| 【発明の名称】 |
ワンタッチ継手へのフレキシブルチューブの接合方法 |
| 【発明者】 |
【氏名】藤沢 正造
【氏名】倉谷 純一
【氏名】柴渕 利夫
【氏名】中岡 幹夫
【氏名】雁木 和良
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| 【要約】 |
【課題】ワンタッチ継手へのフレキシブルチューブのコルゲイト管の接合を、小さな力で容易に行えるようにする。
【解決手段】筒状のワンタッチ継手10の内部に環状のシール材18を配置して、このワンタッチ継手10の端部の開口から、このワンタッチ継手10およびシール材18の内部へ、コルゲイト管2にて形成されたフレキシブルチューブ1の先端部を挿入するに際し、シール材18の内周面とコルゲイト管2におけるこのシール材18への挿入部の外周との少なくともいずれか一方に滑剤を塗布したうえで、フレキシブルチューブ1の先端部の挿入を行う。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】 筒状のワンタッチ継手の内部に環状のシール材を配置して、このワンタッチ継手の端部の開口から、このワンタッチ継手および前記シール材の内部へ、コルゲイト管にて形成されたフレキシブルチューブの先端部を挿入するに際し、シール材の内周面とコルゲイト管におけるこのシール材への挿入部の外周との少なくともいずれか一方に滑剤を塗布したうえで、前記フレキシブルチューブの先端部の挿入を行うことを特徴とするワンタッチ継手へのフレキシブルチューブの接合方法。
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【発明の詳細な説明】【0001】 【発明の属する技術分野】本発明はワンタッチ継手へのフレキシブルチューブの接合方法に関する。 【0002】 【従来の技術】ガス管として使用されるフレキシブルチューブ用の継手として、筒状体の内部に環状のシール材を配置して、この筒状体の開口から、この筒状体およびシール材の内部へ、フレキシブルチューブを構成するコルゲイト管を挿入するようにした、ワンタッチ継手がある。このワンタッチ継手においては、筒状体の内部にコルゲイト管を挿入することで、コルゲイト管がシール材の内部へ圧入され、これによってシール材の内周とコルゲイト管の外周との間、すなわち継手とフレキシブルチューブとの間がシールされる。 【0003】 【発明が解決しようとする課題】しかし、シール材はあらかじめ筒状体の内部に軽く圧入されており、この状態のシール材の内部へ配管施工現場において人力でコルゲイト管を圧入しようとする場合に、固く、大きな力を必要とするため、その作業に手間を要するという問題点がある。 【0004】そこで本発明は、このような問題点を解決して、ワンタッチ継手へのフレキシブルチューブのコルゲイト管の接合を、小さな力で容易に行えるようにすることを目的とする。 【0005】 【課題を解決するための手段】この目的を達成するため本発明は、筒状のワンタッチ継手の内部に環状のシール材を配置して、このワンタッチ継手の端部の開口から、このワンタッチ継手および前記シール材の内部へ、コルゲイト管にて形成されたフレキシブルチューブの先端部を挿入するに際し、シール材の内周面とコルゲイト管におけるこのシール材への挿入部の外周との少なくともいずれか一方に滑剤を塗布したうえで、前記フレキシブルチューブの先端部の挿入を行うものである。 【0006】このようにすると、滑剤の作用によって、シール材の内部へコルゲイト管を圧入状態で挿入するときに必要となる力を大幅に低減することが可能となる。 【0007】 【発明の実施の形態】図1において、1はフレキシブルチューブで、薄肉のステンレス製のコルゲイト管2と、このコルゲイト管2の外周を覆う樹脂製のチューブ状の被覆体3とによって構成されている。図1および図2において、10は、フレキシブルチューブ1を接続するためのワンタッチ継手である。このワンタッチ継手10において、11は筒状本体で、真鍮などの金属によって形成され、その一端に外ねじ部12が設けられることで、ガス管などの被接続体に接続することができるように構成されている。13は六角部で、外ねじ部12のねじ込み操作のために用いられる。筒状本体11の他端側の内周には、その開口側から順に、内ねじ部15と、この内ねじ部15の谷部よりも内径の大きな内周面16と、環状のシール材収容部17とが形成されている。シール材収容部17には、環状のゴム製のシール材18が、ゆるい圧入状態で収容されている。シール材18は、筒状本体11の奥側に位置する耐火部19と、この耐火部19よりも筒状本体11の開口側に位置する一般ゴム部20とが軸心方向に一体に形成されて、その内部にコルゲイト管2を圧入状態で挿入できるように構成されている。 【0008】21はシール材収容部17の奥端面であり、この奥端面21は、径方向に沿ってシール材18よりも内周側まで形成されている。この奥端面21の内周側の端部に連続して、シール材18よりも内周側の位置に向けて突出する環状突部22が形成されている。この環状突部22は、図1に示すようにコルゲイト管2がシール材18の内周部分に押し込まれたときに、このコルゲイト管2の内部に大きな隙間なく挿入されるように構成されている。 【0009】25は止輪で、真鍮などの金属によって筒状に形成されるとともに、筒状本体11の内ねじ部15にねじ込み可能な外ねじ部26を有する。この止輪25の外周には、外ねじ部26よりも大径の外周面27が形成されている。この外周面27は、スパナなどの工具の係り合いが不能なように円周状に形成されている。止輪25には、フレキシブルチューブ1を挿通させるための孔部28が貫通状態で形成され、この孔部28にパッキン29が設けられている。孔部28における止輪25の先端部の内周には、この止輪25の先端側に向かって拡径するテーパ面30が形成されている。