路端装着部材を流路形成部材に装着した状態を示す断面図である。図16において、流路形成部材Bは前記実施例6(図9参照)に示す第2流路形成部材Bと同一の構成を有しているので、重複する詳細な説明は省略する。この実施例16の流路端装着部材C16の構成要素で前記実施例6と同様の構成要素に対応するものについては同一の符号を付して重複する詳細な説明は省略する。図16において、実施例16の流路端装着部材C16は前記実施例6の流路端装着部材C6と同様の円筒弾性側壁21を有しているが、前記円筒状弾性壁21の外端部に設けた外側流路4a内に挿入されない外方突出部分22と、前記円筒状弾性側壁21の内端部に設けた内端壁23が前記実施例6の流路端装着部材C6と異なっている。
【0071】前記内端壁23は、その中央部に前記形成部材Bの内側流路3a内に突出する突出部23aが形成されており、突出部23aと内側流路内周面3fとが当接され、流管3は固定されている。前記外方突出部分22は、雌ナット4の接続側端面4bに当接せず、また流路形成部材Bのリング状シール面3cは前記内端壁23と接触しない。前記流路端装着部材C15は、流路形成部材Bのリング状シール面3cに傷を付けることがなく、不純物が内側流路3a内に付着することを防止できる。この実施例16の流路端装着部材C16も金属薄板をプレス加工および絞り加工して一体成形品として製造しているため、前記実施例1の流路端装着部材C1と同様に製造される半導体部品の歩留りを向上させることができるとともに、何度も繰り返して使用することができる。
【0072】(変更例)以上、本発明の実施例を詳述したが、本発明は、前記実施例に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載された本発明の要旨の範囲内で、種々の変更を行うことが可能である。本発明の変更実施例を下記に例示する。
(H01) 本発明の流路端装着部材は、前記実施例に示した流路形成部材A,B以外の種々の流路形成部材に使用することが可能である。
(H02) 流路端装着部材(C1〜C16)が薄板材料から構成されている場合、外端縁で作業者が手を怪我しないように、外端縁を折り返しておくことが可能である。
【0073】
【発明の効果】前述の本発明の流路端装着部材は、下記の効果(E01)〜(E07)を奏する。
(E01)不純物が流路内に付着することを防止することができる。
(E02)流路形成部材のリング状シール面に傷を付けることを防止できる。
(E03)金属薄板をプレス加工および絞り加工して一体成形品として容易に製造することができる。
(E04)金属材料は樹脂材料に比較して磨耗粉が発生し難い。
(E05)放出ガスの発生がなく、放出ガスが流路に付着することがないため、不純物の少ない高純度のガスを供給することができる。
(E06)製造される半導体部品の歩留りを向上させることができる。
(E07)劣化が少なく、何度も繰り返して使用することができる。
【出願人】 【識別番号】599002490
【氏名又は名称】株式会社オムニ研究所
【出願日】 平成11年7月21日(1999.7.21)
【代理人】 【識別番号】100094905
【弁理士】
【氏名又は名称】田中 隆秀
【公開番号】 特開2001−32989(P2001−32989A)
【公開日】 平成13年2月6日(2001.2.6)
【出願番号】 特願平11−206706