筒状本体11の端面と、これに対向する止輪25の端面との間には、パッキン31が挟み込まれている。 【0010】図示のように止輪25を筒状本体11にねじ込んだ状態においては、この止輪25の内周のテーパ面30と筒状本体11の内周面16とシール材18の端面とで囲まれる空間33が形成される。この空間33には、環状のリテーナ34が配置されている。このリテーナ34は、真鍮などの金属材料により形成され、その一端側すなわち筒状本体11の奥側には、径方向内向きの突部35が形成されている。この突部35は、コルゲイト管2の谷部に係り合い可能とされている。リテーナ34の外周には、止輪25の内周テーパ面30に接触可能なテーパ面36が形成されている。 【0011】さらにリテーナ34は、突部35を有した一端側から他端側に向かう軸心方向の切り込みが、周方向の複数の位置に形成されることで、図示の状態から突部35が拡径できるように構成されている。リテーナ34の一端側の外周には、横断面が矩形状の環状溝37が形成され、この環状溝37にはリテーナ34の突部35を図示の縮径状態に付勢するためのリングばね38がはめ込まれている。シール材18とリテーナ34との間には、ワッシャ39が介装されている。 【0012】このようなものにおいて、ワンタッチ継手10を構成する場合には、まず止輪25が装着されていない状態の筒状本体11の収容部17にシール材18をはめこんでおく。シール材18の内周には、シリコンオイルなどの滑剤40を塗布しておく。また、シール材18を収容部17にはめ込むときに、図2に示すように、シール材18を収容部17の奥端面21まで完全に押し込まずに、その端部を収容部17から軸心方向に突出させた状態で、規定の位置よりも筒状本体11の開口側に仮に軽く圧入させておく。そして環状溝37にリングばね38をはめ込んだ状態のリテーナ34を止輪25のテーパ面30の内周側に収容した状態で、この止輪25を筒状本体11にねじ込む。リテーナ34とシール材18との間にはワッシャ39を介装しておく。するとリテーナ34は、図2に示すように、突出したシール材18と止輪25のテーパ面30との間に挟み込まれ、このテーパ面30の作用によって芯出し状態で保持される。 【0013】ここまでの工程はワンタッチ継手10の製造工場において実施され、ワンタッチ継手10は図2に示す状態で出荷される。配管施工現場では、この状態のワンタッチ継手10に対し、図1に示すようにコルゲイト管2の谷部で切管されかつコルゲイト管2の先端の数山分につき被覆体3が取り除かれた状態のフレキシブルチューブ1を、止輪25の端部の開口から孔部28の中に挿入する。すると、コルゲイト管2は、その先端の山部がリテーナ34の突部35に当たって、シール材18が収容部41の奥端面45に当たるまで、このシール材18とワッシャ39とリテーナ34とを筒状本体11の奥側へ押し込む。 【0014】その状態からさらにフレキシブルチューブ1に挿入力を加えると、コルゲイト管2の先端の山部がリテーナ34の突部35を押し広げてこの突部35の位置を通過し、シール材18の内周に圧入されるとともに、その谷部が環状突部22の外周にはまり合って芯ずれが防止される。このとき、シール材18の内周に滑剤40が塗布されているため、コルゲイト管2の先端の山部の圧入は、軽い力で円滑に行うことができる。このようにシール材18の内周へコルゲイト管2を圧入することによって、ワンタッチ継手10へのフレキシブルチューブ1の接合作業が完了する。図1はこの接合完了状態を示し、このとき、リテーナ34の突部35はばね38により縮径されてコルゲイト管2の外周の谷部に係り合う。 【0015】フレキシブルチューブ1に継手10からの抜け出し力が作用した場合には、コルゲイト管2に突部35が係り合っているリテーナ34の外周テーパ面36が止輪25のテーパ面30に当たり、リテーナ34は止輪25から径方向内向きの反力を受ける。すると、リテーナ34の突部35が全周にわたってコルゲイト管2の一つの谷部の外周を押さえ付けることになって、これらリテーナ34とコルゲイト管2との係り合いが確実なものになり、これによって継手10からのフレキシブルチューブ1の抜け出しが防止されることになる。 【0016】なお、上記においてはシール材18の内周に滑剤40を塗布する場合について説明したが、これとともにコルゲイト管2の外周にも滑剤40を塗布したうえで接合作業を実施することもできる。あるいは、これに代えて、コルゲイト管2の外周のみに滑剤40を塗布した状態で接合作業を実施することもできる。 【0017】 【発明の効果】以上のように本発明によると、シール材の内周面と、コルゲイト管におけるこのシール材への挿入部の外周との少なくともいずれか一方に滑剤を塗布したうえで、ワンタッチ継手へのフレキシブルチューブの先端部の挿入を行うため、滑剤の作用によって、シール材の内部へコルゲイト管を圧入状態で挿入するときに必要となる力を大幅に低減することができる。
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| 【出願人】 |
【識別番号】000000284 【氏名又は名称】大阪瓦斯株式会社 【識別番号】000191397 【氏名又は名称】新和産業株式会社
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| 【出願日】 |
平成11年7月8日(1999.7.8) |
| 【代理人】 |
【識別番号】100068087 【弁理士】 【氏名又は名称】森本 義弘
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| 【公開番号】 |
特開2001−21084(P2001−21084A) |
| 【公開日】 |
平成13年1月26日(2001.1.26) |
| 【出願番号】 |
特願平11−193810 |
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